JPH10143620A - リライト装置及びリライタブル媒体用の消去装置 - Google Patents

リライト装置及びリライタブル媒体用の消去装置

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JPH10143620A
JPH10143620A JP30528196A JP30528196A JPH10143620A JP H10143620 A JPH10143620 A JP H10143620A JP 30528196 A JP30528196 A JP 30528196A JP 30528196 A JP30528196 A JP 30528196A JP H10143620 A JPH10143620 A JP H10143620A
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rewritable card
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JP30528196A
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Hirofumi Uchida
裕文 内田
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Tokyu Car Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リライタブルカードに記録された可視情報を
迅速に且つ確実に消去するためのリライト装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 加熱することにより可視情報の記録及び
消去を繰り返し行うことのできる記録層3を表面に有す
るリライタブルカード1を搬送する搬送手段20〜26
と、リライタブルカード1の記録層3に記録されている
可視情報を消去する消去手段とを有するリライト装置に
おいて、消去手段が、搬送方向に沿って配列され且つそ
れぞれが搬送中のカード1の記録層3を加熱するように
なっている複数のヒートローラ32,34から成ること
を特徴とする。ヒートローラ32,34はリライタブル
カード1に多段階的に熱を加えることができ、記録層3
全体を消去温度域まで上げることができる。また、リラ
イタブルカード1の搬送を停止する必要がないため、処
理が遅くなることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるリライタ
ブルカードに代表される熱的に可視情報の書換えが可能
なリライタブル媒体に関し、特に、リライタブル媒体に
記録された可視情報を消去するための手段に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードやIDカード、顧客サ
ービスカード(ポイントカード)等を扱うカードシステ
ムにおいては、近年、記録情報の可視化によるカード使
用者に対する利便性向上という要請から、カード媒体と
してリライタブルカードが注目されている。
【0003】リライタブルカードには種々のタイプがあ
るが、熱により可視情報の消去及び記録を繰り返し行う
ことのできるものが一般的である。このようなリライタ
ブルカード1としては、図2に示すように、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)等の基材2の一面に、高分
子/低分子複合型の熱可逆性記録媒体から成る記録層3
を形成したものがある。この記録媒体は、高温域(例え
ば約120℃)まで加熱された後に常温まで冷却された
場合には白濁して印字状態となり、上記高温域よりも低
い温度域(例えば約100℃)まで加熱された後冷却さ
れた場合には透明になって消去される、といった熱履歴
を有している。なお、図2の符号4は入射光を反射して
光源とする光反射層であり、符号5は記録層3を保護す
る保護層である。
【0004】かかるリライタブルカード1の記録層3に
記録された可視情報の書換えには、概略部分図である図
3に示すようなリライト装置が用いられる。このリライ
ト装置は、リライタブルカード1に記録された可視情報
を消去する消去部7と、リライタブルカード1に新たな
可視情報を記録する記録部8とを備えている。
【0005】従来のリライト装置においては、消去部7
は、ヒータを内蔵する消去板7aと、この消去板7aに
対向配置された押圧板7bとから構成されている。そし
て、カード挿入部から搬送されてきたリライタブルカー
ド1を押圧板7bにより押し上げ、リライタブルカード
1の記録層を加熱された消去板7aに押し付けること
