JPH10119459A - 折り癖付け用プレスローラ装置 - Google Patents

折り癖付け用プレスローラ装置

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JPH10119459A
JPH10119459A JP31116196A JP31116196A JPH10119459A JP H10119459 A JPH10119459 A JP H10119459A JP 31116196 A JP31116196 A JP 31116196A JP 31116196 A JP31116196 A JP 31116196A JP H10119459 A JPH10119459 A JP H10119459A
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booklet
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press roller
rollers
roller device
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JP31116196A
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Norio Ouse
矩男 応請
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Horizon International Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッチ針金による冊子の用紙切れを防ぎ、
かつ部厚い中綴じされた冊子の皺の発生を防止すること
を可能にした折り癖付け用プレスローラ装置を提供する
こと。 【解決手段】 針金4a、4bにより中綴じされた冊子
4をウレタン製搬送ベルト31a、31bで前記針金4
a、4b部を挟んで一対のプレスローラ32a、32b
間に搬送し、一対のプレスローラ32a、32bの挟圧
によって前記冊子4の折り癖を付ける折り癖付け用プレ
スローラ装置であって、前記冊子4をウレタン製搬送ベ
ルト31a、31bで針金4a、4b部を挟んだ状態の
まま前記一対のプレスローラ32a、32b間を通過さ
せ、冊子4の針金4a、4b部で生じる用紙切れをウレ
タン製搬送ベルト31a、31bの弾性で防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中綴じ折りされた
冊子の折り癖を付けるプレスローラ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は製本システムの一例の概略構成図
である。簡単に説明すると、この図において、1は丁合
機、2は製本機、3はプレスローラ装置で、これらはそ
れぞれに独立して形成され、図に示すように互いに連結
して一つの製本システムが構成されている。この製本シ
ステムでは、丁合機1の各ビン11のそれぞれにページ
毎の用紙が積載され、各ビン11のそれぞれから1枚づ
つ供給されて1冊分の用紙束4に丁合され、丁合された
1冊分の用紙束4は製本機2に送られる。
【0003】製本機2に送られた1冊分の用紙束4は、
ストッパー機構22で位置決めされ、用紙束4の中央部
をステッチャー21で綴じられ、折り曲げ部23に送ら
れ、この部で折り曲げナイフ24の押し出しより用紙束
4の綴じ位置部で2つ折りにして冊子に形成して排出さ
れる。
【0004】製本機2から排出された冊子は、通常(冊
子の厚みが薄い場合)、その周辺部を揃える小口切り揃
え等の後処理を行う断裁機があるが、図示例の場合は、
更に折りぐせを付けるためにプレスローラ装置3が連結
されていて、製本機2から排出された冊子はプレスロー
ラ装置3に送られる。このプレスローラ装置3に送られ
た冊子は、搬送ベルト31によって上下に配置された一
対のローラ32a、32b間に挿通され、ローラ32
a、32bの挟圧によって折り癖が付けられて送り出さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレスロー
ラ装置3の一対のローラ32a、32bはその間を通過
する冊子の全面にほぼ均等に挟圧(ニップ圧)が掛けら
れるようにされている。そのためステッチされた針金の
部分がローラ32a、32bで挟圧された際に冊子の用
紙を押し切ってしまい、中綴じされた表側の数枚が離れ
てしまう場合がある。この用紙の押し切りを避けるため
にローラ32a、32bの挟圧を弱めれば良いが、ロー
ラ32a、32bの挟圧を弱めると折り癖が付けられな
いという問題がある。また、部厚い冊子の場合には中綴
じされた用紙に皺が発生するという問題もある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、ステッチ針金による冊子の用紙切れを防ぎ、か
つ部厚い中綴じされた冊子の皺の発生を防止することを
可能にした折り癖付け用プレスローラ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、針金に
より中綴じされた冊子を挿通する互いに対向して配置さ
れた一対のローラと、互いに対向して配置され前記冊子
の針金部を挟んで搬送する少なくとも一対からなるウレ
タン製ベルトとを備え、前記ベルトのそれぞれは前記一
対のローラのそれぞれに面一に掛け渡されてなることを
特徴とする折り癖付け用プレスローラ装置とすることに
より達成される。
【0008】本発明の特徴によれば、針金により中綴じ
された冊子は、針金部が弾力性のあるベルトによって挟
まれた状態で一対のローラ間を通過するので、針金部に
かかる一対のローラによる挟圧力が弱められ、冊子の用
紙の切断が防止され、また、冊子はベルトの摩擦力によ
ってずれにくく、部厚い冊子であっても皺の発生が防止
される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照して説明する。図1は本発明に係る実施の
形態のローラ部の構成を示す斜視図、図2は図1に示す
ローラの構成を示す平面図、図3は本発明に係る実施の
形態の折り癖付け用プレスローラ装置の側面図、図4は
図3のプレスローラ装置の正面図である。なお、全図を
通じて同一の部分および対応する部分には同一の符号が
付してある。
【0010】図3および図4において、4は中綴じ折さ
