JP7201409B2 - クランプ部材、およびクランプ部材付き電気融着継手 - Google Patents
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Description
このクランプ部材は金属材料により形成され、熱融着における冷却中に、電気融着継手における一対の給電端子、および電気融着継手に接続される一対の樹脂管を、一体に保持した状態を維持する。
本発明に係るクランプ部材は、熱可塑性樹脂製の樹脂管と、前記樹脂管が熱融着により接続される電気融着継手と、を固定する樹脂製のクランプ部材であって、内側に前記樹脂管が挿入された状態で、前記樹脂管を保持するように縮径可能な締付帯部と、前記締付帯部の中心軸線回りに周回する周方向に互いに係合することで、前記締付帯部の縮径状態を維持する一対の係合部と、前記締付帯部に連結され、前記電気融着継手の給電端子を保持する保持部と、を備え、前記一対の係合部には、互いに係合可能な係合歯が形成され、前記保持部は、前記締付帯部における、前記中心軸線に沿う軸方向の端部に連結され、かつ前記電気融着継手の開口端縁に当接する連結片を備え、前記連結片は、前記軸方向と直交する径方向に真直に延びていることを特徴とする。
また、内側に樹脂管が挿入された締付帯部の縮径状態を保持する一対の係合部に、前記係合歯が各別に形成されているので、締付帯部により確実に樹脂管を保持することができる。
また、電気融着継手の給電端子を保持する保持部が締付帯部に連結されているので、電気融着継手と別体により構成されたクランプ部材により、電気融着継手を確実に保持することができる。
この場合には、一対の係合部の少なくとも一方に、径方向の外側に向けて突出する操作部が設けられている。このため、操作部を操作して、一対の係合部における係合歯同士を、締付帯部が縮径する方向に互いに相対変位させる締付作業を容易に行うことができる。
この場合には、内側に樹脂管が挿入された締付帯部が縮径した際に、締付帯部の内周面に形成された突起部が、樹脂管の外周面に局所的に押圧されることとなる。これにより、締付帯部の内側から樹脂管が抜けるのを抑制し、クランプ部材により、強固に樹脂管を保持することができる。
したがって、例えば樹脂管の外周面に、電気融着継手への挿入の程度を示す挿入標線が設けられている場合に、外部からこの挿入標線を視認しやすくすることができる。これにより、電気融着継手に樹脂管が確実に挿入された状態とすることで、施工作業の正確性を確保することができる。
この場合には、一対の係合部のうちのいずれか一方、および保持部の周方向の位置が互いに同等である。また、保持部は、電気融着継手の給電端子を保持するため、一般に電融着継手の上側に位置している。このため、一対の係合部のうちの他方が、水平方向に延びる姿勢となりやすく、一対の係合部同士を相対変位させる作業を容易に行うことができる。
また、一対の係合部のうちの一方、および保持部の周方向の位置が同等であるため、一対の係合部が水平方向にかさ張るのを抑えることができる。
この場合には、一対の係合部のうちの一方と、保持部と、の間に軸方向の隙間が形成されている。このため、一対の係合部それぞれにおける各係合歯同士を互いに係合させた際に、それぞれの係合部を変位しやすくすることで、円滑に各係合歯同士を係合させることができる。
この場合には、クランプ部材の一対の係合部同士を係合させる際、一方の係合部が保持部側にずれて他方の係合部との係合面積が小さくなることを阻止し、安定してクランプできる。
なお、一対の係合部にそれぞれ形成された複数の係合歯における、いずれか一方または両方の先端側の係合歯が後続の係合歯よりも高さが低く形成されていてもよい。
この場合、一対の係合部の複数の係合歯同士を係合させる際、一方または両方の係合部の先端側の係合歯の高さが低いため比較的小さな力で初期の係合による仮締めが行え、その後は工具等を用いて比較的大きな力で後続の係合歯同士を係合させることができる。
電気融着継手の給電端子の外周面に突部を設けたことで、バーコード等のタグを取り付ける際に外れにくくなる上に、給電端子をクランプ部材の保持部の挿通孔に挿入する際に突部が挿通孔の切欠部に挿入されるため、保持部12が外れにくく見栄えが良い。
この場合には、電気融着継手とクランプ材とを備えている。このため電気融着継手に樹脂管を接続する施工作業において、クランプ部材を個別に準備する必要が無く、より一層効率的に施工作業を行うことができる。しかも、クランプ部材は樹脂製であるため、締付帯部を弾性変位させて樹脂管に緊密に巻き付けて一対の係合部で係合し、固定できる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係るクランプ部材1、およびクランプ部材付き電気融着継手3について説明する。
図1に示すように、クランプ部材付き電気融着継手3は、電気融着継手2とクランプ部材1とを備えている。電気融着継手2の両側の開口端部に、2つのクランプ部材1が各別に設けられている。
クランプ部材1は、樹脂管100が熱融着により電気融着継手2に接続、固定される際に、樹脂管100と電気融着継手2とを仮固定する。
