JP2015196260A - 電気融着継手用クランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂管3の電気融着施工時に用いられ、通電および養生時間中に継手本体21と樹脂管3とを仮固定する樹脂製のクランプ1であって、継手本体21と樹脂管3との接続部分を径方向の外側から挟持する半割保持部1A、1Bを備え、一方の半割保持部1Aの接合面には、突出ピン12が設けられ、他方の半割保持部1Bの接合面には、突出ピン12が嵌入される雌継手13が設けられ、突出ピン12が雌継手13に嵌入された状態で、半割保持部1A、1B同士が接続部分を挟持した状態で接合され、突出ピン12が雌継手13に嵌入された状態で、突出ピン12の抜け出し方向への移動が規制される構成の電気融着継手用クランプを提供する。
【選択図】図1
Description
すなわち、特許文献1に記載されるクランプは、フックなどの締結具を備えた金属製の部材からなり、部材コストが大きい。そのため、継手本体の各受け口と樹脂管とを融着により固定した後に、クランプを樹脂管と共にそのまま地中に埋設することができず、クランプの取り外し作業を行う必要があった。つまり、この従来のクランプは、継手本体と樹脂管をボルト・ナットやフックを用いて締結作業を行う必要があり、クランプの着脱にかかる作業が煩雑になり、その作業に多くの時間を要するといった問題があった。
しかも、ボルト・ナットによる締結作業では、ドライバー等の締結工具を使用することになり、狭いスペース等での組み付けが困難であった。
しかも、ボルト締結等の工具が不要となるので、狭いスペースでも容易に継手本体及び樹脂管に取り付けることができる。
しかも、ボルト締結等の工具が不要となるので、狭いスペースでも容易に取り付け作業を行うことができる。
図1に示すように、本実施の形態の電気融着継手用クランプ(以下、クランプ1という)は、樹脂管の電気融着施工時に用いられ、通電および養生時間中に継手本体21と樹脂管3とを仮固定するものである。
継手本体21の両端の前記受け口には、接続対象の樹脂管3、3がそれぞれ挿入される。樹脂管3は、継手本体21と同様にポリエチレン等の熱可塑性樹脂によって形成されている。接続する2本の樹脂管3,3は、継手本体21の対応する受け口に嵌入された状態において、相互の端面が継手本体21の内部で対向する。電気融着継手2において、端子ピン23aに接続した電源コード(図示省略)を通じて通電することにより、前述した発熱体が発熱し、その発熱体の周囲の継手本体21の樹脂及び各樹脂管3の外表面層が溶融状態となり、電気融着継手2と両樹脂管3、3とが融着するものとなる。このような電気融着継手2による樹脂管3の接続は、継手本体21と樹脂管3とが一体に融着されるので、樹脂で一体的な管路を形成でき、高い信頼性を確保することができる。
クランプ1の材料としては、例えば、リサイクル汎用樹脂、塩化ビニル、ABS樹脂、ポリプロピレン等の安価な樹脂を使用することができる。
各半割保持部1A、1Bには、図1に示す継手本体21の一方の端子部23に対応して該端子部23を収容可能な内径の貫通穴14aが継手保持部14に形成されるとともに、継手本体21の受け口に対応して、すなわち、継手保持部14及び管保持部15に跨って半径方向に貫通する断面長円状の作業確認穴10が貫通穴14aと離隔して形成されている。
嵌入孔13Aは、突出ピン12の軸径寸法d1よりも大径をなし、半割保持部1A、1Bを貫通している。
これと同時に、他方の半割保持部1Bの接合面を一方の半割保持部1Aに対して近接させ、その継手保持部14及び管保持部15の内周面を、先に一方の半割保持部1Aを載置して覆った継手本体21の外周面及び樹脂管3の外周面と対向する側の継手本体21の外周面及び樹脂管3の外周面に密着させる。
なお、継手本体21に対する樹脂管3の挿入状態などは、作業確認穴10を通して把握することができる。
しかも、ボルト締結等の工具が不要となるので、狭いスペースでも容易に継手本体21及び樹脂管3に取り付けることができる。
しかも、ボルト締結等の工具が不要となるので、狭いスペースでも容易に取り付け作業を行うことができる。
次に、図7及び図8に示すように、第2の実施の形態によるクランプ1(電気融着継手用クランプ)の構成について説明する。
第2の実施の形態のクランプ1は、半割保持部1A、1Bのそれぞれにおいて、ピン軸部12aの先端側の周面に軸回りに延在する環状の突条12bが軸線方向に沿って複数形成された突出ピン12A(雄継手)と、孔面の円周方向の全周にわたって延在する環状の係合歯13cが孔軸方向に沿って複数形成された嵌入孔13Cと(雌継手)と、を有する構成となっている。
