JPH10166559A - 記録方法および装置 - Google Patents

記録方法および装置

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JPH10166559A
JPH10166559A JP8329648A JP32964896A JPH10166559A JP H10166559 A JPH10166559 A JP H10166559A JP 8329648 A JP8329648 A JP 8329648A JP 32964896 A JP32964896 A JP 32964896A JP H10166559 A JPH10166559 A JP H10166559A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock

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  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材に記録インクとプリント性向上液を
吐出させる記録方法および装置に関し、記録ヘッドの吐
出信頼性向上を図ること。 【解決手段】 被記録材を走査してプリント性向上液を
吐出し、プリント性向上液を吐出された被記録材にイン
クを吐出して被記録材に画像を記録する際、ステップS
54で、被記録材の同一領域に対する走査回数を判定す
る。ここで得られた走査回数に応じて、被記録材上のド
ットに対する吐出比率を可変することで一走査での第1
の液体の吐出量を可変設定する(S56,S57)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置および記録
方法に関し、特に、被記録材に記録インクとプリント性
向上液を吐出させて記録を行う記録方法および記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録方法
は、低騒音、低ランニングコスト、装置が小型化しやす
い、カラー化が容易などの点からプリンタや複写機、フ
ァクシミリ等の事務機器や工業用生産機器等に利用され
ている。
【0003】しかしながら、インクジェット記録方法を
応用したこれらの記録装置により所謂普通紙と呼ばれる
被記録材上に画像を得る場合、画像の耐水性が不十分で
あったり、また、カラー画像を得る場合には、フェザリ
ングの生じない高濃度の画像と色間のにじみの生じない
画像とを両立させることができず、良好な画像堅牢性で
かつ良好な品位のカラー画像が得られていなかった。
【0004】画像の耐水性を向上させる方法として、イ
ンク中に含まれる色材に耐水性を持たせたインクも近年
では実用化されてきている。しかしながら、その耐水性
はまだまだ不十分であるとともに、原理的に、乾燥後は
水に溶解しにくいインクであるために、記録ヘッドのノ
ズルの目詰まりが生じやすい。これを防止するために装
置を構成すると、複雑なものになってしまう課題があっ
た。
【0005】また従来より、記録インクと化学反応を起
こすプリント性向上液などの処理液を、被記録材上のイ
ンクと同じ位置に記録することにより、記録された画像
の画像堅牢性を向上させる技術が多く開示されている。
【0006】特開昭58−128862号公報には、記
録すべき画像位置をあらかじめ識別し、記録インクと処
理液とを重ねて記録するインクジェット記録方法が開示
されており、記録インクに先立って処理インクで描いた
り、先に描かれた記録インク上に処理インクを重ねた
り、先に描かれた処理インク上に記録インクを重ね、さ
らに処理インクを重ねて描いたりする記録方法が開示さ
れている。
【0007】また、特開平8−07223号公報では、
処理液吐出の可否を制御する手段を有し、処理液を付与
するか否かはユーザが選択するか、あるいは被記録材に
応じて設定する方法が提案されている。
【0008】また、特開平7−195823号公報に
は、2成分または3成分化学反応における無色の処理液
を被記録材表面上に塗布して被記録材表面を整える方法
が開示されている。ここで液は、無色の処理液が残り少
なくなると従来のマルチパスで印字するとしている。
【0009】しかしながらこれらの従来技術には、イン
ク吐出部の汚れを回避し、インクジェット記録装置の信
頼性を増す記録方法は開示されていない。
【0010】ところでインクジェット記録方式には、元
来、次のような特有の問題がある。
【0011】すなわち、記録ヘッドから紙、OHPフィ
ルムなどの被記録材にインク液滴を吐出させて記録する
ため、記録ヘッドからのインク滴以外に発生した微細な
インク滴(ミスト)や記録媒体へ吐出したインク滴の跳
ね返りなどによって記録ヘッドのインク吐出口面にイン
クが付着する。これが吐出口の周りに多量に集まった
り、また、これに紙粉等の異物が付着すると吐出が阻害
されて意図しない方向に吐出したり(ヨレ)、インク液
滴が吐出しない(不吐出)といった弊害を引き起こす。
【0012】図12はインクの跳ね返りおよびミストに
よってインク吐出部面が汚れる過程を示す説明図であ
る。
【0013】図12(A)はインクの跳ね返りの様子を
示す説明図である。
【0014】キャリッジに搭載されたインク吐出ヘッド
1は、A液Laを吐出するためのインク吐出部2とB液
Lbを吐出するためのインク吐出部3を備えている。
【0015】まず、キャリッジの移動と共に、被記録材
としての記録紙6上にA液Laが打ち込まれ、記録紙6
上にA液Laが広範囲に連続的に広がる。それに引き続
いてB液Lbは、記録紙6上に広がったA液Laに対し
ある速度を持って打ち込まれる。その結果、A液Laと
B液Lbのインク滴D1 ,D2 が跳ね返り、インク吐出
部2,3の吐出部面に付着する。
【0016】図12(B)はミストが付着する様子を示
す説明図である。
【0017】インク吐出部2から吐出したA液滴は、主
インク滴Daと微細なインク滴(ミスト)M1 により構
成される。主インク滴Daはまっすぐに被記録材6に到
達するが、ミストM1 はキャリッジの移動と共に空気の
流れに乗って周りに拡散する。拡散したA液のミストM
1 はB液のインク吐出部3の表面にも付着する。
【0018】この吐出口面の汚れを清掃除去する手段と
して、ゴムなどの弾性部材で形成したブレードで吐出口
面を掃拭(ワイピング)する構成を一般的に採用してい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、被記録材上で
インクと化学的な反応をしてインクを固めて不溶化させ
