JP2013233712A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔料インクと画像の光沢性を調整するための画質向上液とを用いてマルチパス記録を行った場合において、記録位置ずれに伴う光沢むらが確認されない高画質な画像を出力可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体における有色インクのドット配置よりも画質向上液のドット配置の方が空間周波数における低周波成分が多く含まれるように、入力画像データに基づいてドット配置データを生成する。これにより、有色インクでは粒状感を好適に抑えておきながら、記録位置ずれが生じた場合でも光沢むらを抑制することが出来る。
【選択図】図5

Description

本発明は、有色インクと画質向上液を用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置に関する。
近年、高い画像堅牢性が得られる顔料インクを用いたインクジェット記録装置が普及して来ている。但し、顔料インクは、その色材が記録媒体の内部まで浸透し難いものが多く、記録媒体の表面に残存しやすい傾向がある。そのため、特にインクの打ち込み量が多い暗部では、顔料の残存によって表面の光沢性が必要以上に上がり、所望の色再現範囲が得られない場合がある。
上記問題に対し、例えば特許文献1では、インクの打ち込み量が多い暗部において、有色の顔料インクを記録した後に、その表面に画質向上液を付与することにより、記録表面の反射光を適量に調整し、色再現範囲を広げる方法が開示されている。
特開2011−218564号公報
しかしながら、本発明者らが鋭意検討を行った結果、特許文献1のような記録方法を採用しながらマルチパス記録を行った場合、画像上にバンド毎の光沢むらが現れる場合があった。以下、このような光沢むらが発生するメカニズムについて説明する。
一般に、マルチパス記録では、記録ヘッドが1回の記録走査で記録可能な画像領域を、記録媒体の搬送動作を介在した複数の記録走査で記録することにより、画像上に現れるスジムラや濃度むらを低減している。但し、マルチパス記録では、記録媒体の搬送誤差や紙間の変動などにより、上記複数の記録走査間で記録位置ずれが生じると、記録媒体に対するドットの被覆面積が変化してしまうことがある。
例えば、2パスのマルチパス記録の場合、第1走査で記録されるドット群と第2走査で記録されるドット群とは、通常、排他且つ補完の関係にある。しかし、これらドット群間で記録位置ずれが生じると、上記補完関係が崩れ、排他であるべき2つのドットが重複し、記録媒体に対するドットの被覆率が低下する。その結果、記録されるドットが光沢性を制御するための画質向上液である場合には、上記記録位置ずれが発生した領域(バンド)の光沢性が他の領域と異なり、光沢むらが認識されるのである。
本発明は上記問題点を解決するために成されたものである。よってその目的とするところは、顔料インクと画像の光沢性を調整するための画質向上液とを用いてマルチパス記録を行った場合において、記録位置ずれに伴う光沢むらが確認されない高画質な画像を出力可能なインクジェット記録装置を提供することである。
そのために本発明は、色材を含む複数の有色インクと画質向上液を吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、入力画像データに基づいて、前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録および非記録を前記記録媒体の各画素に対して定めるドット配置データを生成するドット配置データ生成手段と、前記記録ヘッドを用い、前記ドット配置データに従って前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録を行う記録手段とを備え、前記ドット配置データ生成手段は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも、前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分が多く含まれるように、前記ドット配置データを生成することを特徴とする。
また、色材を含む複数の有色インクと画質向上液を吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、入力画像データに基づいて、前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録および非記録を前記記録媒体の各画素に対して定めるドット配置データを生成するドット配置データ生成工程と、前記記録ヘッドを用い、前記ドット配置データに従って前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録を行う記録工程とを有し、前記ドット配置データ生成工程は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも、前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分が多く含まれるように、前記ドット配置データを生成することを特徴とする。
本発明によれば、有色インクでは粒状感を好適に抑えておきながら、記録位置ずれが生じた場合でも光沢むらを抑制することが出来る。
シリアル型のインクジェット記録装置の内部構造図である。 記録ヘッドにおけるノズル列の配列状態を示す図である。 インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 記録媒体における有色インクと画質向上液の記録状態を示す模式図である。 画像処理の工程を説明するためのブロック図である。 ドットパターンの一例を示す図である。 (a)および(b)は一般的なマルチパス記録方法を説明するための図である。 (a)および(b)は、使用するマスクパターンを示した図である。 (a)および(b)は、マルチパス記録を行った場合の記録状態を示す図である。 ハーフトーン処理部におけるブロック構成図である。 ハーフトーン処理の工程を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、ノイズマトリックスを説明する図である。 (a)および(b)は、振幅の異なるノイズマトリックスを用いた場合の空間周波数分布を示した図である。 (a)〜(d)は、ドット配置状態を示した図である。 記録位置ずれ量とこれに伴う光沢度の変化の関係を示した図である。 人間の視覚の空間周波数特性VTFを示す図である。 (a)および(b)は、異なるノイズマトリックスを用いた場合の空間周波数分布を示した図である。 記録許容率が50%のマスクパターンを示す図である。 後段処理部が実行する信号値変換の例を説明する図である。 (a)および(b)は、光沢度および写像性の変化を説明するための図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態で適用するシリアル型のインクジェット記録装置の内部構造図である。記録コマンドが入力されると、給紙トレイ12に積載された複数の記録媒体Pは1枚ずつ記録部に向けてY方向に給紙される。キャリッジ5に搭載された記録ヘッド1は、ガイドレール4に沿ってX方向に往復移動しながらノズルからインクを吐出し、給紙された記録媒体P上に画像を形成する。記録ヘッド1は、それぞれ異なった色のインクと画質向上液に対応した複数のノズル列を有している。
