JP6206694B1 - 管肉厚測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡素、かつ、小型の機構でセンサのセンタリングをする。【解決手段】管52の肉厚を測定する管肉厚測定装置であって、装置本体3と、装置本体3に取り付けられ、管52の径方向の中心から径方向外側へ超音波を発振するセンサ8と、装置本体3に、径方向外側及び径方向内側へ伸縮自在に取り付けられ、管52の軸線を中心とする周方向に等間隔に設けられた一対の伸縮機構4と、伸縮機構4が伸びるように付勢する付勢部材5と、各々の伸縮機構4に取り付けられ、管52の内周面に接触しながら、装置本体3の管の軸線方向Daへの移動を案内する車輪6と、一方の伸縮機構4aの径方向の伸長を他方の伸縮機構4bの径方向の伸長に変換する伝動機構7と、を備える管肉厚測定装置を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、管肉厚測定装置に関する。
例えば、ごみ焼却用のボイラは、不具合発見のための定期的なボイラチューブの肉厚測定を必要としている。一般的なボイラチューブの肉厚測定方法としては、水浸UT法等が知られている。
例えば、特許文献1には、ボイラチューブを切断することなくボイラチューブの肉厚を測定する技術が記載されている。特許文献1に記載の技術では、肉厚測定を行う超音波プローブ(センサ)を案内するガイド管を用いている。ガイド管は、管寄せに形成された検査孔から管寄せ内に導入された後、その先端がボイラチューブに導入される。
その後、検査孔側からガイド管内にセンサケーブルに接続された超音波プローブを導入し、超音波プローブを前進させる。これによって、超音波プローブはガイド管内に沿って前進した後、ガイド管に案内されるようにしてボイラチューブ内に導入される。
また、特許文献2には、伸縮自在の3つのアームを備え、3つのアームを伸長させてボイラチューブの内周面に接触させることで超音波プローブをボイラチューブの径方向の中心に保持する管肉厚測定装置が記載されている。
各々のアームは、ボイラチューブの軸線方向に平行に延びる従動リンクと、従動リンクを支持する一対の駆動リンクと、を有しているリンク機構である。一方の駆動リンクの径方向外側と従動リンクとは、長穴を介して連結されている。これにより、従動リンクは一方の駆動リンクに対して、ボイラチューブの軸線方向に移動自在、かつ、回転自在である。
特許第4056679号公報 特開2015−169548号公報
ところで、特許文献2に記載の管厚測定装置においては、3つのアームは、それぞれ異なる駆動源によって駆動されるため、アームの伸縮量が一定にならない場合があった。
また、アームを駆動するために、アクチュエータを用いているために、小型化が容易ではなく、例えば、ボイラチューブの内周面に溶接や固着物に伴う突起がある場合等に車輪が引っ掛かる場合があった。
この発明は、より簡素、かつ、小型の機構でセンサのセンタリングをすることができる管厚測定装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、管肉厚測定装置は、管の肉厚を測定する管肉厚測定装置であって、装置本体と、前記装置本体に取り付けられ、前記管の径方向の中心から径方向外側へ超音波を発振するセンサと、前記装置本体に、径方向外側及び径方向内側へ伸縮自在に取り付けられ、前記管の軸線を中心とする周方向に等間隔に設けられた一対の伸縮機構と、前記伸縮機構が伸びるように付勢する付勢部材と、各々の前記伸縮機構に取り付けられ、前記管の内周面に接触しながら、前記装置本体の前記管の軸線方向への移動を案内する車輪と、一方の前記伸縮機構の径方向の伸長を他方の前記伸縮機構の径方向の伸長に変換する伝動機構と、を備え、各々の前記伸縮機構は、前記装置本体に回転自在に、かつ、互いに平行に取り付けられた第一のリンク及び第二のリンクと、前記第一のリンクの先端側と前記第二のリンクの先端側とを接続し、前記軸線と平行を保ちながら径方向に移動し、前記車輪が取り付けられた平行リンクと、を有する1自由度の平行リンク機構であり、前記伝動機構は、一方の前記伸縮機構の前記第一のリンクの回転に伴い回転する第一の歯車と、他方の前記伸縮機構の前記第二のリンクに固定されて前記第一の歯車と噛み合う第二の歯車と、を有する
