JP7298868B2 - 管路内走行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、管路内走行装置に関し、特に、モータによって回転駆動する回転ブラシを備えた管路内走行装置に関する。
水道管やガス管、排気ダクトなどの配管設備は、工場や一般家庭等、様々な設備で使用されている。これらの配管設備は定期的に配管内の点検や清掃を行って、その機能を保持することが必要である。
配管設備に使用される配管は、一般に、管径を規定する規格があるが、用途等によって管径に数%程度の差が生じることから、このような管径の差に対応可能な管路内走行装置が求められている。
また、内径の小さい配管や曲がり配管では、限られた狭いスペースに点検用の装置を挿入したり、配管の曲がりに沿って装置を挿入したりする必要があることから、点検作業や清掃作業が困難になる。それ故、内径の小さい配管や曲がり配管に対応でき、これらの管路内を自走可能な管路内走行装置の開発が求められている。
管径の差に対応しながら管路内を自走可能な走行装置として、例えば、特許文献1には、モータにより回転する回転軸の両端に、一対の回転ブラシを設けた走行装置が記載されている。各回転ブラシは、回転軸から放射状に広がる毛部を有する。この走行装置では、モータにより一対の回転ブラシが回転すると、各回転ブラシの毛部が弾性変形しながら管路の内壁に接触し、内壁との間に生じる摩擦力、具体的には、回転ブラシの径方向の一端側に生じる大きな摩擦力と、これと対向する他端側に生じる小さな摩擦力との差によって管路内を自走する。また、各回転ブラシにより管路内の清掃を行うことができる。
また、特許文献2には、走行対象となる管路の軸方向に伸びてモータによって回転する中心回転軸と、この中心回転軸周りに等角度間隔で3つ以上配置されたウォームと、各ウォームの回転を伝達装置を介して受けて回転する3つ以上の回転ブラシとを備えている。複数の回転ブラシは、管路の周方向に等角度間隔となるように配置されている。また、伝達装置は、複数の回転ブラシを管路の径方向に拡径・縮径可能なリンク機構を備えている。この走行装置では、リンク機構によって各回転ブラシを管路の内壁に押付けた状態で、モータによって中心回転軸を回転すると、ウォーム及び伝達装置を介して各回転ブラシが回転して走行装置が管路内を自走するとともに、各回転ブラシによって管路内の清掃を行うことができる。
特開平1-258783号公報 特開2003-93987号公報
特許文献1に記載の装置では、回転ブラシの毛部の弾性変形によって、配管の管径の差に対応させながら、管路内で走行装置を自走させることができる。
しかしながら、各回転ブラシにおいて、放射状に広がる全ての毛部が管路の内壁に接触しながら回転ブラシが回転するため、走行装置には、進行方向へ推進力を発生させる大きな摩擦力と、これを打ち消す方向に作用する小さな摩擦力とが発生する。このように、推進力を打ち消す力が発生することで、走行性能が低下しているという問題がある。
一方、特許文献2に記載の装置では、伝達装置を構成するリンク機構によって、配管の管径の差に対応させることができるとともに、伝達装置を用いて複数の回転ブラシに進行方向にのみ推進力を発生させることができる。
しかしながら、各回転ブラシに対してリンク機構を設ける必要があるため、構造が複雑になり、装置が大型化してしまい、管径の小さい管路などには対応出来ない等の問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、配管の管径の差に対応でき、装置の簡易化及び小型化を図ることができるとともに、走行性能の高い管路内走行装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、駆動輪を構成する回転ブラシと、支持部とを有し、該回転ブラシと支持部とによって走行対象となる管路内に保持される本体部と、該本体部に取付けられて前記回転ブラシを回転駆動するモータと、を備えた管路内走行装置において、前記支持部は、前記モータによって回転駆動される支持回転ブラシとして構成され、前記管路内への設置状態で、管路内壁に接触し、前記回転ブラシと共に前記本体部を該管路内に保持し得る位置に設けられ、前記本体部は、進行方向に伸びて前記モータによって回転するとともに、前記管路内への設置状態で該管路の中心