JP2019132308A - 配管補修具 - Google Patents

配管補修具 Download PDF

Info

Publication number
JP2019132308A
JP2019132308A JP2018013124A JP2018013124A JP2019132308A JP 2019132308 A JP2019132308 A JP 2019132308A JP 2018013124 A JP2018013124 A JP 2018013124A JP 2018013124 A JP2018013124 A JP 2018013124A JP 2019132308 A JP2019132308 A JP 2019132308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint
diameter portion
repair tool
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018013124A
Other languages
English (en)
Inventor
池田 浩二
Koji Ikeda
浩二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Housing and Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
Inoac Housing and Construction Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Housing and Construction Materials Co Ltd filed Critical Inoac Housing and Construction Materials Co Ltd
Priority to JP2018013124A priority Critical patent/JP2019132308A/ja
Publication of JP2019132308A publication Critical patent/JP2019132308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】安価な配管補修具を提供する。【解決手段】配管補修具20は、配管10および継手12の繋ぎ目16を挟むように配置される一対の分割体22,22と、端同士を突き合わせることで配管10を囲繞可能な円環状となり、繋ぎ目16に配管10を囲むように配置されるシール部材24と、配管10および継手12を挟んで配置した一対の分割体22,22を固定する固定手段26とを備えている。シール部材24は、分割体22に設けられた圧縮部32によって、配管10の外面および継手12の端面に向けて押さえ付けられる。【選択図】図4

Description

この発明は、配管を補修する配管補修具に関するものである。
施工不良などに起因して生じる配管と継手との繋ぎ目からの漏水を補修するため、様々な配管補修具が提案されている。配管補修具は、配管の外径に合わせて形成された円弧状の内面を有する一対の筐体からなり、一対の筐体で配管を挟んで固定した際に、各筐体に設けられたシール部材が配管に密着することで、シール部材により止水するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−109308号公報
前述した配管補修具は、筐体に設けられた凹部にシール部材を嵌め込んで取り付けてあり、該配管補修具に合わせた形状で形成された専用のシール部材が用いられている。このような専用のシール部材を形成するためには、金型が必要になるので、配管補修具が割高になってしまう。
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、補修作業を行い易く、安価な配管補修具を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る配管補修具は、
対応する配管に合わせて内面が形成された小径部と、前記配管が差し込まれる継手に合わせて内面が形成された大径部と、前記小径部および前記大径部の間に設けられた圧縮部と、をそれぞれ有する一対の分割体と、
曲げ変形可能な弾性体から構成されると共に、端同士を突き合わせることで前記配管を囲繞可能な円環状となり、該配管および前記継手の繋ぎ目に該配管を囲むように配置されるシール部材と、
前記小径部の内面を前記配管に向かい合わせると共に前記大径部の内面を前記継手に向かい合わせて該配管および該継手を挟んで配置した前記一対の分割体を固定する固定手段と、を備え、
前記圧縮部は、前記固定手段による前記一対の分割体の固定に伴って、前記配管を囲んだ前記シール部材を、該配管の径方向内側および前記継手側に向けて押さえるように構成されていることを要旨とする。