このような構成によれば、付勢部材が伸縮機構を伸長するように付勢するとともに、伝動機構により一方の伸縮機構の動きが他方の伸縮機構に伝動されることによって、電動機等の駆動源を用いることなく、一対の伸縮機構を同期して伸縮させることができる。これにより、より簡素、かつ、小型の機構でセンサのセンタリングをすることができる。
また、伸縮機構が周方向に二箇所のみの構成であるため、管の内周面に溶接に伴う突起がある場合にも装置の通過を容易とすることができる。
このような構成によれば、伸縮機構を1自由度の平行リンク機構とし、伝動機構を歯車とすることによって、常に平行リンクが平行を保つため、センサの位置や姿勢を安定させることができる。
上記管厚測定装置において、各々の前記伸縮機構は、前記軸線を含む平面と平行、かつ、前記軸線から等間隔をあけて配置された一対の平面の面内にて伸縮する一対の前記平行リンク機構を有してよい。
このような構成によれば、一対の平行リンク機構が平行リンク機構が配置される平面と直交する方向に間隔をあけて配置される。これにより、センサの安定度を向上させることができる。
本発明によれば、電動機等の駆動源を用いることなく、一対の伸縮機構を同期して伸縮させることができる。これにより、より簡素、かつ、小型の機構でセンサのセンタリングをすることができる。
また、伸縮機構が周方向に二箇所のみの構成であるため、管の内周面に溶接に伴う突起がある場合にも装置の通過を容易とすることができる。
本発明の実施形態の管肉厚測定装置及びボイラの全体概要図である。 本発明の実施形態の管肉厚測定装置のセンサプローブの正面図であり、伸縮機構が伸長している状態を示す図である。 本発明の実施形態のセンサプローブの上面図である。 本発明の実施形態のセンサプローブの作用を説明する図であり、伸縮機構が伸長している状態を示す図である。 本発明の実施形態のセンサプローブの作用を説明する図であり、伸縮機構が収縮している状態を示す図である。 本発明の実施形態の管肉厚測定装置のセンサプローブの正面図であり、伸縮機構が収縮している状態を示す図である。
以下、本発明の管肉厚測定装置1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る管肉厚測定装置1は、ボイラ50におけるボイラチューブ52の肉厚を測定する際に用いられる。管肉厚測定装置1は、例えば、超音波プローブ等のセンサを用いてボイラチューブ52の肉厚を測定する。
ボイラ50は、管寄せ51と複数のボイラチューブ52とを備えている。ボイラチューブ52は水蒸気の流路となる複数の剛体の管であり、管寄せ51の延在方向に沿って配列されて一端が管寄せ51に接続されている。各々のボイラチューブ52は管寄せ51と連通しており、それぞれ管寄せ51に対して直交するように延在している。
管寄せ51には、点検用の孔である検査孔53が管寄せ51の延在方向に離間して複数開口している。検査孔53とボイラチューブ52とは互いにねじれの位置関係となるように配置されている。ボイラチューブ52の内径は、例えば、68mmである。
超音波プローブは、検査孔53及び管寄せ51を介してボイラチューブ52に導入される。
次に、検査対象であるボイラチューブ52の管肉厚を測定する管肉厚測定装置1について説明する。
管肉厚測定装置1は、データ収集機器31と、データ収集機器31が収集したデータを解析するデータ解析装置32と、データ収集機器31と接続されたケーブル巻取装置33と、ケーブル巻取装置33から排出されるフレキシブル管であるケーブル30と、ケーブル30の先端に取り付けられたセンサであるセンサプローブ2と、センサプローブ2の案内装置であるガイド管34とを有している。
データ収集機器31は、センサプローブ2によって測定されたボイラチューブ52の肉厚データがケーブル30を介して入力される機器である。即ち、データ収集機器31は、ボイラチューブ52の肉厚データを収集する役割を有している。
データ解析装置32はデータ収集機器31が収集したボイラチューブ52の肉厚データを解析するために使用されるコンピュータである。
