JP6921588B2 - 樹脂管同士の仮固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂管同士の仮固定構造に関する。
従来、ポリエチレン等の樹脂からなる熱可塑性樹脂管は、耐震性、柔軟性、耐蝕性を有することから、ガス管、用水管、排水管等に広く用いられている。熱可塑性樹脂管(以下、単に「樹脂管」という場合がある)の接続には電気融着継手が多く用いられている。
具体的には、電気融着継手は、熱可塑性樹脂製の継手本体と、継手本体の内周側の融着界面内に埋設された電熱線等の発熱体と、発熱体に接続されて継手本体の外面に起立する端子ピンを有する端子部と、を備えている。電気融着継手を用いて樹脂管同士を接合する際には、電気融着継手の継手本体の端部に設けられた受け口に接続対象の樹脂管を挿入した状態で、端子ピンに接続した電源コードを通じて電熱線に通電することで発熱体を発熱させる。これにより、発熱体の周囲の受け口の内周面の樹脂及び各樹脂管の外表面層を溶融させ、電気融着継手と樹脂管とを接続する。
上述のように、電気融着継手を用いて樹脂管同士を接合する際には、EF継手への通電及び融着部の養生期間中に接合すべき樹脂管の位置や角度がずれないように樹脂管同士の相対位置を固定可能な治具が必要である(図1参照)。このような治具としては、例えばクランプが挙げられる。
電気融着継手(以下、EF継手という場合がある)を用いて樹脂管同士をクランプで固定して電気融着する際には、管同士の所謂芯出しが行われる。芯出しが行われずに樹脂管同士が電気融着されると、樹脂管同士が斜めに接合されることになり、融着不良が発生するので、好ましくない。
上述のようなクランプとしては、例えば、特許文献1には、略同一形状をなす上下二つのクランプ部材を具備するEF継手用クランプ(クランプ)が開示されている。各クランプ部材は、直線状の基部と、該基部の両端から直角に延び且つ互いに異なる所定長さを有する二つの腕部と、該腕部の先端から内側方向に直角に延びた第二の腕部と、前記基部のほぼ中央に設けられたレバーとを有している。各クランプ部材は、前述のレバーの根本近傍でヒンジピンにより互いに開閉可能に結合され、且つ前記腕部と第二の腕部にそれぞれ所定径のプラスチック管を保持することができる半円形の凹部が形成されている。上方のクランプ部材のレバーには、二つのクランプ部材を閉じることができる締め付け手段が設けられている。
また、特許文献2には、継手本体と樹脂管との接続部分を径方向の外側から挟持する半割保持部を備えたEF継手用クランプが開示されている。一方の半割保持部1Aの接合面には、突出ピンが設けられ、他方の半割保持部の接合面には、突出ピンが嵌入される雌継手が設けられている。突出ピンは雌継手に嵌入された状態で、半割保持部同士が接続部分を挟持した状態で接合される一方、突出ピンは雌継手に嵌入された状態で、突出ピンの抜け出し方向への移動が規制されている。
特開平9−042553号公報 特開2015−196260号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているEF継手用クランプはアルミニウム等の金属製なので高価であり、使い捨てとするには経済的に困難である。また、特許文献1に開示されているEF継手用クランプは、EF継手の両側の樹脂管の外周面を掴むように構成されているので、少なくともEF継手に比べてクランプの軸線方向における寸法が大きくなり、大型であるため、狭いスペースで施工を行うことは困難であるという問題もあった。
一方、特許文献2に開示されているEF継手用クランプでは、樹脂管とEF継手との接続部分の外周面を掴んだ状態で一定の引抜力(即ち、EF継手から樹脂管を引く抜く力であって、EF継手に樹脂管を留める力)が求められるため、クランプの軸方向に沿った寸法が長くなり、且つ剛性の大きいものが求められる。そのため、狭いスペースで施工を行うことが困難であるという問題があった。また、特許文献2に開示されているEF継手用クランプでは、製造時に使用する樹脂の量が多くなるため、経済性に劣るという問題もあった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、EF融着時の芯出し機能及び引抜力を有し、クランプの小型化を図ることができると共に、経済性に優れ、使い捨て可能な樹脂管同士の仮固定構造を提供する。
