JPH1181481A - 建物ユニットの連結構造 - Google Patents

建物ユニットの連結構造

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JPH1181481A
JPH1181481A JP24285697A JP24285697A JPH1181481A JP H1181481 A JPH1181481 A JP H1181481A JP 24285697 A JP24285697 A JP 24285697A JP 24285697 A JP24285697 A JP 24285697A JP H1181481 A JPH1181481 A JP H1181481A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な連結作業で隣接する建物ユニットの
連結強度を増強することのできる建物ユニットの連結構
造を提供することを目的とする。 【解決手段】隣接する箱状の建物ユニット31を相互に
連結する建物ユニットの連結構造において、当該建物ユ
ニット31のそれぞれを構成し、かつ互いに隣接配置さ
れる一対の上梁313には、一対の上梁313のそれぞ
れと係合する連結プレート51がまたがって配置され、
上梁313と連結プレート51とを係合する係合手段
は、上梁313上に立設されるピン52と、連結プレー
ト51に形成される貫通孔511とから構成されてい
る。上梁313と連結プレート51との係合がピン52
と孔511との嵌合という簡素な構造なので、簡易な作
業で隣接する建物ユニット31間の連結強度を増強する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接する箱状の建
物ユニットを相互に連結する建物ユニットの連結構造に
関する。
【0002】
【背景技術】従来より、予め工場で製造した箱状の建物
ユニットをトラック等により輸送して建築現場で組み合
わせることにより形成されるユニット式建物が利用され
ている。このようなユニット式建物によれば、予め内装
材、床材、その他の設備部材が建物ユニット内に組み込
まれた状態で工場から出荷されるので、建築現場におけ
る作業が大幅に軽減され、短期間で建築できるという利
点がある。ここで、建物ユニットは、角部となる四隅に
立設される柱と、これらの柱の上端間、下端間を連結す
る上梁、下梁とを含んで形成され、隣接する建物ユニッ
トのそれぞれの柱の上部にシアプレートを配置し、相互
にボルトナット接合することにより、隣接する建物ユニ
ットが相互に連結されてユニット式建物が建築される。
【0003】ところで、このようなユニット式建物にお
いて、建築敷地等の関係から建物本体の外壁面から屋外
側に突出する突出部を設け、この突出部の外壁面と建物
本体の外壁面とが平面視で段差となるようなユニット式
建物が建築されることがある。このような段差のあるユ
ニット式建物では、段差となる不連続部分に風圧力によ
るせん断力が作用するので、突出部を構成する建物ユニ
ットと、この建物ユニットに隣接しかつ建物本体を構成
する建物ユニットとの連結強度を増強する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな場合、建物ユニットとの連結強度を増強するため
に、上述したシアプレートによる接合箇所を増やして隣
接する建物ユニットを連結した場合、連結作業が煩雑と
なり、現場作業時間が長引くという問題がある。
【0005】本発明の目的は、簡易な連結作業で隣接す
る建物ユニットの連結強度を増強することのできる建物
ユニットの連結構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物ユニッ
トの連結構造は、図面の符号を参照して説明すれば、隣
接する箱状の建物ユニット31を相互に連結する建物ユ
ニットの連結構造であって、前記建物ユニットは、角部
に立設される複数本の柱312と、これらの柱の上端
間、下端間に架設される上梁313、下梁314とを備
え、隣接する前記建物ユニットのそれぞれを構成し、か
つ互いに隣接配置される一対の上梁には、この一対の上
梁のそれぞれと係合する連結プレート51がまたがって
配置され、この連結プレートと前記上梁とを係合する係
合手段は、前記一対の上梁のそれぞれに設けられるピン
および孔のいずれか一方52、72と、このピンおよび
孔のいずれか一方と相互に嵌合し、かつ前記連結プレー
ト上に設けられる前記ピンおよび孔のいずれか他方51
1、711とから構成されていることを特徴とする。す
なわち、このような本発明によれば、係合手段がピンお
よび孔の嵌合という簡素な構造により構成されているの
で、ピンを孔に挿通して連結プレートを配置するだけで
隣接する建物ユニット同士の連結を行うことができ、簡
