JPH06270794A - 車輪付きカプセル - Google Patents

車輪付きカプセル

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Publication number
JPH06270794A
JPH06270794A JP5058705A JP5870593A JPH06270794A JP H06270794 A JPH06270794 A JP H06270794A JP 5058705 A JP5058705 A JP 5058705A JP 5870593 A JP5870593 A JP 5870593A JP H06270794 A JPH06270794 A JP H06270794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
wheels
pipeline
section
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5058705A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Okamoto
政信 岡本
Sanai Kosugi
佐内 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP5058705A priority Critical patent/JPH06270794A/ja
Publication of JPH06270794A publication Critical patent/JPH06270794A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カプセルの回転走行を防止し、安定した走行
を実施する。 【構成】 車輪付きカプセル10は、円形断面の管路2
0内を走行する車輪付きカプセルにおいて、長手方向の
前後に荷重を受ける1対の車輪11をそれぞれ設け、各
車輪11の車輪面111が互いに交わってできる交線が
管路断面21内の位置Sにおいて管路断面中心0よりも
上方に配置されるように車輪11を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円形断面内を走行する
車輪付きカプセルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カプセル輸送システムでは、輸送物をカ
プセルと称する容器に積載し、閉断面の管路内を流体力
により輸送する。特に、車輪付きカプセルを用いて管路
内を気流に乗せて輸送する空気カプセル輸送システムは
すでに実用化されている。ところで、輸送用管路として
は円形断面のものを用いることが最も簡便であるが、そ
の場合、カプセルが走行中に管路断面内で回転する可能
性があるため、その対策を要する。
【0003】図5、6に従来の車輪付きカプセルの一例
を示す。従来のカプセル1は前後にそれぞれ3個以上の
車輪2を持ち、回転しても走行に支障が無いように工夫
されている。さらに、カプセル本体が回転することによ
り積載物が落下する可能性があり、それを防ぐために車
輪部をその中心軸3の回りに回転可能とし、車輪部が回
転してもカプセル本体は常に安定な姿勢を保つように工
夫してある。
【0004】従来のカプセルでは、多数の車輪を必要と
し、また、車輪を取り付けるための機構が複雑になり、
費用も高くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車輪付きカ
プセルが円形断面管路内を走行するさいに、回転を防止
し、安定した走行ができるように、車輪を取り付けるこ
とを課題にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車輪付きカプセ
ルは、円形断面の管路内を走行する車輪付きカプセルに
おいて、長手方向の前後に荷重を受ける1対の車輪をそ
れぞれ設け、各車輪の車輪面が互いに交わってできる交
線が管路断面内の位置において管路断面中心よりも上方
に配置されるように前記車輪を配設したことを特徴とす
る手段によって、上記課題を解決している。
【0007】
【作用】本発明の車輪付きカプセルにおいては、荷重を
受ける車輪数が前後それぞれ2個ずつと必要最小限に留
めることにより、装置として簡素化を図りコストを最小
限に抑えた。それと同時に、カプセルの回転に対しては
以下の方法で対処している。
【0008】まず、車輪面の交線の管路断面での位置
(交点)が管路中心より上方にあるため、管路断面内に
おいて、交点とカプセル重心との距離が大きくなる。一
般に、カプセルが安定状態からある方向に傾転すると重
力により元に戻そうとする回転モーメントが発生する。
交点の回りでのモーメントを考えれば、交点と重心との
距離が大きいほど、そのモーメントは大きくなり、より
安定である。さらに、交点が管路中心より上方にあるた
め、車輪面は管路壁面と垂直にならず一定の傾き角を持
つ。その結果として、カプセルには走行時にキャンバー
スラストが作用する。このキャンバースラストにより、
カプセルが安定状態から傾転すると元の状態に戻そうと
する付加的な回転モーメントが作用する。
【0009】
【実施例】図1−4を参照して、本発明の車輪付きカプ
セルの実施例について説明する。
【0010】まず、図1、2に示すように、本発明の車
輪付きカプセル10は、円形断面の管路20内を走行す
る。カプセル10において、長手方向の前後に荷重を受
ける1対の車輪11をそれぞれ設け、各車輪11の車輪
面111が互いに交わってできる交線が管路断面21内
