JPH0413783Y2 - - Google Patents

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JPH0413783Y2
JPH0413783Y2 JP1985035682U JP3568285U JPH0413783Y2 JP H0413783 Y2 JPH0413783 Y2 JP H0413783Y2 JP 1985035682 U JP1985035682 U JP 1985035682U JP 3568285 U JP3568285 U JP 3568285U JP H0413783 Y2 JPH0413783 Y2 JP H0413783Y2
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magnetic
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electromagnet
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案はデイスクの滑り等を防止して確実に保
持できるようにしたデイスク保持装置に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 近年、コンピユータ等情報処理に関連する産業
の進展が目ざましい。このため、円盤状の記録媒
体(デイスク)に多量の情報を記録し、必要に応
じて再生することのできる記録再生装置が広く用
いられる状況にある。
上記記録再生装置として、磁気ヘツドを用いた
従来装置に代わり、光ビームを用いる等して高密
度に記録及び高速度に読み出しができる光学式の
記録再生装置が注目されるようになつた。
上記光学式の記録装置は、短い時間に多量のデ
ータの記録又は再生を行うことができる様に、タ
ーンテーブルに装着されるデイスクは、例えば
1800rpm等高速度で回転される。このため、デイ
スクがターンテーブルに十分に保持されないで、
滑つてしまい易くなる。これを防止するため、従
来はターンテーブルのスピンドル軸に磁性体の円
板を固定し、滑り止め部材及び永久磁石を設けた
クランプ円板とにより、ターンテーブルとクラン
プ円板との間にデイスクを吸着固定するデイスク
保持装置が使用されていた。
しかしながら、前述のように高速度で回転する
デイスクは、その慣性のため、どうしても起動時
と停止時に、ターンテーブルとクランプ円板との
間で滑りが生ずることはまぬがれない。そのた
め、クランプ円板に設けられている滑り止めと、
デイスクの表面の回転中心部に貼りつけられてい
るラベルとの間に相対運動が生じ、長い間では、
ラベルが摺り切れてデイスクの見出し表示が目視
できなくなるという欠点があり、更に、起動、停
止のたびにデイスクに記録されているインデツク
スの位置がずれるため、起動時に所定の回転数ま
でに立ち上げるのに時間がかかるという欠点も有
していた。
このため、本出願人は実願昭59−104570号にお
いて第6図に示すようなデイスク保持装置1を提
案した。即ち、シヤーシ2の内側の基板等に、記
録媒体としてのデイスク3を回転駆動するための
スピンドルモータ4が取付けられ、このモータ4
のスピンドル軸5はシヤーシ2の透孔を通つて上
方に突出されている。又、このシヤーシ2の透孔
を通つて、スピンドル軸5に、該スピンドル軸5
と共に回転されるターンテーブル6が固定され、
このターンテーブル6のリング状の上面でデイス
ク3を支持できるようにしてある。上記スピンド
ル軸5の頂部には摺割溝を設けたねじ7が取付け
てあり、この摺割溝にはクランプ部材8のスリツ
プ防止部材9の下端の係合突起10を係入できる
ようにしてある。
上記ターンテーブル6にはデイスク3のセンタ
ホール11と連通する凹部が形成され、この凹部
にはデイスク3の位置決めを行う略リング状のデ
イスク受け12がスピンドル軸5に摺動自在に嵌
装され、このデイスク受け12の裏面と、ターン
テーブル6の凹部上面との間にばね13を介装し
てデイスク受け12を上方に浮上する様に付勢し
ている。上記デイスク受け12はその外形をテー
パ面又は球面状にして、この面にデイスク3のセ
ンタホール11内周面とを嵌合させることにより
デイスク3の位置決めを行うことができるように
してある。