れた冊子、31a及び31bは上下に対向して配置され
た一対のウレタン製搬送ベルト、32a及び32bは上
下に対向して配置された一対のプレスローラ(図1、図
2、図4参照)、33は軸受、34はスライダー、35
は機枠、36はバネ、37は操作レバー、38はモータ
ー、39及び41はプーリ、40は駆動ベルト、42及
び43はギヤ、44は操作レバー37の操作機構、50
a及び50bは凹溝、51〜53はプーリである。
【0011】上下一対のプレスローラ32a及び32b
には、図2に示すように、対向する位置で周方向に凹溝
50a、50bが、図示例では軸心方向に所定の間隔を
隔てて2本、それぞれに形成されている。この凹溝50
a、50bの深さは搬送ベルト31a及び31bの厚み
の深さとされ、搬送ベルト31a及び31bが掛けられ
たとき、ローラ表面が面一となるようにされている。
【0012】また、2本の凹溝50aの間隔、及び2本
の凹溝50bの間隔は、図1に示すように、冊子4のス
テッチされた2個所の針金4a、4bの間隔と等しくさ
れ、また、凹溝50a、50bの幅は搬送ベルト31a
及び31bの幅とほぼ等しく、針金4a、4bの幅より
も多少広く設定されている。これにより冊子4のステッ
チされた針金4a、4bの個所が一対の搬送ベルト31
a、31bで挟まれ、その状態のまま一対のプレスロー
ラ32a、32bの間を通過し、ステッチされた針金4
a、4bの個所がウレタン製搬送ベルト31a、31b
の弾性によって一対のプレスローラ32a、32bの挟
圧力が弱められる。
【0013】上下一対のプレスローラ32a及び32b
は、下側プレスローラ32aが機枠35(全体は図示し
ていない)に固定支持された軸受33に回転自在に支持
されており、上側プレスローラ32bが軸受33に上下
方向摺動自在に嵌合されたスライダー34に回転自在に
支持されている。スライダー34は一端が機枠35に取
付けられたバネ36の他端に連結されている。バネ36
は、一対のプレスローラ31a、31b間に冊子4を挾
んだときにはプレスローラ32bをプレスローラ32a
に向って付勢する戻しバネである。
【0014】一対のプレスローラ32a、32bの間隔
は、操作機構44を回動操作し、偏心軸に枢着された操
作レバー37を回動することによって上側プレスローラ
32bを押し上げ、あるいは下げて調整される。下側プ
レスローラ32aの一端にはプーリ41が取り付けら
れ、他端にギヤ42が取り付けられている。このギヤ4
2は上側プレスローラ32bの一端に取り付けられたギ
ヤ43と噛合している。
【0015】下側プレスローラ32aの一端のプーリ4
1には、モータ38の回転軸に取り付けられたプーリ3
9に掛けられた駆動ベルト40が掛けられ、モータ38
の回転によって駆動ベルト40の周回移動し、この駆動
ベルト40の周回移動によって下側プレスローラ32a
が回転し、ギヤ42、43を介して上側プレスローラ3
2bも同時に回転する。
【0016】図1に示すように、上側プレスローラ32
bの凹溝50bに上側搬送ベルト31bが掛けられ、上
側搬送ベルト31bは、図3に示すように折り癖付け用
プレスローラ装置の冊子4の搬入口部に設置されたプー
リ52に掛け渡されている。また、同様に下側プレスロ
ーラ32aの凹溝50aに下側搬送ベルト31aが掛け
られ、下側搬送ベルト31aは、折り癖付け用プレスロ
ーラ装置の冊子4の搬入口部に設置されたプーリ51に
掛け渡され、プーリ51によって上側搬送ベルト31b
に接近させている。
【0017】一対のプレスローラ32a及び32bの回
転により、対の搬送ベルト31a、31bのそれぞれは
互いに接近して下側プレスローラ32aとプーリ51
間、上側プレスローラ32bとプーリ52間を周回移動
し、製本機から搬出されてくる冊子4を下側搬送ベルト
31aと上側搬送ベルト31bとの間で受取、両ベルト
で挟んで一対のプレスローラ32a、32b間に搬送さ
れる。
【0018】なお、一対のプレスローラに形成される凹
溝及び搬送ベルトの本数は任意である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
針金により中綴じされた冊子は、針金部が弾力性のある
ベルトによって挟まれた状態で一対のローラ間を通過す
るので、針金部にかかる一対のローラによる挟圧力が弱
められ、冊子の用紙の切断が防止され、また、これによ
って、ローラによる挟圧力を増し、より折り癖を強くす
ることができる。さらに、冊子はベルトの摩擦力によっ
て用紙がずれにくく、部厚い冊子であっても皺の発生が
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のローラ部の構成を示
す斜視図である。
【図2】図1に示すローラの構成を示す平面図である。
【図3】本発明に係る実施の形態の折り癖付け用プレス
ローラ装置の側面図である。
【図4】図3のプレスローラ装置の正面図である。
【図5】製本システムの一例の概略構成図である。
【符号の説明】
4 中綴じ折された冊子 4a、4b ステッチ針金 31a、31b ウレタン製搬送ベルト 32a、32b プレスローラ 33 軸受 34 スライダー 38 モータ 39、41、51〜53 プーリ 40 駆動ベルト 42、43 ギヤ 50a、50b 凹溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針金により中綴じされた冊子を挿通する
    互いに対向して配置された一対のローラと、互いに対向
    して配置され前記冊子の針金部を挟んで搬送する少なく
    とも一対からなるウレタン製ベルトとを備え、前記ベル
    トのそれぞれは前記一対のローラのそれぞれに面一に掛
    け渡されてなることを特徴とする折り癖付け用プレスロ
    ーラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200455798Y1 (ko) 2011-06-07 2011-09-27 이석률 인쇄지 절첩기용 압착장치
CN105502035A (zh) * 2015-12-06 2016-04-20 倪德米 可调节书本输送的压轮机构
JPWO2015046157A1 (ja) * 2013-09-30 2017-03-09 株式会社瑞光 使い捨て着用物品の製造装置及び使い捨て着用物品の製造方法

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