JPH10135795A - デジタル波形整形回路 - Google Patents

デジタル波形整形回路

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JPH10135795A
JPH10135795A JP30348296A JP30348296A JPH10135795A JP H10135795 A JPH10135795 A JP H10135795A JP 30348296 A JP30348296 A JP 30348296A JP 30348296 A JP30348296 A JP 30348296A JP H10135795 A JPH10135795 A JP H10135795A
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duty
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Akira Yokomizo
彰 横溝
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力信号がデューティ50%のものであるか
どうかを問わず、デューティ50%の波形に整形されて
出力される波形整形回路を提供することにある。 【解決手段】 タイミング発生回路2で作成されたタイ
ミング信号を受けて、出力すべきクロック信号のデュー
ティ50%のタイミング位置を決定し指示するデューテ
ィ決定回路を設け、これを入力クロック信号CKの1周
期Tの整数倍の間隔ごとに到来する第1の周期において
1周期の長さを計測する周期測定回路10と、その値を
基に1周期の半分の長さを算出する演算回路19と、上
記間隔内の第2の各周期においてその長さの計測を実行
する実測回路20と、当該計測値が上記算出された値と
一致したとき一致信号を上記デューティ50%のタイミ
ング位置として出力する一致回路28とで構成し、入力
クロック信号CKの前縁に同期した信号と、上記デュー
ティ決定回路3で決定指示されたタイミング位置とに基
づき、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持つ
クロック信号を作成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル波形整形
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体能動素子の遮断周波数は
有限であり、使用しうる最高周波数はその制約を受け
る。例えば、図7において、デジタル信号(1)と
(2)の波形は繰り返し周波数fが同一のものである。
しかし、信号(1)の波形は立ち上がっているHレベル
区間TAと立ち下がっているLレベル区間TBとの比が
1:1(デューティ50%)であるのに対し、信号
(2)の波形では区間TAと区間TBの比が1:1でな
くなっているため、見かけ上の周波数fが上昇してい
る。このため、半導体能動素子であるICがデューティ
50%の信号(1)の入力波形を受けて動作可能範囲の
上限一杯で動作していた場合に、入力信号の波形が、デ
ューティ50%の状態(信号(1))からそれより小さ
いデューティの波形(信号(2))にくずれたとする
と、当該ICにはその動作可能範囲を越える周波数の信
号が入力されることになり、当該ICは当該入力信号の
周波数に応答した動作ができなくなる。従って、取り扱
うデジタル信号は、区間TAと区間TBとの比が1:1
(デューティ50%)である波形のものが好ましい。換
言すれば、取り扱うデジタル信号がデューティ50%の
波形に常に整形されていれば、同じ半導体能動素子を用
いてより高い周波数の信号を取り扱うことができること
となる。従来、周波数が入力信号の周波数と同じで位相
がトリガ信号の位相位置と一致する信号を作り出す同期
信号選択回路においては、基準信号S0からn個の位相
の異なる副基準信号SA,SB,SC…を作り出すこと
が行われている。例えば、図8に示す同期信号選択回路
(特開昭61−95606号)においては、必要とする
同期出力信号の繰り返し周波数fのm倍(mは2以上の
整数)の周波数の基準信号S0を受け、その基準信号の
位相を遅延要素DL1,DL2により順次ずらせること
によりn個(nは2以上の整数)の位相の異なる副基準
信号SA,SB,SCをつくり、トリガ信号Gを受けた
ときからこれらの副基準信号を分周器23,24,25
で分周し始め、それらの分周後の信号を論理回路22で
論理合成し、その出力を同期出力信号として取り出す回
路となっている。この同期信号選択回路は、基準信号と
して同期出力信号の周波数fのm倍の周波数の信号を取
り扱う必要があるが、位相分割数すなわち副基準信号の
数nに対応してジッタが減少する。このように同期信号
選択回路では、基準信号S0からn個の位相の異なる副
基準信号SA,SB,SCを作り出すことが重要である
が、従来は、多数の遅延要素DL1,DL2…を直列接
続し、これに基準信号を通して位相を順次ずらせるとい
う操作を行うことにより作成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
位相を順次にずらせるという技術では、高い周波数(5
0MHz〜100MHz程度)を取り扱うようになる
と、遅延要素DL1,DL2…に通す前の信号波形は、
各遅延要素を通過する度に少しづつくずれて来て、位相
を分割した意義がなくなって来ることがある。特に、仮
に遅延要素を通す前の信号波形がデューティ50%の波
形のものであっても、遅延要素に通すことにより信号波
形がデューティ50%よりずれて来た場合、取り扱う周
波数が実質上高くなったことになり、ICの動作可能な
能力を上回る周波数限界が到来してしまうことがあると
いう問題がある。
【0004】また、上記の位相を順次にずらせるという
技術では、位相分割数すなわち副基準信号の数nに対応
してジッタが減少する。低い周波数(1MHz程度)を
扱う場合には、用意すべき遅延要素の数は2000〜3
000個にもなり、経済的な面でもまた素子の発熱の上
でも不利となる。従って、上記位相を順次にずらせると
いう技術によらないで、またできるだけ少ない数の半導
体要素を用いて、波形を操作しうる実用的な波形整形回
路の出現が望まれている。
【0005】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたもので、入力信号が、デューティ50%のものであ
るかどうかを問わず、デューティ50%の波形に整形さ
れて出力される波形整形回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成したものである。 (1)請求項1に記載のデジタル波形整形回路は、入力
クロック信号(CK)から所要のタイミング信号を作成
するタイミング発生回路(2)と、このタイミング発生
回路(2)で作成されたタイミング信号を受けて、出力
すべきクロック信号のデューティ50%のタイミング位
置を決定し指示するデューティ決定回路(3)であっ
て、入力クロック信号(CK)の1周期(T)の整数倍
の間隔ごとに到来する第1の周期において1周期の長さ
を計測する周期測定回路(10)と、その値を基に1周
期の半分の長さを算出する演算回路(19)と、入力ク
ロック信号各周期においてその長さの計測を実行する実
測回路(20)と、当該計測値が上記算出された値と一
致したとき一致信号を上記デューティ50%のタイミン
グ位置として出力する一致回路(28)とを具備するデ
ューティ決定回路(3)と、入力クロック信号CKの前
縁に同期した信号と、上記デューティ決定回路(3)で
決定指示されたタイミング位置とに基づき、上記デュー
ティ50%に相当するパルス幅を持つクロック信号(R
S−FFQ)を作成して出力する幅作成回路(5)とを
具備する。
【0007】本発明のデジタル波形整形回路は、元の周
波数と同一周波数のものを取り出すものである。入力ク
ロック信号(CK)の1周期(T)の整数倍の間隔ごと
に到来する第1の周期において、1周期の長さを周期測
定回路(10)が計測する。この計測値を基に、演算回
路(19)が、1周期の半分の長さに相当する値を算出
する。そして、入力クロック信号の各周期においてその
長さの計測が実測回路(20)により実行され、当該計
測値が上記算出された値と一致したとき一致信号が一致
回路(28)から出力される。この一致信号は、上記デ
ューティ50%のタイミング位置を示すものである。
【0008】請求項1の発明では、幅作成回路(5)に
おいて、入力クロック信号CKの前縁に同期した信号で
パルスを立ち上げ、上記デューティ決定回路(3)で決
定指示されたタイミング位置つまり一致信号で立ち下げ
ることにより、上記デューティ50%に相当するパルス
幅を持つクロック信号(RS−FFQ)を作成して出力
することができる。
【0009】入力クロック信号(CK)がいかなる周期
長さを持つ場合でも、また、入力クロック信号(CK)
がそのデューティが変動している波形のものであって
も、常に出力としてデューティ50%の波形の出力が得
られる。
【0010】(2)請求項2に記載のデジタル波形整形
回路は、入力クロック信号(CK)から、その1周期の
長さとして計測すべき目標計測区間(T1)を入力クロ
ック信号(CK)の1周期(T)の整数倍の間隔をあけ
て指示する信号(1/2CK)と、この目標計測区間にわ
たって計測動作を持続させるための実際計測区間(T
3)を指示する信号(1/2CKW)と、各入力クロック
信号CKにつきその前縁から始まり次の入力クロックの