図2は、記録ヘッド1における上記8列のノズル列の配列状態を示す図である。本実施形態において、これらノズル列は7色の有色顔料インク、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、グレー(Gy)と、光沢度を調整するための画質向上液(CL)を夫々吐出する。これらノズル列は、Y方向に等しい幅を有し、X方向に並列配置されている。夫々のノズル列には、インクを滴として吐出するためのノズルが、1200dpiのピッチでY方向に768個ずつ配列している。なお、個々のノズルから吐出される液滴の量は3plとする。
図1に戻る。キャリッジ5は、タイミングベルト17を介して伝えられるキャリッジモータ11の駆動力により、ガイド軸3とガイドレール4に沿ってX方向に往復移動する。このとき、キャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ21は、X方向に沿って備えられた不図示のリニアスケールを読み取り、装置内におけるキャリッジ5の位置や速度を検出する。キャリッジ5が移動する際、記録ヘッド1は、エンコーダセンサ21の検出値と入力された記録データに従ってノズル列に配列するノズル夫々からインクを吐出する。これにより、記録ヘッド1による1回の記録走査が行われる。
上記記録走査によって記録が行われる領域の記録媒体Pは、その上流部分が搬送ローラ16とピンチローラ15に挟持されるとともに、裏側がプラテン2によって支持され、記録ヘッド1に対する平滑性が維持されている。また、上記1回分の記録走査が終了するたびに搬送ローラ16とピンチローラ15が回転し、記録ヘッド1の記録幅に応じた分だけ記録媒体PはY方向に搬送される。このような搬送動作は、搬送モータ13の駆動力がリニアホイール20を介して搬送ローラ16を回転することによってなされる。
以上のような記録走査と搬送動作を交互に繰り返すことにより、記録媒体Pに画像が記録される。
ホームポジションには、記録ヘッド1に補充するインクを貯留しておくためのインクタンク7や、記録ヘッド1のメンテナンス処理を行うためのヘッドキャップ10および回復ユニット14が備えられている。インク供給が必要となったとき、記録ヘッド1はホームポジションに移動し、インクタンク7に貯留されているインクが供給チューブ9を介して記録ヘッド1に供給される。
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。コントローラ100は主制御部であり、例えばマイクロコンピュータ形態のASIC101、ROM103、RAM105を有する。ROM103は、ASIC101が実行する各種プログラムのほか、後述するドット配置パターン、マスクパターン、その他の固定データを格納している。この際、RAM105は、画像データを展開する領域や作業用の領域として使用される。本実施形態において、ASIC101は、ホスト装置110から受信した画像データ対し、ROM103から読み出したプログラムに従って所定の画像処理を施し、記録ヘッド1など各種機構を制御しながら処理後の記録データに従って記録媒体Pへ画像を記録する。
ホスト装置110は、後述する画像データの供給源(プリントに係る画像等のデータの作成、処理等を行うコンピュータとする他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であってもよい)である。画像データ、その他のコマンド、ステータス信号等は、インタフェース(I/F)112を介してコントローラ100と送受信される。
ヘッドドライバ140は、コントローラ100の制御の下、画像処理後の記録データに応じて記録ヘッド1を駆動するドライバである。モータドライバ150はキャリッジモータ11を駆動するドライバであり、モータドライバ160は搬送モータ13を駆動するドライバである。
図4は、記録媒体Pにおける上記有色インクと画質向上液の記録状態を示す模式図である。暗部(高濃度領域)画像を記録する場合、記録媒体Pには図4(a)に示すような有色顔料インクによる平滑な有色インク層301が形成される。この際、記録面に入射する光は反射しやすく、必要以上に高い光沢性が感知される。その結果、低い明度を表現しにくく色域が狭まってしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態では、形成された有色インク層301の上から、更に画質向上液を記録し、図4(b)のような画質向上液層302を形成する。この場合、画質向上液層、によって反射光が抑えられることから、光沢性が低減される。その結果、図4(a)の場合よりも低い明度を表現可能となり、色域範囲を広げることが出来る。本実施形態では、このような効果を得るため、基本的には有色顔料インク層を記録した後から、光沢性を調整するための画質向上液を記録する。
この際、画質向上液において、100%の記録密度は必要ない。記録画像では、その全表面が画質向上液によって被覆されなくても十分な色再現性が得られる一方、余り多くのインクを付与すると、記録媒体Pのインク吸収限界量を超えてしまうからである。よって、画質向上液は、記録された顔料インクがほぼオーバーコートできる程度の記録密度で記録されるのが適当である。但し、マルチパス記録において記録走査間の記録位置ずれが生じた場合、この程度の記録密度が最も被覆率の変位が大きく、光沢むらが現れやすいとも言える。
