JPH10135926A - 信号復調装置 - Google Patents

信号復調装置

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JPH10135926A
JPH10135926A JP8291942A JP29194296A JPH10135926A JP H10135926 A JPH10135926 A JP H10135926A JP 8291942 A JP8291942 A JP 8291942A JP 29194296 A JP29194296 A JP 29194296A JP H10135926 A JPH10135926 A JP H10135926A
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signal
phase difference
phase
frequency deviation
frequency
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Masuyuki Takeda
益幸 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意のサブ・キャリアの周波数偏差fが1/
(8×シンボル期間Ts)を越える場合には、本来、基
準とすべき基準位相を誤って他の象限の基準位相を基準
にして位相差θを検出してしまう場合が生じ、位相及び
周波数の同期化を確実に図ることができない課題があっ
た。 【解決手段】 差動復調データに含まれる誤り訂正符号
から単位時間当たりの誤り回数を計数し、その誤り回数
から位相同期及び周波数同期の良否を判定するととも
に、その良否結果に応じて局部発振信号g1,g2を補
償するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直交周波数分割
多重変調方式であるOFDM(Orthogonal
Frequency Division Multip
lex)変調方式で変調されたOFDM変調信号を復調
する信号復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平7−95174号公
報に示された従来の信号復調装置を示す構成図であり、
図において、1は各サブ・キャリアが多相PSK変調さ
れたOFDM変調信号mに対して局部発振信号g1を混
合するミクサ、2はOFDM変調信号mに対して局部発
振信号g1より位相が90°遅れている局部発振信号g
2を混合するミクサ、3はミクサ1の出力信号をアナロ
グ/ディジタル変換するA/D変換器、4はミクサ2の
出力信号をアナログ/ディジタル変換するA/D変換
器、5はシステムクロックからA/D変換器3,4のサ
ンプリングクロックを生成するクロック再生回路であ
る。ここで上記ミクサ1及びミクサ2の出力レベルをA
/D変換器3,4により求め、複素平面に対応させて複
素信号として考えるものとする。
【0003】また、6はA/D変換器3,4からそれぞ
れ出力されたディジタルデータを直列の複素信号cmと
して入力するとともに、その複素信号cmの中から予め
設定されたガード期間のデータを除去するガード期間除
去器、7はガード期間のデータが除去された直列の複素
信号cmを並列の複素信号cmに変換する直列並列変換
器、8は並列に並び換えられた複素信号cmを高速フー
リエ変換(以下、FFT演算という)して周波数毎の複
素シンボルを求めるFFT演算器、9はFFT演算器8
により求められた周波数毎の並列の複素シンボルcsを
周波数毎の直列の複素シンボルcsに変換する並列直列
変換器であり、10は並列直列変換器より出力された複
素シンボルcsと1個前の複素シンボルcsとの差であ
る差動復調信号d1と、差動復調信号d1に対応したデ
ジタル値である差動復調データd2を出力する差動復調
部である。
【0004】また、11は並列直列変換器9より出力さ
れた周波数毎の直列の複素シンボルcsの中からQPS
Kが施された任意のサブ・キャリアの複素シンボル(以
下、QPSK複素シンボルという)を選択する選択器、
12は選択器11により選択されたQPSK複素シンボ
ルのシンボル配置を複素平面上に展開して、QPSK複
素シンボルの位相を求め、その位相と基準位相(位相が
同期している場合の位相)との位相差θを検出する位相
差検出器、13は位相差検出器12により検出された位
相差θに所定の係数を乗算して積分するループフィル
タ、14は所定期間のみ予め決められたスペクトル及び
位相にて出力されたOFDM変調信号mに関し、並列直
列変換器9から出力された周波数毎の複素シンボルcs
を逆高速フーリエ変換(以下、IFFT演算という)し
て周波数変換されたベースバンド信号の周波数偏差fを
検出するとともに、その周波数偏差fに応じた補償信号
を出力するAFC回路である。
【0005】また、15はループフィルタ13の出力と
AFC回路14の出力を加算する加算器、16は加算器
15の加算結果をディジタル/アナログ変換するD/A
変換器、17はD/A変換器16から出力されたアナロ
