JP2008038924A - 管継手 - Google Patents

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多加志 徳
Yoshibumi Fukuoka
義文 福岡
Yoshihiro Usami
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Abstract

【課題】 材質選択の自由度が大でかつ袋ナットの緩みなどに起因する流体の漏出が防止される管継手を提供する。
【解決手段】 管継手1は、外周の一部におねじ部21が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝24を有する継手本体2と、おねじ部21にねじ込まれるめねじ部31を有する袋ナット3と、円周溝24に支持されるリング部材5とを有するとともに、袋ナット3は、継手本体2にねじ込まれたときにリング部材5の外周面と接触するテーパ面(第1案内面)32と、リング部材5をその径方向に押圧する直円筒面(第2案内面)33を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内の給水又は給湯用配管を接続するために好適なメカニカルタイプの管継手に関する。
給水又は給湯用配管は、耐食性が必要とされるので、ステンレス鋼管に代表される耐食性を有する金属管で形成することが一般的である。ステンレス鋼管を接続するための管継手としては、例えば、継手本体に袋ナットを締付けることにより接続管を継手本体に接続するメカニカルタイプの管継手が実用化されている。
この種の管継手においては、袋ナットを人手で締め付ける手締めを行った後に、所定の工具で袋ナットを締付ける本締めを行うことにより、継手本体と接続管の端部との間に介装されたパッキンが圧縮されて、配管施工が完了し、正常な使用が可能となる。しかもこの管継手は、パイプレンチやモンキーレンチといった汎用工具で袋ナットの本締めを行える(施工が簡単である)ので、実用性が高いものである。ただ、配管施工の際に、本締めを行わずに仮締めのままで施工完了とされた場合、施工後の水圧試験では流体の漏出が検出されないが、パッキンは十分に圧縮されず、接続管の端部と密着した状態ではないので、実使用で流体が管継手から漏れ出すといった不具合が生じる。そこで、現用のメカニカルタイプの管継手においては、継手本体に、袋ナットの本締めが完了したことを目視で確認する締付け確認手段を設けた構造が採用されている。
例えば、特許文献1には、継手本体のおねじに続く軸線方向中央寄りの外周に内リングを装着し、この内リングと袋ナットとの間に軸方向に伸縮する外リングを装着し、袋ナットの手締め状態では内リングと外リングが衝突して袋ナットの締付け回転が規制され、袋ナットを本締付けすると、外リングが内リングの外面にせり上がって内リングに覆いかぶさるので、袋ナットの締付けが完了したことを容易に確認できるようにした管継手が記載されている。
また、特許文献2には、端部にフレア状の拡開部を有する管を、端部に先細りのテーパ外周面とそれに続いておねじを有する継手本体と、めねじに続いてテーパ内周面を有する袋ナットとで締付けて継手本体のテーパ外周面に管の拡開部内面を圧接し接続するとともに、継手本体のテーパ外周面の中間部にパッキン装着部を設けて環状のゴムパッキンを装着し、袋ナットのテーパ内周面の小径側に管の拡開元部外面が当接しない逃がし面を設けた管継手が記載されている。この管継手は、継手本体の一部が締付け確認手段を兼ねているので、継手コストを低減できるという利点がある。また、この管継手によれば、継手本体に設けた摺接外面を継手本体の摺接内面よりも0.1mm〜0.3mmだけ大径にすることにより、水栓止水等による水撃などに起因して振動が多く発生するような配管に適用した場合にも、摩擦力が生じて袋ナットの緩みが防止されるという利点がある。
この他、特許文献3には、ステンレス鋼管の端部外周を山型に拡管し、その山型突起部よりも端部側の傾斜面にパッキンを介して継手本体と当接させ、山型突起部のもう一方の傾斜面に袋ナットを当接させるとともに、袋ナットと継手本体の外周側面との間に外周に着色面を有する皿ワッシャを介在させて、袋ナットの締め込み(本締め)後は着色面が外部から見えなくなるので、袋ナットの締め込み忘れが防止できるようにした管継手が記載されている。この管継手は、ステンレス鋼管の山型突起部より端部側にある端縁の外周を縮径することにより、継手の内孔へステンレス鋼管を差し込み易くなり、作業効率を向上することができる。
特開平9−178063号公報(第3頁、図1、図2) 特開平11−236986号公報(第4〜5頁、図1、2) 特開2002−122276号公報(第3頁、図1、図2)
