JPH07282530A - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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Publication number
JPH07282530A
JPH07282530A JP6072295A JP7229594A JPH07282530A JP H07282530 A JPH07282530 A JP H07282530A JP 6072295 A JP6072295 A JP 6072295A JP 7229594 A JP7229594 A JP 7229594A JP H07282530 A JPH07282530 A JP H07282530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
disk
gap
state
chucking magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP6072295A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kobayashi
進 小林
Hiroyuki Kiuchi
博之 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP6072295A priority Critical patent/JPH07282530A/ja
Publication of JPH07282530A publication Critical patent/JPH07282530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギャップ0の状態の吸着力を一定の範囲に設
定しても、ギャップが0でない状態でもある程度の吸着
力を確保できるようにしたディスク駆動装置を提供す
る。 【構成】 チャッキングマグネット10を、この吸着力
がディスク11がハブ9に載置されている状態で600
gf乃至850gfとなる一方、ディスク11がハブ9の頂
上面9Aから2mm離間した状態で100gf以上となるよ
うに着磁を施すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種磁気媒体を回転駆
動するディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光磁気ディスクのような記録媒体
を回転駆動するディスク駆動装置として、図5に示した
ような構造が知られている。21は円筒部21Aと平坦
部21Bとを有するホルダーで、このホルダー21の円
筒部21A内にはシャフト22を回転自在に支承する一
対の軸受23が収容されていると共に、平坦部21Bに
は基板24が取り付けられている。また、基板24には
磁気センサー26が取り付けられている。ホルダー21
の円筒部21Aの外周には積層コア27が嵌合され、こ
の積層コア27の周囲には駆動コイル28が巻回されて
いる。
【0003】シャフト22の上端部にはディスク31を
載置するアルミニウムのような非磁性材からなるハブ2
9が固着されており、このハブ29のディスク載置側端
面には円環状のチャッキングマグネット30が、磁性体
からなるヨーク部材36を介して配設されている。ディ
スク31は磁性体からなる吸着板32によって保持され
た状態で、吸着板32の孔部32Aがシャフト22に挿
通されて吸着板32がチャッキングマグネット30に吸
着されることにより、ハブ29の頂上面29Aに当接し
てハブ29に載置されるようになっている。ハブ29の
底面にはヨーク部材33が嵌合等により固着されてい
て、このヨーク部材34の内周面には積層コア27と対
向するように駆動マグネット34が取り付けられてい
る。
【0004】以上のような構造において、図6のように
チャッキングマグネット30から磁束が矢印Aで示すよ
うに発生することにより、ディスク31を保持している
吸着板32がチャッキングマグネット30に吸着され
て、ディスク31はハブ29に載置される。Gはディス
ク31とハブ29の頂上面29Aとの間のギャップを示
している。G=0の時、ディスク31がハブ29に載置
された状態となる。このようにディスク31がハブ29
に載置された状態で、駆動コイル28に通電することに
より、この電流と駆動マグネット34から発生された磁
束が作用して、ヨーク部材33は回転力を受けるので、
ヨーク部材33が固着されているハブ29がシャフト2
2と一体に回転することにより、ディスク31は回転駆
動されることになる。
【0005】このようなディスク駆動装置においては、
チャッキングマグネット30のチャッキング力(以下吸
着力と称する)が特に重要であり、この値はギャップ0
の状態で一定の範囲にあることが望ましい。この吸着力
が大きすぎると、ディスク31がハブ29から引きはが
せなくなり、逆に小さすぎるとモータによる起動、停止
時にディスク31が滑ってしまうことになる。また、ギ
ャップが0でなく、ディスク31が少し離れた状態例え
ばギャップが2mmの状態でも、ある程度ディスク31を
引き寄せる吸着力が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のディ
スク駆動装置では、ギャップ0の状態の吸着力を一定の
範囲に設定すると、ギャップが0でない状態である程度
の吸着力が確保できないという問題がある。
【0007】図3は吸着力(縦軸)とギャップG(横
軸)との関係を示す特性図で、a,bは図5の従来のデ
ィスク駆動装置の特性を示している。ここで、特性aは
着磁を強くした例を示し、特性bは着磁を弱くした例を