軸の位置とほぼ一致するウォーム軸と、前記ウォーム軸を間に挟んで、該ウォーム軸と直交する方向に平行に伸びる一対のホイール軸と、を備え、前記一対のホイール軸は、前記ウォーム軸に対する距離が一定に保持され、該ウォーム軸に連動して回転し、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシのそれぞれは、前記一対のホイール軸のそれぞれの一方の端部に、前記ウォーム軸を中心として点対称となるように配置され、前記回転ブラシの回転軸及び前記支持回転ブラシの回転軸は、前記管路内への設置状態で、該管路の中心軸に対して離間した位置で、且つ該中心軸に略直交するように配置され、前記回転ブラシの毛部及び前記支持回転ブラシの毛部は、前記管路内への設置状態で、管路内壁に近い側の毛部のみが前記管路内壁に弾性変形した状態で接触する長さを有し、回転されることで該管路に対して推進力を付与可能な弾性を有することを特徴とする。
この構成によれば、駆動輪を構成する回転ブラシと支持部とによって本体部を管路内に保持することができるとともに、回転ブラシの回転によって、効率的な推進力を得て管路内を自走することができる。すなわち、回転ブラシの回転軸が管路の中心軸に対して略直交する状態で離間しているので毛部の長さを規定することで、毛部は管路内壁の近い側だけに弾性変形して接触する状態に置くことができる。これにより、毛部の弾性変形による、接触している側での一方向への推進力だけが得られ、非接触の側での回転ブラシによる逆方向への推進力は生じない。
したがって、効率的な自走状態が確保され、毛部の弾性変形によって、配管の管径の差に対応しながら走行することができる。さらに、支持部との協働により、本体部を管路内に保持することが可能である。このように、本発明の管路内走行装置は、回転ブラシを管路内壁に押付ける複雑なリンク機構を設ける必要がないため、装置の簡易化及び小型化を図ることができる。
この構成によれば、支持部を駆動輪としての回転ブラシと同様の構成としており、支持部においても、駆動輪としての回転ブラシと同様に同一方向の推進力を発生させることができ、管路内走行装置の走行性能をさらに向上させることができる。
また、請求項に係る発明は、請求項に記載の管路内走行装置において、前記本体部は、進行方向に伸びて前記モータによって前記ウォーム軸を回転中心として回転するウォームを有し、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシのそれぞれの回転軸は、前記ウォームに対して対向する位置で噛合うウォームホイールのそれぞれと同軸にて回転されるように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、モータの回転力をウォーム及びこのウォームに噛合うウォームホイールを介して回転ブラシ及び支持回転ブラシに伝達して、各回転ブラシを回転駆動させることができるので、管路内走行装置の走行機構を簡易化及び小型化することができる。
また、請求項に係る発明は、請求項に記載の管路内走行装置において、前記本体部は、前記ウォーム、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシを有する走行ユニットを複数有し、各走行ユニットのウォームが、自在継手を介して連動回転可能に連結されたことを特徴とする。
この構成によれば、単一のモータによって、複数の走行ユニットのウォームを同時に回転させることができるとともに、各ウォームに噛合うウォームホイールを介して、複数の回転ブラシ及び支持回転ブラシを回転させることができる。このように、単一のモータで複数の回転ブラシ及び支持回転ブラシを回転駆動させることにより、装置の小型化を図ることができるとともに、各走行ユニットの回転ブラシ及び支持回転ブラシが推進力を発生させることで、高い走行性能を得ることができる。また、各走行ユニットが自在継手を介して連結されているので、曲がり配管に対しても柔軟に対応しながら自走することができる。
また、請求項に係る発明は、請求項に記載の管路内走行装置において、前記複数の走行ユニットからなる走行ユニット群を複数有し、各走行ユニット群のウォームが、フレキシブルシャフトを介して連動回転可能に連結されたことを特徴とする。
