JPH10156475A - 鍛造・圧造用工具及びその製法 - Google Patents
鍛造・圧造用工具及びその製法Info
- Publication number
- JPH10156475A JPH10156475A JP8313163A JP31316396A JPH10156475A JP H10156475 A JPH10156475 A JP H10156475A JP 8313163 A JP8313163 A JP 8313163A JP 31316396 A JP31316396 A JP 31316396A JP H10156475 A JPH10156475 A JP H10156475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nib
- forging
- pieces
- angle
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J13/00—Details of machines for forging, pressing, or hammering
- B21J13/02—Dies or mountings therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21J—FORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
- B21J13/00—Details of machines for forging, pressing, or hammering
- B21J13/02—Dies or mountings therefor
- B21J13/03—Die mountings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 鍛造・圧造用工具の分割ニブの目開きによる
ブランクのバリの発生を防止する。 【解決する手段】 略等脚台形状の同形のニブ小片を複
数個環状に組合せてケースに保持し、ニブ小片の内側に
正多角形の型穴を形成した鍛造・圧造用工具において、
組立前の各ニブ小片3は、両端の成す角度αが360゜をニ
ブ小片3の個数で除した角度よりも小さく、ケース1に
保持された状態では、ケース1による締め付け力による
弾性変形により、隣り合うニブ小片3、3の斜面31、31
どうしが全面に亘って押圧接触し、隣り合うニブ小片の
突き合わせ面に作用する押圧力は型穴側ほど強くなって
いる。
ブランクのバリの発生を防止する。 【解決する手段】 略等脚台形状の同形のニブ小片を複
数個環状に組合せてケースに保持し、ニブ小片の内側に
正多角形の型穴を形成した鍛造・圧造用工具において、
組立前の各ニブ小片3は、両端の成す角度αが360゜をニ
ブ小片3の個数で除した角度よりも小さく、ケース1に
保持された状態では、ケース1による締め付け力による
弾性変形により、隣り合うニブ小片3、3の斜面31、31
どうしが全面に亘って押圧接触し、隣り合うニブ小片の
突き合わせ面に作用する押圧力は型穴側ほど強くなって
いる。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、略等脚台形の6個のニ
ブ小片を組合せてなる正六角形の型穴を有する鍛造・圧
造用工具及びその製法に関するものである。
ブ小片を組合せてなる正六角形の型穴を有する鍛造・圧
造用工具及びその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】等脚台
形の同形のニブ小片を6個環状に組合せてケースに保持
し、ニブ小片の内側に正六角形の型穴を形成した鍛造・
圧造用工具(特公平2−62342号)が実施されてい
る。上記鍛造・圧造用工具は、型穴内にてブランクが加
圧されることにより、隣り合うニブ小片の突き合わせ端
面間にブランクの肉が入り込んで隙間が生じる。一旦隙
間が生じると、より一層ブランクの肉が回り込み易くな
り、ニブ小片間の隙間は加速的に大きくなる。ニブ小片
間の隙間が大きくなると、該隙間に回り込んだブランク
の肉が、圧造製品にバリとして残って不良品となる。こ
の段階では工具を新しいものと交換せねばならない。
形の同形のニブ小片を6個環状に組合せてケースに保持
し、ニブ小片の内側に正六角形の型穴を形成した鍛造・
圧造用工具(特公平2−62342号)が実施されてい
る。上記鍛造・圧造用工具は、型穴内にてブランクが加
圧されることにより、隣り合うニブ小片の突き合わせ端
面間にブランクの肉が入り込んで隙間が生じる。一旦隙
間が生じると、より一層ブランクの肉が回り込み易くな
り、ニブ小片間の隙間は加速的に大きくなる。ニブ小片