前縁に至る前までに終わる発振照合区間(T4)を定め
る信号(CKW)と、を含む所要のタイミング信号を作
成するタイミング発生回路(2)と、 このタイミング
発生回路で作成された実際計測区間(T3)の信号(1/
2CK)を受けて、その実際計測区間だけ発振する遅延
ライン発振器(11)と、該遅延ライン発振器の発振巡
回数を計数するカウンタ(17)と、上記目標計測区間
の終了時に該カウンタの値をラッチするラッチ回路(1
8)とを有する周期測定回路(10)と、 上記周期測
定回路(10)でラッチされたカウント値を用いてその
半分の値を算出する演算回路(19)と、 上記発振照
合区間(T4)の信号(CKW)を受けて、その各発振
照合区間(T4)だけ発振する遅延ライン発振器(2
1)と、該遅延ライン発振器の発振巡回数を計数するカ
ウンタ(27)とを有する実測回路(20)と、 上記
実測回路(20)のカウンタの出力値を上記演算回路
(19)で算出された値と比較し、両者が一致したとき
一致出力を発生する一致回路(28)と、 上記一致回
路(28)の一致出力で指示されたタイミング位置に基
づき、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持つ
クロック信号(RS−FFQ)を作成して出力する幅作
成回路(5)とを具備するものである。
【0011】請求項2において得られる作用効果は、基
本的には請求項1の場合と同じであが、発振器の出力を
利用して計測する形態であるため、位相誤差も問題とな
らない。このため、従来の位相分割によるタイミング位
置の割り出しを行う場合に比べ、非常に少ない数の遅延
素子によって精度の高い測定を行うことができる。
【0012】(3)請求項3に記載のデジタル波形整形
回路は、一定周期の入力クロック信号(CK)から所要
のタイミング信号を作成するタイミング発生回路(2)
と、上記タイミング信号を受けて、出力すべきクロック
信号のデューティ50%のタイミング位置を決定し指示
するデューティ決定回路(3,4)であって、少なくと
も互いに1周期分重なり合い且つ2周期分ずれて動作す
る第1のデューティ決定回路(3)及び第2のデューテ
ィ決定回路(4)と、 上記第1及び第2のデューティ
決定回路(3,4)は、遅延ライン発振器(11)及び
その発振巡回数を計数するカウンタ(17)と、その計
数値の半分の値を算出する演算回路(19)と、該演算
回路の出力を一方の入力とし上記カウンタの出力を他方
の入力とする一致回路(28)とを有し、 上記第1の
デューティ決定回路(3)は、まず入力クロック信号
(CK)の1周期(T)の整数倍の間隔ごとに到来する
第1の周期において、遅延ライン発振器(11)を発振
させその発振巡回数をカウンタ(17)で計数すること
により1周期の長さを計測し、ついで上記間隔内の第2
の各周期において、遅延ライン発振器(11)を発振さ
せその発振巡回数をカウンタ(17)で計数することに
より、各周期の前縁からの長さの計測を実行し、当該計
測値が上記算出された値と一致したとき一致回路(2
8)から一致信号(SA)を上記デューティ50%のタ
イミング位置として出力させ、 上記第2のデューティ
決定回路(4)は、上記第1のデューティ決定回路
(3)に対して少なくとも1周期分重なり合い且つ2周
期分ずれて動作させて、一致信号(SB)を上記デュー
ティ50%のタイミング位置として出力させ、 この上
記第1及び第2のデューティ決定回路(3,4)からの
一致信号(SA,SB)と、入力クロック信号CKの前
縁に同期した信号(SET-A,SET-B)とに基づ
き、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持つク
ロック信号(RS−FFA-Q、RS−FFB-Q)を作
成して出力する幅作成回路(5)と、を具備するもので
ある。
【0013】この請求項3のデジタル波形整形回路にお
いては、少なくとも互いに1周期分重なり合い且つ2周
期分ずれて動作する第1及び第2のデューティ決定回路
(3,4)が用いられ、それぞれから、上記デューティ
50%のタイミング位置を示す一致信号(SA,SB)
が得られる。幅作成回路(5)において、入力クロック
信号CKの前縁に同期した信号でパルスを立ち上げ、上
記一致信号で立ち下げることにより、デューティ50%
に相当するパルス幅を持つクロック信号(RS−FF
A,B-Q)を出力することができる。
【0014】従って、この請求項3のデジタル波形整形
回路からは、入力クロック信号(CK)がいかなる周期
長さを持つ場合でも、また、入力クロック信号(CK)
がそのデューティが変動している波形のものであって
も、出力としては、常に周波数が元の周波数と同一で、
デューティが50%の波形のものが得られる。
【0015】(4)請求項4に記載のデジタル波形整形
回路は、請求項3に記載のデジタル波形整形回路におい
て、上記幅作成回路(5)は、上記第1のデューティ決
定回路(3)及び上記第2のデューティ決定回路(4)
のそれぞれに前置したフリップフロップを含み、該フリ
ップフロップを入力クロック信号(CK)の1周期
(T)の前縁に同期してセットした後で上記一致信号で
リセットし、各フリップフロップの出力をORゲート
(5b)を通して取り出す構成にしたものである。
【0016】請求項4のデジタル波形整形回路において
は、上記各第1のデューティ決定回路(3)及び第2の
デューティ決定回路(4)毎に、上記前置フリップフロ
ップ(6,8)の出力と上記実際計測区間(T3A,T
3B)を指示する信号(WC-A,WC-B)とをORゲ
ート(7,9)を介して所属のデューティ決定回路
(3,4)に入力すると共に、各前置フリップフロップ
の出力をORゲート(5b)を介して取り出している。
【0017】従って、実際測定区間の発振時は、上記前
置フリップフロップ(6,8)の出力が所属のデューテ
ィ決定回路(3,4)に入力され且つ出力側に入力され
るが、一致信号が発生すると、上記前置フリップフロッ
プ(6,8)がリセットされるので出力側への信号(前
置フリップフロップのQ出力)は消失し、悪影響が回避
される。
【0018】しかし、実際計測区間(T3A,T3B)
を指示する信号(WC-A,WC-B)はORゲート
(7,9)を介して所属のデューティ決定回路(3,
4)に確実に入力される。即ち、共通のデューティ決定
回路(3又は4)の遅延ライン発振器等を、実際計測区
間(T3A,T3B)と発振照合区間(T6A,T6
B)とで確実に切り換えて動作を行わせることできる。
従って、実際計測区間(T3A,T3B)用と発振照合
区間(T6A,T6B)用の遅延ライン発振器等を2組
用意する場合に比べ、構成が簡単である。
【0019】(5)請求項5に記載のデジタル波形整形
回路は、入力クロック信号(CK)から、その1周期の
長さとして計測すべき目標計測区間(T1A,T1B)
を入力クロック信号(CK)の1周期(T)の整数倍の
間隔をあけて指示する信号(1/2CKA,1/2CKB)
と、この目標計測区間より若干長く計測動作を持続させ
るための実際計測区間(T3A,T3B)を指示する信
号(WC-A,WC-B)と、を含む所要のタイミング信
号を作成するタイミング発生回路(2)と、 上記タイ
ミング信号を受けて、出力すべきクロック信号のデュー
ティ50%のタイミング位置を決定し指示するデューテ
ィ決定回路(3,4)であって、遅延ライン発振器(1
1)、その発振巡回数を計数するカウンタ(17)、そ
の計数値の半分の値を算出する演算回路(19)、及び
該演算回路の出力を一方の入力とし上記カウンタの出力
を他方の入力とする一致回路(28)とを有して構成さ
れ、少なくとも互いに1周期分重なり合い且つ2周期分
ずれて動作する第1のデューティ決定回路(3)及び第
2のデューティ決定回路(4)と、 上記第1のデュー
ティ決定回路(3)及び上記第2のデューティ決定回路
(4)の前にそれぞれに前置されたフリップフロップで
あって、上記目標計測区間と次の目標計測区間との間の
発振照合区間(T6A,T6B)において、入力クロッ
ク信号(CK)の1周期(T)の前縁に同期して毎回セ
ットされ、上記一致信号でリセットされるフリップフロ
ップ(6,8)と、 上記各第1のデューティ決定回路
(3)及び第2のデューティ決定回路(4)毎に、上記
フリップフロップの出力と上記実際計測区間(T3A,
T3B)を指示する信号(WC-A,WC-B)とを所属
のデューティ決定回路(3,4)に入力するORゲート
(7,9)と、 上記各フリップフロップの出力を取り
出すORゲート(5b)と、 を具備するものである。
【0020】請求項5の作用効果は、請求項3の場合と
同じである。
【0021】(6)請求項6に記載のデジタル波形整形
回路は、入力クロック信号(CK)から、その1周期の
長さとして計測すべき目標計測区間(T1A,T1B)
を入力クロック信号(CK)の1周期(T)の整数倍の
間隔をあけて指示する信号(1/2CKA,1/2CKB)
と、この目標計測区間より若干長く計測動作を持続させ
るための実際計測区間(T3A,T3B)を指示する信
号(WC-A,WC-B)と、を含む所要のタイミング信
号を作成するタイミング発生回路(2)と、 上記タイ
ミング信号を受けて、出力すべきクロック信号のデュー
ティ50%のタイミング位置を決定し指示するデューテ
ィ決定回路(3,4)であって、遅延ライン発振器(1
1)、その発振巡回数を計数するカウンタ(17)、そ
の計数値の半分の値を算出する演算回路(19)、及び
該演算回路の出力を一方の入力とし上記カウンタの出力
を他方の入力とする一致回路(28)とを有して構成さ
