JPH10162360A - 接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法 - Google Patents
接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法Info
- Publication number
- JPH10162360A JPH10162360A JP32418596A JP32418596A JPH10162360A JP H10162360 A JPH10162360 A JP H10162360A JP 32418596 A JP32418596 A JP 32418596A JP 32418596 A JP32418596 A JP 32418596A JP H10162360 A JPH10162360 A JP H10162360A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- magnetic
- medium
- magnetic field
- magnetic transfer
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/86—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
- G11B5/865—Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"
Abstract
(57)【要約】
【課題】 短時間に磁気転写を行うことができ、発熱、
損失等も抑えることができ、マグネットの設計が極めて
容易になる接触式磁気転写装置ならびに転写方法を提供
する。 【解決手段】 情報が記録されている円盤状のマスター
媒体15と未記録の円盤状のスレーブ媒体16を密着さ
せた状態で回転させ、マグネット10を用いて磁界を印
加し、マスター媒体15からスレーブ媒体16に磁気転
写を行う接触式磁気転写方法において、マスター媒体1
5とスレーブ媒体16を密着させたディスク9を挟んで
N極とS極が対向し、ディスク9に直流磁界をかけるマ
グネット10を、ディスク9の中心軸に対して対称に配
置し、この一対のマグネット10により逆向きの直流磁
界をかけて磁気転写を行う。
損失等も抑えることができ、マグネットの設計が極めて
容易になる接触式磁気転写装置ならびに転写方法を提供
する。 【解決手段】 情報が記録されている円盤状のマスター
媒体15と未記録の円盤状のスレーブ媒体16を密着さ
せた状態で回転させ、マグネット10を用いて磁界を印
加し、マスター媒体15からスレーブ媒体16に磁気転
写を行う接触式磁気転写方法において、マスター媒体1
5とスレーブ媒体16を密着させたディスク9を挟んで
N極とS極が対向し、ディスク9に直流磁界をかけるマ
グネット10を、ディスク9の中心軸に対して対称に配
置し、この一対のマグネット10により逆向きの直流磁
界をかけて磁気転写を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報が記録されて
いる円盤状のマスター媒体の磁性面と未記録の円盤状の
スレーブ媒体の磁性面とを密着させた状態でマスター媒
体とスレーブ媒体からなるディスクを回転させ、マグネ
ットを用いてこのディスクに磁界を印加し、マスター媒
体からスレーブ媒体に磁気転写を行う接触式の磁気転写
装置ならびに磁気転写方法に関する。
いる円盤状のマスター媒体の磁性面と未記録の円盤状の
スレーブ媒体の磁性面とを密着させた状態でマスター媒
体とスレーブ媒体からなるディスクを回転させ、マグネ
ットを用いてこのディスクに磁界を印加し、マスター媒
体からスレーブ媒体に磁気転写を行う接触式の磁気転写
装置ならびに磁気転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】未記録の円盤状のスレーブ媒体の磁性面
に、情報が磁気記録された円盤状のマスター媒体の記録
内容を磁気転写する場合に、情報が記録されている円盤
状のマスター媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ
媒体の磁性面とを密着させた状態でマスター媒体とスレ
ーブ媒体からなるディスクを回転させ、マグネットを用
いてこのディスクに磁界を印加し、マスター媒体からス
レーブ媒体に磁気転写を行う接触式の磁気転写装置なら
びに転写方法が種々提案されている。
に、情報が磁気記録された円盤状のマスター媒体の記録
内容を磁気転写する場合に、情報が記録されている円盤
状のマスター媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ
媒体の磁性面とを密着させた状態でマスター媒体とスレ
ーブ媒体からなるディスクを回転させ、マグネットを用
いてこのディスクに磁界を印加し、マスター媒体からス
レーブ媒体に磁気転写を行う接触式の磁気転写装置なら
びに転写方法が種々提案されている。
【0003】例えば特開昭63−175229号公報に
記載された磁気転写方式では、マスターディスクとスレ
ーブディスクを密着させた状態で回転させ、ディスクの
一端に配置された1つのマグネットを用いて、50Hz
程度の交流磁界を印加して磁気転写を行っていた。
記載された磁気転写方式では、マスターディスクとスレ