間の隙間が大きくなると、該隙間に回り込んだブランク
の肉が、圧造製品にバリとして残って不良品となる。こ
の段階では工具を新しいものと交換せねばならない。
【0003】本発明は、略等脚台形状のニブ小片の両端
の成す角度に工夫を施すことにより、隣り合うニブ小片
の突合せ端面に作用する押圧力を型穴側ほど強くし、ブ
ランクの肉がニブ小片間の突合せ端面間に入り込むこと
を防止し、以て寿命を延長できる鍛造・圧造用工具を明
らかにするものである。
の成す角度に工夫を施すことにより、隣り合うニブ小片
の突合せ端面に作用する押圧力を型穴側ほど強くし、ブ
ランクの肉がニブ小片間の突合せ端面間に入り込むこと
を防止し、以て寿命を延長できる鍛造・圧造用工具を明
らかにするものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の鍛造・圧造用工具は、
略等脚台形状の同形のニブ小片を複数個環状に組合せて
ケースに保持し、ニブ小片の内側に正多角形の型穴を形
成した鍛造・圧造用工具において、組立前の各ニブ小片
(3)は、両端の成す角度αは360゜をニブ小片(3)の個数
で除した角度よりも小さく、ケース(1)に保持された状
態では、ケース(1)による締め付け力による弾性変形に
より、隣り合うニブ小片(3)(3)の斜面(31)(31)どうし
が全面に亘って押圧接触し、隣り合うニブ小片の突合せ
端面に作用する押圧力は型穴側ほど強くなっている。
略等脚台形状の同形のニブ小片を複数個環状に組合せて
ケースに保持し、ニブ小片の内側に正多角形の型穴を形
成した鍛造・圧造用工具において、組立前の各ニブ小片
(3)は、両端の成す角度αは360゜をニブ小片(3)の個数
で除した角度よりも小さく、ケース(1)に保持された状
態では、ケース(1)による締め付け力による弾性変形に
より、隣り合うニブ小片(3)(3)の斜面(31)(31)どうし
が全面に亘って押圧接触し、隣り合うニブ小片の突合せ
端面に作用する押圧力は型穴側ほど強くなっている。
【0005】本発明の鍛造・圧造用工具の製法は、略等
脚台形状の同形のニブ小片を複数個環状に組合せてケー
スに保持し、ニブ小片の内側に正多角形の型穴を形成す
る鍛造・圧造用工具の製法において、両端の斜面(31)(3
1)の成す角度αは360゜をニブ小片(3)の個数で除した角
度よりも小さいニブ小片(3)の縮小側を内側にして環状
に配置し、各ニブ小片(3)を外側から加圧して隣り合う
ニブ小片(3)(3)の斜面(31)(31)どうしが全面に亘って
押圧接触する様に弾性変形させ、この状態でケース(1)
に直接或いはスリーブを介してケースに保持させる。
脚台形状の同形のニブ小片を複数個環状に組合せてケー
スに保持し、ニブ小片の内側に正多角形の型穴を形成す
る鍛造・圧造用工具の製法において、両端の斜面(31)(3
1)の成す角度αは360゜をニブ小片(3)の個数で除した角
度よりも小さいニブ小片(3)の縮小側を内側にして環状
に配置し、各ニブ小片(3)を外側から加圧して隣り合う
ニブ小片(3)(3)の斜面(31)(31)どうしが全面に亘って
押圧接触する様に弾性変形させ、この状態でケース(1)
に直接或いはスリーブを介してケースに保持させる。
【0006】
【作用及び効果】隣り合うニブ小片の突合せ端面に作用
する押圧力は型穴側ほど強くなっているため、型穴内で
ブランクが外周が拡大する方向に押圧されても、隣り合
うニブ小片(3)(3)突合せ端面の間にブランクの肉が回
り込む様な隙間を生じることを防止できる。従って、ニ
ブ小片(3)(3)の突合せ端面の間にブランクの肉が侵入
してバリを生ずることは防止でき、鍛造・圧造用工具の
寿命を延長できる。
する押圧力は型穴側ほど強くなっているため、型穴内で
ブランクが外周が拡大する方向に押圧されても、隣り合
うニブ小片(3)(3)突合せ端面の間にブランクの肉が回
り込む様な隙間を生じることを防止できる。従って、ニ
ブ小片(3)(3)の突合せ端面の間にブランクの肉が侵入
してバリを生ずることは防止でき、鍛造・圧造用工具の
寿命を延長できる。
【0007】
【発明の実施の態様】図1に示す鍛造・圧造用工具は、
六角ナット鍛造・圧造用ダイスである。該ダイスは、公
知の如く、ケース(1)の軸芯先端に六角形のニブ収容穴
(11)を開設し、該ニブ収容穴(11)にニブ(2)を圧入或い
は焼嵌めして保持している。ニブ(2)は、超硬合金製等
脚台形状の6個のニブ小片(3)を、各ニブ小片(3)の縮
小側を内向きにして環状に配置している。ニブ小片(3)
をケース(1)に保持した状態では、隣り合うニブ小片
(3)(3)の突合せ端面(31)(31)間に隙間は生じていな
い。
六角ナット鍛造・圧造用ダイスである。該ダイスは、公
知の如く、ケース(1)の軸芯先端に六角形のニブ収容穴
