JP2005181139A - 管内検査方法および管内検査装置 - Google Patents

管内検査方法および管内検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005181139A
JP2005181139A JP2003423299A JP2003423299A JP2005181139A JP 2005181139 A JP2005181139 A JP 2005181139A JP 2003423299 A JP2003423299 A JP 2003423299A JP 2003423299 A JP2003423299 A JP 2003423299A JP 2005181139 A JP2005181139 A JP 2005181139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
pipe
tire
tube
pipe inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003423299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4228907B2 (ja
Inventor
Osamu Araki
修 荒木
Nobuo Takasu
展夫 高須
Akira Hagiwara
明 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP2003423299A priority Critical patent/JP4228907B2/ja
Publication of JP2005181139A publication Critical patent/JP2005181139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4228907B2 publication Critical patent/JP4228907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】 比較的小径の管内に挿入自在であって、管の全周全面を高能率で検査することができる管内検査装置を得ることを目的とする。
【解決手段】 管2の欠陥の有無を検出する第1センサ10を搭載した第1センサ台車100と、第1センサ10が検出した欠陥の性状を測定する第2センサ20を搭載した第2センサ台車200とを有し、第1センサ10が超音波ビームを管2の板厚方向に対して斜めに伝播する斜角超音波センサであり、第2センサ20が超音波ビームを管2の板厚方向に伝播する垂直超音波センサである。また、第1センサ10が管2の管軸方向に略直線状に移動し、第2センサ20が管軸方向に螺旋状に移動する。さらに、第1センサ10が管2の半径方向に対して傾斜して配置され、超音波ビームを管2の円周方向に向けて伝播する。
【選択図】 図1

Description

本発明は管内検査装置に係り、特に、管内に挿入されて管の状況を検査する管内検査方法および管内検査装置に関するものである。
従来、複数の鋼管を連結してなる各種パイプライン等の鋼管構造物(以下、パイプラインと総称する)の管内検査は、鋼管同士を連結している溶接線を中心に溶接に伴う経年劣化状況、長年に渡る埋設による塗覆層の剥離や腐食の進行状況等を検査している。そして、パイプラインを長期間にわたって適正に運用かつ保全するためには、鋼管の全周全面を検査して、前記状況を正確に把握することが望ましい。
そのため、各種管内検査装置が提案されている。たとえば、パイプラインの内部に漏洩磁束検査手段を搭載したピグを挿入し、該ピグをガス圧または液圧を利用して移動させながら、鋼管の全周全面を検査する装置が知られている。しかしながら、ピグには、パイプラインが途中で分岐している場合、過去の補修工事で設置されたプラグが分岐管側に飛び出している場合、ピグを安定に移動させるだけの十分な圧力がかけられない場合等、移動途中で停止する(詰まるに同じ)可能性があるという問題があった。さらに、スペース的にランチャーやレシーバ等が設置できない場合があるという問題があった。
図10は従来の管内検査装置の構成を示す断面図である。管内検査装置900は、管内検査のためのカメラ903およびレーザヘッド931を具備し、これらが設置された回転軸904に、エアブラストのためのブラストを噴射するエアノズル921が取り付けられている。回転軸904は0゜〜360゜、望ましくは370゜程度まで回転し、その一方は平歯車907を介して回転モータ970に連結されている。
この回転モータ970は支承部906に固定され、各支承部906はそれぞれ複数個の支持輪905によって、管902の内壁910に支持されている。
さらに、制御線908によって各機器(回転モータ970、カメラ903)に制御信号が送られ、また、地上部のコンピュータ等にカメラ903の映像信号が送られる。
したがって、かかる管内検査装置はパイプラインに挿入され、所望の位置で支持輪905が管の内壁910に当接することによって支承部906が管902の中で支持される。そして、制御線908を介して地上からの信号を受信した回転モータ970は、該信号に基づいて回転し、平歯車に連結された回転軸904が370゜の範囲で回転しながら、回転軸904に取り付けられたカメラ903を通し、管の内壁910の状態を目視検査して管外に送信するものである。なお、カメラ903に代えて所望の検査デバイスを搭載すれば、管の内壁910について所望の検査が可能である(たとえば、特許文献1)。
特開平6−347407号公報(3〜4頁、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、カメラ903を管軸に垂直の面内で回転するものであるため、管902の内壁全面を映し出すためには、支承部906の管軸方向の移動(走行)開始と停止、およびカメラ903の回転(正転)、停止、および逆方向の回転(逆転)を、それぞれ交互に実施する必要があった。このため、それぞれの動作の連続性が無くなり、開始時の加速や停止時の減速に伴って作業能率(映像を映し出す能率)が低下するという問題、ならびに、かかる不連続な動作により各機器が故障しやすくなるという問題があった。さらに、カメラでは管の外面腐食を確認することはできない。
また、カメラ903に代えて内面に接触する形式の検査デバイスを搭載した場合には、支承部906を管軸方向に移動する際の摩擦抵抗を減らす目的で、該検査デバイスを内面から離す必要があるため、構造が複雑になるという問題、ならびに、検査能率が低下するという問題があった。一方、前記摩擦抵抗に打ち勝って検査デバイスを移動しようとすると、支持輪905の駆動モータが大容量になって当該機構が大型化して重量が増すという問題、および該検査デバイスの摩耗や損傷のおそれが増大するという問題があった。