グデータに応じた局部発振信号g1を生成するVCX
O、18は局部発振信号g1の位相を90°遅延して、
局部発振信号g2を生成する90°移相器である。
【0006】次に動作について説明する。従来の信号復
調装置は、図示せぬ信号変調装置によって各サブ・キャ
リアが多相PSK変調されたOFDM変調信号を復調す
るものであるが、特にこの従来例では、多相PSK変調
の一例であるQPSK(Quadrature Pha
se Shift Keying)変調されたOFDM
変調信号を復調するものについて説明する。なお、QP
SK変調は、I軸を実軸とし、Q軸を虚軸とする複素平
面において、I軸とQ軸の交点を中心とする所定の半径
の同心円上に4個のシンボルがπ/2間隔で配置される
変調方式であり、各サブ・キャリアに対してQPSK変
調が施されている。因みに、OFDM変調信号のパワー
スペクトル及びOFDM変調信号を構成する各サブ・キ
ャリアのパワースペクトルを図示すると図9(A)のよ
うになる。
【0007】まず、図示せぬ信号変調装置からOFDM
変調信号mが送信されてくると、OFDM変調信号mは
ミクサ1,2に入力される。そして、ミクサ1がOFD
M変調信号mに対して局部発振信号g1を混合し、ミク
サ2がOFDM変調信号mに対して局部発振信号g1よ
り位相が90°遅れている局部発振信号g2を混合する
ことにより直交検波する。そして、ミクサ1及びミクサ
2の出力である検波結果は、A/D変換器3,4に入力
されてアナログ/ディジタル変換され、A/D変換器
3,4の出力は複素信号cmとしてガード期間除去器6
に入力される。
【0008】そして、ガード期間除去器6は、後段のF
FT演算においてシンボル間干渉が発生するのを抑制す
るため、図9(B)に示すように、複素信号cmの中か
ら予め設定されたガード期間のデータを除去し、有効シ
ンボル期間のデータのみを直列並列変換器7に出力す
る。そして、直列並列変換器7は、複素信号cmのデー
タ形式をFFT演算器8の演算に適した形式にすべく、
ガード期間のデータが除去された直列の複素信号cmを
並列の複素信号cmに変換する。
【0009】このようにして、直列の複素信号cmが並
列の複素信号cmに変換されると、FFT演算器8は、
その並列の複素信号cmをFFT演算して並列の周波数
毎の複素シンボルを求め、その並列の複素シンボルcs
を並列直列変換器9に出力する。そして、並列直列変換
器9は、周波数毎の並列の複素シンボルcsを周波数毎
の直列の複素シンボルcsに変換し、その周波数毎の複
素シンボルcsを選択器11及びAFC回路14に出力
する。なお、差動復調データd2は当該信号復調装置に
より復調された復調データとして外部にも伝送され、所
定の処理が施された後、音声データ等が生成される。
【0010】そして、並列直列変換器9から周波数毎の
複素シンボルcsが出力されると、選択器11は、並列
直列変換器9より出力された周波数毎の複素シンボルc
sの中から任意のサブ・キャリアのQPSK複素シンボ
ルを選択する。OFDM変調信号mが1000個のサブ
・キャリアから構成されている場合において、例えば低
い方から600個目のサブ・キャリアのQPSK複素シ
ンボルを選択するように設定することができる。
【0011】このようにして、任意のサブ・キャリアの
QPSK複素シンボルが選択されると、位相差検出器1
2は、QPSK複素シンボルのシンボル配置を複素平面
上に展開することにより、QPSK複素シンボルの位相
を求める。ここで、図10はQPSK複素シンボルのシ
ンボル配置を示す複素平面図であり、図において、●印
は複素平面上に配置されたQPSK複素シンボル、α,
β,γ,δはノイズの影響等を受けずに位相が同期した
場合に配置されるQPSK複素シンボルである。
【0012】そして、位相差検出器12は、QPSK複
素シンボルの位相を求めると、その位相と基準位相(位
相が同期している場合の位相)との位相差θを検出し、
その位相差θをループフィルタ13に出力する。ここ
で、図10(A)の場合は、第1象限の基準位相αを基
準にして位相差θを検出している。そして、ループフィ
ルタ13は、同期化制御の安定化を図るべく、位相差検
出器12により検出された位相差θに所定の係数を乗算
したのち、必要に応じて積分し、その演算結果を加算器
15に出力する。
【0013】一方、AFC回路14は、周波数変換され
たベースバンド信号の周波数偏差を解消すべく、周波数
変換されたベースバンド信号の周波数偏差fを検出した
のち、その周波数偏差fに応じた補償信号を加算器15
に出力する。
【0014】そして、ループフィルタ13の出力とAF
C回路14の出力は加算器15に入力されて加算された
のち、その加算結果はD/A変換器16によってディジ
タル/アナログ変換される。そして、D/A変換器16
からアナログデータが出力されると、VCXO17は、
そのアナログデータに応じた局部発振信号g1を生成
し、その局部発振信号g1をミクサ1及び90°移相器
18に出力する。そして、90°移相器18は、VCX
O17から出力された局部発振信号g1の位相を90°