るプリント性向上液を処理液として用いた場合、プリン
ト性向上液によるミストや跳ね返りが画像記録用インク
のインク吐出口付近に付着したり、その反対にインクに
よるミストや跳ね返りがプリント性向上液のインク吐出
口付近に付着すると、インクとプリント性向上液が吐出
口面で化学反応を起こして固着するという問題がある。
インクとプリント性向上液の化学反応による生成物は粘
度が非常に高くなり、通常のワイピング手段では取り除
くことが困難である。取り除けないとヨレや不吐出が多
くなり、さらに程度が進むと、このヘッドは全く使用で
きなくなる場合がある。
【0020】跳ね返りによる吐出口面の汚れは、記録紙
面と吐出部口面の距離(以下、「紙間」という)を離す
ことにより改善される。しかし、紙間が離れるとインク
の飛翔距離と時間が長くなることから、インクの記録紙
面上の着弾位置の精度が落ち、画像を劣化させる場合も
ある。
【0021】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、高デューティーで印字される可能性のある
少数パスの記録モードではプリント性向上液の付与量を
減らすことによって、インクおよびプリント性向上液の
ミストや跳ね返りによるインクおよびプリント性向上液
吐出部の汚れを防止し、記録ヘッドの吐出信頼性を高め
プリント性を向上させた記録方法および記録装置を提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明の方法では、被記録材を走
査して前記被記録材に第1および第2の液体を吐出し、
該第2の液体による画像を前記被記録材に記録する記録
方法において、前記被記録材の同一領域に対する走査回
数を判定する判定ステップと、前記判定ステップで得ら
れた前記走査回数に応じて一走査での前記第1の液体の
吐出量を可変設定する吐出量可変ステップとを含むこと
を特徴とする。
【0023】ここで、前記吐出量可変ステップにおい
て、前記被記録材上のドットに対する吐出比率を可変す
ることで前記第1の液体の前記吐出量を可変設定するこ
ともできる。
【0024】ここで、前記走査回数が所定値以下のとき
には、前記吐出比率をゼロにすることもできる。
【0025】ここで、前記走査回数が前記所定値を超え
るときには、前記第1の液体を吐出された前記被記録材
に前記第2の液体を吐出しても前記第1または第2の液
体が跳ね返ることのない所定の比率に前記吐出比率を設
定することもできる。
【0026】ここで、前記所定値は1とすることもでき
る。
【0027】さらに、前記所定値は2以上の任意の整数
とすることもできる。
【0028】ここで、前記第2の液体はインクであり、
前記第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または
凝集させる化合物を含むプリント性向上液とすることも
できる。
【0029】ここで、前記成分はアニオン性染料を含
み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性
物質を含むこともできる。
【0030】さらに、前記成分はアニオン性化合物と顔
料を含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチ
オン性物質を含むこともできる。
【0031】ここで、請求項10に記載の本発明の方法
では、被記録材を走査して前記被記録材に第1および第
2の液体を吐出し、該第2の液体による画像を前記被記
録材に記録する記録方法において、前記被記録材の同一
領域に対する走査回数と前記同一領域の同一ドットに対
する前記第2の液体の吐出回数に応じて、一走査での前
記第1の液体の吐出量を可変設定することを特徴とす
る。
【0032】ここで、前記第1の液体の前記一走査での
最大吐出量は所定量以下とされ、前記所定量以下の各吐
出による前記同一ドットへの最終吐出比率を前記走査回
数に応じて設定する こともできる。
【0033】ここで、前記第2の液体はインクであり、
前記第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または
凝集させる化合物を含むプリント性向上液とすることも
できる。
【0034】ここで、前記成分はアニオン性染料を含
み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性
物質を含むこともできる。
【0035】さらに、前記成分はアニオン性化合物と顔
料を含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチ
オン性物質を含むこともできる。
【0036】上記目的を達成するために、請求項15に
記載の本発明の装置では、被記録材を走査して前記被記
録材に第1および第2の液体を吐出し、該第2の液体に
よる画像を前記被記録材に記録する記録装置において、
前記被記録材の同一領域に対する走査回数を判定する判
定手段と、前記判定手段により得られた前記走査回数に
応じて一走査での前記第1の液体の吐出量を可変設定す
る吐出量可変手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】ここで、前記吐出量可変手段によって、前
記被記録材上のドットに対する吐出比率を可変すること
で前記第1の液体の前記吐出量を可変設定することもで
きる。
【0038】ここで、前記走査回数が所定値以下のとき
には、前記吐出比率をゼロにすることもできる。
【0039】ここで、前記走査回数が前記所定値を超え
るときには、前記第1の液体を吐出された前記被記録材
に前記第2の液体を吐出しても前記第1または第2の液
体が跳ね返ることのない所定の比率に前記吐出比率を設
定することもできる。
【0040】ここで、前記所定値は1とすることもでき
る。
【0041】さらに、前記所定値は2以上の任意の整数
とすることもできる。
【0042】ここで、前記第2の液体はインクであり、
前記第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または
凝集させる化合物を含むプリント性向上液とすることも
できる。
【0043】さらに、前記成分はアニオン性染料を含
み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性
物質を含むこともできる。
【0044】ここで、前記成分はアニオン性化合物と顔
料を含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチ
オン性物質を含むこともできる。