さらに、検査デバイスとして超音波センサを搭載した場合、管の全周全面を検査しようとすると、検査に長時間を要するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、比較的小径の管内に挿入自在であって、管の全周全面を高能率で検査することができる管内検査方法および管内検査装置を得ることを目的とする。
本発明に係る管内検査方法は、以下のとおりである。
(1)管内を移動する前方のセンサ台車に搭載した前方センサで欠陥の存在を検知し、該前方センサで検知された欠陥の個所に、該管内を移動する後方のセンサ台車が差し掛かった時点で、移動を継続しながら連続的に、後方のセンサ台車に搭載した後方センサを機能させることにより、該欠陥を精緻に検査することを特徴とする。
(2)前記前方のセンサ台車と後方のセンサ台車とが連結され、前記後方センサを機能させる際、減速して低速で移動し、前記後方センサを機能させない間、高速で移動することを特徴とする。
また、本発明に係る管内検査装置は、以下のとおりである。
(3)管内を自走または牽引して使用する管内検査装置であって、
欠陥の存在を検知する第1センサ台車と、検知された欠陥を精緻に検査することができる第2センサ台車を編成中に連結し、前記検知および検査を連続的に行うことができることを特徴とする。
(4)前記第1センサが超音波ビームを前記管の板厚方向に対して斜めに伝播する斜角超音波センサであることを特徴とする。
(5)前記第2センサが超音波ビームを前記管の板厚方向に伝播する垂直超音波センサであることを特徴とする。
(6)前記第1センサが前記管の管軸方向に略直線状に移動し、前記第2センサが前記管軸方向に螺旋状に移動することを特徴とする。
(7)前記第1センサが、超音波振動子と、前記管に当接して管軸方向に回転する第1タイヤと、一方の端面が前記超音波振動子に当接して他方の端面が前記第1タイヤの内周に摺動する振動子前面材とを有し、
該振動子前面材の一方の端面が、前記管の半径方向に対して傾斜していることを特徴とする。
(8)前記第1センサ台車が、前記第1センサが設置された第1固定軸と、該第1固定軸の軸心を前記管軸に略一致させる第1ガイド手段とを有することを特徴とする。
(9)前記第1センサ台車において、前記第1タイヤが第1タイヤホルダに回転自在に保持され、該第1タイヤホルダが前記第1固定軸に旋回自在に設置され、前記第1タイヤの回転中心が前記第1タイヤホルダの旋回中心から前記管軸方向で偏位していることを特徴とする。
(10)前記第1ガイド手段が、ガイドローラと、一端が該ガイドローラに回転自在に設置されて他端が前記固定軸に傾動自在に設置された支承アームと、前記固定軸に摺動自在に配置された移動外筒と、一端が前記支承アームの略中央部に回動自在に設置されて他端が前記移動外筒に傾動自在に設置された開閉アームとによって構成された略人字状のリンク機構を有し、
前記移動外筒の移動による前記開閉アームの傾動に伴って、前記支承アームが傾動して前記ガイドローラが前記固定軸に対して半径方向に進退することを特徴とする。
よって、本発明においては、高速で移動する第1センサ台車に搭載された第1センサが管に欠陥が有ることを検知し、該検知結果に基づいて、減速して低速で移動しながら第2センサ台車に搭載された第2センサが欠陥の性状を検査するから、管内の検査に要するトータル時間が短縮する。また、第2センサが螺旋状に移動するから、管壁の全周を円滑に検査することができる。さらに、いずれのセンサ台車もガイド手段を具備するから、検査精度が向上する。
(管内検査装置)
図1は、本発明の実施形態に係る管内検査装置の構成を示す側面図である。図1において、管内検査装置1は、牽引台車300と、第1センサ台車100と、第2センサ台車200と、補助台車400とが、相互に屈曲自在に連結されたものである。
第1センサ台車100には管2に欠陥が有るか否を検知する第1センサ10が搭載され、第2センサ台車200には、第1センサが検知した欠陥の性状を検査する第2センサ20が搭載されている。牽引台車300には、前方監視カメラ30、走行車輪310を回転駆動する駆動手段や、第1センサ10の欠陥検知信号を受信して管内検査装置1の走行速度を制御する制御手段(図示しない)が搭載されている。また、補助台車400には探傷器(図示しない)が搭載されている。なお、第1センサ10および第2センサ20は、タイヤ型超音波センサであって、別途詳細に説明する。
(第1センサ台車)
図2は図1に示す第1センサ台車の構成を示すものであって、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。図2において、第1センサ台車100は、第1センサ(これについては別途説明する)と、第1センサを支持する第1センサ支持機構110と、第1センサ支持機構110が設置された第1固定軸120と、第1固定軸120の前後に設置された一対の第1ガイド手段130a、130bとを有している。
(第1センサ支持機構)
第1センサ10は第1センサ支持機構110に設置されている。第1センサ支持機構110は、第1センサ10の第1中心軸11を支持する断面略U字状の第1タイヤホルダ111と、第1タイヤホルダ111を第1固定軸120の半径方向(管2の半径方向に同じ)を中心にして旋回自在に支持する断面略U字状の第1ホルダ基板112と、第1ホルダ基板112の上端部の外側に突出した第1ホルダフランジ113と、一端が第1ホルダフランジ113に設置されて他端が第1固定軸120に設置された第1エアシリンダ114とを有している。
したがって、第1エアシリンダ114のシリンダロッド115は第1固定軸120の半径方向(管2の半径方向に同じ)に進退自在であるから、第1エアシリンダ114に供給する空気圧を調整することによって、第1センサ10を内面2aに押し当てる圧力を調整することができる。また、第1エアシリンダ114を後退させれば、第1センサ10を内面2aから離隔することができる。
また、第1中心軸11の中心と第1タイヤホルダ111の旋回中心(図2にUにて示す)とを軸方向に偏位して(ずらして)おけば、第1センサ台車100がローリングした場合でも、キャスタ効果によって、第1センサ10は内面2aに倣って容易に移動することになる。
なお、図中、第1センサ支持機構110を管軸回りに6台均等配置しているが、その台数はこれに限定するものではない。また、第1ホルダ基板112を廃止して、第1タイヤホルダ111を第1エアシリンダ114のシリンダロッド115に直接設置してもよい。さらに、第1エアシリンダ114に代えて、油圧シリンダ、電動シリンダ、あるいは、スプリングを用いたショックアブソーバを用いてもよい。