遅延して局部発振信号g2を生成し、その局部発振信号
g2をミクサ2に出力する。これにより、信号復調装置
の一連の処理は終了し、位相及び周波数の同期化が図ら
れた復調データが出力されることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号復調装置は
以上のように構成されているので、位相差θ及び周波数
偏差fが解消され、位相及び周波数の同期化が図られる
が、任意のサブ・キャリアの周波数偏差fが1/(8×
シンボル期間Ts)を越える場合には、本来、基準とす
べき基準位相を誤って他の象限の基準位相を基準にして
位相差θを検出してしまう場合が生じ(例えば、第1象
限の基準位相αを基準にして位相差θを検出すべきとこ
ろを誤って、第2象限の基準位相βを基準にして位相差
θを検出してしまう場合が生じる)、位相及び周波数の
同期化を確実に図ることができないなどの課題があっ
た。また、位相同期及び周波数同期の良否を判定する手
段がないため、位相及び周波数の同期化完了を認識する
ことができない課題もあった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、任意のサブ・キャリアの周波数偏
差が1/(8×シンボル期間Ts)を越える場合でも、
位相及び周波数の同期化を確実に図ることができる信号
復調装置を得ることを目的とする。また、この発明は、
位相及び周波数の同期化完了を容易に認識できる信号復
調装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る信号復調装置は、演算手段により求められた複素シン
ボルに含まれる誤り訂正符号から単位時間当たりの誤り
回数を計数し、その誤り回数から位相同期及び周波数同
期の良否を判定するようにしたものである。
【0018】請求項2記載の発明に係る信号復調装置
は、判定手段の良否判定に応じて同期化手段により生成
された局部発振信号を補償するようにしたものである。
【0019】請求項3記載の発明に係る信号復調装置
は、位相差検出手段により検出された位相差又は周波数
偏差検出手段により検出された周波数偏差に対して、シ
ンボル期間の逆数の4分の整数倍を加算するようにした
ものである。
【0020】請求項4記載の発明に係る信号復調装置
は、位相差検出手段により検出された位相差又は周波数
偏差検出手段により検出された周波数偏差に対して、シ
ンボル期間の逆数の4分の1倍を加算したのち、判定手
段により位相同期及び周波数同期が正常に行われていな
いと判定された場合には、位相差検出手段により検出さ
れた位相差又は周波数偏差検出手段により検出された周
波数偏差から、シンボル期間の逆数の4分の2倍を減算
するようにしたものである。
【0021】請求項5記載の発明に係る信号復調装置
は、位相差検出手段により検出された位相差又は周波数
偏差検出手段により検出された周波数偏差から、シンボ
ル期間の逆数の4分の1倍を減算したのち、判定手段に
より位相同期及び周波数同期が正常に行われていないと
判定された場合には、位相差検出手段により検出された
位相差又は周波数偏差検出手段により検出された周波数
偏差に対して、シンボル期間の逆数の4分の2倍を加算
するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による信
号復調装置を示す構成図であり、図において、1は各サ
ブ・キャリアが多相PSK変調された誤り訂正符号付の
OFDM変調信号mに対して局部発振信号g1を混合す
るミクサ(信号抽出手段)、2は誤り訂正符号付のOF
DM変調信号mに対して局部発振信号g1より位相が9
0°遅れている局部発振信号g2を混合するミクサ(信
号抽出手段)、3はミクサ1の出力信号をアナログ/デ
ィジタル変換するA/D変換器(信号抽出手段)、4は
ミクサ2の出力信号をアナログ/ディジタル変換するA
/D変換器(信号抽出手段)、5はシステムクロックか
らA/D変換器3,4のサンプリングクロックを生成す
るクロック再生回路である。
【0023】また、6はA/D変換器3,4からそれぞ
れ出力されたディジタルデータを直列の複素信号cmと
して入力するとともに、その複素信号cmの中から予め
設定されたガード期間のデータを除去するガード期間除
去器(演算手段)、7はガード期間のデータが除去され
た直列の複素信号cmを並列の複素信号cmに変換する
直列並列変換器(演算手段)、8は並列に並び換えられ
た複素信号cmを高速フーリエ変換(以下、FFT演算
という)して複素シンボルcsを求めるFFT演算器
(演算手段)、9はFFT演算器8により求められた並
列の複素シンボルcsを直列の複素シンボルcsに変換
する並列直列変換器(演算手段)、10は並列直列変換
器9より出力された複素シンボルcsと1シンボル前の
複素シンボルcsとの差である差動復調信号d1及び差
動復調信号d1に対応した差動復調データd2を求める
差動復調部である。
【0024】また、11は差動復調部10により求めら
れた差動復調信号d1の中からQPSK変調が施された