特許文献2及び特許文献3に記載された構造は、上述した利点を有するものの、実用上次のような難点がある。すなわち、特許文献2に記載された管継手は、袋ナットを継手本体にねじ込むと、袋ナットの内周面と継手本体の外周面が擦り合うので、両部材が同材質であると、2つの接触面に焼付が発生して、袋ナットを継手本体の奥まで締め付けることができないことがあり、特に袋ナットと継手本体がステンレス鋼で形成されている場合は、焼付が発生し易くなる。従って袋ナットと継手本体の材質を最適な組合せとすることができない(SUS部材同士の組合せができない)場合があり、材質選定の自由度が低下するという難点がある。また特許文献3に記載された管継手においては、袋ナットの本締めによって皿ワッシャはコーン状から円盤状へ変形して、その反力が袋ナットに作用することによって、袋ナットの緩みを防止する効果はあるが、大きな振動が加わるような配管における袋ナットの緩み防止機能としては十分ではない。
したがって本発明の目的は、上記の問題点を解消して、材質選択の自由度が高く、かつ長期間の使用でも確実に袋ナットの緩みを防止され、袋ナットの緩みに起因する流体の漏出が防止される管継手を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の管継手は、外周の一部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材とを有するとともに、
前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とするものである。
本発明において、前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面を有し、かつ、前記第2案内面と前記めねじ部との間に前記リング部材の外縁部を受取する係止溝を有するとともに、前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有し、前記円周溝に沿って縮径可能なC字状部材とすることができる。また、本発明において、前記リング部材は、前記円周溝に沿って縮径可能な断面が矩形状又は円形のC字状部材であってもよい。
本発明において、前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面と、前記めねじ部近傍まで伸長する直円筒面である第2案内面を有するとともに、前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有する断面が矩形状のC字状部材とすることができる。
本発明において、前記継手本体は、接続管の端部に形成されたフレア部で圧縮されるパッキンを有することが望ましい。
また、本発明の管継手は、接続管の端部付近に形成された山形の突起部の一方の傾斜面に圧接されるパッキンを内径側に保持し、外周端部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材を有するとともに、前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とするものである。
本発明の管継手によれば、継手本体に円周溝を設け、そこに縮径可能なリング部材を設け、しかも袋ナットには、それが継手本体にねじ込まれたときにリング部材の外周面と接触する第1案内面と、袋ナットが継手本体の奥までねじ込まれたときにリング部材を押圧する第2案内面を設けるので、袋ナットが頻繁に振動を受けても、袋ナットの継手本体側の端部はリング部材に係止される。したがって、袋ナットが緩んで、流体が漏出するのを防止することができる。
また、袋ナットの内周面と継手本体との間にリング部材が介装されているので、袋ナットと継手本体が同材質の材料で形成されていても、袋ナットを所定トルクで締付けても焼付が発生することが無く、材質選択の自由度を高めることができる。
以下本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる管継手の半断面図で、左半分は手締め後の状態を示し、右半分が本締めの後の状態を示し、図2は図1における手締め後の状態の要部を示す拡大断面図、図3は図1における本締め後の状態の要部を示す拡大断面図、図4は図1で使用されるリング部材を示す斜視図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図、図6は本発明の第2の実施の形態に係わる管継手の本締めした状態の要部を示す拡大断面図、図7は図5で使用されるリング部材を示す斜視図、図8は本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図、図9は本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の本締めした状態の要部を示す拡大断面図、図10は本発明の第4の実施の形態に係わる管継手の手締めした状態の要部を示す拡大断面図である。