この構成によれば、単一のモータによって、複数の走行ユニット群において複数の回転ブラシ及び支持回転ブラシを回転させることができるとともに、各走行ユニット群は湾曲可能なフレキシブルシャフトを用いることで、所定間隔を空けて配置されることとなり、管路の曲がり部分における走行性を向上させることができる。
また、請求項に係る発明は、請求項又はに記載の管路内走行装置において、前記複数の走行ユニットは、管路内走行状態で、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシによって前記走行ユニットに生じる回転モーメントが逆方向となる配置で構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、走行中に回転ブラシ及び支持回転ブラシによって走行ユニットに生じる回転モーメントを各走行ユニットの配置によって打ち消すことが可能となる。これにより、走行中に装置全体が管路の周方向に回転しながら進行することを防止することができる。
また、請求項に係る発明は、請求項1~のいずれか1項に記載の管路内走行装置において、前記回転ブラシは、毛部が複数の線材から構成され、該複数の線材は該回転ブラシの回転中心から半球状に伸長するように形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、毛部を半球状に形成することで、回転ブラシと管路内壁との間に生じる摩擦力を大きくして走行性能を向上することができる。
また、請求項に係る発明は、請求項1~のいずれか1項に記載の管路内走行装置において、前記本体部の先端に位置するウォームに連結され、該ウォームとともに回転し、走行中に前記管路の内壁に毛部が接触する清掃用ブラシを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ウォームを回転させるモータによって、本体部の先端のウォームに連結した清掃用ブラシを回転させて、管路内を清掃することができる。
本発明に係る管路内走行装置システムによれば、回転ブラシの毛部の弾性変形によって、本体部を管路内に安定的に保持することができるので、装置の簡易化及び小型化を図ることができる。また、この回転ブラシを回転駆動して進行方向にのみ推進力を発生することができるので、走行性能を向上することができる。
本発明の一実施形態である管路内走行装置の斜視図。 管路内走行装置の駆動機構を説明する模式的な一部断面側面図。 ウォームとウォームホイールの噛合い状態を説明する斜視図。 管路内に導入された管路内走行装置の状態を説明する図。 回転ブラシの他の変形例を示す図4と同様の説明図。 自在継手の斜視図。 管路内走行装置の走行ユニットに作用する回転モーメントを説明する図。 管路内走行装置が垂直方向に伸びる管路を走行する際に作用する力を説明する模式図。 複数の走行ユニットを有する管路内走行装置の連結態様の他の例を示す図。 複数の走行ユニットを有する管路内走行装置の連結態様のさらに別の例を示す図。 管路内走行装置の他の実施形態を説明する図。
図1は、本発明の一実施形態である管路内走行装置の斜視図である。管路内走行装置10は、水道管やガス管、排気ダクトなどの配管の内部を自走可能な装置であり、モータ12と、モータ12によって回転駆動する駆動輪が取付けられた本体部14とを備える。駆動輪は、周面に毛部24を有する回転ブラシ20で構成されている。
本実施形態では、本体部14が自在継手16を介して直列状に連結された複数の走行ユニット18により構成されている。なお、図示例では4つの走行ユニット18-1,18-2,18-3,18-4を連結しているが、走行ユニットの数はこれに限られず、1つ以上であればよい。
図2は、管路内走行装置10の駆動機構を説明する模式的な一部断面側面図であり、モータ12と、モータ12に連結された走行ユニット18とを示している。
各走行ユニット18は、ウォーム30と、これに噛合う2つのウォームホイール40(以下、第1のウォームホイール40A及び第2のウォームホイール40Bとも称する)と、これらが収容されるフレーム部50と、2つの回転ブラシ20(駆動輪を構成する回転ブラシ及び支持部を構成する支持回転ブラシ)(以下、第1の回転ブラシ20A及び第2の回転ブラシ20Bとも称する)と、を有している。
