JPH10159580A - 原動機の補機取付構造 - Google Patents

原動機の補機取付構造

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JPH10159580A
JPH10159580A JP33047796A JP33047796A JPH10159580A JP H10159580 A JPH10159580 A JP H10159580A JP 33047796 A JP33047796 A JP 33047796A JP 33047796 A JP33047796 A JP 33047796A JP H10159580 A JPH10159580 A JP H10159580A
Authority
JP
Japan
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auxiliary machine
prime mover
bracket
lower bracket
accessory
Prior art date
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Pending
Application number
JP33047796A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiteru Ogawa
明輝 小川
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Priority to US08/937,316 priority patent/US5938169A/en
Publication of JPH10159580A publication Critical patent/JPH10159580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原動機にブラケットを介して装着する補機に
おいて、ブラケットの形状を小さくし、かつ、組み付け
性を向上させる補機取付構造を提供する。 【解決手段】 補機4を回動自在にさせる支点となる下
部ブラケット15を板金加工により製作し、平板の一端に
略円筒部16を形成すると共に、略円筒部16より長い平坦
部17を他端に形成し、平坦部17に原動機への取付孔18を
設けた。一方、補機4の正面の下部フランジ6に取付孔
13を設け、下部フランジ6より前方の下部フランジ8に
めねじ8aを形成し、ボルト21によって補機4と下部ブラ
ケット15を正面から締結する。補機4と下部ブラケット
15とは1本のボルト21によって正面から取り付けられる
ので簡単である。合金製鋳造品を使用しないので小品
(下部ブラケット15等)の管理が容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車は原動機(エンジン)
を回転駆動させて走行するようになっているが、その回
転を利用して電力に変換し、各部に供給する補機を取り
付けている。補機はブラケットを介して取り付けられ、
補機駆動用ベルトにより原動機と接続されている。本発
明はこのようにブラケットを介して補機を固定するよう
にした原動機の補機取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用原動機に装着される補機
は、補機駆動用ベルトによって原動機と連結されてい
る。この補機駆動用ベルトの張力を適した力にするため
に、補機の取付位置をブラケットにより原動機から離し
たり近づけたりして調節するようになっている。
【0003】図7、図8に示すように、原動機1の側方
に上部ブラケット2、下部ブラケット3が固着され、下
部ブラケット3を軸にして上部ブラケット2の長孔2aに
沿って回動移動するように補機4が設けられている。上
部ブラケット2は円弧状に形成され、長孔2aと単孔2bを
有している。また、上部ブラケット2はボルト5を単孔
2bに挿通し、原動機1に締結されている。一方、下部ブ
ラケット3には補機4の下部フランジ6(8)に挿通し
たボルト7(9)が締結されており、補機4を回動自在
にしている。また、補機4の上部フランジ10には長孔2a
を挿通したボルト11が締結されるので、ボルト11の締結
位置を変えて補機4を移動させ、補機駆動用ベルトの張
力を調整するようにしている。なお、12は補機駆動用ベ
ルトを巻回するプーリーである。
【0004】図9に示すように、補機4には上部フラン
ジ10と一対の下部フランジ6,8とが形成され、上部フ
ランジ10にはめねじ10a が形成されている。また、下部
フランジにはボルト取付孔13が形成されている。下部ブ
ラケット3はアルミ合金・鋳鉄等を鋳造して製作され、
原動機1に当接させる規制部3aに一対の起立部3b,3bが
形成され、規制部3aの端部は折り曲げられて原動機1に
当接させる小規制部3cが形成されており、また、規制部
3aより起立して、一対の起立部3b,3bに対して直交する
リブ3dが形成されている。そして、規制部3aおよび小規
制部3cには取付孔13が形成されている。
【0005】一対の起立部3b,3bにはめねじ3eが形成さ
れ、補機4の下部ブラケット3への取り付けは、補機4
の一対の下部フランジ6,8を一対の起立部3b,3bを挟
むように装着し、2本のボルト7,9を2方向から締結
する。なお、鋳造した下部ブラケット3のめねじ3e、取
付孔13は切削加工によるものである。このほか、補機を
カム駆動装置のケースに締結し、補機プーリーを該ケー
スおよびシリンダヘッドに亙って前面および側面から締
結するL型ブラケットに支持するものもある(実開昭64
-15728号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、下部ブ
