JP3955126B2 - 内視鏡の視野変換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡の視野変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡下の手術において、処置具と内視鏡とをそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入し、この体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内に捉え、処置具による患部の処置状態を内視鏡によって観察しながらその処置作業を行う方法が従来より知られている。
【0003】
例えば、特表平7−509637号公報は、このような内視鏡下手術に用いられる内視鏡装置を開示している。この公報によれば、ロボットアームにより内視鏡を保持し、術者がフットスイッチを操作することで内視鏡の位置や内視鏡の視野を変えることができる。これにより、助手は内視鏡を保持する業務から解放され、また術者は自分の思う方向に自在に視野を変えることができる。
【0004】
また、特開平6−30896号公報は、鉗子の先端に設けられた複数のマーカにより体腔内の構造を指し示し、この構造の3次元位置を画像処理によって特定し、特定された3次元位置にロボットアームにより内視鏡を誘導することを開示している。これにより、術者は手術器具から手を離すことなく関心のある領域を指示することができる。
【0005】
また、特開平5−337118号公報は、磁気を用いた位置センサを鉗子に設けて鉗子先端の3次元位置を検出し、この検出された3次元位置にロボットアームによって内視鏡を誘導することを開示している。
【0006】
一方、特願平7−214824号公報は、ロボットアームを用いずに内視鏡の視野を自在に変換する方法を開示している。この方法では、内視鏡の画像の撮像範囲を撮像光学系の一部分をアクチュエータで移動することで変更している。可動部分は装置内部に設けられているので、装置が動作することによる危険性が少なく、安全性が高い。また、小型で、通常の内視鏡とTVカメラの組み合わせに置き換えて用いられるので取扱が容易である。また、鉗子の先端に設けられた色マーカの画像中の位置を検出して視野を変換する鉗子自動追尾機能を実現でき、術中に術者が視野を変換することが容易である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特表平7−509637号公報では、内視鏡の視野の移動をフットスイッチの操作で行なっているが、足の操作のみによって術者の見たい位置に正確に視野を移動することは操作性が悪く困難を伴うという問題があった。
【0008】
また、特開平6−30896号公報では、鉗子に設けられた複数のマーカの3次元位置を得るために、高価な画像処置装置を必要とする。
また、特開平5−337118号公報では、高価な磁気を用いた位置センサが必要であるという欠点を有する。また、周囲の電磁場と干渉しないような対策が必要である。
【0009】
また、特願平7−214824号公報では、ロボットアームを用いずに内視鏡の視野の一部分を切り出すため、視野変更のために必要な情報は、モニタ画像内の相対的な2次元位置のみであり、上記の従来技術と違って対象物の3次元的な位置情報を得る必要がない。しかしながら、鉗子先端の色マーカの位置を特定するのに高価な画像処理装置を必要とする。
【0010】
本発明の内視鏡の視野変換装置はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で精密な鉗子追尾機能を実現することができる内視鏡の視野変換装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、内視鏡の視野変換を行う装置であって、内視鏡の視野変換を行う装置であって、内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段と、内視鏡画像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された内視鏡画像の複数種類のパラメータに関してそれぞれ画像処理を行うことにより複数の特徴領域を検出する特徴領域検出手段と、前記複数種類のパラメータに関して行った各画像処理の重要度に基づいて、前記検出された複数の特徴領域について重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付け手段によって重み付けされた結果にしたがって表示された前記複数の特徴領域から所望の特徴領域を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された特徴領域に関する位置及び大きさに基づいて前記視野変換手段を制御して前記内視鏡画像の視野を移動させる制御手段と、を具備する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1(A)は本発明の第1実施形態が適用される内視鏡下手術システムの構成を示す図である。図1(A)において、視野変換カメラ(視野変換手段)1は接眼部3を介してスコープ2に接続されており、スコープ2は患者の体壁9に設けられた孔に刺されたトラカール10を通して体腔内に挿入されている。視野変換カメラ1は鉗子追尾装置4に接続されており、鉗子追尾装置4には表示モニタ6と操作スイッチ5とが接続されている。また、体腔内には鉗子11が挿入されている。鉗子11はシャフト12と、ハンドル14と、先端部13とから構成され、先端部13のジョーには色マーカ15が設けられている。
【0014】
上記した視野変換カメラ1は、電動で駆動されるズームレンズ7及び撮像素子8から構成されている。撮像素子8は鉗子追尾装置4によってスコープ2の光軸に対して垂直な方向に上下左右に平行移動することが可能である。
【0015】
以下に上記した構成の作用を説明する。
まず、スコープ2によってR1領域が撮影される。図1(B)に示すように、このR1の領域はズームレンズ7によって拡大される。この拡大された一部の領域R2が撮像素子8に撮影され、撮影された部分が図1(B)に示すように表示モニタ6に表示される。
【0016】
ここで、撮像素子8を上下左右に移動することによって、スコープ2で観察される先端部13におけるR2の範囲が変化する。これに応じて表示モニタ6に表示される画像の位置が変更され、あたかもスコープ2を上下左右に動かしたかのような画像を得ることができる。また、ここでズームレンズ7の拡大率を変更することにより、スコープ2を近づけたり、遠ざけたりしたのと同じような画像を得ることができる。
