JPH10160080A - 電気融着継手 - Google Patents
電気融着継手Info
- Publication number
- JPH10160080A JPH10160080A JP8321423A JP32142396A JPH10160080A JP H10160080 A JPH10160080 A JP H10160080A JP 8321423 A JP8321423 A JP 8321423A JP 32142396 A JP32142396 A JP 32142396A JP H10160080 A JPH10160080 A JP H10160080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- joint
- branch
- saddle
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプ治具がなくても熱可塑性樹脂管に固
着できるだけでなく、容易に成形でき、耐久性の優れた
電気融着継手を提供する。 【解決手段】 被融着管８に分岐管９を接続する電気融
着継手１であって、熱可塑性樹脂管の外周部の片半分に
固着され、分岐管を接続する短管半割状の分岐サドル２
と、被融着管８の外周部の他半分に固着される短管半割
状の保持部材３とからなり、分岐サドル２には熱融着用
の熱線４が埋設され、分岐サドル２又は保持部材３の少
なくとも一方には嵌合部６が設けられ、他方には該嵌合
部６に挿入係止される係止部５が設けられている。
着できるだけでなく、容易に成形でき、耐久性の優れた
電気融着継手を提供する。 【解決手段】 被融着管８に分岐管９を接続する電気融
着継手１であって、熱可塑性樹脂管の外周部の片半分に
固着され、分岐管を接続する短管半割状の分岐サドル２
と、被融着管８の外周部の他半分に固着される短管半割
状の保持部材３とからなり、分岐サドル２には熱融着用
の熱線４が埋設され、分岐サドル２又は保持部材３の少
なくとも一方には嵌合部６が設けられ、他方には該嵌合
部６に挿入係止される係止部５が設けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気融着継手に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ガス管、水道管、下水道管及
び給湯管等の配管に、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等の熱可塑性樹
脂管が使用されている。これらの熱可塑性樹脂管の配管
工事において、熱可塑性樹脂管同士を接合する継手内に
電熱線を埋め込んだ電気融着継手が開発され、多用され
ている。このような電気融着継手の融着作業において、
電気融着継手から被融着管が抜け出さないようにするた
めに、電気融着継手に対応した、夫々形状の異なる専用
のクランプ治具が用いられてきた。
び給湯管等の配管に、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン等の熱可塑性樹
脂管が使用されている。これらの熱可塑性樹脂管の配管
工事において、熱可塑性樹脂管同士を接合する継手内に
電熱線を埋め込んだ電気融着継手が開発され、多用され
ている。このような電気融着継手の融着作業において、
電気融着継手から被融着管が抜け出さないようにするた
めに、電気融着継手に対応した、夫々形状の異なる専用
のクランプ治具が用いられてきた。
【０００３】上記クランプ治具を使用することにより、
継手と被融着管とが確実に接合できるが、以下のような
問題点がある。 １）クランプ治具は、継手の冷却が完了するまで（通常
５〜１０分）取り付けておく必要があり、施工後すぐに
埋め戻すことができず、施工に待ち時間が生じる。 ２）上記クランプは一般的に金属で作られているので、
持ち運びが不便なうえ、締付部材と、挟持部材が別体に
なっているため、部品数が増加するなどの欠点があっ
た。
継手と被融着管とが確実に接合できるが、以下のような
問題点がある。 １）クランプ治具は、継手の冷却が完了するまで（通常
５〜１０分）取り付けておく必要があり、施工後すぐに
埋め戻すことができず、施工に待ち時間が生じる。 ２）上記クランプは一般的に金属で作られているので、
持ち運びが不便なうえ、締付部材と、挟持部材が別体に
なっているため、部品数が増加するなどの欠点があっ
た。
【０００４】そこで、実開平３−２６８９７号公報に示
されるように継手と接合部材の双方の機能を有し、締結
が容易な分岐管継手が提案されている。この分岐管継手
は、図３に示すように分岐管継手本体部ａと保持部材ｂ
とを屈曲部ｃを介して一体化し、被融着管を接続して係
止部ｄ、ｅにより、締結するものである。
されるように継手と接合部材の双方の機能を有し、締結
が容易な分岐管継手が提案されている。この分岐管継手
は、図３に示すように分岐管継手本体部ａと保持部材ｂ
とを屈曲部ｃを介して一体化し、被融着管を接続して係
止部ｄ、ｅにより、締結するものである。
【０００５】この分岐管継手は、施工後、被融着管とと
もに埋設されるため、上記の問題に対しては有効であっ
た。
もに埋設されるため、上記の問題に対しては有効であっ