本発明に係る配管補修具によれば、シール部材としてOリングを用いることができるのでコストを抑えることができる。また、配管が組んであっても、シール部材を配管に取り付けることができるので、補修作業を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る配管補修具を、配管に取り付けた状態で示す概略斜視図である。 第1実施形態の配管補修具を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 第1実施形態の配管補修具を配管に取り付けた状態を示す断面図である。 第1実施形態の配管補修具を、分解して示す概略斜視図である。 第1実施形態の分割体を示す断面図であり、(a)は第2分割体であり、(b)は第1分割体である。 第1実施形態の配管補修具の取り付け過程を示す説明図である。 第1実施形態の配管補修具の取り付け過程を示す説明図である。 第2実施形態の配管補修具を示し、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図である。 第2実施形態の分割体を示す断面図であり、(a)は第2分割体であり、(b)は第1分割体である。 第2実施形態の配管補修具を配管に取り付けた状態を示す断面図である。 圧縮部の変更例を示す断面図である。 シール部材の変更例を示す断面図である。
次に、本発明に係る配管補修具につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、配管として、ポリエチレン管を例示すると共に、継手として、電気融着継手(EF継手)を例示する。なお、以下の説明において、配管および継手に取り付けた状態で配管補修具の方向を指称し、配管および継手の貫通方向を軸方向という。
図1および図3に示すように、実施例の配管補修具20による補修対象部分は、配管10をEF継手12に差し込み、EF継手12に設けられた図示しない電熱線に通電することで、EF継手12の内層と配管10の外層を溶融させて、配管10とEF継手12とが接合されている繋ぎ目16である。ソケットを例示したEF継手12は、接続する配管10の外径よりも外径が大きく、電熱線に通電するためのターミナルピン(端子)14が、軸方向に離間して2箇所設けられている。2つのターミナルピン14,14は、EF継手12の挿入口近傍の外面から、径方向外側へ向けて同じ向きに突出している。
(第1実施形態)
図1〜図4に示すように、第1実施形態に係る配管補修具20は、配管10およびEF継手12を囲う一対の分割体22,22と、繋ぎ目16を封止するシール部材24と、一対の分割体22,22を固定する固定手段26とから基本的に構成されている。配管補修具20は、規格化されている配管10の径に応じた大きさで形成される。配管補修具20は、一対の分割体22,22、シール部材24および固定手段26が別体の部材であり、これらの部材22,22,24,26を組み合わせて、配管10およびEF継手12の繋ぎ目16に合わせて装着される。
図4に示すように、各分割体22は、円筒体を軸方向へ半割にしたような形状であり、両分割体22,22を組み合わせることで、配管10およびEF継手12を囲繞可能な円筒体を構成する。一対の分割体22,22は、基本的な構成が同じであり、実施例では、ターミナルピン14と反対側の周面を囲うものを第1分割体22Aといい、ターミナルピン14が突出する側の周面を囲うものを第2分割体22Bと便宜的にいう。また、第1分割体22Aの構成要素は、符号の後に「A」を付し、第2分割体22Bの構成要素は、符号の後に「B」を付して区別する場合がある。なお、分割体22は、金属などから構成される剛性を有する部材であり、例えば、筒状の金属片を所要形状に旋盤加工した後、2つに分割することにより作製される。
図3および図5に示すように、分割体22には、対応する配管10の外径に合わせて内面が形成された小径部28と、該配管10が差し込まれるEF継手12の外径に合わせて内面が形成された大径部30とが、軸方向に並べて形成されている。また、分割体22は、小径部28および大径部30の間に、シール部材24を押さえるための圧縮部32を備えている。圧縮部32は、配管10を囲んだシール部材24を、固定手段26による一対の分割体22,22の固定に伴って、該配管10の径方向内側およびEF継手12側に向けて圧縮するように構成されている。圧縮部32は、分割体22を取り付けた際に、配管10およびEF継手12の繋ぎ目16に対応するように設けられている。圧縮部32は、大径部30の内面と小径部28の内面とを繋ぐ傾斜面で形成されている。圧縮部32は、配管10の外面およびEF継手12の端面との間に、隙間を形成するように設けられる(図3参照)。圧縮部32は、軸方向において大径部30から小径部28へ向かうにつれて径方向内側へ傾いており、配管10を囲うように装着されたシール部材24の半周に亘って囲うように延在している。
図5に示すように、小径部28および/または大径部30の内面には、径方向内側へ突出する抜止部34,36が設けられている。なお、本実施形態では、小径部28および大径部30の両方に、配管補修具20と配管10およびEF継手12との軸方向の相対的な移動を規制する抜止部34,36が設けられている。抜止部34,36は、小径部28(大径部30)の内面全体に亘って周方向へ延在する凸条であり、軸方向へ離して複数(本実施形態では2条)設けられている。抜止部34,36は、軸方向へ向かうにつれて小径部28(大径部30)の内面から径方向内側へ突出するように傾斜する案内面と、該案内面に連なって軸方向に対して直交または直交に近い角度で延在する規制面とを有する断面略三角形状である。小径部28に設けられた抜止部(区別する場合は、配管抜止部という。)34は、規制面が、EF継手12側に向くように配置され、配管10がEF継手12から軸方向へ遠ざかる向きの移動を主に規制する。大径部30に設けられた抜止部(区別する場合は、継手抜止部という。)36は、規制面が、配管10側に向くように配置され、EF継手12が配管10から軸方向へ遠ざかる向きの移動を主に規制する。
