JPH10118076A - 内視鏡下外科手術装置 - Google Patents

内視鏡下外科手術装置

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JPH10118076A
JPH10118076A JP8282549A JP28254996A JPH10118076A JP H10118076 A JPH10118076 A JP H10118076A JP 8282549 A JP8282549 A JP 8282549A JP 28254996 A JP28254996 A JP 28254996A JP H10118076 A JPH10118076 A JP H10118076A
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image
marker
scope
monitor
endoscope
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JP8282549A
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Inventor
Hiroyuki Yamamiya
広之 山宮
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、術者が容易に内視鏡の視野を望む位
置に変換することが可能で、照明状態や、内視鏡と処置
具との位置関係によって内視鏡の視野変換動作が不安定
になるおそれがなく、内視鏡の視野変換動作を確実に行
うことができる内視鏡下外科手術装置を提供することを
最も主要な特徴とする。 【解決手段】投影光の投影方向に指向性をもって反射さ
れる再帰反射マーカ19a,19bを処置具6の先端部
近傍に設け、TVモニタのモニタ画面上の再帰反射マー
カ19a,19bの位置を検出するマーカ位置検出手段
を色相関演算回路に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の体腔内に挿
入された処置具による患部の処置状態を内視鏡によって
観察しながらその処置作業を行う内視鏡下外科手術装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、開腹、開胸等を伴う外科手術に比
べて患者への侵襲が小さい、いわゆる内視鏡下外科手術
が行われるようになってきた。特に、腹腔鏡下外科手術
は広く行なわれつつある。この内視鏡下外科手術におい
ては、内視鏡により得られる観察術野をTVモニタに映
し出し、この画面の術野を見ながら処置具を操作して患
者の体内の患部の摘出等の処置が行なわれる。このとき
処置具を操作している術者は手がふさがっているので、
処置具の操作以外の他の多くの作業をほとんど助手にし
てもらう必要がある。
【0003】例えば、助手は内視鏡を手で保持し、術者
の指示に従って処置を行ないやすい視野が得られるよう
に、その内視鏡の保持位置を変更させ、内視鏡の視野方
向を変換させることが行われる。ここで、術者が処置を
行いやすい視野は術者毎に異なる。例えば、多くの術者
はモニタ画面の中央に処置具の先端部が表示されている
状態が処置具の操作を行いやすい視野となり、一部の術
者にとってはモニタ画面の画面中央以外の他の任意の位
置に処置具の先端部が表示されている状態が処置具の操
作を行いやすい視野となる。
【0004】また、特開平6−30896号公報には内
視鏡等の視野を自動的に変換する技術が示されている。
これは、処置具等に目立つ色のマーカを設け、内視鏡画
像から処置具等のマーカの位置を抽出することによって
モニタ画像上での処置具の位置を求め、これに応じて内
視鏡を電気的に駆動し、内視鏡の視野を自動的に変換す
る機能を設けた装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のように
内視鏡下外科手術の術中、内視鏡を手で保持している助
手が、術者の指示に従って内視鏡の視野方向を変更させ
る場合には、術者が望む方向に内視鏡を的確に動かすた
めには助手にかなりの内視鏡操作の習熟が必要となる問
題がある。さらに、長時間にわたる手術では、助手の負
担が非常に大きくなり、途中で交替する必要がある等の
問題もある。
【0006】また、特開平6−30896号公報のよう
に内視鏡等の視野を自動的に変換する機能を設けた装置
で手術する際でも、単一色のマーカを用いただけでは、
視野の照明条件が悪い場合や、色マーカが設けられてい
る面と内視鏡の光軸とのなす角度が小さい場合等では、
内視鏡画像上に色マーカを鮮明な画像として表示させる
ことができず、その位置を抽出することが困難なものと
なる場合が多い。
【0007】本発明は、上記事情に着目してなされたも
ので、その目的は、術者が容易に内視鏡の視野を望む位
置に変換することが可能で、しかも、照明状態や、内視
鏡と処置具との位置関係によって内視鏡の視野変換動作
が不安定になるおそれがなく、内視鏡の視野変換動作を
確実に行うことができる内視鏡下外科手術装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は体腔内に挿入さ
れる内視鏡および処置具を備え、かつ、前記内視鏡によ
って観察される内視鏡像をモニタ画面に表示する表示装
置と、この表示装置のモニタ画面上の前記内視鏡像を処
理する画像処理装置とを備えた内視鏡下外科手術装置に
おいて、投影光に対して、その光の投影方向に指向性を
もって反射される再帰反射マーカを前記処置具の先端部
近傍に設けるとともに、前記表示装置のモニタ画面に表
示される画面上の前記再帰反射マーカの位置を検出する
マーカ位置検出手段を前記画像処理装置に設けたことを
特徴とする内視鏡下外科手術装置である。
【0009】上記構成により、処置具の再帰反射マーカ
によって投影光に対して、その光の投影方向に指向性を
もって反射させることにより、画像処理装置によって表
示装置のモニタ画面上での再帰反射マーカの位置を検出
し、これにもとづいて内視鏡の視野を変換するようにし
たものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5を参照して説明する。図1は腹腔鏡下外
科手術装置(内視鏡下外科手術装置)により硬性内視鏡
である腹腔鏡を使用して患者の体内組織の腹腔鏡下外科
手術を行う際の手術部位を示すものである。
【0011】ここで、患者の腹壁1の内側の腹腔(体
腔)2には予め気腹針(図示せず)が刺入され、この気
腹針により、炭酸ガスが送り込まれて膨脹(気腹)され
ている。なお、図1中で、参照符号3は腹腔2の内側臓
器等の生体組織の表面にできた患部で、本実施の形態の
腹腔鏡下外科手術装置でこの患部3の摘出等の処置が行
われるようになっている。
【0012】さらに、腹壁1には内径約5mmの第1の
トラカール4及び内径約10mmの第2のトラカール5
がそれぞれ異なる場所から差し込まれている。そして、
第1のトラカール4の孔内には摘出等の処置を行う処置
具6が挿入され、第2のトラカール5の孔内には腹腔鏡
であるスコープ(内視鏡)7が挿入されている。また、