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の分岐管
継手には、屈曲部を介して継手と接合部材が接合一体化
されているため、 分岐管継手が埋設されている近くで施工工事を行うと
きに、施工の邪魔になり、作業者、機械等に当たって分
岐管継手が被融着管からはずれることがある。 継手の機能も持たすため、分岐管継手が直接被融着管
に融着されるので、熱可塑性樹脂で成形される必要があ
るが、この場合、屈曲部のある構造は成形するのが難し
く、又、寸法精度も出しにくい。 屈曲部の耐久性に問題がある。などの欠点があった。
継手には、屈曲部を介して継手と接合部材が接合一体化
されているため、 分岐管継手が埋設されている近くで施工工事を行うと
きに、施工の邪魔になり、作業者、機械等に当たって分
岐管継手が被融着管からはずれることがある。 継手の機能も持たすため、分岐管継手が直接被融着管
に融着されるので、熱可塑性樹脂で成形される必要があ
るが、この場合、屈曲部のある構造は成形するのが難し
く、又、寸法精度も出しにくい。 屈曲部の耐久性に問題がある。などの欠点があった。
【０００７】本発明の目的は上記の課題を解決し、クラ
ンプ治具がなくても熱可塑性樹脂管に固着できるだけで
なく、多少の衝撃にも耐え、容易に成形でき、耐久性の
優れた電気融着継手を提供することにある。
ンプ治具がなくても熱可塑性樹脂管に固着できるだけで
なく、多少の衝撃にも耐え、容易に成形でき、耐久性の
優れた電気融着継手を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の電気融着継手
は、熱可塑性樹脂管（以下被融着管という）の外周部の
片半分に固着される短管半割状の分岐サドルと、被融着
管の外周部の他半分に固着される短管半割状の保持部材
とからなる電気融着継手であって、分岐サドルには熱融
着用の熱線が埋設され、分岐サドル又は保持部材の少な
くとも一方には嵌合部が設けられ、他方には嵌合部に挿
入係止される係止部が設けられている。
は、熱可塑性樹脂管（以下被融着管という）の外周部の
片半分に固着される短管半割状の分岐サドルと、被融着
管の外周部の他半分に固着される短管半割状の保持部材
とからなる電気融着継手であって、分岐サドルには熱融
着用の熱線が埋設され、分岐サドル又は保持部材の少な
くとも一方には嵌合部が設けられ、他方には嵌合部に挿
入係止される係止部が設けられている。
【０００９】上記電気融着継手の分岐サドルの材質は、
被融着管と熱融着可能なものであれば特に限定されな
ず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリフッ化ビニリデン等の熱可塑性樹脂が使用できる
が、融着時の接着強度の面で、被融着管と同様のものが
好ましい。
被融着管と熱融着可能なものであれば特に限定されな
ず、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、
ポリフッ化ビニリデン等の熱可塑性樹脂が使用できる
が、融着時の接着強度の面で、被融着管と同様のものが
好ましい。
【００１０】上記保持部材の材質は、特に限定されず、
上記熱可塑性樹脂の他に、熱硬化性樹脂、金属なども使
用できるが、分岐サドルと同様なものが好ましい。
上記熱可塑性樹脂の他に、熱硬化性樹脂、金属なども使
用できるが、分岐サドルと同様なものが好ましい。
【００１１】分岐サドル及び保持部材に設けられる嵌合
部及び係止部は、夫々射出成形等で分岐サドル及び保持
部材と一体に設けられていてもよいし、別途係止部が接
合され、嵌合部が穿設されていてもよい。
部及び係止部は、夫々射出成形等で分岐サドル及び保持
部材と一体に設けられていてもよいし、別途係止部が接
合され、嵌合部が穿設されていてもよい。
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図１は、本発明の電
気融着継手の係止前の状態を示す斜視図である。電気融
着継手１は、熱可塑性樹脂管の外周部の片半分に固着さ
れる短管半割状の分岐サドル２と、熱可塑性樹脂管の外
周部の他半分に固着される短管半割状の保持部材３とか
らなる。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図１は、本発明の電
気融着継手の係止前の状態を示す斜視図である。電気融
着継手１は、熱可塑性樹脂管の外周部の片半分に固着さ
れる短管半割状の分岐サドル２と、熱可塑性樹脂管の外
周部の他半分に固着される短管半割状の保持部材３とか
らなる。
【００１２】分岐サドル２には熱融着用の熱線４（図
２）が埋設され、係止部５、円筒状の嵌合部６、分岐管
接続部７が分岐サドル２と一体成形されて設けられてい
る。
２）が埋設され、係止部５、円筒状の嵌合部６、分岐管
接続部７が分岐サドル２と一体成形されて設けられてい
る。
【００１３】保持部材３にも、係止部（図示せず）、円
筒状の嵌合部６が一体成形されている。分岐サドル２の
係止部５、嵌合部６は夫々保持部材３の係止部、嵌合部
６に挿入係止され、電気融着継手１となる。
筒状の嵌合部６が一体成形されている。分岐サドル２の