図5に示すように、第1分割体22Aと第2分割体22Bとは、第2分割体22Bがターミナルピン14を挿通可能な位置決め部38を備えている点が相違しており、他の構成は配管10の中央を軸方向に通る仮想線を挟んで対称な形状である。位置決め部38は、大径部30を径方向へ貫通するよう形成され、円柱形状のターミナルピン14に合わせて円形状で開口している(図4参照)。また、位置決め部38は、ターミナルピン14の外形寸法と同じ、または該外形寸法よりもわずかに大きく開口している。第2分割体22Bは、位置決め部38に挿入したターミナルピン14が該位置決め部38の開口縁に引っ掛かることで、軸方向および周方向の移動が規制される。
図2(b)に示すように、本実施形態において、一対の分割体22,22は、配管10およびEF継手12を囲むように配置した際に、互いに向かい合う面の間に、わずかな隙間があくように設定されている。当該隙間は、一対の分割体22,22で配管10およびEF継手12をより強く挟持するように、固定手段26によって一対の分割体22,22を締め付け得る余裕代として機能する。また、分割体22には、軸方向に離れた端縁のそれぞれに、径方向外側へ突出する鍔部40が、周方向に亘って形成されている。
図4に示すように、シール部材24は、端同士を突き合わせることで配管10を囲繞可能な円環状の棒状体であり、断面円形状のものが好ましい。シール部材24は、曲げ変形可能な弾性体から構成され、例えば、ニトリルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムおよびウレタンゴム等のゴムやエラストマーなどからなるものを用いることができる。シール部材24は、予め円環状に形作られたものが好ましく、例えば、一箇所を切り離したOリングが最適である。シール部材24は、その断面の大きさが、圧縮部32と配管10およびEF継手12とがなす隙間よりも大きく設定されており、Oリングのような円形断面の場合は、その直径を当該隙間よりも大きくするとよい。例えば、シール部材24の断面の大きさは、EF継手12における配管10が差し込まれるソケット部分の肉厚よりも大きく設定することが好ましい。シール部材24は、配管10を囲むように該配管10に取り付けた際に、配管10およびEF継手12に組み合わされた分割体22の圧縮部32と干渉するように構成されている。また、シール部材24は、配管10の外径と同じ、わずかに大きいまたは小さい内径となる円環を形成するように設定されている。
図4に示すように、固定手段26は、一対の分割体22,22を挟んで配置される一対の固定具42,42と、一対の固定具42,42をねじ止め固定する締結具44,46とから構成されている。固定具42は、円弧状に形成された胴体部42aと、胴体部42aの縁のそれぞれから延出する延出部42bとを備えており、例えば金属などからなる板状体である。胴体部42aは、周方向の大きさが分割体22の周方向全体よりも小さく、軸方向の大きさが分割体22における一対の鍔部40,40間の間隔に合わせて形成されている。また、胴体部42aには、ターミナルピン14を挿通可能な挿通部48が、位置決め部38よりも大きな開口寸法で、例えば長孔形状などの開口形状で貫通形成されている。延出部42bには、取付孔50が、1箇所(本実施形態)または軸方向に離して複数設けられている。なお、一対の固定具42,42は、同じ形状で形成されている。締結具は、ボルト44およびナット46が用いられている。
次に、第1実施形態に係る配管補修具20の配管10への取り付け方法について説明する。まず、シール部材24を配管10に取り付けて、繋ぎ目16に配置する。シール部材24は、弾性変形可能であるので、端同士を離すように広げることで、建物等に既に組み付けられた配管10であっても簡単に取り付けることができる。また、シール部材24は、円環状に成形されたものを用いることで、配管10に取り付けた後に配管10を囲う円環状に自然に戻ることになり、配管10から脱落し難くできる。
図6に示すように、第1分割体22Aおよび第2分割体22Bの何れか一方を、小径部28の内面を配管10に向かい合わせると共に、大径部30の内面をEF継手12に向かい合わせるように配置する。このとき、シール部材24の端と反対側を覆う分割体22から配置するとよく、例えば本実施形態では、シール部材24の端をターミナルピン14側に向けているので、ターミナルピン14と反対を覆う第1分割体22Aから配置している。換言すると、シール部材24の端を、先に配置する分割体22と反対側に向けて取り付けておくとよい。第1分割体22Aを配置することで、該第1分割体22Aの圧縮部32Aに押されたシール部材24が、端同士が互いに近づくように周回りに伸びて、端同士が突き合わさり、これによりシール部材24が配管10の全周を囲うようになる。