易な連結作業で建物ユニットの連結強度を増強すること
が可能となる。また、連結プレートが隣接する一対の上
梁にまたがって配置されるので、水平方向のせん断力に
対する連結強度の増強が図られるうえ、連結プレートが
一対の上梁のねじれ方向の動きも規制するので、転び止
めとしての役割も有する。
【0007】以上において、上述した係合手段が連結プ
レート51の表裏を貫通する貫通孔511と、一対の上
梁のそれぞれに設けられかつ当該上梁の上方に突出する
ピン52とから構成されている場合、この貫通孔にこれ
らのピンが挿通されると、その上端が連結プレートの上
面から突出し、この突出部分が前記建物ユニットの上に
載せられる他の建物ユニットの下梁に設けられる孔31
4Aに挿通されるのが好ましい。すなわち、一対の上梁
に設けられたピンが連結プレートを貫通し、載置される
他のユニットの下梁の下面に設けられた孔に挿通されて
いるので、隣接する建物ユニットの上面部分の連結のみ
ならず、上階側の隣接する建物ユニットの下面部分の連
結も行うことが可能となり、建物ユニットの連結構造を
一層強固にすることが可能となる。
【0008】また、上述した係合手段が一対の上梁のそ
れぞれの上面に設けられる孔72と、これらの孔に挿通
されかつ連結プレート71の面外方向に突設されるピン
711とから構成されている場合、連結プレートには、
ピンの突出方向とは反対側に突出する凸部712が設け
られ、この凸部は、隣接する建物ユニットのそれぞれの
上に載せられる他の建物ユニットの配置間隔Wに応じた
幅寸法に設定されているのが好ましい。すなわち、連結
プレートに凸部が設けられ、この凸部が隣接する建物ユ
ニットのそれぞれの上に載せられる建物ユニットの配置
間隔に応じた幅寸法に設定されているので、下階側の建
物ユニットの上梁同士の連結に加え、上階側の建物ユニ
ットの一対の下梁を一体化することが可能となり、合わ
せ梁の効果によって連結強度を一層増強することが可能
となる。
【0009】さらに、上述した凸部としては、連結プレ
ートを面外方向に変形させたリブ状の凸部を採用するの
が好ましい。すなわち、連結プレートを面外方向に変形
させて凸部を形成しているので、プレス等により凸部を
簡単かつ低コストに形成することが可能となる。
【0010】そして、上述した建物ユニットが建物本体
2と、この建物本体の外壁面2Aから屋外側に突出する
突出部3とを備えたユニット式建物1に用いられた場
合、上述した建物ユニットの連結構造は、突出部を構成
する建物ユニット31と、この建物ユニットと隣接しか
つ建物本体を構成する建物ユニット31とを連結するた
めに用いられるのが好ましい。すなわち、上述したよう
に突出部の外壁面と建物本体の外壁面とが平面視で段差
となるような場合、段差となる不連続部分に風圧力によ
るせん断力が作用するので、隣接する建物ユニットの連
結強度を増強する必要があり、本発明の有用性が高い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本発明の第1実施形
態に係るユニット式建物が示され、このユニット式建物
ユニット1は、建物本体2と、この建物本体2の外壁面
2Aから屋外側に突出する突出部3とを備えている。ユ
ニット式建物1は、複数の略箱状となる建物ユニット2
1を互いに隣接配置するとともに、上下に積み重ねるこ
とにより構成され、建物本体2と、突出部3との境界部
分には、本発明に係る建物ユニットの連結構造を形成し
た連結建物ユニット31が配置されている。
【0012】これらの建物ユニット21、31は、図2
の1階部分の建物ユニット21、31の平面配置図に示
すように、隣接する建物ユニット21、31の上面角部
にまたがって配置されるシアプレート41によって互い
に連結されている。そして、前述した建物本体2と突出
部3との境界部分に配置される2つの連結建物ユニット
31は、このシアプレート41による連結の他に、互い
に隣接配置される上梁313の中間部分にまたがって配
置される連結プレート51によって互いに連結され、連
結強度が増強されている。
【0013】このように建物本体2と突出部3との境界
部分に配置される連結建物ユニット31の連結強度を増
強したのは、図2から判るように、ユニット式建物1に
風圧力Pが作用した場合、建物本体2の動きと突出部3
の動きとに差が生じるため、建物本体2と突出部3との
境界部分に移行せん断力が作用するためである。境界部
分に配置される連結建物ユニット31は、図3に示すよ
うに、軸組構造直方体状のフレーム311を有し、この
フレーム311は、角部となる四隅に立設される柱31
2と、これらの柱312の上端間、下端間を連絡する上
梁313、下梁314とから構成されている。尚、フレ
ーム311の上面には、水平構面を形成するために、対
角線状にブレース315が架設されている。
