JP6230766B1 - 挿入機器、装着具及び駆動力伝達ユニット - Google Patents

挿入機器、装着具及び駆動力伝達ユニット Download PDF

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Abstract

挿入機器では、挿入部の外周面の一部を形成する被膜は、可撓性を有し、弾性材料から形成される。前記挿入部では、外周側へ突出する凸部は、前記外周側から前記被膜によって覆われ、前記凸部は、装着具を回転させる駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して長手軸の軸回りについて移動する。前記装着具のリング部材は、前記被膜を介して前記凸部を内周側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りに回転可能である。

Description

本発明は、挿入具及びその挿入具の挿入部に装着される装着具を備える挿入機器に関する。また、本発明は、その挿入機器に設けられる装着具、及び、その挿入機器において挿入部から装着具に駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットに関する。
国際公開第2013/038720号公報には、内視鏡(挿入具)の挿入部の外周面に装着されるスパイラルユニット(装着具)が開示されている。このスパイラルユニットは、挿入部を外周側から覆う状態で挿入部に着脱可能に取付けられ、長手軸を中心とする螺旋状に延設される螺旋フィンを備える。挿入部では、回転体がベース部に取付けられる。また、挿入部では、筒状の被膜がベース部に取付けられ、被膜は回転体を外周側から覆う。スパイラルユニットが挿入部に取付けられた状態では、駆動力が伝達されることによって回転体が長手軸の軸回りに回転し、回転体が被膜を介してスパイラルユニットを押圧する。これにより、駆動力が挿入部の回転体からスパイラルユニットに伝達され、スパイラルユニットが長手軸の軸回りに回転する。この際、スパイラルユニットは、長手軸の軸回りについて回転体が回転する側へ回転する。
国際公開第2013/038720号公報のように回転体が装着具を押圧することにより、装着具を長手軸の軸回りに回転させる挿入機器では、回転体に外周側へ突出する凸部(内側凸部)を設け、装着具に内周側へ突出する凸部(外側凸部)を設ける必要がある。そして、回転体が長手軸の軸回りに回転し、回転体の凸部が装着具の凸部を押圧することで、装着具が長手軸の軸回りに回転する。装着具において挿入部へのコネクタ部に凸部が設けられることにより、装着具において挿入部へのコネクタ部の構成が複雑になる。これにより、装着具の製造において、手間及びコストが増大する。
本発明が目的とするところは、装着具において挿入部へのコネクタ部の構成が簡略化された挿入機器を提供することにある。また、その挿入機器に設けられる装着具、及び、その挿入機器において挿入部から装着具に駆動力を伝達する駆動力伝達ユニットを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の挿入機器は、長手軸に沿って延設される挿入部を備える挿入具と、前記挿入部の外周面に装着され、前記挿入部から駆動力が伝達されることにより、一部又は全体が長手軸の軸回りに回転する装着具と、前記挿入部の前記外周面の一部を形成するとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、 外周側に突出するとともに、前記挿入部において前記外周側から前記被膜によって覆われ、前記装着具を回転させる前記駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りについて移動する少なくとも1つの凸部と、前記装着具の内周面の一部を形成するとともに、前記被膜を介して前記凸部を前記長手軸に向かう側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、を備える。
本発明の別のある態様は、長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部の外周面の一部を形成するとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、外周側に突出するとともに、前記挿入部において前記外周側から前記被膜によって覆われ、駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して長手軸の軸回りについて移動する少なくとも1つ凸部と、を備える挿入具とともに用いられ、前記挿入部の前記外周面に装着される装着具であって、前記挿入部を通して前記駆動力が伝達されることにより、前記長手軸の前記軸回りに回転する被駆動部と、前記被駆動部に連結され、前記装着具の内周面の一部を形成するとともに、前記被膜を介して前記凸部を内周側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、を備える。
