JPH10185067A - エレクトロフュージョン継手 - Google Patents
エレクトロフュージョン継手Info
- Publication number
- JPH10185067A JPH10185067A JP8343121A JP34312196A JPH10185067A JP H10185067 A JPH10185067 A JP H10185067A JP 8343121 A JP8343121 A JP 8343121A JP 34312196 A JP34312196 A JP 34312196A JP H10185067 A JPH10185067 A JP H10185067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating wire
- shape
- joint
- kink
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】融着時の継手の熱収縮及び電熱線の熱膨張に
より電熱線が屈曲してキンクし、電熱線同士が接触する
ことによるショートを防止することができるエレクトロ
フュージョン継手を提供する。 【解決手段】電熱線２を径方向に曲がり易い形状にし、
キンクが起きるにしても径方向に生じ、隣の電熱線側に
生じて電熱線同士が接触しないようにする。
より電熱線が屈曲してキンクし、電熱線同士が接触する
ことによるショートを防止することができるエレクトロ
フュージョン継手を提供する。 【解決手段】電熱線２を径方向に曲がり易い形状にし、
キンクが起きるにしても径方向に生じ、隣の電熱線側に
生じて電熱線同士が接触しないようにする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、プラスチック管に
よる配管工事において用いられ、プラスチック管との接
合面に電熱線をコイル状又は渦巻状に埋設したエレクト
ロフュージョン継手に関する。
よる配管工事において用いられ、プラスチック管との接
合面に電熱線をコイル状又は渦巻状に埋設したエレクト
ロフュージョン継手に関する。
【０００２】
【従来技術】上下水道管やガス管等の配管工事において
用いられるプラスチック管の継手として近年開発された
ものにエレクトロフュージョン継手がある。この継手に
は、管同志を連結するのに用いられるソケット継手、エ
ルボ継手、チーズ継手、レジューサ継手、枝管を接続す
るのに用いるサドル継手、サービスチー継手、管端部に
取着されるキャップ継手など様々なタイプのものがあ
り、一般には、管との接合面に電熱線をコイル状又は渦
巻状に埋設した成形品よりなっている。そして管との融
着は、継手の三方、両側若しくは片側よりプラスチック
管を嵌挿後、或いはプラスチック管の外周面に継手を押
し当てたのち、通電によりプラスチック管との接合面を
加熱溶融して行っている。
用いられるプラスチック管の継手として近年開発された
ものにエレクトロフュージョン継手がある。この継手に
は、管同志を連結するのに用いられるソケット継手、エ
ルボ継手、チーズ継手、レジューサ継手、枝管を接続す
るのに用いるサドル継手、サービスチー継手、管端部に
取着されるキャップ継手など様々なタイプのものがあ
り、一般には、管との接合面に電熱線をコイル状又は渦
巻状に埋設した成形品よりなっている。そして管との融
着は、継手の三方、両側若しくは片側よりプラスチック
管を嵌挿後、或いはプラスチック管の外周面に継手を押
し当てたのち、通電によりプラスチック管との接合面を
加熱溶融して行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】エレクトロフュージョ
ン継手は、融着時に熱収縮するのに対し、電熱線は熱膨
張しようとするため、電熱線が座屈してキンクし、隣の
電熱線と接触してショートすることがある。こうした問
題は特に継手端部の電熱線が埋設されていない箇所、す
なわち熱収縮が生じ易い箇所に最も近い電熱線において
生じ易い。
ン継手は、融着時に熱収縮するのに対し、電熱線は熱膨
張しようとするため、電熱線が座屈してキンクし、隣の
電熱線と接触してショートすることがある。こうした問
題は特に継手端部の電熱線が埋設されていない箇所、す
なわち熱収縮が生じ易い箇所に最も近い電熱線において
生じ易い。
【０００４】本発明は、上記の問題を解消することを目
的としてなされたもので、融着時の電熱線同士の接触に
よるショートを防止することができるエレクトロフュー
ジョン継手を提供しようとするものである。
的としてなされたもので、融着時の電熱線同士の接触に
よるショートを防止することができるエレクトロフュー
ジョン継手を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題の解決手段】本発明は、プラスチック管との接合
面に電熱線をコイル状又は渦巻状に埋設し、電熱線への
通電により接合面の樹脂を加熱溶融してプラスチック管
との融着を行うエレクトロフュージョン継手において、
少なくともキンクの起き易いエンド側の電熱線の断面を
融着されるプラスチック管の管軸と直交する径方向に曲
がり易い形状にし、電熱線にキンクが起きても径方向に
生じ、隣の電熱線とショートしないようにしたもので、
径方向に曲がり易い形状は、管軸と平行な軸に関する断
面二次モーメントの小さな形状のものである。
面に電熱線をコイル状又は渦巻状に埋設し、電熱線への
通電により接合面の樹脂を加熱溶融してプラスチック管
との融着を行うエレクトロフュージョン継手において、
少なくともキンクの起き易いエンド側の電熱線の断面を
融着されるプラスチック管の管軸と直交する径方向に曲
がり易い形状にし、電熱線にキンクが起きても径方向に
生じ、隣の電熱線とショートしないようにしたもので、
径方向に曲がり易い形状は、管軸と平行な軸に関する断
面二次モーメントの小さな形状のものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は、プラスチック管差込み用
のエレクトロフュージョン継手、例えばエレクトロフュ
ージョンソケット継手１の要部を示すもので、電熱線２
の断面を楕円状にし、断面二次モーメントの小さな短径
を差込まれるプラスチック管の管軸と直交する径方向に
向けたものである。別の例では楕円断面の電熱線に代
え、図２に示すような矩形断面の電熱線４、或いは図３
に示すようなテーブ状の電熱線６が用いられる。
のエレクトロフュージョン継手、例えばエレクトロフュ
