JP2014190513A - 電気融着継手 - Google Patents

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博章 近本
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Abstract

【課題】樹脂管を継手筒に容易に固定できるようにして、取り付け作業性を向上させることのできる電気融着継手を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂製の継手筒2の受口部4の内周に電熱線5を埋設する。継手筒2の軸方向の端部には、内側に樹脂管3を挿入した状態で縮径可能な締め付け帯部8を設ける。締め付け帯部8の延出方向の両側には、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bを設ける。第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bには、締め付け帯部8を縮径状態で固定するための係合歯を設ける。締め付け帯部8と第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bは継手筒2と一体に樹脂によって形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、熱可塑性樹脂製のガス管や水道管等の樹脂管の接合に用いられる電気融着継手に関する。
熱可塑性樹脂から成る一対の樹脂管を接続する継手として電気融着継手が知られている。電気融着継手は、熱可塑性樹脂製の略円筒状の継手筒に樹脂管の端部を嵌入するための受口部が設けられるとともに、その受口部の内周に電熱線等の電気加熱要素が埋設されている。一対の樹脂管を接続する場合には、各樹脂管の端部を継手筒の受口部に嵌入し、その状態で各受口部の電気加熱要素を加熱することにより、受口部の内周面とそれに接する樹脂管の外周面との間を融着する。
ところで、このような電気融着継手によって一対の樹脂管を接続する場合、各受口部と樹脂管の外周面との間を均一に融着するために、電気加熱要素による加熱の開始後に一定の融着強度が得られるまでの間、熱応力や熱変形に抗して継手筒と樹脂管の間を強固に固定しておく必要がある。
この対策として、継手筒の各受口部の縁部と樹脂管の外周面との間をクランプ装置を用いて固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の電気融着継手は、継手筒の受口部の周縁部から支持片を軸方向に突出させ、継手筒の受口部に端部を嵌入した樹脂管の外周面に支持片を沿わせ、その支持片を樹脂管の外周面とともにクランプ装置で挟持固定するようになっている。クランプ装置は、半円状の一対の金具が開閉可能にヒンジ結合され、両金具の自由端側の端縁がボルト・ナットによって締結固定される。
特開2011−117563号公報
しかし、この従来の電気融着継手は、継手筒の受口部に嵌入された樹脂管を継手筒に強固に固定できるようにはなるものの、継手筒と別体の金具を用意してボルト・ナットによって締結作業を行わなければならい。このため、従来の電気融着継手を用いる場合には、継手筒に対する樹脂管の取り付け作業が煩雑になり、作業に多くの時間を要するうえに狭いスペース等での作業が困難であった。
そこでこの発明は、樹脂管を継手筒に容易に固定できるようにして、取り付け作業性を向上させることのできる電気融着継手を提供しようとするものである。
この発明に係る電気融着継手は、内臓された電気加熱要素によって熱可塑性樹脂製の樹脂管に熱融着される電気融着継手であって、前記樹脂管が嵌入される受口部を有し、当該受口部の内周に前記電気加熱要素が埋設された熱可塑性樹脂製の継手筒と、前記継手筒の軸方向の端部に配置されて前記受口部に嵌入された樹脂管を挟持固定する挟持手段と、を備え、前記挟持手段は、内側に前記樹脂管を挿入した状態で縮径可能な締め付け帯部と、当該締め付け帯部を縮径状態で固定可能な係止部と、を有し、前記締め付け帯部と前記係止部とが前記継手筒と一体に樹脂によって形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂管を接続する場合には、樹脂管の端部を継手筒の受口部に嵌入し、その状態で、樹脂管を、継手筒の軸方向の端部の締め付け帯部の内側に挿入する。次に、この状態において、締め付け帯部を樹脂管の外周面に締め込み、締め付け帯部を縮径状態のまま係止部によって固定する。この後、継手筒の受口部の内周側の電気加熱要素を加熱し、受口部の内周面を対応する樹脂管の外周面に熱融着する。このとき、溶融した樹脂部分で一定の融着強度が得られるまでの間、継手筒と樹脂管の間が締め付け帯部と係止部とによって固定状態に維持される。
