JPH10120382A - ブーム式作業車 - Google Patents

ブーム式作業車

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JPH10120382A
JPH10120382A JP28081196A JP28081196A JPH10120382A JP H10120382 A JPH10120382 A JP H10120382A JP 28081196 A JP28081196 A JP 28081196A JP 28081196 A JP28081196 A JP 28081196A JP H10120382 A JPH10120382 A JP H10120382A
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JP
Japan
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vehicle
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swivel
boom
winch
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JP28081196A
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Minoru Yamaguchi
稔 山口
Kenjiro Tokunaga
健二郎 徳永
Kinshi Kawakami
謹司 川上
Masahiko Konya
正彦 紺谷
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CHIYUUDENKOU KK
Tadano Ltd
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CHIYUUDENKOU KK
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷台部にウインチ等を設置したものでありな
がら、物品収容部等のスペースの減少を軽減する。 【解決手段】 車両2の荷台部4の後部に、旋回自在な
旋回台7を備え、当該旋回台7に起伏自在な伸縮ブーム
11を備えた高所作業車1において、前記旋回台7を、
荷台部4上に立設固定され,平面視での断面が旋回台7
より小さいポスト6上に設置するとともに、前記荷台部
4上には、前記ポスト6の前方側の位置にウインチドラ
ム装置21を配置し、当該ウインチドラム装置21から
延びるワイヤケーブル25を荷台部4上に沿って前記ポ
スト6の側方近傍を通過させ、車両2後方に引出せるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ブーム式作業車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車等のブーム式作業車には、車
両の運転席の後方の荷台部の後部に、旋回台を介してブ
ームを装着するものがあり、このようなブーム式作業車
においては、電柱への電線架設作業用のウインチやレッ
カー作業用のウインチ等を荷台部に設置したい場合があ
る。
【0003】高所作業車の場合、とくに、その荷台部に
おいて旋回台の前方部分と両側方部分には物入れや工具
箱等の物品収容部が装備されることが多く、また、その
物品収容部は旋回台を囲むように全体として平面視で後
方開きのコ字状になっていることもある。
【0004】また、クレーン車の場合には、車両幅に対
し旋回軸受あるいは旋回台が大きく、これらの側方を経
過して索条体を前後方向に配設することが難しいことが
ある。
【0005】すなわち、ブーム式作業車の荷台部上にウ
インチ等を設置する場合、ウインチドラム装置の設置ス
ペースと,ウインチドラムから延びるワイヤケーブル等
の索条体の通過スペースとが必要であり、これらを概ね
直線的に配列するように荷台部上に設置スペースを確保
することが必要である。
【0006】そのため、従来、このような場合には、前
記旋回台のまわりに設置される物品収容部等のスペース
を大きく犠牲にしてそこにウインチ等を設置するか、ま
たは、別置のウインチを使用することとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】荷台部上にウインチ等
を設置した従来のブーム式作業車においては、荷台部上
にウインチ等が設置されてはいても、一方で物品収容部
等のスペースが極めて小さいものとならざるをえなかっ
た。
【0008】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、荷台部にウインチ等を設置したものであ
りながら、物品収容部等のスペースの減少を軽減するこ
とを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、車両の荷台部の後部に、旋
回自在な旋回台を備え、当該旋回台に起伏自在なブーム
を備えたブーム式作業車において、前記旋回台を、荷台
部上に立設固定され,平面視での断面が旋回台より小さ
いポスト上に設置するとともに、前記荷台部上には、前
記ポストの前方側の位置にウインチドラムを配置し、当
該ウインチドラムから延びる索条体を荷台部上に沿って
前記ポストの側方近傍を通過させ、車両後方に引出せる
ようにしたことを特徴とするブーム式作業車である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、ブーム式作業車としての高
所作業車における実施の形態によりこの発明を説明す
る。
【0011】まず、図1から3により高所作業車の全体
を説明するが、これらの図はブームを格納した状態を示
すものである。
【0012】図2において、1は高所作業車を示し、2
は自走可能な車両で、その前部には運転席3が,またそ
の後部には荷台部4が設けられており、この荷台部4の
前後の両側にアウトリガ装置5が設けられている。
【0013】そして、この車両2の荷台部4の後部中央
には、車体フレームに下端を固定して立設されたポスト
6が設置されており、このポスト6の上端部には鉛直軸
回りに油圧モータにより旋回駆動される旋回台7が設置
され、この旋回台7には一体的に立設された支柱部8が
設けられている(図1)。
【0014】この支柱部8の上端部には伸縮ブーム11
が枢軸12を介して枢支され、油圧シリンダからなる起
伏シリンダ13により伸縮ブーム11起伏可能となって
いる。
【0015】この実施の形態における伸縮ブーム11
は、複数のブーム部をテレスコピックにはめ合わせた油
圧シリンダからなる伸縮シリンダで伸縮可能としたもの
であるが、本願においては伸縮機能を有しないブームで
あってもよい。
【0016】そして、前記伸縮ブーム11の先端部に
は、作業員が搭乗して高所作業を行なうためのバケット
14が取付金具によって首振り可能に装着されている。
【0017】この実施の形態の高所作業車1において、
伸縮ブーム11およびバケット14は、図2に示すよう
に車両2の中央に前向きに格納するようになっており、
格納状態において伸縮ブーム11は車両2上に設置され
たブームレスト15上に支持されている(図2,3参
照)。
【0018】そして、車両2の荷台部4で前記ポスト6