ーブディスクを密着させた状態で回転させ、ディスクの
一端に配置された1つのマグネットを用いて、50Hz
程度の交流磁界を印加して磁気転写を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術は、印加する磁界が50Hzと低いため、スレーブ
ディスクに、マスターディスクに記録された情報を十分
に転写させるには回転数を低くしなければならず、その
ために転写に時間を要する。なお、交流磁界の周波数を
数百〜数千KHzまで上げれば回転数を上げることがで
きるが、そうすると発熱、損失等の問題が生じる。
技術は、印加する磁界が50Hzと低いため、スレーブ
ディスクに、マスターディスクに記録された情報を十分
に転写させるには回転数を低くしなければならず、その
ために転写に時間を要する。なお、交流磁界の周波数を
数百〜数千KHzまで上げれば回転数を上げることがで
きるが、そうすると発熱、損失等の問題が生じる。
【0005】特にメタル媒体、薄膜媒体等の保磁力が1
500エルステッド〔Oe〕を超える媒体に転写を行う
ためには、バイアス磁場も3000〔Oe〕以上となる
ため、ますます発熱あるいは損失が大きくなる傾向にあ
る。また、インピーダンスが大きくなるため、交流電源
も大きなものを使う必要があるなどの問題点を有してい
る。
500エルステッド〔Oe〕を超える媒体に転写を行う
ためには、バイアス磁場も3000〔Oe〕以上となる
ため、ますます発熱あるいは損失が大きくなる傾向にあ
る。また、インピーダンスが大きくなるため、交流電源
も大きなものを使う必要があるなどの問題点を有してい
る。
【0006】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たものであり、短時間に磁気転写を行うことができ、発
熱、損失等も抑えることができ、マグネットの設計が極
めて容易な接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法を
提供することを目的とする。
たものであり、短時間に磁気転写を行うことができ、発
熱、損失等も抑えることができ、マグネットの設計が極
めて容易な接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、第1の本発明は、情報が記録されている円盤状のマ
スター媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の
磁性面とを密着させた状態でマスター媒体とスレーブ媒
体からなるディスクを回転させ、マグネットを用いてこ
のディスクに磁界を印加し、マスター媒体からスレーブ
媒体に磁気転写を行う接触式磁気転写装置において、バ
イアス磁場をかけるためのマグネットは、ディスクを挟
んでN極とS極が対向しディスクに直流磁界をかけるも
のであり、かつディスクの中心軸に対して対称に配置さ
れ、それぞれの磁界の向きが逆になるような一対のマグ
ネットであることを特徴とするものである。
め、第1の本発明は、情報が記録されている円盤状のマ
スター媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の
磁性面とを密着させた状態でマスター媒体とスレーブ媒
体からなるディスクを回転させ、マグネットを用いてこ
のディスクに磁界を印加し、マスター媒体からスレーブ
媒体に磁気転写を行う接触式磁気転写装置において、バ
イアス磁場をかけるためのマグネットは、ディスクを挟
んでN極とS極が対向しディスクに直流磁界をかけるも
のであり、かつディスクの中心軸に対して対称に配置さ
れ、それぞれの磁界の向きが逆になるような一対のマグ
ネットであることを特徴とするものである。
【0008】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、情報が記録されている円盤状のマスター媒体の磁性
面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の磁性面とを密着さ
せた状態でマスター媒体とスレーブ媒体からなるディス
クを回転させ、マグネットを用いてこのディスクに磁界
を印加し、マスター媒体からスレーブ媒体に磁気転写を
行う接触式磁気転写方法において、ディスクを挟んでN
極とS極が対向し、ディスクに直流磁界をかけるマグネ
ットを、ディスクの中心軸に対して対称に配置し、この
一対のマグネットにより逆向きの直流磁界をかけて磁気
転写を行うことを特徴とするものである。
は、情報が記録されている円盤状のマスター媒体の磁性
面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の磁性面とを密着さ
せた状態でマスター媒体とスレーブ媒体からなるディス
クを回転させ、マグネットを用いてこのディスクに磁界
を印加し、マスター媒体からスレーブ媒体に磁気転写を
行う接触式磁気転写方法において、ディスクを挟んでN
極とS極が対向し、ディスクに直流磁界をかけるマグネ
ットを、ディスクの中心軸に対して対称に配置し、この
一対のマグネットにより逆向きの直流磁界をかけて磁気
転写を行うことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は前述のような構成になっ
ており、逆向きの直流をかけながらディスクを回転させ
ることで、見掛け上の交流磁界を得ることができ、ディ