スコープ7は3次元マニピュレータ(内視鏡操作手段)
8を使用したスコープ保持装置9によって固定支持され
ている。なお、この3次元マニピュレータ8には回転制
御される複数の関節からなる保持アーム部8aが設けら
れている。
【0013】図2は処置具6の詳細図であり、本実施の
形態では把持鉗子の例を示すが、別の処置具でもかまわ
ない。この処置具6には細長いシャフト部10と、この
シャフト部10の基端部に配設された手元側の操作部1
1と、シャフト部10の先端部に配設された処置部12
とが設けられている。
【0014】ここで、シャフト部10には筒状のシース
13と、このシース13内に軸心方向に移動自在に挿通
された操作軸14とが設けられている。さらに、操作部
11には固定ハンドル15とこの固定ハンドル15に対
して回動ピン16を介して回動可能に連結された可動ハ
ンドル17とが設けられている。そして、可動ハンドル
17に操作軸14の基端部が連結されている。
【0015】また、処置部12には開閉可能な一対の把
持部材18a,18bが設けられている。これらの把持
部材18a,18bは操作軸14の先端部に図示しない
駆動機構を介して連結されている。そして、操作部11
の可動ハンドル17の回動操作にともない駆動機構を介
して処置部12の把持部材18a,18bが開閉される
ようになっている。
【0016】また、把持部材18a,18bにはそれぞ
れ再帰反射マーカ19a,19bが設けられている。こ
こで、一方の把持部材18aの再帰反射マーカ19aの
概略構成を図3(A),(B)に示す。
【0017】すなわち、図3(A),(B)に示すよう
に一方の把持部材18aの外面には凹陥部20が形成さ
れている。この凹陥部20の内底部には複数の球状のガ
ラスビーズ21が並設された状態で接着されている。さ
らに、凹陥部20の開口面にはガラスビーズ21の表面
を覆うカバーガラス22が装着されている。このカバー
ガラス22は片面が青色透明に着色されている。そし
て、このカバーガラス22は着色面23が凹陥部20の
内側に配置された状態で、凹陥部20の開口縁部に接着
されて再帰反射マーカ19aが形成されている。
【0018】また、他方の把持部材18bにも一方の把
持部材18aの再帰反射マーカ19aと同様の構成の再
帰反射マーカ19bが設けられている。なお、ガラスビ
ーズ21の屈折率は1.9前後のものが望ましい。
【0019】また、処置具6の操作部11には着脱自在
の操作スイッチ23が設けられている。この操作スイッ
チ23には3つの押しボタンスイッチ24a,24b,
24cが設けられている。
【0020】また、スコープ7にはTVカメラ25が連
結されている。このTVカメラ25には図4に示すよう
にTVモニタ(表示装置)26が接続されているととも
に、色相関演算回路(画像処理装置)27が接続されて
いる。さらに、色相関演算回路27には移動方向算出部
(マーカ位置検出手段)28を介してマニピュレータ駆
動回路29が接続されている。このマニピュレータ駆動
回路29には3次元マニピュレータ8が接続されてい
る。また、操作スイッチ23は移動方向算出部28に接
続されている。
【0021】そして、スコープ7により検出された腹腔
2内の映像情報は、TVカメラ25により撮像される。
このTVカメラ25からの出力信号はTVモニタ26に
送られ、このTVモニタ26の画面には腹腔2内の観察
像が表示されるようになっている。同時に、TVカメラ
25からの出力信号である映像情報は、色相関演算回路
27に入力される。この色相関演算回路27では、画面
内の特定色の位置情報を算出し、移動方向算出部28に
出力するようになっている。さらに、移動方向算出部2
8では、操作スイッチ23の各スイッチ24a,24
b,24cがオンになったときにのみ、色相関演算回路
27から送られる特定色の位置情報をもとに3次元マニ
ピュレータ8の移動量を算出するようになっている。こ
れをマニピュレータ駆動回路29に出力する。そして、
マニピュレータ駆動回路29では、移動方向算出部28
から送られた移動量に基づいて3次元マニピュレータ8
を駆動するようになっている。
【0022】次に、本実施の形態の腹腔鏡下外科手術装
置の作用について説明する。まず、術者がスコープ7に
よる観察下で処置具6が腹腔に挿入される。そして、処
置具6によって摘出等の処置を行う時にその処置状態の
映像がスコープ7とTVカメラ25とによって検出さ
れ、TVモニタ26の画面に表示される。
【0023】また、TVモニタ26の画面の映像内に処
置具6の処置部12が入ると、スコープ7からの投影光
が再帰反射マーカ19a,19bに照射される。このと
き、再帰反射マーカ19a,19bに照射された投影光
は図5に示すようにカバーガラス22を透過したのち、
各ガラスビーズ21内に入射される。さらに、各ガラス
ビーズ21内に入射された投影光は各ガラスビーズ21
内で2回全反射される。そして、このガラスビーズ21
の性質によって、スコープ7からの投影光に対して、光
の投影された方向、すなわちスコープ7の方向に指向性
をもって反射される。このとき、青色透明に着色された
カバーガラス22を投影光が透過することによって、再
帰反射マーカ19a,19bは、スコープ7に接続され
たTVカメラ25で撮像される映像上では青く発光して
いるように検出される。そして、この映像はTVモニタ
26に映し出される。
【0024】また、このときにTVカメラ25から出力
される映像情報は、TVモニタ26に送られると同時
に、色相関演算回路27に入力される。そして、この色
相関演算回路27によって処置具6の先端部の再帰反射
マーカ19a,19bが抽出され、TVモニタ26の画
面内での再帰反射マーカ19a,19bの位置が計算さ
れて、移動方向算出部28に出力される。
【0025】この移動方向算出部28では、術者が、処
置具6に取り付けられた操作スイッチ23の第1の押し
ボタンスイッチ24aを作動させたときにのみTVモニ
タ26の画面上での現在の再帰反射マーカ19a,19
bの位置を用いて、どちらの方向に3次元マニピュレー
タ8を動かせば、再帰反射マーカ19a,19bがTV
モニタ26の画面中央に来るかを算出し、その方向のデ
ータがマニピュレータ駆動回路29に出力される。そし
て、マニピュレータ駆動回路29では移動方向算出部2
8が算出した方向に3次元マニピュレータ8を駆動す
る。
【0026】これによって、TVモニタ21上の再帰反
射マーカ19a,19bの位置が画面の中心に近づき、
最終的にはTVモニタ21の画面の中央に来ることにな
る。その結果、術者が第1の押しボタンスイッチ24a
を作動させることによって、再帰反射マーカ19a,1
9b、すなわち処置具6の先端の処置部12をTVモニ
タ21の画面の中央位置まで移動させることができる。
【0027】また、術者が操作スイッチ23の第2の押
しボタンスイッチ24bを作動させると、この情報は移
動方向算出部28に出力される。このとき、移動方向算
出部28は、スコープ7がスコープ7の軸方向で対象物
から離れる方向を算出し、マニピュレータ駆動回路29
はこの方向に3次元マニピュレータ8を移動させる。こ
の様に、術者は第2の押しボタンスイッチ24bを押す
ことによってスコープ7を対象から遠ざけることが可能
