JP5802856B2 - 挿入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長手軸に沿って延設される挿入部又は挿入部に装着される装着ユニットに、動作駆動力が伝達されることによって動作する動作部が設けられる挿入装置に関する。
特許文献1には、長手軸に沿って延設される挿入部に装着ユニットが装着された挿入装置である内視鏡装置が開示されている。装着ユニットは、挿入部が挿通されるベースチューブと、ベースチューブの外周面に螺旋状に延設されるフィンと、を備える。動作駆動力が伝達されることにより、動作部であるフィンを含む装着ユニットは、挿入部に対して長手軸回り方向に回転する。管腔壁(lumen paries)等の壁部にフィンが当接した状態でフィンを含む装着ユニットが回転することにより、挿入部に先端方向又は基端方向への推進力が作用する。すなわち、内周方向側に押圧力が作用する状態でフィンが動作することにより、長手軸に平行な軸平行方向の一方へ挿入部に推進力が作用する。
また、この内視鏡装置では、挿入部より基端方向側に、操作部が設けられている。操作部は、術者によって保持されるグリップと、外部に対して開口する部材挿入部と、を備える。部材挿入部には、フィン(動作部)を回転させる動作駆動力を発生する駆動源である電動モータが取付けられている。また、挿入部の内部には、線状部である駆動シャフトが長手軸に沿って延設されている。電動モータから動作駆動力が駆動シャフトに伝達されることにより、駆動シャフトは線芯軸を中心として回転する。駆動シャフトが回転することにより、装着ユニットのベースチューブを介してフィンに動作駆動力が伝達され、長手軸回り方向に装着ユニットが回転する。駆動シャフトの線芯軸は、操作部の内部で部材挿入部に向かって屈曲する。屈曲位置と部材挿入部との間では、駆動シャフトの線芯軸は、長手軸に対して平行ではない。
米国特許出願公開第2012/0029281号明細書
前記特許文献1に示すフィン(動作部)の回転時(動作時)には、管腔壁等の壁部から作用する負荷(load)によって、フィンが適切に回転しないことがある。この場合、負荷が駆動シャフトを介して駆動源である電動モータに伝達され、電動モータが振動する。電動モータが振動することにより、部材挿入部を介して、グリップに振動が伝達される。そして、術者は、グリップを保持する手で振動を感知することにより、フィンに負荷が作用している負荷状態を認識する。
しかし、前記特許文献1の内視鏡装置では、駆動シャフトの線芯軸は、操作部の内部で部材挿入部に向かって屈曲し、屈曲位置と部材挿入部との間では、駆動シャフトの線芯軸は長手軸に対して平行ではない。このため、駆動シャフトの屈曲による負荷も電動モータに伝達され、駆動シャフトの屈曲による負荷によって、電動モータが振動する可能性がある。したがって、駆動シャフトの屈曲による負荷に起因して発生する振動が、グリップに伝達される可能性がある。また、部材挿入部及びグリップを含む操作部の外装は、振動伝達性の低い樹脂材料から形成されている。このため、部材挿入部に取付けられる電動モータからグリップに適切に振動が伝達されない可能性がある。
本発明は前記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、グリップで振動を感知することにより、動作部に負荷が作用している負荷状態が適切に認識される挿入装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のある態様の挿入装置は、長手軸に沿って延設される挿入部と、前記挿入部または前記挿入部に装着される装着ユニットに設けられ、動作することにより前記挿入部に推進力を作用させる動作部と、前記挿入部より基端方向側に設けられ、保持可能なグリップと、駆動されることにより、前記動作部を動作させる動作駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源の外周面に当接する駆動源側当接面を備える連結部材と前記連結部材及び前記グリップに当接し、伝達された前記動作駆動力によって前記動作部の動作する動作時に前記動作部に作用する負荷によって前記駆動源が振動する状態において、前記駆動源で発生した振動が前記連結部材を介して伝達されるとともに、伝達された前記振動を前記グリップに伝達するベース部材であって、前記グリップの内周面に当接し、前記長手軸に垂直な断面において前記長手軸を中心とする円弧状に設けられる振動伝達面を備えるベース部材と、を備える。
本発明によれば、グリップで振動を感知することにより、動作部に負荷が作用している負荷状態が適切に認識される挿入装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す概略図である。 第1の実施形態に係る内視鏡装置の挿入部の第2の中継接続部の構成を概略的に示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 第1の実施形態に係る内視鏡装置のグリップと第2の蛇管部との間の構成を概略的に示す断面図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 第1の変形例に係る内視鏡装置のグリップと第2の蛇管部との間の構成を概略的に示す断面図である。 図9のX−X線断面図である。 第2の変形例に係る内視鏡装置のグリップと第2の蛇管部との間の構成を概略的に示す断面図である。 図9のXII−XII線断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図8を参照して説明する。図1は、第1の実施形態に係る挿入装置である内視鏡装置1を示す図である。図1に示すように、内視鏡装置1は、長手軸Cを有する。長手軸Cに平行な方向が軸平行方向である。そして、軸平行方向の一方(図1の矢印C1の方向)が先端方向であり、先端方向とは反対方向(図1の矢印C2の方向)が基端方向である。内視鏡装置1は、長手軸Cに沿って延設される挿入部(内視鏡挿入部)2と、挿入部2より基端方向側に設けられる操作部(内視鏡操作部)3と、を備える。挿入部2は、長手軸Cに沿って延設され、内視鏡装置1の使用時には体腔内に挿入される。
操作部3には、ユニバーサルケーブル5の一端が接続されている。ユニバーサルケーブル5の他端は、周辺ユニット(peripheral unit)10に接続されている。周辺ユニット10は、画像プロセッサ等の画像処理部11と、光源部12と、CPU(central processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)等を含む制御装置である駆動制御部13と、フットスイッチ、ボタン等の駆動操作入力部15と、モニタ等の表示部16と、を備える。