本発明の別のある態様の駆動力伝達ユニットは、中心軸に沿って延設されるとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、外周側に突出するとともに、前記外周側から前記被膜によって覆われ、駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して中心軸の軸回りについて移動する少なくとも1つの凸部と、前記被膜を介して前記凸部を内周側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記中心軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係る挿入機器を示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係るスパイラルユニットが挿入部から取外された状態でのスパイラルユニットのコネクタ部を、スパイラルユニットの中心軸に交差する断面で概略的に示す断面図である。 図3は、第1の実施形態に係るスパイラルユニットが挿入部の外周面に装着された状態でのベース部及びその近傍の構成を、長手軸に略平行な断面で概略的に示す断面図である。 図4は、第1の実施形態に係るスパイラルユニットが挿入部の外周面に装着された状態でのベース部及びその近傍の構成を、コネクタ部を通る長手軸に交差する断面で概略的に示す断面図である。 図5は、第1の実施形態に係る挿入部の凸部からスパイラルユニットのコネクタ部にスパイラルユニットを長手軸の軸回りに回転させる駆動力を伝達する構成を説明する概略図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、挿入機器1を示す図である。図1に示すように、挿入機器1は、挿入具である内視鏡2と、装着具であるスパイラルユニット10と、を備える。内視鏡2は、挿入部3を備え、挿入部3は、中心軸として長手軸Cを有する。ここで、長手軸Cに沿う方向(長手軸方向)の一方側が先端側(図1の矢印C1側)であり、先端側とは反対側が基端側(図1の矢印C2側)である。挿入部3は、長手軸Cに沿って基端側から先端側へ延設される。また、挿入部3は、外周面7を有する。内視鏡2では、挿入部3の基端側に操作部5が設けられる。また、操作部5には、ユニバーサルコード6の一端が接続される。
挿入機器1は、周辺装置とともに用いられる。周辺装置は、画像プロセッサ等の画像処理装置(図示しない)、ランプ等の光源装置(図示しない)、電源、変換回路、プロセッサ及び記憶媒体等を備える駆動制御装置(図示しない)、フットスイッチ等の操作入力装置(図示しない)、及び、モニタ等の表示装置(図示しない)等を含む。ユニバーサルコード6の他端は、例えば周辺装置の1つである光源装置に、着脱可能に接続される。
内視鏡2では、挿入部3の内部、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード6の内部を通って撮像ケーブル(図示しない)及びライトガイド(図示しない)が延設される。挿入部3の先端部の内部には、CCD等の撮像素子(図示しない)が設けられる。撮像素子は、挿入部3の先端部の外表面に設けられる観察窓(図示しない)を通して、被写体を撮像する。そして、撮像ケーブルを介して、撮像信号が画像処理装置(図示しない)に伝達され、画像処理装置で画像処理が行われる。これにより、画像処理装置で被写体の画像が生成され、生成された被写体の画像が、表示装置(図示しない)に表示される。また、光源装置(図示しない)から出射された光は、ライトガイドを通して、導光される。そして、導光された光が、挿入部3の先端部の外表面に設けられる照明窓(図示しない)から被写体に照射される。
スパイラルユニット10は、筒状に形成される。挿入機器1では、挿入部3がスパイラルユニット(装着具)10に挿通された状態で、挿入部3の外周面7にスパイラルユニット10が着脱可能に装着される。スパイラルユニット10が挿入部3に装着された状態では、スパイラルユニット10の中心軸は挿入部3の長手軸Cと略同軸になる。スパイラルユニット10は、内周面11を有する。また、スパイラルユニット10は、駆動される被駆動部12と、挿入部3へ接続されるコネクタ部13と、を備える。被駆動部12は、コネクタ部13の先端側に連結される。被駆動部12は、長手軸C(スパイラルユニット10の中心軸)に沿って延設される筒状のチューブ本体15と、チューブ本体15の外周面において外周側に向かって突出する螺旋フィン16と、を備える。螺旋フィン16は、長手軸C(スパイラルユニット10の中心軸)を中心とする螺旋状に延設される。