(11)を開設し、該ニブ収容穴(11)にニブ(2)を圧入或い
は焼嵌めして保持している。ニブ(2)は、超硬合金製等
脚台形状の6個のニブ小片(3)を、各ニブ小片(3)の縮
小側を内向きにして環状に配置している。ニブ小片(3)
をケース(1)に保持した状態では、隣り合うニブ小片
(3)(3)の突合せ端面(31)(31)間に隙間は生じていな
い。
【0008】しかし、ニブ小片(3)をケース(1)に組込
む前は、図2に示す如く、各ニブ小片(3)の両端面(31)
(31)の成す角度αは60゜よりも僅か小さく、図2に示す
如く、ニブ小片(3)の縮小側を内側にして、内面の端縁
が隣合うニブ小片(3)の内面の端縁に接する様に環状に
配置したとき、隣合うニブ小片(3)(3)の間に外拡がり
の隙間(6)が生じる。上記図2の状態から、各ニブ小片
(3)を外側から加圧して隣り合うニブ小片(3)(3)の突
合せ端面(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触する様
に弾性変形させ、この状態でケースのニブ収容穴(11)に
保持せしめる。
む前は、図2に示す如く、各ニブ小片(3)の両端面(31)
(31)の成す角度αは60゜よりも僅か小さく、図2に示す
如く、ニブ小片(3)の縮小側を内側にして、内面の端縁
が隣合うニブ小片(3)の内面の端縁に接する様に環状に
配置したとき、隣合うニブ小片(3)(3)の間に外拡がり
の隙間(6)が生じる。上記図2の状態から、各ニブ小片
(3)を外側から加圧して隣り合うニブ小片(3)(3)の突
合せ端面(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触する様
に弾性変形させ、この状態でケースのニブ収容穴(11)に
保持せしめる。
【0009】ニブ小片(3)の両端面(31)(31)の成す角度
αは、ニブ小片(3)の弾性変形によって隣り合うニブ小
片(3)(3)の端(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触
する条件を満たせばよく、ニブ収容穴(11)にニブ(2)を
収容した時の締代、ニブ小片(3)の長辺と短辺間の厚み
H、ニブ小片(3)の材質等を考慮して有限要素法等の数
値計算によって最適値を求めることができる。実施例で
は、ニブ小片(3)の両端面(31)(31)の成す角度αを、59
゜50´としたが、59゜30´〜60゜未満であればよい。
αは、ニブ小片(3)の弾性変形によって隣り合うニブ小
片(3)(3)の端(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触
する条件を満たせばよく、ニブ収容穴(11)にニブ(2)を
収容した時の締代、ニブ小片(3)の長辺と短辺間の厚み
H、ニブ小片(3)の材質等を考慮して有限要素法等の数
値計算によって最適値を求めることができる。実施例で
は、ニブ小片(3)の両端面(31)(31)の成す角度αを、59
゜50´としたが、59゜30´〜60゜未満であればよい。
【0010】尚、6個のニブ小片(3)を組合せてなるニ
ブ(2)を図1の二点鎖線で示す如く、スリーブ(5)を介
してケース(1)に保持することもできる。この場合、ス
リーブ(5)のニブ収容孔(11)は、隣り合うニブ小片(3)
(3)の端面(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触する
様に弾性変形しているニブ(2)を締付け状態に保持でき
る正六角形、外面は円形とすれば可く、ケース(1)には
スリーブ(5)を圧入或いは焼嵌めして収容できる円形の
ニブ収容穴(11)を開設しておけばよい。
ブ(2)を図1の二点鎖線で示す如く、スリーブ(5)を介
してケース(1)に保持することもできる。この場合、ス
リーブ(5)のニブ収容孔(11)は、隣り合うニブ小片(3)
(3)の端面(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触する
様に弾性変形しているニブ(2)を締付け状態に保持でき
る正六角形、外面は円形とすれば可く、ケース(1)には
スリーブ(5)を圧入或いは焼嵌めして収容できる円形の
ニブ収容穴(11)を開設しておけばよい。
【0011】然して、隣り合うニブ小片(3)(3)の突合
せ端面(31)(31)に作用する押圧力を、図3の如く、矢印
の長さで示せば、型穴(4)側ほど強くなっているため、
型穴(4)内でブランクが外周が拡大する方向に押圧され
ても、隣り合うニブ小片(3)(3)突合せ端面の間にブラ
ンクの肉が回り込む様な隙間を生じることを防止でき
る。従って、ニブ小片(3)(3)の突合せ端面(31)(31)間
にブランクの肉が侵入してバリを生ずることは防止で