になる。また、同様に操作スイッチ23の第3の押しボ
タンスイッチ24cを術者が作動させることによってス
コープ7は対象物に近づく方向に移動する。
【0028】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、処置具6の手元の操作スイッチ
23の3つの押しボタンスイッチ24a,24b,24
cを操作することによって、スコープ7をその軸方向に
移動させたり、或いはスコープ7の視野を術者が望む位
置に移動させるなどのスコープ7の視野調整が可能とな
る。
【0029】また、マーカとして再帰反射マーカ19
a,19bを用いているので、スコープ7からの光量が
少ない場合や、スコープ7の光軸と、再帰反射マーカ1
9a,19bの外面との間のなす角度が小さいときで
も、再帰反射マーカ19a,19bに照射された光をス
コープ7の方向に再帰反射させることができる。そのた
め、再帰反射マーカ19a,19bはTVモニタ26の
画面上で明るく認識されるので、これによって処置具6
の先端の処置部12を確実に抽出することが可能とな
る。その結果、再帰反射マーカ19a,19bに照射さ
れた光の照明状態や、スコープ7と処置具6との位置関
係によってスコープ7の視野変換動作が不安定になるお
それがなく、スコープ7の視野変換動作を確実に行うこ
とができる。
【0030】また、本実施の形態においては、処置具6
の先端の処置部12をTVモニタ26の画面の中央に持
ってくるように設定されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、TVモニタ26の画面の所望の位
置に移動するように設定しても良い。
【0031】また、本実施の形態では再帰反射マーカ1
9a,19bが青色のみの場合を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、各再帰反射マーカ19
a,19bの中に複数の色を設けたり、色の異なる複数
の再帰反射マーカ19a,19bを処置具6の先端の処
置部12に設けても良い。
【0032】さらに、各再帰反射マーカ19a,19b
内のガラスビーズ21の並べ方は均一でなく、粗の部分
や、密の部分を設けてもよいし、ガラスビーズ21を粗
に並べた再帰反射マーカと、密に並べた再帰反射マーカ
とを複数設けても良い。
【0033】また、再帰反射マーカ19a,19bの中
に複数の色を設けたり、色の異なる複数のマーカを設け
たりすることによって、色抽出の対照が増え、より確実
にマーカの抽出が行える。
【0034】また、再帰反射マーカ19a,19bの中
のガラスビーズ21の並べ方に粗密を設けたり、粗密の
異なる複数の再帰反射マーカ19a,19bを設けるこ
とによって、粗の部分と密の部分とで反射する光の強さ
が異なり、色抽出に最適な反射光を用いることによっ
て、確実に再帰反射マーカ19a,19bを抽出するこ
とが可能となる。
【0035】また、図6乃至図11は本発明の第2の実
施の形態を示すものである。図6は本実施の形態におけ
る腹腔鏡下外科手術装置の実施状況を示している。ここ
で、患者の腹壁1に差し込まれた第1のトラカール4の
孔内には第1の実施の形態(図1乃至図5参照)とは異
なる構成の処置具31が挿入され、第2のトラカール5
の孔内には第1の実施の形態と同様に腹腔鏡であるスコ
ープ(内視鏡)32が挿入されている。
【0036】このスコープ32は手術台33に固定され
たスコープ支持具34によってある任意の適宜な位置に
おいて固定的に保持されている。ここで、スコープ支持
具34には手術台33に対して図6中でA方向に移動自
在に取り付けられた基台部35が設けられている。この
基台部35には支柱36が上方向に向けて立設されてい
る。
【0037】さらに、支柱36の上端にはベースアーム
37の基端部が支柱36を中心として矢印B方向に水平
面上で回転自在に取り付けられている。ベースアーム3
7の先端部にはリンク機構保持アーム38の基端部が連
結ピン39を中心に矢印Cに示すように上下方向に揺動
自在に支持されている。
【0038】また、リンク機構保持アーム38には平行
リンク連鎖機構からなるリンク機構40が装着されてい
る。このリンク機構40にはそれぞれ平行に配置された
一対の縦方向リンク41a,41bと、一対の横方向リ
ンク42a,42bとが設けられている。ここで、一対
の縦方向リンク41a,41bの下端部側はリンク機構
保持アーム38にそれぞれ回動可能に連結されている。
さらに、両縦方向リンク41a,41bの上端部側には
一対の横方向リンク42a,42bの一端部側がそれぞ
れ回動可能に連結されている。また、両横方向リンク4
2a,42bの他端部側はスコープ32を挾持して保持
する装着具47に回動可能に連結されている。
【0039】ここで、リンク機構40の移動自在な各連
結部分は変位した位置に例えば締付けねじ48や、摩擦
力によって仮固定されるようになっている。したがっ
て、手でスコープ支持具34に力を加えて回動または変
形させれば、スコープ32の位置を変えることができる
とともに、スコープ32をその移動位置に締付けねじ4
8や、摩擦力によって固定的に位置させることができ
る。
【0040】また、図7は本実施の形態の処置具31を
示すものである。本実施の形態の処置具31は大部分の
構成が第1の実施の形態の処置具6と共通なので、第1
の実施の形態の処置具6と同一部分には同一の符号を付
してその部分の説明は省略し、ここでは異なる部分につ
いて説明する。
【0041】すなわち、本実施の形態の処置具31には
処置部12の一対の把持部材18a,18bにそれぞれ
第1の実施の形態とは異なる構成の再帰反射マーカ51
a,51bが設けられている。ここで、一方の把持部材
18aの再帰反射マーカ51aの概略構成を図8
(A),(B)に示す。この把持部材18aの外面には
半球状の凹部52が形成されている。この凹部52には
半球状の青色ガラス53が埋設されている。なお、他方
の把持部材18bにも一方の把持部材18aの再帰反射
マーカ51aと同様の構成の再帰反射マーカ51bが設
けられている。
【0042】また、処置具6の操作部11には第1の実
施の形態とは異なる構成の着脱自在の操作スイッチ54
が設けられている。この操作スイッチ54には図7中に
矢印Aで示す押し込み方向に移動可能で、かつ矢印B,
Cで示す正逆の二つの回転方向に回動可能な操作ボタン
55が設けられている。
【0043】また、スコープ32の手元側の接眼部には
TVカメラ67が装着されている。このTVカメラ67
には固体撮像素子であるCCDが内蔵されている。そし
て、スコープ32を通じて伝送される体腔内の観察像が
TVカメラ67内のCCDで撮像されるようになってい
る。
【0044】さらに、TVカメラ67は信号コード68
を通じて図9に示す画像プロセッサ69に接続されてい
る。この画像プロセッサ69には画像移動手段70内の
画像メモリ回路71を介してTVモニタ(表示装置)7
2が接続されている。そして、TVカメラ67で得られ
る撮像信号は画像プロセッサ69に伝送され、さらにス
コープ32の視野内の画像データが画像メモリ回路71
によって記憶されるようになっている。