フレーム部50は、例えば、金属材料や樹脂材料等で形成され、図1及び図2に示すように、互いに離間・対向して配置される一対の前壁51及び後壁52と、前壁51と後壁52とを繋ぐとともに互いに離間・対向して配置される一対の側壁53,54とを有する。なお、図2では、フレーム部50の側壁54を取外した状態を示しており、さらに、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bの回転方向を理解しやすくするために、側壁54の外側に配置される第2の回転ブラシ20Bの一部を実線で示している。
ウォーム30は、例えば、金属材料や樹脂材料等で形成され、直線状に伸びるウォーム軸32と、ウォーム軸32の長手方向中央部の設けられた円柱状のウォーム本体部34とを有する。図2及び図3に示すように、ウォーム本体部34は、その外周面に螺旋状の歯部36が形成されている。ウォーム30は、管路内走行装置10の進行方向(すなわち、走行対象となる管路90の軸方向)に伸びるように、ウォーム軸32の両端部が、フレーム部50の前壁51及び後壁52のそれぞれに回転可能に軸支されている。
各ウォームホイール40は、例えば、金属材料や樹脂材料等で形成され、直線状に伸びるホイール軸(ウォームホイールの回転軸)42と、ホイール軸42と、ホイール軸42の外周に装着された円盤状のホイール本体部44とを有する。ホイール本体部44の外周面には、ウォーム本体部43の歯部36と噛み合う複数の歯部46が形成されている。ホイール軸42の両端部は、フレーム部40の一対の側壁53,54のそれぞれに回転可能に軸支されており、ウォーム30とホイール軸42とは、互いに離間した位置で直交している。また、本実施形態では、第1のウォームホイール40Aと第2のウォームホイール40Bとが、ウォーム30のウォーム軸32に対して対称な位置に配置され、第1及び第2のウォームホイール40A、40Bのウォーム軸32が、ほぼ平行に伸びている。
第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bのそれぞれは、第1及び第2のウォームホイール40A,40Bのそれぞれのホイール軸42の一端部に取付けられ、本実施形態では、図1及び図4に示すように、ウォーム軸32に対して対称となる位置に配置されている。
本実施形態では、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bとして、同一の材料からなる同一の形状の回転ブラシ20を用いており、管路内走行装置10は、図4に示すように、管路90内に設置した状態で、各走行ユニット18のウォーム30の位置が、管路90の中心軸の位置とほぼ一致している。
各回転ブラシ20は、ホイール軸42に着脱可能な軸部22と、軸部22の周面に設けられた毛部24とを有する。
毛部24は、複数の線材で構成され、図4に示すように、管路90内への設置状態で、管路90の内壁92に近い側の毛部24のみが内壁92に弾性変形した状態で接触する長さを有するとともに、回転ブラシ20が回転されることで管路90に対して推進力を付与可能な弾性を有する。また、毛部24は、回転ブラシ20が回転した際にフレーム部50に接触することのない形状に形成されている。本実施形態では、毛部24が軸部22の外周面から円盤状に広がるように形成されている。なお、毛部24の形状はこれに限られない。例えば、図5に示すように、毛部24を構成する複数の線材が、回転ブラシ20の回転中心から半球状に伸長するように形成されたものなど、軸部22から放射状に広がる形状であってもよい。このように、毛部24を半球状にすることで、回転ブラシ20と内壁92との間に生じる摩擦力を大きくして走行性能を向上することができる。
回転ブラシ20の軸部22は、フレーム部50の外側で、例えばボルト等の固定部材を用いて、ホイール軸42に取付けることができる。一例として、六角穴付きボルトを用いて回転ブラシ20をホイール軸52に固定することができ、かかる場合には、六角レンチを用いてボルト及び回転ブラシ20を取外し、他の回転ブラシ20(例えば、径が異なる回転ブラシや、毛部の材質が異なる回転ブラシ)を付け替えることができる。これにより、回転ブラシ20の直径や、弾性を容易に変えることができる。