れ、少なくとも互いに1周期分重なり合い且つ2周期分
ずれて動作する第1のデューティ決定回路(3)及び第
2のデューティ決定回路(4)と、 上記第1のデュー
ティ決定回路(3)及び上記第2のデューティ決定回路
(4)の前にそれぞれに前置されたフリップフロップで
あって、上記目標計測区間と次の目標計測区間との間の
発振照合区間(T6A,T6B)において、入力クロッ
ク信号(CK)の1周期(T)の前縁に同期して毎回セ
ットされ、上記一致信号でリセットされるフリップフロ
ップ(6,8)と、 上記第1のデューティ決定回路
(3)及び第2のデューティ決定回路(4)毎に、上記
フリップフロップの出力と上記実際計測区間(T3A,
T3B)を指示する信号(WC-A,WC-B)とを所属
のデューティ決定回路(3,4)に入力するORゲート
(7,9)と、 上記入力クロック信号(CK)の1周
期(T)の前縁に同期して毎回リセットされ、上記第1
のデューティ決定回路(3)及び上記第2のデューティ
決定回路(4)の一致信号により状態が切り替わる出力
用のフリップフロップ(5c)と、を具備するものであ
る。
【0022】請求項3,4,5との違いは、上記第1の
デューティ決定回路(3)及び上記第2のデューティ決
定回路(4)の一致信号により状態が切り替わる出力用
のフリップフロップ(5c)を具備している点である。
請求項6の作用効果としては、請求項3〜請求項5の場
合と同じである。
【0023】(7)請求項7に記載のデジタル波形整形
回路は、請求項6において、上記各デューティ決定回路
(3,4)からの一致信号をフリップフロップ(5c)
に入力する各経路中に、実際計測区間中に発生する一致
信号を禁止するANDゲート(31,32)を設けたも
のであり、安定した動作が保障される。
【0024】(8)請求項8に記載のデジタル波形整形
回路は、請求項2,3,4,5,6又は7において、上
記遅延ライン発振器(11)を、一方の入力端子を発振
器の入力端子とするNANDゲート(12)と、該NA
NDゲート(12)の出力端子に遅延素子として接続さ
れた奇数段のインバータ(13)と、該インバータ(1
3)の最終段の出力端子から上記NANDゲートの他方
の入力端子へ戻る帰還ループ(14)中に挿入されたイ
ンバータ(15)とで構成したものである。
【0025】奇数段のインバータである結果、発振器の
出力側に誤差が現れても、反転されて入力側に戻される
結果、その誤差が相殺され、非常に精度及び安定度にす
ぐれた発振巡回が得られる。また、発振器の出力を利用
する形態であるため、位相誤差も問題とならない結果、
従来の位相分割によるタイミング位置の割り出しを行う
場合に比べ、非常に少ない数の遅延素子によって精度の
高い測定を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すデジタル波形整形回路
1は、入力クロック信号CKから所要のタイミング信号
CKF、1/2CKW、1/2CK、CKWを作成するタイミ
ング発生回路2と、このタイミング発生回路2で作成さ
れたタイミング信号1/2CKW、1/2CK、CKWを受け
て、出力すべきクロック信号の所望デューティ値(ここ
ではデューティ50%)のタイミング位置を決定し指示
するデューティ決定回路3と、このデューティ決定回路
3で決定指示されたタイミング位置に基づき、上記デュ
ーティ50%に相当するパルス幅を持つクロック信号
(RS−FFQ)を作成して出力する幅作成回路5とを
有する。
【0027】(1)タイミング発生回路2 図2において、CKはタイミング発生回路2に入力され
るクロック信号であり、繰り返し周波数は一定(周期
T)であるがデューティは変動することがあるクロック
信号である。ここでは、理解を容易にするため、入力ク
ロック信号CKを、そのデューティが途中で変動してい
る波形として誇張して描いてある。タイミング発生回路
2は、この入力クロック信号CKから、図2に示す所要
のタイミング信号CKF、1/2CKW、1/2CK、CKW
を作成する。このうち、CKFは、入力クロック信号C
Kの前縁で発生される短パルスから成るタイミング信号
であり、幅作成回路5を構成するRSフリップフロップ
(以下RS−FFと記す)5aの入力として使用され
る。
【0028】1/2CKは入力クロック信号CKの1周期
Tの長さとして計測すべき区間(目標計測区間)T1を
確定するためのタイミング信号であり、具体的には、入
力クロック信号CKを1/2分周することにより得られ
る信号である。目標計測区間の確立には、この信号1/2
CKの奇数番目の1周期区間T1が利用される。
【0029】1/2CKWは上記目標計測区間T1にわた
って計測動作を持続させるための区間(実際計測区間)
T3を確立するためのタイミング信号である。
【0030】この1/2CKWは、上記1/2CKよりも立ち
下がりが若干遅れた信号、つまり入力クロックCKと同
時に立ち上がり1/2CKの立ち下がり後に立ち下がる、
幅が入力クロック信号CKの1周期Tより若干長い信号
となっている。この1/2CKWは、例えば、1/2CKをそ
の1/2周期の幅内で若干遅延させた信号を作り、これと1
/2CKとの論理和をとることにより得ることができる。
【0031】CKWは信号CKについて、毎回のクロッ
ク信号CKの到来の度に、その前縁から始まり次の入力
クロックの前縁に至る前までに終わる発振照合区間を定
める信号、ここではデューティ50%のタイミング位置
を実測するための区間(発振照合区間)T4を確立する
ためのタイミング信号である。このCKWは、上記CK
の計測が行われていない周期区間つまり上記タイミング
信号1/2CKの偶数番目の1周期区間T2において、上
記1/2CKの奇数番目の1周期区間T1の始まり及び、
上記1/2CKの偶数番目の1周期区間T2の終わりと同
時に立ち上がり、当該区間T1及びT2の半分(デュー
ティ50%のタイミング位置)を過ぎるまではHレベル
にあり、その後は当該区間T1の終わりの前及び当該区
間T2の始まりの前に立ち下がる。
【0032】(2)第1のデューティ決定回路3 デューティ決定回路3は、上記タイミング信号1/2CK
Wを受け、その奇数番目の1周期T1についてその長さ
を計測する周期測定回路10と、その測定結果を受け当
該奇数番目の1周期長さT1の半分の値、つまりデュー
ティ50%のタイミング位置を算出する演算回路19
と、上記タイミング信号CKWを受け、CKWがHレベ
ルにある間、信号CKについてデューティ50%のタイ
ミング位置を実測する実測回路20とを備える。
【0033】周期測定回路10は、遅延ライン発振器1
1、カウンタ17、ラッチ回路18から成り、ラッチ回
路18のパラレル出力を演算回路19が受け、そのパラ
レル出力を一致回路28で受けるようになっている。
【0034】(a)遅延ライン発振器11 遅延ライン発振器11は、一方の入力端子に上記タイミ
ング信号1/2CKWを受けるNANDゲート12と、該
NANDゲート12の出力端子に接続された遅延素子と
して奇数段のC-MOSインバータ13と、該インバー
タ13の出力端子から上記NANDゲートの他方の入力
端子への帰還ループ14中に挿入された反転用の単なる
インバータ15とで構成されている。
【0035】遅延素子としてのインバータ13には、C
-MOSインバータの他に、ECLインバータ,IIL
インバータなどが使用できる。
【0036】この遅延ライン発振器11は、上記タイミ
ング発生回路2からタイミング信号1/2CKW(実際計
測区間T3)を受けて、その立ち上がりで計測のための
発振を開始し、立ち下がりで発振を停止する。即ち、通
常NANDゲート12は、その一方の入力端子が論理レ
ベルL、出力がH、インバータ13はその出力がL、そ
してインバータ15はその出力(NANDゲート12の
他方の入力端子)がHの状態にあり、発振を停止してい
る。しかし、通常NANDゲート12の一方の入力端子
が論理レベルHに替わると、NANDゲート12の出力
がL、インバータ13の出力がH、インバータ15の出
力がL、NANDゲート12の他方の入力がH、NAN
Dゲート12の出力がH…というように状態が変化し、
発振する。そして、1/2CKW(実際計測区間T3)の
立ち下がりで発振を停止する。
【0037】この1/2CKW(実際計測区間T3)の立
ち上がりは、上記タイミング信号1/2CK(目標計測区
間T1)の立ち上がりと同時であり、立ち下がりは同タ
イミング信号1/2CKの立ち下がりより遅れる。要する
に、この遅延ライン発振器11は、上記入力クロック信
号CKを1/2分周して得たタイミング信号1/2CKの立ち
上がり(目標計測区間T1の始まり)で発振を開始し、
同1/2CKの立ち下がり後(目標計測区間T1の終了
後)に発振を停止する。よって、タイミング信号1/2C
Kの各奇数番目の1周期(目標計測区間T1)の間は発
振が持続する。
【0038】(b)カウンタ17 カウンタ17は、そのクロック入力端子CKが上記遅延
ライン発振器11の出力端子に接続されており、上記遅
延ライン発振器11の出力DL−OSC1の変化、つま
り発振の一巡回毎に1回発生する出力変化をカウントす
る。また、カウンタ17のクリア端子CLには上記タイ
ミング信号1/2CKW(実際計測区間T3)が入力され
ている。
【0039】従って、カウンタ17は、遅延ライン発振
器11の発振及び停止の動作と同じく、上記タイミング
信号1/2CK(目標計測区間T1)の立ち上がりと同時
にカウントを開始し、同タイミング信号1/2CK(目標
計測区間T1)が立ち下がった時点より後でカウントを