コネクタ部13は、スパイラルユニット10の内周面11の一部を形成する筒状のリング部材17と、リング部材17の外周側を覆うカバー18と、を備える。リング部材17は、エラストマー材料又は弾性を有する樹脂材料から形成される。したがって、リング部材17は、弾性変形可能である。図2は、スパイラルユニット10が挿入部3から取外された状態でのスパイラルユニット10のコネクタ部13を、スパイラルユニット10の中心軸(長手軸C)に交差する(略垂直な)断面で示す図である。図2に示すように、スパイラルユニット10が挿入部3から取外された状態では、リング部材17は、内径D0を有する。また、リング部材17は、内周長L0を有する。リング部材17が円筒状であるため、リング部材17の内周面は、滑らかな曲面に形成される。本実施形態では、被駆動部12及びコネクタ部13を含むスパイラルユニット(装着具)10の全体が、長手軸Cの軸回りに回転可能である。
図1に示すように、内視鏡2では、操作部5にモータケーシング21が取付けられる。モータケーシング21の内部には、駆動源である電動モータ22が設けられる。電動モータ22には、電気配線(図示しない)の一端が接続される。電気配線は、操作部5の内部、及び、ユニバーサルコード6の内部を通って周辺装置の1つである駆動制御装置(図示しない)に接続される。駆動制御装置は、操作入力装置(図示しない)での操作入力に基づいて、電動モータ22への駆動電力の供給状態を制御し、電動モータ22の駆動状態を制御する。電動モータ22に駆動電力が供給されることにより、電動モータ22が駆動され、長手軸C(スパイラルユニット10の中心軸)を中心としてスパイラルユニット10(被駆動部12)を回転させる(公転させる)駆動力が発生する。
挿入部3は、先端側可撓管部23と、先端側可撓管部23より基端側に設けられる基端側可撓管部25と、を備える。基端側可撓管部25の基端は、操作部5に接続される。先端側可撓管部23と基端側可撓管部25との間には、硬質材料から形成されるベース部(ステータ)27が設けられる。すなわち、先端側可撓管部23は、ベース部27を介して、基端側可撓管部25に連結される。スパイラルユニット10が挿入部3に装着された状態では、スパイラルユニット10のコネクタ部13(スパイラルユニット10の基端部)によってベース部27の外周側が覆われ、スパイラルユニット10は、ベース部27の外周側の部位から先端側へ向かって延設される。そして、被駆動部12によって、先端側可撓管部23の外周側が覆われる。なお、ベース部(ステータ)27を形成する部材の数は限定されるものではなく、1つの部材からベース部27が形成されてもよく、複数の部材からベース部27が形成されてもよい。
図3及び図4は、スパイラルユニット10が挿入部3の外周面7に装着された状態での、ベース部27及びその近傍の構成を示す図である。図3は、長手軸Cに略平行な断面を示し、図4は、コネクタ部13を通る長手軸Cに交差する(略垂直な)断面で示す。図1、図3及び図4に示すように、挿入部3の内部には、駆動ギア31が配置される。駆動ギア31は、ベース部27に取付けられる。また、基端側可撓管部25の内部には、基端側から先端側へ駆動シャフト32が延設される。駆動シャフト32の中心軸は、長手軸Cに対して略平行である。駆動シャフト32の基端(一端)は、操作部5の内部において、ギア列33に接続される。そして、ギア列33は、駆動源である電動モータ22に接続される。すなわち、駆動シャフト32は、ギア列33を介して電動モータ22に連結される。また、駆動シャフト32の先端は、駆動ギア31に接続される。電動モータ22が駆動されることにより、駆動力がギア列33を介して駆動シャフト32に伝達され、駆動シャフト32は駆動シャフト32の中心軸の軸回りに回転する。これにより、駆動力が駆動ギア31に伝達され、駆動ギア31が回転する。
挿入部3は、ベース部27に外周側から取付けられる回転体(ロータ)35を備える。回転体35は、長手軸Cを中心としてベース部27に対して回転可能である。回転体35は、筒状の回転ベース36と、回転ベース36に取付けられる(本実施形態では6つの)ローラ(自転部材)37と、を備える。回転ベース36の内周面には、内周ギア38が形成される。内周ギア38は、長手軸Cの軸回りの全周に渡って延設される。駆動ギア31は、内周ギア38と噛合う。このため、駆動ギア31が回転することにより、駆動力が回転体35に伝達され、回転ベース36及びローラ37が一緒に長手軸Cの軸回りに回転する(公転する)。
図1、図3及び図4に示すように、ローラ37のそれぞれは、対応する自転軸(Pの対応する1つ)を中心として、回転ベース36に対して自転可能(回転可能)である。ローラ37のそれぞれは、対応する凸部(41の対応する1つ)を形成する。凸部41のそれぞれは、回転体35において外周側に突出する。駆動力が回転体35に伝達され、回転体35がベース部27に対して長手軸Cの軸回りに回転することにより、凸部41のそれぞれは、ベース部27に対して長手軸Cの軸回りについて移動する。凸部41(ローラ37)は、長手軸Cの軸回りについて互いに対して離間して配置される。