ラケット3を軽合金で鋳造した場合、剛性確保のため体
積的に大きくしなければならないときがある。また、製
造上の理由で厚みを増やす箇所もでてくるため、寸法、
重量とも大きくなってしまい、また、そのために、原動
機1への取付用のボルト数も多くなる。すなわち、補機
4と下部ブラケット3とを下部ブラケット3側にめねじ
3e,3eを形成させて2本のボルト7,9で締結している
が、1本のボルトを貫通させる構造で締結させるように
しようとすると、下部ブラケット3のリブ3dを追加して
補強しなければならず、下部ブラケット3が大きくな
る。このことは、小型化するためにおいて問題となると
ころである。
【0007】また、寸法、重量とも大きくなった場合に
は、補機4および原動機1の振動が複合的になるのでこ
の振動に耐える高剛性が必要であり、また、多方向から
ボルト14によって締結する必要がある。しかしながら、
下部ブラケット3を多方向からボルト14によって締結す
ることは組付作業を煩雑にするものである。また、補機
4の下部ブラケット3への取り付けを2本のボルト7,
9で2方向から締め付けることも組付作業の効率を低下
させるものである。このほかにも、鋳造製の下部ブラケ
ット3は取付孔13を穿設するなど加工工程が多くなり、
製造の時間とコストも大きくなる。また、下部ブラケッ
ト3等の各種異なる鋳造製小部品を集め、溶融してリサ
イクルを行うようにしても、組成の異なる合金を溶融し
たのでは管理(成分率の把握等)が困難になり、結局、
鋳造製小部品をそのまま区分けして管理するので、部品
点数が多く煩雑な作業となっている。
【0008】本発明は、補機の上部、下部をブラケット
により締結する構造において、ブラケットの締結構造を
簡易にし、取付作業および保守作業(管理)を容易にし
た原動機の補機取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、原動機側方に補機を連結させ、該補機を回
動自在とするための支点側となるブラケットを、平板の
一側に前記補機の回動軸に交差した一対の補機のフラン
ジ間に介装する略円筒部を形成すると共に、該平板の他
側の平坦面に原動機側への取付孔を形成させてなること
を特徴とする。
【0010】上記構成において、平坦面を略円筒部より
長さを延長し、かつ、該平坦面を折り曲げて略円筒部を
平坦面上より離し、該折曲部にビードを形成したことを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の原動機の補機取付構造
は、原動機側方に補機の下部を軸支する下部ブラケット
と補機の上部を円弧状に移動させる上部ブラケットを備
えている。補機は下部を中心に上部が円弧状に移動する
ので原動機から離れたり近づいたりする。これによって
補機駆動用ベルトの張力が調整されるので、適した張力
の位置で補機を締結する。補機を軸支する下部ブラケッ
トは、平板の一端にその部分を巻回して形成された略筒
状部を形成したものであり、板金加工により製作する。
この下部ブラケットの略筒状部は補機の一対のフランジ
間に介装するので、補機の大きさ(フランジ間の大き
さ)に合わせ、略筒状部の長さを調節する。また、略筒
状部の長さに合わせて略筒状部の径の大きさを調節す
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。まず、図5および図6に示すように、補機4
は原動機1の側方に位置し、原動機1に締結された長尺
の上部ブラケット2により補機4の上部が固定され、補
機4の下部は下部ブラケット15を介して原動機1に固定
されている。
【0013】また、上部ブラケット2は長孔2aと単孔2b
が形成され、補機4の上部フランジ10が単孔2bに挿通し
たボルト5によって上部ブラケット2に締結され、長孔
2aに挿通したボルト11は原動機1に構成されたウォータ
ポンプの端部1aに締結され、締結するボルト11と長孔2a
の位置によって上部ブラケット2が変位し、補機駆動用
ベルトの張力を調整することになる。
【0014】図1に示すように、補機4は上部フランジ
10と一対の下部フランジ6,8を備えており、下部フラ
ンジ6,8は補機4の回動軸に交差して形成され、正面
のフランジ6に取付孔13が形成され、さらに前方のフラ
ンジ8にめねじ8aが形成されている。
【0015】また、下部ブラケット15は図1、図4に示
すように、平板の一部を円筒状に曲げて略円筒部16を形
成し、平坦部17に原動機1への取付孔18を形成させ、略
円筒部16と平坦部17との間に折曲部19を形成させてい
る。この折曲部19により略円筒部16の中心が平坦部17か
ら間隔nをあけて位置され、組み付け性を向上させてい
る。また、折曲部19にビード20が形成され、折曲部19を
強固にしている。なお、このような形状を鋳造により製
作した場合は、円筒状に折り曲げた先端部分に肉厚部a
(図4の#部分)を作ることになり、重量が増えコスト
を安価にすることができないが、例えば、板金加工(こ
こでは肉厚4〜10mmの均一な肉厚の熱間鋼板)におい
ては肉厚部aが形成されず安価にすることができる。
【0016】図1および図3に示すように、下部ブラケ
ット15の平坦部17は略円筒部16より長く製作され、この
箇所の取付孔18は略円筒部16の端部から距離mだけ外側
に設けられており、原動機1への取り付けに対して剛性
が高められている。また、補機4に取り付ける寸法によ
って略円筒部16の長さbが大きくなったときは直径dも
大きくする。
【0017】上記説明した下部ブラケット15により補機
4を原動機1に取り付ける場合、下部ブラケット15を原
動機1に締結すると、略円筒部16は原動機1の取付面よ
り浮いた状態に位置される。そして、図1および図2に