停止する。よって、タイミング信号1/2CK(目標計測
区間T1)の各奇数番目の1周期区間の間は発振の巡回
数のカウントが持続する。
【0040】(c)ラッチ回路18 ラッチ回路18は、上記カウンタ17の桁出力を入力と
しており、クロック入力端子CKには上記タイミング発
生回路2で作成されたタイミング信号1/2CK(目標計
測区間T1)が入力されている。
【0041】従って、このラッチ回路18は、タイミン
グ信号1/2CK(目標計測区間T1)が立ち下がった時
点、つまり目標計測区間T1が終了した時点で、カウン
タ17のカウント値(発振の巡回数)をラッチする。
【0042】従って、ラッチ回路18には、タイミング
信号1/2CK(目標計測区間T1)の各奇数番目の1周
期区間の長さ(入力クロック信号CKの1周期T)に対
応する発振巡回数のカウント値がラッチされる。
【0043】(3)演算回路19 演算回路19は、上記ラッチ回路18の出力を受け、タ
イミング信号1/2CK(目標計測区間T1)の奇数番目
の1周期の間における発振巡回数のカウント値の半分の
値、つまり50%のデューティ値を算出する。この値は
一致回路28の一方の入力となる。
【0044】(4)実測回路20 実測回路20は、上記周期測定回路10の場合と同様に
構成された遅延ライン発振器21と、第2のカウンタ2
7とを有する。
【0045】この遅延ライン発振器21と第2のカウン
タ27は、上記タイミング信号CKWを受けている。従
って、遅延ライン発振器21は、CKWがHレベルにあ
る間(発振照合区間T4)、発振を持続する。
【0046】この発振を行っている区間T4の間に、カ
ウンタ27は遅延ライン発振器21の発振巡回数をカウ
ントして行く。そのカウント途中で、カウント値が、信
号CKについてデューティ50%のタイミング位置を通
過する。
【0047】(5)一致回路28 一致回路28は、上記演算回路19から得られるデュー
ティ50%相当の算出値を一方の入力とし、上記カウン
タ17から得られるカウント値を他方の入力として、両
者を照合している。
【0048】したがって、遅延ライン発振器21及びカ
ウンタ27が偶数番目の1周期区間に入り、カウント値
が増加して来ると、その途中でデューティ50%相当の
カウント値を通過するので、その時点で、一致回路28
に図2の如く一致出力SAが現れる。
【0049】なお、奇数番目の最初の1周期T1におい
ては、一致出力SAが現れない。
【0050】このようにして、第1のデューティ決定回
路3は、出力すべきクロック信号の所望デューティ値
(デューティ50%)のタイミング位置を決定し、これ
を一致出力SAとして幅作成回路5に指示する。
【0051】(6)幅作成回路5 幅作成回路5は、そのRS−FF5aのセット入力端子
Sに上記タイミング信号CKFを受け、リセット入力端
子Rに上記一致出力SAを受けている。従って、幅作成
回路5のRS−FF5aは、入力クロック信号CKの1
周期毎の前縁で発生されるタイミング信号CKFにより
セットされ、デューティ50%のタイミング位置で生起
される一致出力SAによりリセットされる。
【0052】よって、幅作成回路5のRS−FF5aの
出力Qからは、入力クロック信号CKの1周期毎の各パ
ルスの前縁で立ち上がり、デューティ50%のタイミン
グ位置で立ち下がるきれいなクロック出力が得られる。
【0053】なお、奇数番目の最初の1周期T1におい
ては、一致出力SAが現れないので、ここの部分は無視
することになる。
【0054】かくして、入力クロック信号CKのデュー
ティが途中で変化するような波形であったとしても、こ
のデジタル波形整形回路1を通すことにより、必ずデュ
ーティ50%の波形を持つきれいなクロック信号に整形
されて出力(RS−FFQ)されることになる。
【0055】(7)第2の実施形態 図3に第2の実施形態を示す。これは、同一構成の2組
のデューティ決定回路3,4を設け、両回路が、図4に
動作サイクルC1,C2として示すように、互いに入力
クロック信号CKの2周期分だけずれて交互に動作する
ようにしたものである。なお、必要に応じ、第1のデュ
ーティ決定回路3をA側、第2のデューティ決定回路4
をB側と称し、参照符号に添字A,Bを付して区別す
る。
【0056】(i) デューティ決定回路3,4 第1のデューティ決定回路3は、図4に示すように、入
力クロック信号CKの4周期(4T)づつを繰り返しの
1単位(動作サイクルC1)として扱い、そのうちの前
半の第1周期目(t1)で入力クロック信号CKの1周
期の長さ(A側の目標計測区間)T1Aを計測し、この
計測結果を用いて1周期の長さTの半分の値(デューテ
ィ50%のタイミング位置)を算出し、これに基づい
て、続く後半の第3周期目(t3)及び第4周期目(t
4)において、それぞれ入力クロック信号CKの前縁か
らこの算出値と合致するまで(即ちデューティ50%の
タイミング位置まで)の長さT5Aを計測し、一致した
時点でデューティ50%のタイミング位置である旨の一
致信号SAを出力する。
【0057】第2のデューティ決定回路4は、第1のデ
ューティ決定回路3と2周期分だけずれたその動作サイ
クルC2を有する。即ち、第2のデューティ決定回路4
は、図4にt3〜t6として示す入力クロック信号CK
の4周期(4T)づつを繰り返しの1単位(動作サイク
ルC2)として扱い、そのうちの前半の第1周期目(t
3)で入力クロック信号CKの1周期の長さ(B側の目
標計測区間)T1Bを計測し、この計測結果を用いて1
周期の長さTの半分の値(デューティ50%のタイミン
グ位置)を算出し、これに基づいて、続く後半の第3周
期目(t5)及び第4周期目(t6)において、それぞ
れ入力クロック信号CKの前縁からこの算出値と合致す
るまで(即ちデューティ50%のタイミング位置まで)
の長さT5Bを計測し、一致した時点でデューティ50
%のタイミング位置である旨の一致信号SBを出力す
る。
【0058】上記各デューティ決定回路3,4は、図1
で述べたデューティ決定回路3の構成を簡略化し、上記
周期測定回路10及び実測回路20の双方の役目を、1
組みの遅延ライン発振器11、カウンタ17及びラッチ
回路18で兼用させたものから成る。即ち、回路的には
上記の実測回路20を省略した形となっており、ラッチ
回路18に演算回路19が接続され、一致回路28は、
この演算回路19の出力を一方の入力とし、カウンタ1
7の出力を他方の入力としている。
【0059】(ii) RS−FF6,8 第1のデューティ決定回路3にはRS−FF6が前置さ
れており、そのQ出力は、ORゲート7(OR-A)を
通してデューティ決定回路3の遅延ライン発振器11に
入力されると共に、ORゲート5bの一方の入力端子に
入力されている。そして、上記一致回路28の出力、つ
まりデューティ決定回路3の出力は、これに前置された
RS−FF6のリセット端子Rに入力されている。この
ORゲート5bと共にRS−FF6は幅作成回路5を構
成する。
【0060】このRS−FF6は、タイミング発生回路
2内のJK−FFのQN(図4の(8))がHのとき、つ
まりA側が発振照合区間である場合に入力クロック信号
CKの前縁で発生される短パルスSET-A(図4の
(9))によりセットされ、上記一致信号SA(図4の(1
5))によりリセットされる(図4の(11)参照)。
【0061】従って、第3周期目t3,第4周期目t4
でRS−FF6の出力端子Qに生じたパルスP1,P2
はORゲート5bを通して出力(OUT)に現れる。
【0062】かかる構成の第1のデューティ決定回路3
と全く同一に構成された第2のデューティ決定回路4に
は、RS−FF8及びORゲート9が前置されており、
そのQ出力は、ORゲート9(OR-B)を通してデュ
ーティ決定回路4の遅延ライン発振器11に入力される
と共に、ORゲート5bの他方の入力端子に入力されて
いる。そして、上記一致回路28の出力、つまりデュー
ティ決定回路4の出力は、これに前置されたRS−FF
8のリセット端子Rに入力されている。このRS−FF
8も、ORゲート5bと共に幅作成回路5を構成する。
【0063】このRS−FF8は、タイミング発生回路
2内のJK−FFのQ(図4の(7))がHのとき、つま
りB側が発振照合区間である場合に入力クロック信号C
Kの前縁で発生される短パルスSET-B(図4の(1
6))によりセットされ、上記一致信号SB(図4の(2
1))によりリセットされる(図4の(18)参照)。
【0064】従って、第5周期目t5,第6周期目t6
でRS−FF8の出力端子Qに生じたパルスP3,P4
はORゲート5bを通して出力(OUT)に現れる。
【0065】(iii) タイミング発生回路2 タイミング発生回路2は、内部において、タイミング信
号SET-AB,1/2CK,1/2CK-DL,WC,JK−
FF-Q,JK−FF-QNを作り、更に、これらを用い
てタイミング信号SET-A,SET-B,1/2CKA,1
/2CKB,WC-A,WC-Bを作成し出力する。
【0066】SET-AB(図4の(3))は、入力クロッ
ク信号CKの前縁で発生される短パルスから成るタイミ
ング信号である。
【0067】1/2CK(図4の(4))は入力クロック信号
CKの1周期Tの長さとして計測すべき区間(目標計測
区間)T1を確定するためのタイミング信号であり、具
体的には、入力クロック信号CKを1/2分周すること
により得られる信号である。
【0068】WC(図4の(6))は上記目標計測区間T
1にわたって計測動作を持続させるための区間(実際計
測区間)T3A,T3Bを確立するためのタイミング信
号である。このWCは、上記1/2CKよりも立ち下がり
