JP2000034776A - 梁と柱の接合方法 - Google Patents

梁と柱の接合方法

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JP2000034776A
JP2000034776A JP10204828A JP20482898A JP2000034776A JP 2000034776 A JP2000034776 A JP 2000034776A JP 10204828 A JP10204828 A JP 10204828A JP 20482898 A JP20482898 A JP 20482898A JP 2000034776 A JP2000034776 A JP 2000034776A
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JP
Japan
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plate
column
steel pipe
pipe column
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JP10204828A
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English (en)
Inventor
Junichi Fujimoto
純一 藤本
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Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼管柱へのコンクリートの充填性をよくする
とともに、梁を柱に容易に接合できる梁と柱の接合方法
を提供することである。 【解決手段】 鋼管柱本体1の梁接続箇所における貫通
孔2に第一プレート3を差し込んで鋼管柱本体1の側面
11から突出した接続部材5を形成するとともに、前記
貫通孔2と交差する方向の貫通孔2に第一プレート3と
交差する第二プレート4を差し込んで鋼管柱本体1の側
面11から突出した接続部材5を形成した後、これら第
一プレート3と第二プレート4を鋼管柱本体1に固定
し、前記接続部材5に鉄骨梁8をそれぞれ接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄骨梁と鋼管柱の接
合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の梁と柱の接続方法は、図8の
(1)〜(3)に示すように、梁接続部材16を有孔の
ダイヤフラム17を介して上下の鋼管柱18間に接続し
ていた。この方法は、梁接続部材16の上下面に有孔の
ダイヤフラム17が取り付けられているために、鋼管柱
18へのコンクリートの充填性の確保が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼管柱
へのコンクリートの充填性をよくするとともに、梁を柱
に容易に接合できる梁と柱の接合方法を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明が、鋼管柱本体の梁接続箇
所における貫通孔に第一プレートを差し込んで鋼管柱本
体の側面から突出した接続部材を形成するとともに、前
記貫通孔と交差する方向の貫通孔に第一プレートと交差
する第二プレートを差し込んで鋼管柱本体の側面から突
出した接続部材を形成した後、これら第一プレートと第
二プレートを鋼管柱本体に固定し、前記接続部材に鉄骨
梁をそれぞれ接合することを特徴とする。
【0005】請求項1の発明によれば、鋼管柱本体に第
一プレートおよび第二プレートを差し込んで接続部材を
形成することにより、鋼管柱の切削加工を減少させるこ
とができるとともに、溶接長を短くすることができる。
また梁柱接合部内に水平のダイヤフラムがないので、コ
ンクリートの充填不良などを防ぐことができる。
【0006】また請求項2の発明が、請求項1におい
て、前記鉄骨梁と接続部材をボルトで接合することを特
徴とする。
【0007】請求項2の発明によれば、梁と柱の接合を
容易に行うことができる。
【0008】また請求項3の発明が、請求項1におい
て、前記鉄骨梁と接続部材をボルトで接合した後、鉄骨
梁のフランジと鋼管柱本体を水平スチフナで接合するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3の発明によれば、鉄骨梁のフラン
ジと鋼管柱本体を水平スチフナで接合することにより、
ばらつきの大きな現場溶接であっても、大きな力が作用
した場合に梁のフランジを降伏させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の梁と柱の接合方法
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明するが、まず
ピン接合および剛接合の梁と柱の接合構造を説明し、そ
の後に梁と柱の接合方法について説明する。図1の
(1)はピン接合の梁と柱の接合構造の断面図、(2)
は同側面図、図2の(1)は剛接合の梁と柱の接合構造
の断面図、(2)は同側面図である。
【0011】図1に示すピン接合の梁と柱の接合構造
は、平面四角形の鋼管柱本体(以下、柱本体という)1
の貫通孔2に第一プレート3と第二プレート4が差し込
まれて交差し、これらの端部が柱本体1の各側面から突
出して接続部材5を形成している。これらの接続部材5
には、ウエブ6がボルト7で接合されて鉄骨梁8がピン
接合されている。また柱本体1内にはコンクリート9が
充填されている。
【0012】また、図2に示す剛接合の梁と柱の接合構
造は、ほぼ前記のピン接合と同様の構成であり、フラン
ジ10と柱本体の側面11に水平スチフナ12を設けた
構成が異なるのみである。この水平スチフナ12は、あ
らかじめ鉄骨梁8に溶接接合されており、該鉄骨梁8を
ボルト7で接合した後に柱本体1に溶接接合するもので
ある。
【0013】以下、図3〜図7に基づいてピン接合およ