【0045】また、画像移動手段70内には画像メモリ
回路71によって記憶された画像データの一部を切出し
て抽出し、この切出し画像を追従的にTVモニタ72に
映し出す画像切出し位置制御回路73が設けられてい
る。さらに、画像メモリ回路71と画像切出し位置制御
回路73との間にはTVモニタ72に映し出される画像
の移動速度を規制するための画像移動速度規制回路74
が設けられている。
【0046】また、画像プロセッサ69には色相関演算
回路75が接続されている。そしてスコープ32の画像
データは画像プロセッサ69を経て色相関演算回路75
にも伝送されるようになっている。さらに、色相関演算
回路75は画像切り出し位置制御回路73に接続されて
いる。また、操作スイッチ54も画像切り出し位置制御
回路73に接続されている。
【0047】また、色相関演算回路75では伝送された
画像データから、再帰反射マーカ51a,51bを抽出
してTVモニタ72の画面上での位置を求め、これを画
像切り出し位置制御回路73に伝送する。この画像切り
出し位置制御回路73は、TVモニタ72の画面上の再
帰反射マーカ51a,51bの位置を検出して、画像メ
モリー71から各種の画像抽出を行う。この時行う画像
抽出の種類は操作スイッチ54の操作ボタン55の操作
方向によって変化する。
【0048】例えば、操作スイッチ54の操作ボタン5
5が図7中で矢印Aで示す押し込み方向に操作された場
合には、画像メモリー回路71から再帰反射マーカ51
a,51bを中心とした周辺の画像を抽出し、TVモニ
タ72に拡大して映し出す等の処理を行うようになって
いる。
【0049】また、操作スイッチ54の操作ボタン55
が図7中で矢印Bで示す正回転方向に回動された場合に
は現在映し出している画像の視野範囲よりも広い視野範
囲を抽出して、TVモニタ72に映し出す等の処理を行
うようになっている。さらに、操作スイッチ54の操作
ボタン55が図7中で矢印Cで示す逆回転方向に回動さ
れた場合には、逆に現在よりも狭い視野範囲を抽出して
TVモニタ72に映し出す等の処理を行うようになって
いる。
【0050】次に、本実施の形態の腹腔鏡下外科手術装
置の作用について説明する。まず、スコープ32による
観察下の外科手術中はスコープ32でとらえられた観察
像はTVカメラ67内のCCDにより撮像される。そし
て、処置具31によって摘出等の処置を行う時にその処
置状態の映像がスコープ3とTVカメラ67とによって
検出され、TVモニタ72の画面に表示される。
【0051】また、TVモニタ72の画面の映像内に処
置具31の処置部12が入ると、スコープ32からの投
影光が再帰反射マーカ51a,51bに照射される。こ
のとき、再帰反射マーカ51a,51bに照射された投
影光は図10に示すように半球状の青色ガラス53内に
入射される。さらに、青色ガラス53内に入射された投
影光は青色ガラス53内で2回全反射される。そして、
この青色ガラス53の性質によって、スコープ32から
の投影光に対して、光の投影された方向、すなわちスコ
ープ32の方向に指向性をもって反射される。このと
き、再帰反射マーカ51a,51bは、材質が青色のガ
ラスであるため、青く発光しているように撮像される。
【0052】この撮像信号は画像プロセッサ69により
ビデオ信号に変換された後、画像メモリ回路71に入力
される。そして、スコープ32の視野内の画像データは
画像メモリ回路71によって記憶される。ここで、画像
切り出し位置制御回路73は、図11(A)に示すよう
に、画像データG1の一部を抽出してTVモニタ72に
映し出す。
【0053】さらに、画像プロセッサ69からのビデオ
信号は色相関演算回路75にも伝送される。この色相関
演算回路75によって特定の色を抽出することによっ
て、再帰反射マーカ51a,51bのみを抽出し、その
位置を画像切り出し位置制御回路73に伝送される。
【0054】この画像切り出し位置制御回路73は、T
Vモニタ72の画面上の再帰反射マーカ51a,51b
の位置を検出して、画像メモリー71から各種の画像抽
出を行う。この時行う画像抽出の種類は操作スイッチ5
4の操作ボタン55の操作方向によって変化する。
【0055】ここで、操作スイッチ54の操作ボタン5
5が図7中で矢印Aで示す押し込み方向に操作された場
合には、画像メモリー回路71から再帰反射マーカ51
a,51bを中心とした周辺の画像を抽出し、TVモニ
タ72に拡大して映し出す処理が行われる。言い換える
と図11(B)に示すようにTVモニタ72の画像が処
置具31の先端位置を基準として追尾する動作が行われ
る。
【0056】また、操作スイッチ54の操作ボタン55
が図7中で矢印Bで示す正回転方向に回動された場合に
は現在映し出されている画像の視野範囲よりも広い視野
範囲を抽出して、TVモニタ72に映し出すように画像
メモリ回路71が制御される。
【0057】さらに、操作スイッチ54の操作ボタン5
5が図7中で矢印Cで示す逆回転方向に回動された場合
には、逆に現在映し出されている画像の視野範囲よりも
狭い視野範囲を抽出して、TVモニタ72に映し出すよ
うに画像メモリ回路71が制御される。
【0058】したがって、上述したように操作スイッチ
54の操作ボタン55を3つの方向に作動させることに
よって、TVモニタ72に映し出されるスコープ32の
画像の視野範囲を移動したり、拡大、縮小したりする制
御を行うことができる。
【0059】なお、画像移動速度規制回路74は画像切
り出し位置制御回路73からの単位時間当たりの位置制
御情報が設定値を超えた場合、制御指令を設定値ごとに
分けて出力する。よって、急激な処置具31の移動が起
こった場合も、瞬時にTVモニタ72の画面が切換わる
ことがなく、TVモニタ72の画面に映し出される画像
を滑らかに、かつ連続的に移動させることができる。こ
のため、急激な処置具31の移動が起こった場合等の状
況を明確に把握できる。
【0060】そこで、本実施の形態では処置具31の手
元の操作スイッチ54の操作ボタン55を3つの操作方
向に選択的に操作することによって、スコープ32の視
野をTVモニタ72に拡大して映し出したり、或いはス
コープ32の視野を術者が望む位置に移動させるなどの
スコープ32の視野調整が可能となる。
【0061】また、マーカとして再帰反射マーカ51
a,51bを用いているので、スコープ32からの光量
が少ない場合や、スコープ32の光軸と、再帰反射マー
カ51a,51bの外面との間のなす角度が小さいとき
でも、再帰反射マーカ51a,51bに照射された光を
スコープ32の方向に再帰反射させることができる。そ
のため、再帰反射マーカ51a,51bはTVモニタ7
2の画面上で明るく認識されるので、これによって処置
具31の先端の処置部12を確実に抽出することが可能
となる。その結果、本実施の形態でも第1の実施の形態
と同様、再帰反射マーカ51a,51bに照射された光
の照明状態や、スコープ32と処置具31との位置関係
によってスコープ32の視野変換動作が不安定になるお
それがなく、スコープ32の視野変換動作を確実に行う
ことができる。
【0062】さらに、本実施の形態では特に、処置具3
1の先端の処置部12の再帰反射マーカ51a,51b