ここで、樹脂管100と電気融着継手2との仮固定とは、熱融着の作業中に、樹脂管100の中心軸線に対して電気融着継手2の中心軸線が傾いたり、樹脂管100が電気融着継手2の開口部から抜けたりするのを防ぐことを意味する。
以下の説明において、電気融着継手2の中心軸線Oに沿う方向を軸方向という。また、軸方向から見た平面視で中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
図3に示すように、締付帯部10は、軸方向から見た平面視で、周方向の一部が分断されたC字状をなしている。締付帯部10のうち、周方向に分断された部分の標準状態における大きさは、中心軸線Oを中心とする中心角θが式(1)を満たしている。
θ>360-360×D0/D1…(1)
ここで、D0:樹脂管100の外径、D1:締付帯部10の内径を指す。また、締付帯部10の標準状態とは、図3に示すように、後述する一対の係合部11A、11Bそれぞれの先端部同士が、径方向に延びる一直線状に配置された状態を指す。
一対の係合部11A,11B、および保持部12は、合成樹脂材料の射出成形等により、締付帯部10と一体に形成されている。なお、一対の係合部11A,11B、および保持部12を、締付帯部10と別体に形成してもよい。
一対の係合部11A,11Bは、第1係合部11Aと、締付帯部10が縮径した状態で、第1係合部11Aよりも径方向の外側に位置する第2係合部11Bと、を備えている。
案内部10Aは、第1係合部11Aと第2係合部11Bとが、周方向に互いに係合する際に、第1係合部11Aに対して径方向の内側に位置し、第1係合部11Aの周方向の移動を案内する。すなわち、第1係合部11Aは、第2係合部11Bと案内部10Aとの径方向の間の空間に挿入される。
第1係合部11Aにおいて、第1係合歯13Aが形成されている部分の周方向の長さは、第2係合部11Bにおいて、第2係合歯13Bが形成されている部分の周方向の長さと同等となっている。
第1操作部14Aは、第1係合部11Aの基端部に形成されている。第2操作部14Bは、第2係合部11Bの先端部に形成されている。
連結片12Aは、表裏面が軸方向を向く板状部材であり、図3に示すように、軸方向から見た平面視で、2辺が径方向と平行に延びると共に、残り2辺が周方向に延びる略矩形状を呈している。
連結片12Aの表裏面のうち、軸方向の他方側(締付帯部10側)を向く外面には、補強リブ16が接続されている。補強リブ16は、締付帯部10の外周面と、連結片12Aの外面と、を接続し、連結片12Aが軸方向に変形するのを抑制している。
保持片12Bには、保持片12Bを径方向に貫く挿通孔12Cが形成されている。挿通孔12C内に電気融着継手2の給電端子22が挿通された状態で保持される。
突出片17の径方向の大きさは、締付帯部10の径方向の大きさと同等となっている。図示の例では、突出片17は、連結片12Aにおける周方向の中央部と、中心軸線Oを径方向に挟む位置に配置されている。
また、突出片17の軸方向の大きさL2は、連結片12Aにおける軸方向の大きさL1と同じ3mmとなっている。突出片17は、締付帯部10の側面に、周方向に間隔をあけて離散的に設けられてもよい。
図1に示すように、樹脂管100を熱融着により電気融着継手2に接続する際には、クランプ部材1における保持部12の挿通孔12C内に、電気融着継手2の給電端子22を挿通する。
これにより、締付帯部10における軸方向の一方側の端部と、電気融着継手2の開口端縁と、の間に3mmの隙間が形成される。
係合歯13A,13B同士が互いに係合することで、一対の係合部11A,11B同士が、締付帯部10が拡径する方向に、互いに相対変位するのを規制することができる。そして、クランプ部材1により、電気融着継手2と樹脂管100とが仮固定された状態となる。
仮に、クランプ部材1を取り外す場合には、第2操作部14Bを径方向の外側に引張りながら、第1操作部14Aを周方向のうち、第2操作部14Bから離間する方向に向けて引きぬく。これにより、一対の係合部11A,11B同士の係合が解除され、締付帯部10を樹脂管100から取り外し、保持部12の挿通孔12Cを給電端子22から取り外すことができる。
また、クランプ部材1を残置する場合には、係合部11A,11Bの幅を引き抜きできない程度にしておくのが好ましい。
また、内側に樹脂管100が挿入された締付帯部10の縮径状態を保持する一対の係合部11A,11Bに、前記係合歯13A,13Bが各別に形成されているので、締付帯部10により確実に樹脂管100を保持することができる。
また、電気融着継手2の給電端子22を保持する保持部12が締付帯部10に連結されているので、電気融着継手2と別体により構成されたクランプ部材1により、電気融着継手2を確実に保持することができる。
また、締付帯部10、係合部11A,11B、および保持部12が一体に形成されているので、クランプ部材1を合成樹脂材料の射出成形等により、容易に形成することができる。