図1及び図6に示すように、モータ12及び複数の走行ユニット18は、自在継手16を介して直列状に配置されている。自在継手16は、例えば、金属材料や樹脂材料等で形成され、第1の端部部材61と、第2の端部部材62と、第1及び第2の端部部材61,62の間に介在されて、これらの連結角度を自由に変化可能とする中間部材63とを有する。さらに、本実施形態では、自在継手16が、これらの部材61,62,63を囲む継手フレーム部64を備えている。
第1の端部部材61には、1つの走行ユニット18(以下、便宜的に第1の走行ユニット18-1とも称する)のウォーム軸32の一端部が連結・固定され、第2の端部部材61には、第1の走行ユニット18とは別の1つ走行ユニット18(以下、便宜的に第2の走行ユニット18-2とも称する)のウォーム軸32の一端部が連結・固定されている。第1の端部部材61と第2の端部部材62とは、中間部材63を介して等しい回転速度で回転し、これにより、1つの自在継手16を介して連結された第1及び第2の走行ユニット18-1,18-2のウォーム30を等しい回転速度で回転させることができる。
継手フレーム部64は、第1の端部部材61、第2の端部部材62及び中間部材63のそれぞれを囲む環状に形成された第1の端部フレーム部64a、第2の端部フレーム部64b及び中間フレーム部64cのそれぞれを有する。なお、図6では、継手フレーム部64の一部を切断した状態を示している。第1の端部フレーム部64aは、第1の走行ユニット18-1のフレーム部50の前壁51に連結され、第2の端部フレーム部64bは、第2の走行ユニット18-2のフレーム部50の後壁52に連結される。中間フレーム部64cは、第1及び第2の端部フレーム部64a,64bの間に介在され、これらの連結角度を自由に変化可能に構成されている。
また、本実施形態では、図1に示すように、隣り合う走行ユニット18の第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bの軸方向が、直交するように(すなわち、隣り合う走行ユニット28において、ホイール軸42が直交するように)配置されている。
さらに、本実施形態では、本体部14が偶数個の走行ユニット18で構成されており、隣り合う2つの走行ユニット18(すなわち、走行ユニット18-1及び18-2、並びに走行ユニット18-3及び18-4)が対を成すように形成されており、具体的には、対を成す2つの走行ユニット18が、管路走行状態で、各走行ユニット18に互いに逆方向の回転モーメントが発生するように、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bが配置されている。
図4及び図7を用いて、走行ユニット18に発生する回転モーメントについ、説明する。図4に示すように、管路内走行装置10を管路90内に導入した状態において、各走行ユニット18の第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bには、管路90の内壁92から、それぞれ反力Fを受ける。それぞれの反力Fを管路90の半径方向の力成分Fと、周方向の力成分Fとに分けると、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bの半径方向の力成分Fは互いに打ち消し合うが、周方向の力成分Fは走行ユニット18を回転させる向きに作用するため、走行ユニット18には回転モーメントTが生じる。
図7(a)及び(b)は、2つの走行ユニット18-1,18-2に作用する回転モーメントを説明する図であり、実線で示す一方の走行ユニット18-1の回転モーメントを黒塗り矢印で示し、破線で示す他方の走行ユニット18-2の回転モーメントを白抜き矢印で示している。図7(b)に示すように、2つの走行ユニット18-1,18-2において、一方の走行ユニット18を周方向に回転させた際に、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bの配置が重なるように、各回転ブラシ20を配置すると、各走行ユニット18に同一方向の回転モーメントが作用して、管路内走行装置10は、管路90内を周方向に回転しながら進行することになる。これに対し、本実施形態では、図7(a)に示すように、2つの走行ユニット18-1,18-2において、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bの配置を変えることにより、各走行ユニット18に、互いの打ち消す方向の回転モーメントを発生させている。これにより、管路内走行装置10が、管路90内を回転しながら走行することを防止し、より安定した走行を実現することができる。