の構造が簡単であるので、第1の実施の形態に比べて処
置具31の先端の処置部12を一層小型化することがで
きる。
【0063】また、本実施の形態では第1の実施の形態
と異なり、スコープ32を動かさずにTVモニタ72に
映し出される画面の視野範囲を拡大位置と、縮小位置と
に切り換えることができるので、腹腔鏡下外科手術中の
安全性を一層高めることができる。
【0064】また、TVモニタ72に映し出される画面
の視野範囲の切り換えに3次元マニピュレータ8(図1
参照)などの機械的な機構部を用いる必要がないので、
コンパクトな構成の腹腔鏡下外科手術装置が得られ、安
価でより使い勝手のよい腹腔鏡下外科手術装置を提供で
きる。
【0065】また、図12乃至図19は本発明の第3の
実施の形態を示すものである。図12(A)は本実施の
形態の内視鏡下外科手術装置全体の概略構成を示すもの
である。この内視鏡下外科手術装置には患者の体腔内を
観察する例えば腹腔鏡等の直視型の硬性のスコープ(内
視鏡)81が設けられている。
【0066】このスコープ81には患者の体腔内に挿入
される挿入部82と、この挿入部82の基端部に配設さ
れた接眼部83とが設けられている。さらに、このスコ
ープ81には図13に示すように挿入部82の先端面に
対物レンズ84、接眼部83に接眼レンズ85がそれぞ
れ配設されているとともに、挿入部82を形成する円筒
状の筒体86内には複数のリレーレンズ87がそれぞれ
適宜の間隔を存して対物レンズ84と接眼レンズ85と
の間に並設されている。なお、スコープ81の光学系に
は図示しない歪み除去レンズが設けられている。
【0067】また、スコープ81の挿入部82は予め例
えば患者の腹壁部88等に穿刺されたトラカール89内
に挿通され、体腔内に挿入されている。ここで、スコー
プ81の挿入部82の接眼部83側は多関節構造、本実
施の形態では3関節構造のスコープ保持具90によって
移動可能に保持されている。なお、このスコープ保持具
90には定位置に固定される基台部90aと、この基台
部90aに基端部が第1の関節部90bを介して回動可
能に連結された第1のアーム90cと、この第1のアー
ム90cの先端部に基端部が第2の関節部90dを介し
て回動可能に連結された第2のアーム90eと、この第
2のアーム90eの先端部に基端部が第3の関節部90
fを介して回動可能に連結されたスコープホルダ90g
とが設けられている。
【0068】また、患者の腹壁部88等にはスコープ8
1の挿入部82とは異なる場所から図示しないトラカー
ル内を通して鉗子等の処置具91が体腔内に差し込まれ
ている。本実施の形態の処置具は大部分の構成が第1の
実施の形態(図1乃至図5参照)の処置具6と共通なの
で、第1の実施の形態の処置具6と同一部分には同一の
符号を付してその部分の説明は省略し、ここでは異なる
部分について説明する。
【0069】すなわち、本実施の形態の処置具91には
処置部12の一対の把持部材18a,18bにそれぞれ
第1,第2の実施の形態とは異なる構成の再帰反射マー
カ92a,92bが設けられている。ここで、一方の把
持部材18aの再帰反射マーカ92aの概略構成を図1
5(A)〜(C)に示す。この把持部材18aの外面に
は三角錐形状の凹部93が形成されている。この凹部9
3には青色透明の樹脂で作られた三角錐94が埋設され
ている。この三角錐94の3面(100,101,10
2)は互いに垂直をなすように製作されている。そし
て、この三角錐94の互いに垂直な3面の部分が把持部
材18aの凹部93内に埋められ、残りの面が表面に露
出される状態で固定されている。なお、他方の把持部材
18bにも一方の把持部材18aの再帰反射マーカ92
aと同様の構成の再帰反射マーカ92bが設けられてい
る。
【0070】また、スコープ81の接眼部83にはこの
スコープ81の観察像の一部又は全部を撮像するTVカ
メラ109が取付けられている。このTVカメラ109
のケーシング110内には第1の部品収納室111と第
2の部品収納室112とが設けられている。ここで、第
1の部品収納室111内にはレンズ、プリズム、ミラ
ー、図示しないモータで駆動されるズームレンズ等から
なる光学素子113や、固体撮像素子であるCCD11
4等の撮像光学系の各光学部品が設けられている。そし
て、スコープ81の接眼部83で得られるスコープ81
の観察像の一部又は全部が光学素子113を経てCCD
114に撮像されるようになっている。
【0071】さらに、第2の部品収納室112内にはC
CD114をその光軸方向に対して直交する平面内に沿
って直交する2方向、例えば上下方向および左右方向に
駆動するCCD移動機構115が設けられている。この
CCD移動機構115には図16(A)に示すように同
図中で左右方向に移動する第1のプレート116aと、
同図中で上下方向に移動する第2のプレート116bと
が設けられている。ここで、第1のプレート116aは
この第1のプレート116aの上下に配設された4つの
ローラ117aによって左右方向に移動可能に支持され
ている。同様に、第2のプレート116bはこの第2の
プレート116bの左右に配設された4つのローラ11
7bによって上下方向に移動可能に支持されている。
【0072】また、第1のプレート116aの板面には
上下方向に伸びるガイド用の2つのスリット118aが
設けられている。同様に、第2のプレート116bの板
面には左右方向に伸びるガイド用の2つのスリット11
8bが設けられている。
【0073】さらに、第1のプレート116aの一側部
には第1の係合ピン119aが突設されている。この係
合ピン119aは第1のステッピングモータ120aに
より回転する送りネジ121aのミゾにはめ込まれてい
る。そして、第1のステッピングモータ120aの駆動
時には第1のステッピングモータ120aの回転運動が
送りネジ121aのミゾと係合ピン119aとの係合部
によって直動運動に変換され、第1のプレート116a
が左右方向に移動されるようになっている。
【0074】同様に、第2のプレート116bの一側部
には第2の係合ピン119bが突設されている。この係
合ピン119bは第2のステッピングモータ120bに
より回転する送りネジ121bのミゾにはめ込まれてい
る。そして、第2のステッピングモータ120bの駆動
時には第2のステッピングモータ120bの回転運動が
送りネジ121bのミゾと係合ピン119bとの係合部
によって直動運動に変換され、第2のプレート116b
が上下方向に移動されるようになっている。
【0075】また、ケーシング110の第1の部品収納
室111と第2の部品収納室112との間の仕切り壁1
22の中央部位にはCCD114の台座123よりも大
径な開口部124が形成されている。
【0076】さらに、CCD114の台座123はCC
D移動機構115のスライダ125に固定されている。
このスライダ125はポリアセタールや、超高分子量ポ
リエチレン等の摺動性の良い材料でできている。
【0077】また、スライダ125の下面には4本の操
作ピン126が突設されている。これらの操作ピン12
6はCCD移動機構115の第1のプレート116aの
2つのスリット118aと第2のプレート116bの第
2のスリット118bとの間の交点に挿入されている。