また、クランプ部材1が電気融着継手2と別体に形成されているので、射出成形により形成する場合に、金型が複雑になるのを防ぎ、製造コストを抑えることができる。
したがって、例えば樹脂管100に外周面に、電気融着継手2への挿入の程度を示す挿入標線が設けられている場合に、外部からこの挿入標線を視認しやすくすることができる。これにより、電気融着継手2に樹脂管100が確実に挿入された状態とすることで、施工作業の正確性を確保することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図4および図5を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
そして、一対の係合部11A,11Bのうちのいずれか一方、および保持部12それぞれにおける周方向の位置は、互いに同等となっている。図示の例では、一対の係合部11A,11Bのうち、径方向の外側に位置する第2係合部11B、および保持部12それぞれにおける周方向の位置が互いに同等となっている。
また、第2係合部11Bおよび保持部12の周方向の位置が同等であるため、一対の係合部11A,11Bが水平方向にかさ張るのを抑えることができる。また、受け側の係合部11Bは、挿し側の係合部11Aより上側となるので、差込みやすい。
次に、本発明の第3実施形態について、図6および図7を参照して説明する。本実施形態によるクランプ部材1Cは、第2実施形態によるクランプ部材1Bと基本構成を同一にしている。そのため、本実施形態によるクランプ部材1Cは、第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6において、本実施形態によるクランプ部材1Cは、第2係合部11Bにおいて径方向外側に突出する第2操作部14Bを有していない。下面側に第2係合歯13Bを有する所定厚みの第2係合部11Bが、締付帯部10の周方向に沿って第1係合部11A方向に円弧状に延びて先端面14Cで仕切られている。第2係合部11Bは第2操作部14Bを兼用している。そのため、第1操作部14Aと第2係合部11Bをペンチ等の工具で締めることで、締付帯部10を弾性変形させて縮径させて係合歯13A、13B同士を係合させることができる。
これにより、クランプ部材1Cで締付帯部10に挿入された樹脂管100を締め付けて固定する際、操作部14Aと第2係合部11Bを操作して第1係合部11Aを案内部10Aと第2係合部11Bの間に挿入する。その際、突起部材25が隙間CLにガイドされて進入することで、第1係合部11Aと第2係合部11Bとが相対的に中心軸線O方向にずれることを防止できる。そのため、図7に示すように、係合歯13Aと係合歯13Bの係合を確実に行え、係合歯13Aと係合歯13Bが噛合する面積が十分確保されるため、安定して樹脂管100をクランプできる。
また、突起部材25は第1係合部11Aに代えて第2係合部11Bの先端部の側面に形成されていてもよい。この場合でも、突起部材25が標準状態で第1係合部11Aの側面に重なる位置に設ける構成とすれば、かしめる必要はない。また、突起部材25は第1係合部11Aまたは第2係合部11Bの隙間CLと反対側の側面に設けてもよい。
図8に示す電気融着継手2において、給電端子22の外周面に突部22Aを設けてもよい。突部22Aは給電端子22の外周面の下端部に形成することが好ましい。これにより、例えば図8に示すように、バーコード等のタグ27を取り付けるリング27Aを給電端子22に取り付ける際、突部22Aにリング27Aが係止するため外れにくい利点がある。
次に、本発明の第4実施形態について、図10から図13を参照して説明する。
上述した各実施形態によるクランプ部材1、1B、1Cにおいて、第1係合部11Aの係合歯13Aと第2係合部11Bの係合歯13Bを係合させるには、先端側の係合歯13A、13B同士のクランプは手動等、小さな力で仮締めを行い、その後のクランプはペンチ等の工具を用いて大きな力で係合させて全体をかしめて本締め(仮固定)する。複数の係合歯13A、13B同士における先端側の1山目の係合歯13A、13B同士の係合は工具を使用しないで、作業者の手動でできることが締め付け作業をスムーズに行う上で望ましい。
本実施形態によるクランプ部材1Dは、このような問題をも解決できるようしたものであり、上述した実施形態の部材、部品と同一または同様なものは同一符号を用いて説明する。
そして、第1係合部11Aの複数の係合歯13Aa、13Ab、13Ac、…における先端側の1山目の係合歯13Aaは後続の2山目以降の係合歯13Ab、13Ac、…より高さを低く形成した。例えば、2山目以降の係合歯13Ab,13Ac、…の山高さを1mmとして、1山目の係合歯13Aaの山高さをその1/2の0.5mmに形成した。なお、第2係合部11Bの係合歯13Ba、13Bb、13Bcの山高さは同一でよい。また、1山目の係合歯13Aaの山高さは他の係合歯13Ab、…の1/2の高さに限定されることなく、適宜の割合に形成してよい。