さらに、本実施形態の管路内走行装置10は、毛部24と管路90の内壁92との間に生じる摩擦力により、管路内走行装置10が垂直方向に伸びる管路90を上方へ向かって走行可能となるように、毛部24の弾性等が設定されている。
図8は、管路内走行装置10が垂直方向に伸びる管路90を上方へ向かって走行する際に作用する力を説明する図であり、一例として、1つのモータ12と、2つの走行ユニット18-1,18-2と、これらを連結する2つの自在継手16-1,16-2とを備えた管路内走行装置10を記載している。図8において、Mは管路内走行装置10の総質量、gは重力加速度である。回転ブラシ20の弾性力をF、回転ブラシ20と管路内壁92との摩擦係数をμとおくと、管路内走行装置10が垂直管内で位置を維持するために必要な管内保持力Fは、以下の式(1)で表すことができる。
F=μF≧Mg ・・・式(1)
従って、回転ブラシ20の直径を変更してFtを増加させることにより、保持力Fを増加させることができる。また、走行ユニット18を増設することによっても保持力Fを増加させることができる。走行ユニット18の数をn、1つの回転ブラシ20の弾性力をF、走行ユニット18の質量をM、自在継手16の質量をM、モータ12の質量をMとおくと、保持力Fは以下の式(2)で表すことができる。
F=μ(2nF)≧(n(M+M)+M) ・・・式(2)
上記の条件式に基づいて、垂直管の走行に必要な保持力Fを設定することで、管路内走行装置10を垂直方向に自走させることができる。
上述した管路内走行装置10は、管路90内に設置した状態で、モータ12を駆動すると、自在継手16を介して各走行ユニット18のウォーム30が回転するとともに、これに噛合うウォームホイール40が回転し、ホイール軸42の一端部に取付けられた回転ブラシ20が、管路90の内壁92に接触した状態で回転駆動する。これにより、管路内走行装置10は管路90内を自走する。
管路内走行装置10の本体部14は、第1の回転ブラシ20Aと第2の回転ブラシ20Bとにより管路90内で安定的に保持され、各回転ブラシ20の回転によって、効率的な推進力を得て管路内を自走することができる。具体的には、各回転ブラシ20の回転軸が、管路90の中心軸(管路90内のウォーム30の位置と一致する)に対して略直交する状態で離間しているので、毛部24の長さを規定することで、毛部24は管路90の内壁92に近い側(すなわち、回転ブラシ20の回転軸からウォーム30に対して遠ざかる側)だけが弾性変形して接触する状態となる。これにより、各回転ブラシ20の毛部24において、接触している側での一方向への推進力だけが得られ、非接触の側での回転ブラシ20による逆方向への推進力は生じない。その結果、効率的な自走状態が確保され、毛部24の弾性変形によって、管路90の管径の差に対応しながら走行することができる。
このように、管路内走行装置10は、回転ブラシ20を管路90の内壁92に押付ける複雑なリンク機構を設ける必要がないため、管路内走行装置10の簡易化及び小型化を図ることができる。さらに、単一のモータ12によって各走行ユニット18の回転ブラシ20を回転させることで、推進力を高めて走行性能を向上させながら、小型化及び軽量化を図ることができる。また、各走行ユニット18が自在継手16を介して連結されているので、曲がり配管に対しても柔軟に対応しながら自走することができる。
また、走行ユニット18の数を偶数にし、走行中に各走行ユニット18に生じる回転モーメントを打ち消すように回転ブラシ20を配置しているので、走行中に装置全体が管路90の周方向に回転しながら進行することを防止することができる。なお、本実施形態では、装置全体を偶数個の走行ユニット18で構成しているが、管路内走行装置10の走行ユニットの数を奇数とし、隣り合う走行ユニット18が、互いに逆方向の回転モーメントを生じるようにして、回転を防止する構成としてもよい。
なお、管路内走行装置10は、図4に示すような、断面が円形の管路に限られず、断面形状が楕円形や四角等の多角形の管路内を走行することも可能である。