ここで、スライダ125は第1のプレート116aの上
に板バネ127を介して重ねられた状態で配設されてい
る。そして、スライダ125は板バネ127のバネ力に
よりTVカメラ109内の仕切り壁122に移動可能に
押し当てられた状態で圧接されている。
【0078】したがって、CCD114が装着されたス
ライダ125は第1のステッピングモータ120aの動
作により図16(A)中の左右方向に移動操作され、第
2のステッピングモータ120bの動作により同図中の
上下方向に移動操作されるようになっている。そして、
第1のステッピングモータ120aおよび第2のステッ
ピングモータ120bによってTVカメラ109の撮像
中の光学部品、本実施の形態ではCCD114を移動さ
せ、TVカメラ109の撮像範囲を変更させるアクチュ
エータ128が形成されている。なお、このアクチュエ
ータ128としてはステッピングモータの他、DCサー
ボモータ、ボイスコイル、圧電振動子を使用したアクチ
ュエータ、超音波モータ、形状記憶合金等が使用でき
る。
【0079】また、CCD114には図16(B)に示
すようにフレキシブルプリント板129の一端が接続さ
れている。このフレキシブルプリント板129の他端は
TVカメラ109内の適宜の固定部に固定されたCCD
制御回路130に接続されている。なお、フレキシブル
プリント板129の中間部には略V字状に折り返された
折り返し部131が形成されており、CCD114の移
動に対応できるようになっている。
【0080】また、TVカメラ109には鉗子追尾装置
132が接続されている。この鉗子追尾装置132に
は、例えばTVモニタ、HMD(HEAD MOUTE
D DISPLAY:頭部装着型ディスプレー)等の表
示モニタ133がそれぞれ接続されている。
【0081】さらに、鉗子追尾装置132には図17に
示すように映像信号回路134、画像演算処理装置13
5、アクチュエータ制御回路136が設けられている。
ここで、映像信号回路134にはCCD114および表
示モニタ133がそれぞれ接続されている。そして、C
CD114の映像信号は映像信号回路134に送られる
ようになっている。この映像信号回路134はCCD1
14で得られた信号をNTSCや、RGB等の映像信号
に変換するものである。また、映像信号回路134から
の出力信号は表示モニタ133に入力されるとともに、
画像演算処理回路135に入力されるようになってい
る。
【0082】また、画像演算処理回路135にはアクチ
ュエータ制御回路136および検出可能表示灯137が
それぞれ接続されている。さらに、アクチュエータ制御
回路136にはCCD114のアクチュエータ128お
よび操作スイッチ23がそれぞれ接続されている。
【0083】そして、画像演算処理回路135は、映像
信号回路134からの出力信号にもとづいて画像演算処
理を行い、鉗子91の先端の処置部12の再帰反射マー
カ92a,92bの位置を求め、さらに、CCD114
の位置、移動量を求め、アクチュエータ128の位置、
移動量に関する指令をアクチュエータ制御回路136に
送るもので、この画像演算処理回路135によって鉗子
91の再帰反射マーカ92a,92bの位置を検出する
位置検出手段が形成されている。また、操作スイッチ2
3はアクチュエータ制御回路136に接続されている。
【0084】また、アクチュエータ制御回路136で
は、画像演算処理回路135により検出された再帰反射
マーカ92a,92bの位置情報に基づいてアクチュエ
ータ128を制御してTVカメラ109の撮像範囲を変
更する制御手段が形成されている。
【0085】ここで、アクチュエータ128が本実施の
形態のようにステッピングモータの場合はオープンルー
プ制御を行い、DCモータの場合にはエンコーダからの
帰還信号を使用したクローズドループ制御を行うように
なっている。
【0086】また、図18に示すように表示モニタ13
3の上部には再帰反射マーカ92a,92bの検出状態
を表示する検出状態表示灯137が設けられている。こ
の検出状態表示灯137は例えば画像演算処理回路13
5による再帰反射マーカ92a,92bの検出時には点
灯され、非検出時には消灯状態で保持されるようになっ
ている。
【0087】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、本実施の形態の内視鏡下外科手術装置の使用時に
は図12(A)に示すように予め例えば患者の腹壁部8
8等の穿刺されたトラカール89内にスコープ81の挿
入部82が挿通され、体腔内に挿入される。さらに、患
者の腹壁部88等にはスコープ81の挿入場所とは別の
挿入場所から鉗子91が体腔内に挿入される。このと
き、鉗子91の先端の処置部12がスコープ81の接眼
部83による視野範囲R1 内に挿入される状態にセット
される。
【0088】また、スコープ81の接眼部83にはTV
カメラ109が取付けられている。そして、このスコー
プ81の観察像の一部がTVカメラ109によって撮像
され、表示モニタ133に表示される。ここで、TVカ
メラ109の光学素子113を経てCCD114に撮像
される観察像の視野範囲R2 はスコープ81の接眼部8
3による視野範囲R1 より小さくなっており、図12
(B)に示すようにスコープ81の接眼部83による視
野範囲R1 の一部の観察像(視野範囲R2 )がCCD1
14によって撮像される。
【0089】また、表示モニタ133の画面の映像内に
処置具91の処置部12が入ると、スコープ81からの
投影光が再帰反射マーカ92a,92bに照射される。
このとき、再帰反射マーカ92a,92bに照射された
投影光は図19(A)に示すように三角錐94内に入射
される。この三角錐94は3つの互いに垂直な平面によ
って構成されているため、スコープ81からの投影光に
対して、光の投影された方向、すなわちスコープ81の
方向に指向性をもって反射される。
【0090】この三角錐94の作用を図19(A)〜
(C)を用いて説明する。まず、図19(A)に示すよ
うに再帰反射マーカ92a,92bに投影光Aが入射し
たときの投影光Aを三角錐94の1つの平面100に平
行な光成分A1と他の1つの平面101に平行な光成分
A2に分けて考える。ここで、平面100に平行な光成
分A1は、平面100に垂直な方向から見ると、図19
(B)に示すように三角錐94内で2回全反射され、入
射した方向に出射されることが分かる。
【0091】また、同様に平面101に平行な光成分A
2は、平面101に垂直な方向から見ると、図19
(C)に示すように三角錐94内で2回全反射され、入
射した方向に出射されることが分かる。よってこのマー
カは再帰反射することが分かる。ここで、再帰反射マー
カ92a,92bは青色の透明樹脂でできているため、
スコープ81で見る映像では、青く光って見える。
【0092】また、CCD114からの映像信号は、映
像信号回路134を介して画像演算処理回路135に送
られる。ここでは、処置具91の先端の処置部12の再
帰反射マーカ92a,92bを検出する位置検出手段と
して、画像演算処理回路135には色相関演算回路を設
けている。そして、この画像演算処理回路135による