挿入部2は、挿入部の先端を形成する先端硬性部(distal rigid section)21と、先端硬性部21より基端方向側に設けられる湾曲部(bending section)22と、湾曲部22より基端方向側に設けられる第1の蛇管部(first flexible tube section)23と、第1の蛇管部23より基端方向側に設けられる第2の蛇管部(second flexible tube section)25と、を備える。湾曲部22と第1の蛇管部23との間は、第1の中継接続部26により接続されている。また、第1の蛇管部23と第2の蛇管部25との間は、第2の中継接続部27により接続されている。
挿入部2の外周方向側には、装着ユニット30が設けられている。装着ユニット30は、第1の中継接続部26と第2の中継接続部27との間で、長手軸Cに沿って延設されている。挿入部2が装着ユニット30に挿通された状態で、挿入部2に装着ユニット30が取付けられる。本実施形態では、装着ユニット30は、挿入部2に対して長手軸回り方向に回転可能である。
装着ユニット30は、長手軸Cに沿って延設される筒状のベースチューブ71を備える。また、ベースチューブ71の外周面には、フィン72が取付けられている。フィン72は、長手軸Cを中心とする螺旋状に延設されている。ベースチューブ71の先端方向側には、筒状の先端側テーパ部73が設けられている。先端側テーパ部73は、先端方向側に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ状に形成されている。また、ベースチューブ71の基端方向側には、筒状の基端側テーパ部75が設けられている。基端側テーパ部75は、基端方向側に向かうにつれて外径が小さくなるテーパ状に形成されている。
図2は、第2の中継接続部27の構成を示す図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図であり、図4は、図2のIV−IV線断面図である。図1に示すように操作部3の外表面には、湾曲部22の湾曲操作が入力される湾曲操作入力部である湾曲操作ノブ33が設けられている。図3及び図4に示すように、挿入部2の内部には、湾曲ワイヤ35A,35Bが長手軸Cに沿って延設されている。操作部3の内部では、湾曲操作ノブ33に連結されるプーリ(図示しない)に、湾曲ワイヤ35A,35Bの基端が接続されている。湾曲ワイヤ35A,35Bの先端は、湾曲部22の先端部に接続されている。湾曲操作ノブ33での湾曲操作により、湾曲ワイヤ35A又は湾曲ワイヤ35Bが牽引され、湾曲部22が湾曲する。
それぞれの湾曲ワイヤ35A,35Bは、対応するコイル36A,36Bに挿通されている。コイル36A,36Bの基端は、操作部3の内部まで延設されている。また、コイル36A,36Bの先端は、第1の中継接続部26の内周面に接続されている。なお、本実施形態では、2本の湾曲ワイヤ35A,35Bが設けられ、湾曲部22は2方向に湾曲可能であるが、例えば4本の湾曲ワイヤが設けられ、湾曲部22が4方向に湾曲可能であってもよい。
図2乃至図4に示すように、挿入部2の内部には、撮像ケーブル41、ライトガイド42、及び、処置具チャンネルチューブ43が、長手軸Cに沿って延設されている。先端硬性部21(挿入部2の先端部)の内部には、被写体を撮像する撮像素子(図示しない)が設けられている。撮像素子は、観察窓46を通して、被写体の撮像を行う。撮像ケーブル41の先端は、撮像素子に接続されている。撮像ケーブル41は、挿入部2の内部、操作部3の内部、及び、ユニバーサルケーブル5の内部を通って延設され、基端が周辺ユニット10の画像処理部11に接続されている。画像処理部11によって撮像された被写体像の画像処理が行われ、被写体の画像が生成される。そして、生成された被写体の画像が、表示部16に表示される。
また、ライトガイド42は、挿入部2の内部、操作部3の内部、及び、ユニバーサルケーブル5の内部を通って延設され、基端が周辺ユニット10の光源部12に接続されている。光源部12から出射された光は、ライトガイド42によって導光され、挿入部2の先端部(先端硬性部21)の照明窓47から被写体に照射される。
図1に示すように、操作部3の外表面には、鉗子等の処置具が挿入される処置具挿入部48が設けられている。処置具チャンネルチューブ43は、挿入部2の内部、及び、操作部3の内部を通って、基端が処置具挿入部48に接続されている。処置具挿入部48から挿入された処置具は、処置具チャンネルチューブ43の内部を通って、先端硬性部21の開口部49から先端方向に向かって突出する。そして、処置具が先端硬性部21の開口部49から突出した状態で、処置具による処置が行われる。
図2に示すように、第2の中継接続部27には、支持部材51が設けられている。第1の蛇管部23の基端部は、中継部材52を介して、支持部材51の先端部に連結されている。これにより、第1の蛇管部23と第2の中継接続部27との間が連結される。また、第2の蛇管部25の先端部は、中継部材53を介して、支持部材51の基端部に連結されている。これにより、第2の蛇管部25と第2の中継接続部27との間が連結される。
図2乃至図4に示すように、第2の中継接続部27では、支持部材51によって空洞部55が形成されている。空洞部55は、開口部56で外周方向に向かって開口している。また、支持部材51には、駆動ギア57及び中継ギア58が取付けられている。駆動ギア57は、空洞部55に配置され、中継ギア58は、空洞部55の開口部56の近傍に配置されている。駆動ギア57は、中継ギア58と噛合っている。駆動ギア57は、線芯軸Lを中心として回転可能であり、中継ギア58は、ギア軸Oを中心として回転可能である。
第2の中継接続部27の支持部材51には、回転筒状部材60が取付けられている。挿入部2が回転筒状部材60に挿通された状態で、支持部材51に回転筒状部材60が取付けられる。回転筒状部材60は、挿入部2(支持部材51)に対して長手軸回り方向に回転可能である。回転筒状部材60の内周面には、長手軸回り方向について全周に渡って内周ギア部61が、設けられている。内周ギア部61は、中継ギア58と噛合っている。
回転筒状部材60には、本実施形態では3つの内側ローラ62A〜62Cが取付けられている。内側ローラ62A〜62Cは、長手軸回り方向について略等間隔に、配置されている。それぞれの内側ローラ62A〜62Cは、対応するローラ軸(R1〜R3)を有する。ローラ軸(R1〜R3)は、長手軸Cに略平行に延設されている。それぞれの内側ローラ62A〜62Cは、対応するローラ軸(R1〜R3)を中心として、回転筒状部材60に対して回転可能である。また、内側ローラ62A〜62Cは、回転筒状部材60と一体に、挿入部2(支持部材51)に対して、長手軸回り方向に回転可能である。
回転筒状部材60及び内側ローラ62A〜62Cの外周方向側には、筒状のカバー部材63が被覆されている。カバー部材63の先端は、係止部材65Aを介して支持部材51に固定され、カバー部材63の基端は、係止部材65Bを介して支持部材51に固定されている。カバー部材63の先端の固定位置及びカバー部材63の基端の固定位置では、支持部材51とカバー部材63との間が液密に保たれている。これにより、カバー部材63の内周方向側に位置する空洞部55、回転筒状部材60、及び、内側ローラ62A〜62Cへの液体の流入が防止される。また、長手軸回り方向について内側ローラ62A〜62Cが位置する部位では、カバー部材63は外周方向に向かって突出している。なお、カバー部材63は、挿入部2に対して固定されており、回転筒状部材60は、カバー部材63に対して長手軸回り方向に回転可能である。