そのため、突条12bは、突出ピン12Aを嵌入孔13Cに挿入するときに、係合歯13cに対して挿入方向への移動を許容するとともに、係合歯13cに係止することで抜け出る方向(挿入方向と逆方向)への移動を規制する。
しかも、この場合には、突条12bを有する突出ピン12Aが嵌入孔13Cから抜け難い構造であり、嵌入孔13Cに嵌入された突出ピン12Aの抜け出しが前記突条12bにより防止されるので、半割保持部1A、1B同士の接合状態が緩んだり、外れるのを防ぐことができる。そのため、クランプ1による継手本体21と樹脂管3(図1参照)の接続部分の固定が安定し、高い精度で接続を行うことができる。
図9に示す第1変形例による半割保持部1A、1Bは、突出先端に係止突起12cがピン軸回りの周方向の一部分に形成された突出ピン12Bを有している。係止突起12cの突出高さは、ピン軸方向で先端から雄側接合面1aに向かうに従い漸次高くなる傾斜面が形成され、雄側接合面1a側を向く面がピン軸の径方向に沿って延びる平坦面となっている。嵌入孔13Cの係合歯13cは、係止突起12cに係止する周方向の一部分のみに設けられている。
また、図10に示す第2変形例による雄継手の突出ピン12Cは、上述した第1変形例の係止突起12cがピン軸回りに全周にわたって設けられ、ピン軸部12aにピン軸に沿うスリット12dが形成された構成となっている。雌継手をなす嵌入孔13Cは、第2の実施の形態と同様の係合歯13cが形成されている。
図11に示す第3変形例による半割保持部1A、1Bの突出ピン12Dは、第2の実施の形態と同様の突条12bと第1変形例と同様の係止突起12cとがピン軸部12aのピン軸回りの周方向の一部分に設けられ、第1変形例と同様の係合歯13cが形成された嵌入孔13Cを備えた構成となっている。
次に、第3の実施の形態によるクランプ1について、図面に基づいて説明する。
図12及び図13に示すクランプ1は、上述した第2の実施の形態と同様の突条12bを有する突出ピン12Aが雄側接合面1aに設けられ、係合歯13cを有する嵌入孔13Cが雌側接合面1bに設けられた接合構造が半割保持部1A、1Bの円周方向の一端の接合面のみに設けられている。半割保持部1A、1Bの円周方向の他端は、ヒンジ16によって開閉可能に結合されている。
ヒンジ構造としては、図12及び図13に示したように半割保持部1A、1Bそれぞれと一体成型また接着されて一体となった可撓性のあるシート状構造や、半割保持部1A、1Bそれぞれに設けられた係合部で可動するよう係合された構造であってもよい。
この場合には、突出ピン12Aと嵌入孔13Cによる接合構造が、半割保持部1A、1Bの円周方向の一方の端部のみに設けられるので、部材コストをさらに低減することができる。
1A、1B 半割保持部
1a 雄側接合面
1b 雌側接合面
2 電気融着継手
3 樹脂管
10 作業確認穴
12、12A、12B、12C、12D 突出ピン(雄継手)
13 雌継手
13A 嵌入孔
13B プッシュナット
13C 嵌入孔(雌継手)
14 継手保持部
14a 貫通穴
15 管保持部
21 継手本体
23 端子部
O 軸方向
Claims (3)
- 樹脂管の電気融着施工時に用いられ、通電および養生時間中に継手本体と樹脂管とを仮固定する樹脂製の電気融着継手用クランプであって、
前記継手本体と樹脂管との接続部分を径方向の外側から挟持する半割保持部を備え、
一方の前記半割保持部の接合面には、雄継手が設けられ、
他方の前記半割保持部の接合面には、前記雄継手が嵌入される雌継手が設けられ、
前記雄継手が前記雌継手に嵌入された状態で、前記半割保持部同士が前記接続部分を挟持した状態で接合されることを特徴とする電気融着継手用クランプ。 - 前記雄継手が前記雌継手に嵌入された状態で、前記雄継手の抜け出し方向への移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手用クランプ。
- 前記半割保持部は、円周方向の一方の雄側接合面に前記雄継手が設けられ、他方の雌側接合面に前記雌継手が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気融着継手用クランプ。
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