【0014】このようなフレーム311には、床根太3
16、床面材317、天井小梁318、天井面材31
9、壁材その他必要な設備部材が取り付けられている。
尚、通常の建物ユニット21も上述した連結建物ユニッ
ト31と略同様の構成を有している。建物ユニット2
1、31は、工場にて組み立てられ、トラックで輸送し
て建築現場に搬入され、建築現場では、建物ユニット2
1、31をクレーン等によって所定の位置に配置するこ
とにより、ユニット式建物1が形成される。このような
ユニット式建物1によれば、予め工場で建物ユニット2
1、31内に床面材317等が取り付けられているの
で、建築現場作業を軽減することができ、建築工期の大
幅な短縮を図ることができる。上述した連結建物ユニッ
ト31において、上梁313の中間部分のフランジ上面
には、後述する係合手段を構成する2本のピン52が立
設されている。
【0015】互いに隣接する4つの建物ユニット21同
士は、図4に示すように、隙間を開けて配置され、シア
プレート41によって相互に連結されている。シアプレ
ート41は、建物ユニット21を構成する柱212の密
集部にまたがって配置される略正方形状の鉄板であり、
各柱212の柱頭212A上に立設されるピン212
B、212Cが挿通される孔411、412と、上下の
建物ユニット21を連結するボルトナットから構成され
る締結具42を挿通するためのボルト孔413とを備え
ている。
【0016】そして、各柱212のピン212B、21
2Cをシアプレート41の孔411、412に挿通した
後、下階側の隣接配置される建物ユニット21上に建物
ユニット21を載置し、ボルト孔413に締結具42を
挿通することによって上下左右に配置される建物ユニッ
ト21は相互に連結される。尚、建物ユニット21が2
つ隣接配置される場合、3つ隣接配置される場合、密集
する柱212の平面配置に応じてシアプレート41の形
状が決定されるが、その連結構造は、上述した4本の柱
212の密集部における連結構造と略同様である。
【0017】上述した連結プレート51は、図5に示す
ように、建物本体2と突出部3との境界部分に隣接する
連結建物ユニット31のそれぞれを構成し、互いに隣接
配置される一対の上梁313間にまたがって配置されて
いる。この連結プレート51には、隣接する上梁313
のそれぞれの上面に突設されるピン52が挿通される貫
通孔511が形成されているとともに、ピン52が連結
プレート51から突出する部分は、上階側の連結建物ユ
ニット31の下梁314の下面に形成される孔314A
に挿通されている。
【0018】尚、前述したピン52は、予め工場にて、
上梁313の上面に孔を開け、この孔の下面側に裏ナッ
ト521を溶接固定し、この裏ナット521にピン本体
522を螺合固定することにより形成されている。連結
プレート51による連結建物ユニット31同士を連結す
るに際しては、図6に示すように、まずピン52が設け
られた上梁313同士を隣接させるとともに、貫通孔5
11にピン52を挿通して連結プレート51を上梁31
3間にまたがって配置する。そして、上階側の連結建物
ユニット31を載置する際に、ピン52の突出部分を当
該連結建物ユニット31の下梁314の孔314Aに挿
通する。
【0019】このような第1実施形態によれば、以下の
ような効果がある。すなわち、係合手段が上梁313に
立設されるピン52および連結プレート51の貫通孔5
11の嵌合という簡素な構造により構成されているの
で、ピン52を貫通孔511に挿通して連結プレート5
1を配置するだけで隣接する連結建物ユニット31同士
の連結を行うことができ、簡易な連結作業で連結建物ユ
ニット31の連結強度を増強することができる。また、
連結プレート51が隣接する一対の上梁313にまたが
って配置されるので、水平方向のせん断力に対する連結
強度の増強を図ることができるうえ、連結プレート51
が一対の上梁313のねじれ方向の動きも規制するの
で、上梁313の転び止めとしての役割も有する。
【0020】さらに、一対の上梁313に設けられたピ
ン52が連結プレート51を貫通し、上階に載置される
他の連結建物ユニット31の下梁314の下面に設けら
れた孔314Aに挿通されているので、隣接する連結建
物ユニット31の上面部分の連結のみならず、上階側の
隣接する連結建物ユニット31の下面部分の連結も行う
ことができ、連結建物ユニット31の連結構造を一層強
固にすることができる。そして、上述した建物ユニット
の連結構造が建物本体2と突出部3との境界部分に隣接
配置される連結建物ユニット31間に採用されているの
で、風圧力Pによる移行せん断力が作用する不連続部分
の連結強度を簡易に増強することができ、その有用性は
高く、加えてユニット式建物の利点である建築現場にお
ける工期短縮という効果が損なわれることもない。