(第1ガイド手段)
第1ガイド手段130a、130bは同じものであるため、以下添え字「a」「b」
を省略して説明する。なお、図中、第1ガイド手段130aの一部を断面にしている。
第1ガイド手段130は、第1ガイドローラ131と、第1ガイドローラ131を進退自在に支持する第1リンク機構140とを有している。
第1固定軸120には第1固定内筒121が設置され、第1固定内筒121の外周には摺動自在に第1移動外筒141が配置されている。第1移動外筒141には内部に圧縮空気を封入自在な第1空洞142(第1固定軸120の軸心と平行な筒状)が形成され、第1空洞142の内壁に気密的に摺動して第1空洞142を2室に分割する第1仕切フランジ143が第1固定内筒121に設置されている。
そして、図示しない圧縮空気供給手段(圧縮ポンプ、レギュレータ、切替バルブ等を有する)によって所定の圧力に設定された圧縮空気を、第1空洞142の一方の部屋に供給して、他方の部屋から圧縮空気を排出すれば、第1移動外筒141は他方の部屋側に移動することになる。また、これと反対に、圧縮空気を前記他方の部屋に供給して一方の部屋から排出すれば、第1移動外筒141は前記一方の部屋側に移動することになる。
第1リンク機構140は、第1固定軸120の端部に設置された第1固定フランジ122と、第1固定フランジ122に一端P(以下、固定支点Pと称す)が回動自在に軸支された第1支承アーム144と、一端Qが第1支承アーム144の中間部に回動自在に軸支された第1開閉アーム145とによって構成された略人字状である。そして、第1支承アーム144の他端Rには第1ガイドローラ131が回転自在に設置され、第1開閉アーム145の他端S(以下、移動支点Sと称す)は第1移動外筒141に回動自在に軸支されている。
したがって、第1空洞142の一方の部屋に圧縮空気が供給されて第1移動外筒141が移動し、固定支点Pと移動支点Sの距離が近づいたとき、第1支承アーム144と第1開閉アーム145とが交差する角度が小さくなって第1支承アーム144は起立するから、第1ガイドローラ131は第1固定軸120の軸心から放射方向の外側に張り出されることになる。反対に、第1空洞142の他方の部屋に圧縮空気を供給して第1移動外筒141が反対方向に移動して、固定支点Pと移動支点Sの距離が遠ざかったとき、第1支承アーム144と第1開閉アーム145とが交差する角度が大きくなって第1支承アーム144が倒伏するから、第1ガイドローラ131は固定軸12の軸心から放射方向の内側に引き戻されることになる。すなわち、傘の開閉機構に準じた機構である。
図2において、4台の同一第1リンク機構140が円周状に均等配置されているため、それぞれが同一の動作をするから、4台の第1ガイドローラ131は第1固定軸120の軸心を中心にした同心円上に位置することになる。そして、圧縮空気が所定の圧力に設定されているから、第1ガイドローラ131は管2の内壁に当接するまで張り出して所定の力で該内壁に押し当てられることになる。
よって、第1固定軸120の前方および後方にはそれぞれ第1ガイド手段130a、130bが設置されているから、第1固定軸120の中心は管2の管軸に一致して平行、すなわち、芯出し(センタリング)されることになる。なお、第1リンク機構140の設置数は4台に限定するものではなく、3台以上であればよい。
(第1センサの実施例1)
図3および図4は、図1に示す第1センサの実施例1を模式的に説明するものであって、図3の(a)は構成を示す断面図、図3の(b)は超音波ビームの伝播を示す断面図、図3の(c)は超音波ビームの伝播を示す側面図、図4の(a)は第1センサの配置例を示す正面図、図4の(b)はデータ収集範囲を示す断面図である。なお、以下の説明を容易にするため、管の円周方向の断面(実際は円弧)を矩形(直線)で表示している。
図3の(a)において、第1センサ10はタイヤ型超音波センサであって、第1タイヤ型超音波センサ10aは、第1中心軸11aと、第1中心軸11aに回転自在に設置された第1タイヤ13aと、第1中心軸11aに設置された第1超音波振動子15aと第1中心軸11aに設置された第1振動子前面材17aとを有している。第1振動子前面材17aの第1中心軸11aに近い端面16aが第1超音波振動子15aに当接し且つ他方の端面18aが第1タイヤ13aの内周12aに摺動している。なお、第1タイヤ13aおよび第1振動子前面材17aは、通過する超音波の減衰がきわめて小さいブタジェンゴムからなり、シリコンオイルの如き超音波伝達物質の皮膜を介して相互に密着するように付勢されている。
したがって、第1タイヤ型超音波センサ10aの第1タイヤ13aを管2の内面2aに押し付けて移動すると、第1タイヤ13aは回転するから、該移動が円滑であって、当接部の局部摩耗を防止することができる。そして、回転しない第1超音波振動子15aから超音波ビームを発射すると、この超音波ビームは回転しない第1振動子前面材17a、超音波伝達物質の皮膜および回転する第1タイヤ13aを通って管2の板厚内を斜め方向に伝播し、さらに、その反射波は第1タイヤ13a、超音波伝達物質の皮膜および第1振動子前面材17aを通って第1超音波振動子15aによって受信されるから、これによって管の欠陥、特に、「割れ(垂直探傷では検知できない)」が検知される。
また、第1タイヤ13aの外周14aは断面円弧状に形成されているから、第1中心軸11aから最も離れた位置A(以下、当接点と称す)において管2に当接することになる。
そして、第1振動子前面材17aの端面16aは第1中心軸11aの軸方向に対して傾斜し、且つ第1超音波振動子15aは当接点Aに向けて超音波ビームを発するから、当接点Aにおいて超音波ビームは屈折して(屈折角θでもって)管厚に対して斜め方向、すなわち、第1中心軸11aの軸方向(図中下方、管2の円周方向に同じ)に向かって伝播することになる。
図3の(b)において、超音波ビームは管2の内面2aおよび外面2bで反射しながら管2の円周方向(図中下方)に向かってジグザグに進行し、該進行に伴って進行方向(円周方向に同じ)の幅が拡がっている。このため、所定の距離だけ進行すると、ジグザグに進行する超音波ビームは、管2の進行方向で内面2aおよび外面2bに隙間なく照射されることになる。
したがって、超音波ビームが管2の円周方向で内面2aおよび外面2bに隙間なく照射されるようになるだけの距離、当接点Aから離れた範囲を「データ収集範囲」としている(図4の(b)参照)。
図3の(c)において、超音波ビームは、前記のように管2の円周方向(図中下方)に向かってジグザグに進行すると同時に、管軸方向(図中、左右方向)にも幅が拡がっていく。