示している。特性aの例ではギャップ0の状態の吸着力
が大きくなるために、ディスクを引きはがすとき負荷が
かかるので、引きはがしが困難となる。一方、特性bの
例ではギャップ0の状態の吸着力が特性aよりも小さく
なるので、特性aのような欠点を除去することができ
る。しかし、特性bの例ではギャップが2mmの状態の吸
着力も急激に低下するので、ディスクを引き寄せる吸着
力が弱くなるという欠点が生ずる。図7はこのように着
磁を弱くした例におけるギャップ0の状態と、ギャップ
が2mmの状態の吸着力の平均値を示すもので、ギャップ
0の状態の平均値は731gfとなり、ギャップが2mmの
状態の平均値は100gfとなる。ここで、1kgf(キロ
グラム重)=9.80665N(ニュートン)、100
gf=0.980665Nとなる。
【0008】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、ギャップ0の状態の吸着力を一定の範囲に
設定しても、ギャップが0でない状態でもある程度の吸
着力を確保できるようにしたディスク駆動装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係わる本発明は、シャフトの一端側に固着
されディスクを載置する非磁性材からなるハブと、この
ハブのディスク載置側端面に配設された円環状のチャッ
キングマグネットとを備えたディスク駆動装置におい
て、上記チャッキングマグネットは、この吸着力が上記
ディスクが上記ハブに載置されている状態で600gf乃
至850gfとなる一方、上記ディスクが上記ハブの頂上
面から2mm程度離間した状態で100gf以上となるよう
に着磁が施されていると共に、上記ハブに当接して装着
されていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1に係わる本発明の構成によれば、チャ
ッキングマグネットは、この吸着力がディスクがハブに
載置されている状態で600gf乃至850gfとなる一
方、ディスクがハブの頂上面から2mm程度離間した状態
で100gf以上となるように着磁が施されていることに
より、ギャップ0の状態の吸着力を一定の範囲に設定し
ても、ギャップが0でない状態でもある程度の吸着力を
確保することが出来る。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明のディスク駆動装置の実施例を示す半
断面図で、1は円筒部1Aと平坦部1Bとを有するホル
ダーで、このホルダー1の円筒部1A内にはシャフト2
を回転自在に支承する一対の軸受3が収容されていると
共に、平坦部1Bには基板4がねじ5によって取り付け
られている。また、基板4には磁気センサー6が取り付
けられている。ホルダー1の円筒部1Aの外周には積層
コア7が嵌合され、この積層コア7の周囲には駆動コイ
ル8が巻回されている。
【0012】シャフト2の上端部にはディスク11を載
置するアルミニウムのような非磁性材からなるハブ9が
固着されており、このハブ9のディスク載置側端面には
円環状のチャッキングマグネット10が、直接ハブ9に
当接して装着されている。15はチャッキングマグネッ
ト固定部材である。このように本実施例ではチャッキン
グマグネット10を従来のようにヨーク部材を介するこ
となく直接ハブ9に取り付けることにより、後述のよう
な吸着力を得るようにしている。ディスク11は磁性体
からなる吸着板12によって保持された状態で、吸着板
12の孔部12Aがシャフト2に挿通されて吸着板12
がチャッキングマグネット10に吸着されることで、ハ
ブ9の頂上面9Aに当接してハブ9に載置されるように
なっている。Gはディスク11とハブ9の頂上面9Aと
の間のギャップを示している。ハブ9の底面にはヨーク
部材13が嵌合等により固着されていて、このヨーク部
材13の内周面には積層コア7と対向するように駆動マ
グネット14が取り付けられている。
【0013】ここで、ハブ9に直接固着されたチャッキ
ングマグネット10は、この吸着力がディスク11がハ
ブ9に載置されているギャップ0の状態で600gf乃至
850gfとなる一方、ディスク11がハブ9の頂上面9
Aから2mm離間した状態(ギャップが2mmの状態)で1
00gf以上となるように着磁が施されている。これによ
り、ギャップ0の場合の吸着力を一定の範囲に設定して
も、ギャップが0でない2mmの状態でもある程度の吸着
力を確保することができるようになる。
【0014】以上のような構造によれば、図2のように
チャッキングマグネット10から発生する磁束は矢印A
で示すように従来よりも遠方に広がるようになる。そし
て、図3において特性cで示すように、このチャッキン
グマグネット10によって得られる吸着力は、ギャップ
0の状態で600gf乃至850gfとなる一方、ギャップ
が2mmの状態で100gf以上となる。この特性cから明
らかなように、ディスク11をハブ9の頂上面9Aから
2mm離間しても、吸着力は急激に低下することはなくな
る。これによって、ギャップ0の状態での吸着力はあま
り大きくならないので、ディスク11を引きはがすとき
負荷があまりかからないため、容易に引きはがすことが
できるようになる。また、ギャップが2mmの状態での吸
着力を急激に低下させないような適切な値にすることが
できるので、ディスク11を引き寄せる吸着力は弱くな
らないため、ディスク11が回転時に滑るようなことは
なくなる。
【0015】図4は本実施例におけるギャップ0の状態
と、ギャップが2mmの状態の吸着力の平均値を示すもの
で、ギャップ0の状態の平均値は728gfとなり、ギャ
ップが2mmの状態の平均値は161gfとなる。これらの