次に、図9及び図10を用いて、管路内走行装置10の他の実施形態について説明する。図9及び図10は、それぞれ、複数の走行ユニット18を有する管路内走行装置10の連結態様の他の例を示す図である。管路90は、水平方向に平行に伸びる水平管95,96と、管路曲がり部分98A,98Bを介して水平管95,96を連結する垂直管96とを有している。なお、図9及び図10では、簡略化のために、各走行ユニット10の回転ブラシ20の配置が同じくなるように記載されているが、回転ブラシ20の配置は、図1に示す実施形態のように、本体部14の保持性を高めて、各走行ユニット10に発生する回転モーメントを打ち消すように配置することができる。
図9に示す例では、モータ12と、自在継手16で連結された複数の走行ユニット18からなる走行ユニット群19Aとがフレキシブルシャフト17を介して連結されている。具体的には、モータ12の回転軸の一端部と、走行ユニット群19Aの端部に位置する一つの走行ユニット18のウォーム30とが、フレキシブルシャフト17を介することで、所定間隔を空けながら連動回転可能に連結されている。さらに、管路内走行装置10の先端10aに位置する走行ユニット18のウォーム30には、毛部を有する清掃用ブラシ25が連結されている。清掃用ブラシ25の毛部は、走行中に、ウォーム30とともに回転しながら管路90の内壁に接触し、管路90内を清掃することが可能である。
図10に示す例では、管路内走行装置10が、自在継手16を介して連結された複数の走行ユニット18からなる走行ユニット群19A,19B,19Cを複数有する。また、管路内走行装置10の先端10aに位置する走行ユニット18のウォーム30には、清掃用ブラシ25が連結されている。各走行ユニット群19A,19B,19Cのウォーム30及びモータ12の回転軸は、フレキシブルシャフト17を介して連動回転可能に連結されている。なお、図10では、2つの走行ユニット18が連結された3つの走行ユニット群19A,19B,19Cを記載しているが、走行ユニット群を構成する走行ユニット18の数や、走行ユニット群の数は、適宜設定することができる。
図9及び図10に示す実施形態のように、フレキシブルシャフト17を介してモータ12や走行ユニット18を連結することで、単一のモータ12によって、各走行ユニット群19A,19B,19Cの回転ブラシ20を同時に回転させることができる。また、各走行ユニット群19A,19B,19Cは湾曲可能なフレキシブルシャフトを用いて所定間隔を空けて配置されるため、管路90の曲がり部分98A,98Bにおける走行性を向上させることができる。さらに、管路内走行装置10のウォーム30に清掃用ブラシ25を連結することで、ウォーム30とともに清掃用ブラシ25を回転させて、管路90内を清掃することができる。
なお、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、管路内走行装置10は、モータ12と、これに連結された単一の走行ユニット18とで構成されていてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、第1及び第2の回転ブラシ20A,20Bが同一の直径に構成されているが、これに限られず、いずれか一方の直径を他方よりも大きく設定したり、さらに、それぞれの毛部24の弾性が異なるように構成したりすることができる。
また、例えば、1つの走行ユニット18が、1つのウォームホイール及び1つの回転ブラシ20のみを有し、このような走行ユニット18を自在継手16及び/又はフレキシブルシャフト17を用いて複数連結することで、管路内走行装置10の本体部14を管路90内に保持する構成であってもよい。
さらに、本発明の管路内走行装置10は、図11に示すように、モータ12の駆動力によって回転する駆動輪を構成する少なくとも1つの回転ブラシ20と、この回転ブラシ20と共に本体部14を管路90内に保持可能な支持部11とを有する構成であってもよい。図11において、支持部11は、フレーム部50に取付けられ、回転ブラシ20の回転に付随して回転する車輪で構成されている。このような支持部11は、管路90内への設置状態で、内壁92に接触し、回転ブラシ20と共に本体部14を管路90内に保持し得る位置、すなわち、管路90の中心軸を介して、回転ブラシ20と対向する領域(図11において、管路90の中心軸を通る一点鎖線で示す直線Lで区切られた管路90内の領域において、回転ブラシ20が配置されていない側の領域)に配置される。このように、管路内走行装置10は、回転ブラシ20と支持部11との協働によって本体部14を管路90内に保持する構成とすることが可能である。
