JPH10140664A - 建物ユニット用連結具 - Google Patents

建物ユニット用連結具

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JPH10140664A
JPH10140664A JP29516396A JP29516396A JPH10140664A JP H10140664 A JPH10140664 A JP H10140664A JP 29516396 A JP29516396 A JP 29516396A JP 29516396 A JP29516396 A JP 29516396A JP H10140664 A JPH10140664 A JP H10140664A
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裕 小松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱の部材厚さを薄くして材料コストを低減し
た建物ユニットが採用することができ、かつ建物ユニッ
トの組立作業を効率的に行うことができる建物ユニット
用連結具を提供することを目的とする。 【解決手段】 所定の隙間Dをあけて隣接配置される2
以上の箱状の建物ユニット10にまたがって配置される
プレート部111を備えた建物ユニット用連結具210
にリブ状部220が設けられ、このリブ状部220は、
隙間Dの間に収納されている。リブ状部220により建
物ユニット用連結具210の面剛性が向上し、密集した
柱11を高強度に一体化することが可能となり、柱11
の部材厚等を薄くすることが可能となるとともに、建物
ユニット10の組立作業に際して当該リブ状部220が
干渉することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに所定の隙間
を開けて隣接配置される少なくとも2以上の建物ユニッ
トを相互に連結する建物ユニット用連結具に係る。
【0002】
【背景技術】従来より、工場で製作された箱状の建物ユ
ニットを建築現場で組み合わせて形成されるユニット式
建物が利用されており、このようなユニット式建物によ
れば建築現場における工期短縮を図ることができる。建
物ユニット10は、図7に示されるように、四隅に立設
される柱11と、これらの柱11の上端間、下端間を連
絡する梁12とからなるフレーム13を有し、図7では
図示を略したが、外壁パネルや内壁パネル、その他の設
備部材を予め工場で組み込んだものである。このような
建物ユニット10は、トラック等により建築現場に搬送
され、設計図面に基づいて所定位置に配置されて上下左
右に組み合わされることにより、ユニット式建物が形成
される。
【0003】互いに隣接する建物ユニット10同士は、
図8に示すように、隙間Dをあけて配置され、各々の柱
頭11A同士が建物ユニット用連結具110によって相
互に連結されている。尚、各々の柱頭11Aには、建物
ユニット10の相対位置を決めるために大小2つの位置
決めピン11B、11Cが突設されている。この建物ユ
ニット用連結具110は、柱11の密集部にまたがって
配置される略正方形状の鉄板であり、各柱頭11A上に
配置されるプレート部111を備えている。このプレー
ト部111には、位置決めピン11B、11Cを挿通す
るための孔112、113と、建物ユニット10に建物
ユニット用連結具110を固定するとともに、上下の建
物ユニット10を連結するボルトナットからなる締結具
120を挿通するための孔114と、が形成されてい
る。そして、このような建物ユニット用連結具110に
よって建物ユニット10の各々の柱頭11Aを連結固定
することにより、隣接する建物ユニット10同士の接合
強度を確保することができる。
【0004】上述した建物ユニット用連結具110で
は、図9に示すようにユニット式建物に地震力等の水平
力Fが作用した場合、柱11の倒れに伴って建物ユニッ
ト用連結具110が面外方向に変形してしまうことがあ
る。従って、柱頭11Aの変形を防止するためには、水
平力Fに対して柱11の各々が十分な剛性を確保するよ
うに強度算定を行って柱11の仕様を決定する必要があ
り、従来は、柱11の材料には厚肉の角形鋼管等、重量
のあるものを採用していた。
【0005】このため、特開平5−25862号公報に
示されるように、プレート部とほぼ同程度の長さを有す
るジョイントピースを、当該プレート部に直交させて接
合した建物ユニット用連結具を採用し、密集した柱を一
体化することにより、柱の部材厚さの軽減を図ることが
提案されている。尚、この提案ではジョイントピース
は、上下の柱を連結するものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな建物ユニット用連結具では、建物ユニット用連結具