【0021】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。尚、以下の説明では、既に説明した部分又は部材
と同一または類似の部分等については、その説明を省略
又は簡略する。前述の第1実施形態では、連結建物ユニ
ット31の上梁313に係合手段を構成するピン52が
立設され、連結プレート51には、このピン52と嵌合
する貫通孔511が形成されていた。
【0022】これに対して、第2実施形態に係る建物ユ
ニットの連結構造では、図7、図8に示すように、係合
手段は、連結プレート71の面外方向に突設されるピン
711と、連結建物ユニット31の上梁313に形成さ
れ、このピン711と嵌合する孔72とから構成されて
いる。そして、連結プレート71には、ピン711の突
出方向とは反対側に突出する凸部712が設けられ、こ
の凸部712は、隣接する連結建物ユニット31のそれ
ぞれの上階に載置される他の連結建物ユニット31の配
置間隔Wに応じた幅寸法に設定されている。
【0023】このような連結プレート71は、ピン71
1を挿通するための孔をプレスにより形成すると同時に
凸部712を形成した後、孔にピン711を溶接固定す
ることにより製造される。連結プレート71は、このピ
ン711を連結建物ユニット31の上梁313上に形成
された孔72に挿通し、一対の上梁313上にまたがっ
て配置され、一対の上梁313と、上階側に配置される
連結建物ユニット31を構成する一対の下梁314とに
よって狭持固定されるとともに、前記凸部712は、上
階側の連結建物ユニット31の隙間部分に配置される。
【0024】このような第2実施形態に係る建物ユニッ
トの連結構造によれば、次のような効果がある。すなわ
ち、連結プレート71に凸部712が設けられ、この凸
部712が隣接する連結建物ユニット31のそれぞれの
上に載せられる連結建物ユニット31の配置間隔Wに応
じて設定されているので、下階側の連結建物ユニット3
1の上梁313同士の連結に加え、上階側の連結建物ユ
ニット31の一対の下梁314が一体化され、合わせ梁
の効果によって連結建物ユニット31の連結強度を一層
増強することができる。さらに、凸部712が連結プレ
ート71を面外方向に変形させたリブ状に形成されてい
るので、凸部712を簡単かつ低コストで形成すること
ができる。
【0025】尚、本発明は、前述の各実施形態に限定さ
れるものではなく、次に示すような変形をも含むもので
ある。すなわち、前述の第1実施形態では、連結プレー
ト51は、平板状のものであったが、これに限らず、連
結建物ユニット31の配置間隔に応じた凸部が形成され
た連結プレートであってもよい。また、前述の第2実施
形態では、凸部712はプレスによるリブ状のものであ
ったが、これに限らず、連結建物ユニット31の配置間
隔Wに応じた幅寸法を有する角形鋼管を平板状の連結プ
レートに溶接して凸部を形成してもよい。このようにす
れば、連結プレート自体の強度を向上させることがで
き、建物ユニットの連結強度を一層向上することができ
る。
【0026】さらに、前述の第1実施形態では、本発明
に係る建物ユニットの連結構造を建物本体2と突出部3
との境界部分に採用していたが、これに限らず、他の部
分に採用してもよく、要するに、隣接する建物ユニット
間に作用する設計上のせん断力に応じて、本発明に係る
建物ユニットの連結構造を形成する部分を適宜決定すれ
ばよい。その他、本発明の実施の際の具体的な構造およ
び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造
等としてもよい。
【0027】
【発明の効果】前述のような本発明に係る建物ユニット
の連結構造によれば、係合手段がピンおよび孔の嵌合と
いう簡素な構造により構成されているので、ピンを孔に
挿通して連結プレートを配置するだけで隣接する建物ユ
ニット同士の連結を行うことができ、簡易な連結作業で
建物ユニットの連結強度を増強することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る建物ユニットの連
結構造を採用したユニット式建物の概要斜視図である。
【図2】前述の実施形態におけるユニット式建物の建物
ユニットの配置を示す平面図である。
【図3】前述の実施形態における連結建物ユニットを表
す概要斜視図である。
【図4】前述の実施形態における隣接配置される建物ユ
ニットの通常部分の連結構造を表す分解斜視図である。
【図5】前述の実施形態における連結建物ユニットの連
結構造を表す垂直断面図である。
【図6】前述の実施形態における連結建物ユニットの連
結構造を表す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる建物ユニットの
連結構造を表す垂直断面図である。