[第1の実施の形態]
図1に示す管継手1は、左右対称の構造を有するメカニカルタイプの管継手であり、例えばオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304等)からなる接続管10の端部を拡径することにより形成されたフレア部11を受取る継手本体2とそこにねじ込まれる袋ナット3とを有する。継手本体2は、外周部が多角形形状(例えば六角ナット状)で中空状の中央部20と、その両側に形成されたおねじ部21と、端部に形成され弾性体からなるパッキン4が保持される保持溝22と、おねじ部21と保持溝22との間に形成され、袋ナット3との間で接続管10の端部に形成されたフレア部11を受取るテーパ面23を有する。また継手本体2は、おねじ部21の端部(中央部20側)に形成された円周溝24を有し、その幅はリング部材5が嵌込まれたときに管軸方向の移動を阻止し得るような寸法(図示の例ではリング部材5と同等の幅)に設定されている。
図2も参照すると袋ナット3は、一方の端部に接続管10が差込まれるので、差込部30の内周面がフレア部11を受取るためにテーパ状に形成されている。この袋ナット3の内径側には、めねじ部31と、リング部材5と最初に当接して第1案内面となるテーパ面32と、第2案内面となる直円筒面33と、リング部材5が嵌込まれる係止溝34とが形成されている。図4に示すようにリング部材5は、袋ナット3の端部内周面に対向するエッジ部がテーパ面51となるように切欠かれた多角形(図では5角形)状の断面を有しかつ、縮径可能とするために、円周方向の一箇所に切断部52が設けられている。またリング部材5は、後述の手締め時の締付け力では縮径されず、袋ナット3が乗り越えないようなばね特性を有するように寸法及び材質が設定されている。また後述の本締め工程で、袋ナット3が速やかにリング部材5の外周面に乗り上げることができるようにするために、テーパ面51の角度(切り落し角度)は30〜60°(例えば45°程度)の鋭角であることが好ましい。
上記の継手本体2及び袋ナット3は、所定の締付力に耐え得る機械的強度を有する材料、例えば銅合金(青銅、黄銅等)で形成することができ、また高い耐食性が要求される場合は、オーステナイト系ステンレス鋼(例えばSUS304)などのステンレス鋼で形成することができる。パッキン4は、ニトリルゴム(例えばNBR)、オレフィン系ゴム(EPDM等)あるいはフッ素ゴム(例えばFKM)などのゴム弾性体で形成することができる。リング部材5は、銅合金(例えばりん青銅)やバネ鋼(例えばSUP材)などの金属材料、又は、PPS、PA等のエンジニアリングプラスチックなどの高分子重合体で形成することができる。
上記の管継手を使用した場合の配管施工の手順を図2及び図3により説明する。まず接続管を所定長さにかつ切断面が直角になるように切断し、切断された端部に袋ナット3を取付けた状態で拡管機(図示を省略)にセットした後、端部を拡径することによりフレア部11を形成する(拡管工程)。次いで図2に示すように、継手本体2の保持溝22にパッキン4を嵌入するとともに継手本体2の円周溝24にリング部材5を装着した後、接続管10と一体化された袋ナット3を人手により継手本体2にねじ込み、袋ナット3の端部内周面に形成されたテーパ面32をリング部材5のエッジ部に形成されたテーパ面51(図4参照)に突当てる(手締め工程)。この手締め工程を行うことにより、フレア部11が袋ナット3の差込部30とパッキン4との間に差し込まれた状態が現出する。但し手締めの場合、袋ナット3の締付け力は3〜5N・m程度なので、この程度の締付け力では、リング部材5が縮径されて袋ナット3がリング部材5を乗り越えない状態とされる。したがって、パッキン4は接続管10のフレア部11とは非接触であるか、あるいは仮に接触したとしても密着しているわけではないので、所定のシール面圧が得られず、水圧検査を行うと、袋ナット3の端部から水が漏れ出す現象が発生し、本締めが行われていないことを確実に確認できる。