【0045】ここで、請求項24に記載の本発明の装置
では、被記録材を走査して前記被記録材に第1および第
2の液体を吐出し、該第2の液体による画像を前記被記
録材に記録する記録装置において、前記被記録材の同一
領域に対する走査回数と前記同一領域の同一ドットに対
する前記第2の液体の吐出回数に応じて、一走査での前
記第1の液体の吐出量を可変設定する手段を備えたこと
を特徴とする。
【0046】ここで、前記第1の液体の前記一走査での
最大吐出量は所定量以下とされ、前記手段によって、前
記所定量以下の各吐出による前記同一ドットへの最終吐
出比率を前記走査回数に応じて設定することもできる。
【0047】ここで、前記第2の液体はインクであり、
前記第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または
凝集させる化合物を含むプリント性向上液とすることも
できる。
【0048】ここで、前記成分はアニオン性染料を含
み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性
物質を含むこともできる。
【0049】さらに、前記成分はアニオン性化合物と顔
料を含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチ
オン性物質を含むこともできる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0051】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
可能なインクジェット記録装置の一例を示す概略斜視図
である。
【0052】インクジェット記録装置(以下、記録装置
と記す)100の給紙口111から挿入された被記録材
106は、送りローラ109によって記録ヘッドユニッ
ト103の記録可能領域へ搬送される。記録可能領域に
おける被記録材106の下部には、プラテン108が設
けられる。キャリッジ101は、ガイド軸104とガイ
ド軸105の2つのガイド軸によって定められた方向
(走査方向)に移動可能な構成となっており、記録領域
を往復走査する。
【0053】キャリッジ101には、複数色の画像記録
用の色インク(以下、インクと記す)を吐出する記録ヘ
ッドと、処理液としてのプリント性向上液を吐出する記
録ヘッドと、それぞれの記録ヘッドにインクやプリント
性向上液を供給するインクタンクとを含む記録ヘッドユ
ニット103が搭載されている。図1の記録装置100
に設けられる複数色の各インクは、たとえば、ブラック
(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)の4色とする。
【0054】キャリッジ101が移動可能な領域の左端
には、装置の下部に回復系ユニット110があり、記録
動作時以外に記録ヘッドの吐出口部をキャップしたりす
る。回復系ユニット110が設けられた位置を、記録ヘ
ッドのホームポジションと呼ぶ。一方、記録装置100
の右端部には、複数のスイッチや表示素子を備えた操作
部107が設けられる。操作部107の個々のスイッチ
は記録装置100の電源のオン/オフや各種記録モード
の設定時等に使用され、表示素子は記録装置100の状
態を表示する役割をする。
【0055】図2は、記録ヘッドユニット103の構成
を示す斜視図である。
【0056】この記録ヘッドユニット103は、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローの各インクのタンク
と、プリント性向上液のタンクが全て独立に交換可能な
構成の一例である。
【0057】キャリッジ101にはBk、C、M、Y、
S(プリント性向上液)を吐出する記録ヘッド102
と、Bk用タンク20K、C用タンク20C、M用タン
ク20M、Y用タンク20Y、プリント性向上液用のタ
ンク20Sが搭載される。各タンクは記録ヘッド102
との接続部を介して記録ヘッド102と接続し、吐出口
に各色インクとプリント性向上液を供給する。
【0058】記録ヘッドユニットの構成は図2の例に限
るものではなく、例えば、異なった色のタンクが一体の
構造であっても良く、タンクと吐出ヘッドが一体構造で
あってもよい。
【0059】図3は、本実施の形態の記録装置の制御構
成を示すブロック図である。
【0060】ホストコンピュータから、記録すべき文字
や画像のデータ(以下画像データという)が記録装置1
00の受信バッファ301に入力される。また、正しく
画像データが転送されているかを確認するデータや、記
録装置100の動作状態を知らせるデータが記録装置1
00からホストコンピュータに転送される。受信バッフ
ァ301に入力された画像データは、画像処理部320
や図示しないCPUを有する制御部302の管理の元で
RAM形態のメモリ部303に転送され一時的に格納さ
れる。メカコントロール部304は、制御部302のC
PUからの指令により、キャリッジ101や送りローラ
109(ともに図1参照)の駆動源となるキャリッジモ
ータやラインフィードモータ等のメカ部305を駆動制
御する。
【0061】センサ/SWコントロール部306は、各
種センサやSW(スイッチ)からなるセンサ/SW部3
07からの信号を制御部302に対して送る。表示素子
コントロール部308は、制御部302からの指示によ
り、表示パネル群のLEDや液晶表示素子等からなる表
示素子部309の表示を制御する。ヘッドコントロール
部310は、制御部302のCPUからの指令により出
力バッファ330から記録データを読み出し、記録ヘッ
ド102の各色のヘッドとプリント性向上液のヘッドを
個別に駆動制御する。また、これら各ヘッドの状態を示
す温度情報等を検知し、制御部302に伝える。
【0062】本願発明は上記構成の記録装置100を使
用して実施する記録方法および当該記録装置であり、本
出願人らが見い出した以下の現象に着目してなされたも
のである。
【0063】第一の現象は、ミストおよび跳ね返りの記
録デューティーとの密接な関係である。ここで記録デュ
ーティーとは、インク(またはプリント性向上液)を打
ち込み可能な被記録材上での全ドット、すなわち画素に
対して実際に打ち込む吐出比率である。この関係とは、
二種類の液体で記録する際にA液(たとえばプリント性
向上液)およびB液(たとえば画像記録用インク)の記
録デューティーを減らすと、インク吐出部面の汚れが軽
減されることである。これは、一度の吐出での吐出量の
減少によりミストが減少すること、A液のデューティー
を減らすことにより、A液が広範囲に連続的に広がらな