図7に示すように、第1分割体22Aおよび第2分割体22Bの何れか他方を、小径部28の内面を配管10に向かい合わせると共に、大径部30の内面をEF継手12に向かい合わせるように配置する。本実施形態では、第1分割体22Aを先に配置しているので、第2分割体22Bを位置決め部38にターミナルピン14を通して配置する。これにより、一対の分割体22,22によって配管10およびEF継手12の繋ぎ目16が囲われると共に、繋ぎ目16に配置したシール部材24に、両分割体22,22の圧縮部32,32が当たる。
次に、一対の固定具42,42を、組み合わせた一対の分割体22,22を挟むように配置する。このとき、第1分割体22Aを一方の固定具42の胴体部42aで覆うように配置すると共に、挿通部48にターミナルピン14を通して第2分割体22Bを他方の固定具42の胴体部42aで覆うように配置する。一対の分割体22,22が配管10を挟む方向と一対の固定具42,42が両分割体22,22を挟む方向を同じにしてある。また、固定具42の胴体部42aは、分割体22における一対の鍔部40,40の間に配置されて、鍔部40,40によって分割体22に対して軸方向に位置決めされる。そして、両固定具42,42において径方向外側に延出して向かい合った延出部42b,42bの取付孔50,50にボルト44を通してナット46で締め付けることで、配管補修具20が配管10に固定される(図1参照)。締結具44,46の締め付けによって、両分割体22,22が互いに近づくように配管10およびEF継手12を挟持する。これに伴って、圧縮部32によってシール部材24が配管10の外面に押し付けられると共にEF継手12の端面に押し付けられ、繋ぎ目16がシール部材24によって全周に亘って封止される(図3参照)。
前述した配管補修具20によれば、シール部材24が、分割体22と別体であるから、シール部材24を分割体22に固定するために特殊な形状にする必要はない。また、分割体22の圧縮部32の押さえ付けによって、シール部材24を圧縮して繋ぎ目16を封止する構成であるから、シール部材24を特殊な断面形状にすることも必須ではない。しかも、シール部材24は、端同士を突き当てた際に円環状を形成するものであれば足りるので、広く流通しているOリングの一部を切り離すだけで用いることができる。このように、配管補修具20は、汎用のOリングを用いることができるので、シール部材24にかかるコストを抑えることができ、全体として安価にすることができる。
配管補修具20は、建物等において配管10が既に組んであっても、シール部材24を配管10に取り付けることができると共に、分割体22および固定手段26も組み付けることができる。そのため、配管10内の流体(例えば、水道水)を止めずに補修作業を行うことができる。また、補修を行うために補修部位を避けるように迂回路用の配管を設置したり、補修部位に残っている流体を抜いたりするなどといった作業が不要となる。これにより、配管10内に残っている流体が建物等に流出するリスクを回避できる。従って、配管補修具20によれば、配管10の補修作業を安全かつ容易に行うことができる。
配管補修具20は、傾斜面である簡単な構成の圧縮部32によって、シール部材24を径方向内側および軸方向EF継手12側へ押し付けることができるから、安価にすることができる。圧縮部32は、シール部材24を配管10の外面に押し付けるので、配管10の全周に亘ってシール部材24で封止し、またシール部材24をEF継手12の端面に押し付けるので、EF継手12の端面の全周に亘ってシール部材24で封止することができる。このように、圧縮部32は、シール部材24を径方向内側および軸方向EF継手12側へ押し付けることで、配管10の外面とEF継手12の内面との間から伝って繋ぎ目16から漏れる水等を適切に封止できる。
配管補修具20は、配管10およびEF継手12に取り付けた際に、小径部28の内面から突出する配管抜止部34が配管10に噛み込み、大径部30の内面から突出する継手抜止部36がEF継手12に噛み込む。これにより、配管補修具20と配管10およびEF継手12との軸方向へ向けた相対的な移動が規制され、小径部28から配管10が抜けることを防止できると共に、大径部30からEF継手12が抜けることを防止できる。従って、配管補修具20は、繋ぎ目16の封止を行うだけでなく、EF継手12からの配管10の抜止具としても作用する。
配管補修具20は、EF継手12が有するターミナルピン14が第2分割体22Bの位置決め部38に嵌まる構成であるので、配管10およびEF継手12に対して位置決めすることができる。従って、シール部材24および圧縮部32を繋ぎ目16に対応した位置に適切に配置することができ、シール部材24または圧縮部32の位置ずれに起因する封止不良を防止できる。
配管補修具20は、固定手段26を分割体22と別体で構成しているので、分割体22の構成を簡易にできる。また、固定手段26は、固定具42が板状で簡単であり、締結具として汎用のボルト44およびナット46を用いている。従って、配管補修具20を安価にすることができる。
(第2実施形態)