が若干遅れた信号、つまり入力クロックCKと同時に立
ち上がり幅が入力クロック信号CKの1周期Tより若干
長い信号である。
【0069】このWCは、1/2CKをその1/2周期の幅内
で若干遅延させた信号1/2CK-DL(図4の(5))を作
り、これと1/2CKとの論理和をとることにより得てい
る。
【0070】JK−FF-Q(図4の(7))は、タイミン
グ発生回路2内のJK−FFの出力Qの信号であり、出
力QがHのとき、A側が測定区間(B側が発振照合区
間)であることを指示し、JK−FFQN(図4の
(8))は、タイミング発生回路2内のJK−FFの出力
QNがHのとき、B側が測定区間(A側が発振照合区
間)であることを指示する。
【0071】SET-A(図4の(9))は、タイミング発
生回路2内のJK−FFのQN(図4の(8))がHのと
き、つまりA側が発振照合区間である場合に入力クロッ
ク信号CKの前縁で発生される短パルスから成るタイミ
ング信号であり、A側のRS−FF6のセット入力とな
る。
【0072】SET-B(図4の(16))は、タイミング
発生回路2内のJK−FFのQ(図4の(7))がHのと
き、つまりB側が発振照合区間である場合に入力クロッ
ク信号CKの前縁で発生される短パルスから成るタイミ
ング信号であり、B側のRS−FF8のセット入力とな
る。
【0073】1/2CKA(図4の(14))は、A側の目標
計測区間T1Aを確立するための信号であり、タイミン
グ発生回路2内のJK−FFのQ(図4の(7))がHの
とき、つまりA側が測定区間(B側が発振照合区間)に
ある間に、1/2CKを取り出した信号である。1/2CKB
(図4の(20))は、B側の目標計測区間T1Bを確立す
るための信号であり、タイミング発生回路2内のJK−
FFのQN(図4の(8))がHのとき、つまりB側が測
定区間(A側が発振照合区間)にある間に、1/2CKを
取り出した信号である。
【0074】共に、入力クロック信号CKから、その1
周期Tの長さとして計測すべき目標計測区間T1A,T
1Bを入力クロック信号CKの1周期Tの整数倍、ここ
では3倍の間隔T6A,T6Bをあけて指示するように
生起される。
【0075】WC-A,WC-Bは実際計測区間T3A,
T3Bのためのタイミング信号であり、T1より長いパ
ルス幅を有する。
【0076】(iv) 動作 まずクロックCKが入る。タイミング発生回路2が入力
クロック信号CKを1/2分周し始め、第1周期目t1の
最初のSET-ABが発生した時点(図4のa)では、
JK−FFの出力Q(図4の(7))がHレベルにあり、
これによりA側のデューティ決定回路3が測定動作する
ように選択指示されている。
【0077】従って、タイミング信号WC-A(図4の
(10))がORゲート7を通して遅延ライン発振器11に
入力されて発振が開始されると共に、カウンタ17のク
リア端子CLに入力され、その立ち上がりで同カウンタ
17が発振の巡回数をカウント動作し始める。
【0078】遅延ライン発振器11の発振は、少なくと
も第2周期目t2のクロックが立ち上がりが完了するま
で、継続する。
【0079】遅延ライン発振器11の発振は、第3周期
目t3のクロックが立ち上がる前までに生ずるWC-A
の立ち下がりにより、つまり入力クロックCKの1周期
Tを若干経過した実際計測区間T3Aが終わった時点
(図4のc点)で終了となる。
【0080】この間に、丁度入力クロックCKの1周期
T相当分の長さを持つ1/2CKAの目標計測区間T1A
の終わりが到来し(図4のb点)、ラッチ回路18のク
ロック入力端子CKに入力されている1/2CKAが立ち
下がることで、ラッチ回路18がカウンタ17のカウン
ト値(1周期の長さT=T1A)をラッチする。
【0081】ここで演算回路19は、ラッチ回路18の
出力を受けて、1周期の長さTのカウント値の半分、つ
まり50%のデューティのタイミング位置を演算し、そ
の演算結果を出力し、一致回路28の一方の入力端子B
1〜Bnに入力する。
【0082】第3周期目t3に入ると、SET-A(図
4の(9))の到来によりRS−FF6がセットされる
(図4のd点)。RS−FF6のセット出力Q(図4の
(11))はORゲート5bを通して出力OUTに現れると
共に、ORゲート7を通してA側の遅延ライン発振器1
1に加わり、これを発振させる。また、RS−FF6の
セット出力Qは、ORゲート7を通してA側のカウンタ
17のクリアCLに加わってクリア解除するので、発振
の巡回数のカウントが開始される。
【0083】カウンタ17の出力は、一致回路28の他
方の入力端子A1〜Anに入力されており、カウンタ1
7のカウント値が歩進的に増加して行き、上記演算回路
19の出力している値(1周期の長さTの半分)に一致
した瞬間(図4のe点)、一致回路28から一致出力S
Aが発生される。
【0084】この一致出力SAは、RS−FF6のリセ
ット入力端子QNに入力され、同フリップフロップをリ
セットさせる。従って、この一致出力SAの発生した時
点でRS−FF6のセット出力Q(図4の(11))は立ち
下がり、ORゲート5bにはパルスP1として現れる。
【0085】当然、この出力パルスP1は、1周期がT
の外部入力クロックCKの前縁で立ち上がり、それから
1周期の長さTの半分(デューティ50%)の位置で立
ち下がるパルスとなっている。
【0086】続いて、第4周期目t4に入ると、再びS
ET-A(図4の(9))が到来するので(図4のf点)、
RS−FF6がセットされる。RS−FF6のセット出
力Q(図4の(11))はORゲート5bを通して出力OU
Tに現れると共に、ORゲート7を通してA側の遅延ラ
イン発振器11に加わり、これを発振させ、また、カウ
ンタ17をクリア解除して、発振巡回数のカウントを開
始させる。
【0087】カウンタ17のカウント値が、上記演算回
路19の出力値(1周期の長さTの半分)に一致すると
(図4のg点)、再び一致回路28から一致出力SAが
発生される。この一致出力SAによりRS−FF6がリ
セットされるので、RS−FF6のセット出力Q(図4
の(11))が立ち下がり、ORゲート5bにはパルスP2
として現れる。当然、この出力パルスP2も、外部入力
クロックCKの前縁で立ち上がり、デューティ50%の
位置で立ち下がるパルスとなっている。
【0088】上記A側の動作に対し、B側でも2周期遅
れて同じ動作が行われる。即ち、第3周期目t3のSE
T-ABが発生した時点では、JK−FFのQN出力
(図4の(8))がHレベルにあり、これによりB側のデ
ューティ決定回路4が測定動作するように選択指示され
る。
【0089】従って、タイミング信号WC-B(図4の
(17))が立ち上がり(図4のh点)、ORゲート9を通
してB側の遅延ライン発振器11に加わり発振が開始さ
れると共に、カウンタ17のクリア端子CLに入力さ
れ、その立ち上がりで同カウンタ17が発振巡回数のカ
ウントを開始する。
【0090】B側の遅延ライン発振器11の発振は、少
なくとも第4周期目t4のクロックの立ち上がりが完了
するまで、継続する。
【0091】B側の遅延ライン発振器11の発振は、第
5周期目t5のクロックが立ち上がる前までに生ずるW
C-Bの立ち下がりにより、つまり入力クロックCKの
1周期Tを若干経過した実際計測区間T3Bが終わった
時点(図4のj点)で終了となる。
【0092】この間に、丁度入力クロックCKの1周期
T相当分の長さを持つ1/2CKAの目標計測区間T1B
の終わりが到来し(図4のi点)、ラッチ回路18のク
ロック入力端子CKに入力されている1/2CKBが立ち
下がることで、ラッチ回路18がカウンタ17のカウン
ト値(1周期の長さT=T1B)をラッチする。
【0093】ここでB側の演算回路19は、ラッチ回路
18の出力を受けて、1周期の長さTのカウント値の半
分、つまり50%のデューティのタイミング位置を演算
し、その演算結果を出力し、一致回路28の一方の入力
端子B1〜Bnに入力する。
【0094】第5周期目t5に入ると、SET-B(図
4の(16))の到来によりRS−FF8がセットされる
(図4のk点)。
【0095】RS−FF8のセット出力Q(図4の(1
8))はORゲート5bを通して出力OUTに現れると共
に、ORゲート9を通してB側の遅延ライン発振器11
に加わり、これを発振させる。また、RS−FF8のセ
ット出力Qは、ORゲート9を通してB側のカウンタ1
7のクリアCLに加わってクリア解除するので、発振の
巡回数のカウントが開始される。
【0096】B側のカウンタ17の出力は、一致回路2
8の他方の入力端子A1〜Anに入力されており、カウ
ンタ17のカウント値が歩進的に増加して行き、上記演
算回路19の出力している値(1周期の長さTの半分)
に一致した瞬間(図4のq点)、一致回路28から一致
出力SBが発生される。
【0097】この一致出力SBは、RS−FF8のリセ
ット入力端子QNに入力され、同フリップフロップをリ
セットさせる。従って、この一致出力SBの発生した時
点でRS−FF8のセット出力Q(図4の(18))は立ち
下がり、ORゲート5bにはパルスP3として現れる。
【0098】当然、この出力パルスP3は、外部入力ク
ロックCKの前縁で立ち上がり、デューティ50%の位
置で立ち下がるパルスとなっている。
【0099】続いて、第6周期目t6に入ると、再びS
ET-B(図4の(16))が到来するので(図4のr
点)、RS−FF8がセットされる。RS−FF8のセ
ット出力Q(図4の(18))はORゲート5bを通して出
力OUTに現れると共に、ORゲート9を通してB側の
遅延ライン発振器11に加わり、これを発振させ、ま