上に設けられたジョイントピースの柱方向の突出量が多
くなってしまい、隣接配置される下階側の建物ユニット
を連結した後、上階側の建物ユニットを揚重機を用いて
載置する際にジョイントピースが干渉する上、建物ユニ
ット用連結具の重量が重くなってしまい、建物ユニット
の組立作業が必ずしも効率的に行うことが困難であっ
た。
【0007】本発明は、上述した問題を解決するために
案出されたものであり、柱の部材厚さを薄くして材料コ
ストを低減した建物ユニットが採用することができ、か
つ建物ユニットの組立作業を効率的に行うことができる
建物ユニット用連結具を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物ユニッ
ト用連結具は、所定の隙間Dをあけて隣接配置される2
以上の箱状の建物ユニット10にまたがって配置される
プレート部111を備え、このプレート部111で前記
2以上の建物ユニット10を相互に連結する建物ユニッ
ト用連結具210、310、410であって、前記プレ
ート部111には、表面および裏面の少なくとも一方か
ら突出するリブ状部220、320、420が設けら
れ、このリブ状部220、320、420は、前記建物
ユニット10の周縁に沿って延出していることを特徴と
する。
【0009】ここで、リブ状部とは、断面形状を設計条
件に応じて適宜設定することにより、プレート部111
の面外方向突出量が小さくとも剛性を得られるものをい
い、建物ユニット10の上下の柱11に接合する接合部
が形成可能なほど突出したものまでもは含まない。従っ
て、リブ状部としては、例えば、角形鋼管、山形鋼等、
内部に中空部が形成された補強部材を建物ユニット用連
結具のプレート部に溶接して形成したもの220や、プ
レート部の表面および裏面の一方では突出するとともに
他方では凹んだ一体成形したもの310等が考えられ
る。
【0010】このような本発明によれば、建物ユニット
用連結具210、310、410にリブ状部220、3
20、420が設けられていることにより、建物ユニッ
ト用連結具の面剛性が向上するので、隣接する建物ユニ
ット10の柱頭11Aを強固に一体化することが可能と
なる。従って、設計強度算定上も一体化された柱単位で
構造計算を行えばよく、建物ユニット10の柱11に使
用する部材厚さ等を薄くすることが可能となり、建物ユ
ニットの材料コストの低減及び建物ユニットの軽量化が
図られる。また、下階側の建物ユニット10の連結後、
上階側の建物ユニット10の載置に際してリブ状部22
0、320、420が干渉することもなく、建物ユニッ
トの組立作業の効率化が図られる。
【0011】以上において、リブ状部として前述のよう
なリブ状部220に中空部230が形成されたものを採
用すれば、同一の断面積を有する中実のリブ状部に比較
してその延出方向の剛性が増すので、建物ユニット用連
結具210の面剛性が一層向上するとともに、建物ユニ
ット用連結具210の軽量化を図ることが可能となり、
建物ユニット用連結具の取付作業の軽減が図られる。ま
た、リブ状部としてプレート部111の表面および裏面
の一方では突出するとともに他方では凹んだもの320
を採用すれば、プレス成形で簡単にリブ状部320を設
けることが可能となり、本発明に係る建物ユニット用連
結具の製作の簡単化とともに、製造コストの低減が図ら
れる。
【0012】さらに、プレート部111には、リブ状部
320が平面十字形に形成されているとともに、その中
心に環状の突起部(以下環状突起部)330が設けられ
ているのが好ましい。すなわち、リブ状部320が平面
十字形に形成されていることにより、建物ユニット用連
結具310の面剛性がより向上し、隣接する4つの建物
ユニット10の交差部で各建物ユニット10の4本の柱
11を一体化することが可能となる。また、プレート部
111の中心に環状の突起部330が設けられているこ
とにより、上記リブ状部320同士の交差部の剛性が確
保されるので、水平力による建物ユニット用連結具の変
形を抑制することが可能となる。
【0013】さらにまた、リブ状部としては、その延出
方向に直交する断面形状が略三角形状または略半円形状
となっているリブ状部220、320を採用するのが好
ましい。すなわち、リブ状部220、320がこのよう
な断面形状となっていることにより、隣接配置される下
階側の建物ユニット10の連結後、上階側の建物ユニッ
ト10をその上に載置してもリブ状部がより一層干渉し
にくくなるので、建物ユニットの組立作業のより一層の
効率化が図られる。
【0014】また、本発明に係る建物ユニット用連結具
は、所定の隙間をあけて隣接配置される2以上の箱状の
建物ユニット10にまたがって配置されるプレート部1
11を備え、このプレート部111で前記2以上の建物
ユニット10を相互に連結する建物ユニット用連結具4