で、記録内容を消去できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のリライト
装置では、消去板7aの下面のほぼ全面にリライタブル
カード1を接触させることで、所定エリア内の記録内容
を一括して消去することができる。しかし、リライタブ
ルカード1と消去板7aとは面接触であることから、消
去時には、リライタブルカード1の搬送を一旦停止しな
ければならない。これは、リライト装置の搬送系の制御
を複雑化・煩雑化すると共に、リライト装置の処理の高
速化を妨げる原因となるものである。
【0007】このため、従来においては、単一のヒート
ローラを用いて記録内容の消去を行う消去手段が提案さ
れている(特開平8−212680号公報参照)。すな
わち、この消去手段は、加熱されたヒートローラを回転
駆動し、そこにリライタブルカード1を接触させること
で、リライタブルカード1の搬送を停止させることな
く、記録内容の消去を図ろうとしたものである。
【0008】しかしながら、ヒートローラとリライタブ
ルカード1との接触は実質的に線接触であるため、両者
が接触する時間は極めて短い。このため、記録層3への
熱の供給は瞬間的なものとなり、記録層3の表層部にし
か熱が実質的に伝達されない。図4の点線は、リライタ
ブルカード1が1個のヒートローラにより加熱された直
後におけるリライタブルカード表面(加熱面)からの深
さ方向の温度分布を示しており、この図からも、表層部
のみが消去温度域となっていることが分るであろう。な
お、図4における深さW0、W1は、それぞれ、図2に示
すリライタブルカード1の厚さ及び保護層5と記録層3
との合計の厚さに対応している。
【0009】従って、単一のヒートローラを用いる手段
では、所定の消去温度域にまで達しなかった記録層3の
深部では消去が不十分となり、その後に新たな可視情報
を記録しても多重写りとなり、記録内容が見にくいとい
う問題点がある。勿論、この問題点はヒートローラの回
転速度を下げ、リライタブルカード1との接触時間を長
くすることで解決することができるが、処理の高速化と
いう要請に反するものである。
【0010】そこで、本発明は、リライタブルカードに
記録された可視情報を書き換える際に迅速な消去を確実
に行うリライト装置を提供することを主目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1に記載した通り、加熱すること
により可視情報の記録及び消去を繰り返し行うことので
きる記録層を表面に有するリライタブルカードを搬送す
る搬送手段と、前記搬送手段により搬送されてきたリラ
イタブルカードの記録層に記録されている可視情報を消
去する消去手段と、リライタブルカードの記録層に可視
情報を記録する記録手段とを備えるリライト装置におい
て、消去手段を、搬送方向に沿って配列され且つそれぞ
れが搬送中のリライタブルカードの記録層を加熱するよ
うになっている複数の加熱手段から構成したことを特徴
としている。各加熱手段は、好ましくは、搬送中のリラ
イタブルカードの表面に押し付けられるヒートローラで
ある。
【0012】このようにヒートローラ等の加熱手段によ
りリライタブルカードに多段階的に熱を加えることで、
記録層の最深部の温度を所定の消去温度域まで上げるこ
とが可能となり、消去を確実に行うことができる。ま
た、本発明の消去手段では、リライタブルカードの搬送
を停止する必要がないため、リライタブルカードの処理
が遅くなることもない。
【0013】また、請求項3又は4に記載の発明は、可
視情報の熱的な書換えが可能なリライタブル媒体(リラ
イタブルカードを含む)に用いられる、記録された可視
情報を消去するための消去装置であって、上記と同様な
消去手段を有することを特徴としている。従って、消去
処理を円滑に且つ確実に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】図1は本発明が適用されたリライト装置1
0の内部構造を概略的に示している。このリライト装置
10は、先に説明した図2に示すリライタブルカード
1、すなわち、PET基材2の表面に高分子/低分子複
合型の熱可逆性記録層3を形成して成るリライタブルカ
ード1を取り扱う装置である。リライタブルカード1に
ついて図2に沿って更に詳細に説明すると、PET基材
2の表面には、光反射層4、記録層3及び保護層5が順
に形成されている。保護層5は透明樹脂材料から成り、
記録層3を保護するためのものである。また、光反射層
4は、保護層5及び記録層3を経て入射した光を反射さ
せて光源の代わりにするために形成されている。このリ