本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造は、樹脂管同士の電気融着時に用いられ、通電及び養生期間中に前記樹脂管同士を仮固定する電気融着継手及びクランプからなる樹脂管同士の仮固定構造であって、前記樹脂管を嵌入可能な受け口を複数有する電気融着継手と、前記受け口に嵌入された前記樹脂管と前記電気融着継手との接続部分を径方向の外側から保持可能に構成された一対の半割保持部を有するクランプと、を備え、前記電気融着継手において、前記受け口に嵌入された前記樹脂管に当接する融着部に電熱線が埋設され、前記受け口の外周面には、前記電気融着継手の軸線方向の中心側から外端側に向かうに従って窄まるように形成された第一テーパー部と、被係合部が形成され、前記クランプにおいて、前記一対の半割保持部の内周面には前記第一テーパー部に当接可能に形成された第二テーパー部と、前記被係合部に係合可能な係合部が形成されていることを特徴とする。
上述の構成によれば、電気融着時に受け口に嵌入された樹脂管と電気融着継手(EF継手)との接続部分を径方向の外側からクランプの一対の半割保持部で保持した際に、第一テーパー部に第二テーパー部が当接し、樹脂管同士の芯出しが容易に可能となる。また、被係合部に係合部が係合することで、引抜力を大きくすることができる。したがって、クランプの軸方向の長さの短縮、及びクランプの小型化が容易に図られる。また、電気融着継手及びクランプは樹脂製なので、経済性に優れ、使い捨て可能となる。
上述の樹脂管同士の仮固定構造において、前記一対の半割保持部のそれぞれにはボルト挿通部またはネジ孔が形成され、前記ボルト挿通部にボルトを挿通すると共にナットで前記ボルトを止めること、または前記ネジ孔にネジ部材を螺合することにより前記一対の半割保持部のうち一方の半割保持部を他方の半割保持部に固定可能とされていてもよい。
上述の構成によれば、ボルト及びナット、またはネジ部材で一対の半割保持部が連結可能とされているので、一対の半割保持部を電気ドリル等によって容易に且つ迅速に連結可能となる。
上述の樹脂管同士の仮固定構造において、前記第一テーパー部及び前記被係合部は、前記軸線方向において前記融着部には重ならずに前記融着部より端部側に形成されていてもよい。
上述の構成によれば、第一テーパー部及び被係合部が所謂コールドゾーンに配置されているので、第一テーパー部及び被係合部が融着部の高温化の影響を受けずに済み、第一テーパー部と第二テーパー部との接合や被係合部と係合部との接合を確実に防止可能となる。
本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造によれば、EF融着時の芯出し機能及び引抜力が得られ、クランプの軸方向の長さを短くする、且つクランプの外径を小さくすることができると共に、経済性を高め、使い捨て可能とすることができる。
EF継手を用いて接続された樹脂管を示す側面図である。 本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造の一実施形態の側面図及び側方から見た部分断面図である。 本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造の一実施形態の上方から見た部分断面図である。 本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造のEF継手の一実施形態の側面図である。 本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造のクランプの一実施形態の平面図である。 本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造のクランプの一実施形態の正面図である。
以下、本発明に係る樹脂管同士の仮固定構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
