JPS59144535A

JPS59144535A - 缶蓋巻締用工具

Info

Publication number: JPS59144535A
Application number: JP58016800A
Authority: JP
Inventors: Kenichiro Akino; 秋野　憲一郎; Akira Miura; 明三浦
Original assignee: Kyocera Corp; Daiwa Can Co Ltd
Current assignee: Kyocera Corp; Daiwa Can Co Ltd
Priority date: 1983-02-03
Filing date: 1983-02-03
Publication date: 1984-08-18
Also published as: EP0118201A3; JPH0313930B2; EP0118201B1; EP0118201A2; AU561503B2; DE3467310D1; US4574607A; AU2402184A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は缶蓋を缶胴に巻締める際に使用する巻締用工具
のシーミングチャック及びシーミングロールの構成に関
す金。

通常缶詰缶の缶蓋２は牙１図に示す、１−１シーミング
ロール４による予備巻締工程と、矛２シーミングロール
５による巻締工程とを経て缶胴ｌに巻締められる。その
巻締の過程は、】・１図のように缶胴１をリフタープレ
ート６、に載置し、缶蓋２を該缶胴ｌへ嵌着すφ工程ζ
、矛２図に示すように該缶蓋２の凹陥部はシーミングチ
ャック３を嵌入して該缶胴１と該缶蓋２とを挟持し、缶
胴軸線１５を中心として回転させ、矛３図に示すように
缶軸に平行な軸１３に回転自在に装着さ喀た）・１シー
ミングロール４を缶軸１５４ｃ垂直方向に保ち缶軸１５
に近づけて、回転している該缶蓋２のカール部９に矛ｌ
シーミングロール４の環状溝部】ｌを圧接触させ、摩擦
力により該缶蓋２の回転を矛ｌシーミングロール４に伝
達して同期して回転させ、該缶蓋２のカール部９及びこ
れに就く肩部８を４・ｌシーミングロール４の環状溝ｓ
ｘｘの形状に転出曲げ加工をなして矛３図の状態として
坩ア１シーミングロール４による予備巻締加工を完了し
て該矛ｌシーミングロール４は缶蓋かも離れ、次に缶軸
１５に平行な軸１４に回転自任に装着された矛２シーミ
ングロール５を缶軸１５に垂直方向に保つて缶軸１５に
近づけ、牙１シーミングロール４と同様に回転して℃・
る缶蓋２のカール部９に矛２シーミングロール５の環状
溝部１２を圧接触させ、摩擦力により牙２シーミングロ
ール５を同期して回転させ、該缶蓋２のカール部９及び
これに続く肩部８を矛２シーミングロール５の環状溝部
１２の形状に転土曲げ加工をなして牙５図に示す状態に
折り曲げて巻締を完了する。

かくの如（、シーミンクチャック及びシーミングロール
は、回転して（・る缶蓋に近づき接触してその摩擦によ
り圧接摺動しつつ同期して回転するものであって、圧接
摺動しつつ同期回転するのみならず前後の始動及び軽動
に於ても圧接して摺動することになるので、摺動面が摩
耗する。摩耗は巻締速度の増加と共に増大する。巻締工
具の接触面が摩耗し粗面となると缶蓋表面を被って（・
る塗膜が傷つき又は剥落するので、巻締部外面上に錆が
発生し外観を損ねるだけでなく、やがては缶体を腐蝕穿
孔し内容物を汚損又は流先するに至るので、巻締工具の
取替が必要となり経費が増大するのみならず、取替のた
め巻締作業停止により作業能率を低下させ作業計画の遂
行を阻害する。

それ故従米巻締土具としては耐層性の大なる超硬合金が
使用されて米だがなお不十分のため最近実開昭５６−１
６５５３９号、実開昭５６−１６５５４０号、実開昭５
６−１６５５４１号、％開昭５７−４４４３５号等多く
の発明考案が提供せられて〜・る。これらの中にはＴＩ
Ｃ或はＴｉＮの単独又はこれらの固溶体を宮むものもあ
るが、これらを化学蒸着法によって工具面に被接させた
ものは薄層であって耐用命数が小さし・欠点がある。

本発明はこの問題を解決したもので次の通りである。

本発明は、缶蓋を缶胴に巻締める際に使用する巻締用工
具のシーミングチャック及びシーミングロールに於て、
缶蓋に嵌入される前記シーミングチャックの少１ヨクと
も缶蓋に接する部分と、缶蓋カール部°周縁と缶胴フラ
ンジ部周縁とを同時に押圧巻締める前記シーミングロー
ルの少なくとも缶蓋と摺擦する部分との少な（とも何れ
か一方を、チタン炭窒化物系サーメット（チタン炭化物
とチタン窒化物等を含むセラミックと金属との複合焼結
体）により構成したことを特徴とする缶蓋巻細用コー具
である。

本発明を実施例に基℃・て更に説明する。

本例に使用するチタン炭窒化物系サーメットの組成は、
ＴｉＣ−ＴｉＮ糸セラミック組成物５５〜９５重量％と
、結合用金属５〜４５重竜％、好ましくは前者が７０〜
９０％、後者が１０〜３０％から成って℃・る。

ＴｉＣはサーメット材料の耐摩耗性を向上させるもので
あり、１０〜６０重量％を含有させることが望まし℃・
。

また、ＴｊＮはＴｉｃの結晶粒成長抑制剤として作用し
、それにより耐摩耗性を一層向上させると共に、硬度、
靭性の向上に寄与しており、サーメット組成の５〜３０
％含有か好まし〜・０更に、Ｔｉｃ　−ＴｉＮセラミッ
ク相中に、その他の添加物例えばＭＯ２Ｃ，ＮｂＣ、Ｖ
Ｃ等の炭化物、Ｔ　ａ　Ｎ　。

ＺｒＮ等の窒化物の１ｍもしくはそれ以上を含有させる
ことにより、それぞれの添加物に応じた特性を向上させ
ることができる。就中、］ＶＩｏ２Ｃを５〜３０１（量
％添加すると、結合用音風との儒れ性を良（し焼結性を
向上することができるし、また、ＮｂＣを１０〜４ｏ］
ｆ量％添加すると耐摩耗性を、更に向上させろと（・う
点で有効である。

結合用金属としては、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｏの鉄族金属から
少（とも１種が選ばれるがこの鉄族金属とクロム族金属
（Ｃｒ、Ｍｏ又はＷ）との合金を使用することも可能で
ある。。

次に、本発明巻締工具の製造方法の具体例を挙げると、
先ずＴｉｃ、ＴｉＮ等のセラミック成分と結合用金属成
分から成る混合原料にアセトン等の適当な粉砕媒体を加
えて振動ミルにより粉砕する。

次℃・で、これを乾燥し、溶剤を除去し造粒した後、５
０〜１００メツシユ篩をパスさせて成形用原料とする。

この成形用原料を加圧成形した後、非酸化性雰囲気中で
１４００〜１５００℃の温度で焼成し焼結体を得る。そ
の後、焼結体を研削、研磨することにより１．ｔ１図３
で示したシーミングチャック、４及び５で示したシーミ
ングロールが得られる。

次に、本発明巻締工具の使用例を説明する。

（１１上記製法に基さ下記１１１表に示す組成からなる
チタン炭窒化物糸サーメットによる７棟の巻締工具を製
作しこれらを試料Ｈａ　ｌ　、　Ｎ［Ｌ　２乃至Ｎα７
とした。比較例として試料ＮＩＬ　８　、　Ｎ［Ｌ　９
及びＮ［ＬｌＯの３種の超硬合金（炭化タングステンを
主成分とし、一部を炭化チタン等で置換し、コバルト等
を膠結剤とした）を採用した。

（２）　　テスト巻締条件使用巻締機　　１２００缶／分高圧巻締機１ヘッド当り
巻締速度　　１００缶／毎分テスト缶　　　　トマトジ
ュース充填缶蓋材ＩＴＦＳ　　　板厚０．２１１１＋１
．カウンターシンク４ｒｎＩＩＩ（３）　　テスト結果巻締められた缶蓋の巻線部外周をＣｕ　Ｓ０４液に３分
間浸漬し塗膜が剥離し露出した鉄面がｃｕｓｏ。

と反応して赤錆を発生した部分が、巻線部外周の２に達
した時をシーミングロールの寿命とした。

テストに供したシーミングロールの寿命（耐用巻締倍数
）は谷々牙２表の通りである。

前記の；＋２表から明らかフヨように、本発明σノチタ
ン炭窒化物糸サーメット（試料Ｎｕ　ｌ〜ＮＦＬ７）υ
〕シーミングロールは耐用巻締倍数が少な℃・ものでも
２４９万缶、多（・ものでは４３５万缶であり、比較例
の従来の超硬合金製シーミングロールにおける耐用巻締
倍数の最高値７８万缶と比較すると、本発明のチタン炭
窒化物系サーメットのシーミングロールは３２〜５．５
倍の長期使用が口」能になったのである。

前記テストで使用したシーミングロールの使用不能とな
った時の状態、 ■　環状溝部に光沢が無くなり表面の荒れも進み、環状
溝部の■および０部の腐蝕がある。

■　１１１シーミングロールは、値）■および０部に腐
蝕による穴ができ０部には金属の剥離が生じた。

倒・２シーミングロールは、環状溝部に全面腐蝕が発生
、 ■　環状溝部の光沢がなくなり荒五が目立ち、■おＩよ
び０部に腐蝕か発生、 ■　全面に腐蝕が発生し、腐蝕による穴ができた。

■　２４９万任巻締時点の缶蓋の巻締め部外周の状態、ｉｌｌ　　牙７図り部に軽度のＣｕ　８０４による反応
が認められる。

ｔｉｌｌ　　Ｄ部下側に凹凸ができ、Ｃｕ５Ｏ４による
反応があるが軽度である。

【図面の簡単な説明】

」・１図は本発明缶蓋巻締工具のシーミングチャック及
びシーミングロールの略図、牙２図乃至牙５図は巻締作
業の進行状況を示す説明図、牙６図はシーミングロール
に腐蝕発生状況の説明図、矛７図は缶蓋巻締部の被膜破
損状況を示す説明図である。１・・・缶胴、２・・・缶蓋、３・−・シーミングチャ
ック、４・・・矛１シーミングロール、５・・・）１２
シーミングロール、６・・・リフタープレート、７・・
・缶胴フランジ部、８・・・肩部、９・・・蓋２のカー
ル部、１０・・・シーミングチャックリップ部、１１・
・・矛ｌロールの環状溝部、１２−・・矛２０−ルの環
状溝部、１３・・・矛ｌロール軸、ｌ４・・・牙２０−
ル軸、１５・・・缶軸。首１図井６図矛７園特許庁長官　　殿１事件の表示特願昭５８−第１６２ｔｓｏ　　　号２、発明の名称缶蓋巻締用工具３、補正をする者事件との５関係　出　願　人住所（居所）京都市山科区東野井上町５２−ＩＩ居　所
　東京都中央区日本橋兜町１２番１号大洋ビル袖正命令５’＋＋；工１゜（ｉｉｆ＋ａ１　の日付昭和　　年　
　月　　日（発送）６、補正により増加する発明の数　
な　し補　　正　　の　　内　　容１、　明細書矛７頁第１表右カ・らｔ４欄ｖｃｒＮｅｃ
Ｊとあるを「Ｎ　ｂ　ＣＪと改める。２、　同５Ｊ１９頁１０行〜卆１０頁７行「前Ｍ己テス
トで使用・・・・・・・軽度である。」を肖１１１余す
る。３、　同牙１０頁１１〜１３行［、オ６図Ｉまシーミン
グ・・・、・・・破損状況を示す説明図Ｊ＆ｆ４１１除
する。４、　図面中オ６図及び矛７図をＩ’ｌ１１除する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）缶蓋を缶胴に巻締める際に使用する巻締用工具の
シーミングチャック及びシーミングロールに於て、缶蓋
に嵌入される前記シーミングチャングロールの少なくと
も缶蓋と摺擦する部分との少なくとも何れか一方を、チ
タン炭窒化物系ザーメット（チタン炭化物とチタン窒化
物等を含むセラミックと金属との複合焼結体）により構
成したことを特徴とする缶蓋巻締用工具。