係止部５、嵌合部６は夫々保持部材３の係止部、嵌合部
６に挿入係止され、電気融着継手１となる。
【００１４】図２は本発明の電気融着継手を被融着管及
び分岐管に装着した状態を示す断面図である。電気融着
継手１を被融着管８及び分岐管９に装着するには、まず
被融着管８の外周部の片半分に分岐サドル２を被装す
る。次に、被融着管の外周部の他半分に保持部材３を被
装し、分岐サドル２の係止部５及び嵌合部６と、保持部
材３の係止部及び嵌合部６に挿入係止し、電気融着継手
１を被融着管８に固着する。
び分岐管に装着した状態を示す断面図である。電気融着
継手１を被融着管８及び分岐管９に装着するには、まず
被融着管８の外周部の片半分に分岐サドル２を被装す
る。次に、被融着管の外周部の他半分に保持部材３を被
装し、分岐サドル２の係止部５及び嵌合部６と、保持部
材３の係止部及び嵌合部６に挿入係止し、電気融着継手
１を被融着管８に固着する。
【００１５】ついで、分岐管９を分岐サドル２の分岐管
接続部７に接合する。分岐管９は、分岐管接続部７に融
着してもよいし、ソケットを使用して接合してもよい。
この後、分岐サドル２埋設された熱融着用の熱線４に通
電すると、本発明の電気融着継手１と被融着管８及び分
岐管９が融着接合する。
接続部７に接合する。分岐管９は、分岐管接続部７に融
着してもよいし、ソケットを使用して接合してもよい。
この後、分岐サドル２埋設された熱融着用の熱線４に通
電すると、本発明の電気融着継手１と被融着管８及び分
岐管９が融着接合する。
【００１６】
【発明の効果】本発明の電気融着継手は、上述の如きも
のであるから、クランプ治具がなくても被接続管に固着
でき、継手を融着してすぐに埋め戻すことができ、部品
数も少なくて済む。さらに本発明の電気融着継手は、容
易に成形でき、耐久性の優れたものとなる。
のであるから、クランプ治具がなくても被接続管に固着
でき、継手を融着してすぐに埋め戻すことができ、部品
数も少なくて済む。さらに本発明の電気融着継手は、容
易に成形でき、耐久性の優れたものとなる。
【図１】本発明の電気融着継手の係止前の状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】本発明の電気融着継手を被融着管及び分岐管に
装着した状態を示す断面図である。
装着した状態を示す断面図である。
【図３】従来の電気融着継手を示す断面図である。
１ 電気融着継手 ２ 分岐サドル ３ 保持部材 ４ 熱線 ５ 係止部 ６ 嵌合部 ８ 被融着管 ９ 分岐管
Claims (1)
- 【請求項１】熱可塑性樹脂管に分岐管を接続する電気融
着継手であって、熱可塑性樹脂管の外周部の片半分に固
着され、分岐管を接続する短管半割状の分岐サドルと、
被融着管の外周部の他半分に固着される短管半割状の保
持部材とからなり、分岐サドルには熱融着用の熱線が埋
設され、分岐サドル又は保持部材の少なくとも一方には
嵌合部が設けられ、他方には該嵌合部に挿入係止される
係止部が設けられていることを特徴とする電気融着継
手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321423A JPH10160080A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8321423A JPH10160080A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 電気融着継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10160080A true JPH10160080A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18132393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8321423A Pending JPH10160080A (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 電気融着継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10160080A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015196260A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 積水化学工業株式会社 | 電気融着継手用クランプ |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP8321423A patent/JPH10160080A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015196260A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 積水化学工業株式会社 | 電気融着継手用クランプ |
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