いために跳ね返りが軽減されること、A液およびB液の
吐出液の滴数の減少によりA液およびB液自身の跳ね返
りが減少することによるものである。
【0064】第二の現象は、跳ね返りが液体の表面張力
に依存することである。すなわち、跳ね返りは新たにB
液が打ち込まれることにより被記録材上のA液およびB
液の一部が分離することであるが、液体の表面張力が大
きい場合には、図4に示すように、跳ね返りの部分8に
は表面張力によって一体となるような力STが作用す
る。このため、液体の表面張力が大きいと分離が起こら
ずに跳ね返りは生じない。逆に、表面張力が小さい液体
の場合には力STが弱いために、跳ね返りの部分8が分
離し易く跳ね返りが生じるものと考えられる。
【0065】次に、本発明方法について具体的に説明す
る。
【0066】図5は記録動作の流れを示す流れ図であ
る。
【0067】まず、ステップS51で記録出力のための
記録モード(印字モード)が選択され、入力される。こ
れにより、記録パス数N(N≧1)が選択される。ステ
ップS52では出力する画像データが読み込まれる。画
像データは色補正等の処理を施された後、C,M,Y,
Bk各色に分けられて二値化される(ステップS5
3)。
【0068】ステップS54では、記録モードに応じた
パス数Nの値を調べてプリント性向上液を吐出するか否
かの判断が行われる。2パス以上(N≠1)のマルチパ
ス記録モードであれば、「プリント性向上液を吐出して
記録(印字)するモード」が選択される(ステップS5
5)。また、N=1であり、選択され入力された記録モ
ードが1パス記録モードであれば、「プリント性向上液
を吐出しないで記録(印字)するモード」が選択される
(ステップS58)。
【0069】1パス記録モードの場合には、1行分の記
録データ全てを1回の走査により記録する必要から、イ
ンクの記録デューティーが多くなりがちである。インク
の記録デューティーとプリント性向上液の記録デューテ
ィーが同じように増えると、前述したようにインクのミ
スト、跳ね返りが多く発生し、吐出信頼性が薄れる結果
となる。以上の理由から本実施の形態では、吐出信頼性
向上のため、ステップS54の判断結果に応じて1パス
記録モード時にはプリント性向上液を吐出しないように
ステップS58に進む。
【0070】マルチパス記録モードが選択されステップ
S55に進んだ場合は、ステップS53で二値化された
画像データから、記録モードに対応したプリント性向上
液の吐出のためのデータをステップS56で作成する。
そして、インク、プリント性向上液の記録データは記録
モードに対応してマルチパス毎に振り分けられ(ステッ
プS57)、振り分けられた各記録データは記録ヘッド
102の駆動のための出力バッファ330に送られる
(ステップS60)。
【0071】このマルチパス記録モードの場合は1行分
のデータを複数回の走査に分けて記録することから、1
回の走査の記録デューティー、すなわちインク吐出量が
減る。そのため、ミストや跳ね返りが少なくなり、プリ
ント性向上液を吐出してもプリントヘッドを著しく損な
うことはない。
【0072】一方、1パス記録モードが選択された場合
はステップS58に進み、ステップS53で二値化され
たC,M,Y,Bkのデータが記録ヘッド102の駆動
のための出力バッファ330に送られる(ステップS6
0)。ヘッドコントロール部310は、出力バッファ3
30のデータを基に記録を行うように記録ヘッド102
を駆動制御する。
【0073】図6は本実施の形態におけるインクとプリ
ント性向上液の記録画像データの一例を示す説明図であ
る。
【0074】図6(A)はインクによって被記録材上に
記録される単色画像が二値化された後の画像データDv
を示し、この画像データDvは、縦6画素、横8画素か
らなる。
【0075】図6(A)の記録画像データDvを1パス
記録モードで記録する場合は、図5の流れ図で示された
ようにステップS58に進み、プリント性向上液を吐出
しない。
【0076】このときインクの記録データは図6(A)
のDvのとおりであり、プリント性向上液を記録するた
めの記録マスクは、図6(B−1)に示されるように全
ての画素を記録しないように設定される。したがって、
プリント性向上液の記録データは図6(B−2)に示す
とおりであり、この結果、被記録材上の記録結果の画像
はインクのみの画素で構成される(図6(B−3))。
【0077】マルチパス記録モードで記録する場合は、
予め決められた方法でプリント性向上液の記録データが
インク記録データをもとに作成される。図6(C−1)
〜(C−3)は、その一例として、縦6画素、横8画素
の画像データDvに対して50%のデューティーで離散
的にプリント性向上液を打ち込む場合を示した図であ
る。プリント性向上液は図6(C−1)に示されるよう
な市松模様のマスクで間引かれ、インクが記録される画
素の1/2が抽出される。図6(C−2)は、このとき
のプリント性向上液の記録画像である。インクとプリン
ト性向上液が重ねて記録された結果、被記録材上の画像
は図6(C−3)に示されるようにインクのみの画素と
インクとプリント性向上液を重ね打ちした画素で構成さ
れる。
【0078】プリント性向上液のデータ作成用マスクは
図6(C−1)に限らず、インクとプリント性向上液の
関係でさらに増やしてもよいし、減らしてもよい。
【0079】図6(D−1)〜(D−3)はプリント性
向上液の記録デューティーを図6(C−1)〜(C−
3)より増やした例で、図6(D−1)に示されるよう
なマスクにより、プリント性向上液のデューティーは1
00%になる。このため、インクが記録される画素の全
てが抽出され、これに対してプリント性向上液が吐出さ
れる。したがって、プリント性向上液の記録画像は図6
(D−2)のとおりインクで記録される画像と同一であ
る。インクとプリント性向上液が重ねて記録された結
果、被記録材上の画像は図6(D−3)に示されるよう
にインクとプリント性向上液を重ね打ちした画素で構成
される。
【0080】図6(E−1)〜(E−3)は、プリント
性向上液の記録デューティーを図6(C−1)〜(C−
3)よりさらに減らした例で、プリント性向上液は図6
(E−1)に示されるようなマスクで間引かれ、デュー
ティー25%となる。このため、インクが記録される画
素の1/4が抽出され、プリント性向上液の記録画像は
図6(E−2)のとおりである。インクとプリント性向
上液が重ねて記録された結果、被記録材上の画像は図6
(E−3)に示されるようにインクのみの画素とインク
とプリント性向上液を重ね打ちした画素で構成される。
【0081】プリント性向上液の間引き画素の配置は上