ライタブルカード1は、一般のプリペイドカードのよう
に磁気カードとしても用いることができるよう、PET
基材2の裏面側に磁気層6が形成されており、磁気情報
が記録されるようになっている。
【0016】図1に示すリライト装置10は、各装置構
成要素を支持するためのフレーム12をケース14内に
備えている。フレーム12の一端部にはカード挿入部1
6が設けられ、他端部にはカード取出し部18が設けら
れている。リライタブルカード1は、図1では示してい
ないが、熱可逆性記録層3を上、磁気層6を下に向けた
状態でカード挿入部16に挿入される。
【0017】カード挿入部16とカード取出し部18と
の間には、挿入部16に挿入されたリライタブルカード
1を取出し部18まで搬送するための搬送手段が設けら
れている。図示の搬送手段は複数対の送りローラ20a
〜26a,20b〜26bから構成されている。各対に
おける一方の送りローラ(例えば添字aが付されている
側のローラ)は、図示しない搬送用モータにより回転駆
動され、他方のフリーな送りローラ(添字bが付されて
いる側のローラ)に適当な圧力で接している。
【0018】送りローラ20aと送りローラ22aとの
間には磁気ヘッド28が設けられている。この磁気ヘッ
ド28は、搬送されてくるリライタブルカード1の磁気
層6の磁気情報を読み取り且つ新たな磁気情報をそこに
書き込むことができる。磁気ヘッド28のヘッド面には
フリーローラ30が接しているが、これは、リライタブ
ルカード1をヘッド面に接触させ読取り・書込みの確実
化を図るためである。
【0019】また、送りローラ22bと送りローラ24
bとの間には、リライタブルカード1の記録層3に記録
されている可視情報を消去するための消去手段として、
2本のヒートローラ32,34が配設されている。各ヒ
ートローラ32,34は、その中心軸線がカード搬送方
向に対して直角となるような状態で、カード搬送方向に
沿って並べられている。これらのヒートローラ32,3
4は1個の支持ブラケット36により支持されており、
支持ブラケット36はフレーム12に固定されたソレノ
イド38の可動ロッド40の下端に接続されている。非
処理時においては、ヒートローラ32,34はカード搬
送路Pから所定の間隔だけ上方に離隔されているが、消
去時にはソレノイド38により下方に移動されて、リラ
イタブルカード1の上面に接するようになっている。な
お、各ヒートローラ32,34の下方には、リライタブ
ルカード1を支持するための受け用ローラ42,44が
配設されている。このローラ42,44はフリーローラ
であってもよいが、この実施形態では、前記の搬送用モ
ータから回転駆動力を受け、搬送用の送りローラとして
機能される。
【0020】ヒートローラ32,34は、その表面が記
録層3の可視情報を消去するのに必要な温度に加熱され
るものであれば、どのような型式のものであってもよ
い。例えば、約120℃で記録が行われ約100℃で消
去が行われる高分子/低分子複合型の熱可逆性記録層3
を有するリライタブルカード1の場合、各ヒートローラ
32,34は、その表面温度を約100℃、又は約10
0℃よりも僅かに高い温度(約120℃未満)とするこ
とができるものならば本発明に適用可能である。このよ
うにヒートローラ32,34としては種々の型式が適用
可能であるが、ステンレス鋼から作られた筒体内に電気
的な発熱体を有するものが好適である。ステンレス鋼は
熱伝導性がよく、リライタブルカード1の保護層5に接
触しても容易に剥離する性質(離形性)があるからであ
る。同様な理由から、筒体の表面にテフロン等の離形層
を形成したものも好ましい。
【0021】送りローラ24bと送りローラ26bとの
間には、リライタブルカード1の記録層3に可視情報を
記録するためのサーマルヘッド(記録手段)46が設け
られている。このサーマルヘッド46は、複数の発熱素
子48を一直線状に整列させた、いわゆるライン型であ
り、周知のものである。サーマルヘッド46も、フレー
ム12に固定されたソレノイド50の可動ロッド52の
下端に接続されており、ソレノイド50を制御すること
で上下動され、記録時には下方に移動されてリライタブ
ルカード1の上面に接するようになっている。サーマル
ヘッド46の下方には、リライタブルカード1を支持す
るための受け用ローラ54が設けられている。
【0022】なお、カード挿入部16と送りローラ20
bとの間には、カード挿入部16にリライタブルカード
1が挿入されたことを検知するための第1のセンサ56
が設けられている。また、リライタブルカード1が挿入
後、確実に搬送工程に入ったか否かを検知するために、
送りローラ20bとフリーローラ30との間には第2の
センサ58が配置されている。これらのセンサ56,5