挿入部3には、凸部41を含む回転体35を外周側から覆う被膜42が、設けられる。被膜42は、長手軸C(被膜の中心軸)に沿って延設される。被膜は、例えばゴム等の弾性材料から形成され、可撓性を有する。被膜42によって、挿入部3の外周面7の一部が形成される。被膜42の先端及び基端のそれぞれは、ベース部(ステータ)27の外周面に接着等により、固定される。このため、被膜42のベース部27に対する長手軸Cの軸回り(被膜42の中心軸の軸回り)の回転は規制される。したがって、回転体35に駆動力が伝達されることにより、回転体35は被膜42に対して長手軸Cの軸回りに回転し、凸部41は被膜42に対して回転ベース36と一緒に長手軸Cの軸回りについて移動する。
凸部41のそれぞれは、被膜42を内周側から外周側へ押圧する。このため、被膜42は、凸部41からの押圧によって弾性変形し、凸部41のそれぞれから押圧される位置(箇所)において外周側に向かって突出する。これにより、被膜42の外周面には、長手軸Cの軸回りについて凸部41のそれぞれから押圧される位置において、外周側へ突出する頂部(Eの対応する1つ)が形成される。長手軸Cに交差する(略垂直な)断面では、頂部Eのそれぞれと長手軸Cの軸回りについて隣設する頂部(対応するE)との間を直線で結ぶことにより、六角形(多角形)H1が形成される。本実施形態では、長手軸Cの軸回りについて凸部41が略等間隔で配置されるため、頂部Eも長手軸Cの軸回りについて略等間隔に配置される。このため、六角形H1は、長手軸Cを中心とする正六角形(正多角形)である。頂部Eのそれぞれは、六角形H1の頂点を形成する。また、頂部Eのそれぞれと長手軸Cの軸回りについて隣設する頂部(対応するE)との間を結ぶ直線のそれぞれは、六角形H1の辺を形成する。
ここで、凸部41を通る長手軸Cに交差する断面において、被膜42の外周面は、前述の六角形H1と略同一の形状を形成し、被膜42の外周長は、六角形H1の周長L1と略同一の長さとなる。本実施形態では、六角形H1は長手軸Cを中心とする正六角形であるため、六角形H1の外接円H2の半径R1を規定すると、六角形H1の周長L1は式(1)のようになる。なお、外接円H2は、凸部41の長手軸Cの軸回りの移動において被膜42に形成される頂部Eのそれぞれが通過する軌跡円と略同一であり、半径R1は、長手軸Cから頂部Eのそれぞれまでの距離と同一である。また、長手軸Cからローラ37のそれぞれの自転軸(Pの対応する1つ)までの距離であるローラ37のそれぞれのピッチ半径R2、及び、1つのローラ37の周長S1を規定すると、六角形H1の周長L1は式(2)のようになる。
Figure 0006230766
Figure 0006230766
挿入部3の外周面7にスパイラルユニット(装着具)10が装着された状態、すなわちコネクタ部13が挿入部3に接続された状態では、リング部材17は被膜42の外周側に取付けられる。リング部材17を含むスパイラルユニット10は、ベース部27及び被膜42に対して長手軸Cの軸回りに回転可能である。リング部材17の内周長L0は、前述の六角形(正多角形)H1の周長L1より長い。そして、リング部材17の内周長L0は、六角形H1の外接円H2の周長L2より短い。また、前述のように本実施形態では、凸部41(頂部E)が偶数個設けられ、六角形H1が長手軸Cを中心とする正六角形である。したがって、内周長L0が周長L1より長く、かつ、周長L2より短いため、スパイラルユニット10が挿入部3から取外された状態でのリング部材17の内径D0は、六角形H1の対辺距離A1より大きく、六角形H1の対角距離A2より小さい。
内周長L0が外接円H2の周長L2より短いため(内径D0が対角距離A2より小さいため)、被膜42の外周側にリング部材17が取付けられた状態では、リング部材17は、凸部41のそれぞれから被膜42を介して外周側へ押圧され、弾性変形する。このため、スパイラルユニット10が挿入部3に装着された状態では、リング部材17は、被膜42を介して凸部41のそれぞれを内周側(長手軸Cへ向かう側)へ押圧する。また、内周長L0が被膜42の外周長と略同一の長さとなる六角形の周長L1より長いため、被膜42の外周側にリング部材17が取付けられた状態では、長手軸Cの軸回りについて頂部E(凸部41)が位置する部位及びそれらの近傍でのみ、リング部材17が被膜42に外周側から当接する。そして、長手軸Cの軸回りについて頂部Eのそれぞれと隣設される頂部(対応するE)との間の部位等のいずれの頂部Eからも離れた部位では、リング部材17は、被膜42から外周側に離間し、被膜42に接触しない。