記の例に限定されるものではなく、ランダム性を持たせ
て間引いてもよいし、画像データの有無に応じて間引い
てもよい。間引き方法は、インク、被記録材の特性によ
って変えると良い。
【0082】ここで使用したインクとプリント性向上液
は、以下のような特徴を有する。まず、上記インクはア
ニオン性の染料を含み、上記プリント性向上液は低分子
成分と高分子成分とから成るカチオン性物質を含む。
【0083】インク及びプリント性向上液(処理液)の
具体的組成の一例を以下に示す。
【0084】 (Yインク) グリセリン 5.0重量% チオジグリコール 5.0重量% 尿素 5.0重量% イソプロピルアルコール 4.0重量% 染料C.I.ダイレクトイエロー142 2.0重量% 水 残部 (Mインク) グリセリン 5.0重量% チオジグリコール 5.0重量% 尿素 5.0重量% イソプロピルアルコール 4.0重量% 染料C.I.アシッドレッド289 2.5重量% 水 残部 (Cインク) グリセリン 5.0重量% チオジグリコール 5.0重量% 尿素 5.0重量% イソプロピルアルコール 4.0重量% 染料C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量% 水 残部 (Bkインク) グリセリン 5.0重量% チオジグリコール 5.0重量% 尿素 5.0重量% イソプロピルアルコール 4.0重量% 染料フードブラック2 3.0重量% 水 残部 (プリント性向上液) ポリアリルアミン塩酸塩 5.0重量% 塩化ベンザルコニウム 1.0重量% ジエチレングリコール 10.0重量% アセチノールEH 0.5重量% (川研ケミカル製) 水 残部 ここでは、Y,M,C,Bk各色のインクの色材として
染料を使用した例を示したが、これに限定されることな
く、色材として例えば顔料を使用したもの、あるいは染
料と顔料を混合したもの等を使用しても良い。色材を含
有した各インクが凝集する最適なプリント性向上液を使
用することで、同様な効果を得ることができる。
【0085】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、1パス記録モードで記録する際にはプリント性向上
液を吐出せず、2パス以上で記録するマルチパス記録モ
ードの場合にはプリント性向上液を吐出する例を示し
た。
【0086】さらにインクとプリント性向上液の組み合
わせによりミスト、跳ね返りによる吐出部面の汚れが大
きい場合や、吐出信頼性維持のためのクリーニング動作
の頻度を減らしたい場合には、ミスト、跳ね返りによる
吐出部面の汚れをさらに減らすために、本実施の形態で
はマルチパス記録モードでも所定のパス数以下であった
らプリント性向上液を吐出しないようにした。
【0087】図7は本実施の形態における記録動作の流
れを示す流れ図である。
【0088】第1の実施の形態とほぼ同様の流れなの
で、同一の処理については同一ステップ番号を付し、そ
の説明を省略する。また、ステップS75,S76,お
よびS78の処理は、それぞれステップS55,S5
6,およびS58の処理と同一なのでその説明を省略す
る。
【0089】図7の処理を簡単に説明すると、ステップ
S74のプリント性向上液の吐出有無判断ステップのパ
ラメータが第1の実施の形態とは異なっている。すなわ
ち、第1の実施の形態においては記録パス数Nが1かそ
れ以上かで判断していたが、本実施の形態では2以上の
予め決められた所定のパス数n(nはn≧2なる任意の
整数)を判断のパラメータとしている。そして、選択さ
れた記録モードのパス数Nがn以下ならばプリント性向
上液を吐出しないモードが選択され、nよりも大きけれ
ばプリント性向上液が吐出されるモードが選択される。
nは2以上の整数値をとり、インク、プリント性向上液
の種類等に応じて予め設定しておく。
【0090】ステップS74でN≦nでなく、プリント
性向上液を吐出して記録するモードが選択された場合
(ステップS75)、インク、被記録材の種類により予
め設定された記録デューティーでプリント性向上液の記
録データが作成される(ステップS76)。ステップS
76に続くステップS77では、インクとプリント性向
上液の記録データがNパスに振り分けられる。
【0091】また、ステップS74でN≦nであり、プ
リント性向上液を吐出しないで記録するモードが選択さ
れた場合(ステップS78)、続くステップS79では
インクの記録データがNパスに振り分けられる。振り分
けられた各データは、出力バッファ330に送られる
(ステップS80)。
【0092】本実施の形態では、所定のパス数n以下で
あったらプリント性向上液を吐出しないようにすること
により、ミスト、跳ね返りによる吐出部面の汚れをさら
に減らすことができ、吐出信頼性をより高めることがで
きる。
【0093】(第3の実施の形態)第1および第2の実
施の形態では、記録パス数によりプリント性向上液記録
の有無が決定される例を示した。本実施の形態では、記
録パス数に応じてプリント性向上液の間引き率を変え、
記録パス数が多くなるほどプリント性向上液の記録デュ
ーティーが多くなる例を説明する。吐出部面の汚れを回
避し、吐出信頼性を維持するために、ここでは1回の記
録ヘッドの走査により記録できるプリント性向上液の最
大デューティーを設定する。本実施の形態は、表面張力
が強いインクを使用し、インクの吸収・定着が速く、イ
ンクが跳ね返り難い被記録材を使用している等、インク
吐出部面、プリント性向上液吐出部面の汚れが少ない場
合に有効であり、全ての記録モードにおいてプリント性
向上液が吐出されるので、耐水性が付加される等、吐出
信頼性向上の他にプリント性の向上を図ることができ
る。
【0094】図8は本実施の形態における、インクとプ
リント性向上液の記録の一例を示す説明図であり、同図
(A)は図6(A)と同一なのでその説明を省略する。
【0095】以下に、図6(A)の画像データDvの記
録の一例として、1回の走査で打ち込み可能なプリント
性向上液の最大デューティーが25%の場合のプリント
性向上液の記録例を示す。1回の走査で打ち込み可能な
プリント性向上液の最大デューティーはインク、および
プリント性向上液の性質から、吐出信頼性を損なわない
範囲で最適に決定される。
【0096】図8(B−1)〜(B−3)は、1パス記
録モード選択時のプリント性向上液の記録パターンであ
る。1パス記録モードでは1回の走査で1行分の画像が
形成されるため、記録可能なプリント性向上液のデュー
ティーは1回の走査での最大デューティーである25%
となる。そのため、1パス記録モードが選択されたとき
には、図8(B−1)に示すように25%間引くマスク