図4の(a)において、第1タイヤ型超音波センサ10aが円周方向に6台配置されている(それぞれの当接点をA1、A2・・・A6とする)。
図4の(b)において、隣接する当接点から発した超音波ビームによるそれぞれのデータ収集範囲の一部が、重なっている。すなわち、前記のように、円周方向に進行する超音波ビームは円周方向にその幅が拡大するから、当接点A1から発した超音波ビームによるデータ収集範囲31と、当接点A2から発した超音波ビームによるデータ収集範囲32とが重なっている。
このため、該6台の第1タイヤ型超音波センサ10aによって、管2の全円周に、もれなく超音波ビームが照射されることになる。すなわち、該6台の第1タイヤ型超音波センサ10aを搭載した第1センサ台車100を管軸方向に移動すれば、管2の内面のいずれの位置であっても、欠陥や局部減肉があれば、該欠陥や局部減肉において超音波ビームが反射され照射され第1タイヤ型超音波センサ10aによって検知されることになる。特に、垂直探傷では検知することができない「割れ」を検知することが可能になる。
(第1センサの実施例2)
図5および図6は、図1に示す第1センサの実施例2を模式的に説明するものであって、図5の(a)は構成を示す断面図、図5の(b)は超音波ビームの伝播を示す断面図、図5の(c)はデータ収集範囲を示す断面図、図6の(a)は第1センサの配置例を示す正面図、図6の(b)は超音波ビームの伝播を示す側面図である。
図5の(a)において、第1センサ10はタイヤ型超音波センサであって、第1タイヤ型超音波センサ10bは、第1中心軸11bと、第1中心軸11bに回転自在に設置された第1タイヤ13bと、第1中心軸11bに設置された第1超音波振動子15bと第1中心軸11bに設置された第1振動子前面材17bとを有している。第1振動子前面材17bの第1中心軸11bに近い端面16bが第1超音波振動子15bに当接し且つ他方の端面18bが第1タイヤ13bの内周12bに摺動する。
また、第1タイヤ13bの外周13bは断面円弧状に形成されているから、第1中心軸11bから最も離れた位置B(以下、当接点と称す)において管2に当接することになる。
そして、第1振動子前面材17bの端面16bは、第1中心軸11bの中心と当接点Bとを結ぶ線に対して傾斜している。すなわち、端面16bは管2の半径方向(内面2aの垂線に同じ)に対して傾斜している。したがって、第1超音波振動子15bは当接点Bに向けて超音波ビームを発するから、当接点Bにおいて超音波ビームは屈折して(屈折角θでもって)管厚に対して斜め方向、すなわち、管2の管軸方向に向かって伝播することになる。
図5の(b)において、超音波ビームは管の内面2aおよび外面2bで反射しながら管2の管軸方向(図中左方向)に向かってジグザグに進行し、該進行に伴って管軸方向の幅が拡がっている。このため、所定の距離だけ進行した後は、超音波ビームが1回の反射によって進行する距離よりも、拡大した超音波ビームの幅の方が大きくなるから、ジグザグに進行する超音波ビームは、管2の管軸方向で内面2aおよび外面2bに隙間なく照射されることになる。したがって、超音波ビームが管2の管軸方向で内面2aおよび外面2bに隙間なく照射されるようになるだけの距離、当接点Bから離れた範囲を「管軸方向データ収集範囲50」としている(図5の(c)参照)。
図6の(a)において、第1タイヤ型超音波センサ10bが円周方向に6台配置されている(それぞれの当接点をB1、B2・・・B6とする)。
図6の(b)において、隣接する当接点から発した超音波ビームによるそれぞれの「円周方向データ収集範囲」の一部が、重なっている。すなわち、進行する超音波ビームは管軸方向にその幅が拡大すると同時に、円周方向にも拡大していく。このため、当接点B1から発した超音波ビームによる円周方向データ収集範囲41と、当接点B6から発した超音波ビームによる円周方向データ収集範囲46とが重なるようにしている。
このとき、円周方向データ収集範囲41、46は管軸方向データ収集範囲50内にあるため、該6台の第1タイヤ型超音波センサ10bによって、管2の全円周にもれなく超音波ビームを照射することができる。すなわち、該該6台の第1タイヤ型超音波センサ10bを搭載した第1センサ台車100を管軸方向に移動すれば、管2の内面のいずれの位置であっても、欠陥や局部減肉があれば、該欠陥や局部減肉において超音波ビームが反射され照射され第1タイヤ型超音波センサ10aによって検知されることになる。特に、垂直探傷では検知することができない「割れ」を検知することが可能になる。
さらに、第1センサ10bに設置される第1振動子前面材17bの端面16bは、第1中心軸11bの中心と当接点Bとを結ぶ線に対して、管軸方向に傾斜させ、同時に、第1中心軸11bの軸方向に対して傾斜させてもよい。このとき、当該第1センサから出射された超音波ビームは、管2の管軸方向および円周方向の何れに対しても傾斜した方向に向かって伝播することになる。
(第2センサ台車)
図7は図1に示す第2センサ台車の構成を示すものであって、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。図2において、第2センサ台車200は、第2センサ(これについては別途説明する)と、第2センサが支持された第2センサ支持機構210と、第2センサ支持機構210が設置された転動シリンダ260と、転動シリンダ260を転動する転動機構250と、転動シリンダ260を転動自在に支持する第2固定軸220と、第2固定軸220の前後に設置された一対の第2ガイド手段230a、230bとを有している。なお、第1センサ台車と同じ部分には下二桁にこれと同じ符号を付し、名称に付した「第1」を「第2」に読み替え、一部の説明を省略する。
(第2センサ支持機構)
第2センサ支持機構210は第1センサ支持機構110に同じ構造であって、第2センサ20を、常時または所定のタイミングで管2の内面2aに押し当てるものである。たとえば、第1センサ10が、管2に欠陥が存在していることを検知した場合に限り、制御装置の指令に基づいて、第2エアシリンダ214が進出して第2センサ20を管2の内面2aに押し当て、一方、欠陥の検知された範囲を通過した後は、再度、第2エアシリンダ214が後退して第2センサ20を管2の内面2aから引き離すものである。また、キャスタ機能を具備している。
(転動シリンダ)
転動シリンダ260は第2固定軸220に転動自在に支持され、その外周に第2センサ支持機構210の第2エアシリンダ214が設置されている。また、転動シリンダ260と第2固定軸220との間には図示しないスリップリングが配置され、第2センサ20が発した検査信号が第2固定軸220側に伝達されている。また、第2エアシリンダ214に供給される圧縮空気は、第2固定軸220に設けられている空気払い室と、該空気払い室に気密的に連結する空気受け室(転動シリンダ260の内周に設けられている)とを経由して供給されている(図示しない)。