前記締め付け帯部は、前記継手筒の軸方向の端部に、前記継手筒の円周方向の一部で接続されるようにしても良い。
この場合、締め付け帯部は、継手筒と一体に樹脂によって形成されるにも拘わらず、樹脂管の外周面に容易にかつ強固に締め込むことが可能になる。
前記締め付け帯部の延出方向の両縁部には、前記樹脂管の周域の円周方向で相互にオーバーラップする第1のラップ片と第2のラップ片が設けられ、前記第1のラップ片と前記第2のラップ片には、オーバーラップ量が増大する方向の相対変位を許容し、オーバーラップ量が減少する方向の相対変位を規制する複数の係合歯が設けられ、前記係止部が、前記第1のラップ片と前記第2のラップ片を備えた構成としても良い。
この場合、第1のラップ片と第2のラップ片のオーバーラップ量を増大させることにより、締め付け帯部を樹脂管の外周域において縮径する。この間第1のラップ片の係合歯と第2のラップ片の係合歯が相互に乗り越え、任意の位置で締め付け帯部に加える締め込み力を解除すると、締め付け帯部の樹脂の弾性復元力によって係合歯同士が係合する。この結果、樹脂管に対する締め付け帯部の締結力が維持される。
さらに、前記第1のラップ片と前記第2のラップ片の少なくとも一方には、相手ラップ片の係合歯の背部領域に当接して前記第1のラップ片の係合歯と前記第2のラップ片の係合歯の係合が解除される方向の変形を規制するガイド壁が設けられるようにしても良い。
この場合、締め付け帯部に加える締め込み力を解除した後には、係合歯の係合が解除される方向の第1のラップ片や第2のラップ片の変形がガイド壁によって規制され、係合歯同士が係合解除されなくなる。
また、前記締め付け帯部の延出方向の両端部には、前記樹脂管の外周面を締め付けた状態で相互に突き合わせられる端面が設けられ、当該端面に、嵌入方向の相対変位を許容し、離脱方向の相対変位を規制する抜け規制構造を有する凹凸嵌合部が設けられ、当該凹凸嵌合部によって前記係止部が構成されるようにしても良い。
この発明によれば、受口部に嵌入された樹脂管を挟持固定する挟持手段が、内側に樹脂管を挿入した状態で縮径可能な締め付け帯部と、当該締め付け帯部を縮径状態で固定可能な係止部と、を有し、締め付け帯部と係止部とが継手筒と一体に樹脂によって形成されているため、樹脂管を締め付け帯部と係止部とによって受け口部に容易に固定することができる。したがって、この発明によれば、電気融着継手の取り付け作業性が向上する。
この発明の第1の実施形態の電気融着継手を軸方向に沿って断面にした半断面図である。 この発明の第1の実施形態の電気融着継手の斜視図である。 この発明の第1の実施形態の電気融着継手の端面図である。 この発明の第2の実施形態の電気融着継手の一部を断面にした端面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図3に示すこの発明の第1の実施形態について説明する。
この実施形態の電気融着継手1は、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂によって略円筒状の継手筒2が形成され、その継手筒2の軸方向の両側の内周部が受口部4とされている。各受口部4には、それぞれ接続すべき樹脂管3の端部が嵌入される。樹脂管3は、継手筒2と同様にポリエチレン等の熱可塑性樹脂によって形成されている。接続する2本の樹脂管3,3は、継手筒2の対応する受口部4に嵌入された状態において、相互の端面が継手筒2の内部で対向する。
継手筒2の各受口部4の内周面には、電気加熱要素である電熱線5が軸方向の所定範囲に亙って埋設されている。各電熱線5には、継手筒2の外周上に突設された給電端子6を通して必要時に電力が供給される。
継手筒2の軸方向の両側の端部には、軸方向外側に突出する接続片7が延設され、その各接続片7に正面視が略C字状の締め付け帯部8が一体に連設されている。締め付け帯部8は、樹脂管3の外径よりも大きい略C字状の円弧形状に形成され、円周方向の略中央位置が接続片7を介して継手筒2の軸方向の端部に接続されている。締め付け帯部8は、接続片7とともに継手筒2と同じ樹脂材料によって一体に形成されている。