画像演算は次の通り行われる。
【0093】まず、TVカメラ109で撮像された手術
部位の観察画像の取り込みが行われ、画像演算処理回路
135に入力される。このときに再帰反射マーカ92
a,92bが画像内に入っていると、画像演算処理回路
135で再帰反射マーカ92a,92bが検出される。
この場合にはその再帰反射マーカ92a,92bの画面
上での位置が算出される。
【0094】続いて、表示モニタ133の画面上の再帰
反射マーカ92a,92bの位置から、表示モニタ13
3の画面中心位置に移動させるためのCCD114の移
動量を計算し、アクチュエータ制御回路136に伝送す
る。
【0095】ここで、操作スイッチ23の第1の押しボ
タンスイッチ24aが作動すると、アクチュエータ制御
回路136は、画像演算処理回路135から送られたC
CD114の移動量にしたがって制御信号をアクチュエ
ータ128に出力する。
【0096】そして、このアクチュエータ制御回路13
6からの制御信号によってアクチュエータ128の第1
のステッピングモータ120aおよび第2のステッピン
グモータ120bがそれぞれ駆動され、CCD移動機構
115のスライダ125上のCCD114の位置がその
光軸方向と直交する方向に移動される。したがって、操
作スイッチ23の第1の押しボタンスイッチ24aの作
動中は、図12(B)に示すようにTVカメラ109に
よって撮像される処置具91の先端の処置部12を追尾
する状態でTVカメラ109の撮像範囲を変更する処置
具91の先端の処置部12の追尾動作が行われる。
【0097】この処置具91の先端の処置部12の追尾
動作中は、鉗子追尾装置132により検出された処置具
91の先端の処置部12の位置が表示モニタ133の概
ね中央に表示されるように制御される。
【0098】また、処置具91の先端の処置部12が表
示モニタ133の概ね中央に表示されていない場合には
処置具91の操作スイッチ23の第1の押しボタンスイ
ッチ24aを作動させることにより、処置具91の先端
の処置部12が予め指定された速度で表示モニタ133
の中央に移動するように、CCD移動機構115の移動
制御が行われる。
【0099】また、撮像中に操作スイッチ23の第2の
押しボタンスイッチ24bを作動させることによって、
アクチュエータ制御回路128は、ズームを駆動するモ
ータ(図示しない)にズームアップの指令を送り、これ
によってアクチュエータ128は一定速度で像を拡大す
る方向にズームレンズ等からなる光学素子113を移動
させる。この動作によって画像のズームアップが行われ
る。
【0100】また、撮像中に操作スイッチ23の第3の
押しボタンスイッチ24cを作動させることによって、
上記ズームアップ動作と逆に一定速度で像を縮小する方
向にズームレンズ等からなる光学素子113を移動させ
るズームダウン処理が行われ、画像のズームダウンが行
われる。
【0101】また、画像演算処理回路135で再帰反射
マーカ92a,92bが検出されたときには、検出可能
表示灯137が点灯し、再帰反射マーカ92a,92b
が検出されないときには、検出可能表示灯137は消灯
する。これにより、術者は画像演算処理回路135によ
る再帰反射マーカ92a,92bの検出状態を容易に知
ることができる。
【0102】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、処置具91の手元の操作スイッ
チ23の3つの押しボタンスイッチ24a,24b,2
4cを操作することによって、スコープ81をその軸方
向に移動させたり、或いはスコープ81の視野を術者が
望む位置に移動させるなどのスコープ81の視野調整が
可能となる。
【0103】また、処置具91の先端の処置部12に配
設されたマーカとして再帰反射マーカ92a,92bを
用いているので、スコープ81からの光量が少ない場合
や、スコープ81の光軸と、再帰反射マーカ92a,9
2bの外面との間のなす角度が小さいときでも、再帰反
射マーカ92a,92bに照射された光をスコープ81
の方向に再帰反射させることができる。そのため、再帰
反射マーカ92a,92bは表示モニタ133の画面上
で明るく認識されるので、これによって処置具91の先
端の処置部12を確実に抽出することが可能となる。そ
の結果、本実施の形態でも第1の実施の形態と同様、再
帰反射マーカ92a,92bに照射された光の照明状態
や、スコープ81と処置具91との位置関係によってス
コープ81の視野変換動作が不安定になるおそれがな
く、スコープ81の視野変換動作を確実に行うことがで
きる。
【0104】さらに、本実施の形態では特に、処置具9
1の先端の処置部12に配設された再帰反射マーカ92
a,92bは把持部材18aの凹部93に青色透明の樹
脂で作られた三角錐94が埋設される構成になってい
る。そのため、第1の実施の形態に比べて再帰反射マー
カ92a,92bの構造が簡単になるので、処置具91
の先端の処置部12を一層小型にすることができる。
【0105】また、検出可能表示灯137を表示モニタ
133の近傍に設けたので、術者は容易に再帰反射マー
カ92a,92bの検出状態を知ることができる。さら
に、表示モニタ133に表示されるTVカメラ109の
表示画面にはCCD114の画素が全て使用されるの
で、表示モニタ133に表示される表示画面は第2の実
施の形態と比べて良好な画質が得られる。
【0106】また、本実施の形態では、再帰反射マーカ
92a,92bが検出されたときに検出可能表示灯13
7が点灯する構成にしたものが記載されているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、再帰反射マーカ9
2a,92bが検出できないときに検出可能表示灯13
7が消灯する構成にしてもよい。
【0107】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 体腔内に挿入する内視鏡と、この内視鏡
の観察像をモニタ画面に表示する表示装置と、体腔内に
挿入する処置具と、前記内視鏡画像を処理する画像処理
装置とを備えた内視鏡下外科手術装置において、前記処
置具の先端部近傍に設けた再帰反射マーカと、前記画像
処理装置に前記再帰反射マーカの画面上位置を検出する
マーカ位置検出手段とを設けたことを特徴とする内視鏡
下外科手術装置。
【0108】(付記項2) 体腔内を観察する内視鏡
と、この内視鏡による観察像をモニタ画面に表示する表
示装置と、前記体腔内に挿入される処置具と、前記内視
鏡の画像を処理する画像処理装置と、を有する内視鏡下
外科手術装置において、前記処置具の先端部付近に再帰
反射マーカを設け、前記画像処理装置に前記再帰反射マ
ーカの画面上での位置を検出する手段を設けたことを特
徴とする内視鏡下外科手術装置。
【0109】(付記項3) 前記再帰反射マーカは、球
状ガラスによって構成されることを特徴とする付記項2
記載の内視鏡下外科手術装置。 (付記項4) 前記再帰反射マーカは、半球状ガラスに
よって構成されることを特徴とする付記項2記載の内視
鏡下外科手術装置。
【0110】(付記項5) 前記再帰反射マーカは、互
いに垂直な3平面によって構成されることを特徴とする