図2から図4に示すように、本発明を適用した一実施形態の樹脂管同士の仮固定構造(以下、単に「仮固定構造」という場合がある)50は、樹脂管5,5同士の電気融着時に用いられ、通電及び養生期間中に樹脂管5,5同士を仮固定するEF継手(電気融着継手)1及びクランプ60からなる仮固定構造である。
EF継手1は、少なくとも複数(図2では二本)の樹脂管5,5を加熱により融着することで接続するEF継手であって、複数(図2では二つ)の受け口7,7を有する樹脂製の継手本体2と、各受け口7に嵌入された樹脂管5に当接する受け口7の融着部Mに埋設された電熱線3hを備えている。
EF継手1は、ソケットであり、上述の構成に加えて、樹脂管5,5との融着を行うためのターミナル部10と、インジケータ13と、を備えている。
継手本体2は、接続対象の樹脂管5,5を内嵌させるための円筒状の部材である。継手本体2の内周面2a側には、ニクロム線等の電熱線3hが埋設されている。電熱線3hは、継手本体2の内周面2aに接するように、継手本体2の軸線方向に沿って(即ち、軸線方向を中心として)螺旋状に且つ連続して巻き回されている。なお、電熱線3hは、金属を含み、EF継手1の外部から電波が照射された際に誘導電流を発生可能であれば、特に限定されない。
融着部Mは、電熱線3hが巻き回され、電熱線3hに通電が行われた際に周囲よりも高温になり得る部分である。
受け口7の外周面には、J方向に沿って継手本体2の中心側から外端側に向かうに従って径方向に窄まるように形成された第一テーパー部44と、被係合部46が形成されている。第一テーパー部44及び被係合部46は、受け口7の外周面の周方向全体に亘って形成されている。第一テーパー部44のJ方向に対する傾斜角度は特に限定されないが、仮固定構造50の芯出し機能を充分に発揮させる観点から、例えば15°以上75°以下であることが好ましい。
第一テーパー部44及び被係合部46は、J方向において融着部Mには重ならずに融着部Mより端部側(即ち、継手本体2の両端側)の所謂コールドゾーンに形成されている。また、被係合部46は、J方向において第一テーパー部44より継手本体2の両端側に形成されている。
被係合部46は、継手本体2の径方向の内側に凹む溝である。被係合部46における外周面2bからの深さは特に限定されないが、仮固定構造50の引抜力を充分に発揮させる観点から、例えば継手本体2の外径をDとすると、0.22Dmm以上であることが好ましい。
上記被係合部46の溝の最小深さを規定する方法は、例えば以下の通りである。
管の自重=π・D(m)・t(m)・5(m)・950kgf/m
t=D/11(SDR11より)=432πD
溝の深さh(m)のせん断力>管自重より
200kgf/cm(PEのせん断)・π・D・h>432πD
h(m)>0.000216D(m)
したがって、被係合部46の溝の深さは、0.22Dmm以上が好ましい。
継手本体2の外周面2bには、融着用のコントローラのケーブルコネクタを取り付けて電熱線3hに電流を流すためのターミナル部10が形成されている。ターミナル部10は、継手本体2のJ方向(軸線方向)における両端部側の外周面2bにそれぞれ設けられている。
ターミナル部10は、ターミナルピン4と、コネクタ取付部12と、を備えている。ターミナルピン4は、継手本体2の外周面2bから継手本体2の径方向の外側に向けて突設されている。図示していないが、ターミナルピン4には、電熱線3hの端部が接続されている。
コネクタ取付部12は、ターミナルピン4を中心として、ターミナルピン4を囲繞するように、継手本体2の外周面2bから継手本体2の径方向の外側に向けて突設されている。また、コネクタ取付部12は、円筒状に形成され、ターミナルピン4と互いの中心軸線が同軸上に配されるように、継手本体2の外周面2bに一体形成されている。
J方向において、ターミナル部10の形成位置より継手本体2の中心側の外周面2bには、凹部8が凹設されている。凹部8には、凹部8の底面8aから継手本体2の外周面2b側に突設する略円柱棒状のインジケータ13が形成されている。インジケータ13は、EF継手1を用いて樹脂管5,5同士を接合する接合作業時に、継手本体2の内周面2aと樹脂管5,5の外周面が適正に融着したことを確認可能とするために設けられている。