ケーブル30は例えば金属やビニール等からなる長尺状のフレキシブル管であって、全長にわたって屈曲可能とされている。ケーブル30の外径は、例えば、12mmである。
センサプローブ2は、ケーブル30の先端部に設けられており、超音波を発することによってボイラチューブ52の肉厚データを測定する。センサプローブ2には、ケーブル30とともに水供給ホースが接続されている。
ケーブル巻取装置33は、ケーブル30の後端に接続されており、ボイラチューブ52内に挿入されたケーブル30を巻き取るために使用される。
ガイド管34は、ケーブル30及びセンサプローブ2がボイラチューブ52へ導入されるのを案内する管であって、ボイラチューブ52の肉厚の測定に先立って管寄せ51内に配置される。ガイド管34は、互いにねじれの位置関係となる検査孔53とボイラチューブ52とを接続するように配置される。
ガイド管34は、蛇腹状をなすフレキシブルホースから構成されている。これによってガイド管34は、伸縮自在かつ屈曲自在とされる。ガイド管34は、ガイド管34が屈曲した際には外力が作用しない限り屈曲状態を保持することができるようになっている。
ガイド管34は、検査孔53内から管寄せ51内に挿入され、管寄せ51内にて屈曲しながら延在し、その先端がボイラチューブ52に接続される。
図2及び図3に示すように、本実施形態の管肉厚測定装置1のセンサプローブ2は、本体3(装置本体)と、本体3を支持する一対の伸縮機構4と、各々の伸縮機構4が伸長(ボイラチューブ52の軸線Aを中心とする径方向外側に広がる)するように付勢する複数の付勢部材5と、各々の伸縮機構4に取り付けられた車輪6と、一方の伸縮機構4aの径方向の動きを他方の伸縮機構4bの径方向の動きに変換する伝動機構7と、本体3に取り付けられたセンサ本体8と、を備えている。
本体3はボイラチューブ52の軸線方向Daに長い部材であり、本体3の長手方向がボイラチューブ52の軸線に沿うように配置される。以下、ボイラチューブ52の軸線Aと同軸上に配置される本体3の軸線Aを中心軸Cと呼ぶ。
伸縮機構4は、本体3に対して、中心軸Cを中心とする径方向外側及び径方向内側に伸縮自在である。以下、中心軸Cを含む平面であり、伸縮機構4の伸縮方向に沿う平面を中心面F(図3参照)と呼ぶ。
本実施形態のセンサプローブ2は、中心面Fに対して対称となるように形成されている。本実施形態の各々の伸縮機構4は、中心面Fに対称となるように、2つの平行リンク機構15を有している。
付勢部材5は、引張コイルバネである。付勢部材5としては、引張コイルバネに限ることはなく、例えば、ゴムや、ねじりバネを用いた構成としてもよい。
センサ本体8は、本体3の一端に取り付けられている。センサ本体8は、ボイラチューブ52の径方向の中心から径方向外側のボイラチューブ52の内周面に超音波を発振するとともに、超音波の反射波を受信する。また、センサ本体8は、本体3の中心軸Cが、ボイラチューブ52の軸線Aと略一致した状態において、ボイラチューブ52内の中心位置に位置するように取り付けられている。
本体3は、中心軸Cがボイラチューブ52の軸線Aと同軸上に配置されるように、一対の伸縮機構4によって支持されている。
各々の伸縮機構4は、中心軸Cを中心とする径方向外側及び径方向内側に伸縮するリンク機構である。各々の伸縮機構4は、中心軸Cを中心とする周方向に等間隔に設けられている。換言すれば、各々の伸縮機構4は、周方向のピッチが180°となるように取り付けられている。
一方の伸縮機構4aは、本体3から中心軸Cと直交する方向の一方向に伸縮自在であり、他方の伸縮機構4bは、本体3から中心軸Cと直交する方向の他方向に伸縮自在である。
本体3は、一対の伸縮機構4が伸びて、車輪6がボイラチューブ52の内周面に対して突っ張ることによってセンタリングされる。
本体3は、本体部9と、伸縮機構4の伸縮を制限する第一伸縮制限部11及び第二伸縮制限部12と、第一回転軸13と、第二回転軸14と、を有している。
本体部9は、筒形状をなし、中心軸Cと同軸上に形成された貫通孔10を有している。貫通孔10には、ケーブル30が挿入されている。
本体部9は、中心面Fと平行をなす平面である平面部16を有している。平面部16は、回転軸13,14を介して伸縮機構4が取り付けられる平面である。