でインク画像データDvが抽出され、図(B−2)に示
すようなプリント性向上液記録データが作成される。プ
リント性向上液はインクによる画像データDvと重ね合
わせて被記録材に打ち込まれ、被記録材上に形成される
画像は、図8(B−3)に示すようにインクのみの画素
とインクとプリント性向上液の画素から構成される。
【0097】2パスモード選択時には、1行分の画像が
2回の走査に分けて形成されるので、1回の走査で25
%ずつプリント性向上液を打ち込むことにより、2パス
の合計で50%のデューティーのデータを記録できる。
その一例を図8(C−1)〜(C−3)に示す。2パス
モードが選択されたときには、図8(C−1)に示すよ
うに50%間引くマスクでインク画像データDvが抽出
され、図8(C−2)に示すようなプリント性向上液記
録データが作成される。プリント性向上液はインクによ
る画像データDvと重ね合わせて被記録材に打ち込ま
れ、被記録材上に形成される画像は、図8(C−3)に
示すようにインクのみの画素とインクとプリント性向上
液の画素から構成される。
【0098】同様に、4パスモードの場合、1行分の画
像が4回の走査で形成されるので、4パスの合計で記録
可能なプリント性向上液の量は25%の4倍で100
%、つまり図8(D−1)〜(D−3)に示されるよう
にプリント性向上液の記録データはインクの記録データ
と同様になる。すなわち、4パスモードが選択されたと
きには、図8(D−1)に示すように全く間引かないマ
スクでインク画像データDvが抽出され、図8(D−
2)に示すようなプリント性向上液記録データが作成さ
れる。プリント性向上液はインクによる画像データDv
と重ね合わせて被記録材に打ち込まれ、被記録材上に形
成される画像は、図8(D−3)に示すようにインクと
プリント性向上液の画素から構成される。
【0099】図9は2パス記録時の各走査でのインクの
記録の例を示す説明図、図10は2パス記録時の各走査
でのプリント性向上液の記録の例を示す説明図である。
図9(A)で、インク記録データは図8(A)の画像デ
ータDvによるものであり、図10(A)で、プリント
性向上液記録データは図8(C−2)の記録データによ
るものである。
【0100】ところで、2回の走査に振り分ける際には
一般に固定されたマスクを使用するが、本実施の形態で
はこのマスクがプリント性向上液のパターンと同期して
両パターンが一致することのないように設定する。これ
は、プリント性向上液の間引きパターンが例えば図8
(C−1)のような市松模様のときに、マルチパスの振
り分けマスクも市松模様に設定すると、第1回目の走査
(以下、第1走査と記す)でプリント性向上液の全ての
データを記録し、第2回目の走査(以下、第2走査と記
す)では全く記録しないという弊害を防ぐためである。
両パターンが一致する場合、1回の走査で許されるプリ
ント性向上液の最大デューティーは25%であるのに、
第1走査ではデューティー50%の打ち込みになってし
まい、ミスト、跳ね返りによるインク吐出部面の汚れが
増大し、吐出信頼性を損ねる原因となる。
【0101】そこで、上記の問題を避けるために、例え
ば2画素ずつ縦につながった図9(B−1)または(C
−1)に示すような2パス振り分けマスクM1 またはM
2 で、第1走査と第2走査のマルチパスに振り分けてイ
ンクを記録する。そして、図10(B−1)または(C
−1)に示すような同様の2パス振り分けマスクM1
たはM2 で、第1走査と第2走査のマルチパスに振り分
けてプリント性向上液を記録する。図9(B−2)およ
び図10(B−2)は、第1走査でのインク記録データ
およびプリント性向上液の記録データを示す。また、図
9(C−2)および図10(C−2)は第2走査でのイ
ンク記録データおよびプリント性向上液の記録データで
ある。
【0102】図10(B−2)および(C−2)から明
らかなとおり、第1走査、第2走査ともにプリント性向
上液の記録データは1回の走査当たりの最大デューティ
ー25%という制約を満たしている。したがって、上記
の弊害が現れるのを防ぐことができて、ミスト、跳ね返
りによるインク吐出部面の汚れが増大し、吐出信頼性を
損ねるようなことがない。
【0103】プリント性向上液の記録データ作成方法は
上記の例に限るものではなく、マルチパスの振り分けマ
スクも上記の例に限るものではない。さらに、マスクを
用いず、ランダムに振り分けても良いが、その際には、
前述した理由によりプリント性向上液を1回の走査で全
て打ってしまう振り分け方は避けるようにする。
【0104】さらに、本実施の形態ではパス数とプリン
ト性向上液の付与比率が1:1で比例している例を示し
たが、必ずしも比例関係にある吐出率を選択する必要は
ない。パス数が増えるほどプリント性向上液の最終的な
合計の記録デューティー(付与比率)が増大するように
すれば良く、例えば、1パスで合計25%、2パスで合
計40%、4パスで合計50%のように選択しても良
い。
【0105】(第4の実施の形態)第3の実施の形態で
は、インク記録デューティーが最終的に100%となる
場合、記録パス数のみからプリント性向上液のデータの
記録デューティーを決定する例を示した。
【0106】ところで、より高い濃度の画像を得ようと
する場合、被記録材によっては強調記録を行う。この強
調記録モードでは、画像中の全画素のうち所定の割合の
画素に対して複数回インク滴が重ね打ちされる。この場
合でも、1回の走査で記録可能なプリント性向上液のデ
ューティーは変わらない。そこで、重ね打ち記録を行う
モードの場合は、記録パス数と重ね打ちの回数に応じて
プリント性向上液の記録データのデューティーを決定す
るようにする。
【0107】この一例として、記録する全ての画素が2
パス(2走査)で2回ずつ重ね打ちされる(デューティ
ー200%)場合のインクおよびプリント性向上液の記
録方法について図11を参照して説明する。この場合、
1行分の画像が2回の走査で形成されるが、同じデータ
を2回記録するので、各走査での記録デューティーは1
パス記録モード時と同じになる。なお、1回の走査で打
ち込み可能なプリント性向上液の最大デューティーは第
3の実施の形態と同様に25%とする。
【0108】第1走査では、インクの記録データは間引
かずに、図11(B)のとおり図11(A)の画像デー
タDvvと同じになる。これに対し、プリント性向上液
の記録データは所定の方法でデューティー25%で間引
かれ、図11(C)のようになる。また第2走査では、
インクの記録データとプリント性向上液の記録データは
第1走査と同じデータを使用することにより、インクの