た、カウンタ17をクリア解除して、発振巡回数のカウ
ントを開始させる。
【0100】カウンタ17のカウント値が、上記演算回
路19の出力値(1周期の長さTの半分)に一致すると
(図4のs点)、再び一致回路28から一致出力SBが
発生される。この一致出力SBによりRS−FF8がリ
セットされるので、RS−FF8のセット出力Q(図4
の(11))が立ち下がり、ORゲート5bにはパルスP4
として現れる。
【0101】当然、この出力パルスP4も、外部入力ク
ロックCKの前縁で立ち上がり、デューティ50%の位
置で立ち下がるパルスとなっている。
【0102】かくして、ORゲート5bから、入力クロ
ックCKに同期し且つデューティ50%の出力クロック
が得られる。上記の作用効果は、入力クロックCKのデ
ューティが50%の前後で又はそれ以上にふらついてい
る場合でも、得ることができるので、ディジタル波形の
整形として非常に有効であり、半導体能動素子の動作可
能領域を非常に高い周波数まで延ばすことができる。
【0103】(8)第3の実施形態 図5に第3の実施形態を示す。これは、図3の回路にお
いて、幅作成回路5にプリセット可能なD−FF5cを
設け、そのQN端子とD端子を直結し、プリセット入力
端子PRにSET-A,SET-Bの信号(即ちSET-
AB)をORゲート5dを介して入力すると共に、D−
FF5cのクロック入力端子CKにORゲート33を介
して一致出力SA,SBを入力したものである。
【0104】なお、一致回路28の一致出力端子SA,
SBからORゲート33へのライン中には、測定期間中
の一致出力を禁止するためANDゲート31,32が設
けられ、RS−FF6,8からのQ出力とのANDがと
られている。
【0105】図6に、図5の回路の主要要素の 動作を
示す。入力クロック信号CKの第1周期目t1でSET
-ABが発生した時点(図6のa)で、タイミング信号
WC-A(図6の(10))がORゲート7を通して遅延ラ
イン発振器11に入力されて発振が開始されると共に、
カウンタ17のクリア端子CLに入力され、その立ち上
がりで同カウンタ17が発振の巡回数をカウント動作し
始める。遅延ライン発振器11の発振が、少なくとも第
2周期目t2のクロックが立ち上がりが完了するまで継
続する。
【0106】遅延ライン発振器11の発振は、WC-A
の立ち下がり、つまり実際計測区間T3Aが終わった時
点(図6のc点)で終了となる。この間に、1/2CKA
の目標計測区間T1Aの終わりが到来し(図6のb
点)、1/2CKAが立ち下がることで、ラッチ回路18
がカウンタ17のカウント値(1周期の長さT=T1
A)をラッチする。
【0107】ここで演算回路19は、ラッチ回路18の
出力を受けて、1周期の長さTのカウント値の半分(5
0%のデューティのタイミング位置)を演算し、その演
算結果を出力し、一致回路28の一方の入力端子B1〜
Bnに入力する。
【0108】第3周期目t3に入ると、SET-A(図
6の(9))の到来によりRS−FF6がセットされる
(図6のd点)。RS−FF6のセット出力Q(図6の
(11))はANDゲート31に入力されると共に、ORゲ
ート7を通してA側の遅延ライン発振器11に加わり、
これを発振させる。また、RS−FF6のセット出力Q
は、ORゲート7を通してA側のカウンタ17のクリア
CLに加わってクリア解除するので、発振の巡回数のカ
ウントが開始される。
【0109】カウンタ17の出力は、一致回路28の他
方の入力端子A1〜Anに入力されており、カウンタ1
7のカウント値が歩進的に増加して行き、上記演算回路
19の出力している値(1周期の長さTの半分)に一致
した瞬間(図6のe点)、一致回路28から一致出力S
Aが発生される。
【0110】この一致出力SAは、RS−FF6のリセ
ット入力端子QNに入力され、同フリップフロップをリ
セットさせる。この一致出力SAの発生した時点でRS
−FF6のセット出力Q(図6の(11))は立ち下がり、
パルスP1の形でANDゲート31の入力となる。
【0111】従って、このパルスP1と一致出力SAと
を2入力とするANDゲート31からは、一致出力SA
の前縁にて短パルスAND-A-OUT(図6の(16))が
発生され、ORゲート33を通してD−FF5cのクロ
ック入力となる。
【0112】D−FF5cはSET-ABにより毎回プ
リセットされているので、上記短パルスAND-A-OU
T(図6の(16))がD−FF5cにクロック入力として
加わると、その時点でD−FF5cのQ出力が立ち下が
り、出力端子OUTにパルスP1′として現れる。当
然、この出力パルスP1′は、1周期がTの外部入力ク
ロックCKの前縁で立ち上がり、それから1周期の長さ
Tの半分(デューティ50%)の位置で立ち下がるパル
スとなっている。
【0113】なお、第1周期目t1で発生する一致パル
スSA1(図6の(15))は、RS−FF6のQ出力がL
に落ちている間に発生されるので、ANDゲート31に
は出力が現れず、D−FF5cが切り替わらない。
【0114】従って、A側が測定区間(JK−FFのQ
端子がHレベル)にあるとき発生する一致パルスSA1
の影響はANDゲート31で除去されて、出力OUT側
には現れない。
【0115】続いて、第4周期目t4に入ると、再びS
ET-A(図6の(9))が到来するので(図6のf点)、
RS−FF6がセットされる。RS−FF6のセット出
力Q(図4の(11))はANDゲート31に入力されると
共に、ORゲート7を通してA側の遅延ライン発振器1
1に加わり、これを発振させ、また、カウンタ17をク
リア解除して、発振巡回数のカウントを開始させる。カ
ウンタ17のカウント値が、上記演算回路19の出力値
(1周期の長さTの半分)に一致すると(図6のg
点)、再び一致回路28から一致出力SAが発生され
る。この一致出力SAの発生した時点でRS−FF6の
セット出力Q(図6の(11))は立ち下がり、パルスP2
の形でANDゲート31の入力となる。
【0116】従って、このパルスP2と一致出力SAと
を2入力とするANDゲート31からは、一致出力SA
の前縁にて短パルスAND-A-OUT(図6の(16))が
発生され、ORゲート33を通してD−FF5cのクロ
ック入力となる。
【0117】D−FF5cはSET-ABにより毎回プ
リセットされているので、上記短パルスAND-A-OU
T(図6の(16))がD−FF5cにクロック入力として
加わると、その時点でD−FF5cのQ出力が立ち下が
り、出力端子OUTにパルスP2′として現れる。当
然、この出力パルスP2′も、外部入力クロックCKの
前縁で立ち上がり、デューティ50%の位置で立ち下が
るパルスとなっている。
【0118】上記A側の動作に対し、B側でも2周期遅
れて同じ動作が行われる。即ち、第3周期目t3のSE
T-ABが発生した時点では、JK−FFのQN出力
(図6の(8))がHレベルにあり、これによりB側のデ
ューティ決定回路4が測定動作するように選択指示され
る。
【0119】従って、タイミング信号WC-B(図6の
(18))が立ち上がり(図6のh点)、ORゲート9を
通してB側の遅延ライン発振器11に加わり発振が開始
されると共に、カウンタ17のクリア端子CLに入力さ
れ、その立ち上がりで同カウンタ17が発振巡回数のカ
ウントを開始する。
【0120】B側の遅延ライン発振器11の発振は、少
なくとも第4周期目t4のクロックの立ち上がりが完了
するまで、継続する。
【0121】B側の遅延ライン発振器11の発振は、第
5周期目t5のクロックが立ち上がる前までに生ずるW
C-Bの立ち下がりにより、つまり入力クロックCKの
1周期Tを若干経過した実際計測区間T3Bが終わった
時点(図6のj点)で終了となる。この間に、丁度入力
クロックCKの1周期T相当分の長さを持つ1/2CKA
の目標計測区間T1Bの終わりが到来し(図6のi
点)、ラッチ回路18のクロック入力端子CKに入力さ
れている1/2CKBが立ち下がることで、ラッチ回路1
8がカウンタ17のカウント値(1周期の長さT=T1
B)をラッチする。
【0122】ここでB側の演算回路19は、ラッチ回路
18の出力を受けて、1周期の長さTのカウント値の半
分、つまり50%のデューティのタイミング位置を演算
し、その演算結果を出力し、一致回路28の一方の入力
端子B1〜Bnに入力する。
【0123】第5周期目t5に入ると、SET-B(図
6の(17))の到来によりRS−FF8がセットされる
(図6のk点)。RS−FF8のセット出力Q(図6の
(19))はANDゲート32に入力されると共に、OR
ゲート9を通してB側の遅延ライン発振器11に加わり
これを発振させ、また、B側のカウンタ17のクリアC
Lに加わってカウント動作を開始させる。
【0124】B側のカウンタ17の出力は、一致回路2
8の他方の入力端子A1〜Anに入力されており、カウ
ンタ17のカウント値が歩進的に増加して行き、上記演
算回路19の出力している値(1周期の長さTの半分)
に一致した瞬間(図6のq点)、一致回路28から一致
出力SBが発生される。
【0125】この一致出力SBは、RS−FF8のリセ
ット入力端子QNに入力され、同フリップフロップをリ
セットさせる。従って、この一致出力SBの発生した時
点でRS−FF8のセット出力Q(図6の(19))は立ち
下がり、パルスP3の形でANDゲート32の入力とな
る。従って、このパルスP3と一致出力SBとを2入力
とするANDゲート32からは、一致出力SBの前縁に
て短パルスAND-B-OUT(図6の(25))が発生さ
れ、ORゲート33を通してD−FF5cのクロック入
力となる。