なお、リング部材17の内周長L0が外接円H2の周長L2より短く、リング部材17が凸部41のそれぞれからの押圧によって弾性変形するため、長手軸Cの軸回りについていずれの頂部Eからも離れた部位では、六角形H1の外接円H2に対してリング部材17の内周面は内周側に位置する。ただし、リング部材17の内周長L0と外接円H2の周長L2との差(すなわち、内径D0と対角距離A2との差)は微小であるため、長手軸Cの軸回りについていずれの頂部Eからも離れた部位での六角形H1の外接円H2に対するリング部材17の内周面の内周側へのずれは、微小である。このため、図4では、長手軸Cの軸回りについていずれの頂部Eからも離れた部位での六角形H1の外接円H2に対するリング部材17の内周面のずれは、示さず、リング部材17の内周面を外接円H2と略同一の形状で示す。
図5は、凸部41(回転体35)からスパイラルユニット10のコネクタ部13にスパイラルユニット10(被駆動部12)を長手軸Cの軸回りに回転させる駆動力を伝達する構成を説明する図である。本実施形態では、凸部41、被膜42及びリング部材17によって、挿入部3からスパイラルユニット(装着具)10のコネクタ部13に駆動力を伝達する駆動力伝達ユニット40が、形成される。
図1、図3及び図4に示す回転体35が長手軸Cの軸回りについて一方側(矢印Y1側)に被膜42に対して回転すると、ローラ37のそれぞれは自転軸Pの軸回りについて反時計回りに回転する。そして、図5に示すように、凸部41のそれぞれは、長手軸Cの軸回りについて一方側(図5では時計回り)に移動する(図5の矢印X1)。これにより、被膜42において凸部41のそれぞれから押圧される位置(箇所)も、長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側へ、移動する。すなわち、被膜42において外周側に突出し、かつ、リング部材17が被膜42に当接する頂部Eのそれぞれが、長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側(図5では矢印Y1側)へ、移動する。被膜42において凸部41から押圧される頂部Eが長手軸Cの軸回りに移動することにより、被膜42に進行波が発生する。進行波は、長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側に進む(図5の矢印X2)。
進行波が移動することにより、被膜42の外周面のそれぞれの地点は、楕円運動する(図5の矢印X3)。楕円運動の回転は、凸部41の移動方向(進行波の移動方向)とは逆回りである。図5では、凸部41のそれぞれが長手軸Cの軸回りについて時計回りに移動するため、被膜42の外周面のそれぞれの地点は、反時計回りに楕円運動する。被膜42の外周面は、凸部41のそれぞれから外周側へ押圧される位置(被膜42において外周側に突出する頂部E)でリング部材17に接触している。このため、被膜42の外周面の楕円運動によって、被膜42の頂部Eでは、外周側から当接するリング部材17に、進行波が移動する側とは反対側へ力(摩擦力)F1が作用する。そして、力F1によって、長手軸Cの軸回りについて進行波が移動する側とは反対側へ、リング部材17を含むスパイラルユニット(装着具)10が回転する(図5の矢印X4)。図5では、長手軸Cの軸回りについて時計回り(矢印Y1側)に進行波が移動するため、長手軸Cの軸回りについて反時計回り(矢印Y2側)にリング部材17及び被駆動部12を含むスパイラルユニット10が回転する。
なお、超音波モータにおいても、圧電素子によってステータに進行波を発生させる。そして、進行波の移動によってステータの外表面のそれぞれの地点を楕円運動させ、ステータの外表面に当接するロータを進行波が移動する側とは反対側へ回転させる。したがって、本実施形態の進行波によって進行波が移動する側とは反対側にスパイラルユニット10を回転させる原理は、超音波モータにおいてステータに発生する進行波によってロータをステータに対して回転させる原理と同様である。
前述のように本実施形態では、凸部41(ローラ37)のそれぞれが長手軸Cの軸回りについて一方側(矢印Y1側)に移動することにより、リング部材17に駆動力が伝達され、リング部材17を含むスパイラルユニット10が長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側とは反対側(矢印Y2側)に移動する。同様に、凸部41のそれぞれが長手軸Cの軸回りについて他方側(矢印Y2側)に移動しても、リング部材17に駆動力が伝達され、リング部材17を含むスパイラルユニット10が長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側とは反対側(矢印Y1側)に移動する。