記録データは間引かずに、図11(D)のとおり図11
(A)の画像データDvvと同じになり、プリント性向
上液の記録データはデューティー25%で間引かれ、図
11(C)のようになる。
【0109】このように、記録パス数と重ね打ちの回数
に応じてプリント性向上液の記録データのデューティー
を決定して第1走査および第2走査を行うことにより、
例えばデューティー200%の強調記録モードを実現で
きるので、どのような被記録材に対しても高濃度の記録
画像を形成することができる。
【0110】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る被記録材については特に制限されるものではなく、従
来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等のいわゆ
る普通紙を好適に用いることができる。もちろんインク
ジェット記録用に特別に作製したコート紙やOHP用透
明フィルムも好適に使用でき、また、一般の上質紙や光
沢紙も好適に使用可能である。
【0111】本発明方法は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。また、本発明方法はシステム或いは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。この場合、本発明方
法を達成するためのソフトウエアによって表されるプロ
グラムを格納した記憶媒体をシステム或いは装置に読み
出すことによって、そのシステム或いは装置が、本発明
方法の効果を享受することが可能になる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
記録材の同一領域に対する走査回数が少ない記録モード
ではプリント性向上液の吐出量を可変して減らすことに
より、インクやプリント性向上液の跳ね返り、ミストに
よる記録ヘッドのインク吐出面の汚れを防ぐことがで
き、信頼性の高い記録を行える効果がある。さらに本発
明では、ユーザは記録モードを選択することだけでよい
ので、プリント時の複雑な動作を伴うことなく容易に上
記の効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
一例を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係わる記録装置の記録ヘッドユニット
103の構成を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態の記録装置の制御構成を示すブロ
ック図である。
【図4】液体の表面張力と跳ね返りとの関係を説明する
説明図である。
【図5】第1の実施の形態における記録動作の流れを示
す流れ図である。
【図6】第1の実施の形態におけるインクおよびプリン
ト性向上液の記録例を示す説明図である。
【図7】第2の実施の形態における記録動作の流れを示
す流れ図である。
【図8】第3の実施の形態におけるインクおよびプリン
ト性向上液の記録例を示す説明図である。
【図9】第3の実施の形態における、2パス記録時のイ
ンク記録方法を示す説明図である。
【図10】第3の実施の形態における、2パス記録時の
プリント性向上液記録方法を示す説明図である。
【図11】第4の実施の形態におけるインクおよびプリ
ント性向上液の記録例を示す説明図である。
【図12】インクの跳ね返りおよびミストによってイン
ク吐出部面が汚れる過程を示す説明図である。
【符号の説明】
20C,20K,20M,20S,20Y, タンク 100 記録装置 101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 記録ヘッドユニット 104,105 ガイド軸 107 操作部 108 プラテン 109 送りローラ 110 回復系ユニット 111 給紙口 301 受信バッファ 302 制御部 303 メモリ部 304 メカコントロール部 305 メカ部 306 センサ/SWコントロール部 307 センサ/SW部 308 表示素子コントロール部 309 表示素子部 310 ヘッドコントロール部 320 画像処理部 330 出力バッファ M1 ,M2 2パス振り分けマスク

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材を走査して前記被記録材に第1
    および第2の液体を吐出し、該第2の液体による画像を
    前記被記録材に記録する記録方法において、 前記被記録材の同一領域に対する走査回数を判定する判
    定ステップと、 前記判定ステップで得られた前記走査回数に応じて一走
    査での前記第1の液体の吐出量を可変設定する吐出量可
    変ステップとを含むことを特徴とする記録方法。
  2. 【請求項2】 前記吐出量可変ステップにおいて、前記
    被記録材上のドットに対する吐出比率を可変することで
    前記第1の液体の前記吐出量を可変設定することを特徴
    とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 【請求項3】 前記走査回数が所定値以下のときには、
    前記吐出比率をゼロにすることを特徴とする請求項2に
    記載の記録方法。
  4. 【請求項4】 前記走査回数が前記所定値を超えるとき
    には、前記第1の液体を吐出された前記被記録材に前記
    第2の液体を吐出しても前記第1または第2の液体が跳
    ね返ることのない所定の比率に前記吐出比率を設定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の記録方法。
  5. 【請求項5】 前記所定値は1であることを特徴とする
    請求項3または4に記載の記録方法。
  6. 【請求項6】 前記所定値は2以上の任意の整数である
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の記録方法。
  7. 【請求項7】 前記第2の液体はインクであり、前記第
    1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または凝集さ
    せる化合物を含むプリント性向上液であることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれかに記載の記録方法。
  8. 【請求項8】 前記成分はアニオン性染料を含み、前記
    化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性物質を含