図5は、ホスト装置110とインクジェット記録装置23において実行される、画像処理の工程を説明するためのブロック図である。ホスト装置110は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、アプリケーション901や、プリンタドライバで実行される各種処理構成を含んでいる。アプリケーション901は、ホスト装置110のモニタおけるUI画面にてユーザが指定した情報に基づいて、色補正部902に渡す画像データを作成する処理および、記録の制御を司る記録制御情報を設定する処理を実行する。アプリケーション901が提供する画像データ情報及び記録制御情報は、「記録媒体情報」、「画像情報」、「記録品位情報」、および給紙方法等のような「その他制御情報」から構成される。記録媒体情報には、記録の対象となる記録媒体の種類が含まれ、普通紙、光沢紙、はがき、プリンタブルディスクなどのうち、いずれか1種類の記録媒体が指定されている。「画像情報」とは、「カラーモード」または「モノクロモード」のような、画像の特徴を示す情報である。記録品位情報には、記録の品位が指定されており、「きれい」、「標準」、「はやい」等のうち、いずれか1種の品位が指定されている。
色補正部902は色域(Gamut)のマッピングを行う。この処理は、sRGB規格の入力画像データ(R、G、B)によって再現される色域を、本実施形態のインクジェット記録装置によって再現可能な色域内に写像するためのデータ変換を行う。具体的には、R、G、Bのそれぞれが8ビットで表現された256階調のデータを、3次元のLUT(ルックアップテーブル)を用いることにより、色域が異なるそれぞれ8ビットR´、G´、B´データ(RGB値)に変換する。
色変換部903は、後段処理用の3次元LUTに基づいて、上記色域のマッピングがなされたR、G、Bデータを、このデータが表す色を再現する有色インクと画質向上液の組み合わせの多値の色データ(各色256階調8ビットのデータ)に変換する。本実施形態では、R、G、Bデータに基づいて、7種類の有色インクC、M、Y、K、LC、LM、Gyのそれぞれに対応する7つの多値データのほか、画質向上液に対応する多値データCLを生成する。本例において、この際画質向上液の多値データは、記録された顔料インクがほぼオーバーコートできる程度の記録密度とするため、256階調のうち最大でも128程度の出力信号とする。その後、生成された多値データはハーフトーン処理部904に送信される。
ハーフトーン処理部904は、各色8ビット256値の色データに対して、多値誤差拡散法による擬似中間調処理(ハーフトーニング処理)を行って、3値のデータに変換する。本実施形態においては、このような多値誤差拡散処理に特徴を持たせるが、具体的な処理方法については後に詳しく説明する。
なお、以上説明した色補正部902〜ハーフトーン処理部904における画像処理は、全て1200ppi(ピクセル/インチ)の解像度で行われる。上述した記録制御情報およびハーフトーン処理部904によって作成された3値データは、記録制御情報とともに記録装置23へ出力される。
ホスト装置110から受信したハーフトーン処理後の3値データは、インクの種類ごとにプリントバッファ905に格納される。
ドットパターン展開部906では、プリントバッファ905に格納された1200dpiの3値データをドットの記録あるいは非記録の2値で示された2400dpi×1200dpiのドット配置パターンに変換する。
図6は、ドットパターンの一例を示す図である。本実施形態において、入力される3値データはLv0〜Lv2のいずれかであり、ドットパターン展開部906は、予め格納されている図6のようなドットパターンの中から、レベル値に応じたドットパターンを1つ選択する。ドットパターンにおいて、個々の四角は2400dpi×1200dpiの1画素領域を示し、黒く示した領域がドットを記録する画素、白く示した領域がドットを記録しない画素をそれぞれ示している。このようなドットパターン展開部906によって、各色の3値データは2値データに変換される。このように、本実施形態では、RGBから構成される入力画像データに対し、色補正部902〜ドットパターン展開部906における画像処理を施すことによって、記録媒体の各画素に対するドットの記録あるいは非記録を定める2値のドット配置データが生成される。すなわち、本実施形態において、色補正部902〜ドットパターン展開部906の機構が、本発明のドット配置データ生成手段となる。
続くマスク処理部907では、互いに補完の関係にあるマスクパターンを用い、ドットパターン展開部906によって記録が決定した画素それぞれについて、実際に記録を行う走査を決定する。
図7(a)および(b)は一般的なマルチパス記録方法を説明するための図である。マルチパス記録では、記録ヘッドが1回の記録走査で記録可能な領域を複数回の記録走査に分割して記録する。ここでは、4パスのマルチパス記録を行う場合を例に説明する。4パスのマルチパス記録の場合、ノズル列に含まれる768個のノズルは192ノズルずつの4つのブロックに分割され、個々のブロックには異なるマスクパターンA〜Dが宛がわれる。これらマスクパターンにおいて、黒く示した領域がドットの記録を許容する記録許容画素、白く示した領域がドットの記録を許容しない記録非許容画素を示し、マスクパターンA〜Dは互いに排他且つ補完の関係を有している。図では、マスクパターンA〜D夫々の記録許容画素の比率が均等に25%である場合を示している。
図7(b)は同図(a)で示したマスクパターンを用いて4パスのマルチパス記録を行う状態を説明する図である。4パスのマルチパス記録の場合、記録走査が1回行われるたびに記録媒体は1ブロック分すなわち192画素分ずつY方向に搬送される。これにより、1ブロック分の幅に相当する記録媒体の画像領域は、4回の記録走査によって100%の画像が完成される仕組みになっている。
図5のマスク処理部907では、このように予め用意されたマスクパターンと、ドットパターン展開部906から出力された2値データの間で論理席演算を行い、各記録走査で実際にドットを記録する画素を決定する。
ところで、以上説明したマルチパス記録では、用意するマスクパターンに特徴を持たせることによって、様々な記録制御を行うことが出来る。そこで、本実施形態では、画質向上液を記録するタイミングを有色インクと異ならせるために、マスク処理部907では、以下に説明するような特徴的なマスクパターンを使用する。
図8(a)および(b)は、マスク処理部907で使用するマスクパターンをそれぞれ示した図である。図8(a)は、マスク処理部907で使用する、7色の有色インクのためのマスクパターンである。第1ブロックおよび第2ブロックには互いに補完関係にある記録許容率が50%のマスクパターンが宛がわれ、第3ブロックおよび第4ブロックの記録許容率は0%となっている。一方、図8(b)は、マスク処理部907で使用する、画質向上液のためのマスクパターンである。第1ブロックおよび第2ブロックの記録許容率は0%であり、第3ブロックおよび第4ブロックには互いに補完関係にある記録許容率が50%のマスクパターンが宛がわれている。