第一回転軸13は、平面部16に直交する方向に延在する軸である。第一回転軸13は、ボルト等の締結部材の軸部によって形成されてよい。
第二回転軸14は、平面部16に直交する方向に延在する軸である。第二回転軸14は、ボルト等の締結部材の軸部によって形成されてよい。第一回転軸13と、第二回転軸14とは、軸線方向Daに離間している。
伸縮機構4は、所謂リンク機構であり、第一回転軸13に回転自在に取り付けられたリンクである第一のリンク17と、第二回転軸14に回転自在に取り付けられたリンクである第二のリンク18と、第一のリンク17及び第二のリンク18の、回転軸13,14とは反対側の端部である先端側に回転自在に取り付けられたリンクである平行リンク19と、を有している。第一のリンク17及び第二のリンク18は、本体3に、回転自在に、かつ、互いに平行に取り付けられている。
第一のリンク17と本体部9とは、第一回転軸13を介して中心面Fと平行な平面内を回転自在に接続されている。同様に、第二のリンク18と本体部9とは、第二回転軸14を介して中心面Fと平行な平面内を回転自在に接続されている。第一回転軸13及び第二回転軸14は、1自由度の回転ができるピンジョイントである。
第一のリンク17と平行リンク19は、ジョイント20を介して中心面Fと平行な平面内を回転自在に接続されている。同様に、第二のリンク18と平行リンク19とは、ジョイント20を介して中心面Fと平行な平面内を回転自在に接続されている。ジョイント20は、1自由度の回転ができるピンジョイントである。
第一のリンク17、第二のリンク18、及び平行リンク19によって、伸縮機構4は、1自由度の平行リンク機構15をなしている。第一のリンク17の長さ及び第二のリンク18の長さは、平行リンク19が中心軸C(軸線A)と常に平行を維持するように設定されている。
車輪6は、平行リンク19の両端に取り付けられている。車輪6は、ボイラチューブ52の内周面を軸線方向Daに走行可能なように取り付けられている。
付勢部材5は、平行リンク19の中央部と本体部9とを接続するように取り付けられている。付勢部材5は、平行リンク19が径方向外側に移動するように、平行リンク19を付勢している。これにより、伸縮機構4は、図2に示すような伸長した状態を保とうとする。
伝動機構7は、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17の動きを他方の伸縮機構4bの第二のリンク18に伝動する機構である。
伝動機構7は、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17の回転に伴い回転する第一の歯車21と、他方の伸縮機構4bの第二のリンク18に固定されて第一の歯車21と噛み合う第二の歯車22と、を有している。第一の歯車21と第二の歯車22のピッチ円直径は同一である。第一の歯車21と第二の歯車22との回転比は1である。
第一の歯車21は、平歯車であり、第一の歯車21の中心が第一回転軸13の中心と一致するように、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17に固定されている。第一の歯車21のピッチ円の中心は、第一回転軸13の中心と一致している。第一のリンク17が第一回転軸13を中心に回転すると、第一のリンク17にボルト26によって固定されている第一の歯車21も第一回転軸13を中心に回転する。
第二の歯車22は、平歯車であり、第二の歯車22の中心が第二回転軸14の中心と一致するように、他方の伸縮機構4bの第二のリンク18に固定されている。第二の歯車22のピッチ円の中心は、第二回転軸14の中心と一致している。第二の歯車22が第二回転軸14を中心に回転すると、第二の歯車22にボルト27によって固定されている第二のリンク18も第二回転軸14を中心に回転する。
なお、第一の歯車21は、空間的な制限により、一部が切り落とされている。第一の歯車21と第二の歯車22とは、第一の歯車21の一部が切り落とされていることを除けば、同一の形状である。即ち、第一の歯車21と第二の歯車22とは、ピッチ円直径、及び歯形が同一である。