次に、本実施形態の挿入機器1の作用及び効果について説明する。挿入機器1を用いて管腔の観察を行う際には、スパイラルユニット(装着具)10を内視鏡(挿入具)2の挿入部3に装着し、挿入部3及びスパイラルユニット10を管腔に挿入する。そして、操作入力装置(図示しない)で操作入力を行うことにより、電動モータ(駆動源)22を駆動し、前述したように挿入部3を通してスパイラルユニット10に駆動力を伝達する。これにより、スパイラルユニット10が長手軸Cを中心として回転する。管腔壁によって螺旋フィン16が内周側に押圧された状態でスパイラルユニット10が回転することにより、先端側又は基端側(長手軸Cに沿う方向の一方側)への推進力が挿入部3及びスパイラルユニット10に作用する。推進力によって、管腔における挿入部3の移動性が向上する。この際、ローラ37のそれぞれが自転軸(Pの対応する1つ)を中心として回転可能であるため、ローラ37と被膜42との間の摩擦が低減される。
本実施形態では、被膜42を介して凸部41を内周側へ押圧する状態で被膜42の外周側に円筒状のリング部材17が取付けられ、リング部材17の内周面は滑らかな曲面に形成される。すなわち、本実施形態では、前述のように凸部41からリング部材17に駆動力が伝達されるため、リング部材17を含むスパイラルユニット(装着具)10のコネクタ部13に、内周側に突出し、かつ、凸部41から押圧される凸部(突起)等を設ける必要はない。このため、コネクタ部13の構成が簡略化され、スパイラルユニット(装着具)10の製造において、手間及びコストが低減される。また、コネクタ部13に内周側に突出する凸部等が設けられないため、コネクタ部13を含むスパイラルユニット10の外径の小径化が実現される。これにより、挿入機器1において、挿入部3の外周側をスパイラルユニット10が覆う部位での外径の小径化が実現される。
また、被膜42には、滑らかな曲面であるリング部材17の内周面が、頂部Eで当接する。このため、リング部材17が被膜42の外周側に取付けられた状態では、リング部材17(スパイラルユニット10)から被膜42への負荷が低減される。これにより、被膜42への応力集中が低減され、被膜42の耐久性が向上する。
また、滑らかな曲面であるリング部材17の内周面が被膜42に当接するため、例えば被駆動部12への管腔壁等からの押圧力が過度に大きくなる等、被駆動部12への負荷が過度に大きくなると、リング部材17の内周面(被膜42への当接面)が、被膜42の頂部Eに対してスリップする。これにより、電動モータ22から伝達された駆動力によって凸部41のそれぞれが長手軸Cの軸回りについて移動し、被膜42において進行波が発生しても、駆動力伝達ユニット40において、凸部41から被膜42を通してリング部材17に駆動力が伝達されない。このため、凸部41が長手軸Cの軸回りに移動しても、被駆動部12を含むスパイラルユニット10は長手軸Cの軸回りに回転しない。したがって、本実施形態では、被駆動部12に過大な負荷が掛かった状態において、スパイラルユニット10に駆動力が伝達されることが防止されるとともに、スパイラルユニット10が長手軸Cの軸回りに回転することが防止される。すなわち、駆動力伝達ユニット40によって、メカ的なトルクリミットが形成される。
また、駆動力伝達ユニット40では、凸部41(頂部E)のそれぞれの移動速度に対するリング部材17の回転速度の減速比εは、前述のリング部材17の内周長L0、及び、被膜42の外周長と略同一の長さの六角形H1の周長L1を用いて、式(3)のようになる。
Figure 0006230766
ここで、リング部材17の内周長L0は、六角形H1の周長L1より長い。したがって、減速比εは、負の値となる。ここで、式(3)で減速比εが負の値になることは、リング部材17が、長手軸Cの軸回りについて凸部41(頂部E)が移動する側とは反対側へ回転することを示す。また、式(3)より、減速比εの絶対値は、1より小さい。このため、凸部41(頂部E)のそれぞれの移動速度に対してリング部材17の回転速度は、減速される。凸部41の移動速度に対してリング部材17の回転速度が減速されることにより、凸部41を移動させる回転トルクに対して、リング部材17を回転させる回転トルクが、増幅される。例えば、減速比εが−0.9である場合、凸部41が50rpmで長手軸Cの軸回りに移動すると、リング部材17は、45rpmで長手軸Cの軸回りについて凸部41が移動する側とは反対側に回転する。
前述のように凸部41の移動速度に対してリング部材17の回転速度が減速されるため(凸部41とリング部材17との間において回転トルクが増幅されるため)、従来に比べて、回転体35の回転速度を大きくすることが可能になり、回転体35の回転トルクを小さくすることが可能となる。すなわち、回転体35の回転トルクが小さくても、スパイラルユニット20の回転トルクを大きくすることが可能となる。したがって、電動モータ22から回転体35までの間で駆動力を伝達する構成において、速度の減速量(すなわち、トルクの増幅量)を小さくすることが可能になる。これにより、電動モータ22から回転体35までの間で駆動力を伝達する構成の簡略化及び小型化が、実現可能となる。