最後に、図3に示すように袋ナット3をパイプレンチなどの汎用工具(不図示)で締め付けることにより、袋ナット3のテーパ面32に続いて直円筒面33がリング部材5の外周面を押圧してリング部材5が縮径されるので、リング部材5の外径側は係止溝34に嵌め込まれる(本締め工程)。この本締め工程によれば、継手の口径によっても異なるが、例えば50〜200N・m程度の締付け力で袋ナット3が締め付けられるので、パッキン4はフレア部11で十分に圧縮され、所定のシール面圧が得られる。しかもリング部材5は、係止溝34に嵌込まれるので、水撃などによって袋ナット3が緩む方向に振動が加わった場合でも、袋ナット3の管軸方向の移動が阻止され、もって袋ナット3が緩むことが防止される。したがって長期にわたって管継手の気密性が確保されて、袋ナット3の端部から水が漏れ出すことを防止することができる。この本締め工程が行われた後には、継手本体2の中央部20と袋ナット3との間の隙間が消失するので、本締めが完了したことを直ちに視認でき、袋ナットの締め忘れを防止することができる。
[第2の実施の形態]
図5及び図6に示す管継手1は、図7に示すリング部材5aを用いた以外は図1に示すものと同様の構造を有するので、同様の構造を有する部分の説明を省略する。このリング部材5aは、断面を円形としたものである。この管継手1においては、リング部材5aの外周面が曲面に形成されているので、手締め(図5参照)により袋ナット3を継手本体2に取付けた後、本締めにより(図6参照)、テーパ面32に続き直円筒面33がリング部材5aを乗り越え、次いで係止溝34にリング部材5aが嵌込まれる。したがってリング部材5aは縮径されて係止溝34で継手本体2に押し付けられるので、袋ナット3の緩みを防止することができる。図7では、リング部材5aは真円状であるが、曲線状であれば袋ナット3の移動が円滑に行われるので、この形状に限らず他の形状(例えば楕円形状)であってもよい。
[第3の実施の形態]
図8及び図9に示す管継手1は、袋ナット3の形状の一部と、円周溝24とリング部材5の関係を変更した以外は図1に示すものと同様の構造を有するので、同様の構造を有する部分の説明を省略する。円周溝24には図1と同様にリング部材5が装着されている。円周溝24の外径はリング部材5の内径と同径又は若干大径となるように設定されており、リング部材5は内周面が円周溝24の外周面に接するのでこの状態からさらに縮径方向に変形することはない。袋ナット3は、端面に設けたテーパ面32に隣接する直円筒面35をめねじ部31まで延長し、図1の係止溝34を省略したものである。この管継手1においても、袋ナット3の端部内周面にテーパ面32が設けられているので、手締め(図8参照)により袋ナット3を継手本体2に取付けた後、本締めにより(図9参照)、テーパ面32に続き直円筒面35がリング部材5の外周面に乗上げてリング部材5を押圧する。このときリング部材5内径側は円周溝24の外周面で拘束されているので、リング部材5は縮径することなく袋ナット3の直円筒面35に押し潰される。したがって、リング部材5は袋ナット3の直円筒面35と円周溝24の間に挟着されその摩擦抵抗により袋ナット3の緩みが防止されるので、長期にわたって管継手の気密性を確保することができる。また第1の実施の形態と同様に、本締めが完了したことを直ちに視認でき、袋ナットの締め忘れを防止することができる。
[第4の実施の形態]
第1〜第3の実施の形態に示す管継手は、端部にフレア部11が形成された接続管10を接続するものであるが、本発明はその構造に限られるものではなく、図10に示す構造にすることもできる。図10において、図2と同一部分は同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図10に示す管継手1は端部側に山型突起12を有する接続管10が挿入される継手本体2’と、継手本体2’に締め込むことで継手本体2’と接続管10を接続する袋ナット3’と、締め付け完了後の袋ナットの緩みを防止するリング部材5を有している。継手本体2’は、接続管10の端部が挿入される接続管挿入部25と、継手本体2’の端部の内周に形成され、山型突起12の一方の傾斜面に当接するパッキン4’が装着される保持部22’と、端部の外周部に形成されたおねじ部21’と、おねじ部の奥側(図中左側)に形成されリング部材5が嵌込まれる円周溝24とを有する。
袋ナット3’の内径側には、めねじ部31’と、リング部材5と最初に当接して第1案内面となるテーパ面32と、第2案内面となる直円筒面33と、リング部材5が嵌込まれる係止溝34とが形成されている。また、めねじ部31’の奥側(図中右側)には、接続管の外周に形成された山型突起12の他方の傾斜面に接する傾斜面36が形成されている。
この管継手1’によれば、袋ナット3’に接続管10を挿入し、継手本体2’と袋ナット3’を締め付けることによって、接続管10の端部の外周に形成された山型突起12を、継手本体2’に装着されたパッキン4’と袋ナット3’の内周側に形成された傾斜面36の間で挟み込んで、管継手1’に接続管10が接続される。したがって継手本体2’にリング部材5が設けられており、しかも袋ナット3’にテーパ面32、直円筒面33及び係止溝34が形成されているので、図2に示す継手の場合と同様の理由で袋ナット3’の緩み止めを行うことができる。