図9(a)および(b)は、図8(a)および(b)で示したマスクパターンを用いて4パスのマルチパス記録を行った場合の、それぞれの記録状態を示す図である。1ブロック分に相当する記録媒体の同一画像領域は、1パス目と2パス目において図8(a)で示したマスクパターンによる記録が完了し、その後の3パス目と4パス目で図8(b)に示したマスクパターンによる記録が行われる。すなわち、1パス目と2パス目で有色インクの記録が完了し、その後の3パス目と4パス目で画質向上液が記録される。
マスク処理部907で生成された2値の記録データは、記録ヘッド1における夫々のノズル列へ送られる。
図10は、ハーフトーン処理部904におけるブロック構成図である。本実施形態において、このようなブロック構成は、インクの種類ごとに用意されている。以下、ある1つの有色インクあるいは画質向上液のハーフトーン処理について具体的に説明する。
図11は、ある1色のハーフトーン処理の工程を、図10のブロック図の各機構と対応付けながら説明するためのフローチャートである。まず、ステップS100において、注目画素の(画素位置 x,y)の多値データI(x,y)が、色変換部902から入力部310に入力される。
続くステップS101において、累積誤差加算部311は、誤差バッファ319に格納されている複数の誤差の中から、注目画素の画素位置(x,y)に対応した誤差E(x,y)を選択する。そして、これを入力データI(x,y)に加算して誤差加算データI´を得る(I´(x,y)=I+E(x,y))。誤差バッファ319は、画素位置(x,y)に対応付けた複数の記憶領域を有しており、各領域の誤差値E(x,y)は、後述する方法で適宜書き換えられる。なお、誤差バッファ319の誤差値E(x,y)は1ページ分の画像処理が開始される際に、全て0に初期化されている。
ステップS102において、閾値設定部314は、ノイズマトリックス312に定められたノイズと多値データI(x,y)に従って、閾値T(x,y)を設定する。この際、閾値設定部314は、まず、多値データI(x,y)に応じて閾値平均値Tavを設定する。具体的には、多値データI(x,y)が0〜127のとき閾値平均値Tav=64とし、多値データI(x,y)が128〜255のとき、閾値平均値Tav=192とする。そして、ノイズマトリクスの中から、画素位置(x,y)に対応付けて格納されているノイズNs(x,y)を選択し、これを閾値平均値Tavに加算することにより、注目画素に対応する閾値T(x,y)を得る(T(x,y)=Tav+Ns(x,y))。この際、格納されているノイズの絶対値は十分小さく、ノイズを加算することによって閾値T(x,y)が別の閾値平均値Tavを超えることはない。
量子化部315は、累積誤差加算部311から得られる誤差加算データI´(x,y)と、閾値設定部314から得られる閾値T(x,y)を比較することによって、量子化値Outを得る(ステップS103)。具体的には、
Tav=64 且つ I´(x)<T(x) のとき Out=0
Tav=64 且つ I´(x)≧T(x) のとき Out=128
Tav=192 且つ I´(x)<T(x)のとき Out=128
Tav=192 且つ I´(x)≧T(x)のとき Out=255
とする。出力部316は、Out=0 のとき Lv0を、Out=128のとき Lv1を、Out=255のときLv2を、それぞれ対応づけて、ドットパターン展開部906へ出力する。
一方、誤差演算部317は、ステップS104において、量子化部から出力された出力信号Outと、累積加算部311から出力される誤差加算データI´(x,y)との誤差Errを求める(Err=I´(x,y)−Out)。その後、誤差拡散部318は、この誤差Errを注目画素の周辺画素に拡散して誤差バッファ319に格納する(ステップS105)。
本実施形態において、誤差の拡散は以下のように行う。すなわち、x方向にW画素を有する画像領域に対し、x方向に1画素ずつ量子化処理を行っていくとして、
1<x<W のとき、
E(x+1,y)←E(x+1,y)+Err×7/16(x<W)
E(x−1,y+1)←E(x−1,y+1)+Err×3/16(x>1)
E(x,y+1)←E(x,y+1)+Err×5/16(1<x<W)
E(x+1,y+1)←Err×1/16(x<W)

x=1のとき、
E(x+1,y)←E(x+1,y)+Err×7/16(x<W)
E(x,y+1)←E(x,y+1)+Err×8/16(x=1)
E(x+1,y+1)←Err×1/16(x<W)

x=Wのとき、
E(x,y+1)←E(x,y+1)+Err×13/16(x=W)
E(x−1,y+1)←E(x−1,y+1)+Err×3/16(x>1)
となる。以上で本処理が終了する。
以上説明したような1画素分の誤差拡散処理のたびに、誤差バッファ319内の各領域の誤差値E(x,y)は書き換えられる。そして、次の注目画素に対して誤差拡散処理を行う場合、ステップS101において、累積誤差加算部311は、最新の誤差値E(x,y)を入力データI(x,y)に加算し、誤差加算データI´(x,y)を得る。
図12(a)〜(c)は、本実施形態で使用するノイズマトリックスを説明する図である。ここでは、1024画素×1024画素で構成されるxy領域において、個々の画素位置に対応するノイズを示している。このようなノイズは、まず図12(a)のように(+1)および(−1)をランダムに個々の画素に割り当て、その後振幅を増大させる。図12(b)は振幅を4とした場合を示し、同図(c)は振幅を45とした場合を示している。
例えば図12(b)のノイズマトリックスを使用する場合、図11で示した閾値設定工程S102において、閾値設定部314は多値データI(x、y)の(x、y)の位置に応じたノイズNs(x,y)=(−4あるいは+4)を選択する。そしてこれを多値データI(x、y)の値に応じて設定された閾値平均値Tavに加算する。すなわち一例を挙げると、多値データI(x,y)が0〜127でノイズNs(x,y)=−4のとき、閾値T(x,y)=64−4=60となる。また、多値データI(x,y)が128〜255でノイズNs(x,y)=+4のとき、閾値T(x,y)=192+4=196となる。
一方、図12(c)のノイズマトリックスを使用する場合についても一例を挙げると、多値データI(x,y)が0〜127でノイズNs(x,y)=−45のとき、閾値T(x,y)=64−45=19となる。また、多値データI(x,y)が128〜255でノイズNs(x,y)=+45のとき、閾値T(x,y)=192+45=237となる。
このように、ノイズマトリックスを使用する場合、ノイズの振幅が大きいほど閾値Tがノイズの影響を受け、量子化の結果すなわちドットを記録するか否かが、ノイズマトリックスの分布に準じるようになる。逆にノイズの振幅が小さい場合は、閾値がノイズの影響を受け難く閾値平均値Tavから然程変動しない。よって、量子化の結果すなわちドットを記録するか否かは、入力多値データの値に準じるようになる。