図4に示すように、基端側テーパ部75の内周面には、6つの外側ローラ76A〜76Fが取付けられている。外側ローラ76A〜76Fは、カバー部材63の外周方向側に位置している。長手軸回り方向について、外側ローラ76Aと外側ローラ76Bとの間に内側ローラ62Aが位置し、外側ローラ76Cと外側ローラ76Dとの間に内側ローラ62Bが位置している。また、長手軸回り方向について、外側ローラ76Eと外側ローラ76Fとの間に内側ローラ62Cが位置している。それぞれの外側ローラ76A〜76Fは、対応するローラ軸(P1〜P6)を有する。それぞれの外側ローラ76A〜76Fは、対応するローラ軸(P1〜P6)を中心として、カバー部材63及び基端側テーパ部75に対して回転可能である。また、外側ローラ76A〜76Fは、装着ユニット30と一体に、挿入部2(支持部材51)に対して、長手軸回り方向に回転可能である。ローラ軸(P1〜P6)は、長手軸Cに略平行に延設されている。
図2に示すように、挿入部2の第2の蛇管部25の内部には、線芯軸Lに沿って線状部である駆動シャフト68が延設されている。駆動シャフト68の先端は、駆動ギア57に接続されている。また、支持部材51には、部材チャンネルチューブ69の先端が接続されている。駆動シャフト68は、部材チャンネルチューブ69の内部を通って延設されている。駆動シャフト68の線芯軸Lは、長手軸Cに対して平行である。このため、駆動シャフト68は、先端から基端まで長手軸Cに対して平行である。
装着ユニット30のフィン72を回転させる(すなわち、動作させる)動作駆動力は、線状部である駆動シャフト68を介して伝達される。駆動シャフト68に動作駆動力が伝達されることにより、線芯軸Lを中心として、線芯軸L回り方向に駆動シャフト68が回転する。これにより、動作駆動力が駆動ギア57に伝達され、駆動ギア57が線芯軸Lを中心として回転する。
駆動ギア57が回転することにより、中継ギア58がギア軸Oを中心として回転し、中継ギア58を介して動作駆動力が回転筒状部材60に伝達される。これにより、回転筒状部材60が長手軸回り方向に回転し、内側ローラ62A〜62Cが挿入部2及びカバー部材63に対して長手軸回り方向に移動する。
回転筒状部材60が回転することにより、内側ローラ62Aが外側ローラ76A又は外側ローラ76Bを押圧する。同様に、内側ローラ62Bが外側ローラ76C又は外側ローラ76Dを押圧し、内側ローラ62Cが外側ローラ76E又は外側ローラ76Fを押圧する。これにより、動作駆動力が内側ローラ62A〜62Cから基端側テーパ部75とベースチューブ71とを含む装着ユニット30に伝達され、装着ユニット30が挿入部2及びカバー部材63に対して長手軸回り方向に回転する。すなわち、動作駆動力がベースチューブ71に取付けられているフィン72にも伝達され、動作部であるフィン72が長手軸回り方向に回転する(動作する)。
なお、それぞれの内側ローラ62A〜62Cは対応するローラ軸(R1〜R3)を中心として回転するため、それぞれの内側ローラ62A〜62Cとカバー部材63との間の摩擦は小さくなる。同様に、それぞれの外側ローラ76A〜76Fは対応するローラ軸(P1〜P6)を中心として回転するため、それぞれの外側ローラ76A〜76Fとカバー部材63との間の摩擦は小さくなる。このため、内側ローラ62A〜62Cから装着ユニット30に動作駆動力が適切に伝達され、装着ユニット30が適切に回転する。
フィン72が管腔壁等の壁部に当接した状態で装着ユニット30(フィン72)が回転することにより、挿入部2に先端方向又は基端方向への推進力が作用する。すなわち、動作部であるフィン72に内周方向側に押圧力が作用する状態でフィン72が動作することにより、長手軸Cに平行な軸平行方向の一方へ、挿入部2に推進力が作用する。推進力が作用することにより、管腔での挿入部2の挿入性及び抜脱性が向上する。
図1に示すように、操作部3には、内視鏡装置1の使用時に術者の手によって保持されるグリップ65が設けられている。グリップ65は、樹脂材料から形成され、操作部3の外装の一部を形成している。また、グリップ65は、湾曲操作ノブ33より先端方向側に位置している。
図5は、グリップ65と第2の蛇管部25との間の構成を示す図である。そして、図6は、図5のVI−VI線断面図であり、図7は、図5のVII−VII線断面図であり、図8は、図5のVIII−VIII線断面図である。図5乃至図8に示すように、第2の蛇管部25とグリップ65との間には、筒状のベース部材80が設けられている。ベース部材80は、長手軸Cを中心として長手軸Cに沿って延設されている。また、ベース部材80は、例えば金属等の振動伝達性が高い材料から形成されている。挿入部2は、ベース部材80より先端方向側に位置している。
ベース部材80には、筒状部材81が連結されている。ベース部材80の先端部は、筒状部材81の外周方向側に位置している。ベース部材80の先端部及び筒状部材81は、筒状の接続部材82を介して、第2の蛇管部25の基端部に連結されている。また、第2の蛇管部25の基端部には、筒状の折止め83が被覆されている。折止め83の基端部は、接続部材82及びベース部材80の先端部に接続されている。
ベース部材80には、接続リング85を介して、基端側ケース86が取付けられている。基端側ケース86の先端方向側には、先端側ケース87が接続されている。ここで、長手軸Cに垂直なある1つの方向を第1の垂直方向(図5乃至図8の矢印Y1の方向)とし、第1の垂直方向とは反対方向を第2の垂直方向(図5乃至図8の矢印Y2の方向)とする。基端側ケース86及び先端側ケース87の内部には、長手軸Cに沿って延設されるベース配置空洞91と、ベース配置空洞91より第1の垂直方向側に位置するモータ収容空洞92と、ベース配置空洞91とモータ収容空洞92との間に設けられる中継空洞93と、が形成されている。
また、基端側ケース86及び先端側ケース87の内部には、連結部材95が設けられている。連結部材95は、金属等の振動伝達性が高い材料から形成されている。連結部材95は、ベース配置空洞91に位置するベース固定部96と、モータ収容空洞92に位置する駆動源装着部97と、ベース固定部96と駆動源装着部97との間で連続する中継連続部98と、を備える。
連結部材95の駆動源装着部97には、駆動源である電動モータ66が、接続ビス99A〜99Cを介して装着されている。駆動源装着部97に電動モータ66が装着されるため、電動モータ66は、長手軸Cより第1の垂直方向側に位置している。また、本実施形態では、駆動源装着部97に電動モータ66が装着されるため、電動モータ66は、ベース部材80の外部に位置している。電動モータ66には、モータケーブル67の一端が接続されている。モータケーブル67は、ベース部材80の内部、操作部3の内部及びユニバーサルケーブル5の内部を通って延設され、他端が周辺ユニット10の駆動制御部13に接続されている。なお、本実施形態では、電動モータ66の基端より先端方向側に、連結部材95の基端が位置している。