8は、図示しない制御装置と接続されており、各センサ
56,58からの信号がその制御装置に伝送されるよう
になっている。制御装置は、センサ56,58からの信
号に基づき、搬送用モータやヒートローラ32,34、
サーマルヘッド46及び各ソレノイド38,50を制御
する。
【0023】次に、以上のような構成のリライト装置1
0を用いて、リライタブルカード1の記録層3に対する
可視情報の消去及び記録処理と、磁気層6に対する磁気
情報の読取り及び書込み処理とを行う場合について説明
する。
【0024】まず、リライタブルカード1をカード挿入
部16に差し込む。カード挿入部16に差し込まれたリ
ライタブルカード1が第1のセンサ56により検知され
ると、その検知信号に基づき制御装置は搬送用モータを
駆動する。これにより、リライタブルカード1はカード
搬送路Pに沿ってカード取出し部18に向って搬送が開
始される。第2のセンサ58によってリライタブルカー
ド1が検知された場合、制御装置は搬送が正常であると
判断し、ヒートローラ32,34を制御してその表面を
所定の温度まで加熱する。リライタブルカード1が磁気
ヘッド28に達すると、磁気層6の磁気情報が読み込ま
れ、続いて必要な磁気情報がそこに書き込まれる。
【0025】リライタブルカード1が搬送され上流側の
ヒートローラ32の下方に達したならば、ソレノイド3
8に通電され、ヒートローラ32,34は下方に移動
し、受け用ローラ42,44と接する。前述したよう
に、受け用ローラ42,44は搬送用モータにより駆動
されるので、リライタブルカード1はヒートローラ3
2,34と受け用ローラ42,44との間に挟まれ下流
へと進められる。
【0026】この際、リライタブルカード1の記録層3
は、まず、ヒートローラ32に接して加熱される。ま
た、ヒートローラ32を通過した部分は、通過直後に次
のヒートローラ34に接する。従って、リライタブルカ
ード1の記録層3には熱が2段階に供給される。かかる
場合、最初のヒートローラ32により加えられた熱エネ
ルギが殆ど放散していない状態で、次続のヒートローラ
34からも熱エネルギが加えられるため、リライタブル
カード1の深さ方向に熱が十分に伝わる。図4の実線
は、下流側のヒートローラ34を通過した直後における
深さ方向の温度分布を示しているが、この図からも分る
ように、記録層3の最深部も消去温度域T0まで達する
ため、記録層3に記録されていた可視情報は完全に消去
されることとなる。このように、リライタブルカード1
の搬送を停止せずとも、或は搬送速度を抑えなくとも、
可視情報の確実な消去を行うことができるので、搬送用
モータは一定の回転速度で駆動させればよく、制御が極
めて容易となる。
【0027】消去処理が完了したならば、ヒートローラ
32,34は初期位置に戻されると共に、ヒートローラ
32,34への通電が停止され、一方、リライタブルカ
ード1はそのまま搬送が続けられる。記録層3は非常に
薄いものであるため、ヒートローラ34の通過からサー
マルヘッド46の位置に到達するまでの間に、記録層3
は冷却される。そして、リライタブルカード1の記録必
要箇所がサーマルヘッド46の下方に到達したならば、
ソレノイド50によりサーマルヘッド46を下方に移動
させ、ヘッド面をリライタブルカード1の上面に接触さ
せる。これにより、記録すべき可視情報が記録層3に書
き込まれる。すなわち、記録層3(実際には保護層5)
の表面がサーマルヘッド46と接触して熱を受けたとこ
ろだけ白濁することにより、書込みが行われる。
【0028】その後、サーマルヘッド46は初期位置に
戻され、リライタブルカード1は送りローラ26a,2
6bによりカード取出し部18から外部に排出され、一
連の処理が完了する。
【0029】なお、ヒートローラ32,34の数量は上
記実施形態に限定されず、記録層3の厚さ等を考慮して
3以上のヒートローラが備えられてもよい。また、消去
のための加熱手段としてはヒートローラのみならず、他
の型式、例えばサーマルヘッド型のものを用いてもよ
い。
【0030】また、上記実施形態ではリライタブルカー
ド1の挿入部16と取出し部18とが異なっているが、
それらを一つにしてもよい。その際、リライタブルカー
ド1への書込み後に、搬送用モータの動きが反転するよ
うに制御されるべきである。
【0031】更に、リライタブルカード1も上述のよう
なものに限定されない。記録層3が高分子/低分子複合
型熱可逆タイプのもの代わりに、熱可逆的に光の散乱率
を変化させることのできる高分子液晶や、熱可逆的にラ
クトン環の開閉によって発色反応が生じるロイコ染料タ
イプのものでもよい。
【0032】更にまた、上記実施形態はリライタブルカ