図13(a)および(b)は、図12(b)および(c)のような振幅の異なるノイズマトリックスを用いて閾値を設定して量子化処理を行い、4パス双方向のマルチパス記録で画像を記録した場合に得られる画像の空間周波数分布を示した図である。両図において、実線は2つの記録走査の間で記録位置ずれが生じていない場合を示し、破線は3パス目および4パス目の夫々で30μm程度の主走査方向(往方向と復方向)の記録位置ずれが生じた場合を示している。両図を比較するに、記録位置ずれが生じていない状態においては、振幅45ではほぼ全域の空間周波数でパワースペクトルが生じているのに対し、振幅4では低周波成分が抑えられているのが分かる。一方、記録位置ずれが生じた状態においては、振幅45のパワースペクトルは記録位置ずれが生じていない場合と然程変わらないのに対し、振幅4では低周波成分が大幅に増加しているのが分かる。
図14(a)〜(d)は、上記パワースペクトルに対応するドット配置状態を示した模式図である。ここでは、全画素に対し一様な多値データ=32が入力された状態を示している。図14(a)は振幅4において記録位置ずれが生じていない場合、同図(b)は記録位置ずれが生じた場合を示している。
振幅が比較的小さい4の場合、閾値平均値が略そのままの値で維持されるので、記録位置ずれが発生しなければ、記録されるドットも図14(a)のように分散性の高い状態で配置される。しかしながら、3パスおよび4パスの夫々で逆の方向に30μmのずれが生じると、分離していたドットが重なり合って、図14(b)のようにドットの粗密が生じる。その結果、図13(a)に示すように、パワースペクトルの分布が変化し、記録面においてはドットの被覆面積が低下する。
一方、振幅が比較的大きい45の場合、閾値Tがノイズの影響を受けやすいので、記録されるドットも、図14(a)のようにノズルマトリックスの分布に準じ、分散性が然程高くないランダムな配置となる。この場合、記録位置ずれが発生していなくても、画像領域の所々でドットが重複する箇所が生じている。そして、3パスおよび4パスの夫々で主走査方向に30μmのずれが生じても、分離していたドットが重なり合う箇所もあるが、元々重なっていたドットが分離する箇所もあり、図14(d)に示すようにドットの粗密は同図(c)と殆ど変わらない。そして、被覆面積の変化も少ない。その結果、図13(b)に示すように、パワースペクトルの変化も少なく抑えられている。
本実施形態においては、このような振幅の違いが及ぼす影響を利用するために、2つのノイズマトリックスを用意する。そして、画質向上液よりも粒状感が目立ちやすい有色インクについては、振幅が4であるノイズマトリックスを利用する。一方、記録位置ずれに伴う光沢むらが問題となり易い画質向上液については、振幅が45であるノイズマトリックスを利用する。
図15は、記録位置ずれ量とこれに伴う光沢度の変化の関係を示した図である。ここでは、ノイズマトリックスの振幅を3段階に振った場合夫々について示している。図からも判るように、振幅が大きいほど光沢度が維持され、振幅が低くなるにつれ光沢度の変化が大きくなるのが分かる。これは、図14(c)および(d)で示したように、記録媒体に対するドットの被覆面積が、振幅の値が大きいほど、記録位置ずれの有無によらず略一定に保たれる傾向があるからである。
なお、有色インクと画質向上液のための振幅は上記値に限られるものではない。例えば、有色インクについても、記録位置ずれに伴って被覆面積が低下すると、画像濃度が低下してこれが濃度むらとなって感知される場合がある。従って、有色インクについては、粒状感と濃度むらの両方のバランスをとりながら、適切な振幅が設定されればよい。この際、有色インクの中でも、粒状感や濃度むらの目立ち方がインク色によって異なる場合には、これらインク色ごとに異なる振幅(異なるノイズマトリックス)を用意しても良い。
画質向上液については、分散性があまり低すぎると、記録面を十分に被覆できず、高すぎる光沢度を十分に抑えきれず、高精度な色再現が得られない恐れがある。よって、画質向上液については、色再現性と記録位置ずれに伴う光沢むらの両方のバランスをとりながら、適切な振幅が設定されればよい。
どちらのインクについても、夫々について適切な振幅が設定されればよい。但しこれらを比較すると、有色インクよりも画質向上液の方が記録位置ずれに伴う光沢ムラの弊害が大きいことから、本実施形態では、これら種類の異なる2つのインクのために、分散性の異なる2つのノイズマトリックスを用意している。
(第2の実施形態)
本実施形態では、人間の視覚特性に対応づけて、有色インクと画質向上液のドット配置を定める方法について説明する。
図16は、標準的な観察距離300mmにおける、人間の視覚の空間周波数特性VTF(Visual Transfer Function)を示す図である。このVTF特性は、Dooley(Roetling: ‘‘VISUAL PERFORMANCE AND Image CODING’’、Image Processing、SPIE/OSA Vol.74、pp195−199 (1976))によって評価関数が提案されており、下記式によって定義されている。
VTF=5.05×exp(−0.138×u)×(1−exp(−0.1×u))
u=f×R×π/180(cycles/degree)
f:空間周波数(cycles/mm)
R:観察距離(mm)
図によれば、1cycle/mm近辺が最も視覚的に感度が高く、それよりも高周波数になると徐々に感度が低くなっている。本実施形態のようなインクジェット記録装置では、直径数十ミクロンのドットが1200dpi以上の解像度で記録されるので、ピーク値に比べれば十分に高周波で目立ち難い。しかしながら、その配列周期が大きくなり低周波成分を有するようになると、空間周波数はピーク値に近づき、粒状感やテクスチャが確認されるおそれが生じる。
但し、このような低周波成分が目立ち易いのも有色インクの場合であり、無色透明な画質向上液は、低周波成分が有色インクに比べて多くても、画像上の問題は確認され難い。その一方で、記録位置ずれに伴う光沢むらは、有色インクの濃度むらに比べて問題となり易い。このような観点から、本実施形態においては、ドット配置の低周波成分が有色インクよりも画質向上液の方が多くなるような処理を行う。より具体的には、第1の実施形態と同様、有色インクについては図12(b)に示した振幅4のノイズマトリックスを用い、画質向上液については図12(c)に示した振幅45のノイズマトリックスを用いる。本実施形態において、図12(b)に示した振幅4のノイズマトリックスを用いることにより、有色インクの記録媒体でのドット配置は、空間周波数において10cycle/mm以下の低周波成分を殆ど含まないものとする。一方、図12(c)に示した振幅45のノイズマトリックスを用いることにより、画質向上液のドット配置は、10cycle/mm以下の低周波成分を多く含むものとする。