図2,図3に示すように、C字状に湾曲した締め付け帯部8の両縁部には、締め付け帯部8を縮径方向に変形させたときに、各受口部4に嵌入される樹脂管3の円周方向で相互にオーバーラップする第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bが一体に形成されている。第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bは、締め付け帯部8よりも肉厚の厚い略円弧状に形成され、第2のラップ片9Bが第1のラップ片9Aの外周側でオーバーラップするようになっている。以下では、第1のラップ片9Aや第2のラップ片9Bの各円弧形状部分の外側の面を外周面と呼び、各円弧形状部分の内側の面を内周面と呼ぶものとする。
第1のラップ片9Aは、締め付け帯部8の一端側に連続した略円弧形状に形成され、その外周面側には、複数の係合歯10Aが円弧方向に並んで形成されている。また、第1のラップ片9Aの付根部には、外周側に向かって立ち上がる支持壁12Aが突設され、その支持壁12Aの端部に、第1のラップ片9Aの外周面に略沿って延出するガイド壁11が延設されている。ガイド壁11は、第1のラップ片9Aの外周面に対して所定の隙間をもって離間している。
締め付け帯部8の他端側の端縁8aの中途部には、径方向外側に向かって立ち上がる支持壁12Bが延設されている。第2のラップ片9Bは、その支持壁12Bの先端部側から第1のラップ片9A側に向かって円弧状に延出し、その内周面側には、第1のラップ片9Aの係合歯10Aと係合可能な複数の係合歯10Bが円弧方向に並んで形成されている。第2のラップ片9Bは、締め付け帯部8の端縁8aの外周面に対し所定の隙間をもって離間している。
ここで、第1のラップ片9Aに形成される係合歯10Aと第2のラップ片9Bに形成される係合歯10Bとは、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bのラップ量が増大する方向の相対変位を許容し、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bのラップ量が減少する方向の相対変位を規制するように全体が同様に傾斜している。
第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bの係合歯10A,10Bが係合される場合には、第1のラップ片9Aとガイド壁11の間の隙間に第2のラップ片9Bが挿入され、締め付け帯部8の端縁8aと第2のラップ片9Bの間の隙間に第1のラップ片9Aが挿入される。このとき、ガイド壁11は、第2のラップ片9Bの外周面(係合歯10Bの背面領域)に当接し、それによって係合歯10A,10B同士の係合が解除される方向の第2のラップ片9Bの変形を規制する。また、締め付け帯部8の端縁8aは、第1のラップ片9Aの内周面(係合歯10Aの背面領域)に当接し、それによって径方向内側に向かう押し付け力を第1のラップ片9Aから受ける。
なお、この実施形態の場合、締め付け帯部8を縮径状態で固定する係止部は、第1のラップ片9A、第2のラップ片9B、ガイド壁11等によって構成され、各樹脂管3を挟持固定する挟持手段15は、締め付け帯部8と、第1のラップ片9A、第2のラップ片9B、ガイド壁11等によって構成されている。
以上の構成の電気融着継手1によって2本の樹脂管3,3を接続する場合には、まず、2本の樹脂管3,3の各端部を継手筒2の対応する受口部4に嵌入し、継手筒2の軸方向の両側の挟持手段15で対応する樹脂管3を挟持固定する。各挟持手段15による樹脂管3の挟持固定に際しては、締め付け帯部8を略C字状に開いたまま、その内側に対応する樹脂管3を挿入し、その状態のまま一対の支持壁12A,12Bを両側から把持し、互いが近接する方向に力を加える。これにより、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bとが相互にオーバーラップし、そのオーバーラップ量に応じて締め付け帯部8が縮径される。
こうして、締め付け帯部8が所定量縮径されて、対応する樹脂管3の外周面を挟持するようになると、その時点で作業者が支持壁12A,12Bに加える力を解除する。こうして、力を解除すると、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bが拡径方向に弾性復帰しようとし、このとき第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bの係合歯10A,10Bが相互に噛合して締め付け帯部8の開きがロックされる。この結果、受口部4に嵌入された樹脂管3は挟持手段15を介して継手筒2に強固に固定される。