伝動機構7の第一の歯車21と第二の歯車22とは、一方の伸縮機構4aと他方の伸縮機構4bとが対称的に同期するように噛み合わされている。
上述したように、センサプローブ2は、中心面Fに対して対称となるように形成されている。各々の伸縮機構4は、中心面Fと平行、かつ、中心面Fから等間隔をあけて配置された一対の平面の面内にて伸縮する一対の平行リンク機構15を有している。
図3に示すように、一対の平行リンク機構15において、平行リンク19は、共用されている。換言すれば、一対の平行リンク機構15は、平行リンク19を介して接続されている。車輪6は、各々の平行リンク19の長手方向の端部において、平行リンク19の幅方向に離間して配置されている。換言すれば、車輪6は、軸線方向Daから見て長方形の平行リンク19の四隅に配置されている。
伸縮制限部11,12は、伸縮機構4の伸縮を制限する部位である。
第一伸縮制限部11は、伸縮機構4の第一のリンク17の回転を制限する第一接触面23を有している。第一接触面23は、伸縮機構4が伸長し過ぎないように、第一のリンク17の動きを制限するように形成されている。具体的には、第一伸縮制限部11は、伸縮機構4が図2に示す状態よりもわずかに伸長した状態で伸縮機構4の伸長を制限するように形成されている。
第二伸縮制限部12は、伸縮機構4の第二のリンク18の回転を制限する第二接触面24を有している。第二接触面24は、伸縮部材が図6に示す状態よりも収縮しないように、第二のリンク18の動きを制限するように形成されている。
伸縮制限部11,12は、面である必要はなく、例えば、本体部9の平面部16にリンク17,18と干渉するボルトを取り付けてもよい。
次に、本実施形態のセンサプローブ2の伸縮機構4の動作について説明する。なお、図4及び図5に示す図においては、伝動機構7の作用をわかりやすくするために、複数のリンク17,18のうち、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17、及び他方の伸縮機構4bの第二のリンク18のみを実線で示している。
センサプローブ2が内径の大きいボイラチューブ52の内部に配置されている場合、図4に示すように、付勢部材5の張力によって、伸縮機構4が伸長する。即ち、平行リンク機構15である伸縮機構4が伸長し、伸縮機構4の平行リンク19が径方向外側に移動するとともに、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17が時計回りに回転する。
第一のリンク17の回転に伴い、第一のリンク17に固定された伝動機構7の第一の歯車21も時計回りR1に回転する。第一の歯車21の回転に伴い、第一の歯車21と噛み合う第二の歯車22が反時計回りR2に回転する。
これにより、他方の伸縮機構4bの第二のリンク18が反時計回りR2に回転する。即ち、第一のリンク17と第二のリンク18とが同期して回転する。他方の伸縮機構4bも平行リンク機構15であるため、第二のリンク18の回転により、他方の伸縮機構4bの平行リンク19も径方向外側に移動する。
センサプローブ2が内径の小さいボイラチューブ52の内部に配置されている場合、図5に示すように、付勢部材5の張力に抗して、伸縮機構4が収縮する。即ち、平行リンク機構15である伸縮機構4が収縮し、伸縮機構4の平行リンク19が径方向内側に移動するとともに、一方の伸縮機構4aの第一のリンク17が反時計回りR2に回転する。
第一のリンク17の回転に伴い、第一のリンク17に固定された伝動機構7の第一の歯車21も反時計回りR2に回転する。第一の歯車21の回転に伴い、第一の歯車21と噛み合う第二の歯車22が時計回りR1に回転する。
これにより、他方の伸縮機構4bの第二のリンク18が時計回りR1に回転する。第二のリンク18の回転により、他方の伸縮機構4bの平行リンク19も径方向内側に移動する。
図6に示すように、ボイラチューブ52は、小径部位52aを有している。小径部位52aは、例えば、管寄せ51(図1参照)とボイラチューブ52との結合部位に設けられている。
本実施形態のセンサプローブ2は、ケーブル30を介して引き寄せる(図6の上方に引き上げる)ことによって、伸縮機構4が収縮する。本実施形態のセンサプローブ2は、小径部位52aを通過する際は、伸縮機構4によって収縮し、小径部位52aを通過した後は、伸長する。