び剛接合の梁と柱の接合方法を説明する。まずピン接合
は、図3に示すように、各側面11に貫通孔2を設けた
柱本体1と、第一プレート3および第二プレート4をそ
れぞれ準備する。これらの第一プレート3および第二プ
レート4の両端部にはボルト孔13がそれぞれ設けら
れ、かつ第一プレート3には差込孔14が開口されてい
る。
【0014】そして、第一プレート3を貫通孔2に差し
込むとともに、第二プレート4を貫通孔2および第一プ
レート3の差込孔14に差し込むことにより、図4に示
すような側面11から接続部材5が突出した柱本体1が
形成される。この柱本体1は通常工場で製作するが、必
要に応じて現場で製作することもできる。なお、第一プ
レート3の差込孔14は、図5に示すような差込溝15
であってもよい。
【0015】次に、上記の柱本体1を現場に運搬して、
その立て込み箇所に建て込んだ後に、図6に示すように
鉄骨梁8を接合する。この接合はウエブ6と接続部材5
を重ね合わせてボルト7で接合する。そして各接続部材
5に鉄骨梁8をボルト7で接合した後に、柱本体1内に
コンクリート9を充填して、ピン接合の梁と柱の接合構
造を完成させる。このコンクリート9の充填は柱本体1
内に水平のダイヤフラムがないので容易に行うことがで
き、充填不良を防止することができる。
【0016】また図7は、剛接合の梁と柱の接合方法を
示したものであり、側面11から接続部材5が突出した
柱本体1は前記と同様の方法で形成する。そしてこの柱
本体1を前記と同様に、現場に運搬してその立て込み箇
所に建て込んだ後に、フランジ10に水平スチフナ12
を備えた鉄骨梁8を、接続部材5にボルト7で接合す
る。次に、前記水平スチフナ12を柱本体1の側面11
に溶接接合するとともに、柱本体1内にコンクリート9
を充填して剛接合の梁と柱の接合構造を完成させる。な
お、前記水平スチフナ12は現場において鉄骨梁8に溶
接接合することもできる。
【0017】
【発明の効果】鋼管柱本体に第一プレートおよび第二プ
レートを差し込んで接続部材を形成することにより、鋼
管柱の切削加工を減少させることができるとともに、溶
接長を短くすることができる。
【0018】また梁柱接合部内に水平のダイヤフラムが
ないので、コンクリートの充填不良を防ぐことができ
る。
【0019】梁と柱の接合を容易に行うことができる。
【0020】鉄骨梁のフランジと鋼管柱本体とを水平ス
チフナで接合することにより、ばらつきの大きな現場溶
接であっても、大きな力が作用した場合に梁のフランジ
を降伏させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(1)はピン接合の梁と柱の接合構造の断面
図、(2)は同側面図である。
【図2】(1)は剛接合の梁と柱の接合構造の断面図、
(2)は同側面図である。
【図3】柱本体の貫通孔に第一プレートおよび第二プレ
ートを差し込む斜視図である。
【図4】柱本体の貫通孔に第一プレートおよび第二プレ
ートを差し込んだ断面図である。
【図5】柱本体の貫通孔に第一プレートおよび第二プレ
ートを差し込む斜視図である。
【図6】ピン接合の梁と柱の接合方法の断面図である。
【図7】剛接合の梁と柱の接合方法の断面図である。
【図8】従来の梁と柱の接合方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 柱本体 2 貫通孔 3 第一プレート 4 第二プレート 5 接続部材 6 ウエブ 7 ボルト 8 鉄骨梁 9 コンクリート 10 フランジ 11 側面 12 水平スチフナ 13 ボルト孔 14 差込孔 15 差込溝 16 梁接続部材 17 ダイヤフラム 18 鋼管柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管柱本体の梁接続箇所における貫通孔
    に第一プレートを差し込んで鋼管柱本体の側面から突出
    した接続部材を形成するとともに、前記貫通孔と交差す
    る方向の貫通孔に第一プレートと交差する第二プレート
    を差し込んで鋼管柱本体の側面から突出した接続部材を
    形成した後、これら第一プレートと第二プレートを鋼管
    柱本体に固定し、前記接続部材に鉄骨梁をそれぞれ接合
    することを特徴とする梁と柱の接合方法。
  2. 【請求項2】 前記鉄骨梁と接続部材をボルトで接合す
    ることを特徴とする請求項1に記載の梁と柱の接合方
    法。
  3. 【請求項3】 前記鉄骨梁と接続部材をボルトで接合し
    た後、鉄骨梁のフランジと鋼管柱本体を水平スチフナで
    接合することを特徴とする請求項1に記載の梁と柱の接
    合方法。
JP10204828A 1998-07-21 1998-07-21 梁と柱の接合方法 Pending JP2000034776A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI493092B (zh) * 2013-06-11 2015-07-21 Architecture And Building Res Inst Ministry Of The Interior 塡充型鋼管混凝土梁柱的接頭結構
KR101804171B1 (ko) * 2016-07-22 2017-12-04 주식회사 씨엠파트너스건축사사무소 수직내다이아프램이 내장된 cft기둥 구조체
CN109424072A (zh) * 2017-08-23 2019-03-05 香港华艺设计顾问(深圳)有限公司 一种钢梁上支撑钢筋混凝土柱的连接节点及施工方法
KR102540650B1 (ko) * 2022-08-29 2023-06-07 주식회사 힐 엔지니어링 Cft 기둥의 제작방법

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CN109424072B (zh) * 2017-08-23 2022-05-03 香港华艺设计顾问(深圳)有限公司 一种钢梁上支撑钢筋混凝土柱的连接节点及施工方法
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