(転動機構)
転動機構250は、転動モータ251と、転動モータ251との回転軸に固定された駆動歯車252と、転動シリンダ260に固定された従動歯車262(駆動歯車252に噛み合っている)とを有している。そして、転動モータ251は第2固定軸220または第2固定軸220の端部に設置された第2固定フランジ222に設置され、管内検査装置1の走行速度に対応した所定の回転速度で回転制御されている。
したがって、第2センサ20は管内検査装置1の走行に伴って管2内を螺旋状に移動することになる。このとき、第2センサ20はキャスタ機能を具備する第2センサ支持機構210に支持されているから、第2タイヤ23の進行方向に容易に追従して円滑な回転をする。なお、第2ホルダ基板212を撤去して、第2センサ20を第2シリンダロッド215に設置してもよい。
(第2センサの実施例)
図8は図1に示す第2センサの実施例を説明するものであって、(a)は構成を示す正面視の断面図、(b)は構成を示す側面視の断面図である。
図8において、第2センサ20はタイヤ型超音波センサであって、第2タイヤ型超音波センサ20は、第2中心軸21と、第2中心軸21に回転自在に設置された第2タイヤ23と、第2中心軸21に設置された第2超音波振動子25と第2中心軸21に設置された第2振動子前面材27とを有している。第2振動子前面材27の第2中心軸21に近い端面26が第2超音波振動子25に当接し且つ他方の端面28が第2タイヤ23の内周22に摺動する。
また、第2タイヤ23の外周24は断面円弧状に形成されているから、第2中心軸21から最も離れた位置C(以下、当接点と称す)において管2に当接することになる。
そして、第2振動子前面材27の端面26は第2中心軸21の軸心と当接点Cを結ぶ線に垂直である(第2中心軸21の軸方向および管2の管軸方向に平行)。したがって、第2超音波振動子25は当接点Cに向けて超音波ビームを発するから、当接点Cにおいて超音波ビームは垂直に管2に伝播され、管2の管厚方向、すなわち、管2の管厚方向に伝播することになる。なお、第2タイヤ23は当接時に弾性変形するから、実際の当接部は第2中心軸21の軸方向および円周方向に所定の幅を有している。
そして、管2の内面2aから入射した超音波ビームは外面2bにおいて反射され、第2タイヤ型超音波センサ20に入射するものである。したがって、第2タイヤ型超音波センサ20の第2タイヤ23を管2の内面2aに押し付けて移動すると、第2タイヤ23は回転するから、該移動が円滑であって、当接部の局部摩耗を防止することができる。
なお、回転しない第2超音波振動子25から垂直方向に超音波ビームを発射すると、この超音波ビームは回転しない第2振動子前面材27、超音波伝達物質の皮膜および回転する第2タイヤ23を通って管の板厚内を伝播し、さらに、その反射波は第2タイヤ23、超音波伝達物質の皮膜および第2振動子前面材27を通って第2超音波振動子25によって受信されるから、これによって管の欠陥や板厚が検知される。
(第2センサの走査範囲)
図9は、本発明の実施の形態に係る管内検査装置における第2センサの走査範囲を説明する部分展開図である。
まず、第2タイヤ型超音波センサ20が管2の内面2aを管軸方向に滑らないための条件を示す。
図9において、転動シリンダ260に円周方向で均等配置された第2タイヤ型超音波センサ20の数量がN基で、転動シリンダ260の第2固定軸220周りの転動角速度がω(rad/秒)で、管内検査装置1の管軸の方向の走行速度がv(m/秒)のとき、第2タイヤ型超音波センサ20の移動方向は管軸に対して
tanα=R・ω/v
なる螺旋角度αだけ傾斜する。したがって、第2タイヤ型超音波センサ20の第2タイヤ23の方向を管軸に対して螺旋角度αだけ傾斜して配置しておけば、第2タイヤ23が管2の内面を軸方向に滑ることがない(このとき、第2タイヤ23の第2中心軸21の軸心は管2の管軸に対して(π/2−α)だけ傾斜している)。
つぎに、第2タイヤ型超音波センサ20が内面2aの全域を走査(カバー)するための条件を示す。第2タイヤ型超音波センサ20の検査視野は略線状であって、第2中心軸21の軸心に平行で、長さがL(m)と仮定する。第2タイヤ型超音波センサ20のそれぞれについて検査視野をC1、C2、C3等で示し、進行方向手前側(図中、右側)を位置D1、D2、D3等、進行方向側(図中、左側)を位置E1、E2、E3等で示す。
第2タイヤ型超音波センサ20が2・π/N回転して、たとえば、検査視野C1、C2、C3等がそれぞれ新たな検査視野CC1(位置DD1とBB1を結ぶ範囲)、CC2(位置DD2とBB2を結ぶ範囲)、CC3(位置DD3とBB3を結ぶ範囲、図示しない)等に移動したとき、検査視野C1は位置D1、E1、EE1、DD1により形成される範囲を走査したことになる。同様に検査視野C2、C3等はそれぞれ、位置D2、E2、EE2、DD2により形成される範囲、位置D3、E3、EE3、DD3により形成される範囲等を走査したことになる。
このとき、これらの走査範囲の一部がそれぞれ接するか重なる(図中、斜線に示す)ためには、上記式より、
v≦L・v・N/(2・π・R・cosα)
であるから、転動角速度ωおよび走行速度vが与えられた場合には、
L≧2・π・R/cosα
なる大きさ以上の検査視野を有する必要がある。
なお、図9では、第2タイヤ型超音波センサ20が2・π/Nだけ回転した場合について、前記重なり範囲を斜線で示しているため該斜線範囲が矩形になっている。しかしながら、第2タイヤ型超音波センサ20は連続して多数回に渡って転動するものであるから、該重なり範囲(斜線範囲)は帯状に延長され、管2の内面2aにおいては多状の螺旋を呈するものである。
(牽引台車)
牽引台車300(図1参照)は図示しないエアシリンダによって走行タイヤ310を管2の内面2aに押し付け、図示しない駆動モータによって走行タイヤ310を回転駆動することにより自走するものである。なお。駆動モータ用の電力は地上部からケーブル500を経由して供給される。
また、管2の内面2aを監視するための監視カメラ30が搭載され、走行前方を監視している。したがって、走行前方に曲がり管部(ベンド)があることが発見された場合には、第1エアシリンダ114や第2エアシリンダ214を後退させ、第1タイヤ型超音波センサ10、20を退避(縮径)することにより通過を容易にすることができる。また、管2の内部にプラグや枝管の付け根が突出しているものが発見された場合も、同様にこれを回避する。
さらに、第1センサ10が欠陥を検知した場合に、該欠陥の検知信号を受信して、該欠陥の検知された範囲において走行速度を減速し、かつ、第2センサ台車200に欠陥の性状を検査するための所定の信号を発する制御装置を、牽引台車300に搭載してもよい。