ージョンソケット継手１の要部を示すもので、電熱線２
の断面を楕円状にし、断面二次モーメントの小さな短径
を差込まれるプラスチック管の管軸と直交する径方向に
向けたものである。別の例では楕円断面の電熱線に代
え、図２に示すような矩形断面の電熱線４、或いは図３
に示すようなテーブ状の電熱線６が用いられる。
【０００７】上述する電熱線２、４或いは６を用いた継
手では、融着時にキンクが起こる場合、図４及び図５に
示すようにキンク７が径方向に発生し、管軸方向には起
き難いため電熱線同士の接触によるショートが防止され
る。電熱線は全体を上述する断面形状にしてもよいし、
所要部のみ、すなわちキンクの起き易いエンド側の電熱
線のみを上述する断面形状にしてもよい。
手では、融着時にキンクが起こる場合、図４及び図５に
示すようにキンク７が径方向に発生し、管軸方向には起
き難いため電熱線同士の接触によるショートが防止され
る。電熱線は全体を上述する断面形状にしてもよいし、
所要部のみ、すなわちキンクの起き易いエンド側の電熱
線のみを上述する断面形状にしてもよい。
【０００８】上述する例では、本発明をソケット継手に
適用した例を示したが、別の例では、エルボ継手、チー
ズ継手、レジューサ継手、枝管を接続するのに用いるサ
ドル継手、サービスチー継手、管端部に取着されるキャ
ップ継手など他のタイプの継手に適用される。図６は、
プラスチック管との接合面に電熱線８を渦巻状に埋設し
たサドル継手９を示すもので、電熱線８は図示していな
いが、断面を例えば楕円形、矩形、或いはテープ状に
し、断面二次モーメントの小さな短径、或いは短辺を管
軸と直交する径方向に向けたものである。この継手にお
いても図７に示すように、キンク１１は融着されるプラ
スチック管１２の管軸と直交する径方向に発生する。
適用した例を示したが、別の例では、エルボ継手、チー
ズ継手、レジューサ継手、枝管を接続するのに用いるサ
ドル継手、サービスチー継手、管端部に取着されるキャ
ップ継手など他のタイプの継手に適用される。図６は、
プラスチック管との接合面に電熱線８を渦巻状に埋設し
たサドル継手９を示すもので、電熱線８は図示していな
いが、断面を例えば楕円形、矩形、或いはテープ状に
し、断面二次モーメントの小さな短径、或いは短辺を管
軸と直交する径方向に向けたものである。この継手にお
いても図７に示すように、キンク１１は融着されるプラ
スチック管１２の管軸と直交する径方向に発生する。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、融着時に電熱線にキン
クが起きても径方向に生じ、隣の電熱線との接触による
ショートを防ぐことができる。
クが起きても径方向に生じ、隣の電熱線との接触による
ショートを防ぐことができる。
【図１】エレクトロフュージョンソケット継手の要部の
断面図。
断面図。
【図２】別の電熱線の断面形状を示す拡大断面図。
【図３】更に別の電熱線の断面形状を示す拡大断面図。
【図４】電熱線がキンクした状態を示す図。
【図５】図４に示す継手のコイル部分の斜視図。
【図６】サドル継手の底面図。
【図７】図６のＡ−Ａ線断面図。
１・・エレクトロフュージョンソケット継手 ２、４、６、８・・電熱線 ７、１１・・キンク ９・・サドル継手 １２・・プラスチック管
Claims (1)
- 【請求項１】プラスチック管との接合面に電熱線をコイ
ル状又は渦巻状に埋設し、電熱線への通電により接合面
の樹脂を加熱溶融してプラスチック管との融着を行うエ
レクトロフュージョン継手において、少なくともキンク
の起き易いエンド側の電熱線の断面を融着されるプラス
チック管の管軸と直交する径方向に曲がり易い形状にし
たことを特徴とするエレクトロフュージョン継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343121A JPH10185067A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エレクトロフュージョン継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8343121A JPH10185067A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エレクトロフュージョン継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10185067A true JPH10185067A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18359096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8343121A Pending JPH10185067A (ja) | 1996-12-24 | 1996-12-24 | エレクトロフュージョン継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10185067A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111799742A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-10-20 | 武汉科泽睿新材料科技有限公司 | 一种过水电力电缆用保护管套 |
| CN112628512A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-04-09 | 宁波市宇华电器有限公司 | 一种可自适应调控焊接热变形的电熔旁通鞍形管件 |
-
1996
- 1996-12-24 JP JP8343121A patent/JPH10185067A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111799742A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-10-20 | 武汉科泽睿新材料科技有限公司 | 一种过水电力电缆用保护管套 |
| CN112628512A (zh) * | 2020-12-01 | 2021-04-09 | 宁波市宇华电器有限公司 | 一种可自适应调控焊接热变形的电熔旁通鞍形管件 |
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