値はいずれもディスク11を回転駆動する場合に、望ま
しい範囲に入っている。
【0016】以上述べたように本実施例によれば、チャ
ッキングマグネット10を、この吸着力がディスク11
がハブ9に載置されている状態で600gf乃至850gf
となる一方、ディスク11がハブ9の頂上面9Aから2
mm離間した状態で100gf以上となるように着磁を施す
ようにしたので、ギャップ0の状態の吸着力を一定の範
囲に設定しても、ギャップが0でない状態でもある程度
の吸着力を確保することができる。これにより、ギャッ
プ0の状態でのディスク11の引きはがしを容易に行う
ことができ、またギャップが2mmの状態でのディスク1
1の滑りを防止することができる。さらに、本実施例に
よれば従来用いられていたヨーク部材を不要にしたこと
により、コストダウンを図ることができる。さらにま
た、これに伴いハブ9の頂上面9Aとチャッキングマグ
ネット10の面との寸法ばらつきを小さくすることがで
きるので、チャッキングマグネット10の吸着力を安定
にすることができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明によれば、チャ
ッキングマグネットを、この吸着力がディスクがハブに
載置されている状態で600gf乃至850gfとなる一
方、ディスクがハブの頂上面から2mm程度離間した状態
で100gf以上となるように着磁するようにしたので、
ギャップ0の状態の吸着力を一定の範囲に設定しても、
ギャップが0でない状態でもある程度の吸着力を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク駆動装置の実施例を示す半断
面図である。
【図2】本実施例におけるチャッキングマグネットから
の磁束の発生状況の説明図である。
【図3】ディスク駆動装置のチャッキングマグネットに
よる吸着力とギャップとの関係を示す特性図である。
【図4】本実施例におけるチャッキングマグネットから
得られた異なるギャップ状態での吸着力の平均値の説明
図である。
【図5】従来のディスク駆動装置を示す半断面図であ
る。
【図6】従来例におけるチャッキングマグネットからの
磁束の発生状況の説明図である。
【図7】従来例におけるチャッキングマグネットによっ
て得られた異なるギャップ状態での吸着力の平均値の説
明図である。
【符号の説明】
1 ホルダー 2 シャフト 7 積層コア 8 駆動コイル 9 ハブ 9A ハブの頂上面 10 チャッキングマグネット 11 ディスク 14 駆動マグネット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図6】
【図1】
【図3】
【図5】
【図7】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの一端側に固着されディスクを
    載置する非磁性材からなるハブと、このハブのディスク
    載置側端面に配設された円環状のチャッキングマグネッ
    トとを備えたディスク駆動装置において、上記チャッキ
    ングマグネットは、この吸着力が上記ディスクが上記ハ
    ブに載置されている状態で600gf乃至850gfとなる
    一方、上記ディスクが上記ハブの頂上面から2mm程度離
    間した状態で100gf以上となるように着磁が施されて
    いると共に、上記ハブに当接して装着されていることを
    特徴とするディスク駆動装置。
JP6072295A 1994-04-11 1994-04-11 ディスク駆動装置 Pending JPH07282530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6072295A JPH07282530A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ディスク駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6072295A JPH07282530A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ディスク駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07282530A true JPH07282530A (ja) 1995-10-27

Family

ID=13485139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6072295A Pending JPH07282530A (ja) 1994-04-11 1994-04-11 ディスク駆動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH07282530A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100499370B1 (ko) * 1998-02-19 2005-09-13 엘지전자 주식회사 디스크 클램핑 방법 및 그를 이용한 디스크 구동장치
WO2009110450A1 (ja) * 2008-03-05 2009-09-11 日本電産株式会社 モータ

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KR100499370B1 (ko) * 1998-02-19 2005-09-13 엘지전자 주식회사 디스크 클램핑 방법 및 그를 이용한 디스크 구동장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000620