任意のサブ・キャリアの複素シンボル(以下、QPSK
複素シンボルという)を選択する選択器(位相差検出手
段)、12は選択器11により選択されたQPSK複素
シンボルのシンボル配置を複素平面上に展開して、QP
SK複素シンボルの位相を求め、その位相と基準位相
(位相が同期している場合の位相)との位相差θを検出
する位相差検出器(位相差検出手段)、13は位相差検
出器12により検出された位相差θに所定の係数を乗算
して積分するループフィルタ(位相差検出手段)、14
は所定の期間のみ予め決められたスペクトル及び位相に
て出力されたOFDM変調信号mに関し、並列直列変換
器9から出力された周波数毎の複素シンボルcsを逆高
速フーリエ変換(以下、IFFT演算という)して周波
数変換されたベースバンド信号の周波数偏差fを検出す
るとともに、その周波数偏差fに応じた補償信号を出力
するAFC回路(周波数偏差検出手段)である。
【0025】また、15はループフィルタ13の出力と
AFC回路14の出力と補償器23の出力を加算する加
算器(同期化手段)、16は加算器15の加算結果をデ
ィジタル/アナログ変換するD/A変換器(同期化手
段)、17はD/A変換器16から出力されたアナログ
データに応じた局部発振信号g1を生成するVCXO
(同期化手段)、18は局部発振信号g1の位相を90
°遅延して、局部発振信号g2を生成する90°移相器
(同期化手段)である。
【0026】さらに、21は差動復調部10から出力さ
れた差動復調データd2に含まれる誤り訂正符号から誤
りを検出する誤り検出器(判定手段)、22は誤り検出
器21により検出された誤りの回数を計数し、単位時間
当たりの誤り回数から位相同期及び周波数同期の良否を
判定する判定器(判定手段)、23は判定器22の良否
判定に応じて所定値Aを加算器15に出力する補償器
(補償手段)である。
【0027】次に動作について説明する。この実施の形
態1の信号復調装置は、図示せぬ信号変調装置によって
各サブ・キャリアが多相PSK変調された誤り訂正符号
付のOFDM変調信号を復調するものであるが、特に実
施の形態1では、多相PSK変調の一例であるQPSK
(Quadrature Phase Shift K
eying)変調されたOFDM変調信号を復調するも
のについて説明する。なお、QPSK変調は、I軸を実
軸とし、Q軸を虚軸とする複素平面において、I軸とQ
軸の交点を中心とする所定の半径の同心円上に4個のシ
ンボルがπ/2間隔で配置される変調方式であり、各サ
ブ・キャリアに対してQPSK変調が施されている。因
みに、OFDM変調信号のパワースペクトル及びOFD
M変調信号を構成する各サブ・キャリアのパワースペク
トルを図示すると図9(A)のようになる。
【0028】まず、図示せぬ信号変調装置から誤り訂正
符号付のOFDM変調信号mが送信されてくると、OF
DM変調信号mはミクサ1,2に入力される。そして、
ミクサ1がOFDM変調信号mに対して局部発振信号g
1を混合し、ミクサ2がOFDM変調信号mに対して局
部発振信号g1より位相が90°遅れている局部発振信
号g2を混合することにより直交検波する。そして、ミ
クサ1及びミクサ2の出力である検波結果は、A/D変
換器3,4に入力されてアナログ/ディジタル変換さ
れ、A/D変換器3,4の出力は複素信号cmとしてガ
ード期間除去器6に入力される。
【0029】そして、ガード期間除去器6は、後段のF
FT演算においてシンボル間干渉が発生するのを抑制す
るため、図9(B)に示すように、複素信号cmの中か
ら予め設定されたガード期間のデータを除去し、有効シ
ンボル期間のデータのみを直列並列変換器7に出力す
る。そして、直列並列変換器7は、複素信号cmのデー
タ形式をFFT演算器8の演算に適した形式にすべく、
ガード期間のデータが除去された直列の複素信号cmを
並列の複素信号cmに変換する。
【0030】このようにして、直列の複素信号cmが並
列の複素信号cmに変換されると、FFT演算器8は、
その並列の複素信号cmをFFT演算して周波数毎の複
素シンボルcsを求め、その並列の複素シンボルcsを
並列直列変換器9に出力する。そして、並列直列変換器
9は、並列の周波数毎の複素シンボルcsを直列の複素
シンボルcsに変換し、その直列の複素シンボルcsを
差動復調部10に出力する。
【0031】そして、並列直列変換器9から周波数毎の
直列の複素シンボルcsが出力されると、差動復調部1
0は、その複素シンボルcsと1シンボル前の複素シン
ボルcs(前回、並列直列変換器9から出力された複素
シンボルcs)との差を演算し、その差である差動復調
信号d1を選択器11に、差動復調信号d1に対応した
差動復調データd2を誤り検出器21に出力する。ここ
で、差動復調部10が差動復調信号d1を求めるのは、
複素シンボルcsに含まれる絶対値誤差を解消するため
である。なお、差動復調データd2は当該信号復調装置
により復調された復調データとして外部にも伝送され、
所定の処理が施された後、音声データ等が生成される。
そして、選択器11は、差動復調部10から出力された
直列の差動復調信号d1の中から任意のサブ・キャリア
