JPH10138661A

JPH10138661A - 複数のセクションに分割された本

Info

Publication number: JPH10138661A
Application number: JP9066662A
Authority: JP
Inventors: Nankyo Boku; 南教朴
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1996-11-04
Filing date: 1997-03-19
Publication date: 1998-05-26
Also published as: CN1081556C; KR19980041684A; CN1181316A; KR100200389B1; US5836614A

Abstract

(57)【要約】【課題】本を複数のセクションに分割して、１つのセ
クションに問題を印刷し、他のセクションにその問題の
解説や解答を印刷するようにした複数のセクションに分
割された本を提供する。【解決手段】同一頁を複数のセクション１，１’に分
割すると共に、各セクション１，１’のシート１１，１
２を互いに独立してめくることができるようにしてな
り、分割されたシートを保護する前面及び後面の表紙手
段２，７と、分割したシートの一側を前面及び後面表紙
手段２，７の縁部とともに製本する製本手段３とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、学生等が問題を解
く際にその問題の解説、ヒント、解答等に依存すること
なく問題を解いた後、その問題の解説、ヒント、解答等
を参照しながら効率的に気持ちよく学習できるようにし
た複数のセクションに分割された本に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の問題集や参考書では、一般に問題
の解説、ヒント、参考事項、解答等がのその問題を収録
した頁と異なる他の頁に収録されているので、問題を解
いた後にその問題の解答、解説、ヒント、参考事項等を
確認する際に大きな不便があって、これにより学習効率
が低下するという問題があった。

【０００３】また、問題の解説、ヒント、参考事項、解
答等が問題が収録された頁の下段また右側に収録されて
いる場合には、学生等がその問題の解説、ヒント、参考
事項等に依存して問題を解く傾向があるので、効率的な
学習をすることに障害となっていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記の問題点を解決するためになされたものであって、本
発明の目的は、本を２つ、３つ、４つといった複数のセ
クションに分割し、例えば、一つのセクションに本文ま
たは問題を印刷し、他のセクションにその問題の解説、
ヒント、参考事項、解答等を印刷した本を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による複数のセクションに分割された本は、
同一頁を複数のセクションに分割すると共に、各セクシ
ョンのシートを互いに独立してめくることができるよう
にしてなり、前記分割されたシートを保護する前面及び
後面の表紙手段と、前記分割したシートの一側を前記前
面及び後面表紙手段の縁部とともに製本する製本手段と
を有することを特徴とする。

【０００６】製本手段は、スプリングとしてもよく、ま
た、セクションの各シートを容易に挿入または取り外し
できるバインダー式としてもよい。また、セクションの
角部は面取りして指でめくりやすくすることが好まし
い。

【０００７】また、本発明による複数のセクションに分
割された本は、同一頁を複数のセクションに分割すると
共に、各セクションのシートを互いに独立してめくるこ
とができるようにしてなり、前記分割されたシートの前
面を保護するように前面表紙手段を複数の部分から形成
し、前記分割されたシートの後面を保護するように後面
表紙手段を１つの部分から形成し、前記分割したシート
の一側を前記前面及び後面表紙手段の縁部とともにそれ
ぞれ製本する製本手段を有することを特徴とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態について詳細に説明する。

【０００９】図１及び図２は、本発明により２つのセク
ションに分割された本を示す概略的な斜視図であり、図
３は、本発明により３つのセクションに分割された本を
示す概略的な斜視図であり、図４は、本発明により複数
のセクションに分割された本を背表紙の側からみた斜視
図である。また、図５は本発明により複数のセクション
に分割された本の他の実施形態を示す概略的な斜視図で
ある。

【００１０】図面において、参照符号１，１’，１”は
分割されたセクション、１ａは角部、２は前面表紙部、
３は製本部、４はコイルスプリング、６はラベル、７は
後面表紙部、１１はセクションＡ面シート、１２はセク
ションＢ面シート、１３はセクションＣ面シートをそれ
ぞれ示す。

