JPH07328575A - 管路内面作業装置 - Google Patents

管路内面作業装置

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JPH07328575A
JPH07328575A JP6130158A JP13015894A JPH07328575A JP H07328575 A JPH07328575 A JP H07328575A JP 6130158 A JP6130158 A JP 6130158A JP 13015894 A JP13015894 A JP 13015894A JP H07328575 A JPH07328575 A JP H07328575A
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pipe
unit
traveling
paint
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Mitsuo Akita
充穗 秋田
Shigeru Kurakazu
繁 倉員
Shigeru Fujiwara
茂 藤原
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CHUGOKU X RAY CO Ltd
JFE Steel Corp
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C X R KK
CHUGOKU X RAY CO Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 管経の比較的小さい管路で作業可能な作業装
置を提供する。 【構成】 走行ユニットMを共用し、塗装部2、塗料タ
ンク部4および走行駆動部3で構成される塗装ユニット
Pと、研磨部8および走行駆動部9で構成される研掃ユ
ニットGを交換して接続使用すること、駆動力が、走行
駆動部3、9、及び走行機12に2区分されたことによ
り個々のモーター動力が小さくなったこと、塗装部およ
び研磨部の前部を回転可能にしたこと、および走行駆動
部の車体として、塗装増圧器、集塵ボックスそのものを
兼用したこと等によって、装置自体小型化され、小径管
への対応が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管路内面作業装置に関
し、特に、直管及び異形管を含む曲がり管の混在する管
路、殊に水道管路内を走行して管内面の塗装及び研掃な
どの作業を行なう管路内面作業装置に係わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、水道管路などの維持管理、建設な
どに供するため、内面目視、点検、熔接等に用いられる
管路内面作業装置が製作され、それらは自走能力の有無
により大きく2種類に分類されている。自走他走いずれ
にしても、従来の管路内面作業装置は、水平管路及び緩
い傾斜の管路を対象としたものか、あるいは、曲がり管
を含む管路のうちでも比較的管径の大きい管路を対象と
したものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように水平管路
か、緩い傾斜の管路、あるいは、曲がり管でも比較的管
径の大きい管路を対象とした現在までの管路内面作業装
置によっては、直管、異形管及び曲がり管の混在する管
路のうち、管径の小さい管路に対しては対応できなかっ
た。すなわち、管径500mm以上の比較的管径が大き
い管路に対しては、管路内面作業装置に対する寸法的な
制限が少なく、構成が比較的容易であるが、管径の小さ
い管路(管径400mm未満)に対しては、寸法的な制
限が急激に大きくなり、管路内面作業装置の構成が非常
に困難となり、研掃及び塗装などの作業を目的とした自
送方式の装置は例を見なかった。
【0004】
【目的】本発明はこのような課題を解決するためになさ
れたもので、直管及び異形管を含むあらゆる配置形状の
管路であって管径の比較的小さい管路内を走行して、研
掃及び塗装作業が可能な自送方式の管路内面作業装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の管路内面作業装置は、管内を走行する走行機
および走行機を制御する制御台車で構成される走行ユニ
ットを備え、管を塗装する塗装部、塗装部に塗料を供給
する塗料タンク部および塗装部、塗料タンク部を走行駆