駆動操作入力部15での操作入力によって、駆動制御部13はモータケーブル67を介して電動モータ66に電力を供給し、電動モータ66を駆動する。電動モータ66は、駆動されることにより、駆動軸Mを中心として回転するモータシャフト77を備える。モータシャフト77が回転することにより、装着ユニット30(フィン72)を回転させる(すなわち、動作させる)動作駆動力が発生する。電動モータ66の駆動軸Mは、長手軸Cに対して平行である。
モータシャフト77には、中継ギア101が取付けられている。中継ギア101は、モータシャフト77と一体に、駆動軸Mを中心として回転可能である。また、連結部材95には、シャフト部材102を介して、中継ギア(駆動源側ギア)103が取付けられている。シャフト部材102及び中継ギア103は、ギア軸G1を中心として、一体に回転可能である。中継ギア103は、中継ギア101と噛合っている。また、中継ギア103は、電動モータ66及び中継ギア101より第2の垂直方向側に位置している。ギア軸G1は、電動モータ66の駆動軸M及び長手軸Cに対して平行である。
ベース部材80には、ブロック体110が取付けられている。ブロック体110は、ベース配置空洞91において連結部材95とベース部材80との間に位置する嵌合爪111A,111Bを備える。それぞれの嵌合爪111A,111Bが対応する固定ビス112A,112Bを介してベース部材80に固定されることにより、ブロック体110がベース部材80に取付けられる。
ブロック体110には、中継ギア(ベース側ギア)105が取付けられている。また、ブロック体110には、シャフト部材102が係合するシャフト係合部106が、設けられている。中継ギア105に挿通されたシャフト部材102をシャフト係合部106に係合させることにより、連結部材95とブロック体110との間が連結される。連結部材95がブロック体110に連結された状態では、中継ギア105は、シャフト部材102及び中継ギア103と同軸になる。したがって、連結部材95がブロック体110に連結された状態では、中継ギア(ベース側ギア)105は、シャフト部材102及び中継ギア(駆動源側ギア)103と同軸のギア軸G1を中心として回転する。
ブロック体110には、シャフト部材107を介して、中継ギア108が取付けられている。シャフト部材107及び中継ギア108は、ギア軸G2を中心として、一体に回転可能である。中継ギア108は、中継ギア105と噛合っている。また、中継ギア108は、シャフト部材102及び中継ギア105より第2の垂直方向側に位置している。ギア軸G2は、電動モータ66の駆動軸M及び長手軸Cに対して平行である。
また、ブロック体110には、中継ギア109が取付けられている。中継ギア109は、中継ギア108と噛合っている。また、中継ギア109は、中継ギア108より第2の垂直方向側に位置している。中継ギア109には、駆動シャフト68の基端が接続されている。中継ギア109は、駆動シャフト68と同軸に設けられている。このため、中継ギア109は、線状部である駆動シャフト68と一体に、長手軸Cに対して平行な線芯軸Lを中心として回転可能である。また、部材チャンネルチューブ69の基端は、接続部材113を介して、筒状部材81に接続されている。
電動モータ66を駆動することによって発生した動作駆動力は、中継ギア101を介して中継ギア103に伝達される。これにより、シャフト部材102が、ギア軸G2を中心として中継ギア(駆動源側ギア)103及び中継ギア(ブロック側ギア)105と一体に回転する。そして、中継ギア108、シャフト部材107及び中継ギア109を介して、動作駆動力が駆動シャフト68に伝達される。前述のように、中継ギア101,103,105,108,109及びシャフト部材102,107によって、駆動源である電動モータ66で発生した動作駆動力を線状部である駆動シャフト68に伝達する駆動力伝達部100が、形成されている。駆動シャフト68に動作駆動力が伝達されることにより、前述のように装着ユニット30(フィン72)に動作駆動力が伝達され、フィン72が回転する(すなわち、動作する。)。
連結部材95の駆動源装着部97には、駆動源である電動モータ66が当接する駆動源側当接面(当接面)115が、設けられている。駆動源側当接面115は、駆動源装着部97の内周面の一部によって、形成されている。長手軸Cに垂直な断面において、駆動源側当接面115は、電動モータ66の駆動軸Mを中心とする円弧状に形成されている。駆動源側当接面115では、駆動軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、電動モータ66が当接している。なお、本実施形態では、電動モータ66は、長手軸Cに平行な軸平行方向について先端方向側の部位のみが、駆動源側当接面115に当接している。
動作部であるフィン72の回転時には、管腔壁等の壁部から作用する負荷(load)によって、フィン72が適切に回転しないことがある。この場合、フィン72に対する負荷が増大し、増大した負荷が駆動シャフト68及び駆動力伝達部100を介して、駆動源である電動モータ66のモータシャフト77に伝達される。電動モータ66の駆動状態は、駆動制御部13によって予め設定された制御特性で、電流制御されている。フィン72に対する負荷が低い場合では、設定された制御特性で電動モータ66の駆動状態が制御される。しかし、増大した負荷が電動モータ66に伝達されることにより、電動モータ66の駆動状態の制御において外乱が発生した状態となる。外乱が発生した状態では、電動モータ66を駆動させる駆動トルクが大きくなり、また、駆動トルクが大きくなった電動モータ66を強制的に駆動させようとして、電動モータ66に過度に大きい電力が供給される。したがって、外乱が発生した状態では、電動モータ66の駆動状態の制御において、予め設定された制御特性から制御特性が変化する。予め設定された制御特性から制御特性が変化することにより、電動モータ66が振動する。フィン72に作用する負荷が増大するほど、電動モータ66の振動は増大する。そして、電動モータ66で発生した振動は、電動モータ66が当接する駆動源側当接面115に伝達される。
ベース部材80は、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成される円弧外周面(外周面)116を備える。円弧外周面116は、長手軸Cに沿って延設されている。円弧外周面116の先端部には、振動受け面117が設けられている。振動受け面117は、円弧外周面116の一部であるため、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成されている。