ード用のリライト装置に関するが、本発明の概念は、記
録機能を有しない消去専用の装置にも適用でき、また、
リライタブルカードのみならず、熱的な書換えが可能で
あるシート状のリライタブル媒体全般に対して本発明の
消去装置を用いることができる。
【0033】
【発明の効果】本発明では、搬送しながら加熱を行うヒ
ートローラ等の加熱手段を複数設け、消去手段としたた
め、リライタブルカードは各加熱手段と線接触しながら
移動し、多段階的に熱の供給を受ける。従って、リライ
タブルカードの記録層の最深部まで十分加熱され、消去
が短時間で確実に行われる。よって、書換え処理後に可
視記録が多重写りとなることがなく、可視記録の表示が
見やすくなる。
【0034】また、リライタブルカードの搬送を停止或
は減速する必要がないため、装置の制御が容易となり、
装置の駆動系に対する負荷が軽減される。
【0035】更に、加熱手段としてヒートローラを用い
た場合、ヒートローラ自体に送りローラとしての機能を
持たせることができるので、搬送系の簡略化、装置全体
の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリライト装置の一実施形態を概略的に
示した断面図である。
【図2】リライタブルカードの部分断面図である。
【図3】従来のリライト装置を概略的に示した部分図で
ある。
【図4】消去処理直後のリライタブルカード表面からの
深さ方向温度分布を示したグラフであり、実線は本発明
のリライト装置、点線は従来のリライト装置によるもの
である。
【符号の説明】
1…リライタブルカード、2…基材、3…記録層、6…
磁気層、10…リライト装置、16…カード挿入部、1
8…カード取出し部、20a〜26a,20b〜26b
…送りローラ、28…磁気ヘッド、32,34…ヒート
ローラ、38…ソレノイド、46…サーマルヘッド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することにより可視情報の記録及び
    消去を繰り返し行うことのできる記録層を表面に有する
    カードを搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されてきた前記カードの前記記
    録層に記録されている可視情報を消去する消去手段と、 前記カードの前記記録層に可視情報を記録する記録手段
    と、を備えるリライト装置であって、 前記消去手段が、搬送方向に沿って配列され且つそれぞ
    れが搬送中の前記カードの前記記録層を加熱するように
    なっている複数の加熱手段から成ることを特徴とするリ
    ライト装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が、搬送中の前記カードの
    表面に押し付けられるヒートローラであることを特徴と
    する請求項1に記載のリライト装置。
  3. 【請求項3】 加熱することにより可視情報の記録及び
    消去を繰り返し行うことのできるシート状のリライタブ
    ル媒体を搬送する搬送手段と、 前記搬送手段により搬送されてきた前記リライタブル媒
    体に記録されている可視情報を消去する消去手段と、を
    備える消去装置であって、 前記消去手段が、搬送方向に沿って配列され且つそれぞ
    れが搬送中の前記リライタブル媒体を加熱するようにな
    っている複数の加熱手段から成ることを特徴とするリラ
    イタブル媒体用の消去装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段が、搬送中の前記リライタ
    ブル媒体に押し付けられるヒートローラであることを特
    徴とする請求項3に記載のリライタブル媒体用の消去装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231647A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Toyo Kanetsu Solutions Kk 搬送容器に貼付されたラベルの記録情報更新装置及び更新方法
JP2007216422A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Toyo Kanetsu Solutions Kk リライタブルラベルの記録情報消去方法および装置
CN102909963A (zh) * 2012-10-30 2013-02-06 宁波荣大证卡打印设备有限公司 可视卡擦除机

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