スクの回転数を上げて、発熱、損失を抑えながら効率よ
く磁気転写を行うことができる。
ており、逆向きの直流をかけながらディスクを回転させ
ることで、見掛け上の交流磁界を得ることができ、ディ
スクの回転数を上げて、発熱、損失を抑えながら効率よ
く磁気転写を行うことができる。
【0010】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の実施の形態に係る接触式磁
気転写装置の概略構成図である。
て説明する。図1は本発明の実施の形態に係る接触式磁
気転写装置の概略構成図である。
【0011】第1の基台1にはモータ2が取り付けら
れ、第1の基台1上に固定された第2の基台3の中央に
はスピンドル4が取り付けられている。モータ2の回転
軸とスピンドル4の回転軸間には駆動ベルト5が掛け渡
されており、モータ2の回転力はスピンドル4の回転支
軸6に伝達される。回転支軸6の頭部にはハブ7,8間
に狭持されたディスク9が軸支されている。このディス
ク9は後述するように、一対のマスター媒体と、その間
に狭持されるスレーブ媒体からなる。
れ、第1の基台1上に固定された第2の基台3の中央に
はスピンドル4が取り付けられている。モータ2の回転
軸とスピンドル4の回転軸間には駆動ベルト5が掛け渡
されており、モータ2の回転力はスピンドル4の回転支
軸6に伝達される。回転支軸6の頭部にはハブ7,8間
に狭持されたディスク9が軸支されている。このディス
ク9は後述するように、一対のマスター媒体と、その間
に狭持されるスレーブ媒体からなる。
【0012】第2の基台3の上面には、回転支軸6を間
にして図において左右に一対の電磁マグネット10,1
0が設けてある。各電磁マグネット10は、コア11
と、このコア11に巻回された励磁コイル12から構成
されており、励磁コイル12は励磁用DC電源13によ
り、コア11の対向する磁極部11a,11bを磁極化
し、磁極部11a,11b間に直流磁界が形成される。
ディスク9の外周部は、この磁極部11a,11b間に
臨んでいる。
にして図において左右に一対の電磁マグネット10,1
0が設けてある。各電磁マグネット10は、コア11
と、このコア11に巻回された励磁コイル12から構成
されており、励磁コイル12は励磁用DC電源13によ
り、コア11の対向する磁極部11a,11bを磁極化
し、磁極部11a,11b間に直流磁界が形成される。
ディスク9の外周部は、この磁極部11a,11b間に
臨んでいる。
【0013】図2はディスクの分解構成図である。前述
のようにディスク9は、転写媒体である一対のマスター
媒体15,15と、そのマスター媒体15,15間に狭
持される、被転写媒体であるスレーブ媒体16とから構
成されている。スレーブ媒体16の中央にもハブ17が
取り付けられ、ハブ7,8,17によりマスター媒体1
5とスレーブ媒体16は回転支軸6に対して全て回転中
心が一致するようになっており、これによりスレーブ媒
体16の表裏両面に同心円状に信号列が転写形成され
る。
のようにディスク9は、転写媒体である一対のマスター
媒体15,15と、そのマスター媒体15,15間に狭
持される、被転写媒体であるスレーブ媒体16とから構
成されている。スレーブ媒体16の中央にもハブ17が
取り付けられ、ハブ7,8,17によりマスター媒体1
5とスレーブ媒体16は回転支軸6に対して全て回転中
心が一致するようになっており、これによりスレーブ媒
体16の表裏両面に同心円状に信号列が転写形成され
る。
【0014】スレーブ媒体16と接触するマスター媒体
15,15の面には磁性膜18,18が形成されてい
る。マスター媒体15は、基板にガラスまたはプラスチ
ック、セラミック等の非磁性で非導電性の材料が用いら
れ、その表面に磁性膜18をスパッタリング、蒸着、イ
オンプレーティング、スピンコートなどの適宜な手段で
形成する。磁性膜18の保磁力は、スレーブ媒体16の
2.5〜3.0倍程度となるようにする。例えばマスタ
ー媒体15の磁性膜18の保磁力は4000〜4500
〔Hc〕、スレーブ媒体16の磁性膜の保磁力は150
0〜1600〔Hc〕のものが用いられる。
15,15の面には磁性膜18,18が形成されてい
る。マスター媒体15は、基板にガラスまたはプラスチ
ック、セラミック等の非磁性で非導電性の材料が用いら
れ、その表面に磁性膜18をスパッタリング、蒸着、イ
オンプレーティング、スピンコートなどの適宜な手段で
形成する。磁性膜18の保磁力は、スレーブ媒体16の
2.5〜3.0倍程度となるようにする。例えばマスタ
ー媒体15の磁性膜18の保磁力は4000〜4500
〔Hc〕、スレーブ媒体16の磁性膜の保磁力は150
0〜1600〔Hc〕のものが用いられる。
【0015】スレーブ媒体16は可撓性を有する媒体
で、磁性粉末をバインダーで混練してベースフィルム上
に塗布したもの、あるいはCo系合金をスパッタリン
グ、蒸着、イオンプレーティングなどの適宜な手段で形
成したものが用いられる。
で、磁性粉末をバインダーで混練してベースフィルム上
に塗布したもの、あるいはCo系合金をスパッタリン
グ、蒸着、イオンプレーティングなどの適宜な手段で形
成したものが用いられる。
【0016】次に情報の転写動作について説明する。図
3はディスクへ逆向きの直流磁界を印加した様子を示す
模式図である。同図に示すように、ディスク9の外周部
には、下向きに磁束が向かう直流磁界(図の左側)と、
上向きに磁束が向かう直流磁界(図の右側)がかけられ