動させる走行駆動部で構成される塗装ユニットと、管を
研磨する研磨部および研磨部を走行駆動させる走行駆動
部で構成される研掃ユニットとの何れか1つを走行ユニ
ットの前に連結するものである。
【0006】更に、本発明の管路内面作業装置の塗装ユ
ニットは、管内を撮像する塗装カメラ、管内を塗装する
塗装ガンおよび管内に空気または窒素ガスを放出するガ
ス放出孔を回転可能に設備した塗装部と、塗装圧力増幅
器を車体とし車体に車輪を設けた走行駆動部と、塗料タ
ンクを搭載した台車からなる塗料タンク部とを順次接続
して構成し、研掃ユニットは、管内を撮像する研掃カメ
ラ、管内を研掃する研掃ブラシおよび研掃による塵を集
塵する集塵孔を回転可能に設備した研掃部と、集塵した
塵を収納する集塵ボックスを車体とし車体に車輪を設け
た走行駆動部とを接続して構成成される。
【0007】また、本発明の管路内面作業装置の塗装ガ
ンは、塗装部先端に設けられた回転ヘッド上に設備され
た軸に移動、位置決め可能に取付けられ、塗装ガンに取
付けられるノズルチップが管の直径上に配置され、ノズ
ルチップと塗装カメラの位置関係は、吐出塗料接地位置
と、カメラ視角中央と管壁との交点がなす管周方向角度
の小さい方に着目したとき、カメラ視角中央と管壁との
交点が塗料接地位置に対し先行して回転するものであ
る。
【0008】また、本発明の管路内面作業装置の塗装部
及び研掃部は、それぞれの台車の両側に配置され台車に
上下移動・位置決め可能に取付けられたエアーシリンダ
ーに連結固定されたベースに車輪を軸支したクランプ車
輪部を有するものである。
【0009】
【作用】走行機および制御台車で構成される走行ユニッ
トを共用し、塗装部、塗料タンク部および走行駆動部で
構成される塗装ユニットと、研磨部および走行駆動部で
構成される研掃ユニットを交換して走行ユニットの前に
連結する構成なので、走行ユニットと所望の作業ユニッ
トだけが接続使用され、装置の小型化が計られる。ま
た、塗装ユニットは、塗装カメラ、塗装ガンおよびガス
放出孔を回転可能に設備した塗装部と、塗装圧力増幅器
を車体として車輪を設けた走行駆動部と、塗料タンクを
搭載した台車からなる塗料タンク部とを順次接続して構
成し、研掃ユニットは、研掃カメラ、研掃ブラシおよび
集塵孔を回転可能に設備した研掃部と、集塵ボックスを
車体として車輪を設けた走行駆動部とを接続して構成さ
れるので、駆動力が、塗装ユニットと研掃ユニットそれ
ぞれの走行駆動部及び走行機12に2分されて個々のモ
ーター動力を小さくでき、それぞれの走行駆動部車体と
して、塗装増圧器、集塵ボックスそのものを兼用したこ
とによって、装置が小型化される。更に、塗装ガンは、
塗装部先端に設けられた回転ヘッド上に設備された軸に
移動・位置決め可能に取付けられ、塗装ガンに取付けら
れるノズルチップは管の直径上に配置されるので管径が
小さくても、ノズルチップから管壁までの距離を最大に
できる。また、ノズルチップと塗装カメラの位置関係に
おいて、吐出塗料接地位置と、カメラ視角中央と管壁と
の交点がなす管周方向角度の小さい方に着目したとき、
カメラ視角中央と管壁との交点が塗料接地位置に対し先
行して回転し、吐出塗料がカメラにかかりにくい。塗装
部及び研掃部は、それぞれの台車の両側に配置され台車
に上下移動・位置決め可能に取付けられたエアーシリン
ダーに連結固定されたベースに車輪を軸支したクランプ
車輪部を有する構造なので、各台車の容積を最大限にで
き、本発明の管路内面作業装置は、今まで不可能であっ
た小径管路の品質管理に適する。
【0010】
【実施例】以下、本発明による管路内面作業装置を図面
に沿って詳細に説明する。本発明による管路内面作業装
置は、図10(a)に示すように、管1内を走行する走
行機12および走行機12を制御する制御台車14から
なる走行ユニットMと、同図(c)に示すように、走行
ユニットMの前に連結され、管1を塗装する塗装部2、
塗装部2に塗料を供給する塗料タンク部4および塗装部
2、塗料タンク部4を走行駆動させる走行駆動部3とで
構成される塗装ユニットPと、塗装ユニットPに代って
走行ユニットMの前に連結され、同図(b)に示すよう
に、管1を研磨する研磨部8および研磨部8を走行駆動
させる走行駆動部9とで構成される研掃ユニットGとか
らなる。
【0011】研掃時には、研掃ユニットGの最後方のリ
ンク11を、走行ユニットMの最前方のリンク15に連
結し、塗装時には、塗装ユニットPの後方部のリンク7
を、走行ユニットMの最前方のリンク15に連結して使