(補助台車)
補助台車400(図1参照)は第2センサ台車200に連結され、第1センサ台車100を介して牽引台車300によって牽引されるものであって、第1センサ10(斜角探傷)および第2センサ20(垂直探傷)からの信号が入力される探傷器(アンプ)が搭載されている。
なお、該探傷器は、第1センサ10または第2センサ20のそれぞれに連結された別個のものであっても、または、両者に共通のものであって、適宜(低速移動の間)切り換え自在なものであってもよい。
(管内検査方法)
以上より、管内検査装置1は、第1センサ台車100に設置された第1センサ10を内面2aに押し当てて斜角探傷をするから、データ収集範囲が広いため、最少の設置台数でもって内面2aの全周をカバーすることができ、しかも高速で走行しながら欠陥(特に割れ)や局部減肉の有無を検査することが可能になる。
そして、第1センサ10が管2に欠陥が存在していることを検知したとき、当該欠陥が存在する範囲で、管内検査装置1は低速で移動し、螺旋状に移動する第2センサ20を内面2aに押し当てて垂直探傷をするから、欠陥の性状(局部的な肉厚の減少等を含む)が検査されることになる。さらに、当該欠陥が存在する範囲を通過した後は、再度、管内検査装置1は高速で移動しながら欠陥の有無を検査する。
よって、欠陥の性状検査のためにだけ、管内検査装置1を低速で移動し、欠陥の有無を検知するためには、管内検査装置1を高速で移動することができるから、管内検査の能率が向上する。
なお、管内検査装置1は、第1センサ台車100および第2センサ台車200が牽引台車300に牽引されるものであるが、第1センサ台車100にガイドローラ駆動手段を設置して、第1ガイドローラ131を回転駆動して自走自在すれば、牽引台車300を撤去することができる。また、第1センサ台車100の第1ガイドローラ131および第2センサ台車200のガイドローラ231の両方を回転駆動してもよい。
また、補助台車400に搭載した各種機器を、第1センサ台車100または第2センサ台車200の一方または両方に移設して、補助台車400を廃止してもよい。
さらに、第2センサ台車200の転動シリンダ260に第1センサ支持機構110と第2センサ支持機構210とを設置して第1センサ台車100を撤去してもよい。このとき、まず、第1センサ10を管2の内面2aに当接して転動シリンダ260を転動することなく高速で走行し、第1センサ10が欠陥を検知した場合、第2センサ20を管2の内面2aに所定の第2螺旋角α2でもって当接して転動シリンダ260を所定の角速度で転動しながら低速で走行することになる。そして、第1センサ10の欠陥検知範囲を通過した後は、再度、高速で走行することになる。
さらに、第1センサは1個の振動子前面材17を、第2センサは1個の振動子前面材27を有しているが、第1センサが振動子前面材17と振動子前面材27を、または、第2センサが振動子前面材17と振動子前面材27を有してもよい。
以上のように本発明によれば、気体や液体等各種流体を輸送するパイプラインや、管をを有する各種構造物において、管内面の検査に広く利用することができる。
本発明の実施形態に係る管内検査装置の構成を示す側面図である。 第1センサ台車の構成を示す縦断面図と正面図である。 本発明の実施の形態1に係る管内検査装置の構成を示す正面図である。 第1センサの実施例1の構成を説明する断面図と超音波ビームの伝播を示す断面図である。 第1センサの実施例1の配置例を示す正面図とデータ収集範囲を示す断面図である。 第1センサの実施例2の構成を説明する断面図と超音波ビームの伝播を示す断面図である。 第1センサの実施例2の配置例を示す正面図と超音波ビームの伝播を示す側面図である。 第2センサ台車の構成を示す縦断面図と正面図である。 第2センサの実施例の構成を示す断面図である。 第2センサの走査範囲を説明する部分展開図である。 従来の管内検査装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1:管内検査装置、2:管、10: センサ、10a:第1タイヤ型超音波センサ、10b:第1タイヤ型超音波センサ、 11:第1中心軸、11a:第1中心軸、11b:第1中心軸、12:第1固定軸、13a:第1タイヤ、13b:第1タイヤ、15a:第1タイヤ型超音波振動子、15b:第1タイヤ型超超音波振動子、17a:第1振動子前面材、17b:第1振動子前面材、20:第2センサ、21:第2シリンダロッド、21:第2中心軸、23:第2タイヤ25:第2超音波振動子、27:第2振動子前面材、30:前方監視カメラ、100:センサ台車、110:第1センサ支持機構、111:第1タイヤホルダ、112:第1ホルダ基板、113:第1ホルダフランジ、114:第1エアシリンダ、115:第1シリンダロッド、120:第1固定軸、121:第1固定内筒、122:第1固定フランジ、130:第1ガイド手段、130a:第1ガイド手段、131:第1ガイドローラ、140:第1リンク機構、141:第1移動外筒、142:第1空洞、143:第1仕切フランジ、143:第1移動外筒、144:第1支承アーム、145:第1開閉アーム、200:第2センサ台車、210:第2センサ支持機構、212:第2ホルダ基板、214:第2エアシリンダ、220:第2固定軸、222:第2固定フランジ、230a:第2ガイド手段、230b:第2ガイド手段、231:第2ガイドローラ、240:第2リンク機構、250:転動機構、251:転動モータ、252:駆動歯車、260:転動シリンダ、262:従動歯車、300:牽引台車、310:走行タイヤ、400:補助台車、500:ケーブル。

Claims (10)

  1. 管内を移動する前方のセンサ台車に搭載した前方センサで欠陥の存在を検知し、該前方センサで検知された欠陥の個所に、該管内を移動する後方のセンサ台車が差し掛かった時点で、移動を継続しながら連続的に、後方のセンサ台車に搭載した後方センサを機能させることにより、該欠陥を精緻に検査することを特徴とする管内検査方法。
  2. 前記前方のセンサ台車と後方のセンサ台車とが連結され、前記後方センサを機能させる際、減速して低速で移動し、前記後方センサを機能させない間、高速で移動することを特徴とする請求項1記載の管内検査方法。
  3. 管内を自走または牽引して使用する管内検査装置であって、
    欠陥の存在を検知する第1センサ台車と、検知された欠陥を精緻に検査することができる第2センサ台車を編成中に連結し、前記検知および検査を連続的に行うことができることを特徴とする管内検査装置。
  4. 前記第1センサが超音波ビームを前記管の板厚方向に対して斜めに伝播する斜角超音波センサであることを特徴とする請求項3記載の管内検査装置。