上記デイスク受け12の上部側にはスピンドル
軸5に螺着された磁性円盤14が設けてあり、上
記デイスク受け12の抜け止めの機能を有すると
共に、クランプ部材8によるデイスク3のクラン
プ機能を補助してスリツプが生じないで保持する
ためのものである。
一方、上記クランプ部材8は、アーム15の先
端側に取付けられ、該アーム15の基部側を支点
として回動されることによつて、クランプ部材8
を昇降できるようにしてある。このアーム15は
補強のため、紙面垂直方向にL字状に屈曲されて
いる。
上記クランプ部材8は、アーム15の先端側に
設けた孔に遊嵌される外径の円筒部16と、この
円筒部16の下端側に連設した円盤部17とから
形成されている。しかして上記円筒部16の上端
側のねじ孔にはつば付きリング18の雄ねじが螺
着されている。
上記円筒部16にはその外周の例えば4箇所に
長手方向、つまり上下方向に沿つてのガイド溝1
9,19,19,19が設けられ、各ガイド溝1
9に係入される半径方向への突起を十字状に設け
たスリツプ防止部材9が収納され、このスリツプ
防止部材9は、ばね20によつて、下方に付勢さ
れている。
従つて、アーム15の先端側を下降させた状態
では、スリツプ防止部材9の下端の突起10は、
ばね20の付勢力によつてねじ7の頂部を押圧す
る状態になり、スピンドル軸5が回転されると、
図示(の実線で示す)ように摺割溝に係入する状
態になる。この状態においては、スリツプ防止部
材9の半径方向の突起が各ガイド溝19に係入さ
れているので、スピンドル軸5の回転と共に、円
筒部16、つまりクランプ部材8も回転駆動され
る様にしてある。
ところで上記クランプ部材8の円盤部17の下
面における外周寄りにリング状の凹部を形成し
て、ゴム等の弾性部材をリング状にした滑り止め
部材21が固定されている。この滑り止め部材2
1はデイスク3のセンタホール11位置外周の上
面に当接して、デイスク3を滑らないで保持する
ためのものである。
又、上記円盤部17の下面におけるセンタホー
ル11内側の内周寄り部分にも例えばリング状の
凹部が形成され、リング状の永久磁石22が固定
されている。この永久磁石22は、対向する磁性
円盤14との間に働く吸引力によつて、回転駆動
状態でのクランプ部材8のデイスク3をクランプ
する際のスリツプ防止を補助する機能を有するも
のである。
上記構成の従来例は、スリツプ防止部材9及び
永久磁石22等でスリツプ防止を実現している
が、特に起動時及び停止時、ターンテーブル6及
びクランプ部材8側と、デイスク3側との間に相
対的に大きな力が働いて、デイスク3がターンテ
ーブル6あるいはクランプ部材8との接触面に働
く摩擦力では不十分となり易く、滑りが生じてし
まうことがあつた。
上記滑りが生じると、デイスク3のセンタホー
ル11に近い面に記録されているインデツクスの
位置がずれるため、起動時の立上がりに時間がか
かるという欠点が生じる。滑りが繰り返される
と、デイスク3表面のラベルが摺り切れてしまう
という欠点も生じる。
[考案の目的] 本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、起動時又は停止時においてもデイスクの滑り
を防止して起動時間が長くならないようにすると
共に、ラベルの摺り減りも防止できるデイスク保
持装置を提供することを目的とする。
[考案の概要] 固定子側と前記デイスクと共に回転するクラン
プ部材との間に電磁石と磁性体とからなる磁力押
圧手段を設け、前記デイスクの回転開始時又は回
転停止時に前記電磁石に通電してクランプ力を増
大するようにしてある。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1図及び第2図は第1実施例に係り、第1図
は第1実施例のデイスク保持装置を示し、第2図
は駆動回路系を示す。
第1図に示すように第1実施例のデイスク保持
装置31は、シヤーシ32の内側に、(円盤状記
録媒体としての)デイスク33を回転駆動するた
めのスピンドルモータ34を収納し、そのステー
タ側の枠体をシヤーシ32にねじ止めされてい
る。しかして、このモータ34のスピンドル軸3
5は該スピンドル軸35に一体化(又は固定され
た)ターンテーブル36と共に、シヤーシ32の
上面に設けた透孔を通つて上方に突出され、この