また、連結部材95のベース固定部96には、長手軸Cに垂直な断面において振動受け面117に対応する円弧状に形成されるベース側当接面(当接面)118が、設けられている。ベース側当接面118は、ベース固定部96の内周面の一部によって、形成されている。ベース側当接面118は、固定ビス119A〜119Cを介して、ベース部材80及び筒状部材81に固定されている。ベース側当接面118は、振動受け面117に外周方向側から当接している。ベース側当接面118は、長手軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、振動受け面117に当接している。したがって、連結部材95によって、電動モータ66とベース部材80との間が、連結されている。
連結部材95は振動伝達性の高い金属等から形成されているため、電動モータ66から駆動源側当接面115に伝達された振動は、ベース側当接面118に伝達される。そして、連結部材95のベース側当接面118が当接するベース部材80の振動受け面117に、振動が伝達される。
また、ベース部材80及び筒状部材81には、ベース部材80の外部に向かって開口する開口部121を規定する開口規定面122が設けられている。開口部121は、第1の垂直方向に向かって開口している。開口部121から、ブロック体110及び中継ギア109が、筒状部材81の内部(すなわち、ベース部材80の内部)に挿入されている。中継ギア109は、開口部121の近傍で、中継ギア108と噛合っている。
ベース部材80の円弧外周面116には、振動伝達面123が設けられている。振動伝達面123は、振動受け面117より基端方向側に位置している。振動伝達面123は、円弧外周面116の一部であるため、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成されている。ベース部材80は振動伝達性の高い金属等から形成されているため、連結部材95から振動受け面117に伝達された振動は、振動伝達面123に伝達される。すなわち、ベース部材80では、基端方向へ振動が伝達される。
ベース部材80には、Gリング125を介して、基端方向側からグリップ65が取付けられる。Gリング125は、ベース部材80の外周面に内周面が密着する状態で、ベース部材80に固定されている。そして、グリップ65は、ベース部材80に対して固定されたGリング125の基端側端面126に、密着する状態で当接している。グリップ65は、長手軸Cに沿って延設されている。グリップ65には、長手軸Cに垂直な断面において振動伝達面123に対応する円弧状に形成される内周当接面(当接面)127が、設けられている。内周当接面127は、グリップ65の内周面の一部から形成されている。内周当接面127は、外周方向側から振動伝達面123に当接している。内周当接面127は、長手軸回り方向について全周に渡って、振動伝達面123に当接している。
ベース部材80に伝達された振動は、内周面124を介してGリング125に伝達される。そして、Gリング125に伝達された振動は、基端側端面126を介してグリップ65に伝達される。また、ベース部材80の振動伝達面123に伝達された振動は、振動伝達面123に当接する内周当接面127に伝達される。これにより、駆動源である電動モータ66で発生した振動が、グリップ65に伝達される。なお、グリップ65の外周面は、第1の垂直方向側の部位が基端側ケース86に対して隙間を有する状態で、延設されている。
次に、挿入装置である内視鏡装置1の作用及び効果について説明する。内視鏡装置1を使用する際には、挿入部2に装着ユニット30を装着した状態で、例えば管腔へ挿入部2を挿入する。そして、フィン72が管腔壁に当接した状態で、電動モータ66を駆動し、前述のようにフィン72を挿入部2に対して長手軸回り方向に回転させる。動作部であるフィン72が管腔壁から内周方向に押圧力を受ける状態でフィン72を回転させる(すなわち、動作させる)ことにより、長手軸Cに平行な軸平行方向の一方へ挿入部2に推進力が作用する。先端方向への推進力によって管腔での挿入部2の挿入性が向上し、基端方向への推進力によって管腔での挿入部2の抜脱性が向上する。
動作部であるフィン72の回転時には、管腔壁等の壁部から作用する負荷によって、フィン72が適切に回転しないことがある。この場合、フィン72に対する負荷が増大し、増大した負荷が駆動シャフト68及び駆動力伝達部100を介して、駆動源である電動モータ66のモータシャフト77に伝達される。電動モータ66の駆動状態は、駆動制御部13によって予め設定された制御特性で、電流制御されている。フィン72に対する負荷が低い場合では、設定された制御特性で電動モータ66の駆動状態が制御される。しかし、増大した負荷が電動モータ66に伝達されることにより、電動モータ66の駆動状態の制御において外乱が発生した状態となる。外乱が発生した状態では、電動モータ66を駆動させる駆動トルクが大きくなり、また、駆動トルクが大きくなった電動モータ66を強制的に駆動させようとして、電動モータ66に過度に大きい電力が供給される。したがって、外乱が発生した状態では、電動モータ66の駆動状態の制御において、予め設定された制御特性から制御特性が変化する。予め設定された制御特性から制御特性が変化することにより、電動モータ66が振動する。ここで、駆動シャフト68の線芯軸Lは長手軸Cに対して平行であり、駆動シャフト68は、先端から基端まで長手軸Cに対して平行である。このため、駆動シャフト68は、駆動ギア57と中継ギア109との間で屈曲していない。駆動シャフト68が屈曲していないため、駆動シャフト68の屈曲による負荷等が駆動源である電動モータ66に伝達されることはない。すなわち、フィン72に作用する負荷以外の負荷が電動モータ66に伝達されることが、有効に防止される。これにより、フィン72に作用する負荷以外の負荷によって電動モータ66が振動することを、有効に防止することができる。
電動モータ66で発生した振動は、連結部材95の駆動源側当接面115に伝達される。そして、駆動源側当接面115からベース側当接面118へ連結部材95において振動が伝達され、ベース側当接面118からベース部材80の振動受け面117に振動が伝達される。そして、振動受け面117から振動伝達面123へベース部材80において振動が伝達される。そして、振動は、ベース部材80の外周面からGリング125の内周面124に伝達され、内周面124から基端側端面126へGリング125において伝達される。そして、基端側端面126を介してグリップ65に、振動が伝達される。さらに、ベース部材80に伝達された振動は、振動伝達面123からグリップ65の内周当接面127へ伝達される。前述のようにして、電動モータ66で発生した振動が、グリップ65に伝達される。ここで、連結部材95及びベース部材80は、振動伝達性の高い金属等から形成されている。このため、電動モータ66で発生した振動を、グリップ65まで適切に伝達することができる。