10であって、前記プレート部111には、その表面お
よび裏面の一方では突出しかつ他方では凹むとともに、
一定方向に延出する第1のリブ状部421と、この第1
のリブ状部421の長手方向とは交差する方向に延出す
る補強部材422Aを、前記第1のリブ状部の突出側の
面とは反対側の面に接合して形成された第2のリブ状部
422と、が設けられ、これらのリブ状部421、42
2は、前記建物ユニット10の周縁に沿って延出してい
ることを特徴とする。このような本発明によれば、プレ
ス成形により形成された第1のリブ状部421の突出面
とは反対側の面に1本の補強部材を溶接するだけで第2
のリブ状部422が形成される。これにより、建物ユニ
ット用連結具410が異なる方向の水平力に抵抗するこ
とが可能となるとともに、本発明に係る建物ユニット用
連結具の製作の簡単化とこれに伴う製作コストの低減が
図られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。尚、既に説明した部材および部
分と同一または類似の部材等については、同一または類
似の符号を付してその説明を簡略または省略する。図1
には、本発明の第1実施形態に係る建物ユニット用連結
具が示されている。従来例との相違は、従来例の建物ユ
ニット用連結具110が全体に平板状であったのに対し
て本発明に係る建物ユニット用連結具210は、その中
央部に平面十字形のリブ状部220が設けられている点
にある。
【0016】このリブ状部220は、等辺山形鋼の先端
部2箇所をその延出方向に沿ってプレート111に溶接
接合して形成され、その延出方向に直交する断面は底辺
の幅寸法がWの2等辺三角状をなし、内部に中空部23
0が形成されている。尚、十字形のリブ状部220は、
プレート部111の幅寸法に略等しい長さ寸法に切断さ
れた等辺山形鋼221と、当該幅寸法の略半分の長さ寸
法の等辺山形鋼222と組み合わせて形成され、等辺山
形鋼222は、その先端部端面が斜めカットされて前記
等辺山形鋼221の傾斜面に沿って当接接合されてい
る。
【0017】このような建物ユニット用連結具210
は、図2に示すように、水平方向に4つ隣接配置された
建物ユニット10の柱11が密集した部分にプレート部
111がまたがって配置される。前記リブ状部220
は、建物ユニット10の外側周縁に沿って延出するよう
な平面十字形をなし、建物ユニット10同士の間の隙間
Dの沿って収納されている。尚、この隙間Dの幅寸法は
リブ状部220の幅寸法よWりも大きくなっており、リ
ブ状部220は、隙間Dに遊嵌状態で収納される。
【0018】このような第1実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。ずなわち、建物ユニット用連結具21
0にリブ状部220が設けられていることにより、建物
ユニット用連結具210の面剛性が向上するので、建物
ユニット10の柱頭11A同士を強固に一体化すること
ができる。また、リブ状部220に中空部230が形成
されていることにより、上述の如く建物ユニット用連結
具210の面剛性を向上させ、かつその重量増をわずか
に押さえることができ、建物ユニット用連結具210の
取付作業の軽減を図ることができる。
【0019】さらに、リブ状部220が断面三角形状を
なしているので、下階側の建物ユニット10を建物ユニ
ット用連結具210で連結した後、上階側の建物ユニッ
ト10を揚重機等によりつり込んでも、リブ状部220
が干渉することもなく、建物ユニット10の組立作業の
簡単化を図ることができる。さらにまた、リブ状部22
0が建物ユニット10間の隙間Dに遊嵌状態で収納され
ているので、建物ユニット用連結具210の取付作業を
従来の建物ユニット用連結具110と変わらぬ手順で取
り付けることができる。尚、特開平5−25862号公
報に示されるようなジョイントピースの場合、ジョイン
トピース自体の変形を防止するため、上述のような遊嵌
状態で建物ユニット間の隙間を極力狭く、場合によって
はジョイントピースを下階側の建物ユニットに接合する
必要があり、この点、本実施形態におけるリブ状部22
0であれば、このような作業は発生せず、建物ユニット
用連結具210の取り付けが容易となる。
【0020】次に、本発明の第2実施形態を図3に基づ
いて説明する。前述の第1実施形態では、リブ状部22
0は、等辺山形鋼221、222を平面十字形に組み合
わせてプレート部111に溶接して形成されていたが、
第2実施形態に係る建物ユニット用連結具310は、リ
ブ状部320を一体成形により形成している点が相違す
る。建物ユニット用連結具310は、平面十字形に形成
されたリブ状部320と、その中心部に環状に形成され
た環状突起部330とを有し、これらリブ状部320、
環状突起部330は、プレスによって、プレート部11