用するよう、リンク15に対してリンク7およびリンク
11は交換連結可能な構成である。図1に示すように、
塗装ユニットPは、塗装部2と走行駆動部3をリンク5
により接続し、走行駆動部3と塗料タンク部4をリンク
6により接続して構成する。
【0012】塗装部2は、後述の塗装ガン23、塗装カ
メラ20、空気/窒素ガス吐出孔Z(図5)を有する回
転ヘッド2aと台車2bから構成され、台車2bはクラ
ンプ車輪20cと固定車輪2d、2eを有する。固定車
輪2eは、外周に接線方向に配置された軸に取付けられ
たコロを有する車輪であり(オムニホイールという商品
名で市販されているものである)、構造上、回転しなが
ら、直交する方向にも移動できるものである。クランプ
車輪20cは、エアーシリンダー36により伸縮し、台
車2bを管内に固定する。
【0013】塗装部2における回転ヘッド2aは、台車
2b内のモータ(図示せず)に連結された回転軸(図示
せず)に連結され、モータは後述の制御台車14を経由
して地上制御装置からの制御により適宜回転する。走行
駆動部3は、吐出塗料の圧力を調整する塗装圧力増幅器
(塗料ブースター)3aを車体として、この車体に駆動
車輪3b、3cを取付ける。駆動車輪3bには、エアー
シリンダー3eとそれを駆動させるモーター3dとが装
備され、車輪は伸縮可能に構成されるので、走行駆動部
3は所望の高さに調整可能である。駆動車輪3cには、
エアーシリンダーは装備されない。以上の構造により、
走行駆動部3は、管1内に、センタリング固定される。
【0014】塗料タンク部4は、塗料タンク4bと塗料
タンク4bを搭載する搭載車4aとから構成され、搭載
車4aは、上部構造体41および下部構造体42にそれ
ぞれ2個ずつの固定車輪43、43を有し、塗料タンク
4bを上下より挟みつけて固定する。上部構造体41と
下部構造体42は、後部において、ピン(図示せず)に
より回転可能に連結されており、その結合部を中心にし
て、上部構造体41を下部構造体42に対して開くこと
ができ、塗料タンク4bを取り出すことができる構造と
する。
【0015】図2に示すように、研掃ユニットGは、研
掃部8と走行駆動部9がリンク10により連結されて構
成される。研掃部8は、研掃カメラ81、研掃ブラシ8
2、集塵孔83、研掃ブラシカバー84を有する回転ヘ
ッド8aと台車8bから構成され、台車8bの外部は、
塗装ユニットPにおける台車2bとまったく同じ構造
で、エアーシリンダー36により伸縮して台車2bを管
内に固定するクランプ車輪20cと、固定車輪2d、2
eを有する。
【0016】集塵孔83は、研掃ブラシカバー84と一
体化されており、集塵孔83には集塵ホース85が連結
され、集塵ホース85は台車8b内を通り後述の集塵ボ
ックス9aに連結されている。研掃部8における回転ヘ
ッド8aの回転制御は、台車8bの回転軸(図示せず)
に軸止される回転円板18によって、上述の塗装部2の
回転制御と同様に行われる。
【0017】走行駆動部9は、塗装ユニットPの走行駆
動部3における塗料ブースター3aが、集塵ボックス9
aに置き換えられた構造であり、その他はまったく同じ
構造である。図3(a)に示すように、走行ユニットM
は、先頭に塗装ユニットPまたは研掃ユニットGと連結
するためのリンク15を有し、走行機12と制御台車1
4がリンク16により接続され、最後部に管外に続くケ
ーブルとの連結部17を有し、この連結部17には、塗
装ユニットP、研掃ユニットGおよび走行ユニットMを
制御する信号線、管内の情報を管外に送信する信号線等
が内蔵されている。
【0018】走行機12は、上部構造体12aと下部構
造体12bと中央構造体12cから構成される。上部構
造体12aは、公知技術により構成されるもので(特開
平4ー331656号公報)、上部駆動車輪13a2式
と、操舵モーター13bより構成される上部駆動部12
hが支持具12gに揺動可能に支持され、支持具12g
はエアーシリンダー12fを介して上部ベース12eに
伸縮可能に連結されている。
【0019】さらに、上部ベース12eは、中央構造体
12cの固定具12dに対し、上下移動が可能であっ
て、固定可能に取付けられる。すなわち、中央構造体1
2cの固定具12dは、上部ベース12eに固定された
軸12iおよび下部ベース12bに固定された軸12j
が貫通する孔12S、12Sを有し、その孔12Sには
切欠き12mが設けられ、ボルト12kを締めることに
より孔径を狭めて軸12i、12jを締めつける(図3
(b))。また、軸12i、12jには位置決め用の穴