内視鏡装置1の使用時には、術者は、グリップ65を手で保持している。グリップ65まで振動が伝達されるため、グリップ65の振動は、術者の手によって適切に感知される。また、前述の構成では、フィン72に作用する負荷以外の負荷による電動モータ66の振動が、有効に防止される。したがって、グリップ65の振動を術者が感知することにより、フィン72に負荷が作用している負荷状態を術者が適切に認識することができる。
また、ベース部材80には、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成される振動伝達面123が、設けられている。そして、長手軸Cに垂直な断面において振動伝達面123に対応する円弧状に形成される内周当接面127が、振動伝達面123に外周方向側から部材を介さず直接当接している。このため、ベース部材80からグリップ65への振動の伝達性が確保される。これにより、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性が、さらに向上する。また、長手軸回り方向について全周に渡って内周当接面127を振動伝達面123に当接させることにより、ベース部材80からグリップ65への振動の伝達性が、さらに向上する。
また、ベース部材80には、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成されている振動受け面117が、設けられている。そして、長手軸Cに垂直な断面において振動受け面117に対応する円弧状に形成されるベース側当接面118が、振動受け面117に外周方向側から部材を介さず直接当接している。このため、連結部材95からベース部材80への振動の伝達性が確保される。これにより、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性が、さらに向上する。また、長手軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡ってベース側当接面118を振動受け面117に当接させることにより、連結部材95からベース部材80への振動の伝達性が、さらに向上する。
また、連結部材95には、長手軸Cに垂直な断面において電動モータ66の駆動軸Mを中心とする円弧状に形成されている駆動源側当接面115が、設けられている。駆動源側当接面115では、駆動軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、電動モータ66が当接している。このため、電動モータ66から連結部材95への振動の伝達性が確保される。これにより、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性が、さらに向上する。
また、電動モータ66で発生した動作駆動力を駆動シャフト68に伝達する駆動力伝達部100は、連結部材95にブロック体110を連結することにより、形成される。連結部材95には、シャフト部材102を介して中継ギア(駆動源側ギア)103が取付けられ、ブロック体110には、中継ギア(ベース側ギア)105が取付けられている。連結部材95にブロック体110を連結する際には、中継ギア(ベース側ギア)105をシャフト部材102及び中継ギア(駆動源側ギア)103と同軸となる状態に配置し、シャフト部材102をブロック体110に設けられるシャフト係合部106に係合させる。これにより、中継ギア(ベース側ギア)105は、シャフト部材102及び中継ギア(駆動源側ギア)103と一体にギア軸G1を中心として回転可能となり、駆動力伝達部100が形成される。前述のような構成にすることにより、連結部材95へのブロック体110の連結、及び、駆動力伝達部100の形成が容易に行われる。
(変形例)
なお、第1の実施形態では、電動モータ66の基端より先端方向側に連結部材95の基端が位置しているが、これに限るものではない。例えば、第1の変形例として図9及び図10に示すように、電動モータ66の基端より基端方向側の部位まで、連結部材95が延設されてもよい。ここで、図9及び図10では、電動モータ66から駆動シャフト68に動作駆動力を伝達する構成、及び、電動モータ66からグリップ65に振動を伝達する構成のみを概略的に示し、その他の構成に関連する部材は省略している。また、本変形例では、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9及び図10に示すように、本変形例では、モータシャフト77に取付けられる中継ギア131、中継ギア131と噛合う中継ギア132、及び、中継ギア132と噛合う中継ギア133によって、駆動力伝達部130が形成されている。そして、中継ギア133に、駆動シャフト68の基端が接続されている。
連結部材95は、ベース部材80が固定されるベース固定部135と、駆動源である電動モータ66が装着される駆動源装着部136と、ベース固定部135と駆動源装着部136との間で連続する中継連続部137と、を備える。本変形例では、第1の垂直方向(図9及び図10の矢印Y1の方向)及び第2の垂直方向(図9及び図10の矢印Y2の方向についての中継連続部137の寸法が、第1の実施形態の中継連続部98に比べて、小さい。このため、グリップ65の外周面は、第1の垂直方向側の部位が基端側ケース86に対して隙間がない状態で、延設されている。
また、本変形例では、連結部材95において中継連続部137の第1の垂直方向及び第2の垂直方向についての寸法が小さいため、駆動源装着部136に装着される電動モータ66は、第1の実施形態に比べて、第2の垂直方向側に位置している。すなわち、第1の実施形態に比べて、電動モータ66は、駆動シャフト68に近い位置に配置される。これにより、電動モータ66と駆動シャフト68との間の、中継ギア(131〜133)等の数が減少する。したがって、電動モータ66から駆動シャフト68への動作駆動力の伝達性が向上し、動作部であるフィン72への動作駆動力の伝達性が向上する。
本変形例でも、駆動源装着部136に、駆動源である電動モータ66が当接する駆動源側当接面(当接面)115が、設けられている。長手軸Cに垂直な断面において、駆動源側当接面115は、電動モータ66の駆動軸Mを中心とする円弧状に形成されている。駆動源側当接面115では、駆動軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、電動モータ66が当接している。
そして、本変形例でも、ベース部材80に、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成される振動受け面117が、設けられている。また、連結部材95のベース固定部135には、振動受け面117に外周方向側から当接するベース側当接面(当接面)118が、設けられている。長手軸Cに垂直な断面において、ベース側当接面118は、振動受け面117に対応する円弧状に形成されている。ベース側当接面118では、長手軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、ベース部材80の振動受け面117に当接している。