【0126】D−FF5cはSET-ABにより毎回プ
リセットされているので、上記短パルスAND-B-OU
T(図6の(25))がD−FF5cにクロック入力として
加わると、その時点でD−FF5cのQ出力が立ち下が
り、出力端子OUTにパルスP3′として現れる。
【0127】当然、この出力パルスP3′は、1周期が
Tの外部入力クロックCKの前縁で立ち上がり、それか
ら1周期の長さTの半分(デューティ50%)の位置で
立ち下がるパルスとなっている。なお、第3周期目t3
で発生する一致パルスSB1(図6の(22))は、RS−
FF8のQ出力がLに落ちている間に発生されるので、
ANDゲート32には出力が現れず、D−FF5cが切
り替わらない。
【0128】従って、B側が測定区間(JK−FFのQ
N端子がHレベル)にあるとき発生する一致パルスSB
1の影響はANDゲート31で除去されて、出力OUT
側には現れない。
【0129】続いて、第6周期目t6に入ると、再びS
ET-B(図6の(17))が到来するので(図6のr
点)、RS−FF8がセットされる。RS−FF8のセ
ット出力Q(図6の(19))はANDゲート32の入力
になると共に、ORゲート9を通してB側の遅延ライン
発振器11に加わり、これを発振させ、また、カウンタ
17をクリア解除して、発振巡回数のカウントを開始さ
せる。
【0130】カウンタ17のカウント値が、上記演算回
路19の出力値(1周期の長さTの半分)に一致すると
(図6のs点)、再び一致回路28から一致出力SBが
発生される。この一致出力SBによりRS−FF8がリ
セットされるので、RS−FF8のセット出力Q(図6
の(19))が立ち下がり、パルスP4の形でANDゲート
32の入力となる。
【0131】従って、このパルスP4と一致出力SAと
を2入力とするANDゲート32からは、一致出力SB
の前縁にて短パルスAND-B-OUT(図6の(23))が
発生され、ORゲート33を通してD−FF5cのクロ
ック入力となる。
【0132】D−FF5cはSET-ABにより毎回プ
リセットされているので、上記短パルスAND-B-OU
T(図6の(23))がD−FF5cにクロック入力として
加わると、その時点でD−FF5cのQ出力が立ち下が
り、出力端子OUTにパルスP4′として現れる。当
然、この出力パルスP4′も、外部入力クロックCKの
前縁で立ち上がり、デューティ50%の位置で立ち下が
るパルスとなっている。
【0133】かくして、D−FF5cのQ出力から、入
力クロックCKに同期し且つデューティ50%の出力ク
ロックP1′,P2′,P3′,P4′…が得られる。
上記の作用効果は、入力クロックCKのデューティが5
0%の前後で又はそれ以上にふらついている場合でも、
得ることができるので、ディジタル波形の整形として非
常に有効であり、半導体能動素子の動作可能領域を非常
に高い周波数まで延ばすことができる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような優れた効果が得られる。 (1)請求項1〜請求項8のいずれにおいても、入力ク
ロック信号(CK)がいかなる周期長さを持つ場合で
も、また、入力クロック信号(CK)がそのデューティ
が変動している波形のものであっても、常に出力として
デューティ50%の波形の出力が得られる。よって、使
用する半導体能動素子の周波数限界を見かけ上高めるこ
とができる。 (2)請求項2〜請求項8によれば、発振器の出力を利
用して計測する形態を採用しているため、位相誤差が問
題とならない。このため、従来の位相分割によるタイミ
ング位置の割り出しを行う場合に比べ、非常に少ない数
の遅延素子によって精度の高い測定を行うことができ
る。 (3)請求項3〜請求項8のデジタル波形整形回路にお
いては、少なくとも互いに1周期分重なり合い且つ2周
期分ずれて動作する第1及び第2のデューティ決定回路
を用い、それぞれから、上記デューティ50%のタイミ
ング位置を示す一致信号を得ているので、目標計測区間
と実際計測区間を明確に区分し、目標計測区間の発振の
動作を1周期の幅一杯まで確実に行わせることができ
る。 (4)請求項4及び請求項5のデジタル波形整形回路に
おいては、実際測定区間の発振時は、上記前置フリップ
フロップの出力が所属のデューティ決定回路に入力され
且つ出力側に入力されるが、一致信号が発生すると、上
記前置フリップフロップがリセットされて出力側への信
号が消失し、出力側への影響が回避される。しかも、実
際計測区間を指示する信号についてはORゲートを介し
て所属のデューティ決定回路に入力確実に入力される。
即ち、一つのデューティ決定回路を構成する共通の遅延
ライン発振器等を、実際計測区間と発振照合区間とに確
実に切り換えて動作を行わせることできる。従って、実
際計測区間用と発振照合区間用の遅延ライン発振器等を
2組用意する場合に比べ、構成が簡単である。 (6)請求項6に記載のデジタル波形整形回路は、上記
第1のデューティ決定回路及び上記第2のデューティ決
定回路の一致信号により状態が切り替わる出力用のフリ
ップフロップを具備したものであり、請求項3〜請求項
5の場合と同じ作用効果が得られる。 (7)請求項7に記載のデジタル波形整形回路によれ
ば、実際計測区間中に発生する一致信号を禁止するAN
Dゲートを設けているので、安定した動作が保障され
る。 (8)請求項8に記載のデジタル波形整形回路は、請求
項2,3,4,5,6又は7において、上記遅延ライン
発振器を、一方の入力端子を発振器の入力端子とするN
ANDゲートと、該NANDゲートの出力端子に遅延素
子として接続された奇数段のインバータと、該インバー
タの最終段の出力端子から上記NANDゲートの他方の
入力端子へ戻る帰還ループ中に挿入されたインバータと
で構成したものである。従って、請求項8によれば、奇
数段のインバータである結果、発振器の出力側に誤差が
現れても、反転されて入力側に戻される結果、その誤差
が相殺され、非常に精度及び安定度にすぐれた発振巡回
が得られる。また、発振器の出力を利用する形態である
ため、位相誤差も問題とならない結果、従来の位相分割
によるタイミング位置の割り出しを行う場合に比べ、非
常に少ない数の遅延素子によって精度の高い測定を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル波形整形回路の第1の実施形
態を示す図である。
【図2】図1の回路の主要部の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】本発明のデジタル波形整形回路の第2の実施形
態を示す図である。
【図4】図3の回路の主要部の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】本発明のデジタル波形整形回路の第3の実施形
態を示す図である。
【図6】図5の回路の主要部の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】半導体能動素子の取り扱う周波数の変化の説明
に供する図である。
【図8】従来の同期信号選択回路に使われている位相分
割部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタル波形整形回路 2 タイミング発生回路 3 デューティ決定回路 4 第2のデューティ決定回路 5 幅作成回路 5a RS−FF 5b ORゲート 5c プリセット可能なD−FF 5d ORゲート 6 RS−FF 7 ORゲート 8 RS−FF 9 ORゲート 10 周期測定回路 11 遅延ライン発振器 12 NANDゲート 13 C-MOSインバータ(遅延素子) 14 帰還ループ 15 インバータ 17 カウンタ 18 ラッチ回路 19 演算回路 20 実測回路 21 遅延ライン発振器 27 カウンタ 28 一致回路 31,32 ANDゲート 33 ORゲート C1,C2 動作サイクル P1,P1′ 出力パルス SA,SB 一致信号 t1〜t6 第1周期目〜第6周期目 T 入力クロック信号CKの1周期 T1 目標計測区間(1/2CKの奇数番目の1周期区
間) T2 1/2CKの偶数番目の1周期区間 T3,T3A,T3B 実際計測区間 T4 発振照合区間 CKF 入力クロックCKの前縁で発生されるタイミン
グ信号 1/2CK 目標計測区間T1のためのタイミング信号 1/2CKW 実際計測区間T3のためのタイミング信号 CKW 発振照合区間T4のためのタイミング信号 T1A,T1B 目標計測区間 T3A,T3B 実際計測区間 T5A,T5B デューティ50%のタイミング位置ま
での長さ T6A,T6B 発振照合区間 1/2CKA,1/2CKB 目標計測区間(T1A,T1
B)のためのタイミング信号 WC-A,WC-B 実際計測区間(T3A,T3B)を
指示する信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロック信号から所要のタイミング
    信号を作成するタイミング発生回路と、 このタイミング発生回路で作成されたタイミング信号を
    受けて、出力すべきクロック信号のデューティ50%の
    タイミング位置を決定し指示するデューティ決定回路で
    あって、入力クロック信号の1周期の整数倍の間隔ごと
    に到来する第1の周期において1周期の長さを計測する
    周期測定回路と、その値を基に1周期の半分の長さを算
    出する演算回路と、入力クロック信号の各周期において
    その長さの計測を実行する実測回路と、当該計測値が上
    記算出された値と一致したとき一致信号を上記デューテ