が複数個穿設されており(図示せず)、それらの穴に対
応して固定具12dにも穴12nが複数個穿設され(図
3(a))、軸12i、12jの穴と固定具12dの穴
12nをボルト12lで位置決め固定する。こうして、
走行機12の上部構造体12aと下部構造体12bは、
中央構造体12cに対し、所定距離に位置決め可能であ
ると同時に、伸縮可能となり、各種管径に対応可能とな
る。
【0020】なお、下部構造体12bには、下部駆動車
輪13cが2個、所定距離はなれた位置に固定されてい
る。上部駆動車輪13aは、通常のゴム車輪であり、下
部駆動車輪13cは、車輪円周上に接線方向に配置され
た軸に対し、コロをはめあわせた構造であり、回転しな
がら、管周方向に移動可能な横滑り車輪(公知技術、特
公昭63ー34075号公報)である。このように構成
することにより、対応可能な管径の範囲を広くすること
ができる(250mm〜400mm)。
【0021】制御台車14は、制御用機器、後方カメラ
(図示せず)が搭載され、地上制御装置とのインターフ
ェース機能を有するとともに、管路内面作業装置後進時
の運転用画像を提供する機能を有する。また、制御台車
14の車輪14aには、車輪14aの高さを所定ピッチ
で変えて台車に位置決めする腕14bが設けられ、腕1
4bは何れも複数個の位置決め穴14c、14c、…を
有する構造である。
【0022】塗装ガン23は、塗装部2の先端に設けら
れた回転ヘッド2aに固定された回転円板18に、上下
移動、位置決め可能に取付けられる(図1、図4)。す
なわち、図6に示すように、エアシリンダー31および
塗装ガン上下移動ガイド軸27が回転円板18に固定さ
れ、塗装ガン固定具32によって、エアシリンダー3
1、ガイド軸27および塗装ガン23が連結され、ガイ
ド軸27は、塗装ガン固定具32の孔32a内を摺動可
能である。また、ガイド軸27の上部においてガイド軸
27に固定されるストッパー33は、対象となる管径に
応じて固定位置が設定される(細い管では下方寄り、比
較的太い管では上方寄り)。走行時には、塗装ガン23
を図6に示すように下降状態とし、塗装時には、エアシ
リンダー31を作動させ、塗装ガン23をストッパー3
3により停止する状態まで上昇させる。このようにし
て、管径が変わっても、ノズルチップ25と管壁の距離
を常に同じにすることができる。
【0023】塗装ガン23に取付けられるノズルチップ
25が管1の直径上に配置構成され(図4)、管径が小
さくても、管壁までの距離を最大に設定することができ
る。また、それを実現するために、図5に示すように、
回転円盤18に固定された側板19aと19bの間は空
間とし、照明21および塗装カメラ20を側板19bの
外側に、塗装ガン23を側板19aの外側に配置すると
ともに、塗装ガン23とノズルチップ25間を短い連結
管24で連結する構造とした(図4)。
【0024】また、ノズルチップ25と塗装カメラ20
の位置関係は、図4に示すように、吐出塗料接地位置X
と、カメラ視角中央と管壁との交点Yがなす管周方向角
度の小さい方θに着目したとき、カメラ視角中央と管壁
との交点Yが塗料接地位置Xに対し先行して回転するも
ので、塗装時に左回転したとすると、吐出した塗料を、
空気抵抗による影響等により塗装カメラ20が吐出塗料
の飛散雰囲気を追いかける形となり、塗料が塗装カメラ
20に付着する率が高くなる。したがって、本装置にお
いては、塗装時のヘッド回転方向は、図4において右回
転としており、このようにすることにより、吐出塗料は
塗装カメラ20と反対方向に流れ、塗装カメラ20が塗
料の飛散雰囲気に入るまでの時間が長くなり、塗装カメ
ラ20への塗料付着量が非常に少なくなり、塗装カメラ
20への塗料付着が防止できる。
【0025】なお、塗料は、塗装部2の塗料出口26か
らホース26aにより塗装ガン23に導かれる(図
4)。また、塗装カメラ20は、図5に示すように、側
板19bの外側に固定されたカメラ首振り用ロータリー
アクチュエーター28を作動させると、連結されたチェ
ーン29およびスプロケット30を介して首振りさせる
ことができる。
【0026】さらに、図5に示すように、空気又は窒素
ガスを放出するガス放出孔であるガス吐出ホースZは、
塗装時以外は空気吐出として照明の冷却に用いられ、塗
装時においては窒素ガス吐出に切り替え、事前に吐出し
て管1内を窒素ガス雰囲気とし、静電気等によるシンナ
ー引火の事故を防止する。なお、吐出ガスの切り替え
は、台車2bに搭載された電磁弁(図示せず)により容