本実施形態のセンサプローブ2の縮小率、即ち、最小幅W2(図6参照)と最大幅W1(図2参照)の比率は、0.511である。具体的には、最大幅W1は70.1mmであり、最小幅W2は35.8mmである。
上記実施形態によれば、付勢部材5が伸縮機構4を伸長するように付勢するとともに、伝動機構7により一方の伸縮機構4aの動きが他方の伸縮機構4bに伝動されることによって、電動機等の駆動源を用いることなく、一対の伸縮機構4を同期して伸縮させることができる。これにより、より簡素、かつ、小型の機構でセンサ本体8のセンタリングをすることができる。
また、伸縮機構4が周方向に二箇所のみの構成であるため、ボイラチューブ52の内周面に溶接に伴う突起がある場合にもセンサプローブ2の通過を容易とすることができる。
また、伸縮機構4を1自由度の平行リンク機構15とし、伝動機構7を歯車とすることによって、常に平行リンク19が平行を保つため、センサ本体8の位置や姿勢を安定させることができる。
また、一対の平行リンク機構15が中心面Fと直交する方向に間隔をあけて配置されることによって、軸線方向Daからみて車輪6が長方形状に配置されるため、センサ本体8の安定度を向上させることができる。
また、各々の伸縮機構4を構成するリンク17,18が長穴を介して平行リンク19に連結されていないことによって、平行リンク機構15の強度を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、伝動機構7に歯車を用いる構成としたがこれに限ることはなく、チェーン・スプロケットや、ベルトなどの伝動機構7を採用することもできる。
また、第一の歯車21と第二の歯車22との間に中間歯車があってもよい。
1 管肉厚測定装置
2 センサプローブ
3 本体(装置本体)
4 伸縮機構
5 付勢部材
6 車輪
7 伝動機構
8 センサ本体(センサ)
9 本体部
10 貫通孔
11 第一伸縮制限部
12 第二伸縮制限部
13 第一回転軸
14 第二回転軸
15 平行リンク機構
16 平面部
17 第一のリンク
18 第二のリンク
19 平行リンク
20 ジョイント
21 第一の歯車
22 第二の歯車
23 第一接触面
24 第二接触面
30 ケーブル
31 データ収集機器
32 データ解析装置
33 ケーブル巻取装置
34 ガイド管
50 ボイラ
51 管寄せ
52 ボイラチューブ(管)
53 検査孔
A 軸線
C 中心軸
F 中心面

Claims (2)

  1. 管の肉厚を測定する管肉厚測定装置であって、
    装置本体と、
    前記装置本体に取り付けられ、前記管の径方向の中心から径方向外側へ超音波を発振するセンサと、
    前記装置本体に、径方向外側及び径方向内側へ伸縮自在に取り付けられ、前記管の軸線を中心とする周方向に等間隔に設けられた一対の伸縮機構と、
    前記伸縮機構が伸びるように付勢する付勢部材と、
    各々の前記伸縮機構に取り付けられ、前記管の内周面に接触しながら、前記装置本体の前記管の軸線方向への移動を案内する車輪と、
    一方の前記伸縮機構の径方向の伸長を他方の前記伸縮機構の径方向の伸長に変換する伝動機構と、を備え
    各々の前記伸縮機構は、
    前記装置本体に回転自在に、かつ、互いに平行に取り付けられた第一のリンク及び第二のリンクと、
    前記第一のリンクの先端側と前記第二のリンクの先端側とを接続し、前記軸線と平行を保ちながら径方向に移動し、前記車輪が取り付けられた平行リンクと、を有する1自由度の平行リンク機構であり、
    前記伝動機構は、一方の前記伸縮機構の前記第一のリンクの回転に伴い回転する第一の歯車と、他方の前記伸縮機構の前記第二のリンクに固定されて前記第一の歯車と噛み合う第二の歯車と、を有する管肉厚測定装置。
  2. 各々の前記伸縮機構は、前記軸線を含む平面と平行、かつ、前記軸線から等間隔をあけて配置された一対の平面の面内にて伸縮する一対の前記平行リンク機構を有する請求項に記載の管肉厚測定装置。
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