  5. 前記第2センサが超音波ビームを前記管の板厚方向に伝播する垂直超音波センサであることを特徴とする請求項3または4記載の管内検査装置。
  6. 前記第1センサが前記管の管軸方向に略直線状に移動し、前記第2センサが前記管軸方向に螺旋状に移動することを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の管内検査装置。
  7. 前記第1センサが、超音波振動子と、前記管に当接して管軸方向に回転する第1タイヤと、一方の端面が前記超音波振動子に当接して他方の端面が前記第1タイヤの内周に摺動する振動子前面材とを有し、
    該振動子前面材の一方の端面が、前記管の半径方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項3乃至6の何れかに記載の管内検査装置。
  8. 前記第1センサ台車が、前記第1センサが設置された第1固定軸と、該第1固定軸の軸心を前記管軸に略一致させる第1ガイド手段とを有することを特徴とする請求項3乃至7の何れかに記載の管内検査装置。
  9. 前記第1センサ台車において、前記第1タイヤが第1タイヤホルダに回転自在に保持され、該第1タイヤホルダが前記第1固定軸に旋回自在に設置され、前記第1タイヤの回転中心が前記第1タイヤホルダの旋回中心から前記管軸方向で偏位していることを特徴とする請求項8記載の管内検査装置。
  10. 前記第1ガイド手段が、ガイドローラと、一端が該ガイドローラに回転自在に設置されて他端が前記固定軸に傾動自在に設置された支承アームと、前記固定軸に摺動自在に配置された移動外筒と、一端が前記支承アームの略中央部に回動自在に設置されて他端が前記移動外筒に傾動自在に設置された開閉アームとによって構成された略人字状のリンク機構を有し、
    前記移動外筒の移動による前記開閉アームの傾動に伴って、前記支承アームが傾動して前記ガイドローラが前記固定軸に対して半径方向に進退することを特徴とする請求項8または9記載の管内検査装置。
JP2003423299A 2003-12-19 2003-12-19 管内検査方法 Expired - Fee Related JP4228907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423299A JP4228907B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 管内検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003423299A JP4228907B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 管内検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005181139A true JP2005181139A (ja) 2005-07-07
JP4228907B2 JP4228907B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=34783882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003423299A Expired - Fee Related JP4228907B2 (ja) 2003-12-19 2003-12-19 管内検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4228907B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046611A1 (ja) 2010-10-04 2012-04-12 三菱重工業株式会社 伝熱管内面又は蒸発管内面の減肉状態監視装置
JP2015089805A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 積水化学工業株式会社 管内走行装置
CN104931285A (zh) * 2015-06-02 2015-09-23 中国海洋石油总公司 一种自由站立式立管原理样机试验装置
EP2916069A4 (en) * 2013-07-02 2016-02-17 Mitsubishi Materials Corp METHOD FOR MEASURING THE THICKNESS OF A BOILER WATER TUBE
JP2017167080A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 Jxtgエネルギー株式会社 溶接部検査装置及び溶接部自動検査装置
CN110520253A (zh) * 2017-02-14 2019-11-29 三星重工业株式会社 管道内行走机器人
CN114414630A (zh) * 2022-03-29 2022-04-29 东营市特种设备检验研究院 一种石油化工生产用工业锅炉检测装置及检测方法
CN114542988A (zh) * 2022-02-24 2022-05-27 成都秦川物联网科技股份有限公司 基于物联网的天然气管网泄漏远程报警系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61155754A (ja) * 1984-12-27 1986-07-15 Toshiba Corp 孔検査装置
JPS6358158A (ja) * 1986-08-28 1988-03-12 Mitsubishi Electric Corp 管内検査装置
JPH0257974A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Chiyoda Corp 管内走行装置
JPH04372854A (ja) * 1991-06-24 1992-12-25 Hitachi Ltd 円筒内面スキャナ及びその操作方法
JPH0555059U (ja) * 1991-12-25 1993-07-23 日本鋼管株式会社 タイヤ型超音波センサー
JPH06347407A (ja) * 1993-06-04 1994-12-22 Osaka Gas Co Ltd 管内検査装置
JPH0755652B2 (ja) * 1989-03-30 1995-06-14 株式会社クボタ キャスター式走行装置
JP2983103B2 (ja) * 1991-12-27 1999-11-29 東京瓦斯株式会社 溶接ビードセンサを有する移動ロボットの制御方法