(変形例)
なお、凸部41(ローラ37)の数は、前述の実施形態等に限るものではない。凸部41の数は、1つ以上であれば、6つに限るものではない。ただし、凸部41の数は、5つ以上8つ以下であることが好ましい。
また、前述の実施形態等では、ローラ37のそれぞれが凸部41の対応する1つを形成するが、これに限るものではない。このため、ローラ37が自転軸Pの軸回りに回転することは必ずしも必要ではない。ある変形例では、ローラ(37)が設けられず、回転体(35)は、回転ベース(36)のみから一体に、形成される。そして、回転ベース(36)によって、凸部(41)のそれぞれが形成される。本変形例でも、凸部(41)が長手軸Cの軸回りに移動することにより、被膜(42)に進行波が発生する。そして、長手軸Cの軸回りについて凸部(41)及び進行波が移動する側とは反対側へ、リング部材(17)が回転する。
また、前述の実施形態等では、内周ギア38が回転体35の回転ベース36に形成されるが、これに限るものではない。図示しないある変形例では、回転体(35)とは別部材である円筒部材の内周面に、駆動ギア(31)と噛合う内周ギア(38)が形成される。そして、回転体(35)は、支持部材である回転ベース(36)と、1つ以上のローラ(37)を備え、ローラ(37)が円筒部材の外周面に外周側から当接する。本変形例では、駆動力が駆動ギア(31)から円筒部材に伝達され、円筒部材が長手軸Cの軸回りに回転することにより、円筒部材から回転体(35)のローラ(37)に駆動力が伝達される。これにより、ローラ(37)のそれぞれが長手軸(C)に略平行な自転軸(P)を中心として回転する(自転する)とともに、長手軸(C)の軸回りについて移動する(公転する)。すなわち、ローラ(37)のそれぞれは、遊星運動をする。この際、ローラ(37)は、長手軸(C)の軸回りについて円筒部材が回転する側に回転する。ローラ(37)が長手軸(C)の軸回りについて移動することにより、回転体(35)は、長手軸(C)の軸回りについて回転する。
本変形例でも、ローラ(37)のそれぞれは、凸部(41)の対応する1つを形成する。前述のように、回転体(35)が回転することにより、凸部(41)のそれぞれは、長手軸Cの軸回りについて移動する。そして、本変形例でも、凸部(41)が長手軸Cの軸回りに移動することにより、被膜(42)に進行波が発生する。そして、長手軸Cの軸回りについて凸部(41)及び進行波が移動する側とは反対側へ、リング部材(17)が回転する。
また、前述の実施形態等では、挿入部(3)に装着される装着具としてスパイラルユニット(10)を例として説明したが、装着具は、スパイラルユニット(10)に限るものではない。例えば、ある変形例の装着具では、被駆動部(12)に外周側からベルト部材が当接する。この場合、駆動力がリング部材(17)に伝達され、リング部材(17)及び被駆動部(12)が長手軸(C)の軸回りに回転すると、被駆動部(12)からベルト部材に駆動力が伝達され、ベルト部材が基端側又は先端側に移動する。すなわち、本変形例では、駆動力が伝達されることにより、装着具の一部が長手軸(C)の軸回りに回転する。
また、前述の実施形態等では、挿入具として内視鏡(2)を例として説明したが、挿入具は内視鏡(2)に限るものではない。例えば、挿入具としてマニピュレータが用いられる挿入機器に、前述の構成が適用されてもよい。
前述の実施形態等では、挿入具(2)は、長手軸(C)に沿って延設される挿入部(3)を備え、装着具(10)は、挿入部(3)の外周面(7)に装着され、挿入部(3)から駆動力が伝達されることにより、一部又は全体が長手軸(C)の軸回りに回転する。被膜(42)は、挿入部(3)の外周面(7)の一部を形成するとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される。挿入部(3)は、外周側に突出する少なくとも1つの凸部(41)を備え、凸部(41)は、外周側から被膜(42)によって覆われ、装着具(10)を回転させる駆動力が伝達されることにより、被膜(42)に対して長手軸(C)の軸回りについて移動する。装着具(10)は、内周面(11)の一部を形成するリング部材(17)を備え、リング部材(17)は、被膜(42)を介して凸部(41)を内周側へ押圧する状態で被膜(42)の前記外周側に取付けられ、被膜(42)に対して長手軸(C)の軸回りに回転可能である。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。

Claims (14)

  1. 長手軸に沿って延設される挿入部を備える挿入具と、
    前記挿入部の外周面に装着され、前記挿入部から駆動力が伝達されることにより、一部又は全体が長手軸の軸回りに回転する装着具と、
    前記挿入部の前記外周面の一部を形成するとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、