のQPSK複素シンボルを選択する。OFDM変調信号
mが1000個のサブ・キャリアから構成されている場
合において、例えば周波数が低い方から600個目のサ
ブ・キャリアのQPSK複素シンボルを選択するように
設定することができる。
【0032】このようにして、任意のサブ・キャリアの
QPSK複素シンボルが選択されると、位相差検出器1
2は、QPSK複素シンボルのシンボル配置を複素平面
上に展開することにより、QPSK複素シンボルの位相
を求める。ここで、図10はQPSK複素シンボルのシ
ンボル配置を示す複素平面図であり、図において、●印
は複素平面上に配置されたQPSK複素シンボル、α,
β,γ,δはノイズの影響等を受けずに位相が同期した
場合に配置されるQPSK複素シンボルである。
【0033】そして、位相差検出器12は、QPSK複
素シンボルの位相を求めると、その位相と基準位相(位
相が同期している場合の位相)との位相差θを検出し、
その位相差θをループフィルタ13に出力する。ここ
で、図10(A)の場合は、第1象限の基準位相αを基
準にして位相差θを検出している。そして、ループフィ
ルタ13は、同期化制御の安定化を図るべく、位相差検
出器12により検出された位相差θに所定の係数を乗算
したのち、必要に応じて積分し、その演算結果を加算器
15に出力する。
【0034】一方、AFC回路14は、任意のサブ・キ
ャリアの周波数と基準周波数の周波数偏差f(1/(8
×シンボル期間Ts)以内の周波数偏差f)を解消すべ
く、所定の期間のみ予め決められたスペクトル及び位相
にて出力されたOFDM信号に関し、並列直列変換器9
より出力された周波数毎の複素シンボルcsをIFFT
演算し、所望の演算結果が得られるよう、演算する周波
数を変更することにより周波数偏差fを検出したのち、
その周波数偏差fに応じた補償信号を加算器15に出力
する。
【0035】また、誤り検出器21は、任意のサブ・キ
ャリアの周波数偏差fが1/(8×シンボル期間Ts)
を越える場合でも、位相の同期化を確実に図るべく、差
動復調部10から出力された差動復調データd2に含ま
れる誤り訂正符号から誤りを検出する。そして、誤り検
出器21が誤りを検出すると、判定器22は、検出され
た誤りの回数を計数し、単位時間当たりの誤り回数から
位相同期及び周波数同期の良否を判定する。そして、補
償器23は、判定器22の良否判定に応じて、所定値A
を加算器15に出力する。
【0036】ここで、判定器22及び補償器23の動作
を図2のフローチャートを用いて具体的に説明すると、
まず、補償器23は、初期値として予め設定された所定
値Aを加算器15に出力する(ステップST1〜3)。 所定値A=n・p ただし、n=−k(kは所定の整数) pはサブ・キャリアの周波数変化間隔を決定する値
【0037】そして、判定器22は、補償器23が所定
値Aを出力してから所定時間経過後に(ステップST
4)、誤り検出器21により検出された単位時間当たり
の誤り回数が所定値eを越えているか否かを判定し(ス
テップST5)、単位時間当たりの誤り回数が所定値e
を越えていない場合には、同期化を完了する。一方、単
位時間当たりの誤り回数が所定値eを越えている場合に
は、サブ・キャリアの周波数偏差が1/(8×シンボル
期間Ts)を越えている可能性が高いので、即ち、本
来、基準とすべき基準位相を誤って他の象限の基準位相
を基準にして位相差θを検出している可能性が高いの
で、これを解消すべく、nの値を1インクリメントして
(ステップST7)、再度、所定値Aを加算器15に出
力する(ステップST2,3)。ただし、nの値がkの
値と等しくなったときは(ステップST6)、同期化不
能であると判断し、エラー情報を出力する。
【0038】そして、補償器23から出力された所定値
Aは加算器15に入力されるため、加算器15がループ
フィルタ13の出力とAFC回路14の出力と所定値A
を加算したのち、D/A変換器16がその加算結果をデ
ィジタル/アナログ変換して出力する。そして、VCX
O17は、D/A変換器16からアナログデータが出力
されると、そのアナログデータに応じた局部発振信号g
1を生成し、その局部発振信号g1をミクサ1及び90
°移相器18に出力する。また、90°移相器18は、
VCXO17から出力された局部発振信号g1の位相を
90°遅延して局部発振信号g2を生成し、その局部発
振信号g2をミクサ2に出力する。なお、言うまでもな
いが、このように局部発振信号g1,g2が判定器22
の良否判定に応じて補償されるため、任意のサブ・キャ
リアの周波数は所定値Aに相当する変化が生じる。
【0039】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、判定器22の良否判定に応じて局部発振信号
g1,g2を補償するようにしたので、任意のサブ・キ
ャリアの周波数偏差が1/(8×シンボル期間Ts)を
越える場合でも、位相及び周波数の同期化を確実に図る
ことができる効果を奏する。
【0040】実施の形態2.上記実施の形態1では、補
償器23が予め設定された初期値を所定値Aとして出力