或いは、第1係合部11Aの1山目の係合歯13Aaと第2係合部11Bの1山目の係合歯13Baの両方を、それぞれ2山目以降の係合歯13Ab、…、係合歯13Bb、…より低く形成してもよい。この場合には各係合歯13Aa、13Baの山高さは他の山高さの1/2より大きく形成することが、係合を確実にするために好ましい。
他の実施形態のクランプ部材1,1B、1C等では、第1係合部11Aの複数の係合歯13Aと第2係合部11Bの複数の係合歯13Bが略同一山高さ(1mm)であった。この場合、1山目の係合歯13Aと係合歯13B同士の係合力を計測すると150Nであり、手動で係合できる係合力の限界である約100Nを超える力を要していた。
これに対し、本第4実施形態によるクランプ部材1Dでは、最初の係合歯13Aaと係合歯13Baの手動による係合は80Nの力で係合できた。そのため、第1係合部11Aの複数の係合歯13Aと第2係合部11Bの複数の係合歯13Bの山高さに関わらず、最初の係合歯13Aaと係合歯13B同士をスムーズに仮締めできる。
また、上記実施形態においては、締付帯部10における一方側の端部のうち、中心軸線Oを径方向に挟む連結片12Aの反対側に位置する部分に、突出片17が形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。締付帯部10における一方側の端部のうち、中心軸線Oを径方向に挟む連結片12Aの反対側に位置する部分に、突出片17が形成されなくてもよい。
2 電気融着継手
3 クランプ部材付き電気融着継手
10 締付帯部
11A 第1係合部(係合部)
11B 第2係合部(係合部)
12 保持部
12A 連結片
12D 切欠部
13A 第1係合歯(係合歯)
13B 第2係合歯(係合歯)
14A 第1操作部(操作部)
14B 第2操作部(操作部)
15 突起部
17 突出片
22 給電端子
22A 突部
25 突起部材
100 樹脂管
CL 隙間
Claims (10)
- 熱可塑性樹脂製の樹脂管と、前記樹脂管が熱融着により接続される電気融着継手と、を固定する樹脂製のクランプ部材であって、
内側に前記樹脂管が挿入された状態で、前記樹脂管を保持するように縮径可能な締付帯部と、
前記締付帯部の中心軸線回りに周回する周方向に互いに係合することで、前記締付帯部の縮径状態を維持する一対の係合部と、
前記締付帯部に連結され、前記電気融着継手の給電端子を保持する保持部と、を備え、
前記一対の係合部には、互いに係合可能な係合歯が形成され、
前記保持部は、前記締付帯部における、前記中心軸線に沿う軸方向の端部に連結され、かつ前記電気融着継手の開口端縁に当接する連結片を備え、
前記連結片は、前記軸方向と直交する径方向に真直に延びていることを特徴とするクランプ部材。 - 前記一対の係合部の少なくとも一方には、前記中心軸線に沿う軸方向と直交する径方向の外側に向けて突出する操作部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクランプ部材。
- 前記締付帯部の内周面には、前記中心軸線に沿う軸方向と直交する径方向に向けて突出する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクランプ部材。
- 前記連結片における前記軸方向の大きさは、3mm以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクランプ部材。
- 前記連結片は、前記締付帯部における、前記中心軸線に沿う軸方向の一方側の端部に連結され、
前記一方側の端部のうち、前記中心軸線を前記径方向に挟む前記連結片の反対側に位置する部分には、前記軸方向に向けて突出する突出片が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクランプ部材。 - 前記一対の係合部のうちのいずれか一方、および前記保持部それぞれにおける前記周方向の位置は、互いに同等であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクランプ部材。
- 前記一対の係合部のうちの前記一方と、前記保持部と、の間には、前記中心軸線に沿う軸方向の隙間が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のクランプ部材。
- 前記一対の係合部のうちの他方には、前記一対の係合部の一方が前記中心軸線方向に沿う軸方向に相対的にずれることを阻止する突起部材が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のクランプ部材。
- 前記保持部には、前記電気融着継手の給電端子を挿入する挿通孔が形成され、前記挿通孔には前記給電端子に設けた突部を挿入する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のクランプ部材。
- 熱可塑性樹脂製の樹脂管が熱融着により接続される電気融着継手と、
請求項1から9のいずれか1項に記載のクランプ部材と、を備えることを特徴とするクランプ部材付き電気融着継手。
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