    むことを特徴とする請求項7に記載の記録方法。
  9. 【請求項9】 前記成分はアニオン性化合物と顔料を含
    み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性
    物質を含むことを特徴とする請求項7に記載の記録方
    法。
  10. 【請求項10】 被記録材を走査して前記被記録材に第
    1および第2の液体を吐出し、該第2の液体による画像
    を前記被記録材に記録する記録方法において、 前記被記録材の同一領域に対する走査回数と前記同一領
    域の同一ドットに対する前記第2の液体の吐出回数に応
    じて、一走査での前記第1の液体の吐出量を可変設定す
    ることを特徴とする記録方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の液体の前記一走査での最大
    吐出量は所定量以下とされ、前記所定量以下の各吐出に
    よる前記同一ドットへの最終吐出比率を前記走査回数に
    応じて設定することを特徴とする請求項10に記載の記
    録方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の液体はインクであり、前記
    第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または凝集
    させる化合物を含むプリント性向上液であることを特徴
    とする請求項10または11に記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 前記成分はアニオン性染料を含み、前
    記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性物質を
    含むことを特徴とする請求項12に記載の記録方法。
  14. 【請求項14】 前記成分はアニオン性化合物と顔料を
    含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン
    性物質を含むことを特徴とする請求項12に記載の記録
    方法。
  15. 【請求項15】 被記録材を走査して前記被記録材に第
    1および第2の液体を吐出し、該第2の液体による画像
    を前記被記録材に記録する記録装置において、 前記被記録材の同一領域に対する走査回数を判定する判
    定手段と、 前記判定手段により得られた前記走査回数に応じて一走
    査での前記第1の液体の吐出量を可変設定する吐出量可
    変手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  16. 【請求項16】 前記吐出量可変手段によって、前記被
    記録材上のドットに対する吐出比率を可変することで前
    記第1の液体の前記吐出量を可変設定することを特徴と
    する請求項15に記載の記録装置。
  17. 【請求項17】 前記走査回数が所定値以下のときに
    は、前記吐出比率をゼロにすることを特徴とする請求項
    16に記載の記録装置。
  18. 【請求項18】 前記走査回数が前記所定値を超えると
    きには、前記第1の液体を吐出された前記被記録材に前
    記第2の液体を吐出しても前記第1または第2の液体が
    跳ね返ることのない所定の比率に前記吐出比率を設定す
    ることを特徴とする請求項16または17に記載の記録
    装置。
  19. 【請求項19】 前記所定値は1であることを特徴とす
    る請求項17または18に記載の記録装置。
  20. 【請求項20】 前記所定値は2以上の任意の整数であ
    ることを特徴とする請求項17または18に記載の記録
    装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の液体はインクであり、前記
    第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または凝集
    させる化合物を含むプリント性向上液であることを特徴
    とする請求項15ないし20のいずれかに記載の記録装
    置。
  22. 【請求項22】 前記成分はアニオン性染料を含み、前
    記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性物質を
    含むことを特徴とする請求項21に記載の記録装置。
  23. 【請求項23】 前記成分はアニオン性化合物と顔料を
    含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン
    性物質を含むことを特徴とする請求項21に記載の記録
    装置。
  24. 【請求項24】 被記録材を走査して前記被記録材に第
    1および第2の液体を吐出し、該第2の液体による画像
    を前記被記録材に記録する記録装置において、 前記被記録材の同一領域に対する走査回数と前記同一領
    域の同一ドットに対する前記第2の液体の吐出回数に応
    じて、一走査での前記第1の液体の吐出量を可変設定す
    る手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の液体の前記一走査での最大
    吐出量は所定量以下とされ、前記手段によって、前記所
    定量以下の各吐出による前記同一ドットへの最終吐出比
    率を前記走査回数に応じて設定することを特徴とする請
    求項24に記載の記録装置。
  26. 【請求項26】 前記第2の液体はインクであり、前記
    第1の液体は前記インクが含む成分を不溶化または凝集
    させる化合物を含むプリント性向上液であることを特徴
    とする請求項24または25に記載の記録装置。
  27. 【請求項27】 前記成分はアニオン性染料を含み、前
    記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン性物質を
    含むことを特徴とする請求項26に記載の記録装置。
  28. 【請求項28】 前記成分はアニオン性化合物と顔料を
    含み、前記化合物は低分子成分と高分子成分のカチオン
    性物質を含むことを特徴とする請求項26に記載の記録
    装置。
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