図8〜図10に示す第2実施形態に係る配管補修具60のように、固定手段62を、分割体22に設けられた固定部64と、固定部64をねじ止め固定する締結具としてのボルト44とから構成してもよい。ここで、第1分割体22Aの固定部64は、ねじが切られており、第2分割体22Bの固定部64から挿入されたボルト44が第1分割体22Aの固定部64に螺合して、第1分割体22Aと第2分割体22Bとが組み合わさる。第2実施形態の配管補修具60によれば、第1実施形態と比べて、部品点数を減らすことができる利点がある。第2実施形態に係る配管補修具60は、分割体22が金属などから構成され、例えば金属片を削り出すことにより作製される。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成には同じ符号を付して説明を省略する。また、第2実施形態において説明しない構成は、前述した第1実施形態を適用可能である。
(変更例)
前述した実施形態に限らず、以下のように変更することも可能である。
(1)実施例では、EF継手を例示したが、これに限らず、その他の継手であってもよい。また、配管は、ポリエチレン管に限らず、塩化ビニル管や鋼管など、その他のものであってもよい。
(2)配管補修具は、継手としてソケットに限らず、エルボやレジューサなど、その他の種類の継手に適用可能である。
(3)抜止部は、軸方向に離して複数条設ける構成に限らず、1条であってもよい。また、抜止部は、周方向に延在する凸条に限らず、突起形状や、突起形状が並ぶ構成であってもよい。
(4)固定手段は、実施形態の構成に限らず、例えばUボルトを用いてもよい。例えば、第1実施形態の固定手段において、一方の固定具およびボルトをUボルトに替えて、分割体を囲うように配置したUボルトの先端を固定具の取付孔に通してナットで固定すればよい。また、前述したターミナルピン側と反対側に取り付けられる第1分割体や、ターミナルピンを有していない継手に取り付けられる分割体に組み合わされる固定具は、挿通孔を有していなくてもよい。
(5)前述した実施形態では、圧縮部32を大径部から小径部に向かうにつれて径方向内側に傾く傾斜面を例示したが、これに限らない。例えば、圧縮部32は、平面に限らず、凸状の曲面(図11(a))または凹状の曲面であってよく、平面と曲面との組み合わせてあってもよい。また、圧縮部32は、1(図11(b))または複数(図11(c))の凸部によりシール部材24を押さえる構成であってもよく、この際、複数の凸部が階段状に連続したり、複数の凸部を一定あるいは不規則な間隔で配置したりするなどのパターンとすることができる。更に、圧縮部32を構成する凸部は、三角形や四角形や円弧状などの適宜の断面形状で、同じまたは異なる大きさに設定することができる。
(6)前述した実施形態では、シール部材24として一箇所を切り離したOリング(断面が円形状)を用いたが、これに限らず、断面が三角形状(図12(a))やL字形状(図12(b))などのシール部材24を用いてもよい。また、シール部材24は、環状に形成されたものに限らず、棒状のものを配管10に巻き付けて配置してもよい。
本開示には、以下の発明が含まれている。
配管および継手の繋ぎ目を挟むように配置される一対の分割体と、
曲げ変形可能な弾性体から構成されると共に、端同士を突き合わせることで前記配管を囲繞可能な円環状となり、前記繋ぎ目に該配管を囲むように配置されるシール部材と、
前記配管および前記継手を挟んで配置した前記一対の分割体を固定する固定手段と、を備え、
前記分割体は、前記配管を囲んだ前記シール部材を、該配管の外面および前記継手の端面に向けて押さえ付ける圧縮部を備えていることを要旨とする配管補修具。
10 配管、12 EF継手(継手)、14 ターミナルピン(端子)、
22,22A 第1分割体(分割体)、22,22B 第2分割体(分割体)、
24 シール部材、26,62 固定手段、28 小径部、30 大径部、
32 圧縮部、34 配管抜止部(抜止部)、36 継手抜止部(抜止部)、
38 位置決め部、42 固定具、44 ボルト(締結具)、46 ナット(締結具)

Claims (5)

  1. 対応する配管に合わせて内面が形成された小径部と、前記配管が差し込まれる継手に合わせて内面が形成された大径部と、前記小径部および前記大径部の間に設けられた圧縮部と、をそれぞれ有する一対の分割体と、
    曲げ変形可能な弾性体から構成されると共に、端同士を突き合わせることで前記配管を囲繞可能な円環状となり、該配管および前記継手の繋ぎ目に該配管を囲むように配置されるシール部材と、
    前記小径部の内面を前記配管に向かい合わせると共に前記大径部の内面を前記継手に向かい合わせて該配管および該継手を挟んで配置した前記一対の分割体を固定する固定手段と、を備え、
    前記圧縮部は、前記固定手段による前記一対の分割体の固定に伴って、前記配管を囲んだ前記シール部材を、該配管の径方向内側および前記継手側に向けて押さえるように構成されている
    ことを特徴とする配管補修具。
  2. 前記圧縮部は、前記小径部の内面および前記大径部の内面を繋ぐ傾斜面で形成されている請求項1記載の配管補修具。
  3. 前記小径部の内面および前記大径部の内面の少なくとも一方には、径方向内側へ向けて突出する抜止部が設けられている請求項1または2記載の配管補修具。
  4. 前記大径部には、前記継手の外面から外側へ突出する端子に合わせて、該端子を嵌め込み可能な位置決め部が、該大径部を径方向に貫通するように設けられている請求項1〜3の何れか一項に記載の配管補修具。