示すように、略円筒部16を挟むように補機4の一対の下
部フランジ6,8を配し、原動機正面からボルト21を通
して締結する。したがって、補機4と下部ブラケット15
とを1本のボルト21で締結し、しかも、下部ブラケット
15が小形であるので、原動機1への取り付けは側面に2
か所ボルト14で締結するだけであるので部品点数が削減
でき、組み付け作業性も向上するものである。また、原
動機全体も小型化にすることができる。
【0018】ところで、下部ブラケット15は溶接、切削
を行わずに、板金加工により1ピースの部材で製造する
ことができ、孔明け等の加工工程も削減でき、コストダ
ウンが図れる。また、板金加工により製作される下部ブ
ラケット15は、原動機1のアルミ合金製と、下部ブラケ
ット15に使用される鋼板とによって、異種素材間の接合
面における振動減衰が期待できる。また、同じ鋼材の小
部品と混合することができ、不使用の部品をリサイクル
することができるようになり、コストダウンが図れるよ
うになる。また、略円筒部16が形成されていることで強
度が確保され、下部ブラケット15の小型化、軽量化が達
成される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、原動機に対し回動自在に設ける補機の軸とな
るブラケットは、板金加工等により、小型化、軽量化を
図ることができ、組み付け時の部品点数が少なく、構造
上、作業性も良いものである。また、ブラケット形状が
鋼板により製作できるので、部品管理も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の原動機の補機取付構造の
要部展開図である。
【図2】図1に示す補機取付構造の下部ブラケットの取
付断面図である。
【図3】図1に示す下部ブラケットの側面図である。
【図4】図1に示す下部ブラケットの正面図である。
【図5】実施例の補機取付構造の正面図である。
【図6】図5に示す補機取付構造の側面図である。
【図7】従来の原動機の補機取付構造の正面図である。
【図8】図7に示す補機取付構造の側面図である。
【図9】図7に示す補機取付構造の要部展開図である。
【符号の説明】
1 原動機 4 補機 6,8 一対のフランジ 15 ブラケット 16 略円筒部 17 平坦面 18 取付孔 19 折曲部 20 ビード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機側方に補機を連結させ、該補機を
    回動自在とするための支点側となるブラケットを、平板
    の一側に前記補機の回動軸に交差した一対の補機のフラ
    ンジ間に介装する略円筒部を形成すると共に、該平板の
    他側の平坦面に原動機側への取付孔を形成させてなるこ
    とを特徴とする原動機の補機取付構造。
  2. 【請求項2】 平坦面を略円筒部より長さを延長し、か
    つ、該平坦面を折り曲げて略円筒部を平坦面上より離
    し、該折曲部にビードを形成したことを特徴とする請求
    項1記載の原動機の補機取付構造。
JP33047796A 1996-11-26 1996-11-26 原動機の補機取付構造 Pending JPH10159580A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33047796A JPH10159580A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 原動機の補機取付構造
US08/937,316 US5938169A (en) 1996-11-26 1997-09-22 Engine mounting for engine accessory

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33047796A JPH10159580A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 原動機の補機取付構造

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JPH10159580A true JPH10159580A (ja) 1998-06-16

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Family Applications (1)

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JP33047796A Pending JPH10159580A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 原動機の補機取付構造

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JP (1) JPH10159580A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102072295A (zh) * 2009-10-02 2011-05-25 热之王公司 带传动系统组件和张紧设备
JP2020183723A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 スズキ株式会社 エンジン補機の取付構造

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CN102072295A (zh) * 2009-10-02 2011-05-25 热之王公司 带传动系统组件和张紧设备
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