次に、この状態から給電端子6を通して継手筒2の各電熱線5に給電を行い、各電熱線5を加熱して受口部4の内周面と、それに対応する樹脂管3の外周面とを溶融する。この後、各電熱線5の加熱を停止して溶融した樹脂が固化するのを待つ。この間、各樹脂管3は継手筒2に対し挟持手段15によって強固に固定されているため、各受口部4の内周面と樹脂管3の外周面の間は安定状態で融着されることになる。
この実施形態に係る電気融着継手1は、継手筒2に嵌入された樹脂管3を継手筒2の各端部に締結固定する当たり、継手筒2の軸方向の各端部に樹脂によって一体に形成された締め付け帯部8を縮径変形し、締め付け帯部8によって樹脂管3の外周面を締め込んだ状態で、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bの係合歯10A,10B同士を噛合させるだけで、作業を終了することができる。したがって、この電気融着継手1によれば、樹脂管3の取り付け作業を確実、かつ迅速に行うことができる。
また、この実施形態の場合、締め付け帯部8が、継手筒2の軸方向の端部に、接続片7によって継手筒2の円周方向の一部のみで接合されているため、締め付け帯部8が締め込み操作時に継手筒2側から大きな拘束力を受けにくい。このため、締め付け帯部8を樹脂管3の外面方向に容易にかつ強固に締め込むことができる。
さらに、この実施形態の電気融着継手1においては、締め付け帯部8の円周方向の両縁部に第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bが設けられ、その第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bに、ラップ量が増大する方向の相対変位を許容し、ラップ量が減少する方向の相対変位を規制する複数の係合歯10A,10Bが設けられているため、締め付け帯部8に縮径方向の力を加えて樹脂管3に一度締め込んだ後に締め込み力を解除するだけで、締め付け帯部8の樹脂の弾性復元力によって係合歯10A,10B同士を噛合状態に維持することができる。
特に、この実施形態の場合、締め付け帯部8の締め込み時に、第2のラップ片9Bの係合歯10Bの背部領域(外周面)に当接するガイド壁11が設けられているため、締め付け帯部8に加える締め込み力を解除した後に、第2のラップ片9Bが拡径方向に変形するのをガイド壁11によって規制することができる。このため、第2のラップ片9Bの係合歯10Aが第1のラップ片9Aの係合歯10Bから離間するのを確実に阻止することができる。
また、この実施形態においては、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bのそれぞれの付根部側に、締め付け帯部8から径方向外側に向かって突出する支持壁12A,12Bが設けられているため、これらの支持壁12A,12Bを作業者が把持することによって締め付け帯部8の締め込みを容易に行うことができ、かつ、第1のラップ片9Aと第2のラップ片9Bにラップ量を増大させる方向の力を容易に加えることができる、という利点がある。
つづいて、図4に示す第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付し、重複する部分については説明を省略するものとする。また、第1の実施形態と共通部分については、図1を適宜参照するものとする。
この実施形態の電気融着継手101は、樹脂管3が嵌入される継手筒2の形状や、各受口部4の内周側に電熱線5が埋設されている点等は第1の実施形態と同様であるが、各樹脂管3を挟持固定する挟持手段115の構造が第1の実施形態のものと異なっている。
挟持手段115は、第1の実施形態と同様に継手筒2の軸方向の端部に接続片7を介して略C字状の締め付け帯部8が結合されているが、締め付け帯部8の締め込み時に、締め付け帯部8の両側の端面20A,20Bが直接突き合わされるようになっている。この実施形態の場合、締め付け帯部8の端面20A,20B同士が突き合わされたときに、締め付け帯部8が樹脂管3の外周面に締め込まれるように設定されている。