の位置(交点)Sにおいて管路断面21の中心0よりも
上方に配置されるように車輪11を配設する。Gはカプ
セル10の重心である。
【0011】走行用管路20の径は1050mmであ
る。カプセル10は前後でそれぞれ2個のゴム車輪11
を有する。車輪11は、径455mmで幅200mmで
ある。車輪面111が交わる交線の管路断面上の点Sは
管路中心Oの上方104mmの位置にある。また、カプ
セル重心GはOの下方40mmの位置にある。点Sが点
Oの上方にあるため、その結果、車輪面111は管路壁
面の垂直方向に対して5°の傾き角αを持つ。
【0012】カプセル10の安定性について、図3を参
照して説明する。図3は、カプセル10が管路20内で
傾転した場合を示す。図(A)は、点Sが中心Oの上方
にある場合を、また、図(B)は、点Sが中心Oに一致
している場合をそれぞれ示す。なお、以下の議論はカプ
セル前部のみについて考えるが、後部についても同様で
ある。
【0013】点Sで回転モーメントを考えると、点Sが
点Gの上方にある限り図(A)、傾転方向と逆方向のモ
ーメントMが作用し安定状態に戻ろうとするが、図
(A)のカプセル10Aの方が図(B)のカプセル10
Bより大きなモーメントが発生する。実際には、この回
転モーメントに抵抗するように車輪11に対して車輪面
111と垂直な方向に外力Q1 、Q2 が作用する。この
外力Q1 、Q2 は、車輪のクリープ現象によりカプセル
の走行とともに消滅してしまう。また、車輪11の面内
方向の外力N1 、N2 は、点Sのモーメントに関しては
寄与しない。したがって、カプセル10Aの方がカプセ
ル10Bより安定であると言える。
【0014】次に、図4は、車輪11のキャンバースラ
ストを考慮した場合である。図(B)のカプセル10B
は車輪面111が管路壁面に対して垂直であるためキャ
ンバースラストは発生しない。それに対して、図(A)
のカプセル10AはキャンバースラストQC1、QC2が発
生し、その大きさは車輪面内の反力成分が大きいほど大
きくなる。その結果、傾転方向と逆方向の付加的なモー
メントM′が発生し、安定状態へ戻ろうとする作用が強
くなる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、カプセルを回転させず
に安定した走行を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輪付きカプセルの側面図である。
【図2】図1のII−II線からみた正面図である。
【図3】本発明のカプセルに作用するモーメントの説明
図である。
【図4】本発明のカプセルに作用するキャンバ・スラス
トの説明図である。
【図5】従来の車輪付きカプセルの側面図である。
【図6】図5のVI−VI線からみた正面図である。
【符号の説明】
10:車輪付きカプセル 11:車輪 20:管路 21:管路断面 111:車輪面 S:交線の管路断面内位
置 O:管路断面中心 G:重心

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面の管路内を走行する車輪付きカ
    プセルにおいて、長手方向の前後に荷重を受ける1対の
    車輪をそれぞれ設け、各車輪の車輪面が互いに交わって
    できる交線が管路断面内の位置において管路断面中心よ
    りも上方に配置されるように前記車輪を配設したことを
    特徴とする車輪付きカプセル。
JP5058705A 1993-03-18 1993-03-18 車輪付きカプセル Pending JPH06270794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058705A JPH06270794A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車輪付きカプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5058705A JPH06270794A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車輪付きカプセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270794A true JPH06270794A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13091928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5058705A Pending JPH06270794A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 車輪付きカプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270794A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011638A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ksk:Kk 管内自走装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011638A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Ksk:Kk 管内自走装置

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