ている。これらの直流磁界は図1に示す一対の電磁マグ
ネット10,10によって得られる。
3はディスクへ逆向きの直流磁界を印加した様子を示す
模式図である。同図に示すように、ディスク9の外周部
には、下向きに磁束が向かう直流磁界(図の左側)と、
上向きに磁束が向かう直流磁界(図の右側)がかけられ
ている。これらの直流磁界は図1に示す一対の電磁マグ
ネット10,10によって得られる。
【0017】図3に示すような直流磁界を得るために
は、図1において左側の電磁マグネット10にあって
は、上側の磁極部はN極、下側の磁極部はS極となるよ
うに、また逆に、右側の電磁マグネット10にあって
は、上側の磁極部はS極、下側の磁極部はN極となるよ
うに設定されている。
は、図1において左側の電磁マグネット10にあって
は、上側の磁極部はN極、下側の磁極部はS極となるよ
うに、また逆に、右側の電磁マグネット10にあって
は、上側の磁極部はS極、下側の磁極部はN極となるよ
うに設定されている。
【0018】このように、回転中心を間にして左右に逆
向きの直流磁界をディスク9にかけながら、このディス
ク9をモータ2により1分間に3000〜5000回転
(3000〜5000rpm)の高速で回転させる。
向きの直流磁界をディスク9にかけながら、このディス
ク9をモータ2により1分間に3000〜5000回転
(3000〜5000rpm)の高速で回転させる。
【0019】すると、スレーブ媒体16に印加される磁
場は見掛け上、矩形波の交流磁界となる。そして図4に
示すように、その磁界を徐々に小さくしていき、電磁マ
グネット10からかかる磁場を完全に取り去ると、マス
ター媒体15の磁性膜18に磁気記録された情報が、ス
レーブ媒体16に磁気転写される。
場は見掛け上、矩形波の交流磁界となる。そして図4に
示すように、その磁界を徐々に小さくしていき、電磁マ
グネット10からかかる磁場を完全に取り去ると、マス
ター媒体15の磁性膜18に磁気記録された情報が、ス
レーブ媒体16に磁気転写される。
【0020】ここで、ディスク9の回転数を上げれば上
げるほど見掛け上の周波数は高くなるので、短時間に転
写が行える。さらに直流磁界とすることで、発熱、損失
等も抑えることができ、マグネットの設計が極めて容易
になる。
げるほど見掛け上の周波数は高くなるので、短時間に転
写が行える。さらに直流磁界とすることで、発熱、損失
等も抑えることができ、マグネットの設計が極めて容易
になる。
【0021】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す
一部拡大断面図である。前記第1の実施の形態ではフレ
キシブルなスレーブ媒体16を硬質のマスター媒体15
で挟持して磁気転写する場合について説明したが、本実
施の形態では硬質のスレーブ媒体16をフレキシブルな
マスター媒体15で挟持して磁気転写する例を示してい
る。
一部拡大断面図である。前記第1の実施の形態ではフレ
キシブルなスレーブ媒体16を硬質のマスター媒体15
で挟持して磁気転写する場合について説明したが、本実
施の形態では硬質のスレーブ媒体16をフレキシブルな
マスター媒体15で挟持して磁気転写する例を示してい
る。
【0022】図6は、本発明の第3の実施の形態を示す
一部拡大断面図である。本実施の形態では、フレキシブ
ルなスレーブ媒体16をフレキシブルなマスター媒体1
5で挟持して磁気転写する場合を示している。そしてマ
スター媒体15とスレーブ媒体16の密着を図るため、
例えばゴムなどの弾性体からなる押圧部材19、19が
用いられている。この押圧部材19は、前記第2の実施
の形態でも用いることができる。
一部拡大断面図である。本実施の形態では、フレキシブ
ルなスレーブ媒体16をフレキシブルなマスター媒体1
5で挟持して磁気転写する場合を示している。そしてマ
スター媒体15とスレーブ媒体16の密着を図るため、
例えばゴムなどの弾性体からなる押圧部材19、19が
用いられている。この押圧部材19は、前記第2の実施
の形態でも用いることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆向きの直流をかけながらディスクを回転させること
で、見掛け上の交流磁界を得ることができ、ディスクの
回転数を上げて、発熱、損失を抑えながら効率よく磁気
転写を行うことができる。
逆向きの直流をかけながらディスクを回転させること
で、見掛け上の交流磁界を得ることができ、ディスクの
回転数を上げて、発熱、損失を抑えながら効率よく磁気
転写を行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る接触式磁気転写装置
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】マスター媒体とスレーブ媒体からなるディスク
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図3】ディスクへ逆向きの直流磁界をかけた様子を示
す模式図である。
す模式図である。
【図4】本発明により得られる見掛け上の交流磁界を示
す図である。
す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す一部拡大断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す一部拡大断面