1に孔112〜114を穿孔する際に同時に一体成形に
より形成されている。尚、環状突起330は、その内部
底面331がプレート部111と同一レベルとなってお
り、環状突起部330の内側面332が抵抗となって、
リブ状部320の突出側稜線での変形が防止されてい
る。
【0021】このような建物ユニット用連結具310に
よれば、前述の第1実施形態の効果に加えて以下のよう
な効果がある。すなわち、予めプレス金型を形成してお
けば、リブ状部320および環状突起部330を孔11
2〜114の穿孔と同時に形成することができるので、
面剛性の高い建物ユニット用連結具310の製作の簡単
化を図ることができ、製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0022】図4には、本発明の第3実施形態が示され
ており、前述の第1実施形態、第2実施形態との相違
は、第1実施形態のリブ状部220、第2実施形態のリ
ブ状部320がプレート部111の同一面に平面十字形
で形成されていたのに対して、第3実施形態に係るリブ
状部420は、プレート部111の異なる面に各々第1
のリブ状部421と、第2のリブ状部422が設けられ
ている点にある。第3実施形態に係る建物用連結具41
0は、図4中、プレート部111の下面側に形成される
第1のリブ状部421と、この反対側の面となる上面側
に形成される第2のリブ状部422とを備えている。第
1のリブ状部421および第2のリブ状部422は、互
いに交差する方向に延出し、取付の際には、第1のリブ
状部421が下階側の建物ユニット10の周縁に沿うよ
うに、第2のリブ状部422が上階側の建物ユニット1
0に沿うように延出している。
【0023】建物ユニット用連結具410の製作に際し
ては、まず、第2実施形態の場合と同様に孔112〜1
14の穿孔と同時に第1のリブ状部421をプレスで一
体で形成する。その後、第2のリブ状部422は、第1
のリブ状部421とは反対側の面に補強部材となる等辺
山形鋼422Aを溶接固定することにより形成されてい
る。このような第3実施形態に係る建物用連結具410
によれば、以下のような効果がある。すなわち、リブ状
部の形成に際して、第1実施形態に係るリブ状部220
のように複数の部材(等辺山形鋼221、222)をプ
レート部111上に溶接することなく、等辺山形鋼42
2Aを溶接するだけで第2のリブ状部422を形成する
ことができるので、溶接作業の軽減を図ることができ
る。また、建物ユニット用410の第1のリブ状部42
1の突出側稜線を軸とする変形は、この部分にまたがっ
て取り付けられる第2のリブ状部422によって防止す
ることができるので、第2実施形態の場合のような環状
突起部330を設ける必要がなく、プレス用金型形状の
簡単化を図ることができる。
【0024】尚、本発明は、前述の実施形態に限定され
るものではなく、次に示すような変形をも含むものであ
る。すなわち、前述の第1〜第3実施形態では、リブ状
部220、320、420は、断面三角形状または断面
半円形状であったが、これに限らず、図5に示す建物ユ
ニット用連結具510のように断面四角形状のリブ状部
520であってもよい。また、前述の第1〜第3実施形
態では、プレート部111の片面に平面十字形のリブ状
部220、320を設けるか、プレート部111の一方
の面に一定方向に延出する第1のリブ状部421を設
け、他の面にこの第1のリブ状部421に交差する第2
のリブ状部422を設けていたが、これに限らず、プレ
ート部111の両面に平面十字形の第1のリブ状部52
1および第2のリブ状部522を各々設けても良い。要
するに、建物ユニット用連結具510に要求される面剛
性と建物ユニット10の隙間Dの寸法に応じて、リブ状
部の断面形状やリブ状部を形成する部分を適宜決定すれ
ばよい。
【0025】さらにまた、前述の第1〜第3実施形態で
は、4つ建物ユニット10が隣接配置され、4本の柱1
1の柱頭11Aにまたがって配置される建物ユニット用
連結具210、310、410について説明していた
が、これに限らず、図6に示されるように、2つの建物
ユニット10の2本の柱11にまたがって配置される建
物ユニット用連結具610に利用してもよい。すなわ
ち、建物ユニット用連結具610は、図中左上側となる
外側端縁に沿ってリブ状部620が設けられている。
尚、この建物ユニット用連結具610の取付後は、リブ
状部620は建物ユニット10の柱11の外側側面に当
接する。
【0026】また、前述の実施形態では、建物ユニット
用連結具210、310、410は、下階側の建物ユニ
ット10と、上階側の建物ユニット10との間に介装さ
れていたが、これに限らず、ユニット式建物の最上部を
連結する場合であっても本発明を利用することができ
る。要するに、建物ユニットの上部を連結する場合に本
発明を利用すれば、本発明の効果を享受することができ