本変形例では、電動モータ66の基端より基端方向側の部位まで、連結部材95が延設されている。このため、電動モータ66は、長手軸Cに平行な軸平行方向について全長に渡って、駆動源側当接面115に当接している。このため、第1の実施形態に比べて、電動モータ66から連結部材95への振動の伝達性が向上し、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性がさらに向上する。
また、本変形例では、電動モータ66の基端より基端方向側の部位まで連結部材95が延設されるため、ベース部材80の振動受け面117には、第1の実施形態に比べグリップ65に近い位置で、連結部材95のベース側当接面118から振動が伝達される。このため、第1の実施形態に比べて、振動受け面117から振動伝達面123までのベース部材80での振動の伝達性が向上し、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性がさらに向上する。
また、第1の実施形態及び第1の変形例では、駆動源である電動モータ66がベース部材80の外部に位置しているが、これに限るものではない。例えば、第2の変形例として図11及び図12に示すように、電動モータ66がベース部材80の内部に挿入される状態で設けられてもよい。ここで、図11及び図12では、電動モータ66から駆動シャフト68に動作駆動力を伝達する構成、及び、電動モータ66からグリップ65に振動を伝達する構成のみを概略的に示し、その他の構成に関連する部材は省略している。また、本変形例では、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11及び図12に示すように、本変形例では、モータシャフト77に取付けられる中継ギア141、及び、中継ギア141と噛合う中継ギア142によって、駆動力伝達部140が形成されている。そして、中継ギア142に、駆動シャフト68の基端が接続されている。
また、本変形例では、ベース部材80に、外部に向かって開口する開口部145を規定する開口規定面146が、設けられている。開口部145は、第1の垂直方向(図11及び図12の矢印Y1の方向)に向かって開口している。開口部145の開口幅は、第2の蛇管部25の外径より大きく形成されている。このため、内視鏡装置1の製造時において、開口部145から第2の蛇管部25をベース部材80の内部に挿入可能である。
連結部材95は、ベース部材80が固定されるベース固定部151と、駆動源である電動モータ66が装着される駆動源装着部152と、ベース固定部151と駆動源装着部152との間で連続する中継連続部153と、を備える。本変形例では、ベース固定部151及び中継連続部153がベース部材80の外部に位置し、駆動源装着部152は、開口部145からベース部材80の内部に挿入された状態で設けられている。このため、駆動源装着部152は、開口部145より第2の垂直方向側(図11及び図12の矢印Y2の方向側)に位置している。
本変形例では、駆動源装着部152がベース部材80の内部に挿入されているため、駆動源装着部152に装着される電動モータ66は、第1の実施形態及び第1の変形例に比べて、第2の垂直方向側に位置している。すなわち、第1の実施形態及び第1の変形例に比べて、電動モータ66は、駆動シャフト68に近い位置に配置される。これにより、電動モータ66と駆動シャフト68との間の、中継ギア(141,142)等の数がさらに減少する。したがって、電動モータ66から駆動シャフト68への動作駆動力の伝達性が向上し、動作部であるフィン72への動作駆動力の伝達性がさらに向上する。
本変形例でも、駆動源装着部152に、駆動源である電動モータ66が当接する駆動源側当接面(当接面)115が、設けられている。長手軸Cに垂直な断面において、駆動源側当接面115は、電動モータ66の駆動軸Mを中心とする円弧状に形成されている。駆動源側当接面115では、駆動軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、電動モータ66が当接している。
そして、本変形例でも、ベース部材80に、長手軸Cに垂直な断面において長手軸Cを中心とする円弧状に形成される振動受け面117が、設けられている。また、連結部材95のベース固定部151には、振動受け面117に外周方向側から当接するベース側当接面(当接面)118が、設けられている。長手軸Cに垂直な断面において、ベース側当接面118は、振動受け面117に対応する円弧状に形成されている。ベース側当接面118では、長手軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、ベース部材80の振動受け面117に当接している。
本変形例では、駆動源装着部152がベース部材80の内部に挿入されているため、電動モータ66及び駆動源側当接面115は、開口部145からベース部材80の内部に挿入されている。ベース部材80の内部に電動モータ66を配置することにより、グリップ65と挿入部2の間の部分において、小型化及び構成の単純化が実現される。
また、本変形例では、長手軸Cに平行な軸平行方向について、駆動源装着部152は、第1の寸法S1を有する。そして、軸平行方向について、ベース固定部151及び中継連続部153は、第1の寸法S1より小さい第2の寸法S2を有する。このため、駆動源側当接面115は、軸平行方向について第1の寸法S1を有し、ベース側当接面118は、軸平行方向について第2の寸法S2を有する。本変形例では、軸平行方向についての駆動源側当接面115の第1の寸法S1が大きいため、第1の実施形態に比べて、駆動源側当接面115の電動モータ66との当接部分が大きくなる。これにより、第1の実施形態に比べて、電動モータ66から連結部材95への振動の伝達性が向上し、電動モータ66で発生した振動のグリップ65までの伝達性がさらに向上する。
また、第1の実施形態では、シャフト部材102は、連結部材95に取付けられているが、これに限るものではない。例えば、シャフト部材(102)がブロック体110に取付けられてもよい。この場合、連結部材95に、シャフト部材(102)が係合するシャフト係合部(106)が設けられる。この場合も、第1の実施形態と同様に、連結部材95がブロック体110に連結された状態では、中継ギア(ベース側ギア)105は、シャフト部材102及び中継ギア(駆動源側ギア)103と同軸のギア軸G1を中心として回転する。
また、前述の実施形態及び変形例では、動作部として挿入部2に装着される装着ユニット30のフィン72を例として説明したが、これに限るものではない。例えば、参照文献1(特開2012−245051号公報)の回転体への動作駆動力の伝達に、前述の構成を適用してもよい。この場合、第1の実施形態と同様の駆動シャフト68が線芯軸Lを中心として回転することにより、回転体に動作駆動力が伝達される。回転体に動作駆動力が伝達されることにより、回転体が先端方向又は基端方向へ移動する。そして、管腔壁等から回転体に内周方向への押圧力が作用する状態で回転体が移動することにより、回転体の移動方向とは反対方向へ挿入部に推進力が作用する。したがって、動作部(72)は、挿入部(2)又は挿入部(2)に装着される装着ユニット(30)に設けられていればよい。そして、動作部(72)に内周方向への押圧力が作用する状態で動作部(72)が動作することにより、長手軸Cに平行な軸平行方向の一方へ挿入部(2)に推進力が作用すればよい。