JP3033438B2 (ja) * 1994-06-03 2000-04-17 日本鋼管株式会社 配管の超音波探傷方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61155754A (ja) * 1984-12-27 1986-07-15 Toshiba Corp 孔検査装置
JPS6358158A (ja) * 1986-08-28 1988-03-12 Mitsubishi Electric Corp 管内検査装置
JPH0257974A (ja) * 1988-08-24 1990-02-27 Chiyoda Corp 管内走行装置
JPH0755652B2 (ja) * 1989-03-30 1995-06-14 株式会社クボタ キャスター式走行装置
JPH04372854A (ja) * 1991-06-24 1992-12-25 Hitachi Ltd 円筒内面スキャナ及びその操作方法
JPH0555059U (ja) * 1991-12-25 1993-07-23 日本鋼管株式会社 タイヤ型超音波センサー
JP2983103B2 (ja) * 1991-12-27 1999-11-29 東京瓦斯株式会社 溶接ビードセンサを有する移動ロボットの制御方法
JPH06347407A (ja) * 1993-06-04 1994-12-22 Osaka Gas Co Ltd 管内検査装置
JP3033438B2 (ja) * 1994-06-03 2000-04-17 日本鋼管株式会社 配管の超音波探傷方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046611A1 (ja) 2010-10-04 2012-04-12 三菱重工業株式会社 伝熱管内面又は蒸発管内面の減肉状態監視装置
JP2012078037A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 伝熱管内面又は蒸発管内面の減肉状態監視装置
US8743379B2 (en) 2010-10-04 2014-06-03 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Device for monitoring thickness reduction of inner surface in heat transfer tube or inner surface in evaporation tube
EP2916069A4 (en) * 2013-07-02 2016-02-17 Mitsubishi Materials Corp METHOD FOR MEASURING THE THICKNESS OF A BOILER WATER TUBE
JP2015089805A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 積水化学工業株式会社 管内走行装置
CN104931285A (zh) * 2015-06-02 2015-09-23 中国海洋石油总公司 一种自由站立式立管原理样机试验装置
JP2017167080A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 Jxtgエネルギー株式会社 溶接部検査装置及び溶接部自動検査装置
CN110520253A (zh) * 2017-02-14 2019-11-29 三星重工业株式会社 管道内行走机器人
JP2020507486A (ja) * 2017-02-14 2020-03-12 サムスン ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド 配管内部走行ロボット
CN110520253B (zh) * 2017-02-14 2022-11-08 三星重工业株式会社 管道内行走机器人
CN114542988A (zh) * 2022-02-24 2022-05-27 成都秦川物联网科技股份有限公司 基于物联网的天然气管网泄漏远程报警系统
CN114414630A (zh) * 2022-03-29 2022-04-29 东营市特种设备检验研究院 一种石油化工生产用工业锅炉检测装置及检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4228907B2 (ja) 2009-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4232623B2 (ja) 管内検査台車および管内検査装置
JP2004003966A (ja) 管内検査装置
JP4228907B2 (ja) 管内検査方法
JPH05185931A (ja) 管内走行車
JPH05185964A (ja) 磁力による三次元自由走行車及びその車輪
CN105486750A (zh) 一种轨道车辆车轴相控阵超声探伤平台
CN111043445B (zh) 管道内检测车
US5134367A (en) Rotating eddy current roller head for inspecting and profiling tubing having two separate cross wound coils
CN103946669A (zh) 胎面厚度测量方法
JP2613824B2 (ja) 配管の検査装置
JP4707595B2 (ja) 管内検査装置
JP2015172496A (ja) 管内走行超音波検査装置
CN206177891U (zh) 一种管外环焊缝扫查器
CN209841731U (zh) 一种适用于管道内窥的检测装置
JPH0349381B2 (ja)
JP2007263578A (ja) 管内検査装置
JP4284762B2 (ja) 高信頼性トロイダル無段変速機用摺動部材の評価方法
JP2003302217A (ja) 自走式鋼管検査装置及び鋼管内を走行するモータ台車、駆動台車及びセンサ台車
JPS6129759A (ja) 導管点検走行装置
JP2002220049A (ja) 配管内作業ロボット
JP2000180387A (ja) X線検査装置及びx線検査方法
CN106404902B (zh) 管端超大盲区探伤装置及方法
JPH06206048A (ja) 鋼管内面現場自動塗装方法及び検査方法
JPH04372854A (ja) 円筒内面スキャナ及びその操作方法
KR102575682B1 (ko) 검사 로봇

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4228907

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees