JPH10154332A - 移動制御情報記録装置及び移動制御情報が記録された記録媒体並びに情報記録装置 - Google Patents

移動制御情報記録装置及び移動制御情報が記録された記録媒体並びに情報記録装置

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JPH10154332A
JPH10154332A JP8310941A JP31094196A JPH10154332A JP H10154332 A JPH10154332 A JP H10154332A JP 8310941 A JP8310941 A JP 8310941A JP 31094196 A JP31094196 A JP 31094196A JP H10154332 A JPH10154332 A JP H10154332A
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和男 黒田
Toshio Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォブリングによりプリ情報が記録されたD
VD−Rに対して記録情報を記録する際における当該D
VD−Rの回転制御の精度を向上させることが可能なプ
リ情報記録装置、プリ情報が記録されたDVD−R及び
情報記録装置を提供する。 【解決手段】 グルーブトラック2において、一のシン
クフレーム(EVENフレーム又はODDフレーム)に
対応するグルーブトラック2の前半部分を一定のウォブ
リング周波数f0 でウォブリングさせると共に、グルー
ブトラック2の後半部分を記録すべきプリ情報に対応し
たウォブリング周波数f1 又はf2 でウォブリングさせ
て当該プリ情報を記録する。記録情報の記録時において
は、一のシンクフレーム毎にウォブリング周波数f 0
検出し、これに基づいてDVD−Rの回転制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDに代表され
る、従来のCD(Compact Disk)等よりも記録密度を飛
躍的に向上させた記録媒体のうち、追記可能なWO(Wr
ite Once)型の記録媒体(以下、DVD−R(DVD-Reco
rdable)という。)において、当該DVDーRに対する
画像情報等の記録情報の記録時の位置検索等に必要なア
ドレス情報又は同期信号或はDVDーRの回転制御のた
めの回転制御信号等の制御情報(以下、プリ情報とい
う。)を予め記録するための制御情報記録装置及び当該
プリ情報が記録されたDVDーR並びに当該DVDーR
からプリ情報を再生して本来記録すべき上記記録情報を
記録するための情報記録装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような、プリ情報が予め記
録され、当該プリ情報に基づいて情報が追記可能な記録
媒体としては、CDと同程度の記録容量を備える光ディ
スクであるCD−R(CD-Recordable )が知られてい
る。
【0003】そして、当該CD−Rにおいて上記プリ情
報を記録する際には、予めCD−Rの製造時のプリフォ
ーマットの段階で、記録情報を記録するトラック(グル
ーブトラック又はランドトラック)を、記録すべきプリ
情報を予めFM(FrequencyModuration)変調した信号
に対応する周波数で波型にウォブリングさせることによ
り当該プリ情報を記録していた。
【0004】また、従来のCD−Rに対して実際に記録
情報を記録する際には、当該ウォブリングされているト
ラックのウォブリング周波数を検出し、これに基づいて
CD−Rを回転制御するための基準クロックを抽出し、
当該抽出した基準クロックに基づいてCD−Rを回転さ
せるスピンドルモータを回転制御するための駆動信号を
生成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のウォブリングにより記録されたプリ情報に基づいて
CD−Rを回転制御する方法では、記録すべきプリ情報
の内容の変化に対応して、トラックのウォブリング周波
数がCD−R上の位置によって変化するため、これらの
周波数の平均値を取って基準クロックを抽出する制御が
行われていたが、これによると記録情報の記録時におけ
る精度の高い回転制御ができないという問題点があっ
た。
【0006】すなわち、例えば、プリ情報として「0」
と「1」が交互に連続して記録されるべき領域のウォブ
リング周波数の平均値と、プリ情報として「0」のみが
連続する領域のウォブリング周波数の平均値と、プリ情
報として「1」のみが連続する領域のウォブリング周波
数の平均値とでは自ずと夫々の平均値が異なってくる。
従って、これらの平均値に基づいて基準クロックを抽出
すると、当該抽出された基準クロックの周波数もCD−
Rの位置によって変動することとなり、これにより精度
の高い回転制御ができないのである。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて成
されたもので、その課題は、ウォブリングによりプリ情
報が記録された記録媒体に対して記録情報を記録する際
における当該記録媒体の回転制御の精度を向上させるこ
とが可能なプリ情報記録装置及びプリ情報が記録された
記録媒体並びに情報記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、記録すべき記録情報を
記録媒体に対して記録する際の当該記録媒体の移動速度
を制御するための移動制御情報を、前記記録媒体上に形
成されたグルーブトラック等のトラックをウォブリング
させることにより当該記録媒体に記録する移動制御情報
記録装置であって、前記記録情報におけるシンクフレー
ム等の一の情報単位が記録されるべき領域内に形成され
る前記トラックである情報単位内トラックの一部を、予
め設定された所定の周波数でウォブリングさせるための
特定ウォブリング信号を生成するプリフォーマット用エ
ンコーダ等の特定ウォブリング信号生成手段と、前記特
定ウォブリング信号に基づいて、前記情報単位内トラッ
クの一部を前記所定の周波数でウォブリングさせること
により前記移動制御情報を記録する光変調器等の記録手
段と、を備え、前記特定ウォブリング信号生成手段は、
前記記録媒体上の全ての前記情報単位内トラックについ
て、相互に同じ位置における前記ウォブリングの周波数
が前記所定の周波数となるように前記特定ウォブリング
信号を生成するように構成される。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、特
定ウォブリング信号生成手段は、情報単位内トラックの
一部を、所定の周波数でウォブリングさせるための特定
ウォブリング信号を生成する。
【0010】そして、記録手段は、特定ウォブリング信
号に基づいて、情報単位内トラックを所定の周波数でウ
ォブリングさせることにより移動制御情報を記録する。
このとき、特定ウォブリング信号生成手段は、記録媒体
上の全ての情報単位内トラックについて、相互に同じ位
置におけるウォブリングの周波数が所定の周波数となる
ように特定ウォブリング信号を生成する。
【0011】よって、全ての情報単位内トラックについ
て、相互に同じ位置におけるウォブリングの周波数が予
め設定された所定の周波数となって移動制御情報が記録
されるので、記録情報の記録時において、当該移動制御
情報を検出し、これに基づいて記録媒体の移動を制御す
れば、情報単位毎の周期で正確に検出される移動制御情
報に基づいて移動制御することとなり、記録情報の記録
における記録媒体の移動を正確に制御することができ
る。
【0012】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の移動制御情報記録装置
において、一の前記情報単位内トラックにおける、前記
所定の周波数でウォブリングされている情報単位内トラ
ック以外の前記情報単位内トラックの前記ウォブリング
の周波数を、前記情報単位内トラックに記録すべきアド
レス情報等の制御情報であって、前記記録情報の記録の
際に用いられる制御情報に対応した周波数とする制御ウ
ォブリング信号を生成するプリフォーマット用エンコー
ダ等の制御ウォブリング信号生成手段を更に備え、前記
記録手段は、前記特定ウォブリング信号と前記制御ウォ
ブリング信号に基づいて、前記情報単位内トラックをウ
ォブリングさせることにより前記移動制御情報及び前記
制御情報を前記記録媒体に記録するように構成される。
【0013】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、制御ウォブリング
信号生成手段は、情報単位内トラックにおける、所定の
周波数でウォブリングされている情報単位内トラック以
外の情報単位内トラックのウォブリングの周波数を制御
情報に対応した周波数とする制御ウォブリング信号を生
成する。
【0014】そして、記録手段は、特定ウォブリング信
号と制御ウォブリング信号に基づいて、情報単位内トラ
ックをウォブリングさせることにより移動制御情報及び
制御情報を記録媒体に記録する。
【0015】よって、情報単位内トラックに移動制御情
報に加えて制御情報をもウォブリングにより記録される
ので、記録情報の記録時において、当該制御情報が情報
単位毎の周期で正確に検出されることとなり、記録媒体
の移動制御を正確に行いつつ記録情報の記録に必要な情
報を取得することができる。
【0016】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項2に記載の移動制御情報記録装置
において、前記特定ウォブリング信号生成手段は、一の
前記情報単位内トラックにおいて、前記所定の周波数で
ウォブリングされている情報単位内トラックの長さが一
の前記情報単位内トラックの半分の長さとなるように前
記特定ウォブリング信号を生成するように構成される。
【0017】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項2に記載の発明の作用に加えて、特定ウォブリング
信号生成手段は、一の情報単位内トラックにおいて、所
定の周波数でウォブリングされている情報単位内トラッ
クの長さが一の情報単位内トラックの半分の長さとなる
ように特定ウォブリング信号を生成する。
【0018】よって、上記所定の周波数でウォブリング
されている情報単位内トラックの長さと制御情報に対応
した周波数でウォブリングされている情報単位内トラッ
クの長さとが等しくなるので、特定ウォブリング信号の
生成処理及び制御ウォブリング信号の生成処理を簡略化
することができる。
【0019】また、記録情報の記録時において移動制御
情報と制御情報の双方を確実に検出することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明
は、請求項2又は3に記載の移動制御情報記録装置であ
って、前記移動制御情報及び前記制御情報を、前記記録
媒体上の前記トラックに隣接するランドトラック等の隣
接トラック上にピットを形成することにより記録するた
めのピット形成信号を生成するプリフォーマット用エン
コーダ等のピット形成信号生成手段を更に備え、前記記
録手段は、少なくとも前記特定ウォブリング信号及び前
記ピット形成信号に基づいて、前記情報単位内トラック
を前記所定の周波数でウォブリングさせることにより前
記移動制御情報を記録すると共に、前記隣接トラック上
に前記ピットを形成して前記移動制御情報及び前記制御
情報を前記記録媒体上に記録するように構成される。
【0020】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項2又は3に記載の発明の作用に加えて、ピット形成
信号生成手段は、移動制御情報及び制御情報を隣接トラ
ック上にピットを形成することにより記録するためのピ
ット形成信号を生成する。
【0021】そして、記録手段は、少なくとも特定ウォ
ブリング信号及びピット形成信号に基づいて、情報単位
内トラックを所定の周波数でウォブリングさせることに
より移動制御情報を記録すると共に、隣接トラック上に
ピットを形成して移動制御情報及び制御情報を記録媒体
上に記録する。
【0022】よって、移動制御情報が情報単位内トラッ
クをウォブリングさせること及びピットを形成すること
の双方により重畳して記録されるので、ウォブリングに
より記録された移動制御情報又はピットにより記録され
た移動制御情報のうちのいずれか一方が検出されない場
合でも、確実に記録媒体の移動を制御することができ
る。
【0023】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
移動制御情報記録装置において、前記記録媒体は、DV
D−R等の円盤状記録媒体であると共に、前記移動制御
情報は、前記記録情報の記録時における前記円盤状記録
媒体の回転数を制御するための回転制御情報であるよう
に構成される。
【0024】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、記録媒体が円盤状記録媒体であると共に、移動制御
情報が当該円盤状記録媒体の回転数を制御するための回
転制御情報であるので、記録情報の記録における円盤状
記録媒体の回転数を正確に制御することができる。
【0025】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、記録すべき記録情報を記録媒体に記録す
る際の当該記録媒体の移動速度を制御するための移動制
御情報が、前記記録情報におけるシンクフレーム等の一
の情報単位が記録されるべき前記記録媒体上の領域内に
形成されるグルーブトラック等のトラックである情報単
位内トラックの一部を予め設定された所定の周波数でウ
ォブリングさせることにより記録されている記録媒体で
あって、前記記録媒体上の全ての前記情報単位内トラッ
クについて、相互に同じ位置における前記ウォブリング
の周波数が前記所定の周波数となることにより前記移動
制御情報が記録されて構成される。
【0026】請求項6に記載の発明の作用によれば、記
録媒体の移動速度を制御するための移動制御情報が、情
報単位内トラックの一部が予め設定された所定の周波数
でウォブリングされることにより記録されており、且
つ、全ての情報単位内トラックについて、相互に同じ位
置におけるウォブリングの周波数が上記所定の周波数と
なることにより移動制御情報が記録されているので、記
録情報の記録時において、当該移動制御情報を検出し、
これに基づいて記録媒体の移動を制御すれば、情報単位
毎の周期で正確に検出される移動制御情報に基づいて移
動制御することとなり、記録情報の記録における記録媒
体の移動を正確に制御することができる。
【0027】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項6に記載の記録媒体において、一
の前記情報単位内トラックにおける、前記所定の周波数
でウォブリングされている情報単位内トラック以外の前
記情報単位内トラックの前記ウォブリングの周波数が、
前記情報単位内トラックに記録すべきアドレス情報等の
制御情報であって、前記記録情報の記録の際に用いられ
る制御情報に対応した周波数とされることにより前記制
御情報が記録されているように構成される。
【0028】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、所定の周波数でウ
ォブリングされている情報単位内トラック以外の情報単
位内トラックのウォブリングの周波数が制御情報に対応
した周波数とされることにより制御情報が記録されてい
るので、情報単位内トラックに移動制御情報に加えて制
御情報をもウォブリングにより記録されていることとな
り、記録情報の記録時において、当該制御情報が情報単
位毎の周期で正確に検出され、記録媒体の移動制御を正
確に行いつつ記録情報の記録に必要な情報を取得するこ
とができる。
【0029】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項7に記載の記録媒体において、一
の前記情報単位内トラックにおいて、前記所定の周波数
でウォブリングされている情報単位内トラックの長さが
一の前記情報単位内トラックの半分の長さであるように
構成される。
【0030】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項7に記載の発明の作用に加えて、一の情報単位内ト
ラックにおいて、所定の周波数でウォブリングされてい
る情報単位内トラックの長さが一の情報単位内トラック
の半分の長さであるので、上記所定の周波数でウォブリ
ングされている情報単位内トラックの長さと、制御情報
に対応した周波数でウォブリングされている情報単位内
トラックの長さとが等しくなり、記録情報の記録時にお
いて移動制御情報と制御情報の双方を確実に検出するこ
とができる。
【0031】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項7又は8に記載の記録媒体におい
て、前記移動制御情報及び前記制御情報が、前記記録媒
体上の前記トラックに隣接するランドトラック等の隣接
トラック上にピットを形成することにより記録されてい
るように構成される。
【0032】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項7又は8に記載の発明の作用に加えて、移動制御情
報及び制御情報が隣接トラック上にピットを形成するこ
とにより記録されているので、移動制御情報が情報単位
内トラックをウォブリングさせること及びピットを形成
することの双方により重畳して記録されていることとな
り、ウォブリングにより記録された移動制御情報又はピ
ットにより記録された移動制御情報のうちのいずれか一
方が検出されない場合でも、確実に記録媒体の移動を制
御することができる。
【0033】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、請求項5から9のいずれか一項に記載
の記録媒体において、当該記録媒体はDVD−R等の円
盤状記録媒体であると共に、前記移動制御情報は、前記
記録情報の記録時における前記円盤状記録媒体の回転数
を制御するための回転制御情報であるように構成され
る。
【0034】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項5から9のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、記録媒体が円盤状記録媒体であると共に、移動制
御情報が当該円盤状記録媒体の回転数を制御するための
回転制御情報であるので、記録情報の記録時における円
盤状記録媒体の回転数を正確に制御することができる。
【0035】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、記録すべき記録情報を記録媒体に記録
する際の当該記録媒体の移動速度を制御するための移動
制御情報が、前記記録情報におけるシンクフレーム等の
一の情報単位が記録されるべき前記記録媒体上の領域内
に形成されるランドトラック等のトラックである情報単
位内トラックの一部を予め設定された所定の周波数でウ
ォブリングさせることにより記録されている記録媒体で
あって、前記記録媒体上の全ての前記情報単位内トラッ
クについて、相互に同じ位置における前記ウォブリング
の周波数が前記所定の周波数となることにより前記移動
制御情報が記録されている前記記録媒体に対して前記記
録情報を記録する情報記録装置であって、前記情報単位
内トラックに対して光ビームを照射し、当該光ビームの
前記情報単位内トラックからの反射光に基づいて再生信
号を出力するピックアップ等のピックアップ手段と、前
記出力された再生信号から、前記移動制御情報を抽出す
るフィルタ等の抽出手段と、前記抽出された移動制御情
報に基づいて、前記記録媒体を移動させる移動手段を駆
動するための駆動信号を生成するサーボ回路等の駆動信
号生成手段と、前記生成された駆動信号に基づいて、前
記記録媒体を移動させるスピンドルモータ等の前記移動
手段と、前記移動手段により移動されている前記記録媒
体に対して前記記録情報を記録するピックアップ等の記
録手段と、を備える。
【0036】請求項11に記載の発明の作用によれば、
ピックアップ手段は、情報単位内トラックの一部を所定
の周波数でウォブリングさせることにより移動制御情報
が記録されている記録媒体であって、全ての情報単位内
トラックについて、相互に同じ位置におけるウォブリン
グの周波数が所定の周波数となることにより移動制御情
報が記録されている記録媒体上の上記情報単位内トラッ
クに対して光ビームを照射し、当該光ビームの反射光に
基づいて再生信号を出力する。
【0037】そして、抽出手段は、出力された再生信号
から、移動制御情報を抽出する。その後、駆動信号生成
手段は、抽出された移動制御情報に基づいて駆動信号を
生成する。
【0038】そして、移動手段は、生成された駆動信号
に基づいて、記録媒体を移動させる。 これらにより、
記録手段は、移動手段により移動されている記録媒体に
対して記録情報を記録する。
【0039】よって、記録媒体における全ての情報単位
内トラックについて、相互に同じ位置におけるウォブリ
ングの周波数が予め設定された所定の周波数となって移
動制御情報が記録されており、且つ、当該移動制御情報
を検出し、これに基づいて記録媒体の移動を制御するの
で、情報単位毎の周期で正確に検出される移動制御情報
に基づいて記録媒体を移動制御することとなり、記録情
報の記録における記録媒体の移動を正確に制御すること
ができる。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項11に記載の情報記録装置にお
いて、前記記録媒体は、一の前記情報単位内トラックに
おける、前記所定の周波数でウォブリングされている情
報単位内トラック以外の前記情報単位内トラックの前記
ウォブリングの周波数が、前記情報単位内トラックに記
録すべきアドレス情報等の制御情報であって、前記記録
情報の記録の際に用いられる制御情報に対応した周波数
とされることにより前記制御情報が記録されていると共
に、前記抽出手段は、前記出力された再生信号から前記
制御情報を抽出し、更に前記記録手段は、前記抽出され
た制御情報に基づいて前記記録情報を前記記録媒体に記
録するように構成される。
【0041】請求項12に記載の発明の作用によれば、
請求項11に記載の発明の作用に加えて、記録媒体は、
一の情報単位内トラックにおける所定の周波数でウォブ
リングされている情報単位内トラック以外の情報単位内
トラックのウォブリングの周波数が、制御情報に対応し
た周波数とされることにより制御情報が記録されている
と共に、抽出手段は、出力された再生信号から制御情報
を抽出し、更に記録手段は、抽出された制御情報に基づ
いて記録情報を記録媒体に記録する。
【0042】よって、記録情報の記録時に、移動制御情
報と共に制御情報が情報単位毎の周期で正確に検出され
るので、記録媒体の移動制御を正確に行いつつ記録情報
の記録に必要な情報を取得することができる。
【0043】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、請求項12に記載の情報記録装置にお
いて、前記記録媒体上の一の前記情報単位内トラックに
おいて、前記所定の周波数でウォブリングされている情
報単位内トラックの長さが、一の前記情報単位内トラッ
クの半分の長さであるように構成される。
【0044】請求項13に記載の発明の作用によれば、
請求項12に記載の発明の作用に加えて、記録媒体上の
一の情報単位内トラックにおいて、所定の周波数でウォ
ブリングされている情報単位内トラックの長さが一の情
報単位内トラックの半分の長さとされている。
【0045】よって、上記所定の周波数でウォブリング
されている情報単位内トラックの長さと制御情報に対応
した周波数でウォブリングされている情報単位内トラッ
クの長さとが等しくなるので、移動制御情報と制御情報
との双方を確実に検出して記録情報を記録することがで
きる。
【0046】上記の課題を解決するために、請求項14
に記載の発明は、請求項12又は13に記載の情報記録
装置において、前記記録媒体には、前記移動制御情報及
び前記制御情報が、前記記録媒体上の前記トラックに隣
接するランドトラック等の隣接トラック上にピットを形
成することにより記録されていると共に、前記ピックア
ップ手段は、前記情報単位内トラック及び前記隣接トラ
ックに前記光ビームを照射し、当該光ビームの前記情報
単位内トラック及び前記隣接トラックからの反射光に基
づいて前記再生信号を出力するように構成される。
【0047】請求項14に記載の発明の作用によれば、
請求項12又は13に記載の発明の作用に加えて、記録
媒体には、移動制御情報及び制御情報が、記録媒体上の
隣接トラック上にピットを形成することにより記録され
ていると共に、ピックアップ手段は、情報単位内トラッ
ク及び隣接トラックに光ビームを照射し、当該光ビーム
の情報単位内トラック及び隣接トラックからの反射光に
基づいて上記再生信号を出力する。
【0048】よって、記録媒体上において、移動制御情
報が情報単位内トラックをウォブリングさせること及び
ピットを形成することの双方により重畳して記録されて
いるので、ウォブリングにより記録された移動制御情報
又はピットにより記録された移動制御情報のうちのいず
れか一方が検出されない場合でも、確実に記録媒体の移
動を制御して情報を記録することができる。
【0049】上記の課題を解決するために、請求項15
に記載の発明は、請求項11から14のいずれか一項に
記載の情報記録装置において、前記記録媒体はDVD−
R等の円盤状記録媒体であると共に、前記移動制御情報
は、前記円盤状記録媒体の回転数を制御するための回転
制御情報であり、更に、前記移動手段は、前記駆動信号
に基づいて前記円盤状記録媒体を回転駆動するように構
成される。
【0050】請求項15に記載の発明の作用によれば、
請求項11から14のいずれか一項に記載の発明の作用
に加えて、記録媒体は円盤状記録媒体であると共に、移
動制御情報は、円盤状記録媒体の回転数を制御するため
の回転制御情報であり、更に移動手段は、駆動信号に基
づいて円盤状記録媒体を回転駆動する。
【0051】よって、記録情報の記録における円盤状記
録媒体の回転数を正確に制御することができる。
【0052】
【発明の実施の形態】次に本発明に好適な実施の形態に
ついて図面に基づいて説明する。 (I)移動制御情報記録装置及び記録媒体の実施形態 初めに、プリ情報に対応したプリピットを形成すると共
にプリ情報に対応して後述のグルーブトラックをウォブ
リングさせることにより当該プリ情報を記録媒体として
のDVD−Rに記録するための本発明の移動制御情報記
録装置の実施形態であるカッティング装置について、図
1乃至図9を用いて説明する。なお、以下のカッティン
グ装置の実施形態の説明においては、当該カッティング
装置によりプリピットが形成されると共にグルーブトラ
ックがウォブリングされた記録媒体としてのDVD−R
の実施形態についても併せて説明する。
【0053】初めに、図1を用いて後述の本実施形態の
カッティング装置によりプリピットが形成されると共に
グルーブトラックがウォブリングされているDVD−R
の構造について説明する。
【0054】図1において、DVD−R1は色素膜5を
備えた一回のみ情報の書込みが可能な色素型DVD−R
であり、トラックとしてのグルーブトラック2と当該グ
ルーブトラック2に再生光又は記録光としてのレーザビ
ーム等の光ビームBを誘導するための隣接トラックとし
てのランドトラック3が後述のカッティング装置により
形成されている。また、それらを保護するための保護膜
7及び記録された情報を再生する際に光ビームBを反射
するための金蒸着膜6を備えている。そして、このラン
ドトラック3に後述のカッティング装置によりプリ情報
に対応するプリピット4が形成されている。このプリピ
ット4はDVD−R1を出荷する前に予め形成されてい
るものである。
【0055】更に、当該DVD−R1においては、グル
ーブトラック2を記録すべきプリ情報に対応する周波数
及び後述の所定の一定ウォブリング周波数でウォブリン
グさせることにより上記プリピット4と重複して同様の
内容のプリ情報が記録されている。このグルーブトラッ
ク2のウォブリングによるプリ情報の記録は、上記プリ
ピット4と同様に、後述のカッティング装置によりDV
D−R1を出荷する前に予め実行されるものである。
【0056】そして、DVD−R1に記録情報(プリ情
報以外の本来記録すべき画像情報等の情報をいう。以下
同じ。)を記録する際には、後述の情報記録装置におい
てこのプリピット4及びグルーブトラック2のウォブリ
ングの周波数を検出することにより予めプリ情報を取得
し、それに基づいて記録光としての光ビームBの最適出
力等が設定されると共に、記録情報を記録すべきDVD
−R1上の位置であるアドレス情報等が取得され、この
アドレス情報に基づいて記録情報が対応する記録位置に
記録される。
【0057】ここで、記録情報の記録時には、光ビーム
Bをその中心がグルーブトラック2の中心と一致するよ
うに照射してグルーブトラック2上に記録情報に対応す
る記録情報ピットを形成することにより記録情報を形成
する。この時、光スポットSPの大きさは、図1に示す
ように、その一部がグルーブトラック2だけでなくラン
ドトラック3にも照射されるように設定される。そし
て、このランドトラック3に照射された光スポットSP
の一部の反射光を用いて後述のプッシュプル法(DVD
−R1の回転方向に平行な分割線により分割された光検
出器を用いたプッシュプル法(以下、ラジアルプッシュ
プル法という。))によりプリピット4からプリ情報を
検出して当該プリ情報が取得されると共に、グルーブト
ラック2に照射されている光スポットSPの反射光を用
いてグルーブトラック2のウォブリングの周波数からプ
リ情報を検出して当該プリ情報が取得される。
【0058】次に、本実施形態のカッティング装置によ
り記録されるプリ情報の記録フォーマットについて、図
2を用いて説明する。なお、図2において、上段は記録
情報における記録フォーマットを示し、下段の波型波形
は当該記録情報を記録するグルーブトラック2のウォブ
リング状態(グルーブトラック2の平面図)を示し、記
録情報とグルーブトラック2のウォブリング状態の間の
上向き矢印は、プリピット4が形成される位置を模式的
に示すものである。ここで、図2においては、グルーブ
トラック2のウォブリング状態は、理解の容易のため実
際の振幅よりも大きい振幅を用いて示してあり、記録情
報は当該グルーブトラック2の中心線上に記録される。
【0059】図2に示すように、本実施形態においてD
VD−R1に記録される記録情報は、予め情報単位とし
てのシンクフレーム毎に分割されている。また、26の
シンクフレームにより一のレコーディングセクタが形成
され、更に、16のレコーディングセクタにより一のE
CC(Error Correcting Code )ブロックが形成され
る。なお、一のシンクフレームは、上記記録情報を記録
する際の記録フォーマットにより規定されるビット間隔
に対応する単位長さ(以下、Tという。)の1488倍
(1488T)の長さを有しており、更に、一のシンク
フレームの先頭の14Tの長さの部分にはシンクフレー
ム毎の同期を取るための同期情報SYが記録される。
【0060】一方、本実施形態においてDVD−R1に
記録されるプリ情報は、シンクフレーム毎に記録され
る。ここで、プリピット4によりDVD−R1にプリ情
報が記録される場合は、記録情報における夫々のシンク
フレームにおける同期情報SYが記録される領域に隣接
するランドトラック3上に、プリ情報における同期信号
を示すものとして必ず一のプリピット4が形成されると
共に、当該同期情報SY以外の当該シンクフレーム内の
前半部分に隣接するランドトラック3上に、記録すべき
プリ情報の内容を示すものとして二又は一のプリピット
4が形成される(なお、同期情報SY以外の当該シンク
フレーム内の前半部分については、記録すべきプリ情報
の内容によってはプリピット4が形成されない場合もあ
る。)。この際、本実施形態においては、一のレコーデ
ィングセクタにおいては、偶数番目のシンクフレーム
(以下、EVENフレームという。)のみ又は奇数番目
のシンクフレーム(以下、ODDフレームという。)の
みにプリピット4が形成されてプリ情報が記録される。
すなわち、図2において、EVENフレームにプリピッ
ト4が形成された場合には(図2において実線上向き矢
印で示す。)それに隣接するODDフレームにはプリピ
ット4は形成されない。
【0061】一方、グルーブトラック2のウォブリング
の周波数を変化させることによりプリ情報が記録される
場合には、始めに、記録すべきプリ情報の内容に拘らず
全てのシンクフレームにおける前半部分が所定の一定ウ
ォブリング周波数(図2において、符号f0 で示す。)
でウォブリングされ、更に、夫々のシンクフレームにお
ける後半部分が記録すべきプリ情報の内容に対応した周
波数でウォブリングされる。この場合に、夫々のシンク
フレームの後半部分のウォブリング周波数には、二通り
の周波数(図2において、符号f1 又はf2 で示す。)
があり、記録すべきプリ情報の内容に応じて後述のよう
に区分して使用される。また、本実施形態では、二つの
隣接するシンクフレーム(一組のEVENフレームとO
DDフレーム)により記録すべきプリ情報における
「0」又は「1」が表現される。次に、図2に示すプリ
ピット4及びグルーブトラック2を図2に示す形態で図
1に示す形状に形成するための本実施形態に係るカッテ
ィング装置について、図3乃至図9を用いて説明する。
【0062】初めに、実施形態に係るカッティング装置
の構成について図3乃至図6を用いて説明する。なお、
図3乃至図6に示すカッティング装置は、本発明により
プリピット4及びウォブリングするグルーブトラック2
が形成されてプリ情報が記録されたDVD−R1を大量
生産するためのスタンパディスクを製作するためのもの
である。
【0063】先ず、カッティング装置の全体構成につい
て、図3を用いて説明する。図3に示すように、実施形
態のカッティング装置Cは、記録すべきプリ情報S PP
生成するデータ発生部20と、プリ情報SPPをパラレル
/シリアル変換するパラレル/シリアル変換器21と、
本発明の特徴であり、プリ情報SPPに基づき、図2に示
すフォーマットでプリピット4及びグルーブトラック2
を形成するための記録プリ情報SR 及び後述のウォブリ
ング信号SW を生成する特定ウォブリング信号生成手
段、制御ウォブリング信号生成手段及びピット形成信号
生成手段としてのプリフォーマット用エンコーダ22
と、プリフォーマット用エンコーダ22に対してプリフ
ォーマッティングに使用するクロック信号CLK(周期
は上記Tとされている。)を出力するクロック信号発生
部23と、DVD−R1の基板に対して図1に示すグル
ーブトラック2をウォブリングさせつつ形成するための
光ビームLG を出射すると共に、図1に示すランドトラ
ック3及びプリピット4を形成するための光ビームLL
を出射するレーザ発生装置24と、出射された光ビーム
L 又はLG を記録プリ情報SR に基づいて変調する光
変調器25と、光ビームLG 及びLL をスタンパディス
ク上に集光する対物レンズ26と、スタンパディスクを
回転させるスピンドルモータ29と、スタンパディスク
の回転数を検出する回転検出器30と、検出された回転
数に基づいて、スタンパディスクの回転をサーボ制御す
ると共に、スタンパディスクの一回転に一回の一回転検
出信号SS をプリフォーマット用エンコーダ22に出力
する回転サーボ回路31と、螺旋状のグルーブトラック
2及びランドトラック3を形成するために、スタンパデ
ィスクの回転に対応してスピンドルモータ29及びスタ
ンパディスクを当該スタンパディスクの半径方向に送る
送りユニット32と、送りユニット32の位置を検出す
る位置検出器33と、検出された送りユニット32の位
置に基づいて送りユニットの移動をサーボ制御する送り
サーボ回路34と、後述のウォブリング信号SW に基づ
いて光ビームLG をスタンパディスクの半径方向に振動
させ、上記ウォブリングするグルーブトラック2を形成
するための電磁石35と、光変調器25に固定され、当
該電磁石35との磁気的相互作用により実際に光変調器
25をスタンパディスクの半径方向に振動させて光ビー
ムLG を振動させることによりウォブリングするグルー
ブトラック2を形成するための永久磁石36とにより構
成されている。ここで、レーザ発生装置24は、光ビー
ムLG を出射する出射装置24G と、光ビームLL を出
射する出射装置24L とにより構成される。そして、光
ビームLL は光変調器25により記録プリ情報SR に基
づいて変調されるが、光ビームLG は図示しないDC
(直流)駆動装置により常に一定の強度を保ちつつ且つ
スタンパディスクの半径方向に振動しながら当該スタン
パディスクに照射される。更に、ランドトラック3を形
成する光ビームLL とグルーブトラック2を形成する光
ビームLG は、照射位置をスタンパディスクの半径方向
にずらしつつ照射され、同心螺旋状のランドトラック3
とグルーブトラック2を同時に形成していく。
【0064】一方、スタンパディスクは、スタンパディ
スク本体としてのガラス基盤27と、ガラス基盤上にコ
ーティングされたプリピット4及び各トラックを形成す
るためのレジスト(感光材)28とにより構成されてい
る。
【0065】なお、以上の構成において、レーザ発生装
置24、光変調器25及び対物レンズ26により記録手
段を構成している。次に、プリフォーマット用エンコー
ダ22の細部構成について、図4を用いて説明する。
【0066】図4に示すように、プリフォーマット用エ
ンコーダ22は、入力されたクロック信号CLKに基づ
いて、図2に示す各シンクフレームに対応するタイミン
グにおいて、EVENフレームに対応するEVENフレ
ーム信号SE と、ODDフレームに対応するODDフレ
ーム信号SO を出力すると共に、一のEVENフレーム
に対応するEVENフレーム信号SE が発生する度にリ
セットされる後述のEVENフレームカウンタから出力
されるEVENフレームカウント信号SECを出力し、更
に、夫々のレコーディングセクタの先頭を示す先頭フレ
ーム信号SH を出力するフレーム信号発生器40と、ク
ロック信号CLK及び一回転検出信号S S に基づいてス
タンパディスクにおける一周に対応する期間に記録する
プリピット4を形成すべきシンクフレームを、EVEN
フレームとするか又はODDフレームとするかの判別の
ためのゲート信号SG を出力するODD・EVEN判定
用ゲート信号発生器41と、EVENフレーム信号
E 、ゲート信号SG 及び一回転検出信号SS に基づい
て、プリピット4を形成すべきシンクフレームをEVE
Nフレームとするか或はODDフレームとするかを判定
するための判定信号SJを出力する判定器42と、先頭
フレーム信号SH 、EVENフレーム信号SE 、ODD
フレーム信号SO 、クロック信号CLK及びプリ情報S
PPに基づいて、記録情報のEVENフレームに対応した
プリピット4を形成するための偶数記録プリ情報SRE
び記録情報のODDフレームに対応したプリピット4を
形成するための奇数記録プリ情報SROを出力する記録プ
リ情報発生器44と、判定信号SJに基づいて、偶数記
録プリ情報SRE又は奇数記録プリ情報SROを選択的に切
り換えて出力するスイッチ43と、EVENフレーム信
号SE を初期化信号として用いることにより初期化され
つつクロック信号CLKに含まれるクロック信号をカウ
ントし、シンクフレームの先頭及びその半分のクロック
数となる度にカウント信号SC を出力するカウンタ45
と、カウント信号SC 及びプリ情報SPPに基づいて、シ
ンクフレームの前半に対応するグルーブトラック2を上
記所定の一定ウォブリング周波数f0 によりウォブリン
グさせるための予め記憶されているウォブリング信号S
W (ディジタル信号)又はシンクフレームの後半に対応
するグルーブトラック2を上記プリ情報SPPに対応する
周波数f1 又はf2 によりウォブリングさせるための予
め記憶されているウォブリング信号SW (ディジタル信
号)を出力するROM(Read Only Memory)46と、出
力されたウォブリング信号SW を光変調器25を振動さ
せるためのアナログ信号であるウォブリング信号S W
変換するためのD/A変換器47とにより構成されてい
る。なお、上記の構成において、スイッチ43は、通常
は偶数記録プリ情報SRE側に切り換えられている。
【0067】次に、フレーム信号発生器40及びODD
・EVEN判定用ゲート信号発生器41の細部構成につ
いて、図5を用いて説明する。図5に示すように、フレ
ーム信号発生器40は、クロック信号CLKに基づい
て、ODDフレーム信号SO を発生すべきタイミングか
らの経過時間を計時してODDフレームカウント信号S
OCを出力するODDフレーム用カウンタ50と、クロッ
ク信号CLKに基づいて、EVENフレーム信号SE
発生すべきタイミングからの経過時間を計時してEVE
Nフレームカウント信号SECを出力するEVENフレー
ム用カウンタ51と、ODDフレーム用カウンタ50か
ら出力されたODDフレームカウント信号SOCに基づい
て、次のODDフレーム信号SO を出力すべき時間にな
ったとき、長さ2TのパルスをODDフレーム信号SO
として出力するデコーダ52と、EVENフレーム用カ
ウンタ51から出力されたEVENフレームカウント信
号SECに基づいて、次のEVENフレーム信号SE を出
力すべき時間になったとき、長さ2TのパルスをEVE
Nフレーム信号SE として出力するデコーダ53と、E
VENフレーム信号SE をカウントし、13個目のEV
ENフレーム信号SE が出力される度にレコーディング
セクタの境界であるとしてカウント信号SCCを出力する
カウンタ54と、カウント信号SCCに基づいてレコーデ
ィングセクタの先頭を示す先頭フレーム信号SH を出力
するデコーダ55とにより構成されている。
【0068】一方、図5に示すように、ODD・EVE
N判定用ゲート信号発生器41は、EVENフレームカ
ウント信号SEC及び一回転検出信号SS に基づいて、一
の一回転検出信号SS が入力される度に(換言すれば、
スタンパディスクが一回転する度に)、そのときのEV
ENフレームカウント信号SECの値をラッチするラッチ
回路60と、クロック信号CLK及び一回転検出信号S
S に基づいて、上記のEVENフレーム用カウンタ51
と同じ値及び周期でリセットされつつ計時すると共に、
一回転検出信号SS が入力される度に、その値がラッチ
回路60に記録されている値に更新されるゲート用カウ
ント信号SGCを出力するゲート用カウンタ61と、ゲー
ト用カウント信号SGCに基づいて、ゲート用カウンタ6
1の値が最大値となってリセットされる度に所定の長さ
のゲート信号SG を出力するモノマルチバイブレータ6
2とにより構成されている。
【0069】次に、上記記録プリ情報発生器44の構成
について、図6(a)を用いて説明する。図6(a)に
示すように、記録プリ情報発生器44は、EVENフレ
ーム信号SE 及びクロック信号CLKに基づいて、上記
偶数記録プリ情報SREを出力するEVEN部44Eと、
ODDフレーム信号SO 及びクロック信号CLKに基づ
いて、上記奇数記録プリ情報SROを出力するODD部4
4Oとにより構成されている。
【0070】この内、EVEN部44Eは、EVENフ
レーム信号SE 及びクロック信号CLKに基づいて、E
VENフレームにおける夫々のプリピット4(ランドト
ラック3におけるEVENフレーム内の同期信号SY
(図2参照)の領域に形成されるべき一のプリピット4
並びに同期信号SY以外の領域に形成されるべきその他
のプリピット4)を形成すべきタイミングを示すタイミ
ング信号SB0(ランドトラック3におけるEVENフレ
ーム内の同期信号SYの領域に形成されるべき一のプリ
ピット4に対応する。)及びタイミング信号SB1、SB2
(同期信号SY以外のEVENフレーム内の領域に形成
されるべきその他のプリピット4に対応する。)を出力
するビットタイミング発生器65と、夫々に図6(a)
に示す構成で上記タイミング信号SB0、SB1及びSB2
プリ情報SPP及び先頭フレーム信号SH が入力され、最
終的に上記偶数記録プリ情報SREを出力するOR回路6
9、AND回路66、68並びにOR回路67により構
成されている。
【0071】一方、ODD部44Oは、ODDフレーム
信号SO 及びクロック信号CLKに基づいて、ODDフ
レームにおける夫々のプリピット4(ランドトラック3
におけるODDフレーム内の同期信号SY(図2参照)
の領域に形成されるべき一のプリピット4並びに同期信
号SY以外の領域に形成されるべきその他のプリピット
4)を形成すべきタイミングを示すタイミング信号SB0
(ランドトラック3におけるODDフレーム内の同期信
号SYの領域に形成されるべき一のプリピット4に対応
する。)及びタイミング信号SB1、SB2(同期信号SY
以外のODDフレーム内の領域に形成されるべきその他
のプリピット4に対応する。)を出力するビットタイミ
ング発生器70と、夫々に図6(a)に示す構成で上記
タイミング信号SB0、SB1及びSB2、プリ情報SPP及び
先頭フレーム信号SH が入力され、最終的に上記奇数記
録プリ情報SROを出力するAND回路71、72及びO
R回路73により構成されている。
【0072】次に、上記記録プリ情報発生器44におけ
るビットタイミング発生器65又は70の構成につい
て、図6(b)を用いて説明する。なお、ビットタイミ
ング発生器65とビットタイミング発生器70とは基本
的に同様の構成を備えている。
【0073】図6(b)に示すように、ビットタイミン
グ発生器65(70)は、クロック信号CLK及びEV
ENフレーム信号SE (又はODDフレーム信号SO
に基づいて、夫々のフレーム信号におけるパルスにより
初期化されると共に、クロック信号CLKにおけるクロ
ックの内、各フレーム信号のパルスから7番目のクロッ
クのタイミングと、各フレーム信号のパルスから193
番目のクロックのタイミングと、各フレーム信号のパル
スから379番目のクロックのタイミングと、において
夫々カウント信号SCCC を出力するカウンタ74と、カ
ウント信号SCC C に基づいて、各フレーム信号のパルス
から7番目のクロックのタイミングで上記タイミング信
号SB0を出力し、各フレーム信号のパルスから193番
目のクロックのタイミングで上記タイミング信号SB1
出力し、各フレーム信号のパルスから379番目のクロ
ックのタイミングで上記タイミング信号SB2を出力する
デコーダ75とにより構成されている。
【0074】以上の構成を有するカッティング装置Cに
ついて、次に、その動作を図7乃至図9に示すタイミン
グチャートを用いて説明する。初めに、図7(a)を用
いて、ODDフレーム信号SO 、EVENフレーム信号
E 、先頭フレーム信号SH 及びEVENフレームカウ
ント信号SECを生成するフレーム信号発生器40の動作
について説明する。
【0075】図7(a)に示すように、各シンクフレー
ムを示すフレーム信号が一シンクフレームの長さ148
8Tの間隔でパルスが発生しているのに対し、ODDフ
レーム信号SO においては、第1番目のシンクフレーム
に対応するタイミングからフレーム信号の2倍の間隔で
夫々2Tの長さのパルスが発生する。このODDフレー
ム信号SO のパルスは、ODDフレーム用カウンタ50
において、第1番目のシンクフレームのタイミングから
2976T(=1488T×2)に対応する時間を計時
し、この時間が経過する度に、デコーダ52において長
さ2Tのパルスを発生することを繰返すことにより連続
して発生される。
【0076】一方、EVENフレーム信号SE において
は、第0番目のシンクフレームに対応するタイミングか
らフレーム信号の2倍の間隔で夫々2Tの長さのパルス
が発生する。このEVENフレーム信号SE は、ODD
フレーム信号SO の場合と同様に、EVENフレーム用
カウンタ51において、第0番目のシンクフレームのタ
イミングから2976Tに対応する時間を計時し、この
時間が経過する度に、デコーダ53において長さ2Tの
パルスを発生することを繰返すことにより連続して発生
される。なお、このとき、EVENフレーム用カウンタ
51が出力するEVENフレーム用カウント信号S
ECは、ODD・EVEN判定用ゲート信号発生器41内
のラッチ回路60に出力されている。
【0077】更に、先頭フレーム信号SH においては、
第0番目のシンクフレームに対応するタイミングからフ
レーム信号の2倍の長さ(2976T)に対応するパル
スが発生する。この先頭フレーム信号SH の発生につい
ては、先ず、第0番目のシンクフレームに対応するEV
ENフレーム信号SE のタイミングにおいてカウンタ5
4からカウント信号SCCを出力すると共に当該EVEN
フレーム信号SE のカウントを開始し、当該カウント信
号SCCを受けたデコーダ55においてカウント信号SCC
をトリガとして“H”となりその後2976Tの間
“H”の値を維持する信号を生成することにより、上記
先頭フレーム信号SH が発生される。なお、カウンタ5
4においては、カウント信号SCCを出力した後もEVE
Nフレーム信号SE のカウントを継続し、13個のEV
ENフレーム信号SE のパルスをカウントしたタイミン
グで次のカウント信号SCCを出力する。これにより、常
に一のレコーディングセクタ毎にレコーディングセクタ
の先頭のタイミングから2976Tの長さのパルスを有
する先頭フレーム信号SH が出力されることとなる。
【0078】次に、フレーム信号発生器40からの上記
EVENフレーム信号SE 、ODDフレーム信号SO
び先頭フレーム信号SH 、クロック信号CLK並びにプ
リ情報SPPを用いた記録プリ情報発生器44の動作につ
いて、図4、図6及び図8を用いて説明する。
【0079】先ず、当該記録プリ情報発生器44に対し
ては、図8に示すタイミングで、EVENフレーム信号
E 、ODDフレーム信号SO 、先頭フレーム信号SH
及びクロック信号CLKが入力されている。このとき、
EVENフレーム信号SE 及びODDフレーム信号SO
については、2シンクフレーム毎に常に夫々のパルスが
入力されている。
【0080】そして、当該EVENフレーム信号SE
ODDフレーム信号SO 、先頭フレーム信号SH 及びク
ロック信号CLKが入力されたビットタイミング発生器
65及び70(カウンタ74及びデコーダ75を夫々含
む。)は、EVENフレーム信号SE 又はODDフレー
ム信号SO におけるパルスをトリガ信号としてクロック
信号CLKのカウントを開始し、EVENフレーム信号
E 又はODDフレーム信号SO のパルスが入力された
タイミングから7クロック目、193クロック目及び3
79クロック目において、夫々上記タイミング信号
B0、タイミング信号SB1及びタイミング信号SB2を出
力する。このときビットタイミング発生器65は、EV
ENフレーム信号SE をトリガ信号として上記タイミン
グ信号SB0、タイミング信号SB1及びタイミング信号S
B2を出力し、ビットタイミング発生器70は、ODDフ
レーム信号SO をトリガ信号として上記タイミング信号
B0、タイミング信号SB1及びタイミング信号SB2を出
力することとなる。
【0081】なお、上記タイミング信号SB0を各フレー
ム信号から7クロック目に出力するのは、当該タイミン
グ信号SB0に対応して形成されるプリピット4(一のシ
ンクフレームにおける最初のプリピット4。以下、プリ
ピットB0 という。)を、記録情報における同期情報S
Yが記録される範囲内(各フレーム信号のタイミングか
ら14Tの間)に形成して、これをプリピット4により
記録されるプリ情報S PPにおける同期信号(シンクフレ
ーム内の先頭を示す信号)とするべく、各フレーム信号
のタイミングから7T(7クロック目)に相当する位置
にプリピットB0 を形成するためである。
【0082】また、上記タイミング信号SB1及びSB2
各フレーム信号から夫々193クロック目及び379ク
ロック目に出力する理由については、本実施形態のDV
D−R1においては、ディジタル情報SRRの記録におけ
るプリ情報SPP検出時の位相同期を取り易くするため、
グルーブトラック2のウォブリングによるプリ情報S PP
の記録とプリピット4によるプリ情報SPPの記録につい
て、後述のように当該ウォブリングの最大振幅の位置に
プリピット4を形成することとしている。このとき、プ
リ情報SPPに無関係な上述の所定の一定ウォブリング周
波数は、記録情報の記録時に当該一定ウォブリング周波
数を容易に検出できるようにするため、一のシンクフレ
ームに8波分のウォブリングが入るだけの周波数(14
0kHz)とされている。よって、この一定ウォブリン
グ周波数のウォブリングに合わせて一のシンクフレーム
における第2及び第3のプリピット4(以下、夫々をプ
リピットB1 及びB2 という。)を形成するためには、
プリピットB0 から186T(1488T÷8)分ずつ
離れて当該プリピットB1 及びB2 に対応する上記タイ
ミング信号SB1及びタイミング信号SB2を出力する必要
があるので、当該夫々のタイミング信号SB1及びSB2
間隔も186Tとされている。これらの理由により、タ
イミング信号SB1は各フレーム信号から193T(7+
186)目に出力され、タイミング信号SB2は各フレー
ム信号から379T(7+186×2)目に出力される
のである。
【0083】次に、EVENフレーム信号SE に基づい
てビットタイミング発生器65から出力されたタイミン
グ信号SB0はそのままOR回路67に入力され、タイミ
ング信号SB1はAND回路66に入力される。そして、
当該AND回路66の他方の入力端子には先頭フレーム
信号SH が入力される。一方、タイミング信号SB2はA
ND回路68に入力されている。そして、当該AND回
路68の他方の入力端子には、プリ情報SPPと先頭フレ
ーム信号SH が入力されているOR回路69の出力信号
が入力されている。そして、最終的にAND回路66の
出力信号とAND回路68の出力信号とが夫々OR回路
67の他の二つの入力端子に入力される。従って、OR
回路67の出力信号である偶数記録プリ情報SREについ
ては、一のレコーディングセクタの先頭のシンクフレー
ムの間では、上記各タイミング信号SB0、SB1及びSB2
に基づいて、図8下から4段目に示す偶数記録プリ情報
REが出力される(なお、本実施形態においては、一の
レコーディングセクタの先頭のシンクフレームの間に対
応するプリ情報SPPは「0」に対応するプリ情報S PP
されることが予め設定されている。)。一方、一のレコ
ーディングセクタの先頭シンクフレーム以外のシンクフ
レームの間では、上記各タイミング信号SB0、SB1及び
B2に基づいて、「0」に対応するプリ情報SPPについ
ては、図8下から2段目に示す偶数記録プリ情報SRE
出力され、「1」に対応するプリ情報SPPについては、
図8最下段に示す偶数記録プリ情報SREが出力される。
【0084】また、ODDフレーム信号SO に基づいて
ビットタイミング発生器70から出力されたタイミング
信号SB0はそのままOR回路73に入力され、タイミン
グ信号SB1はAND回路71に入力される。そして、当
該AND回路71の他方の入力端子には先頭フレーム信
号SH が入力される。一方、タイミング信号SB2はAN
D回路72に入力されている。そして、当該AND回路
72の他方の入力端子には、プリ情報SPPが入力されて
いる。そして、最終的にAND回路56の出力信号とA
ND回路72の出力信号とが夫々OR回路73の他の二
つの入力端子に入力される。従って、OR回路73の出
力信号である奇数記録プリ情報SROについては、一のレ
コーディングセクタの先頭のシンクフレームの間では、
上記各タイミング信号SB0、SB1及びSB2に基づいて、
図8下から3段目に示す奇数記録プリ情報SROが出力さ
れる。一方、一のレコーディングセクタの先頭シンクフ
レーム以外のシンクフレームの間では、上記各タイミン
グ信号SB0、SB1及びSB2に基づいて、「0」に対応す
るプリ情報SPPについては、偶数記録プリ情報SREと同
様の図8下から2段目に示す奇数記録プリ情報SROが出
力され、「1」に対応するプリ情報SPPについても、偶
数記録プリ情報SREと同様の図8最下段に示す奇数記録
プリ情報SROが出力される。
【0085】次に、図5及び図9を用いて、ODD・E
VEN判定用ゲート信号発生器41の動作を説明する。
図9に示すように、フレーム信号発生器40において、
フレーム信号に対応してEVENフレーム信号SE を生
成するためのEVENフレーム用カウント信号SECが生
成されると、ラッチ回路60は、一回転検出信号SS
入力されるタイミングにおけるEVENフレーム用カウ
ント信号SECの値をラッチ(記憶)する。
【0086】このとき、ゲート用カウンタ61は、クロ
ック信号CLKに基づいてEVENフレーム用カウンタ
51と同じ値及び周期でリセットされつつ計時している
が、一の一回転検出信号SS が入力される度にそのとき
のラッチ回路60に記憶されている値に更新され、その
値から計時することを繰返す。すなわち、ゲート用カウ
ンタ61は、スタンパディスクにおける一回転前のEV
ENフレーム用カウンタ51と同じ動作を当該一回転の
直後の一回転において繰返すこととなる。換言すれば、
ゲート用カウンタ61の出力値には、一回転前のEVE
Nフレームに記録されたプリピット4の位置情報が含ま
れていることとなる。
【0087】そして、このゲート用カウンタ61の出力
値が最大値となってリセットされる度にモノマルチバイ
ブレータ62がゲート信号SG としてのパルス信号を生
成する。従って、このゲート信号SG にも一回転前のE
VENフレームに記録されたプリピット4の位置情報が
含まれていることとなる。このゲート信号SG のパルス
幅としては、同期プリ情報の長さ14Tに、スタンパデ
ィスク一回転分に相当するランドトラック3の長さにお
けるスタンパディスクが一回転することによって増加す
る増加分Δ(より具体的には、Δ=2×π×(ランドト
ラック3相互間のトラックピッチ))に相当する長さを
加えた、(14T+Δ)のパルス幅とされる。
【0088】次に、判定器42の動作について、図7
(b)を用いて説明する。図7(b)に示すように、判
定器42においては、EVENフレーム信号SEがゲー
ト信号SG の範囲内にある場合に、そのEVENフレー
ム信号SE の立上がりタイミングにおいて、通常は偶数
記録プリ情報SRE側に切り換わっているスイッチ43を
奇数記録プリ情報SRO側に切り換えるべく、図7(b)
に示すような判定信号SJ を出力し、これにより記録プ
リ情報発生器44からの奇数記録プリ情報SROがスイッ
チ43を介して記録プリ情報SR として出力される。
【0089】従って、通常は、記録プリ情報発生器44
からの偶数記録プリ情報SREがスイッチ43を介して出
力されることにより、当該偶数記録プリ情報SREに基づ
き、EVENフレームの位置にプリピット4が形成され
てプリ情報SPPが記録されることとなるが、判定器42
において、EVENフレーム信号SE がゲート信号S G
の範囲内に入った場合、すなわち、スタンパディスクに
ある回転の一回転前のプリピット4(プリピットB0
1 及びB2 )の位置(ゲート信号SG にその情報が含
まれている。)が当該回転におけるプリピットの位置
(EVENフレームの位置)に近い(一回転前のプリピ
ット4の位置に対して(14T+Δ)の範囲に入ってい
る)場合には、スイッチ43を奇数記録プリ情報SRO
に切り換えるべく判定信号SJ が出力され、当該回転に
おけるプリピット4はODDフレームの位置に形成され
ることとなる。
【0090】そして、ODDフレームの位置にプリピッ
ト4が記録されている状態で一回転したことが一回転検
出信号SS により検出されると、その後の回転において
は、再びEVENフレームの位置にプリピット4を形成
すべく、スイッチ43を偶数記録プリ情報SRE側に切り
換えるための判定信号SJ が判定器42から出力され、
これにより、当該偶数記録プリ情報SREが記録プリ情報
R として出力される。
【0091】次に、上記ウォブリング信号SW を生成す
るためのカウンタ45、ROM46及びD/A変換器4
7の動作について、図4及び図2を用いて説明する。始
めに、カウンタ45は、入力されているEVENフレー
ム信号SE を初期化信号として、当該EVENフレーム
信号SE が入力される度に初期化されつつクロック信号
CLKのクロック数をカウントし、その計数値をカウン
ト信号SC として出力する。
【0092】そして、上記カウント信号SC 及びプリ情
報SPPは、ROM46におけるアドレスデータとして入
力され、これによりROM46は、当該カウント信号S
C 及びプリ情報SPPの内容に対応して予め設定され当該
ROM47内にテーブル化されて記憶されている出力値
をウォブリング信号SW (ディジタル値)として出力す
る。
【0093】ここで、本実施形態においては、上記一定
ウォブリング周波数f0 は、140kHz(一のシンク
フレーム内に8波分のウォブリングが入る周波数)とさ
れ、上記周波数f1 及びf2 は夫々105kHz(14
0kHz×(3/4)。すなわち一のシンクフレームの
半分の領域に3波分のウォブリングが入る周波数)及び
175kHz(140kHz×(5/4)。すなわち一
のシンクフレームの半分の領域に5波分のウォブリング
が入る周波数)とされることが予め設定されている。夫
々のウォブリング周波数をこのように設定したのは、上
述のように夫々のウォブリング周波数でウォブリングさ
れているグルーブトラック2の全てのウォブリング周波
数を、記録情報の記録時に確実に検出するためであり、
また、夫々のシンクフレーム内における異なるウォブリ
ング周波数の領域相互の接続をスムーズにするため、す
なわち、異なるウォブリング周波数の領域に移行する際
にグルーブトラック2の形状の連続性を保ちつつ移行す
るためでもある。そして、一のEVENフレームとそれ
に続くODDフレームにおけるグルーブトラック2のウ
ォブリング周波数と上記各プリピット4(プリピットB
0 、B1 及びB2 )の有無の関係は、当該一のEVEN
フレームがレコーディングセクタの先頭であるか否か、
及び当該一のEVENフレームとそれに続くODDフレ
ームに記録すべきプリ情報の内容に対応して以下の表1
に示すように設定されている。
【0094】
【表1】 この表において、プリピットの有無の欄の「有」は対応
するプリピット4が形成されることを示し、「無」は対
応するプリピット4が形成されないことを示しており、
夫々の「有」、「無」の組合わせは、図8下から4段目
乃至最下段に示す偶数記録プリ情報SRE又は奇数記録プ
リ情報SROの波形に対応している。すなわち、レコーデ
ィングセクタの先頭のシンクフレームにおいては、それ
がEVENフレームである場合には図8下から4段目に
示す偶数記録プリ情報SREに対応して全てのプリピット
4(プリピットB0 、B1 及びB2 )が形成され、レコ
ーディングセクタの先頭のシンクフレームがODDフレ
ームである場合には図8下から3段目に示す奇数記録プ
リ情報SROに対応してプリピットB0 及びB1 のみが形
成され、レコーディングセクタの先頭以外のシンクフレ
ームにおいては、当該シンクフレームに記録すべきプリ
情報SPPが「1」のときには、図8最下段に示す偶数記
録プリ情報SRE(又は奇数記録プリ情報SRO)に対応し
てプリピットB0 及びB2 のみが形成され、レコーディ
ングセクタの先頭以外のシンクフレームに記録すべきプ
リ情報SPPが「0」のときには、図8下から2段目に示
す偶数記録プリ情報SRE(又は奇数記録プリ情報SRO
に対応してプリピットB0 のみが形成される。
【0095】また、グルーブトラック2のウォブリング
周波数については、レコーディングセクタの先頭のシン
クフレームにおいては、それがEVENフレームである
場合には当該EVENフレームの前半のウォブリング周
波数がf0 (140kHz)、後半のウォブリング周波
数がf2 (175kHz)、当該EVENフレームの次
のODDフレームの前半のウォブリング周波数がf
0 (140kHz)、後半のウォブリング周波数がf1
(105kHz)とされる。更に、レコーディングセク
タの先頭のシンクフレームがODDフレームである場合
には、当該ODDフレームの前半のウォブリング周波数
がf0 、後半のウォブリング周波数がf1 、当該ODD
フレームの次のEVENフレームの前半のウォブリング
周波数がf0、後半のウォブリング周波数がf2 とされ
る。また、レコーディングセクタの先頭以外のシンクフ
レームにおいて、当該シンクフレームに記録すべきプリ
情報S PPが「1」のときには、当該シンクフレームの
内、第1のシンクフレーム(EVENフレーム又はOD
Dフレームに拘らず)の前半のウォブリング周波数がf
0、後半のウォブリング周波数がf2 、第2のシンクフ
レームの前半のウォブリング周波数がf0 、後半のウォ
ブリング周波数がf1 とされる。更にまた、レコーディ
ングセクタの先頭以外のシンクフレームにおいて、当該
シンクフレームに記録すべきプリ情報SPPが「0」のと
きには、当該シンクフレームの内、第1のシンクフレー
ム(EVENフレーム又はODDフレームに拘らず)の
前半のウォブリング周波数がf0 、後半のウォブリング
周波数がf1 、第2のシンクフレームの前半のウォブリ
ング周波数がf0 、後半のウォブリング周波数がf2
される。このようにウォブリング周波数を組合わせるこ
とにより、後述の情報記録装置において、夫々のシンク
フレームにおけるウォブリング周波数f0 の部分を移動
制御情報として検出することでスピンドルモータの回転
制御のための信号が検出されると共に、更にウォブリン
グ周波数f1 又はf2 の部分を制御情報として検出する
ことでその組合わせによりプリ情報SPP(本実施形態に
おいては、二つのシンクフレームで一のプリ情報SPP
記録されることとなる。)が検出される。
【0096】そして、グルーブトラック2のウォブリン
グ周波数を表1に示す組合わせとするべく上記ウォブリ
ング信号SW を出力するためのテーブルがROM47に
記憶されており、上記カウント信号SC 及びプリ情報S
PPに基づいて当該テーブルの内容をウォブリング信号S
W として出力する。なお、具体的なROM47における
記憶の形態としては、例えば、プリ情報SPPをアドレス
データにおけるMSB(Most Significant Bit)とし、
カウント信号SC をアドレスデータにおけるMSB以外
の桁(2SB、3SB……LSB)として使用し、RO
M47内のアドレス「0000」から「0FFF」に二
つのシンクフレームについての「f0 」−「f1 」−
「f0 」−「f2 」というデータを記憶しておき、アド
レス「1000」から「1FFF」に二つのシンクフレ
ームについての「f0 」−「f2 」−「f0 」−
「f1 」というデータを記憶しておき、入力されるプリ
情報SPPとカウンタ信号SC に基づいてこれらのうちの
いずれかをウォブリング信号SW として読み出せばよ
い。より具体的には、例えば、プリ情報SPPが「0」の
場合、カウンタ45のカウント値が「0」、「74
4」、「1488」及び「2232」のときに、夫々の
値に対応するカウント信号SC を出力する。これは、カ
ウント値が「0」(EVENフレームの先頭)から「7
44」(EVENフレームの半分の位置)までの間と
「1488」(ODDフレームの先頭)から「223
2」(ODDフレームの半分の位置)までの間における
グルーブトラック2のウォブリング周波数を図2に示す
ように一定ウォブリング周波数f0 とすると共に、カウ
ント値が「744」から「1488」の間におけるグル
ーブトラック2のウォブリング周波数を例えば図2に示
す周波数f1 とし、更にカウント値が「2232」から
次に初期化されるまでの間におけるグルーブトラック2
のウォブリング周波数を例えば図2に示す周波数f2
するデータが記憶されるのである。
【0097】なお、プリ情報SPPが「1」の場合には、
カウンタ45のカウント値が「744」から「148
8」の間におけるウォブリング周波数をf2 とし、カウ
ント値が「2232」から次に初期化されるまでの間に
おけるウォブリング周波数をf 1 とするデータが記憶さ
れている。
【0098】この後、当該ウォブリング信号SW がD/
A変換器47によりアナログ信号に変換され、当該アナ
ログ信号に変換されたウォブリング信号SW に基づく電
磁石35と永久磁石36の動作により、光変調器25が
スタンパディスクの半径方向に移動(振動)され、これ
により、所望の周波数でウォブリングするグルーブトラ
ック2が形成されると共に、シンクフレームの先頭にプ
リピット4が形成されることとなる。また、同時に、ウ
ォブリング周波数f0 の部分における最大振幅の位置に
プリピット4が形成されることとなる。
【0099】以上説明した本実施形態のカッティング装
置Cの動作について、その特徴となる部分を纏めると、
本実施形態のカッティング装置Cのうち、特にODD・
EVEN判定用ゲート信号発生器41及び判定器42の
動作により、スタンパディスクにおける一回転前のプリ
ピット4の位置(通常はEVENフレーム位置に記録さ
れている)が次の回転におけるプリピット4の位置に近
い場合、より具体的には、一回転前のプリピット4の位
置の情報を含んだゲート信号SG の範囲に当該次の回転
におけるEVENフレーム信号SE が入ることが判定器
42において判定された場合には、当該次の回転におけ
るプリピット4はODDフレーム信号S O の位置に記録
されるように記録プリ情報SR が生成され、これに基づ
いて光変調器25により光ビームLL が変調され、プリ
ピット4を含むランドトラック3がDVD−R1に形成
される。このとき、当該光ビームLL と同時に出力され
る光ビームLG によりランドトラック3に並行するよう
にグルーブトラック2が形成される。更に、ウォブリン
グ信号SW に基づく光変調器25の移動により、光ビー
ムLG がウォブリングしつつ照射され、各プリピット4
及び記録すべきプリ情報SPPに対応したウォブリング周
波数でグルーブトラック2が形成される。
【0100】以上説明したように、本実施形態のカッテ
ィング装置Cによれば、全てのシンクフレームに対応す
るグルーブトラック2について、相互に同じ位置(前半
部)におけるウォブリングの周波数が予め設定された所
定の一定ウォブリング周波数f0 となっているので、記
録情報の記録時において、当該一定ウォブリング周波数
0 を検出し、これに基づいてDVD−R1の回転を制
御すれば、シンクフレーム毎の周期で正確に検出される
一定ウォブリング周波数f0 に基づいて回転制御するこ
ととなり、記録情報の記録におけるDVD−R1の回転
を正確に制御することができる。
【0101】また、一のシンクフレーム内のグルーブト
ラック2として、一定ウォブリング周波数f0 のグルー
ブトラック2に加えて記録すべきプリ情報SPPに対応し
たウォブリング周波数f1 又はf2 のグルーブトラック
2が形成されるので、記録情報の記録時において、当該
プリ情報SPPに対応したウォブリング周波数がシンクフ
レーム毎の周期で正確に検出されることとなり、DVD
−R1の回転制御を正確に行いつつ記録情報の記録に必
要なアドレス情報等を取得することができる。
【0102】更に、一のシンクフレーム内のグルーブト
ラック2について、上記一定ウォブリング周波数f0
ウォブリングされている領域が当該一のシンクフレーム
内のグルーブトラック2の前半部分であるので、グルー
ブトラック2の形成処理を簡略化することができ、更
に、記録情報の記録時において一定ウォブリング周波数
0 とプリ情報SPPに対応したウォブリング周波数f1
又はf2 の双方を確実に検出することができる。
【0103】更にまた、グルーブトラック2のウォブリ
ングに加えて、プリピット4によってもプリ情報SPP
記録されるので、ウォブリングにより記録されたプリ情
報S PP又はプリピット4により記録されたプリ情報SPP
のうちのいずれか一方が検出されない場合でも、確実に
DVD−R1の回転を制御することができる。
【0104】更に、実施形態のカッティング装置Cによ
れば、DVD−R1における一回転前のEVENフレー
ム位置に記録されたプリピット4の位置が次の回転にお
けるプリピット4の位置の近い場合には、当該次の回転
においては、ODDフレームの位置にプリピット4が形
成され、更にそのまま一回転した後は、元のEVENフ
レーム位置にプリピット4が形成されるので、隣り合う
ランドトラック3においては、プリピット4の位置が重
なることがなく、後述の記録情報の記録におけるプリ情
報SPPの検出において、一のランドトラック3上のプリ
情報SPPを読み取る際に、隣り合うランドトラック3の
プリ情報SPPが洩れ込むことを防止することができ、正
確なプリ情報SPPの読み取りを行うことができる。
【0105】なお、このとき、ゲート信号SG が、スタ
ンパディスクにおける一回転毎のランドトラック3の一
周に対応する長さの増加分Δを含んだ長さ(14T+
Δ)のパルス幅とされているので、スタンパディスク上
の半径位置の変化により隣合うランドトラック3上のプ
リピット4の位置が近接することがない。従って、スタ
ンパディスク上のいずれの部分においても、隣合うラン
ドトラック3上のプリピット4の位置を半径方向の同一
直線上にない位置とすることができる。
【0106】また、一のシンクフレーム中におけるウォ
ブリング周波数がf0 である区間の長さは、上述した1
/2シンクフレーム分に限られるものではなく、上記プ
リピット4に対応して、少なくとも三のプリピット4
(上記プリピットB0 乃至B2)が形成される区間のウ
ォブリング周波数がf0 であれば一シンクフレーム分以
内のいずれの長さであってもよい。 (II)情報記録装置の実施形態 次に、本発明に係る情報記録装置の実施の形態につい
て、図10乃至図12に基づいて説明する。なお、以下
の説明は、ホストコンピュータから送信されてくるディ
ジタル情報を上記DVD−R1に対して記録するための
情報記録装置について本発明を適用した実施の形態を説
明するものである。
【0107】始めに、本実施形態に係る情報記録装置の
全体構成及び動作について、図10を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態では、DVD−R1において、
当該DVD−R1上のアドレス情報等を含む上記プリピ
ット4及びウォブリングされたグルーブトラック2が予
め形成されており、ディジタル情報の記録時には、当該
プリピット4及びグルーブトラック2のウォブリング周
波数を予め検出することによりDVD−R1上のアドレ
ス情報を得、これによりディジタル情報を記録するDV
D−R1上の記録位置を検出して記録するものとする。
【0108】図10に示すように、実施形態の情報記録
装置Sは、ピックアップ手段、記録手段としてのピック
アップ76と、再生増幅器77と、デコーダ78と、プ
リピット信号デコーダ79と、駆動手段としてのスピン
ドルモータ80と、駆動信号生成手段としてのサーボ回
路81と、プロセッサ82と、エンコーダ83と、パワ
ー制御回路84と、レーザ駆動回路85と、インターフ
ェース86と、フィルタ88と、波形整形器89と、抽
出手段としての制御信号抽出器90とにより構成されて
いる。また、当該情報記録装置Sには、外部のホストコ
ンピュータ87から記録すべきディジタル情報SRRがイ
ンターフェース86を介して入力されている。
【0109】次に、全体の動作を説明する。ピックアッ
プ76は、図示しないレーザダイオード、偏向ビームス
プリッタ、対物レンズ、光検出器等を含み、レーザ駆動
信号SDLに基づいて光ビームBをDVD−R1の情報記
録面に照射し、その反射光に基づいてラジアルプッシュ
プル方式により上記プリピット4及びグルーブトラック
2のウォブリング周波数を検出して記録すべきディジタ
ル情報SRRを記録すると共に、既に記録されているディ
ジタル情報がある場合には、上記光ビームBの反射光に
基づいて当該既に記録されているディジタル情報を検出
する。
【0110】そして、再生増幅器77は、ピックアップ
76から出力されたプリピット4及びグルーブトラック
2のウォブリング周波数に対応する情報を含む検出信号
DTを増幅し、プリピット4及びグルーブトラック2の
ウォブリング周波数に対応するプリ情報信号SPPP を出
力すると共に、既に記録されているディジタル情報に対
応する増幅信号SP を出力する。
【0111】その後、デコーダ78は、増幅信号SP
対して8−16復調及びデインターリーブを施すことに
より当該増幅信号SP をデコードし、復調信号SDM及び
サーボ復調信号SSDを出力する。
【0112】一方、プリ情報信号デコーダ79は、プリ
情報信号SPPP に含まれるプリピット4を検出して得ら
れた信号のみをデコードして復調プリピット信号SPD
出力する。
【0113】そして、サーボ回路81は、復調プリピッ
ト信号SPD及びサーボ復調信号SSDに基づいて、ピック
アップ76におけるフォーカスサーボ制御及びトラッキ
ングサーボ制御のためのピックアップサーボ信号SSP
出力する。更に、サーボ回路81は、後述のスピンドル
サーボ信号SSPS に基づいてスピンドルサーボ制御信号
SSを出力してスピンドルモータ80の回転をサーボ制
御する。
【0114】これらと並行して、プロセッサ82は、復
調信号SDMに基づいて既に記録されていたディジタル情
報に対応する再生信号SOTを外部に出力すると共に、情
報記録装置S全体を主として制御する。
【0115】一方、インターフェース86は、プロセッ
サ82の制御の下、ホストコンピュータ87から送信さ
れてくるディジタル情報SRRに対して、これを情報記録
装置Sに取り込むためのインターフェース動作を行い、
当該ディジタル情報SRRをエンコーダ83に出力する。
【0116】そして、エンコーダ83は、図示しないE
CCジェネレータ、8−16変調部、スクランブラ等を
含み、ディジタル情報SRRに基づいて、再生時のエラー
訂正を行う単位であるECCブロックを構成すると共
に、当該ECCブロックに対してインターリーブ及び8
−16変調並びにスクランブル処理を施し、変調信号S
REE を生成する。
【0117】その後、パワー制御回路84は、変調信号
REE に基づいて、ピックアップ76内の図示しないレ
ーザダイオードの出力を制御するための記録信号SD
出力する。
【0118】更にレーザ駆動回路85は、記録信号SD
に基づいて、実際に上記レーザダイオードを駆動して光
ビームBを出射させるための上記レーザ駆動信号SDL
出力する。
【0119】一方、フィルタ88は、プリ情報信号S
PPP に含まれるグルーブトラック2のウォブリング周波
数のみを抽出し、夫々のウォブリング周波数(上記周波
数f0、f1 及びf2 )に対応する抽出信号SP1を出力
する。
【0120】そして、当該抽出信号SP1は、波形整形器
89に出力され、抽出信号SP1に含まれる雑音等が除か
れてもとの各ウォブリング周波数を有する整形信号SP2
が出力される。
【0121】最後に、制御信号抽出器90は、整形信号
P2に基づいて、上記スピンドルサーボ信号SSPS を出
力すると共に、整形信号SP2にウォブリング周波数の組
合わせとして含まれるアドレス情報をアドレス信号S
DTT としてプロセッサ82に出力する。
【0122】なお、上記の情報記録装置Sは、DVD−
R1に記録されている情報を再生することも可能であ
り、その際には、復調信号SDMに基づいてプロセッサ8
2を介して再生信号SOTが外部に出力されることとな
る。
【0123】次に、本発明に係るフィルタ88、波形整
形器89及び制御信号抽出器90の細部構成について図
11を用いて説明する。図11に示すように、フィルタ
88は、アナログ信号であるプリ情報信号SPP P をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器91と、ディジタル
化されたプリ情報信号SPPP から上記ウォブリング周波
数を抽出するための、105kHz乃至175kHzの
周波数を有するプリ情報信号SPPP のみを通過させるバ
ンドパスフィルタ92とにより構成されている。
【0124】また、波形整形器89は、スイッチ94
と、ディレイ回路95と、ウインドウコンパレータ96
と、予測演算器93とにより構成されている。更に、制
御信号抽出器90は、コンパレータ97と、エッジ抽出
器98と、カウンタ99と、ホールド器100と、ウイ
ンドウコンパレータ/コンパレータ101と、データ判
定回路102とにより構成されている。
【0125】次に、図11及び図12を用いてフィルタ
88、波形整形器89及び制御信号抽出器90の動作に
ついて説明する。再生増幅器77から出力されたプリ情
報信号SPPP はフィルタ88に入力され、ディジタル信
号に変換された後、グルーブトラック2のウォブリング
周波数に対応する周波数成分のみが抽出され、抽出信号
P1として出力される。
【0126】そして、当該抽出信号SP1は、波形整形器
89におけるスイッチ94(通常は抽出信号SP1側に切
り換えられている。)に出力されると共に、ディレイ回
路95及びウインドウコンパレータ96に出力される。
そして、当該抽出信号SP1をディレイ回路95により所
定時間遅延させ、当該遅延させた信号の振幅と現在の抽
出信号SP1の振幅とをウインドウコンパレータ96によ
り比較して当該遅延させた信号と現在の抽出信号SP1
の振幅の差を検出し、その差が予め設定された所定の値
より大きいときはスイッチ94を抽出信号SP1側から後
述の予測演算器93の出力信号側に切り換える。この動
作は、図12最上段に示すように、抽出信号SP1にはグ
ルーブトラック2に隣接しているランドトラック3上の
プリピット4によるインパルス状のノイズ(図12最上
段において、実線矢印で示す。)が含まれており、これ
を取り除くために、遅延させた信号と現在の抽出信号S
P1とを上記ウインドコンパレータ96において比較し、
その差が上記所定の値以上であるときは現在の抽出信号
P1には上記インパルス状ノイズが含まれているとし
て、当該現在の抽出信号SP1をスイッチ94から整形信
号SP2として出力せずに、これに代えて予測演算器93
の出力信号を整形信号SP2として出力するためである。
【0127】ここで、上記予測演算器93は、一又は数
サンプル前の抽出信号SP1の振幅の平均値から現在の抽
出信号SP1の振幅値を予測して出力するものであり、例
えば、 (1つ前のサンプルにおける振幅値)+(平均変化分)
=(現在の抽出信号SP1の振幅値) という演算を行い、算出された現在の振幅値をスイッチ
94に出力するものである。
【0128】このようにしてインパルス状ノイズが除去
された抽出信号SP1は、整形信号S P2として制御信号抽
出器90に出力される。そして、制御信号抽出器90中
のコンパレータ97は、整形信号SP2を二値化して、そ
の周波数(ウォブリング周波数)の変化に対応した三種
類のパルス長を有する比較信号SP3を出力する。これに
より、エッジ抽出器98は、当該比較信号SP3のエッジ
を抽出し、図12に示すように元のウォブリング周波数
に対応した三種類の間隔を有するエッジ信号SP4を出力
する。このエッジ信号SP4は、カウンタ99、ホールド
器100、ウインドウコンパレータ/コンパレータ10
1及びデータ判定回路102に出力されている。
【0129】エッジ信号SP4が入力されるカウンタ99
は、当該エッジ信号SP4をトリガ信号として別途入力さ
れているクロック信号CLKをカウントし、エッジ信号
P4が入力される度にそのときのカウント値をカウント
信号SP5として出力する。このカウント信号SP5には、
上記元のウォブリング周波数対応して三種類の値(図1
2において「K」、「L」及び「M」で示す。)が含ま
れることとなる。その後、当該カウント信号SP5が入力
されているホールド器100は、エッジ信号S P4に基づ
いてカウント信号SP5の夫々の値をホールドし、カウン
ト信号SP5に含まれる三種類の値に対応した三値のレベ
ルを有するホールド信号SP6を出力する。そして、当該
ホールド信号SP6が入力されているウインドウコンパレ
ータ/コンパレータ101は、エッジ信号SP4に基づい
て、入力されたホールド信号SP6を、カウント信号SP5
における元のウォブリング周波数f0 に対応するレベル
と、カウント信号SP5におけるそれ以外の値に対応する
レベルの二種類のレベルを有するスピンドルサーボ信号
SPS を生成し、サーボ回路81に出力する。このスピ
ンドルサーボ信号SSPS は、プリ情報SPPの値に拘ら
ず、正確に一シンクフレーム分の周期を有する信号であ
るので、当該波形を有するスピンドルサーボ信号SSPS
をサーボ回路81に出力し、これと予め設定された基準
信号とを比較すれば、現在のDVD−R1の回転数の基
準値からのずれが正確に検出できる。
【0130】一方、これと並行してウインドウコンパレ
ータ/コンパレータ101は、入力されたホールド信号
P6における三種類のレベルから元のウォブリング周波
数により記録されていたアドレス信号(「0」又は
「1」に対応した105kHzの周波数又は175kH
zを示す信号)SP7をデータ判定回路102に出力す
る。
【0131】そして、データ判定回路102は、アドレ
ス信号SP7及び復調プリピット信号SPDに基づいて、当
該復調プリピット信号SPDにより現在検出しているのが
EVENフレームであることが認識され、且つ、アドレ
ス信号SP7により現在検出しているウォブリング周波数
が175kHzであるときは現在検出されているプリ情
報SPPが「1」であるとしてこれを示すアドレス信号S
DTT をプロセッサ82に出力する。一方、復調プリピッ
ト信号SPDにより現在検出しているのがEVENフレー
ムであることが認識され、且つ、アドレス信号SP7によ
り現在検出しているウォブリング周波数が105kHz
であるときは現在検出されているプリ情報SPPが「0」
であるとしてこれを示すアドレス信号SDTT をプロセッ
サ82に出力する。
【0132】また、データ判定回路102は、復調プリ
ピット信号SPDにより現在検出しているのがODDフレ
ームであることが認識され、且つ、アドレス信号SP7
より現在検出しているウォブリング周波数が175kH
zであるときは現在検出されているプリ情報SPP
「0」であるとしてこれを示すアドレス信号SDTT をプ
ロセッサ82に出力する。一方、復調プリピット信号S
PDにより現在検出しているのがODDフレームであるこ
とが認識され、且つ、アドレス信号SP7により現在検出
しているウォブリング周波数が105kHzであるとき
は現在検出されているプリ情報SPPが「1」であるとし
てこれを示すアドレス信号SDTT をプロセッサ82に出
力する。
【0133】そして、アドレス信号SDTT が入力された
プロセッサ82は、当該アドレス信号SDTT と復調プリ
ピット信号SPDに基づいて、現在ディジタル情報SRR
記録しようとしているDVD−R1上のアドレス情報を
取得することとなる。
【0134】なお、アドレス信号SDTT と復調プリピッ
ト信号SPDには、同じアドレス情報が含まれていること
となるが、この使い分けについては、通常は、復調プリ
ピット信号SPDに基づいてアドレス情報を取得すると共
にアドレス信号SDTT を予備とし、ノイズ等により復調
プリピット信号SPDが検出されないときにのみアドレス
信号SDTT に基づいてアドレス情報を取得する。
【0135】以上説明したように、本実施形態の情報記
録装置Sによれば、プリ情報SPPの値に拘らず、正確に
一シンクフレーム分の周期を有する信号であるスピンド
ルサーボ信号SSPS に基づいて現在のDVD−R1の回
転数の基準値からのずれを正確に検出し、スピンドルサ
ーボ制御信号SSSを生成してスピンドルモータ80を回
転制御するので、DVD−R1の実際の回転数に対応し
た正確な回転制御が可能となる。
【0136】また、DVD−R1上のグルーブトラック
2のウォブリングによりプリ情報S PPも記録されている
ので、DVD−R1の回転制御を正確に行いつつ記録情
報の記録に必要なアドレス情報を取得することができ
る。
【0137】更に、一シンクフレームの前半部分が一定
ウォブリング周波数f0 とされ、後半部分がプリ情報S
PPに対応したウォブリング周波数とされているので、双
方を確実に検出して記録情報を記録することができる。
【0138】更にまた、DVD−R1にプリピット4に
よってもプリ情報SPPが記録されているので、ウォブリ
ングにより記録された回転制御のためのプリ情報SPP
はプリピット4により記録された回転制御のためのプリ
情報SPPのうちのいずれか一方が検出されない場合で
も、確実にDVD−R1の回転を制御して情報を記録す
ることができる。
【0139】なお、上記の各実施形態は、DVD−R1
について本発明を適用した場合について説明したが、こ
れに限らず、トラックのウォブリングにより移動制御の
ための情報を検出する記録媒体(例えば、テープ状記録
媒体等)に対して、所定の情報単位毎の情報を記録する
場合に広く適用することができる。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、情報単位内トラックの一部を所定の周波
数でウォブリングさせる特定ウォブリング信号を生成
し、当該特定ウォブリング信号に基づいて、記録媒体上
の全ての情報単位内トラックについて、相互に同じ位置
におけるウォブリングの周波数が所定の周波数となるよ
うに当該情報単位内トラックをウォブリングさせること
により移動制御情報を記録するので、全ての情報単位内
トラックについて、相互に同じ位置におけるウォブリン
グの周波数が予め設定された所定の周波数となって移動
制御情報が記録されることとなり、記録情報の記録時に
おいて、当該移動制御情報を検出し、これに基づいて記
録媒体の移動を制御すれば、情報単位毎の周期で正確に
検出される移動制御情報に基づいて移動制御することが
できる。
【0141】従って、記録情報の記録における記録媒体
の移動を正確に制御することができ、記録情報を正確且
つ確実に記録することができる。請求項2に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、情報
単位内トラックにおける、所定の周波数でウォブリング
されている情報単位内トラック以外の情報単位内トラッ
クのウォブリングの周波数を制御情報に対応した周波数
とする制御ウォブリング信号を生成し、特定ウォブリン
グ信号と当該制御ウォブリング信号に基づいて、情報単
位内トラックをウォブリングさせることにより移動制御
情報及び制御情報を記録媒体に記録するので、情報単位
内トラックに移動制御情報に加えて制御情報をもウォブ
リングにより記録されることとなり、記録情報の記録時
において、当該制御情報が情報単位毎の周期で正確に検
出される。
【0142】従って、記録媒体の移動制御を正確に行い
つつ記録情報の記録に必要な情報を取得することができ
る。請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の
発明の効果に加えて、一の情報単位内トラックにおい
て、所定の周波数でウォブリングされている情報単位内
トラックの長さが一の情報単位内トラックの半分の長さ
となるように特定ウォブリング信号を生成するので、上
記所定の周波数でウォブリングされている情報単位内ト
ラックの長さと制御情報に対応した周波数でウォブリン
グされている情報単位内トラックの長さとが等しくな
る。
【0143】従って、特定ウォブリング信号の生成処理
及び制御ウォブリング信号の生成処理を簡略化すること
ができると共に、記録情報の記録時において移動制御情
報と制御情報の双方を確実に検出することができる。
【0144】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は3に記載の発明の効果に加えて、移動制御情報及び
制御情報を隣接トラック上にピットを形成することによ
り記録するピット形成信号を生成し、少なくとも特定ウ
ォブリング信号及びピット形成信号に基づいて、情報単
位内トラックを所定の周波数でウォブリングさせること
により移動制御情報を記録すると共に、隣接トラック上
にピットを形成して移動制御情報及び制御情報を記録媒
体上に記録する。
【0145】従って、移動制御情報が情報単位内トラッ
クをウォブリングさせること及びピットを形成すること
の双方により重畳して記録されるので、ウォブリングに
より記録された移動制御情報又はピットにより記録され
た移動制御情報のうちのいずれか一方が記録情報の記録
時に検出されない場合でも、確実に記録媒体の移動を制
御することができる。
【0146】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、記
録媒体が円盤状記録媒体であると共に、移動制御情報が
当該円盤状記録媒体の回転数を制御するための移動制御
情報であるので、記録情報の記録における円盤状記録媒
体の回転数を正確に制御することができる。
【0147】請求項6に記載の発明によれば、記録媒体
の移動速度を制御するための移動制御情報が、情報単位
内トラックの一部が予め設定された所定の周波数でウォ
ブリングされることにより記録されており、且つ、全て
の情報単位内トラックについて、相互に同じ位置におけ
るウォブリングの周波数が上記所定の周波数となること
により移動制御情報が記録されているので、記録情報の
記録時において、当該移動制御情報を検出し、これに基
づいて記録媒体の移動を制御すれば、情報単位毎の周期
で正確に検出される移動制御情報に基づいて移動制御す
ることができる。
【0148】従って、記録情報の記録における記録媒体
の移動を正確に制御することができ、記録情報を正確且
つ確実に記録することができる。請求項7に記載の発明
によれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、所定
の周波数でウォブリングされている情報単位内トラック
以外の情報単位内トラックのウォブリングの周波数が制
御情報に対応した周波数とされることにより制御情報が
記録されているので、情報単位内トラックに移動制御情
報に加えて制御情報をもウォブリングにより記録されて
いることとなり、記録情報の記録時において、当該制御
情報が情報単位毎の周期で正確に検出され、記録媒体の
移動制御を正確に行いつつ記録情報の記録に必要な情報
を取得することができる。
【0149】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、一の情報単位内トラック
において、所定の周波数でウォブリングされている情報
単位内トラックの長さが一の情報単位内トラックの半分
の長さであるので、上記所定の周波数でウォブリングさ
れている情報単位内トラックの長さと、制御情報に対応
した周波数でウォブリングされている情報単位内トラッ
クの長さとが等しくなり、記録情報の記録時において移
動制御情報と制御情報の双方を確実に検出することがで
きる。
【0150】請求項9に記載の発明によれば、請求項7
又は8に記載の発明の効果に加えて、移動制御情報及び
制御情報が隣接トラック上にピットを形成することによ
り記録されているので、移動制御情報が情報単位内トラ
ックをウォブリングさせること及びピットを形成するこ
との双方により重畳して記録されていることとなり、ウ
ォブリングにより記録された移動制御情報又はピットに
より記録された移動制御情報のうちのいずれか一方が記
録情報の記録時に検出されない場合でも、確実に記録媒
体の移動を制御することができる。
【0151】請求項10に記載の発明によれば、請求項
5から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
記録媒体は円盤状記録媒体であると共に、移動制御情報
は当該円盤状記録媒体の回転数を制御するための移動制
御情報であるので、記録情報の記録における円盤状記録
媒体の回転数を正確に制御することができる。
【0152】請求項11に記載の発明によれば、情報単
位内トラックの一部を所定の周波数でウォブリングさせ
ることにより移動制御情報が記録されている記録媒体で
あって、全ての情報単位内トラックについて、相互に同
じ位置におけるウォブリングの周波数が所定の周波数と
なることにより移動制御情報が記録されている記録媒体
上の上記情報単位内トラックに対して光ビームを照射
し、当該光ビームの反射光に基づいて再生信号を出力
し、当該再生信号から移動制御情報を抽出して記録媒体
を移動制御して記録情報を記録するので、記録媒体にお
ける全ての情報単位内トラックについて、相互に同じ位
置におけるウォブリングの周波数が予め設定された所定
の周波数となって移動制御情報が記録されており、且
つ、当該移動制御情報を検出し、これに基づいて記録媒
体の移動を制御することとなり、情報単位毎の周期で正
確に検出される移動制御情報に基づいて記録媒体を移動
制御することができる。
【0153】従って、記録情報の記録における記録媒体
の移動を正確に制御することができ、記録情報を正確且
つ確実に記録することができる。請求項12に記載の発
明によれば、請求項11に記載の発明の効果に加えて、
記録媒体には、一の情報単位内トラックにおける所定の
周波数でウォブリングされている情報単位内トラック以
外の情報単位内トラックのウォブリングの周波数が、制
御情報に対応した周波数とされることにより制御情報が
記録されていると共に、抽出手段は、出力された再生信
号から制御情報を抽出し、更に記録手段は、抽出された
制御情報に基づいて記録情報を記録媒体に記録するの
で、記録情報の記録時に、移動制御情報と共に制御情報
が情報単位毎の周期で正確に検出されることとなり、記
録媒体の移動制御を正確に行いつつ記録情報の記録に必
要な情報を取得することができる。
【0154】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12に記載の発明の効果に加えて、記録媒体上の一の情
報単位内トラックにおいて、所定の周波数でウォブリン
グされている情報単位内トラックの長さが一の情報単位
内トラックの半分の長さとされているので、上記所定の
周波数でウォブリングされている情報単位内トラックの
長さと制御情報に対応した周波数でウォブリングされて
いる情報単位内トラックの長さとが等しくなり、移動制
御情報と制御情報との双方を確実に検出して記録情報を
記録することができる。
【0155】請求項14に記載の発明によれば、請求項
12又は13に記載の発明の効果に加えて、記録媒体に
は、移動制御情報及び制御情報が、記録媒体上の隣接ト
ラック上にピットを形成することにより記録されている
と共に、ピックアップ手段は、情報単位内トラック及び
隣接トラックに光ビームを照射し、当該光ビームの情報
単位内トラック及び隣接トラックからの反射光に基づい
て再生信号を出力するので、移動制御情報が情報単位内
トラックをウォブリングさせること及びピットを形成す
ることの双方により重畳して記録されていることによ
り、ウォブリングにより記録された移動制御情報又はピ
ットにより記録された移動制御情報のうちのいずれか一
方が検出されない場合でも、確実に記録媒体の移動を制
御して情報を記録することができる。
【0156】請求項15に記載の発明によれば、請求項
11から14のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、記録媒体は円盤状記録媒体であると共に、移動制御
情報は、円盤状記録媒体の回転数を制御するための移動
制御情報であり、更に移動手段は、駆動信号に基づいて
円盤状記録媒体を回転駆動する。
【0157】従って、記録情報の記録における円盤状記
録媒体の回転数を正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のDVD−Rの構成の一例を示す斜視
図である。
【図2】実施形態のDVD−Rにおける記録フォーマッ
トの一例を示す図である。
【図3】実施形態のカッティング装置の概要構成を示す
ブロック図である。
【図4】実施形態のプリフォーマット用エンコーダの概
要構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態のフレーム信号発生器及びODD・E
VEN判定用ゲート信号発生器の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】実施形態の記録プリ情報発生器及びビットタイ
ミング発生器の概要構成を示すブロック図であり、
(a)は記録プリ情報発生器の概要構成を示すブロック
図であり、(b)はビットタイミング発生器の概要構成
を示すブロック図である。
【図7】プリフォーマット用エンコーダの動作を示すタ
イミングチャートであり、(a)はEVENフレーム信
号及びODDフレーム信号を示すタイミングチャートで
あり、(b)は判定器の動作を示すタイミングチャート
である。
【図8】記録プリ情報発生器の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図9】フレーム信号発生器及びODD・EVEN判定
用ゲート信号発生器の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図10】情報記録装置の概要構成を示すブロック図で
ある。
【図11】フィルタ、波形整形器及び制御信号抽出器の
細部構成を示すブロック図である。
【図12】フィルタ、波形整形器及び制御信号抽出器の
動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…DVD−R 2…グルーブトラック 3…ランドトラック 4…プリピット 5…色素膜 6…金蒸着膜 7…保護層 20…データ生成部 21…パラレル/シリアル変換器 22…プリフォーマット用エンコーダ 23…クロック信号発生部 24、24G 、24L …レーザ発生装置 25…光変調器 26…対物レンズ 27…ガラス基盤 28…レジスト 29、80…スピンドルモータ 30…回転検出器 31…回転サーボ回路 32…送りユニット 33…位置検出器 34…送りサーボ回路 40…フレーム信号発生器 41…ODD・EVEN判定用ゲート信号発生器 42…判定器 43…スイッチ 44…記録プリ情報発生器 44E…EVEN部 44O…ODD部 45、54、74、99…カウンタ 46…ROM 47…D/A変換器 50…ODDフレーム用カウンタ 51…EVENフレーム用カウンタ 52、53、55、75、78…デコーダ 60…ラッチ回路 61…ゲート用カウンタ 62…モノマルチバイブレータ 65、70…ビットタイミング発生器 66、68、71、72…AND回路 67、69、73…OR回路 76…ピックアップ 77…再生増幅器 79…プリピット信号デコーダ 81…サーボ回路 82…プロセッサ 83…エンコーダ 84…パワー制御回路 85…レーザ駆動回路 86…インターフェース 87…ホストコンピュータ 88…フィルタ 89…波形整形器 90…制御信号抽出器 91…A/D変換器 92…バンドパスフィルタ 93…予測演算器 94…スイッチ 95…ディレイ回路 96…ウインドウコンパレータ 97…コンパレータ 98…エッジ抽出器 100…ホールド器 101…ウインドウコンパレータ/コンパレータ 102…データ判定器 C…カッティング装置 CLK…クロック信号 S…情報記録装置 LL 、LG 、B…光ビーム SP…光スポット SPP…プリ情報 SR …記録プリ情報 SS …一回転検出信号 SE …EVENフレーム信号 SEC…EVENフレームカウント信号 SO …ODDフレーム信号 SOC…ODDフレームカウント信号 SJ …判定信号 SC 、SCC、SCCC 、SP5…カウント信号 SW …ウォブリング信号 SG …ゲート信号 SH …先頭フレーム信号 SRE…偶数記録プリ情報 SRO…奇数記録プリ情報 SGC…ゲート用カウント信号 SB0、SB1、SB2…タイミング信号 SRR…ディジタル情報 SREE …変調信号 SD …記録信号 SDT…検出信号 SDL…レーザ駆動信号 SOT…再生信号 SP …増幅信号 SPPP …プリピット信号 SDM…復調信号 SSD…サーボ復調信号 SPD…復調プリピット信号 SSP…ピックアップサーボ信号 SSPS …スピンドルサーボ信号 SSS…スピンドルサーボ制御信号 SDTT 、SP7…アドレス信号 SP1…抽出信号 SP2…整形信号 SP3…比較信号 SP4…エッジ信号 SP6…ホールド信号

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき記録情報を記録媒体に対して
    記録する際の当該記録媒体の移動速度を制御するための
    移動制御情報を、前記記録媒体上に形成されたトラック
    をウォブリングさせることにより当該記録媒体に記録す
    る移動制御情報記録装置であって、 前記記録情報における一の情報単位が記録されるべき領
    域内に形成される前記トラックである情報単位内トラッ
    クの一部を、予め設定された所定の周波数でウォブリン
    グさせるための特定ウォブリング信号を生成する特定ウ
    ォブリング信号生成手段と、 前記特定ウォブリング信号に基づいて、前記情報単位内
    トラックの一部を前記所定の周波数でウォブリングさせ
    ることにより前記移動制御情報を記録する記録手段と、 を備え、 前記特定ウォブリング信号生成手段は、前記記録媒体上
    の全ての前記情報単位内トラックについて、相互に同じ
    位置における前記ウォブリングの周波数が前記所定の周
    波数となるように前記特定ウォブリング信号を生成する
    ことを特徴とする移動制御情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動制御情報記録装置
    において、 一の前記情報単位内トラックにおける、前記所定の周波
    数でウォブリングされている情報単位内トラック以外の
    前記情報単位内トラックの前記ウォブリングの周波数
    を、前記情報単位内トラックに記録すべき制御情報であ
    って、前記記録情報の記録の際に用いられる制御情報に
    対応した周波数とする制御ウォブリング信号を生成する
    制御ウォブリング信号生成手段を更に備え、 前記記録手段は、前記特定ウォブリング信号と前記制御
    ウォブリング信号に基づいて、前記情報単位内トラック
    をウォブリングさせることにより前記移動制御情報及び
    前記制御情報を前記記録媒体に記録することを特徴とす
    る移動制御情報記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の移動制御情報記録装置
    において、 前記特定ウォブリング信号生成手段は、一の前記情報単
    位内トラックにおいて、前記所定の周波数でウォブリン
    グされている情報単位内トラックの長さが一の前記情報
    単位内トラックの半分の長さとなるように前記特定ウォ
    ブリング信号を生成することを特徴とする移動制御情報
    記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の移動制御情報記
    録装置であって、 前記移動制御情報及び前記制御情報を、前記記録媒体上
    の前記トラックに隣接する隣接トラック上にピットを形
    成することにより記録するためのピット形成信号を生成
    するピット形成信号生成手段を更に備え、 前記記録手段は、少なくとも前記特定ウォブリング信号
    及び前記ピット形成信号に基づいて、前記情報単位内ト
    ラックを前記所定の周波数でウォブリングさせることに
    より前記移動制御情報を記録すると共に、前記隣接トラ
    ック上に前記ピットを形成して前記移動制御情報及び前
    記制御情報を前記記録媒体上に記録することを特徴とす
    る移動制御情報記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    移動制御情報記録装置において、 前記記録媒体は、円盤状記録媒体であると共に、 前記移動制御情報は、前記記録情報の記録時における前
    記円盤状記録媒体の回転数を制御するための回転制御情
    報であることを特徴とする移動制御情報記録装置。
  6. 【請求項6】 記録すべき記録情報を記録媒体に記録す
    る際の当該記録媒体の移動速度を制御するための移動制
    御情報が、前記記録情報における一の情報単位が記録さ
    れるべき前記記録媒体上の領域内に形成されるトラック
    である情報単位内トラックの一部を予め設定された所定
    の周波数でウォブリングさせることにより記録されてい
    る記録媒体であって、 前記記録媒体上の全ての前記情報単位内トラックについ
    て、相互に同じ位置における前記ウォブリングの周波数
    が前記所定の周波数となることにより前記移動制御情報
    が記録されていることを特徴とする記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録媒体において、 一の前記情報単位内トラックにおける、前記所定の周波
    数でウォブリングされている情報単位内トラック以外の
    前記情報単位内トラックの前記ウォブリングの周波数
    が、前記情報単位内トラックに記録すべき制御情報であ
    って、前記記録情報の記録の際に用いられる制御情報に
    対応した周波数とされることにより前記制御情報が記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録媒体において、 一の前記情報単位内トラックにおいて、前記所定の周波
    数でウォブリングされている情報単位内トラックの長さ
    が一の前記情報単位内トラックの半分の長さであること
    を特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載の記録媒体におい
    て、 前記移動制御情報及び前記制御情報が、前記記録媒体上
    の前記トラックに隣接する隣接トラック上にピットを形
    成することにより記録されていることを特徴とする記録
    媒体。
  10. 【請求項10】 請求項5から9のいずれか一項に記載
    の記録媒体において、 当該記録媒体は円盤状記録媒体であると共に、 前記移動制御情報は、前記記録情報の記録時における前
    記円盤状記録媒体の回転数を制御するための回転制御情
    報であることを特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 記録すべき記録情報を記録媒体に記録
    する際の当該記録媒体の移動速度を制御するための移動
    制御情報が、前記記録情報における一の情報単位が記録
    されるべき前記記録媒体上の領域内に形成されるトラッ
    クである情報単位内トラックの一部を予め設定された所
    定の周波数でウォブリングさせることにより記録されて
    いる記録媒体であって、前記記録媒体上の全ての前記情
    報単位内トラックについて、相互に同じ位置における前
    記ウォブリングの周波数が前記所定の周波数となること
    により前記移動制御情報が記録されている前記記録媒体
    に対して前記記録情報を記録する情報記録装置であっ
    て、 前記情報単位内トラックに対して光ビームを照射し、当
    該光ビームの前記情報単位内トラックからの反射光に基
    づいて再生信号を出力するピックアップ手段と、 前記出力された再生信号から、前記移動制御情報を抽出
    する抽出手段と、 前記抽出された移動制御情報に基づいて、前記記録媒体
    を移動させる移動手段を駆動するための駆動信号を生成
    する駆動信号生成手段と、 前記生成された駆動信号に基づいて、前記記録媒体を移
    動させる前記移動手段と、 前記移動手段により移動されている前記記録媒体に対し
    て前記記録情報を記録する記録手段と、 を備えることを特徴とする情報記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の情報記録装置にお
    いて、 前記記録媒体は、一の前記情報単位内トラックにおけ
    る、前記所定の周波数でウォブリングされている情報単
    位内トラック以外の前記情報単位内トラックの前記ウォ
    ブリングの周波数が、前記情報単位内トラックに記録す
    べき制御情報であって、前記記録情報の記録の際に用い
    られる制御情報に対応した周波数とされることにより前
    記制御情報が記録されていると共に、 前記抽出手段は、前記出力された再生信号から前記制御
    情報を抽出し、 更に前記記録手段は、前記抽出された制御情報に基づい
    て前記記録情報を前記記録媒体に記録することを特徴と
    する情報記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の情報記録装置にお
    いて、 前記記録媒体上の一の前記情報単位内トラックにおい
    て、前記所定の周波数でウォブリングされている情報単
    位内トラックの長さが、一の前記情報単位内トラックの
    半分の長さであることを特徴とする情報記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13に記載の情報記録
    装置において、 前記記録媒体には、前記移動制御情報及び前記制御情報
    が、前記記録媒体上の前記トラックに隣接する隣接トラ
    ック上にピットを形成することにより記録されていると
    共に、 前記ピックアップ手段は、前記情報単位内トラック及び
    前記隣接トラックに前記光ビームを照射し、当該光ビー
    ムの前記情報単位内トラック及び前記隣接トラックから
    の反射光に基づいて前記再生信号を出力することを特徴
    とする情報記録装置。
  15. 【請求項15】 請求項11から14のいずれか一項に
    記載の情報記録装置において、 前記記録媒体は円盤状記録媒体であると共に、 前記移動制御情報は、前記円盤状記録媒体の回転数を制
    御するための回転制御情報であり、 更に、前記移動手段は、前記駆動信号に基づいて前記円
    盤状記録媒体を回転駆動することを特徴とする情報記録
    装置。
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