10 管路内走行装置
11 支持部
12 モータ
14 本体部
16 自在継手
17 フレキシブルシャフト
18 走行ユニット
19A,19B,19C 走行ユニット群
20 回転ブラシ
24 毛部
25 清掃用ブラシ
30 ウォーム
40 ウォームホイール
50 フレーム部
90 管路
92 内壁

Claims (7)

  1. 駆動輪を構成する回転ブラシと、支持部とを有し、該回転ブラシと支持部とによって走行対象となる管路内に保持される本体部と、
    該本体部に取付けられて前記回転ブラシを回転駆動するモータと、
    を備えた管路内走行装置において、
    前記支持部は、前記モータによって回転駆動される支持回転ブラシとして構成され、前記管路内への設置状態で、管路内壁に接触し、前記回転ブラシと共に前記本体部を該管路内に保持し得る位置に設けられ、
    前記本体部は、
    進行方向に伸びて前記モータによって回転するとともに、前記管路内への設置状態で該管路の中心軸の位置とほぼ一致するウォーム軸と、
    前記ウォーム軸を間に挟んで、該ウォーム軸と直交する方向に平行に伸びる一対のホイール軸と、を備え、
    前記一対のホイール軸は、前記ウォーム軸に対する距離が一定に保持され、該ウォーム軸に連動して回転し、
    前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシのそれぞれは、前記一対のホイール軸のそれぞれの一方の端部に、前記ウォーム軸を中心として点対称となるように配置され、
    前記回転ブラシの回転軸及び前記支持回転ブラシの回転軸は、前記管路内への設置状態で、該管路の中心軸に対して離間した位置で、且つ該中心軸に略直交するように配置され、
    前記回転ブラシの毛部及び前記支持回転ブラシの毛部は、前記管路内への設置状態で、管路内壁に近い側の毛部のみが前記管路内壁に弾性変形した状態で接触する長さを有し、回転されることで該管路に対して推進力を付与可能な弾性を有することを特徴とする管路内走行装置。
  2. 前記本体部は、
    進行方向に伸びて前記モータによって前記ウォーム軸を回転中心として回転するウォームを有し、
    前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシのそれぞれの回転軸は、前記ウォームに対して対向する位置で噛合うウォームホイールのそれぞれと同軸にて回転されるように構成されたことを特徴とする請求項に記載の管路内走行装置。
  3. 前記本体部は、前記ウォーム、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシを有する走行ユニットを複数有し、
    各走行ユニットのウォームが、自在継手を介して連動回転可能に連結されたことを特徴とする請求項に記載の管路内走行装置。
  4. 前記複数の走行ユニットからなる走行ユニット群を複数有し、
    各走行ユニット群のウォームが、フレキシブルシャフトを介して連動回転可能に連結されたことを特徴とする請求項に記載の管路内走行装置。
  5. 前記複数の走行ユニットは、管路内走行状態で、前記回転ブラシ及び前記支持回転ブラシによって前記走行ユニットに生じる回転モーメントが逆方向となる配置で構成されたことを特徴とする請求項又はに記載の管路内走行装置。
  6. 前記回転ブラシは、毛部が複数の線材から構成され、該複数の線材は該回転ブラシの回転中心から半球状に伸長するように形成されたことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の管路内走行装置。
  7. 前記本体部の先端に位置するウォームに連結され、該ウォームとともに回転し、走行中に前記管路の内壁に毛部が接触する清掃用ブラシを備えたことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の管路内走行装置。
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