図である。
図である。
9 ディスク 10 磁気マグネット 15 マスター媒体 16 スレーブ媒体 18 磁性層
Claims (2)
- 【請求項1】 情報が記録されている円盤状のマスター
媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の磁性面
とを密着させた状態でマスター媒体とスレーブ媒体から
なるディスクを回転させ、マグネットを用いてこのディ
スクに磁界を印加し、マスター媒体からスレーブ媒体に
磁気転写を行う接触式磁気転写装置において、 バイアス磁場をかけるためのマグネットは、ディスクを
挟んでN極とS極が対向しディスクに直流磁界をかける
ものであり、かつディスクの中心軸に対して対称に配置
され、それぞれの磁界の向きが逆になるような一対のマ
グネットであることを特徴とする接触式磁気転写装置。 - 【請求項2】 情報が記録されている円盤状のマスター
媒体の磁性面と未記録の円盤状のスレーブ媒体の磁性面
とを密着させた状態でマスター媒体とスレーブ媒体から
なるディスクを回転させ、マグネットを用いてこのディ
スクに磁界を印加し、マスター媒体からスレーブ媒体に
磁気転写を行う接触式磁気転写方法において、 ディスクを挟んでN極とS極が対向し、ディスクに直流
磁界をかけるマグネットをディスクの中心軸に対して対
称に配置して、この一対のマグネットにより逆向きの直
流磁界をかけて磁気転写を行うことを特徴とする接触式
磁気転写方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32418596A JPH10162360A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32418596A JPH10162360A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10162360A true JPH10162360A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18163036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32418596A Pending JPH10162360A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 接触式磁気転写装置ならびに磁気転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10162360A (ja) |
Cited By (9)
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WO2000065580A1 (fr) * | 1999-04-27 | 2000-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede d'enregistrement sur un support d'enregistrement, tel qu'un disque |
WO2000065579A1 (fr) * | 1999-04-26 | 2000-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede et dispositif de transfert magnetique |
US6347016B1 (en) | 1996-07-22 | 2002-02-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information carrier, process for producing the carrier, and method and apparatus for recording master information signal on magnetic recording medium by using the carrier |
JP2003091809A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Kyocera Corp | 情報担体用基板 |
US6714367B1 (en) | 1998-10-29 | 2004-03-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Master information medium and method of master information recording |
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SG113424A1 (en) * | 2001-06-15 | 2005-08-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic transfer apparatus |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32418596A patent/JPH10162360A/ja active Pending
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