き、鍛造・圧造用工具の寿命を延長できる。
せ端面(31)(31)に作用する押圧力を、図3の如く、矢印
の長さで示せば、型穴(4)側ほど強くなっているため、
型穴(4)内でブランクが外周が拡大する方向に押圧され
ても、隣り合うニブ小片(3)(3)突合せ端面の間にブラ
ンクの肉が回り込む様な隙間を生じることを防止でき
る。従って、ニブ小片(3)(3)の突合せ端面(31)(31)間
にブランクの肉が侵入してバリを生ずることは防止で
き、鍛造・圧造用工具の寿命を延長できる。
【0012】図5は、外周が円形状のニブ(2a)を、6個
のニブ小片(3a)で形成する実施例であり、ケースに保持
する前の状態である。各ニブ小片(3a)(3a)は、等脚台形
に近い形状であるが、等脚台形と異なる点は、型穴(4)
とは反対側の外面(34)は、円弧状に形成されているだけ
である。ニブ小片(3a)の両端斜面(31a)(31a)の成す角度
αは、前記同様59゜30´〜60゜未満である。上記ニブ(2a)
をケースの円形のニブ収容穴に締付け状態に保持したと
き、隣り合うニブ小片(3a)(3a)の隙間は、ニブ小片(3a)
の弾性変形によってなくなり、前記同様の効果を奏す
る。
のニブ小片(3a)で形成する実施例であり、ケースに保持
する前の状態である。各ニブ小片(3a)(3a)は、等脚台形
に近い形状であるが、等脚台形と異なる点は、型穴(4)
とは反対側の外面(34)は、円弧状に形成されているだけ
である。ニブ小片(3a)の両端斜面(31a)(31a)の成す角度
αは、前記同様59゜30´〜60゜未満である。上記ニブ(2a)
をケースの円形のニブ収容穴に締付け状態に保持したと
き、隣り合うニブ小片(3a)(3a)の隙間は、ニブ小片(3a)
の弾性変形によってなくなり、前記同様の効果を奏す
る。
【0013】図6は、等脚台形のニブ小片(3b)を4個組
合せて正方形の型穴(4b)を形成する実施例を示してい
る。ニブ小片(3)の両端面(31b)(31b)の成す角度αは、
89゜30´以上、90゜未満であればよい。上記4つのニブ(3
b)をケースの正方形のニブ収容穴に締付け状態に保持し
たとき、隣り合うニブ小片(3b)(3b)の隙間は、ニブ小片
(3b)の弾性変形によってなくなり、前記同様の効果を奏
する。
合せて正方形の型穴(4b)を形成する実施例を示してい
る。ニブ小片(3)の両端面(31b)(31b)の成す角度αは、
89゜30´以上、90゜未満であればよい。上記4つのニブ(3
b)をケースの正方形のニブ収容穴に締付け状態に保持し
たとき、隣り合うニブ小片(3b)(3b)の隙間は、ニブ小片
(3b)の弾性変形によってなくなり、前記同様の効果を奏
する。
【0014】図7は、6個のニブ小片(3c)を用い、六角
形の型孔(4c)を形成するニブ(2)の他の実施例を示して
いる。組立前の各ニブ小片(3c)の両端はニブ小片の縮小
側と拡大側では角度の異なる2面(32)(33)から成ってお
り、縮小側の面(32)(32)が成す角度は60゜、拡大側の面
(33)(33)が成す角度は59゜30´以上、60゜未満である。ニ
ブ小片(3c)の平行面間の距離Hに対して、60゜を成す部
分は、1/4〜/1/6Hが望ましい。6個のニブ小片(3c)を
縮小側が内側となる様に環状に配置して、隣合うニブ小
片(3c)の端面内、型孔側の面を面接触させ、各ニブ小片
(3c)を外側から加圧して隣り合うニブ小片(3a)(3a)の端
面どうしが全面に亘って押圧接触する様に弾性変形さ
せ、この状態でケース(1)に直接或いはスリーブを介し
てケースに保持する。
形の型孔(4c)を形成するニブ(2)の他の実施例を示して
いる。組立前の各ニブ小片(3c)の両端はニブ小片の縮小
側と拡大側では角度の異なる2面(32)(33)から成ってお
り、縮小側の面(32)(32)が成す角度は60゜、拡大側の面
(33)(33)が成す角度は59゜30´以上、60゜未満である。ニ
ブ小片(3c)の平行面間の距離Hに対して、60゜を成す部
分は、1/4〜/1/6Hが望ましい。6個のニブ小片(3c)を
縮小側が内側となる様に環状に配置して、隣合うニブ小
片(3c)の端面内、型孔側の面を面接触させ、各ニブ小片
(3c)を外側から加圧して隣り合うニブ小片(3a)(3a)の端
面どうしが全面に亘って押圧接触する様に弾性変形さ
せ、この状態でケース(1)に直接或いはスリーブを介し
てケースに保持する。
【0015】各ニブ小片(3c)の両端の縮小側の成す角度
は60゜であるから、ケースに組込む前のニブ小片(3c)を
環状に配置したとき、隣合うニブ小片(3c)の端面の内、
型孔側の面を面接触させることができるため、各ニブ小
片(3c)を外側から加圧する際に、特別な治具を用いずと
も、ニブ小片(3c)のずれを防止でき、ケースへの組込み
が容易となる。
は60゜であるから、ケースに組込む前のニブ小片(3c)を
環状に配置したとき、隣合うニブ小片(3c)の端面の内、
型孔側の面を面接触させることができるため、各ニブ小
片(3c)を外側から加圧する際に、特別な治具を用いずと
も、ニブ小片(3c)のずれを防止でき、ケースへの組込み
が容易となる。
【0016】図6の様に4個のニブ小片(3b)でニブ(2b)
を構成する場合でも、図7の実施例を応用できるのは勿
論である。本発明は、実施例のダイスに限らず、鍛造・
圧造用パンチ、ボルトの頭を多角形にトリミングダイス
等、分割型のニブを有する鍛造・圧造用工具一般に実施
でき、又、上記実施例の構成に限定されることはなく、
特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能であ
る。
を構成する場合でも、図7の実施例を応用できるのは勿
論である。本発明は、実施例のダイスに限らず、鍛造・
圧造用パンチ、ボルトの頭を多角形にトリミングダイス
等、分割型のニブを有する鍛造・圧造用工具一般に実施
でき、又、上記実施例の構成に限定されることはなく、
特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能であ
る。
【図1】ダイスの正面図である。
【図2】ケースへ組込む前のニブの配列状態の正面図で
ある。
ある。
【図3】隣合うニブ小片の互いの押圧状態の説明図であ
る。
る。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】六角型穴のニブの他の実施例の正面図である。
【図6】四角型穴のニブの正面図である。
【図7】六角型穴のニブの別の実施例の正面図である。
(1) ケース (11) ニブ収容穴 (2) ニブ (3) ニブ小片 (4) 型穴 (5) スリーブ
Claims (4)
- 【請求項1】 略等脚台形状の同形のニブ小片を複数個
環状に組合せてケースに保持し、ニブ小片の内側に正多
角形の型穴を形成した鍛造・圧造用工具において、組立
前の各ニブ小片(3)は、両端の成す角度αは360゜をニブ
小片(3)の個数で除した角度よりも小さく、ケース(1)
に保持された状態では、ケース(1)による締め付け力に
よる弾性変形により、隣り合うニブ小片(3)(3)の斜面
(31)(31)どうしが全面に亘って押圧接触し、隣り合うニ
ブ小片の突き合わせ面に作用する押圧力は型穴側ほど強
くなっていることを特徴とする鍛造・圧造用工具。 - 【請求項2】 略等脚台形状の同形のニブ小片を複数個
環状に組合せてケースに保持し、ニブ小片の内側に正多
角形の型穴を形成する鍛造・圧造用工具の製法におい
て、両端の斜面(31)(31)の成す角度αは360゜をニブ小片
(3)の個数で除した角度よりも小さいニブ小片(3)の縮
小側を内側にして環状に配置し、各ニブ小片(3)を外側
から加圧して隣り合うニブ小片(3)(3)の突合せ端面(3
1)(31)どうしが全面に亘って押圧接触する様に弾性変形
させ、この状態でケースに直接或いはスリーブを介して
ケースに保持させる鍛造・圧造用工具の製法。 - 【請求項3】 略等脚台形状の同形のニブ小片を複数個
環状に組合せてケースに保持し、ニブ小片の内側に正多
角形の型穴を形成した鍛造・圧造用工具において、組立
前の各ニブ小片(3c)の両端の成す角度は、ニブ小片の縮
小側と拡大側では角度が異なり、縮小側は360゜をニブ小
片(3c)の個数で除した角度であり、拡大側では該角度よ
りも小さく、ケース(1)に保持された状態では、ケース
(1)による締め付け力による弾性変形により、隣り合う
ニブ小片(3c)(3c)の端面どうしが全面に亘って押圧接触
していることを特徴とする鍛造・圧造用工具。 - 【請求項4】 略等脚台形の同形のニブ小片を環状に複
数個組合せ、これをケースに保持してニブ小片の内側に
正六角形の型穴を形成する鍛造・圧造用工具の製法にお
いて、ニブ小片(3c)の両端の成す角度はニブ小片の縮小
側と拡大側の斜面の角度が異なり、縮小側は360゜をニブ
小片の個数で除した角度、拡大側では該角度よりも小さ
いニブ小片(3c)を縮小側が内側となる様に環状に配置
し、各ニブ小片(3c)を外側から加圧して隣り合うニブ小
片(3c)(3c)の端面どうしが全面に亘って押圧接触する様
に弾性変形させ、この状態でケース(1)に直接或いはス
リーブを介してケースに保持させる鍛造・圧造用工具の
製法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8313163A JP2908361B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 鍛造・圧造用工具及びその製法 |
US08/977,085 US5956993A (en) | 1996-11-25 | 1997-11-24 | Forging or cold-pressing tool and method of assembling same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8313163A JP2908361B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 鍛造・圧造用工具及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10156475A true JPH10156475A (ja) | 1998-06-16 |
JP2908361B2 JP2908361B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=18037868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8313163A Expired - Fee Related JP2908361B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | 鍛造・圧造用工具及びその製法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5956993A (ja) |
JP (1) | JP2908361B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018153863A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 愛知製鋼株式会社 | 鍛造用金型 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6370933B1 (en) * | 1999-02-26 | 2002-04-16 | General Electric Company | Die and method for reducing controlling the formation of flash on parts |
RU2496596C1 (ru) * | 2012-03-30 | 2013-10-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Уфимский государственный авиационный технический университет" | Матрица для высадки многогранных деталей |
RU2493930C1 (ru) * | 2012-04-10 | 2013-09-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Уфимский государственный авиационный технический университет" | Матрица для высадки многогранных деталей |
DE102014111724B4 (de) * | 2014-08-18 | 2016-03-03 | Kamax Holding Gmbh & Co. Kg | Matrizenmodulsatz für Presswerkzeuge zum Herstellen von Schrauben |
CN111687370A (zh) * | 2020-06-22 | 2020-09-22 | 浙江明泰控股发展股份有限公司 | 一种盖型螺母的成型工艺及其成型装置 |
RU2761843C1 (ru) * | 2021-05-21 | 2021-12-13 | Акционерное Общество «Уфимское агрегатное производственное объединение»(АО "УАПО") | Матрица для высадки деталей |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US567606A (en) * | 1896-09-15 | mccool | ||
US3823598A (en) * | 1968-04-19 | 1974-07-16 | M Freeman | Segmental dies |
US4095449A (en) * | 1975-06-09 | 1978-06-20 | The Valeron Corporation | Coated punch |