ターンテーブル36の上面に載置されるデイスク
33を支持し、後述するクランプ部材37とで挟
圧するようにして支持するようにしてある。
上記スピンドル軸35の頂部の中心に、その基
部側を螺着したねじ38が突設され、このねじ3
8の基部側によつてスリツプ防止用の磁性円盤3
9をスピンドル軸35に固定している。
上記ターンテーブル36には、デイスク33の
センタホール41と連通する凹部が形成され、こ
の凹部にはデイスク33の装着の際の位置決めを
行うための略リング状のデイスク受け42が、ス
ピンドル軸35に摺動自在で嵌装されている。こ
のデイスク受け42の裏面と、ターンテーブル3
6の凹部上面との間に収納したばね43によつ
て、上記デイスク受け42は上方に浮上する様付
勢されている。上記デイスク受け42は、その外
形はテーパ状又は球面状に成形され、その外面と
デイスク33のセンタホール41内周面とを嵌合
させることによつて、装着されるデイスク33の
位置決めを行うことができる様にしてある。
上記デイスク受け42の上部側には、上述のよ
うにスピンドル軸35に螺着された磁性円盤39
が設けてあり、この磁性円盤39は上記デイスク
受け42の抜け止めも兼用している。
一方、上記デイスク33を上方から下方に挟圧
する側のランプ部材37は、回転子側のクランプ
部材37を回転自在で支持する固定子となるアー
ム45の先端側に取付けられ、該アーム45の
(図示しない)基部側を支点として回動されるこ
とによつて、クランプ部材37は二点鎖線で示す
ように上昇した退避状態(離脱状態)及び実線で
示すように降下した(デイスク装着)状態に設定
できるようにしてある。
上記クランプ部材37は、アーム45の先端側
に設けた孔に遊嵌される外径の円筒部46と、こ
の円筒部46の下端側に連設された円盤部47と
から形成されている。しかして、上記円筒部46
の上端側に形成したねじ孔にはつば付きリング4
8が、スペーサ49を介して螺着されている。
上記つば付きリング48のつば部下面側には、
リング状の磁性部材51が固着され、一方固定子
側のアーム45先端側上面におけるこの磁性部材
51に対向する部分にリング状の凹部を形成して
電磁石52を固着してある。従つて、電磁石52
に電通することによつて、つば付きリング48を
アーム45側に吸引し、つば付きリング48と一
体化されたクランプ部材37を下方に付勢するこ
とができる様にしてある。この下方に付勢する力
は、上記スペーサ49の(スピンドル軸35方向
への)長さを変えることによつて調整できる様に
してある。又、通電する電流によつてもその吸引
力を変化できる様にしてある。
一方、上記クランプ部材37の円盤部47にお
ける下面の外周寄り部分には、同心リング状の凹
部を形成して、ゴム等の弾性部材をリング状にし
た滑り止め部材54が、円盤部47の下面より突
出するように収納固定されている。この滑り止め
部材54は、デイスク33のセンタホール41の
周囲の上面に当接して、デイスク33をできるだ
け滑らないで保持するものである。
又、上記円盤部47の下面におけるセンタホー
ル41内側の内周寄り位置にも、例えばリング状
の凹部を形成して、リング状の永久磁石55が収
納固定してある。この永久磁石55は、スピンド
ル軸35に固着された上記磁性円盤との間に働く
吸引力によつて、クランプ部材37のスリツプ防
止機能を受け持つ。
尚、クランプ部材37の下面中央には、スピン
ドル軸35に立設したねじ38の上端側と嵌合す
る凹部が形成され、この凹部の下端側はテーパ状
に拡開し、クランプ部材37が下降された際、第
1図に示すようにその凹部がねじ38の頂部側
(この部分にはねじは形成してない。)に嵌合する
状態に案内できる様にしてある。
上記構成のデイスク保持装置31は、例えば第
2図に示す回路系で制御されて、動作する様にし
てある。
即ち、スイツチ61の押圧によりタイマ62は
一定時間ハイレベルの信号を出力し、この出力で
リレー63の(図示しないソレノイド等により)
接点A,Bをオフからオン状態に保持する様にし
てある。
上記接点Aは差動アンプ64の例えば反転入力
端に接続され、該入力端は例えばバイアス電圧E
が印加され、通常は他方の接続された非反転入力
端よりも高いレベルに設定されているので、この
差動アンプ64の出力は電圧Eに対応した電流が
電磁石52に供給される様になる。
一方、上記接点Bには切換スイツチ65を介し
て異なる電圧発生源V1,V2,V3(例えばV1<V2
<V3)が設けてあり、切換スイツチ65で選択
された電圧源(例えばV1とする)に対して、接
点A,Bがオンされると、反転入力端は零レベル
未満の−(V1−E)にされ、(非反転入力端側が
ゼロレベルであるから)この絶対値V1−Eに応
じた値の電流が電磁石52に供給される様にして
ある。
上記電圧発生源V1,V2,V3は、使用するデイ
スク33の厚さとか大きさに応じて、適切な値の
ものを選択できる様にしている。
例えばスペーサ49の長さによつても選択でき
るが、異るデイスク33に対しても兼用して記録
又は再生できる記録再生装置に用いた場合、例え
ばコンパクトデイスクと光デイスクとのいずれも
再生できる装着においては、(スペーサ49を共
通にした場合)コンパクトデイスクの場合には光
デイスクよりも小さな電磁力でスリツプ防止がで
きるので、その場合には絶対値の小さい電圧レベ
ルV1に設定できる様にしてあり、光デイスクの
場合にはより大きな電圧V2(又はV3)に設定でき
る様にしてある。
この様に構成された第1実施例の動作を以下に
説明する。
デイスク33の装着脱においては、クランプ部
材37は、第1図の二点鎖線で示す様に、上方に
退避されている。この状態において、デイスク3
3をターンテーブル36の上方から載置すると、
デイスク33のセンタホール41の内周縁がデイ
スク受け42の外周面に当接し、その外周面に案
内されて自動的に中心位置にセツトされる。次い
で、アーム45の基部側を回動してクランプ部材
37を下降させると、その中心に形成した凹部が
ねじ38の頂部側に嵌合し、クランプする際の位
置決めがなされる。しかして、クランプ部材37
の下面側に設けた永久磁石55と、スピンドル軸
35に固定されている磁性円盤39とに磁気的吸
引力が作用し、ターンテーブル36とクランプ部
材37との間に介装されているデイスク33が挟
持されることになる。次に、ターンテーブル36
が回転する直前にスイツチ61が押圧されること
により、デイスク33が定速度回転に達するまで
の期間、タイマ62は接点A,Bをオンし、差動
アンプ64を介して電磁石52に電流を供給す
る。この電流によつて、電磁石52とクランプ部
材37の頂部側に(固定したつば付きリング48
に)固定した磁性体部材51との間にも磁気的吸
引力が作用し、該吸引力でクランプ部材37はタ
ーンテーブル36側に引きつけられることになる
ので、デイスク33はさらに強い力で挟持される
ことになる。尚、この場合アーム45の先端側は
上方に浮き上がらない様にしてある。
上記電磁石52と磁性円盤51とに働く磁気的
吸引力は、切換スイツチ65による選択によつ
て、装着されるデイスク33に応じて適切な大き
さに設定できる様にしてあるので、デイスク33
の回転始動時における大きな回転速度が働く場合
にも、スリツプを十分防止することができる。
上記デイスク33は定速度に達するに要する時
間の後、タイマ62は接点A,Bを開き、電磁石
52への電流の供給は停止される。
尚、上記第1実施例において、上記タイマ62
の作動後、デイスク33のセンタホール41周囲
の面に反射部等の回転を検出するためのマークを
設け、フオトリフレクラで検出して一定速度に達
したことを検出したらタイマ62をオフさせる様
にすることもできる。又、スピンドルモータ34
に設けたロータリーエンコーダの発生信号を用い
ても良い。
尚、上記第1実施例では、デイスク33が定速
度の回転数に達した場合には、電磁石52への通
電を停止する様にしているが、これに限定される
ものでなく、回転時にも始動時と同様に通電する
こともできる。
尚、動作終了時にも電流を流してスリツプ防止
することがラベルの摺り切れ等を防止するために
は望ましいものとなる。
第3図は本考案の第1実施例における駆動回路
の変形例を示す。
この変形例においては、スタート及びストツプ
時にはタイマ71のスイツチ72がオンされてタ
イマ71が作動され、このタイマ71の出力によ
つてアナログ等のスイツチ73がオンされ、加算
器74の一方の入力端に正の信号電圧Vが印加さ
れる様にしてある。ところで、他方の入力端には
切換スイツチ75を介して異るバイアス電圧Ea,
Eb,Ec(例えばEa<Eb<Ec)が負の方向に印加
される様にしてある。しかして、信号電圧Vはバ
イアス電圧Ea,Eb,Ecのいずれよりも大きく、
該信号電圧Vを印加することによつて加算器74
での加算入力は正になり、選択されたバイアス電
圧(例えばEa)との差V−Eaに応じた電流が電
磁石52に流れる様にしてある。
上記バイアス電圧Ea,Eb,Ecは装着されるデ
イスク33に応じて選択することによつて、電磁
石52による磁気的吸引力の大きさをスリツプ防
止に適した値に設定できる様にしてある。
第4図は本考案の第2実施例のデイスク保持装
置81を示す。
この第2実施例においては、ターンテーブル3
6はスピンドルモータ34のスピンドル軸35に
図示しない横方向のねじ等で固定されている。
上記ターンテーブル36は、第1実施例の様に
上面側の中心に凹部を形成し、デイスク受け42
を収納すると共に、これらの間にばね43を介装
て、該デイスク受け42は上方に付勢され、この
デイスク受け42はさらにその上の磁性円盤3
9′で抜けが防止されている。この磁性円盤3
9′は、高透磁率の磁性体で形成され、その中央
部の下方に突出するねじ部を、スピンドル軸35
に設けたねじ孔に螺着されている。
一方、アーム45の先端側に透孔を設けて、ク
ランプ部材37′の円筒部46が遊嵌され、この
円筒部46の上端面にはつば付きリング48′が
スペーサ49を介して螺着されている。上記つば
付きリング48′は、高透磁率の磁性体で形成さ
れている。しかして、このつば付きリング48′
のつば部に対向するアーム45側には電磁石5
2,…,52が円筒部46の周囲に複数箇所埋設
されており、該電磁石52,…,52に通電する
ことによつて対向するつば付きリング48′との
間に磁気的吸引力が作用する様にしてあり、この
吸引力でクランプ部材37′を下方に付勢できる
様にしてある。尚、上記電磁石52,…,52の
下端側は、円筒部46を通す透孔を設けた磁性円
盤82が取付けてあり、電磁石52で誘起された
磁束は、つば付きリング48′、隣接する電磁石
52、磁性円盤82を通つて上記電磁石52に戻
る閉磁路を形成できる様にしてある。(互いに隣
接する電磁石52,52は例えば逆極性に励磁さ
れる。) 一方、上記クランプ部材37′の円盤部47′に
おいてもセンタホール41の周囲のデイスク33
上面に対向する下面にリング状の凹部を形成して
滑り止め部材54を収納固定すると共に、その内
周寄り部分で、磁性円盤39′に対向する部分に
リング状の凹部を形成して永久磁石55′を収納
固定している。この永久磁石55′は図示の様に
断面がU字状をなし、このU字の端部がそれぞれ
N,S極にしてあり、磁性円盤39′と密着した
状態において閉磁路が形成され、周囲に漏れる磁
束を少くできると共に、永久磁石55′の反磁場
による磁極の減衰を少くできる様にしてある。
又、上記クランプ部材37′の下面中央には、
磁性円盤39′の中央上面に形成した凹部83に
係入できる突出部84が形成され、該突出部84
はクランプ部材37′が下方に降下された際、上
記凹部83のテーパ面に沿つて案内係入され、所
定のクランプ位置に設定される様にしてある。
上記第2実施例は、上記第1実施例と略同様の
作用効果を有する他に、周囲に漏出する磁束を少
くでき、且つ永久磁石55′の磁極の減衰を少く
できる。又、デイスク33を装着する際における
スピンドル軸35における装着面上方に突出する
突出量を小さくしてあるので、(デイスク33の
装着又は離脱のために必要となる)クランプ部材
37′の上方への退避量を少くでき、このため薄
型化できる。(クランプ部材37′側における突出
量も小さくしてある。) 第5図は本考案の第3実施例のデイスク保持装
置91を示す。
この第3実施例においては、上記第2実施例に
おけるつば付きリング48′に、断面がU字状と
なるリング状の永久磁石92を固定してある。し
かして、この永久磁石92のU字の端部の各磁極
に対向する部分のアーム45側には、リング状の
電磁石93A,93Bが同心状に設けてある。
又、このリング状の各電磁石93A,93Bに対
向して、クランプ部材37′にもリング状の永久
磁石94A,94Bが設けてあり、これら永久磁
石94A,94Bと、磁性円盤39′との間に吸
引力が作用する様にしてある。
上記電磁石93A又は93Bは、対向する永久
磁石92の磁極N極(又はS極)側が逆極性とな
る様に励磁することによつて、その磁気的吸引力
でクランプ部材37′を下方に付勢することがで
きると共に、他端が対向する永久磁石94A又は
93Bとは同一極性の磁極となるため、この反発
力によつてもクランプ部材37′を下方に付勢し、
デイスク33のクランプ機能を高め、スリツプし
ない様にしている。又、デイスク33の装着を解
除して、クランプ部材37′を上方に退避させる
場合には、上記電磁石93A,93Bに通電する
電流の向きを変えることによつて、磁性円盤3
9′に吸着された永久磁石94A,94Bを上方
に吸引して離脱し易い様にしてある。
(この場合、これら電磁石93A,93Bによ
つて、上部側の永久磁石92は、上方に付勢され
る反発力が与えられ、クランプ部材37′の離脱
を補助する。) その他は上記第2実施例と同様の構成である。
上記第3実施例は上記第2実施例と略同様の効
果を有すると共に、さらにデイスク33を取り外
すことを容易にできる。
尚、上記各実施例におけるスペーサ49の長さ
を変えることによつて半製品として使用する場合
に、広く対処できる。つまり使用するデイスク3
3に応じてそのスペーサ49の長さを適切なもの
に設定すれば、種々のデイスクに対処できること
になる。電磁石に対向配置される磁性体としては
鉄、ケイ素鋼材等の高透磁率の強磁性体でも良い
し、KS鋼,MK鋼,OP鋼,新KS鋼,アルニコ
等の永久磁石でも良い。
尚、クランプ手段として電磁石を回転子側のク
ランプ部材に設け、一方固定子側のアーム先端側
に磁性部材又は永久磁石あるいは電磁石を設ける
こともできる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、前記デイス
クの回転開始時または回転停止時に前記電磁石に
通電してクランプ力を増大すると共に、この増大
量を上記デイスクの種類に応じて可変するように
したので、クランプされたデイスクを応じた適切
なクランプ力が設定でき、従つて、デイスクのス
リツプを十分に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例のデイスク保持装置の構
造を示す断面図、第2図は電磁石を駆動する駆動
系を示す回路図、第3図は第2図の駆動系の変形
例を示す回路図、第4図は本考案の第2実施例を
示す断面図、第5図は本考案の第3実施例を示す
断面図、第6図は従来例を示す断面図である。 31……デイスク保持装置、33……デイス
ク、34……スピンドルモータ、35……スピン
ドル軸、36……ターンテーブル、37……クラ
ンプ部材、39……磁性円盤、42……デイスク
受け、43……ばね、45……アーム、48……
つば付きリング、49……スペーサ、51……磁
性体部材、52……電磁石、54……永久磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録媒体としての複数種類のデイスクを回転自
    在でクランプするデイスク保持装置において、 固定子側と前記デイスクと共に回転するクラン
    プ部材との間に電磁石と磁性体とからなる磁力押
    圧手段を設け、前記デイスクの回転開始時または
    回転停止時に前記電磁石に通電してクランプ力を
    増大すると共に、この増大量を上記デイスクの種
    類に応じて可変するようにしたことを特徴とする
    デイスク保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20190206435A1 (en) * 2016-09-15 2019-07-04 JVC Kenwood Corporation Magnet Structure, Clamping Mechanism, and Optical Disc Apparatus

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JPS59104389U (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 日本コロムビア株式会社 デイジタル・デイスク・プレ−ヤのデイスク取付装置

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