継手本体2及び樹脂管5は、樹脂製である。継手本体2及び樹脂管5の材質としては、ポリブテン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。
クランプ60は、受け口7,7に嵌入された樹脂管5,5とEF継手1との接続部分Xを径方向の外側から保持可能に構成された一対の半割保持部62A,62Bを有している。具体的には、クランプ60は、継手本体2のJ方向において融着部Mより端部側(即ち、継手本体2の両端側)の所謂コールドゾーンの部分と、樹脂管5の受け口7側の部分とを保持可能に構成されている。
一対の半割保持部62A,62Bのそれぞれの内周面62aには第一テーパー部44に当接可能に形成された第二テーパー部64と、被係合部46に係合可能な係合部66が形成されている。第二テーパー部64のJ方向に対する傾斜角度は、第一テーパー部44のJ方向に対する傾斜角度と同一とされている。
係合部66は、半割保持部62A,62Bの径方向の内側に突出する凸部である。係合部66における内周面62aからの高さは、被係合部46における外周面2bからの深さと同一とされている。
図5及び図6に示すように、一対の半割保持部62A,62Bのそれぞれにはボルト挿通孔(ボルト挿通部)72が形成され、ボルト挿通孔72にボルトBを挿通すると共にナットNでボルトBを止めることにより、半割保持部(一方の半割保持部)62Aを半割保持部(他方の半割保持部)62Bに固定可能とされている。
一対の半割保持部62A,62Bには、外周面62bから内周面62aに貫通する窓部74が形成されている。窓部74は、樹脂管5,5とEF継手1との接続部分Xを径方向の外側から保持した際に、挿入標線Lが見えるように、適当な位置に適当な数で形成されている(図1参照)。本実施形態では、一対の半割保持部62A,62Bには、四つの窓部74が形成されている。
図5に示すように、一対の半割保持部62A,62Bには、樹脂管5,5とEF継手1との接続部分Xを径方向の外側から保持した際に、EF継手1のターミナル部10に衝突せずにターミナル部10を囲む凹部78が形成されている。凹部78は、ターミナル部10を逃がす部分になっている。凹部78が形成されていることで、一対の半割保持部62A,62BのJ方向に沿う寸法を長くせずに済む。
図1等に示すように、一対の半割保持部62A,62Bにおいて、接続部分Xを径方向の外側から保持した際に、樹脂管5,5を保持する部分にはJ方向に沿って複数の溝80が形成されている。複数の溝80が形成されていることで、一対の半割保持部62A,62Bと樹脂管5,5との滑り抵抗が大きくなり、仮固定構造50の引抜力が補強される。
次いで、本実施形態の仮固定構造50の使用方法について簡単に説明する。
仮固定構造50を用いてEF継手1と樹脂管5,5同士とを接合する際には、先ず樹脂管5,5のそれぞれの端部を継手本体2の受け口に嵌合させる。続いて、図1に示すように、樹脂管5,5とEF継手1との接続部分Xを径方向の外側から一対の半割保持部62A,62Bで挟み、ボルトB及びナットNで締め付ける。
次に、一対のターミナルピン4に不図示のコントローラのケーブルコネクタを取り付け、電熱線3hに通電する。通電により、電熱線3hが発熱することで加温され、融着部Mがその周囲よりも高温になり、融着部Mの樹脂が溶融する。さらに電熱線3hへの通電が続くことにより、融着部Mの温度上昇が樹脂管5のうち融着部Mに接する部分にも及び、その部分の樹脂も溶融する。
融着部Mと融着部Mに接する樹脂管5とが融合して一体化がなされたら、電熱線3hへの通電を止める。この後、所定の養生期間(即ち、樹脂の冷却時間)をおく。上述の工程により、EF継手1を用いて樹脂管5,5が接続される。
以上説明した本実施形態の仮固定構造50によれば、電気融着時に受け口7,7に嵌入された樹脂管5,5とEF継手1との接続部分Xを径方向の外側からクランプ60の一対の半割保持部62A,62Bで保持した際に、第一テーパー部44に第二テーパー部64が当接し、第一テーパー部44及び第二テーパー部64がガイドとして機能することによって樹脂管5,5同士の芯出しを容易に行うことができる。また、被係合部46に係合部66を係合させることで、受け口7,7から樹脂管5,5が抜けない引抜力を大きくすることができる。したがって、クランプ60のJ方向の長さの短縮、及びクランプ60の小型化を容易に図ることができる。また、EF継手1及びクランプ60は樹脂製なので、経済性に優れ、使い捨て可能とすることができる。