US4222260A (en) * | 1978-05-15 | 1980-09-16 | Wsp Industries Corporation | Warm forging of connecting rod caps |
JPS56136248A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-24 | Akio Tosa | Finishing punch for bolt |
JPS59144535A (ja) * | 1983-02-03 | 1984-08-18 | Kyocera Corp | 缶蓋巻締用工具 |
JPH0613136B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1994-02-23 | 工業技術院長 | セラミックス製恒温鍛造型 |
US4982596A (en) * | 1990-01-26 | 1991-01-08 | Buell Industries, Inc. | Die for manufacturing a fastener blank |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP8313163A patent/JP2908361B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-24 US US08/977,085 patent/US5956993A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018153863A (ja) * | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 愛知製鋼株式会社 | 鍛造用金型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5956993A (en) | 1999-09-28 |
JP2908361B2 (ja) | 1999-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5236491B2 (ja) | ナット、ナットの製作方法、およびこれに対応する工具 | |
JP2002005145A (ja) | かしめナットおよびその製造方法 | |
JP5320062B2 (ja) | ワッシャを製造するための方法および装置ならびにロックシステムのためのワッシャ | |
JP2908361B2 (ja) | 鍛造・圧造用工具及びその製法 | |
JP2790286B2 (ja) | 環状部品の接合構造 | |
JP2004176797A (ja) | パイプの接続構造、パイプの接続方法及び加締め金型 | |
US20220168873A1 (en) | Non-magnetic locking sleeve | |
US20030072635A1 (en) | Bolt and thread rolling die and the manufacture of the bolt | |
JP2895028B2 (ja) | 鍛造・圧造用工具 | |
JP2895029B2 (ja) | 鍛造・圧造用工具 | |
JP3228248U (ja) | 冷間圧造工具 | |
JP3739602B2 (ja) | ボルト | |
JP2000000627A (ja) | 鍛造金型のパンチ構造及びそれを用いた金属部材の製造方法 | |
JP3121114U (ja) | ナットが固着された鋼材 | |
JP2509446B2 (ja) | 金属板へのおねじ固着方法 | |
JPH0739985A (ja) | テーパー孔の加工方法 | |
JP3199619U (ja) | 緩み止めナット | |
JP2703725B2 (ja) | 冷間圧造工具 | |
JP3765894B2 (ja) | 接合具等の楔体の製造方法 | |
WO2024199514A1 (zh) | 一种易加工的精确定位配合机构 | |
JP4745295B2 (ja) | 転造ダイス | |
JP2003120639A (ja) | クリップナット | |
JP2720314B2 (ja) | 止めリング付き座金及びその製造方法 | |
JPS59174243A (ja) | 耐摩耐衝撃工具 | |
JPS62183930A (ja) | ボ−ルスタツドの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990302 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |