JP2008038924A - 管継手 - Google Patents
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【解決手段】 管継手1は、外周の一部におねじ部21が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝24を有する継手本体2と、おねじ部21にねじ込まれるめねじ部31を有する袋ナット3と、円周溝24に支持されるリング部材5とを有するとともに、袋ナット3は、継手本体2にねじ込まれたときにリング部材5の外周面と接触するテーパ面(第1案内面)32と、リング部材5をその径方向に押圧する直円筒面(第2案内面)33を有する。
【選択図】 図1
Description
前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とするものである。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる管継手の半断面図で、左半分は手締め後の状態を示し、右半分が本締めの後の状態を示し、図2は図1における手締め後の状態の要部を示す拡大断面図、図3は図1における本締め後の状態の要部を示す拡大断面図、図4は図1で使用されるリング部材を示す斜視図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図、図6は本発明の第2の実施の形態に係わる管継手の本締めした状態の要部を示す拡大断面図、図7は図5で使用されるリング部材を示す斜視図、図8は本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図、図9は本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の本締めした状態の要部を示す拡大断面図、図10は本発明の第4の実施の形態に係わる管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図である。
図1に示す管継手1は、左右対称の構造を有するメカニカルタイプの管継手であり、例えばオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304等)からなる接続管10の端部を拡径することにより形成されたフレア部11を受取る継手本体2とそこにねじ込まれる袋ナット3とを有する。継手本体2は、外周部が多角形形状(例えば六角ナット状)で中空状の中央部20と、その両側に形成されたおねじ部21と、端部に形成され弾性体からなるパッキン4が保持される保持溝22と、おねじ部21と保持溝22との間に形成され、袋ナット3との間で接続管10の端部に形成されたフレア部11を受取るテーパ面23を有する。また継手本体2は、おねじ部21の端部(中央部20側)に形成された円周溝24を有し、その幅はリング部材5が嵌込まれたときに管軸方向の移動を阻止し得るような寸法(図示の例ではリング部材5と同等の幅)に設定されている。
図5及び図6に示す管継手1は、図7に示すリング部材5aを用いた以外は図1に示すものと同様の構造を有するので、同様の構造を有する部分の説明を省略する。このリング部材5aは、断面を円形としたものである。この管継手1においては、リング部材5aの外周面が曲面に形成されているので、手締め(図5参照)により袋ナット3を継手本体2に取付けた後、本締めにより(図6参照)、テーパ面32に続き直円筒面33がリング部材5aを乗り越え、次いで係止溝34にリング部材5aが嵌込まれる。したがってリング部材5aは縮径されて係止溝34で継手本体2に押し付けられるので、袋ナット3の緩みを防止することができる。図7では、リング部材5aは真円状であるが、曲線状であれば袋ナット3の移動が円滑に行われるので、この形状に限らず他の形状(例えば楕円形状)であってもよい。
図8及び図9に示す管継手1は、袋ナット3の形状の一部と、円周溝24とリング部材5の関係を変更した以外は図1に示すものと同様の構造を有するので、同様の構造を有する部分の説明を省略する。円周溝24には図1と同様にリング部材5が装着されている。円周溝24の外径はリング部材5の内径と同径又は若干大径となるように設定されており、リング部材5は内周面が円周溝24の外周面に接するのでこの状態からさらに縮径方向に変形することはない。袋ナット3は、端面に設けたテーパ面32に隣接する直円筒面35をめねじ部31まで延長し、図1の係止溝34を省略したものである。この管継手1においても、袋ナット3の端部内周面にテーパ面32が設けられているので、手締め(図8参照)により袋ナット3を継手本体2に取付けた後、本締めにより(図9参照)、テーパ面32に続き直円筒面35がリング部材5の外周面に乗上げてリング部材5を押圧する。このときリング部材5内径側は円周溝24の外周面で拘束されているので、リング部材5は縮径することなく袋ナット3の直円筒面35に押し潰される。したがって、リング部材5は袋ナット3の直円筒面35と円周溝24の間に挟着されその摩擦抵抗により袋ナット3の緩みが防止されるので、長期にわたって管継手の気密性を確保することができる。また第1の実施の形態と同様に、本締めが完了したことを直ちに視認でき、袋ナットの締め忘れを防止することができる。
第1〜第3の実施の形態に示す管継手は、端部にフレア部11が形成された接続管10を接続するものであるが、本発明はその構造に限られるものではなく、図10に示す構造にすることもできる。図10において、図2と同一部分は同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
2、2’:継手本体、20:中央部、21、21’:おねじ部、22:保持溝、22’:保持部、23:テーパ面、24:円周溝、25:接続管挿入部
3、3’:袋ナット、31、31’:めねじ部、32:テーパ面(第1案内面)、33、35:直円筒面(第2案内面)、34:係止溝、36:傾斜面
4:パッキン
5、5a:リング部材、51:テーパ面
Claims (6)
- 外周の一部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材とを有するとともに、
前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とする管継手。 - 前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面を有し、かつ、前記第2案内面と前記めねじ部との間に前記リング部材の外縁部を受取する係止溝を有するとともに、
前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有し、前記円周溝に沿って縮径可能なC字状部材であることを特徴とする請求項1に記載の管継手。 - 前記リング部材は、前記円周溝に沿って縮径可能な断面が矩形状又は円形のC字状部材であることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
- 前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面と、前記めねじ部近傍まで伸長する直円筒面である第2案内面を有するとともに、前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有する断面が矩形状のC字状部材であることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
- 前記継手本体は、接続管の端部に形成されたフレア部で圧縮されるパッキンを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の管継手。
- 接続管の端部付近に形成された山形の突起部の一方の傾斜面に圧接されるパッキンを内径側に保持し、外周端部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材を有するとともに、
前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とする管継手。
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JP2006209937A JP2008038924A (ja) | 2006-08-01 | 2006-08-01 | 管継手 |
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2006
- 2006-08-01 JP JP2006209937A patent/JP2008038924A/ja active Pending
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