【００１１】本発明は、本を２つ、３つ、４つといった
複数のセクションに分割するものであって、横方向に分
割してもよく、また、縦方向に分割してもよい。

【００１２】すなわち、図１及び図２に図示したよう
に、同一頁のシートを２以上のセクション１，１’，
１”に分割して各セクション１，１’，１”のシート１
１，１２，１３が互いに独立にめくられるように形成さ
れている。また、複数に分割されたシートを保護するた
めに、前面及び後面の表紙部２，７が設けられ、複数に
分割されたシートの一側面は前面及び後面表紙部２，７
の一方の縁とともに一つの製本部３で製本される。従っ
て、上記各セクション１のＡ面シート１１が隣接したセ
クション１’のＢ面シート１２とは分離してめくられる
ようになっている。なお、前面及び後面の表紙部２，７
はシート１１，１２，１３よりは大きな強度を有する材
料から製作することが好ましい。

【００１３】また、製本部３はコイルスプリング４を用
いてもよく、製本部は各セクション１，１’，１”の各
シート１１，１２，１３を容易に挿入しまたは取り外す
ことのできるバインダーのような構造とすることもでき
る。

【００１４】さらに、セクション１，１’，１”の角部
１ａを面取りして本を指でめくり易くしている。

【００１５】本発明による本を問題集または参考書を例
にとって説明すると、図１および図２において、セクシ
ョン１，１’の一つのセクション１には問題を印刷し、
他のセクション１’にはその問題の解説、ヒント、参考
事項、解答等を印刷し、これによりヒントや解説に依存
することなく問題を解いた後に問題の解説、ヒント、参
考事項、解答等を容易に参考しながら学習することがで
きる。

【００１６】また、図３のように３つのセクションに分
割されている場合には、例えば、セクション１”をノー
トとして利用して重要事項等を記録するようにすること
もできる。

【００１７】本発明の他の実施形態として、図５に示す
ように、同一頁のシートを２つ以上のセクション１，
１’に分離して、各セクション１，１’のシート１１，
１２を互いに独立にめくることができるようにすること
もできる。この実施形態では、分割された各セクション
１，１’を保護する前面表紙部２は２つの部分からな
り、一方、後面表紙部７は１つの部分から構成されてい
る。

【００１８】また、複数に分割されたシートの外側の側
面が各前面表紙部２の一方の縁部及び後面表紙部７の両
方の縁部とともに２箇所の製本部３で各々製本されるよ
うになっている。従って、セクション１のＡ面シート１
１が隣接するセクション１’のＢ面シート１２とは分離
してめくることができるようになっている。

【００１９】次に、このように構成された本発明による
本の作用についてさらに詳細に説明する。

【００２０】図１及び図２には、２つのセクションに分
割された本が示されており、本文または問題がセクショ
ンＡ面シート１１に印刷され、その問題のヒント、解
説、解答等がセクションＢ面シート１２に印刷されてい
る。また、問題を印刷したセクションＡ面シートの頁と
異なるセクションＢ面シートの頁にその問題のヒント、
解説、解答等を印刷してもよい。例えば、学生が勉強中
に本発明による本を利用する場合は、まず本文または問
題を印刷したセクションＡ面シート１１をみてヒントや
解説等に依存することなく問題を解く。このとき視野に
あるセクションＢ面シート１２はその前のシートである
から、本をめくらない限りその問題のヒントや解説を見
ることができない。もし学生がどうしても問題を解決で
きずに助けが必要な場合には、その問題に関するヒント
や解説等を印刷したセクションＢ面シート１２の頁を一
枚をめくって参考事項を見ることができる。また、問題
を解いた後に容易に問題の解答を確認することができ、
学習効率が向上する。

【００２１】図３に示すような３つに分割された本の場
合には、例えば、セクションＡ面シート１１に本文また
は問題を印刷し、セクションＢ面シート１２にその問題
のヒント、参考事項等を印刷し、セクションＣ面シート
１３にその問題の解答と解説を印刷する。また、セクシ
ョンＡ，Ｂ，Ｃ面シート１１，１２，１３のいずれか１
面をノートとして利用するようにしてもよい。また、４
つ、５つまたはそれ以上に分割した場合にも同様に使用
することができる。

【００２２】さらに、例えば、試験にでる可能性の高い
重要な本文または問題を各セクション１，１’，１”の
いずれか１セクションに別に記載して、学生等が重要な
内容であることを認識できるようになし、したがって学
習効率を高めることができる。例えば、重要な事項また
は出題の頻度の高い問題は８０％のようなパーセンテー
ジとして表示したり、星印などを表示するとよい。これ
により、学生等に問題の重要性を認識させると共に、そ
のような表示をみて「なぜこのような表示が付されてい
るのか」という自問過程を通して問題の重要性を判断す
る能力を向上させることができる。