したのち、判定器22が位相同期及び周波数同期の良否
を判定し、補償器23がその良否結果に応じて所定値A
を変化させて同期化を図るものについて示したが、図3
に示すように、補償器23が予め設定された初期値を所
定値Aとして出力する前に、判定器22が位相同期及び
周波数同期の良否を判定し(ステップST11,1
2)、正常に同期が得られていない場合のみ、補償器2
3が所定値Aを出力するようにしてもよく、上記実施の
形態1と同様の効果を奏することができる。
【0041】実施の形態3.上記実施の形態1,2で
は、ステップST2において、所定値pをnに乗算した
結果を所定値Aとするものについて示したが、図4のス
テップST21に示すように、サブ・キャリアの変化間
隔が1/(4×Ts)に相当する値qをnに乗算し、そ
の乗算結果(シンボル期間Tsの逆数の4分の整数倍)
を加算器15に出力するようにしてもよい。これによ
り、AFC制御及び差動復調結果を用いた位相制御によ
りベースバンド信号に、変換されたサブ・キャリアの周
波数偏差がn/(4×Ts)だけ存在する為、サブ・キ
ャリアの周波数をn/(4×Ts)間隔で変更すること
により、ただちにシンボルがとりうる位置に移動が可能
であり、速やかに同期化を図ることができる効果を奏す
る。
【0042】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による信号復調装置の判定器及び補償器の動作を示
すフローチャートである。判定器22及び補償器23以
外の動作については上記実施の形態1と同様であるため
説明を省略する。
【0043】以下に述べるサブ・キャリアの周波数変化
間隔を決定する値であるqは1/(4×Ts)に相当す
る値とする。まず、補償器23は、nの値が0に設定さ
れているので(ステップST31)、所定値Aの値が0
になり(A=0×q)、判定器22が良否判定を出力す
るまでは、特に何も出力せずに待機する(ステップST
32〜34)。そして、判定器22は、誤り検出器21
により検出された単位時間当たりの誤り回数が所定値e
を越えているか否かを判定し(ステップST35)、単
位時間当たりの誤り回数が所定値eを越えていない場合
には、同期化を完了する。
【0044】一方、単位時間当たりの誤り回数が所定値
eを越えている場合には、この段階ではnの値は0であ
るので、ステップST38に進み(ステップST36,
37)、nの値を1インクリメントする(n=1とな
る)。これにより、所定値Aの値はqとなり(A=1×
q)、補償器23はqを所定値Aとして加算器15に出
力する(ステップST32,33)。そして、判定器2
2は、補償器23が所定値Aを出力してから所定時間経
過後に(ステップST34)、誤り検出器21により検
出された単位時間当たりの誤り回数が所定値eを越えて
いるか否かを判定し(ステップST35)、単位時間当
たりの誤り回数が所定値eを越えていない場合には、同
期化を完了する。
【0045】一方、単位時間当たりの誤り回数が所定値
eを越えている場合には、この段階ではnの値は1であ
るので、ステップST39に進み(ステップST36,
37)、nの値を2デクリメントする(n=−1とな
る)。これにより、所定値Aの値は−qとなり(A=−
1×q)、補償器23は−qを所定値Aとして加算器1
5に出力する(ステップST32,33)。そして、判
定器22は、補償器23が所定値Aを出力してから所定
時間経過後に(ステップST34)、誤り検出器21に
より検出された単位時間当たりの誤り回数が所定値eを
越えているか否かを判定し(ステップST35)、単位
時間当たりの誤り回数が所定値eを越えていない場合に
は、同期化を完了する。一方、単位時間当たりの誤り回
数が所定値eを越えている場合には、この段階ではnの
値は−1であるので(ステップST36)、同期化不能
であると判断し、エラー情報を出力する。
【0046】以上で明らかなように、この実施の形態4
によれば、所定値Aとしてq(1/(4×シンボル期間
Ts)に相当する値)を加算器15に出力したのち、判
定器22により位相同期及び周波数同期が正常に行われ
ていない旨の判定がなされたとき、所定値Aとして−q
を加算器15に出力するようにしたので、任意のサブ・
キャリアのシンボル位置が効率よく移動し(任意のサブ
・キャリアのシンボル位置が例えば第1象限に存在する
場合、第1象限から第2象限に移動した後、第4象限に
移動する)、同期化完了までの時間を短縮できる効果を
奏する。
【0047】実施の形態5.上記実施の形態4では、判
定器22により最初に単位時間当たりの誤り回数が所定
値eを越えていると判定された場合、ステップST38
でnの値を1インクリメントし、さらに単位時間当たり
の誤り回数が所定値eを越えていると判定されたとき、
ステップST39でnの値を2デクリメントするものに
ついて示したが、図6に示すように、最初に、ステップ
ST43でnの値を1デクリメントし、さらに単位時間
当たりの誤り回数が所定値eを越えていると判定された
とき、ステップST44でnの値を2インクリメントす