    ィ50%のタイミング位置として出力する一致回路とを
    具備するデューティ決定回路と、 入力クロック信号CKの前縁に同期した信号と、上記デ
    ューティ決定回路で決定指示されたタイミング位置とに
    基づき、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持
    つクロック信号を作成して出力する幅作成回路と、を具
    備することを特徴とするデジタル波形整形回路。
  2. 【請求項2】 入力クロック信号から、その1周期の長
    さとして計測すべき目標計測区間を入力クロック信号の
    1周期の整数倍の間隔をあけて指示する信号と、この目
    標計測区間にわたって計測動作を持続させるための実際
    計測区間を指示する信号と、各入力クロック信号につき
    その前縁から始まり次の入力クロックの前縁に至る前ま
    でに終わる発振照合区間を定める信号と、を含む所要の
    タイミング信号を作成するタイミング発生回路と、 このタイミング発生回路で作成された実際計測区間の信
    号を受けて、その実際計測区間だけ発振する遅延ライン
    発振器と、該遅延ライン発振器の発振巡回数を計数する
    カウンタと、上記目標計測区間の終了時に該カウンタの
    値をラッチするラッチ回路とを有する周期測定回路と、 上記周期測定回路でラッチされたカウント値を用いてそ
    の半分の値を算出する演算回路と、 上記発振照合区間の信号を受けて、その各発振照合区間
    だけ発振する遅延ライン発振器と、該遅延ライン発振器
    の発振巡回数を計数するカウンタとを有する実測回路
    と、 上記実測回路のカウンタの出力値を上記演算回路で算出
    された値と比較し、両者が一致したとき一致出力を発生
    する一致回路と、 上記一致回路の一致出力で指示されたタイミング位置に
    基づき、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持
    つクロック信号を作成して出力する幅作成回路とを具備
    することを特徴とするデジタル波形整形回路。
  3. 【請求項3】 一定周期の入力クロック信号から所要の
    タイミング信号を作成するタイミング発生回路と、 上記タイミング信号を受けて、出力すべきクロック信号
    のデューティ50%のタイミング位置を決定し指示する
    デューティ決定回路であって、少なくとも互いに1周期
    分重なり合い且つ2周期分ずれて動作する第1のデュー
    ティ決定回路及び第2のデューティ決定回路と、 上記第1及び第2のデューティ決定回路は、遅延ライン
    発振器及びその発振巡回数を計数するカウンタと、その
    計数値の半分の値を算出する演算回路と、該演算回路の
    出力を一方の入力とし上記カウンタの出力を他方の入力
    とする一致回路とを有し、 上記第1のデューティ決定回路は、まず入力クロック信
    号の1周期の整数倍の間隔ごとに到来する第1の周期に
    おいて、遅延ライン発振器を発振させその発振巡回数を
    カウンタで計数することにより1周期の長さを計測し、
    ついで上記間隔内の第2の各周期において、遅延ライン
    発振器を発振させその発振巡回数をカウンタで計数する
    ことにより、各周期の前縁からの長さの計測を実行し、
    当該計測値が上記算出された値と一致したとき一致回路
    から一致信号を上記デューティ50%のタイミング位置
    として出力させ、 上記第2のデューティ決定回路は、上記第1のデューテ
    ィ決定回路に対して少なくとも1周期分重なり合い且つ
    2周期分ずれて動作させて、一致信号を上記デューティ
    50%のタイミング位置として出力させ、 この上記第1及び第2のデューティ決定回路からの一致
    信号と、入力クロック信号の前縁に同期した信号とに基
    づき、上記デューティ50%に相当するパルス幅を持つ
    クロック信号を作成して出力する幅作成回路と、を具備
    することを特徴とするデジタル波形整形回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデジタル波形整形回路
    において、上記幅作成回路は、上記第1のデューティ決
    定回路及び上記第2のデューティ決定回路のそれぞれに
    前置したフリップフロップを含み、該フリップフロップ
    を入力クロック信号の1周期の前縁に同期してセットし
    た後で上記一致信号でリセットし、各フリップフロップ
    の出力をORゲートを通して取り出すことを特徴とする
    デジタル波形整形回路。
  5. 【請求項5】 入力クロック信号から、その1周期の長
    さとして計測すべき目標計測区間を入力クロック信号の
    1周期の整数倍の間隔をあけて指示する信号と、この目
    標計測区間より若干長く計測動作を持続させるための実
    際計測区間を指示する信号と、を含む所要のタイミング
    信号を作成するタイミング発生回路と、 上記タイミング信号を受けて、出力すべきクロック信号
    のデューティ50%のタイミング位置を決定し指示する
    デューティ決定回路であって、遅延ライン発振器、その
    発振巡回数を計数するカウンタ、その計数値の半分の値
    を算出する演算回路、及び該演算回路の出力を一方の入
    力とし上記カウンタの出力を他方の入力とする一致回路
    とを有して構成され、少なくとも互いに1周期分重なり
    合い且つ2周期分ずれて動作する第1のデューティ決定
    回路及び第2のデューティ決定回路と、 上記第1のデューティ決定回路及び上記第2のデューテ
    ィ決定回路の前にそれぞれに前置されたフリップフロッ
    プであって、上記目標計測区間と次の目標計測区間との
    間の発振照合区間において、入力クロック信号の1周期
    の前縁に同期して毎回セットされ、上記一致信号でリセ
    ットされるフリップフロップと、 上記各第1のデューティ決定回路及び第2のデューティ
    決定回路毎に、上記フリップフロップの出力と上記実際
    計測区間を指示する信号とを所属のデューティ決定回路
    に入力するORゲートと、 上記各フリップフロップの出力を取り出すORゲート
    と、を具備することを特徴とするデジタル波形整形回
    路。
  6. 【請求項6】 入力クロック信号から、その1周期の長
    さとして計測すべき目標計測区間を入力クロック信号の
    1周期の整数倍の間隔をあけて指示する信号と、この目
    標計測区間より若干長く計測動作を持続させるための実
    際計測区間を指示する信号と、を含む所要のタイミング
    信号を作成するタイミング発生回路と、 上記タイミング信号を受けて、出力すべきクロック信号
    のデューティ50%のタイミング位置を決定し指示する
    デューティ決定回路であって、遅延ライン発振器、その
    発振巡回数を計数するカウンタ、その計数値の半分の値
    を算出する演算回路、及び該演算回路の出力を一方の入
    力とし上記カウンタの出力を他方の入力とする一致回路
    とを有して構成され、少なくとも互いに1周期分重なり
    合い且つ2周期分ずれて動作する第1のデューティ決定
    回路及び第2のデューティ決定回路と、 上記第1のデューティ決定回路及び上記第2のデューテ
    ィ決定回路の前にそれぞれに前置されたフリップフロッ
    プであって、上記目標計測区間と次の目標計測区間との
    間の発振照合区間において、入力クロック信号の1周期
    の前縁に同期して毎回セットされ、上記一致信号でリセ
    ットされるフリップフロップと、 上記第1のデューティ決定回路及び第2のデューティ決
    定回路毎に、上記フリップフロップの出力と上記実際計
    測区間を指示する信号とを所属のデューティ決定回路に
    入力するORゲートと、 上記入力クロック信号の1周期の前縁に同期して毎回リ
    セットされ、上記第1のデューティ決定回路及び上記第
    2のデューティ決定回路の一致信号により状態が切り替
    わるフリップフロップと、を具備することを特徴とする
    デジタル波形整形回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデジタル波形整形回路に
    おいて、上記各デューティ決定回路からの一致信号をフ
    リップフロップに入力する各経路中に、実際計測区間中
    に発生する一致信号を禁止するANDゲートを設けたこ
    とを特徴とするデジタル波形整形回路。
  8. 【請求項8】 請求項2,3,4,5,6又は7記載の
    デジタル波形整形回路において、上記遅延ライン発振器
    が、一方の入力端子を発振器の入力端子とするNAND
    ゲートと、該NANDゲートの出力端子に遅延素子とし
    て接続された奇数段のインバータと、該インバータの最
    終段の出力端子から上記NANDゲートの他方の入力端
    子へ戻る帰還ループ中に挿入されたインバータとで構成
    されていることを特徴とするデジタル波形整形回路。
JP30348296A 1996-10-30 1996-10-30 デジタル波形整形回路 Ceased JPH10135795A (ja)

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