【００２３】印刷は本の特性や内容または使用者の好み
により縦書きにも横書きにもすることができる。

【００２４】本を書架に陳列する場合に、コイルスプリ
ング４を露出させると本の内容を外から確認できないの
で、コイルスプリング４に本の内容を明記したラベル６
を接着剤等により取り付けるとよい。

【００２５】本発明は前述の実施形態及び添付の図面に
より限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸
脱しない範囲で多様な置換、変形及び変更をするできる
ことは当業者には明白であろう。

【００２６】

【発明の効果】本発明によれば、例えば、分割された一
方のセクションに問題を印刷すると共に他方のセクショ
ンにその問題の解説、ヒント、参考事項、解答等を印刷
して、各セクションのシートが互いに独立してめくられ
るようにしているので、問題を解くときに解説等を参考
にすることなく自律的に学習できるようにし、また、問
題を解いた後に容易にかつ迅速にその問題の解説等を参
照することができ、したがって、学習効率を高めること
ができる。さらに、重要な事項または出題頻度が高い問
題等を分割された１つのセクションのシートに記載する
ことにより、重要な内容であることを認識しながら確実
にかつ容易に学習することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明により２つのセクションに分割された本
を示す概略的な斜視図である。

【図２】本発明により２つのセクションに分割された本
を示す概略的な斜視図である。

【図３】本発明により３つのセクションに分割された本
を示す概略的な斜視図である。

【図４】本発明により複数のセクションに分割された本
を背表紙の側からみた斜視図である。

【図５】本発明により複数のセクションに分割された本
の他の実施形態を示す概略的な斜視図である。

【符号の説明】

１，１’，１” セクション１ａ角部２前面表紙部３製本部４コイルスプリング６ラベル７後面表紙部１１セクションＡ面シート１２セクションＢ面シート１３セクションＣ面シート

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】同一頁を複数のセクション（１，１’，
１”）に分割すると共に、各セクション（１，１’，
１”）のシート（１１，１２，１３）を互いに独立して
めくることができるようにしてなり、前記分割されたシ
ートを保護する前面及び後面の表紙手段（２，７）と、
前記分割したシートの一側を前記前面及び後面表紙手段
（２，７）の縁部とともに製本する製本手段（３）とを
有することを特徴とする複数のセクションに分割された
本。
【請求項２】前記セクション（１，１’，１”）のい
ずれか１つのセクション（１）には問題が印刷され、他
のセクション（１’，１”）にはその問題の解説、ヒン
ト、参考事項または解答が印刷されたことを特徴とする
請求項１に記載の本。
【請求項３】前記他のセクション（１’，１”）のい
ずれかの１つがノートとして形成されたことを特徴とす
る請求項２に記載の本。
【請求項４】前記製本手段（３）がスプリングである
ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載
の本。
【請求項５】前記製本手段（３）が前記セクション
（１，１’，１”）の各シート（１１，１２，１３）を
容易に挿入または取り外しできるバインダー式であるこ
とを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の
本。
【請求項６】前記セクション（１，１’，１”）の角
部（１ａ）を面取りしたことを特徴とする請求項１乃至
３のいずれか１項に記載の本。
【請求項７】同一頁を複数のセクション（１，１’）
に分割すると共に、各セクション（１，１’）のシート
（１１，１２）を互いに独立してめくることができるよ
うにしてなり、前記分割されたシートの前面を保護する
ように前面表紙手段（２）を複数の部分から形成し、前
記分割されたシートの後面を保護するように後面表紙手
段（７）を１つの部分から形成し、前記分割したシート
の一側を前記前面及び後面表紙手段（２，７）の縁部と
ともにそれぞれ製本する製本手段（３）を有することを
特徴とする複数のセクションに分割された本。
【請求項８】前記セクション（１，１’）のいずれか
１つのセクション（１）には問題が印刷され、他のセク
ション（１’）にはその問題の解説、ヒント、参考事項
または解答が印刷されたことを特徴とする請求項７に記
載の本。
【請求項９】前記製本手段（３）がスプリングである
ことを特徴とする請求項７または８に記載の本。
【請求項１０】前記セクション（１，１’）の角部
（１ａ）を面取りしたことを特徴とする請求項７または
８に記載の本。