るようにしてもよく、上記実施の形態4と同様の効果を
奏することができる。なお、この実施の形態5では、例
えば、任意のサブ・キャリアのシンボル位置が第1象限
に存在する場合、第1象限から第4象限に移動した後、
第2象限に移動する。
【0048】実施の形態6.上記実施の形態1から5で
は、補償器23が判定器22の良否判定に応じて所定値
Aを変化させることにより、局部発振信号g1,g2を
補償するものについて示したが、AFC回路14が判定
器22の良否判定に応じて、加算器15に出力する補償
信号を変化させることにより、局部発振信号g1,g2
を補償するようにしてもよく、上記実施の形態1から5
と同様の効果を奏することができる。
【0049】実施の形態7.上記実施の形態1から6で
は、ミクサ1,2がOFDM変調信号mに対して、VC
XO17及び90°移相器18からそれぞれ出力された
局部発振信号g1,g2を混合して直交検波するものに
ついて示したが、ループフィルタ13の出力を数値制御
発振器(NCO)に入力することによって得た数値信号
から複素データを生成し、その複素データをA/D変換
器3,4の出力に乗算するようにしてもよく、上記実施
の形態1から6と同様の効果を奏することができる。
【0050】実施の形態8.上記実施の形態1から7で
は、多相PSK変調の一例として各サブ・キャリアに4
相PSK変調であるQPSK変調が施されているものに
ついて示したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、2相PSK変調であるBPSK(Bi−Phase
Shift Keying)変調が施されていても、
上記実施の形態1から7と同様の効果を奏することがで
きる。
【0051】なお、図7は各サブ・キャリアに8相PS
K変調が施されている場合の信号復調装置の入力部分を
示す構成図であり、この場合には、2個の移相器(90
゜移相器と45゜移相器)と、3個のミクサが必要とな
るが、一般にm相PSK変調の場合、log2 (m−
1)個の移相器と、log2 m個のミクサが必要とな
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、演算手段により求められた差動復調データに含ま
れる誤り訂正符号から単位時間当たりの誤り回数を計数
し、その誤り回数から位相同期及び周波数同期の良否を
判定するように構成したので、位相及び周波数の同期化
完了を容易に認識することができる効果がある。
【0053】請求項2記載の発明によれば、判定手段の
良否判定に応じて同期化手段により生成された局部発振
信号を補償するように構成したので、任意のサブ・キャ
リアの周波数偏差が1/(8×シンボル期間Ts)を越
える場合でも、位相及び周波数の同期化を確実に図るこ
とができる効果がある。
【0054】請求項3記載の発明によれば、位相差検出
手段により検出された位相差又は周波数偏差検出手段に
より検出された周波数偏差に対して、シンボル期間の逆
数の4分の整数倍を加算するように構成したので、本
来、基準とすべき基準位相を誤って他の象限の基準位相
を基準にした場合でも、直ちに他の象限でとりうるシン
ボル位置に移るため、速やかに同期化を図ることができ
る効果がある。
【0055】請求項4記載の発明によれば、位相差検出
手段により検出された位相差又は周波数偏差検出手段に
より検出された周波数偏差に対して、シンボル期間の逆
数の4分の1倍を加算したのち、判定手段により位相同
期及び周波数同期が正常に行われていないと判定された
場合には、位相差検出手段により検出された位相差又は
周波数偏差検出手段により検出された周波数偏差から、
シンボル期間の逆数の4分の2倍を減算するように構成
したので、任意のサブ・キャリアのシンボル位置が効率
よく移動し、同期化完了までの時間を短縮できる効果が
ある。
【0056】請求項5記載の発明によれば、位相差検出
手段により検出された位相差又は周波数偏差検出手段に
より検出された周波数偏差から、シンボル期間の逆数の
4分の1倍を減算したのち、判定手段により位相同期及
び周波数同期が正常に行われていないと判定された場合
には、位相差検出手段により検出された位相差又は周波
数偏差検出手段により検出された周波数偏差に対して、
シンボル期間の逆数の4分の2倍を加算するように構成
したので、任意のサブ・キャリアのシンボル位置が効率
よく移動し、同期化完了までの時間を短縮できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による信号復調装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による信号復調装置
の判定器及び補償器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 この発明の実施の形態2による信号復調装置
の判定器及び補償器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 この発明の実施の形態3による信号復調装置