易に構成できる。
【0027】図7に示すように、塗装部2のクランプ車
輪部2cは、塗装部台車2bの両側面に配設されたエア
ーシリンダー36の下部に連結された両側のベース3
8、38の間に車輪20c、20c、…を走行方向に複
数個を軸支する構造(図8)である。すなわち、図8に
示すように、塗装部台車2bの両側にそれぞれエアーシ
リンダー36を2個ずつ配置し、クランプ車輪20cを
台車2bに取付けるための取着軸34を2個のエアーシ
リンダー36、36の間に配置し、取着軸34の上部
は、台車2bにボルト39cで固定された固定部39の
孔39aに挿着され、ボルト39bを締めて孔径を狭め
て固定される。また、エアーシリンダー36下方のシリ
ンダー軸36’、36’および取着軸34下方のガイド
軸37は車輪20cを軸支したベース38にねじ38a
で固定される。
【0028】図9に示すように、エアーシリンダー3
6、36の外筒はベース35に挿着され、ナット35a
で固定される。また、ベース35は、取着軸34下方の
ガイド軸37を、ベース35の内部に設けた直動軸受け
34bと嵌合させ、下方をストロークベアリング34a
で囲繞して固定する。取着軸34とベース35はねじ3
4bで固定されている。
【0029】エアーシリンダー36の塗装部台車2bに
対する固定は、エアーシリンダー36と取着軸34を固
定するベース35を介し、取着軸34と固定部39によ
って台車2bへ固定する間接的方法なので、エアーシリ
ンダー36、36の上下移動、位置決めが可能である。
なお、このクランプ車輪部2cの構造は、研掃部8のク
ランプ車輪部2cにおいても全く同様である。クランプ
車輪部2cをこのように構成することにより、台車2
b、8bの占める容積を大きくとることができ、必要な
機器搭載スペースが確保され、小径管への対応が可能と
なる。
【0030】以上の様に構成された本発明による管路内
面作業装置は、塗装ユニットPと研掃ユニットGを交
換して接続使用すること、駆動力が、走行駆動部3、
9及び走行機12に2区分されたことにより個々のモー
ター動力が小さくて済んだこと、および走行駆動部
3、9の車体として、塗装増圧器3a、集塵ボックス9
aそのものを兼用したこと等によって、寸法的に小型化
され、小径管への対応が可能となる。また、走行駆動部
2、8の車輪2eが回転しながら、管周方向にも移動可
能な形状であるため、走行機12の操舵モーター13b
により上部駆動車輪13aの方向を変えることにより、
管内における装置の旋回が可能であり、曲がり管にもよ
く対応できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の管路内面作
業装置によれば、塗装ユニットと研掃ユニットを交換し
て接続使用すること、駆動力が、走行駆動部及び走行機
に2区分されたことにより個々のモーター動力が小さく
て済んだこと、および走行駆動部の車体として、塗装増
圧器、集塵ボックスそのものを兼用したこと等によっ
て、装置自体小型化され、小径管への対応が可能とな
る。
【0032】更に、塗装ガンは、回転ヘッド上に設備さ
れた軸に移動・位置決め可能に取付けられ、塗装ガンに
取付けられるノズルチップは管の直径上に配置されるの
で管径が小さくても、ノズルチップから管壁までの距離
を最大にできる。また、ノズルチップと塗装カメラの位
置関係において、吐出塗料接地位置と、カメラ視角中央
と管壁との交点がなす管周方向角度の小さい方に着目し
たとき、カメラ視角中央と管壁との交点が塗料接地位置
に対し先行して回転し、吐出塗料がカメラにかかりにく
い。
【0033】塗装部及び研掃部は、それぞれの台車の両
側に配置され台車に上下移動・位置決め可能に取付けら
れたエアーシリンダーに連結固定されたベースに車輪を
軸支したクランプ車輪部を有する構造なので、各台車の
容積を最大限にでき、本発明の管路内面作業装置は、今
まで不可能であった小径管路の品質管理に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路内面作業装置による塗装ユニット
側面図。
【図2】研掃ユニット側面図。
【図3】(a)は走行機側面図、(b)は部分説明図。
【図4】塗装部回転ヘッド正面図。
【図5】塗装部回転ヘッド平面図。
【図6】塗装部回転ヘッド詳細図。
【図7】塗装部クランプ車輪正面図。
【図8】塗装部クランプ車輪側面図。
【図9】エアーシリンダー取付け説明図。
【図10】(a)〜(c)は本発明の管路内面作業装置