図17(a)および(b)は、全画素に対し一様な多値データ=50が入力され、上記2つのノイズマトリックスを用いて4パス双方向のマルチパス記録で画像を記録した場合の空間周波数分布を示した図である。図13(a)および(b)と同様、記録位置ずれが生じていない状態においては、振幅45ではほぼ全域の空間周波数でパワースペクトルが生じているのに対し、振幅4では低周波成分が抑えられている。そして、記録位置ずれが生じた状態においては、振幅45のパワースペクトルは記録位置ずれが生じていない場合と然程変わらないのに対し、振幅4では低周波成分が大幅に増加している。但し、振幅4において記録位置ずれが生じた場合であっても、パワースペクトルのピークは5cycle/mm前後であり、VTFのピークである1cycle/mmは低く抑えられている。このように、想定される記録位置ずれが発生した場合であっても、そのパワースペクトルのピークが、VTFのピークに一致しないようなノイズが、予めノイズマトリックスで設定されることが好ましい。
すなわち、有色インクについては、粒状感と記録位置ずれが生じた場合のパワースペクトルの両方のバランスをとりながら、適切な振幅が設定されればよい。画質向上液については、色再現性と記録位置ずれに伴う光沢むらのバランスをとりながら、適切な振幅が設定されればよい。
なお、以上説明したような、ノイズマトリックスから受ける視覚特性への影響は、記録装置の解像度、ドット径、ノイズマトリックスの大きさ、マルチパス数などによって変化する。よって、有色インク用のノイズマトリックスおよび画質向上液用のノイズマトリックスの大きさや、振幅は、これらパラメータを考慮したうえで、記録位置ずれに伴って変化するパワースペクトルがVTFのピークをなるべく含まないように、設定されればよい。
(第3の実施形態)
上記実施形態では、図12(a)〜(c)を参照して説明したように、有色インクについても画質向上液についても、1024画素×1024画素の領域を有するノイズマトリックスを用意した。しかしながら、振幅が小さく、量子化の結果すなわちドット配置がノイズマトリックスの影響を受け難い有色インクについては、ノイズマトリックスのサイズを縮小しても画像にその影響は現れにくい。その一方で、振幅が大きく、量子化の結果がノイズマトリックスの分散状態の影響を受け難い画質向上液については、そのサイズを小さくすると、当該サイズによる周期が感知され、テクスチャとして認識されてしまう場合がある。よって、本実施形態では、振幅の小さい有色インク用のノイズマトリックスのサイズのみ128画素×128画素に縮小し、振幅の大きい画質向上液用のノイズマトリックスのサイズは1024画素×1024画素のままとする。
以上のような構成により、第1の実施形態と同等の効果を得ながらも、ノイズマトリックスのために用意するメモリ領域を節約することが可能となる。
(第4の実施形態)
以上説明した実施形態では、図8(a)および(b)のマスクパターンを用いることにより、有色インクの記録が完成した後に画質向上液を記録する方法について説明した。しかしながら、記録媒体や画像の種類によっては、画質向上液を有色インクに対しオーバーコートしなくても、すなわち有色インクと画質向上液を同一の記録走査で記録しても、記録後の光沢性を良好に調整出来る場合がある。
よって、本実施形態においては、このような場合を鑑み、有色インクの後から画質向上液をオーバーコートする第1の記録モードと、有色インクと同じ記録走査で画質向上液を記録する第2の記録モードを用意する。そして、第1の記録モードが設定された場合は、第1の実施形態で説明した画像処理方法および記録方法を採用する。すなわち、有色インクの多値データは、図12(b)で示した振幅の小さいノイズマトリックスを用いて量子化され、図8(a)で示したマスクパターンに従って記録される。また、画質向上液の多値データは、図12(c)で示した振幅の大きいノイズマトリックスを用いて量子化され、図8(b)で示したマスクパターンに従って記録される。
一方、第2の記録モードについては、有色インクと画質向上液を同じ記録走査で記録するので、記録位置ずれが起こった場合の光沢度の変化は、画質向上液をオーバーコートした場合に比べて少なく抑えられる。従って、記録位置ずれに伴って発生する光沢むらの程度も緩和される。このような理由から、本実施形態の第2の記録モードでは、画質向上液も有色インクと同じノイズマトリックスを用いるようにする。具体的には、有色インクの多値データも画質向上液の多値データも、図12(b)で示した振幅の小さいノイズマトリックスを用いて量子化され、図18に示すような記録許容率が50%のマスクパターンに従った2パスのマルチパス記録が行われる。このような第2の記録モードは、4パスのマルチパス記録を採用する第1の記録モードに比べ、より高速に画像を出力することが出来る。
(第5の実施形態)
以上説明した実施形態では、誤差拡散処理で参照するノイズマトリックスに特徴を持たせることにより、記録媒体上でのドット配置を制御した。これに対し本実施形態では、量子化法としてディザ法を採用し、ディザ処理で参照するディザパタンに特徴を持たせることにより記録媒体上でのドット配置を制御する。
ディザ法では、画素ごとの閾値が予め定められているディザパタンを参照することにより、各画素の多値データを量子化する。2値化の場合には記録(1)および非記録(0)のどちらかに量子化され、上記実施形態のような3値化の場合は、レベル2、レベル1、レベル0のいずれかに量子化される。この際、ディザパタンの閾値配列に特徴を持たせることによって、ドットの分散性すなわち空間周波数を調整することが出来る。
例えば、閾値がその値が上がるに従って順番に、分散性の高い状態で個々の画素に設定されているディザパタンの場合、ドットの分散性は高く、低周波成分の抑えられたパワースペクトルが得られる。一方、低い閾値が集積して配置されるようなディザパタンの場合、ハイライト部での粒状感は低くなる。
よって、本実施形態ではこのようなディザパタンの特性を利用し、有色インクについては相対的に分散性が高く低周波成分が抑えられたディザパタンを、画質向上液については相対的に分散性が低く低周波成分が高いディザパタンを、夫々用意する。そして、上述した第1の実施形態と同様のマスクパターンを用いて4パスのマルチパス記録を行うことにより、第1の実施形態と同様に、有色インクでは粒状感が抑えられ、画質向上液では光沢むらが抑えられた高品位が画像を出力することが可能となる。このようなディザ法を採用する本実施形態においては、図10に示したような誤差拡散処理のための回路を用意する必要がなく、誤差拡散処理に比べて簡素な構成で量子化処理を行うことができる。