の判定器及び補償器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】 この発明の実施の形態4による信号復調装置
の判定器及び補償器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5による信号復調装置
の判定器及び補償器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 各サブ・キャリアに8相PSK変調が施され
ている場合の信号復調装置の入力部分を示す構成図であ
る。
【図8】 従来の信号復調装置を示す構成図である。
【図9】 OFDM変調信号のパワースペクトル及び各
サブ・キャリアのパワースペクトルを示す波形図であ
る。
【図10】 QPSK複素シンボルのシンボル配置を示
す複素平面図である。
【符号の説明】
1,2 ミクサ(信号抽出手段)、3,4 A/D変換
器(信号抽出手段)、6 ガード期間除去器(演算手
段)、7 直列並列変換器(演算手段)、8 FFT演
算器(演算手段)、9 並列直列変換器(演算手段)、
11 選択器(位相差検出手段)、12 位相差検出器
(位相差検出手段)、13 ループフィルタ(位相差検
出手段)、14 AFC回路(周波数偏差検出手段)、
15 加算器(同期化手段)、16 D/A変換器(同
期化手段)、17 VCXO(同期化手段)、18 9
0°移相器(同期化手段)、21 誤り検出器(判定手
段)、22 判定器(判定手段)、23 補償器(補償
手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブ・キャリアから構成され、各
    サブ・キャリアが多相PSK変調された誤り訂正符号付
    きのOFDM変調信号に対して、互いに位相が異なる複
    数の局部発振信号をそれぞれ混合して複数のベースバン
    ド信号を生成し、その複数のベースバンド信号レベルを
    抽出する信号抽出手段と、上記信号抽出手段により抽出
    された複数の時間軸上での信号レベルから複数の周波数
    軸上での信号レベルを求める演算手段と、上記演算手段
    により求められた複数の信号レベルを複素平面に対応さ
    せて求めた周波数毎の複素シンボルの中から任意のサブ
    ・キャリアの複素シンボルを抽出し、その複素シンボル
    の位相と基準位相の位相差を検出する位相差検出手段
    と、上記演算手段により求められた周波数毎の複素シン
    ボルを基に、上記のように生成されたベースバンド信号
    の周波数偏差を検出する周波数偏差検出手段と、上記位
    相差検出手段により検出された位相差及び上記周波数偏
    差検出手段により検出された周波数偏差に基づいて互い
    に位相が異なる複数の局部発振信号を生成し、その複数
    の局部発振信号を上記信号抽出手段に対して出力する同
    期化手段と、誤り訂正符号が付加された変調信号を復調
    し、誤りを検出する誤り検出手段と、上記誤り検出手段
    からの出力に基づき、単位データ数当たりの誤り回数を
    計数し、その誤り回数から位相同期及び周波数同期の良
    否を判定する判定手段とを備えた信号復調装置。
  2. 【請求項2】 判定手段の良否判定に応じて同期化手段
    により生成された局部発振信号を補償する補償手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の信号復調装置。
  3. 【請求項3】 補償手段は、位相差検出手段により検出
    された位相差又は周波数偏差検出手段により検出された
    周波数偏差に対して、シンボル期間の逆数の4分の整数
    倍を加算することを特徴とする請求項2記載の信号復調
    装置。
  4. 【請求項4】 補償手段は、位相差検出手段により検出
    された位相差又は周波数偏差検出手段により検出された
    周波数偏差に対して、シンボル期間の逆数の4分の1倍
    を加算したのち、判定手段により位相同期及び周波数同
    期が正常に行われていないと判定された場合には、上記
    位相差検出手段により検出された位相差又は上記周波数
    偏差検出手段により検出された周波数偏差から、シンボ
    ル期間の逆数の4分の2倍を減算することを特徴とする
    請求項2記載の信号復調装置。
  5. 【請求項5】 補償手段は、位相差検出手段により検出
    された位相差又は周波数偏差検出手段により検出された
    周波数偏差から、シンボル期間の逆数の4分の1倍を減
    算したのち、判定手段により位相同期及び周波数同期が
    正常に行われていないと判定された場合には、上記位相
    差検出手段により検出された位相差又は上記周波数偏差
    検出手段により検出された周波数偏差に対して、シンボ
    ル期間の逆数の4分の2倍を加算することを特徴とする
    請求項2記載の信号復調装置。
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