    外周側に突出するとともに、前記挿入部において前記外周側から前記被膜によって覆われ、前記装着具を回転させる前記駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りについて移動する少なくとも1つの凸部と、
    前記装着具の内周面の一部を形成するとともに、前記被膜を介して前記凸部を前記長手軸に向かう側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、
    を具備する、挿入機器。
  2. 前記被膜では、前記凸部が前記長手軸の前記軸回りに移動することにより、前記長手軸の前記軸回りについて前記凸部が移動する側へ移動する進行波が発生し、
    前記被膜の外周面は、前記進行波が発生することにより、前記凸部の前記長手軸の前記軸回りの移動とは逆回りに楕円運動する、
    請求項1の挿入機器。
  3. 前記リング部材は、前記被膜の前記外周面が前記楕円運動することにより、前記駆動力が伝達され、前記長手軸の前記軸回りについて前記凸部が移動する側とは反対側へ回転する、請求項2の挿入機器。
  4. 前記少なくとも1つの凸部は、複数設けられ、前記長手軸の前記軸回りについて互いに対して離間して配置される、請求項1の挿入機器。
  5. 前記凸部のそれぞれは、被膜を前記外周側へ押圧することにより、被膜の外周面に頂部を形成し、
    前記長手軸に交差する断面では、前記頂部のそれぞれと前記長手軸の前記軸回りについて隣設する前記頂部との間を直線で結ぶことにより、多角形が形成される、請求項4の挿入機器。
  6. 前記多角形は、前記長手軸を中心とする正多角形である、請求項5の挿入機器。
  7. 前記リング部材の内周長は、前記正多角形の周長より長く、かつ、前記正多角形の外接円の周長より短い、請求項6の挿入機器。
  8. 前記リング部材は、エラストマー材料又は弾性を有する樹脂材料から形成される、請求項1の挿入機器。
  9. 前記挿入部は、前記駆動力が伝達されることにより、前記凸部と一緒に前記長手軸の前記軸回りに回転する回転ベースと、前記回転ベースに取付けられる少なくとも1つの自転部材と、を備え、
    前記自転部材のそれぞれは、前記凸部の対応する1つを形成するとともに、前記長手軸に平行な自転軸を中心として前記回転ベースに対して自転可能である、
    請求項1の挿入機器。
  10. 長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部の外周面の一部を形成するとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、外周側に突出するとともに、前記挿入部において前記外周側から前記被膜によって覆われ、駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して長手軸の軸回りについて移動する少なくとも1つ凸部と、を備える挿入具とともに用いられ、前記挿入部の前記外周面に装着される装着具であって、
    前記挿入部を通して前記駆動力が伝達されることにより、前記長手軸の前記軸回りに回転する被駆動部と、
    前記被駆動部に連結され、前記装着具の内周面の一部を形成するとともに、前記被膜を介して前記凸部を内周側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記長手軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、
    を具備する装着具。
  11. 前記リング部材は、前記凸部が前記長手軸の前記軸回りに移動することにより、前記駆動力が伝達され、前記長手軸の前記軸回りについて前記凸部が移動する側とは反対側へ回転する、請求項10の装着具。
  12. 前記リング部材は、エラストマー材料又は弾性を有する樹脂材料から形成される、請求項10の装着具。
  13. 中心軸に沿って延設されるとともに、可撓性を有し、弾性材料から形成される被膜と、
    外周側に突出するとともに、前記外周側から前記被膜によって覆われ、駆動力が伝達されることにより、前記被膜に対して中心軸の軸回りについて移動する少なくとも1つの凸部と、
    前記被膜を介して前記凸部を内周側へ押圧する状態で前記被膜の前記外周側に取付けられ、前記被膜に対して前記中心軸の前記軸回りに回転可能なリング部材と、
    を具備する、駆動力伝達ユニット。
  14. 前記リング部材は、前記凸部が前記中心軸の前記軸回りに移動することにより、前記駆動力が伝達され、前記中心軸の前記軸回りについて前記凸部が移動する側とは反対側へ回転する、請求項13の駆動力伝達ユニット。
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