  5. 前記固定手段は、前記一対の分割体を挟んで配置される一対の固定具と、該一対の固定具をねじ止め固定する締結具とから構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の配管補修具。
JP2018013124A 2018-01-29 2018-01-29 配管補修具 Pending JP2019132308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013124A JP2019132308A (ja) 2018-01-29 2018-01-29 配管補修具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013124A JP2019132308A (ja) 2018-01-29 2018-01-29 配管補修具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019132308A true JP2019132308A (ja) 2019-08-08

Family

ID=67546760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018013124A Pending JP2019132308A (ja) 2018-01-29 2018-01-29 配管補修具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019132308A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318387A (ja) * 1987-01-31 1988-12-27 アギンテック・アーゲー 管継手
JP2009085378A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Nippon Petroleum Refining Co Ltd 配管補修具
JP2015196260A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 積水化学工業株式会社 電気融着継手用クランプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63318387A (ja) * 1987-01-31 1988-12-27 アギンテック・アーゲー 管継手
JP2009085378A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Nippon Petroleum Refining Co Ltd 配管補修具
JP2015196260A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 積水化学工業株式会社 電気融着継手用クランプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6142427B2 (ja) フランジ接合部補強治具
US8313124B2 (en) Pipe junction with seal pressing device
US20120112455A1 (en) Mechanical fastener for clamp
KR101876110B1 (ko) 조인트 유닛
JPWO2020022178A1 (ja) 継手装置、継手構造及び継手構造の製造方法
JP2016125599A (ja) 接合部の補強治具
JP3162992U (ja) 管継手のガスケット
JP2019132308A (ja) 配管補修具
JP2008038924A (ja) 管継手
JP6262544B2 (ja) フランジ接合部補強構造及びそれに用いられる環状保護部材
JP4490750B2 (ja) 管継手
JP3131876U (ja) 大口径配管用補修具
JPH0680090U (ja) 管材の接続構造
KR101939559B1 (ko) 도로 상하수도관 결속장치
JPH07301377A (ja) ハウジング型継手
JP2000230681A (ja) 薄肉ステンレス鋼管と継手の接続構造
JP2004324835A (ja) 配管補修具およびその製造方法
JP2005233209A (ja) フランジ接合装置
JP2021076128A (ja) 漏洩補修装置
JPH09317961A (ja) 管継手および管状体保持金具
JP2015215006A (ja) 継手
JP6739394B2 (ja) 分岐用管継手
JP2015102140A (ja) 一体型シールワッシャ
JP6163099B2 (ja) 調整バンド及び筒形金具の装着方法
JP2011202790A (ja) 樹脂配管の樹脂配管用継手への接続方法及び樹脂配管用継手

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20201215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220322