【図8】前述の実施形態における建物ユニットの連結構
造を表す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 2 建物本体 2A 建物本体の外壁面 3 突出部 21 建物ユニット 31 建物ユニット(連結建物ユニット) 51、71 連結プレート 52、711 ピン 72、511 孔 212、312 柱 213、313 上梁 214、314 下梁 314A 孔 712 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する箱状の建物ユニットを相互に連結
    する建物ユニットの連結構造であって、 前記建物ユニットは、角部に立設される複数本の柱と、
    これらの柱の上端間、下端間に架設される上梁、下梁と
    を備え、 隣接する前記建物ユニットのそれぞれを構成し、かつ互
    いに隣接配置される一対の上梁には、この一対の上梁の
    それぞれと係合する連結プレートがまたがって配置さ
    れ、 この連結プレートと前記上梁とを係合する係合手段は、
    前記一対の上梁のそれぞれに設けられるピンおよび孔の
    いずれか一方と、このピンおよび孔のいずれか一方と相
    互に嵌合し、かつ前記連結プレート上に設けられる前記
    ピンおよび孔のいずれか他方とから構成されていること
    を特徴とする建物ユニットの連結構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の建物ユニットの連結構造
    において、 前記係合手段は、前記連結プレートの表裏を貫通する貫
    通孔と、前記一対の上梁のそれぞれに設けられかつ当該
    上梁の上方に突出するピンとから構成され、 前記貫通孔にこれらのピンが挿通されると、その上端が
    前記連結プレートの上面から突出し、この突出部分が前
    記建物ユニットの上に載せられる他の建物ユニットの下
    梁に設けられる孔に挿通されることを特徴とする建物ユ
    ニットの連結構造。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の建物ユニットの連結構造
    において、 前記係合手段は、前記一対の上梁の上面のそれぞれに設
    けられる孔と、これらの孔に挿通されかつ前記連結プレ
    ートの面外方向に突設されるピンとから構成され、 前記連結プレートには、前記ピンの突出方向とは反対側
    に突出する凸部が設けられ、 この凸部は、隣接する前記建物ユニットのそれぞれの上
    に載せられる他の建物ユニットの配置間隔に応じた幅寸
    法に設定されていることを特徴とする建物ユニットの連
    結構造。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の建物ユニットの連結構造
    において、 前記凸部は、前記連結プレートを面外方向に変形させた
    リブ状の凸部であることを特徴とする建物ユニットの連
    結構造。
  5. 【請求項5】請求項1〜請求項4のいずれかに記載の建
    物ユニットの連結構造において、 前記建物ユニットは、建物本体と、この建物本体の外壁
    面から屋外側に突出する突出部とを備えたユニット式建
    物に用いられ、 当該建物ユニットの連結構造は、この突出部を構成する
    建物ユニットと、この建物ユニットと隣接しかつ前記建
    物本体を構成する建物ユニットとを連結するために用い
    られることを特徴とする建物ユニットの連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2246493A2 (en) 2009-04-28 2010-11-03 Oy Shippax Ltd Arrangement and method for attaching prefabricated load-bearing room units to each other
JP2014141790A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Toyota Home Kk 建物の太陽熱集熱装置

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EP2246493A2 (en) 2009-04-28 2010-11-03 Oy Shippax Ltd Arrangement and method for attaching prefabricated load-bearing room units to each other
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