付記項2記載の内視鏡下外科手術装置。 (付記項6) 前記再帰反射マーカは、特定の色で反射
することを特徴とする付記項2記載の内視鏡下外科手術
装置。
【0111】(付記項7) 前記再帰反射マーカは、部
分ごとで反射する色が異なっていることを特徴とする付
記項2の内視鏡下外科手術装置。 (付記項8) 前記再帰反射マーカは、部分ごとで反射
率が異なっていることを特徴とする付記項2の内視鏡下
外科手術装置。
【0112】(付記項9) 前記処置具の先端部付近に
複数の異なる色で反射する再帰反射マーカを設けたこと
を特徴とする付記項2の内視鏡下外科手術装置。 (付記項10) 前記処置具の先端部付近に複数の異な
る反射率で反射する再帰反射マーカを設けたことを特徴
とする付記項2の内視鏡下外科手術装置。
【0113】(付記項11) 体腔内を観察する内視鏡
と、この内視鏡による観察像をモニタ画面に表示する表
示装置と、前記体腔内に挿入される処置具と、前記内視
鏡の画像を処理する画像処理装置と、を有する内視鏡下
外科手術装置において、前記処置具の先端部付近に色マ
ーカを設け、前記表示装置の近傍に、前記画像処理装置
の前記色マーカの検出状態を表示する検出標示手段を設
けたことを特徴とする内視鏡下外科手術装置。
【0114】(付記項12) 前記検出標示手段は、モ
ニタ近傍に設けられた表示灯であり、マーカの検出が可
能な場合に点灯することを特徴とする付記項11の内視
鏡下外科手術装置。
【0115】(付記項13) 前記検出標示手段はモニ
タ近傍に設けられた表示灯であり、マーカの検出が不可
能な場合に点灯することを特徴とする付記項11の内視
鏡下外科手術装置。
【0116】(付記項11、12、13の課題) ま
た、色マーカが照明条件などで検出されない場合には、
術者はそれを知る手段がないため、術者が視野変換が行
われない理由を装置の故障と勘違いしてしまうことがあ
り、操作性がよくない。
【0117】(付記項11、12、13の目的) 本発
明は、術者にマーカの検出状態を容易に認知できる内視
鏡下外科手術装置を提供することである。 (付記項11、12、13の手段及び作用) 本発明
は、体腔内を観察する内視鏡と、この内視鏡による観察
像をモニタ画面に表示する表示装置と、前記体腔内に挿
入される処置具と、前記内視鏡の画像を処理する画像処
理装置と、を有する内視鏡下外科手術装置において、前
記処置具の先端部付近に色マーカを設け、前記表示装置
の近傍に、前記画像処理装置の前記色マーカの検出状態
を表示する検出標示手段を設けたもので、これによって
術者に容易に色マーカの検出状態を知らしめるものであ
る。 (付記項11、12、13の効果) 検出表示手段をモ
ニタ近傍に設けたことによって、術者は容易に色マーカ
の検出状態をしることができるようになる。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば、投影光に対して、その
光の投影方向に指向性をもって反射される再帰反射マー
カを処置具の先端部近傍に設けるとともに、表示装置の
モニタ画面に表示される画面上の再帰反射マーカの位置
を検出するマーカ位置検出手段を画像処理装置に設けた
ので、術者が容易に視野を望む位置に変換することが可
能で、しかも、照明状態や内視鏡と処置具の位置関係に
よらず確実に視野変換を行うことが可能となり、操作性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の腹腔鏡下外科手
術装置全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の処置具を示す側面図。
【図3】 (A)は第1の実施の形態の処置具の把持部
材の平面図、(B)は(A)のB−B線断面図。
【図4】 第1の実施の形態の腹腔鏡下外科手術装置の
制御系の概略構成図。
【図5】 第1の実施の形態の処置具の再帰反射マーカ
の作用を説明するための説明図。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の腹腔鏡下外科手
術装置全体の概略構成図。
【図7】 第2の実施の形態の処置具を示す側面図。
【図8】 (A)は第2の実施の形態の処置具の把持部
材の平面図、(B)は(A)のB−B線断面図。
【図9】 第2の実施の形態の腹腔鏡下外科手術装置の
制御系の概略構成図。
【図10】 第2の実施の形態の処置具の再帰反射マー
カの作用を説明するための説明図。
【図11】 (A)は第2の実施の形態のスコープの画
像データの一部を抽出してTVモニタに映し出す動作を
説明するための説明図、(B)は第2の実施の形態のT
Vモニタの画像が処置具の先端位置を基準として追尾す
る動作を説明するための説明図。
【図12】 (A)は本発明の第3の実施の形態の内視
鏡下外科手術装置全体の概略構成図、(B)は表示モニ
タの表示画面を示す平面図。
【図13】 第3の実施の形態のスコープの内部構成を
示す縦断面図。
【図14】 第3の実施の形態の処置具を示す側面図。
【図15】 (A)は第3の実施の形態の処置具の再帰
反射マーカを示す斜視図、(B)は第3の実施の形態の
処置具の把持部材の平面図、(C)は(B)のC−C線
断面図。
【図16】 (A)は第3の実施の形態のCCD移動機
構を示す平面図、(B)はCCDとCCD制御回路との
間のフレキシブルプリント板による接続状態を示す側面
図。
【図17】 第3の実施の形態の内視鏡下外科手術装置
の制御系の概略構成図。
【図18】 第3の実施の形態の表示モニタの検出表示
灯を示す正面図。
【図19】 (A)は第3の実施の形態の再帰反射マー
カに光が入射した状態を示す側面図、(B)は再帰反射
マーカの第1の平面に平行な再帰反射マーカ内の光成分
の光路を示す断面図、(C)は再帰反射マーカの第2の
平面に平行な再帰反射マーカ内の光成分の光路を示す断
面図。
【符号の説明】
6、31、91 処置具 7、32、81 スコープ(内視鏡) 19a,19b、51a,59b、92a,92b
再帰反射マーカ 26、72 TVモニタ(表示装置) 27、75 色相関演算回路(画像処理装置) 28 移動方向算出部(マーカ位置検出手段) 70 画像移動手段(マーカ位置検出手段) 132 鉗子追尾装置(マーカ位置検出手段) 133 表示モニタ(表示装置) 135 画像演算処理回路(画像処理装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される内視鏡および処置具
    を備え、かつ、前記内視鏡によって観察される内視鏡像
    をモニタ画面に表示する表示装置と、この表示装置のモ
    ニタ画面上の前記内視鏡像を処理する画像処理装置とを
    備えた内視鏡下外科手術装置において、 投影光に対して、その光の投影方向に指向性をもって反
    射される再帰反射マーカを前記処置具の先端部近傍に設
    けるとともに、 前記表示装置のモニタ画面に表示される画面上の前記再
    帰反射マーカの位置を検出するマーカ位置検出手段を前
    記画像処理装置に設けたことを特徴とする内視鏡下外科
    手術装置。
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