の構成を説明する図。
【符号の説明】
1…管 2…塗装部 2a…回転ヘッド 2b…台車 2c…クランプ車輪部 3…走行駆動部(塗装増圧器) 3a…塗装圧力増幅器 3b、3c…車輪 4…塗料タンク部 4a…台車 4b…塗料タンク 5、6、7、10、11、15、16…リンク 8…研掃部 8b…台車 9…走行駆動部(研掃機) 9a…集塵ボックス 9b、9c…車輪 12…走行機 14…制御台車 17…ケーブルコネクター 18…塗装部回転円盤 20…塗装カメラ 20c…車輪(クランプ車輪) 21…照明 23…塗装ガン 25…ノズルチップ 27…軸(上下移動ガイド軸) 34…取付け軸 36…エアーシリンダー 38…クランプ車輪ベース 81…研掃カメラ 82…研掃ブラシ 83…集塵孔 M…走行ユニット P…塗装ユニット G…研掃ユニット Z…ガス放出孔 X…吐出塗料接地位置 Y…カメラ視角中央と管壁との交点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉員 繁 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 藤原 茂 広島県呉市西中央2丁目1番12号 株式会 社シーエックスアール内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管(1)内を走行する走行機(12)およ
    び前記走行機を制御する制御台車(14)で構成される
    走行ユニット(M)を備え、 前記管を塗装する塗装部(2)、前記塗装部に塗料を供
    給する塗料タンク部(4)および前記塗装部、前記塗料
    タンク部を走行駆動させる走行駆動部(3)で構成され
    る塗装ユニット(P)と、前記管を研磨する研磨部
    (8)および前記研磨部を走行駆動させる走行駆動部
    (9)で構成される研掃ユニット(G)との何れか1つ
    を前記走行ユニットの前に連結することを特徴とする管
    路内面作業装置。
  2. 【請求項2】前記塗装ユニットは、前記管内を撮像する
    塗装カメラ(20)、前記管内を塗装する塗装ガン(2
    3)および前記管内に空気または窒素ガスを放出するガ
    ス放出孔(Z)を回転可能に設備した前記塗装部と、塗
    装圧力増幅器(3a)を車体とし前記車体に車輪(3
    b、3c)を設けた前記走行駆動部と、塗料タンク(4
    b)を搭載した台車(4a)からなる前記塗料タンク部
    とを順次接続して構成し、 前記研掃ユニットは、前記管内を撮像する研掃カメラ
    (81)、前記管内を研掃する研掃ブラシ(82)およ
    び前記研掃による塵を集塵する集塵孔(83)を回転可
    能に設備した前記研掃部と、前記集塵した塵を収納する
    集塵ボックス(9a)を車体とし前記車体に車輪(9
    b、9c)を設けた前記走行駆動部とを接続して構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の管路内面作業装置。
  3. 【請求項3】前記塗装ガンは、前記塗装部先端に設けら
    れた回転ヘッド(2a)上に設備された軸(27)に移
    動、位置決め可能に取付けられ、前記塗装ガンに取付け
    られるノズルチップ(25)が管の直径上に配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の管路内面作業装置。
  4. 【請求項4】前記ノズルチップと前記塗装カメラの位置
    関係は、吐出塗料接地位置(X)と、カメラ視角中央と
    管壁との交点(Y)がなす管周方向角度の小さい方
    (θ)に着目したとき、カメラ視角中央と管壁との交点
    が塗料接地位置に対し先行して回転することを特徴とす
    る請求項3記載の管路内面作業装置。
  5. 【請求項5】前記塗装部及び前記研掃部は、それぞれの
    台車(2b、8b)の両側に配置され前記台車に上下移
    動・位置決め可能に取付けられたエアーシリンダー(3
    6、36)に連結固定されたベース(38)に車輪(2
    0c)を軸支したクランプ車輪部(2c、2c)を有す
    ることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の管
    路内面作業装置。
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