また、前述の実施形態及び変形例では、挿入装置として内視鏡装置1を例として説明したが、挿入装置は内視鏡装置1に限るものではない。例えば、挿入装置であるマニピュレータ装置の挿入部に、前述の構成が適用されてもよい。
以上から、挿入装置(1)は、長手軸(C)を中心として長手軸(C)に沿って延設される筒状のベース部材(80)と、ベース部材(80)より先端方向側に設けられ、長手軸に沿って延設される挿入部(2)と、挿入部(2)又は挿入部(2)に装着される装着ユニット(30)に設けられ、内周方向側に押圧力が作用する状態で動作することにより、長手軸(C)に平行な軸平行方向の一方へ挿入部(2)に推進力を作用させる動作部(72)と、駆動軸(M)が長手軸(C)に対して平行となる状態で設けられ、駆動されることにより、動作部(72)を動作させる動作駆動力を発生する駆動源(66)と、長手軸(C)に平行な線芯軸(L)に沿って挿入部(2)の内部に延設され、駆動源(66)が駆動されることにより、線芯軸Lを中心として回転し、動作駆動力を動作部(72)に伝達する線状部(68)と、駆動源(66)とベース部材(80)との間を連結する連結部材(95)であって、動作部(72)の動作時に動作部(72)に作用する負荷によって駆動源(66)が振動する状態において、駆動源(66)で発生した振動をベース部材(80)に伝達する連結部材(95)と、ベース部材(80)に連結され、駆動源(60)で発生した振動がベース部材(80)から伝達されるグリップ(65)と、を備えればよい。
以上、本発明の実施形態等について説明したが、本発明は前術の実施形態等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。

Claims (15)

  1. 長手軸に沿って延設される挿入部と、
    前記挿入部または前記挿入部に装着される装着ユニットに設けられ、動作することにより前記挿入部に推進力を作用させる動作部と、
    前記挿入部より基端方向側に設けられ、保持可能なグリップと、
    駆動されることにより、前記動作部を動作させる動作駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の外周面に当接する駆動源側当接面を備える連結部材と
    前記連結部材及び前記グリップに当接し、伝達された前記動作駆動力によって前記動作部の動作する動作時に前記動作部に作用する負荷によって前記駆動源が振動する状態において、前記駆動源で発生した振動が前記連結部材を介して伝達されるとともに、伝達された前記振動を前記グリップに伝達するベース部材であって、前記グリップの内周面に当接し、前記長手軸に垂直な断面において前記長手軸を中心とする円弧状に設けられる振動伝達面を備えるベース部材と
    を具備する挿入装置。
  2. 前記ベース部材は金属から形成される、請求項1の挿入装置。
  3. 前記連結部材は金属製である、請求項2の挿入装置。
  4. 前記連結部材は金属製である、請求項1の挿入装置。
  5. 前記ベース部材は、前記ベース部材の長手軸に垂直な断面において前記長手軸を中心とする円弧状に設けられる振動受け面を備え、
    前記連結部材は、前記長手軸に垂直な前記断面において前記振動受け面に対応する円弧状に設けられ、前記振動受け面に外周方向側から当接するベース側当接面であって、前記駆動源で発生した振動を前記振動受け面に伝達するベース側当接面を備える、
    請求項1の挿入装置。
  6. 前記ベース側当接面は、長手軸回り方向について180°以上の角度範囲に渡って、前記振動受け面に当接する、請求項5の挿入装置。
  7. 前記連結部材の前記駆動源側当接面は、前記駆動源から前記駆動源で発生した振動が伝達されるとともに、前記長手軸に平行な軸平行方向について第1の寸法を有し、
    前記連結部材は、前記ベース部材が当接し、前記ベース部材へ前記振動を伝達するベース側当接面であって、前記軸平行方向について前記第1の寸法より小さい第2の寸法を有するベース側当接面を備える、請求項1の挿入装置。
  8. 前記連結部材の前記駆動源側当接面は、前記駆動源から前記駆動源で発生した振動が伝達され、
    前記ベース部材は、前記ベース部材の外部に向かって開口する開口部を規定する開口規定面であって、前記開口部から前記駆動源側当接面及び前記駆動源が前記ベース部材の内部に挿入される開口規定面を備える、
    請求項1の挿入装置。
  9. 前記ベース部材は、基端方向へ前記駆動源で発生した振動を伝達し、
    前記グリップは、前記ベース部材の長手軸に沿って延設されるとともに、基端方向側から前記ベース部材に取付けられる、
    請求項1の挿入装置。
  10. 前記グリップは、前記長手軸に垂直な前記断面において前記振動伝達面に対応する円弧状に設けられる当接面を備える、請求項1の挿入装置
  11. 前記グリップの前記当接面は、前記振動伝達面に外周方向側から当接し、前記駆動源で発生した振動が前記振動伝達面から伝達される、請求項10の挿入装置
  12. 前記ベース部材の長手軸に平行な線芯軸に沿って前記挿入部の内部に延設され、前記駆動源が駆動されることにより、前記線芯軸を中心として回転し、前記動作駆動力を前記動作部に伝達する線状部と、
    前記駆動源で発生した前記動作駆動力を前記線状部に伝達する駆動力伝達部と、
    をさらに具備する、請求項1の挿入装置。
  13. 前記ベース部材に取付けられるブロック体をさらに具備し、
    前記駆動力伝達部は、
    前記連結部材に取付けられ、前記動作駆動力が伝達されることにより、回転する駆動源側ギアと、
    前記ブロック体に取付けられ、前記動作駆動力が伝達されることにより、前記駆動源側ギアと同軸のギア軸を中心に回転するブロック側ギアと、
    を備える、
    請求項12の挿入装置。
  14. 前記連結部材及び前記ブロック体の一方に取付けられ、前記動作駆動力が伝達されることにより、前記ギア軸を中心として前記駆動源側ギア及び前記ブロック側ギアと一体に回転するシャフト部材と、
    前記連結部材及び前記ブロック体の他方に設けられ、前記シャフト部材が係合することにより、前記連結部材と前記ブロック体との間を連結するシャフト係合部と、
    をさらに具備する、請求項13の挿入装置。
  15. 前記駆動源は、電力が供給されることにより駆動される電動モータであり、
    前記電動モータは、駆動されることにより駆動軸を中心として回転するモータシャフトを備える、
    請求項1の挿入装置。
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