や旋回台7ならびに支柱部8が設置されている部位の前
方および両側方には、複数個の物入れや工具箱等からな
る物品収納部16が平面視において前記部位の3方をコ
字状に囲んで配置されている。
【0019】なお、この明細書において、前後方向は車
両2の前後方向を意味し、側方は車側方向を意味する。
【0020】このように物品収納部16によりコ字状に
囲まれた状況の下にある前記旋回台7および支柱部8
は、周囲の前記物品収納部16との間には所要の間隙空
間が設けられており、これらが鉛直軸まわりでの旋回駆
動を支障なく行えるようになっている。
【0021】そして、前記コ字状に形成された物品収納
部16のうちの前方部の近傍位置で前記ポスト6より前
方側となる部位には、車幅方向で左側に偏してウインチ
ドラム装置21が荷台部4の上面上に設置されている。
【0022】このウインチドラム装置21は、ドラム部
22と減速装置を内蔵した駆動モータ部23とからなる
もので、駆動モータ部23は、車幅方向左側の物品収納
部16の空間を一部利用して設置されており、その駆動
モータ部23の出力軸23aの内端側は前記ドラム部2
2に接続されて、外端側は左側の車側直近にまで延在さ
れている。
【0023】これは、この出力軸23aの外端側には、
電線巻き取り作業において巻き取り用ドラムを装着する
ためであり、この駆動モータ部23が設置されている部
位は、降雨時等の雨水から駆動モータ部を保護するため
着脱可能なカバー24により覆われている。
【0024】前記ドラム部22は、図1および図3から
あきらかなように、荷台部4上で前記物品収納部16と
前記ポスト6との間に位置している間隙空間に概ね臨ん
で配置されている。
【0025】そして、このドラム部22の回転中心軸の
下側からワイヤケーブル25が引き出され,あるいは巻
き取られるようになっており、このドラム部22から引
き出されたワイヤケーブル25は荷台部4の上面直近を
後方に向けて延在されるようになっている(図4参
照)。
【0026】このドラム部22に対応するように、前記
荷台部4の後端部には、前記ドラム部22から延在され
る索条体としてのワイヤケーブル25を案内するガイド
装置26が設置されており、前記ドラム部22から延在
されるワイヤケーブル25はこのガイド装置26による
拘束を受けて車両2の後方への引出しが可能になってい
る。
【0027】そして、前記ドラム部22からこのガイド
装置26に連なるワイヤケーブル25のケーブルライン
は、図3に仮想線で示すように、張設されたものとなる
が、最も車体中心側となるケーブルラインは、平面視に
おいて前記旋回台7の外形内を通過することとなるが、
ポスト6の外周面との間にはわずかな間隙が確保されて
いる。
【0028】このような状態であっても、図1に示すよ
うに、旋回台7とワイヤケーブル25とは荷台部4上で
の高さ位置が異なるので、旋回台7が旋回してもワイヤ
ケーブル25が旋回台7と接触することはない。また、
ポスト6は荷台部4の車体フレームに下端を固定して立
設させてあるので、ポスト6が固定部材でありことか
ら、ワイヤケーブル25とポスト6との接触を回避する
にも僅かな間隙寸法で十分である。
【0029】そのうえ、この実施の形態においては、前
記ポスト6は、平面視で旋回台7より断面の小さい部
材,すなわち小径の筒部材を用いているので、旋回台7
の下方と荷台部4の上面との間の空間が車体中心線側に
拡大され、この拡大された空間は前記ドラム部22の設
置やワイヤケーブル25の配設に利用されるので、従来
デッドスペースであったかかる位置にウインチドラム装
置21等を配置することが可能となったものである。
【0030】そして、このように、ドラム部22の設置
やワイヤケーブル25の配設が、従来のデッドスペース
を利用することにより可能となったことにより、従来こ
れらを荷台部4上に設置するために装備が困難となって
いた物品収納部16のスペースを大幅に犠牲にせずに済
み、物品収納部16のスペース的な犠牲が軽減される。
【0031】なお、以上説明した実施の形態は、高所作
業車に関するものであるが、本願は、これに限らず、ク
レーン車等においても概ね同様に実施することができる
ことはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、旋回台が設置されるポストが荷台部に設置
固定された,固定部材であるので、従来のように旋回動
作を行なうための大きな間隙空間を周囲に確保する必要
がなく、そのポストに近接してウインチドラムやワイヤ
ケーブル等を配置することができる。そのため、従来、
デッドスペースとされていた空間をウインチドラム装置
等の設置に活用することができ、これらの設置のために
従来犠牲としていた物品収容部等のスペースの減少を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高所作業車の後面図である。
【図2】高所作業車の側面図である。
【図3】高所作業車の平面図である。
【図4】荷台部の後部におけるポストとウインチとの関
係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 高所作業車(ブーム式作業車) 2 車両 4 荷台部 6 ポスト 7 旋回台 11 伸縮ブーム(ブーム) 14 バケット 16 物品収納部 21 ウインチドラム装置(ウインチドラム) 25 ワイヤケーブル(索条体) 26 ガイド装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 謹司 香川県高松市中野町14−10 (72)発明者 紺谷 正彦 香川県高松市木太町3509−1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台部の後部に、旋回自在な旋回
    台を備え、当該旋回台に起伏自在なブームを備えたブー
    ム式作業車において、 前記旋回台を、荷台部上に立設固定され,平面視での断
    面が旋回台より小さいポスト上に設置するとともに、 前記荷台部上には、前記ポストの前方側の位置にウイン
    チドラムを配置し、当該ウインチドラムから延びる索条
    体を荷台部上に沿って前記ポストの側方近傍を通過さ
    せ、車両後方に引出せるようにしたことを特徴とするブ
    ーム式作業車。
JP28081196A 1996-10-23 1996-10-23 ブーム式作業車 Expired - Lifetime JP3722571B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036383A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Tadano Ltd 作業車の収納装置
JP2009023772A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Tadano Ltd 作業車

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JP2006036383A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Tadano Ltd 作業車の収納装置
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