上記の管継手は、種々の口径を有する接続管の配管に適用することが可能であるが、特に呼び径が13su〜60suの一般配管用ステンレス鋼管(JIS G 3448)、あるいは呼び径が13A〜50Aの水道用ステンレス鋼管(JWWA G 115)を用いた屋内の給水又は給湯配管に好適である。
本発明の第1の実施の形態に係わる管継手を示す半断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる管継手を手締めした状態の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる管継手を本締めした状態の要部を示す拡大断面図である。 本発明で使用されるリング部材を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる管継手の手締め工程後の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる管継手の本締め工程後の要部を示す拡大断面図である。 本発明で使用されるリング部材の他の例を示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の手締め工程後の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる管継手の本締め後の要部を示す拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係わる管継手の手締め後の要部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1、1’:管継手
2、2’:継手本体、20:中央部、21、21’:おねじ部、22:保持溝、22’:保持部、23:テーパ面、24:円周溝、25:接続管挿入部
3、3’:袋ナット、31、31’:めねじ部、32:テーパ面(第1案内面)、33、35:直円筒面(第2案内面)、34:係止溝、36:傾斜面
4:パッキン
5、5a:リング部材、51:テーパ面

Claims (6)

  1. 外周の一部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材とを有するとともに、
    前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とする管継手。
  2. 前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面を有し、かつ、前記第2案内面と前記めねじ部との間に前記リング部材の外縁部を受取する係止溝を有するとともに、
    前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有し、前記円周溝に沿って縮径可能なC字状部材であることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記リング部材は、前記円周溝に沿って縮径可能な断面が矩形状又は円形のC字状部材であることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 前記袋ナットは、テーパ状に形成された第1案内面と、前記めねじ部近傍まで伸長する直円筒面である第2案内面を有するとともに、前記リング部材は、前記第1案内面と接触するテーパ状のエッジ部を有する断面が矩形状のC字状部材であることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  5. 前記継手本体は、接続管の端部に形成されたフレア部で圧縮されるパッキンを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の管継手。
  6. 接続管の端部付近に形成された山形の突起部の一方の傾斜面に圧接されるパッキンを内径側に保持し、外周端部におねじ部が形成され、その軸線方向奥側の端部付近に円周溝を有する継手本体と、前記おねじ部にねじ込まれるめねじ部を有する袋ナットと、前記円周溝に支持されるリング部材を有するとともに、
    前記袋ナットは、前記継手本体にねじ込まれたときに前記リング部材の外周面と接触する第1案内面と、前記リング部材をその径方向に押圧する第2案内面を有することを特徴とする管継手。
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