(第6の実施形態)
以上の実施形態では、画質向上液は主に有色インクの記録面をオーバーコートするために使用されたが、画質向上液の効果は、有色インクと同じタイミングで記録しても得られる場合もある。例えば、光沢度の低い記録媒体では、有色インクが多く記録されないハイライト部において光沢度が不足することもあり、この場合には画質向上液を有色インクと同じ記録走査で有色インクが記録されない領域に記録しても差し支えない。また、光沢度以外にも写像性を目的の範囲に維持したり、記録媒体が吸収可能なインクの付与限界量を確保したりするためにも、画質向上液は有色インクと同じ記録走査で記録した方が好ましい場合もある。
よって、本実施形態では、有色インクに対しオーバーコートするための画質向上液と、有色インクと同時に記録する画質向上液を用意する。このため、図5に示した色変換部903では、R、G、Bの多値データに基づいて、7種類の有色インクC、M、Y、K、LC、LM、Gyに対応する7つの多値データのほか、画質向上液に対応する第1の多値データCL1及び第2の多値データCL2を生成する。ここで、CL1は、有色インクと同じ記録走査で記録するための画質向上液の色分解データであり、CL2は、有色インクより後の走査で記録するための画質向上液の色分解データである。
図19は、本実施形態の後段処理部903が実行する信号値変換の例を説明する図である。横軸は、(R、G、B)=(255、255、255)であるホワイト(白)から(R、G、B)=(0、255、255)であるシアンを経て(R、G、B)=(0、0、0)であるブラック(黒)へ向かうシアンラインの入力信号値を示している。縦軸は、個々の入力信号値に対応するC(シアン)、K(ブラック)、CL1(画質向上液の第1の多値データ)、CL2(画質向上液の第2多値データ)夫々の出力信号値を示している。
シアンラインにおいて、シアンインク用の出力信号Cは、0から徐々に増加し、シアン(0、255、255)でピークとなり、更にブラックに向けて徐々に減少し、ブラックで0となる。一方、ブラックインクの出力信号Kは、シアン(0、255、255)までは0で、これを過ぎた辺りから徐々に増加し、ブラックでMAXとなる。このように、シアンCおよびブラックK夫々の出力信号値や総和および割合は、入力信号値に応じて変化する。そして、出力信号値は単位領域あたりのインクの付与量に相関するので、有色インクによって表現される記録面の光沢度や写像性も、入力信号値に応じて変化する。
そこで本実施形態では、有色インクと同じタイミングで記録される画質向上液の第1の多値データCL1と、有色インクよりも後で記録される画質向上液の第2多値データCL2を、有色信号の出力値に応じて調整し、光沢度や写像性をより積極的に制御する。そのため、図19を参照するに、本実施形態では、相対的にドットの記録密度が低いハイライトから中濃度であるシアンにおいて、CL1(第1の多値データ)を主に生成する。そして、相対的にドットの記録密度が高いシアンからブラックにおいては、CL1を徐々に減少させながら最終的に0とし、この減少とともにCL2(第2の多値データ)を徐々に増加している。すなわち、ハイライトからシアンにおいては、シアンインクと同じタイミングで画像向上液が付与される。一方、ブラックに近い領域においては、シアンインクとブラックインクが記録された後から画質向上液が付与され、有色インクをオーバーコートする。いずれにしても、有色インクの付与量に応じた好適な量の画質向上液が好適なタイミングで記録され、全ての色域で光沢むらを抑えることが可能となる。
なお、図19ではシアンラインを例に説明しているが、このような調整は、全ての有色インクについて全ての階調で適正化することが出来る。この場合、個々の入力信号値(R,G,B)から変換される多値データ(C,M,Y,K,LC,LM)に適したCL1とCL2が、後段処理部903が参照する3次元LUTにおいて対応付けられていればよい。
図20(a)および(b)は、本実施形態の信号値変換および記録動作を行った場合の、光沢度および写像性を説明するための図である。両図において横軸は図19と同じシアンラインの信号値を示す。また、破線は画質向上液を使用しないで記録した場合の光沢度および写像性を、実線は上述した方法で画質向上液を記録した場合の光沢度および写像性をそれぞれ示している。
有色インクのみを使用した場合、ホワイトからのハイライト部において、写像性は目標範囲内であるが、光沢度は目標範囲を下回っている。これは、記録されるドットが疎らで、記録面の光沢性が記録媒体そのものの光沢性に依存するからである。これに対し、本実施形態の方法で画質向上液を記録した場合、白紙領域の所々に画質向上液が記録されるので、光沢度は目標範囲内まで上昇している。また、写像性についても目標範囲内を維持している。
中濃度領域においては、有色インクのみを記録した場合、写像性は目標範囲内であるが、光沢度は目標範囲を大きく超えてしまっている。これは、記録媒体の表面が、広がった有色インクによって略埋め尽くされ、インクそのものの高い光沢度が現れるからである。これに対し、本実施形態の方法で画質向上液を使用した場合、適度な凹凸が形成されるので、光沢度は目標範囲内に収まっている。また、写像性については、その値は下がるものの目標範囲内を維持している。
高濃度領域においては、有色インクのみを使用した場合、写像性は目標範囲内ではあるがハイライト部や中濃度領域に比べるとかなり低くなっている。これは、顔料インクの色材や分散樹脂等の固形分量が多くなるため、全体に多くの凹凸が形成されるからである。そして、光沢度については目標範囲を超えてしまっている。これに対し、本実施形態では、画質向上液を顔料インクの層上からオーバーコートしている。よって、必要以上の凹凸を形成して写像性を更に低下させることなく、光沢度を目標の範囲まで下げることが出来る。
本実施形態において、有色インクと同じ記録走査で記録するCL1については、記録位置ずれに伴って発生する光沢むらの程度も少ないので、有色インクと同じく図12(b)で示した振幅の小さいノイズマトリックスを使用する。これにより、画質向上液のための第1のドット配置データが生成される。そして、マスク処理部907では、図8(a)で示したマスクパターンに従ってマスク処理が行われる。一方、有色インクの後から記録するCL2については、記録位置ずれに伴って発生する光沢むらが大きいので、図12(c)で示した振幅の大きいノイズマトリックスを使用する。これにより、画質向上液のための第2のドット配置データが生成される。そして、マスク処理部907では、図8(b)で示したマスクパターンに従ってマスク処理が行われる。