締め付け帯部8の一方の端面20Aには小径の首部21aと首部21aよりも大径の砲弾状の頭部21bとを有する係合突起21が一体に形成されている。これに対し、締め付け帯部8の他方の端面20Bには、内部の径が入口側から段差状の拡径する嵌合穴23が形成されている。嵌合穴23の小径部23aは頭部21bの最大外径よりも小径に形成され、嵌合穴23の大径部23bは頭部21bの最大外径と同径、若しくは、それよりも大径に形成されている。係合突起21の頭部21bは、嵌合穴23の小径部23aを通して大径部23b内に嵌入される。こうして、嵌合穴23の大径部23b内に嵌入された頭部21bは、小径部23aと大径部23bの間の段差壁23cに係合することにより、嵌合穴23からの抜けが規制される。
この実施形態の場合、係合突起21と嵌合穴23が、嵌入方向の相対変位を許容し、離脱方向の相対変位を規制する凹凸嵌合部(係止部)を構成している。
この実施形態の場合、樹脂管3の外周面を挟持手段115で挟持固定する場合には、締め付け帯部8を縮径して樹脂管3の外周面に締め込み、締め付け帯部8の一方の端面20Aの係合突起21を他方の端面の嵌合穴23に嵌合する。このとき、係合突起21の頭部21bが嵌合穴23の段差壁23cによって抜け規制され、それによって締め付け帯部8による樹脂管3の締め込みが維持される。この結果、樹脂管3は継手筒2の軸方向の端部に固定される。
この実施形態の電気融着継手101は、第1の実施形態とほぼ同様の基本的な効果を得ることができるが、締め付け帯部8を締め込み状態で固定する係止部の構造が簡素化されることから、より低コストでの製造できる、というさらなる利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
1,101 電気融着継手
2 継手筒
3 樹脂管
4 受口部
5 電熱線(電気加熱要素)
8 締め付け帯部
9A 第1のラップ片(係止部,挟持手段)
9B 第2のラップ片(係止部,挟持手段)
10A,10B 係合歯
11 ガイド壁
15,115 挟持手段
20A,20B 端面
21 係合突起(凹凸嵌合部,係止部)
23 嵌合穴(凹凸嵌合部,係止部)

Claims (5)

  1. 内蔵された電気加熱要素によって熱可塑性樹脂製の樹脂管に熱融着される電気融着継手であって、
    前記樹脂管が嵌入される受口部を有し、当該受口部の内周に前記電気加熱要素が埋設された熱可塑性樹脂製の継手筒と、
    前記継手筒の軸方向の端部に配置されて前記受口部に嵌入された樹脂管を挟持固定する挟持手段と、を備え、
    前記挟持手段は、内側に前記樹脂管を挿入した状態で縮径可能な締め付け帯部と、当該締め付け帯部を縮径状態で固定可能な係止部と、を有し、前記締め付け帯部と前記係止部とが前記継手筒と一体に樹脂によって形成されていることを特徴とする電気融着継手。
  2. 前記締め付け帯部は、前記継手筒の軸方向の端部に、前記継手筒の円周方向の一部で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手。
  3. 前記締め付け帯部の延出方向の両縁部には、前記樹脂管の周域の円周方向で相互にオーバーラップする第1のラップ片と第2のラップ片が設けられ、前記第1のラップ片と前記第2のラップ片には、オーバーラップ量が増大する方向の相対変位を許容し、オーバーラップ量が減少する方向の相対変位を規制する複数の係合歯が設けられ、
    前記係止部が、前記第1のラップ片と前記第2のラップ片を備えた構成とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気融着継手。
  4. 前記第1のラップ片と前記第2のラップ片の少なくとも一方には、相手ラップ片の係合歯の背部領域に当接して前記第1のラップ片の係合歯と前記第2のラップ片の係合歯の係合が解除される方向の変形を規制するガイド壁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電気融着継手。
  5. 前記締め付け帯部の延出方向の両端部には、前記樹脂管の外周面を締め付けた状態で相互に突き合わせられる端面が設けられ、当該端面に、嵌入方向の相対変位を許容し、離脱方向の相対変位を規制する抜け規制構造を有する凹凸嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電気融着継手。
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