る。その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形
状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等で
もよい。
【0027】
【発明の効果】前述のように、本発明に係る建物ユニッ
ト用連結具によれば、面剛性が向上するので、密集した
柱を高強度で一体化することができ、柱の部材厚さを薄
くして材料コストを低減した建物ユニットを採用するこ
とができるとともに、リブ状部が建物ユニットの組立の
際干渉しないので、建物ユニットの組立作業を効率的に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建物ユニット用連
結具を表す概要斜視図である。
【図2】前述の実施形態における建物ユニット用連結具
の取付構造を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る建物ユニット用連
結具を表す概要斜視図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る建物ユニット用連
結具を表す概要斜視図である。
【図5】第1〜第3実施形態の変形となる建物ユニット
用連結具を表す概要斜視図である。
【図6】2つの建物ユニット間にまたがって配置された
場合の変形となる建物ユニット用連結具の取付構造を示
す分解斜視図である。
【図7】従来例における建物ユニットを表す概要斜視図
である。
【図8】従来例における建物ユニット用連結具の取付構
造を示す分解斜視図である。
【図9】従来例における建物ユニット用連結具の変形状
態を示す立面図である。
【符号の説明】
10 建物ユニット 111 プレート部 210、310、410、510、610 建物ユニッ
ト用連結具 220、320、420、520、620 リブ状部 230 中空部 330 環状突起部 421 第1のリブ状部 422 第2のリブ状部 D 隙間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の隙間をあけて隣接配置される2以
    上の箱状の建物ユニットにまたがって配置されるプレー
    ト部を備え、このプレート部で前記2以上の建物ユニッ
    トを相互に連結する建物ユニット用連結具であって、 前記プレート部には、表面および裏面の少なくとも一方
    から突出するリブ状部が設けられ、 このリブ状部は、前記建物ユニットの周縁に沿って延出
    していることを特徴とする建物ユニット用連結具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニット用連結具
    において、 前記リブ状部には、その延出方向に沿って延びる中空部
    が形成されていることを特徴とする建物ユニット用連結
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の建物ユニット用連結具
    において、 前記プレート部には、その表面および裏面の一方では突
    出するとともに他方では凹んだリブ状部が設けられてい
    ることを特徴とする建物ユニット用連結具。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の建物ユニット用連結具
    において、 前記プレート部には、前記リブ状部が平面十字形に形成
    されているとともに、その中心に環状の突起部が設けら
    れていることを特徴とする建物ユニット用連結具。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物ユ
    ニット用連結具において、 前記リブ状部は、その延出方向に直交する断面形状が略
    半円形状または略三角形状であることを特徴とする建物
    ユニット用連結具。
  6. 【請求項6】 所定の隙間をあけて隣接配置される2以
    上の箱状の建物ユニットにまたがって配置されるプレー
    ト部を備え、このプレート部で前記2以上の建物ユニッ
    トを相互に連結する建物ユニット用連結具であって、 前記プレート部には、その表面および裏面の一方では突
    出しかつ他方では凹むとともに、一定方向に延出する第
    1のリブ状部と、 この第1のリブ状部の長手方向とは交差する方向に延出
    する補強部材を、前記第1のリブ状部の突出側の面とは
    反対側の面に接合して形成された第2のリブ状部と、が
    設けられ、 これらのリブ状部は、前記建物ユニットの周縁に沿って
    延出していることを特徴とする建物ユニット用連結具。
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