以上説明した本実施形態によれば、画質向上液を記録するタイミングや量を適切に調整しつつ、有色インクをオーバーコートする画質向上液では相対的に分散性の低いドット配置とする。これにより、記録位置ずれが発生しても、階調や色相によらず光沢むらのない一様な画像を得ることが出来る。
1 記録ヘッド
5 キャリッジ
23 インクジェット記録装置
110 ホスト装置
902 色補正部
903 色変換部
904 ハーフトーン処理部
906 ドットパターン展開部
907 マスク処理部
P 記録媒体

Claims (9)

  1. 色材を含む複数の有色インクと画質向上液を吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置であって、
    入力画像データに基づいて、前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録および非記録を前記記録媒体の各画素に対して定めるドット配置データを生成するドット配置データ生成手段と、
    前記記録ヘッドを用い、前記ドット配置データに従って前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録を行う記録手段と
    を備え、
    前記ドット配置データ生成手段は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも、前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分が多く含まれるように、前記ドット配置データを生成することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録手段は、前記ドット配置データに従って、前記有色インクによる記録が完了した後に前記画質向上液の記録を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ドット配置データ生成手段は、ノイズを加算した閾値を用いて誤差拡散処理を行うことによって前記ドット配置データを生成し、前記有色インクの前記ドット配置データを生成する際に用いるノイズの振幅よりも前記画質向上液のドット配置データを生成する際に用いるノイズの振幅を大きくすることにより、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分を多く含むようにすることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ドット配置データ生成手段は、個々の画素に対して前記ノイズが設定されたノイズマトリックスを参照することにより前記誤差拡散処理を実行し、前記有色インクの前記ドット配置データを生成する際に用いるノイズマトリックスよりも、前記画質向上液のドット配置データを生成する際に用いるノイズマトリックスは小さいことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記ドット配置データ生成手段は、各画素の閾値が予め設定されたディザパタンを用いて前記ドット配置データを生成し、前記有色インクの前記ドット配置データを生成する際に用いるディザパタンにおける閾値の分散性を前記画質向上液のドット配置データを生成する際に用いるディザパタンにおける閾値の分散性よりも高くすることにより、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分を多く含むようにすることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記低周波成分は、10cycle/mm以下の空間周波数であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 第1の記録モードおよび第2の記録モードのいずれかを設定することが可能な設定手段を更に備え、
    前記第1の記録モードが設定された場合、
    前記ドット配置データ生成手段は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも前記画質向上液のドット配置の方が空間周波数における低周波成分が多く含まれるように前記ドット配置データを生成し、前記記録手段は、前記ドット配置データに従って、前記有色インクによる記録が完了した後に前記画質向上液の記録を行い、
    前記第2の記録モードが設定された場合、
    前記ドット配置データ生成手段は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置と前記画質向上液のドット配置が同等の空間周波数の成分を有するように前記ドット配置データを生成し、前記記録手段は、前記ドット配置データに従って、前記有色インクと前記前記画質向上液をほぼ同時に記録することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ドット配置データ生成手段は、前記入力画像データに基づいて、前記複数の有色インクの夫々に対応する有色インク用のドット配置データと、前記有色インクとほぼ同時に記録するための前記画質向上液用の第1のドット配置データと、前記有色インクの記録が完了してから記録するための前記画質向上液用の第2のドット配置データと、を生成し、
    前記有色インク用のドット配置データおよび前記第1のドット配置データから得られる前記記録媒体におけるドット配置よりも、前記第2のドット配置データから得られるドット配置の方が、空間周波数における低周波成分が多く含まれていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  9. 色材を含む複数の有色インクと画質向上液を吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
    入力画像データに基づいて、前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録および非記録を前記記録媒体の各画素に対して定めるドット配置データを生成するドット配置データ生成工程と、
    前記記録ヘッドを用い、前記ドット配置データに従って前記複数の有色インクおよび前記画質向上液のドットの記録を行う記録工程と
    を有し、
    前記ドット配置データ生成工程は、前記記録媒体における前記有色インクのドット配置よりも、前記画質向上液のドット配置の方が、空間周波数における低周波成分が多く含まれるように、前記ドット配置データを生成することを特徴とするインクジェット記録方法。
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