また、本実施形態の仮固定構造50によれば、一対の半割保持部62A,62Bのそれぞれにはボルト挿通孔72が形成されているので、ボルトBやナットNで一対の半割保持部62A,62Bを電気ドリル等によって容易に且つ迅速に連結することができる。
また、本実施形態の仮固定構造50によれば、第一テーパー部44及び被係合部46が所謂コールドゾーンに配置されているので、第一テーパー部44及び被係合部46が融着部Mの高温化の影響を受けずに済み、第一テーパー部44と第二テーパー部64との接合や被係合部46と係合部66との接合を確実に防止可能することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、一対の半割保持部62A,62Bは、クランプ60にインサートされたナットにボルトBで締め付け可能に構成されていてもよく、内周面にネジ切り加工がなされたタップ部にボルトBで締め付け可能に構成されていてもよい。
また、被係合部46と係合部66との凸部と溝との関係は互いに逆であってもよい。即ち、被係合部46は継手本体2の径方向の内側に突出する凸部であり、係合部66は半割保持部62A,62Bの内周面62aから径方向の外側に凹む溝であってもよい。
さらに、クランプ60を金属製とし、EF継手1と樹脂管5,5との取付け用の治具として使用してもよい。その場合、ヒンジや所謂パッチン錠によって一対の半割保持部62A,62Bを締め付け可能としてもよい。
1…EF継手(電気融着継手)、44…第一テーパー部、46…被係合部、60…クランプ、62…一対の半割保持部、64…第二テーパー部、66…係合部

Claims (4)

  1. 樹脂管同士の電気融着時に用いられ、通電及び養生期間中に前記樹脂管同士を仮固定する電気融着継手及びクランプからなる樹脂管同士の仮固定構造であって、
    前記樹脂管を嵌入可能な複数の受け口と、前記樹脂管同士を加熱により融着を行うためのターミナル部と、を有する電気融着継手と、
    前記受け口に嵌入された前記樹脂管と前記電気融着継手との接続部分を径方向の外側から保持可能に構成された一対の半割保持部を有するクランプと、を備え、
    前記電気融着継手において、
    前記受け口に嵌入された前記樹脂管に当接する融着部に電熱線が埋設され、
    前記受け口の外周面には、前記電気融着継手の軸線方向の中心側から外端側に向かうに従って窄まるように形成された第一テーパー部と、前記受け口の外周面の周方向に延び、継手本体の径方向の内側に凹む溝からなる被係合部が形成され、
    前記クランプにおいて、
    前記一対の半割保持部の内周面には前記第一テーパー部に当接可能に形成された第二テーパー部と、前記被係合部に係合可能な係合部が形成され、
    前記一対の半割保持部の各々には、前記樹脂管と前記電気融着継手を保持した際に、前記ターミナル部に衝突せずに前記ターミナル部を囲む凹部が形成されていることを特徴とする樹脂管同士の仮固定構造。
  2. 前記一対の半割保持部において、前記樹脂管を保持する部分には、前記軸線方向に沿って複数の溝が配置されている請求項1に記載の樹脂管同士の仮固定構造。
  3. 前記一対の半割保持部のそれぞれにはボルト挿通部またはネジ孔が形成され、
    前記ボルト挿通部にボルトを挿通すると共にナットで前記ボルトを止めること、または前記ネジ孔にネジ部材を螺合することにより前記一対の半割保持部のうち一方の半割保持部を他方の半割保持部に固定可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂管同士の仮固定構造。
  4. 前記第一テーパー部及び前記被係合部は、前記軸線方向において前記融着部には重ならずに前記融着部より端部側に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の樹脂管同士の仮固定構造。
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