【0017】
次に、鉗子追尾装置4における鉗子追尾機能について説明する。
鉗子追尾装置4は鉗子11の先端部13に設けられた色マーカ15の画像を処理し、画像上における色マーカ15の位置を検出する。ここで、操作スイッチ5により追尾指令を入力すると、鉗子追尾装置4で得られた色マーカ15の画像中の位置に基づいて撮像素子8が上下左右に駆動されて色マーカ15が画像の中心にくるように制御される。これにより、術者は自分の見たい方向に鉗子11の先端部13を挿入して操作スイッチ5を押す事により、自動的に所望の視野を得ることができる。
【0018】
図2は視野変換カメラ1と操作スイッチ5とに接続された鉗子追尾装置4の構成を示す図である。図2において、視野変換カメラ1はカメラコントロールユニット16に接続され、カメラコントロールユニット16からはビデオ信号が出力される。このビデオ信号は、特徴判別手段としての色検出手段17及び画像領域判別手段18に入力される。
【0019】
画像領域判別手段18は左右判別手段19aと上下判別手段19bとから構成されている。画像領域判別手段18には、ビデオ信号の同期信号からの時間から、画像の画像中の位置を知るためのクロック手段24が設けられている。色検出手段17で検出された画素の色がこの左右判別手段19aによって画像の右にあるか左にあるかが判断されて、画素カウンタPR 20a及びPL 20bに蓄積される。同様に、色検出手段17で検出された画素の色が上下判別手段19bによって画像の上にあるか下にあるかが判断されて、画素カウンタPU 20c 及びPD 20d に蓄積される。
【0020】
X方向速度決定手段21は、上記した画素カウンタPR 20a、PL 20bからの出力値に基づいてX方向の速度を決定する。また、Y方向速度決定手段22は、上記した画素カウンタPU 20c、PD 20dの出力値に基づいてY方向の速度を決定する。
【0021】
視野変換カメラ制御手段23は、操作スイッチ5によって追尾指令が出された時に、これら2つの速度決定手段21、22からの速度値に基づいて視野変換カメラ1を駆動する。
【0022】
以下に、図3、4、5、6を用いて上記した図2に示す構成の作用を詳細に説明する。
図3(A)は左右判別手段19aの作用を説明するための図である。図3(A)に示すように、内視鏡画像26は左右方向の中央位置64を境にして右領域28と左領域29とに分割されており、同図は右領域28に色マーカ25(図1の色マーカ15に対応)が全て入っている状態を示している。色マーカ25の画素の色は、色検出手段17で検出され、走査線27上の画面左端からこの検出された位置までの時間をクロック手段24を用いて算出することにより、当該検出された位置が右領域28に入っているか、左領域29に入っているかが判別される。図3(A)では色マーカ25が全て右領域28に入っているために、画素カウンタPR 20aには色マーカ25の全ての画素数が入っており、それに対して画素カウンタPL 20bの値は0になる。このような場合には、X方向の移動ベクトルVx32は、X軸の正方向に絶対値V0の速度を有しているとみることができる。
【0023】
次に図3(B)を参照して上下判別手段19bの作用を説明する。
色マーカ25の位置が上下方向の中央位置131を境にして上領域30に入っているか下領域31に入っているかは、画素カウンタPU 20c及び画素カウンタPD 20dから出力される画素数によって決定される。すなわち、色検出手段17により抽出された色マーカ25の上下の位置は、走査線27の画面上部からの本数により決定され、例えば、画面上部からの本数が131本以下であれば上領域30、131本より多ければ下部領域31として判定される。図3(B)の例では、色マーカ25が全て上領域30にあるため色マーカ25の画素数の全てが画素カウンタPU 20cに入り、画素カウンタPD 20dからの画素数は0となる。このような場合のY方向の移動ベクトルVy33はY方向速度決定手段22によって絶対値V0の速度で上方向に移動するものと判別される。
【0024】
この様に、X方向の速度及びY方向の速度が決定され操作スイッチ5により追尾入力があった場合には、図4のように、X方向の移動ベクトル及びY方向の移動ベクトルが合成された移動ベクトルV34の方向に表示モニタ6の画面が移動する。
【0025】
この結果、画面が右斜め上45゜の方向に移動することになり、色マーカ25がよりモニタ画像の中心に近づく方向に画面が移動する。ここで、操作スイッチ5を押し続けて追尾操作を続行すると、画面は斜め上方に移動し、色マーカ25が画面の上下方向の中央または左右方向の中央に掛かる位置まで移動する。
【0026】
図5(A)は、色マーカ25が左右方向の中央位置64に掛かる位置まで移動した状態を示している。この場合は、色マーカ25の画素数は右領域28及び左領域29に掛かっているため、X方向の移動ベクトルVx32の値は、画素カウンタPR 20aからの出力値と画素カウンタPL 20bからの出力値との比を用いて、
Vx =V0 ×(PR −PL )/(PR +PL )の式によって求めることができる。
【0027】
同様にして、図5(B)に示すように、色マーカ25が画面の上下方向の中央位置131に掛かる場合には、Y方向の移動ベクトルVyは、画素カウンタPU 20cの出力値と、画素カウンタPD 20dの出力値との比を用いて、
VY =V0 ×(PU −PD )/(PU +PD )の式によって求めることができる。
【0028】
さらに、図6に示すように、色マーカ25が画像の右上の領域にあった場合には、色マーカ25は、上下方向の境界131に達するまでの間(移動区間A35の間)は斜め右上45゜の方向に移動する。そして、色マーカ25が上下方向の境界131に達した時にはY方向の速度が減速され、移動区間B36で示すように色マーカ25は画面の中央にくるように移動する。
【0029】
上記した第1実施形態によれば、画面の上下及び左右を判別する手段を設けたので、簡単な構成で鉗子11の先端の色マーカ25を容易に画面の中央に移動させる鉗子自動追尾機能を実現できる。
【0030】
以下に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態の構成が第1実施形態の構成と異なるのは、図2に示す画像領域判別手段18によって、図7に示すように、1画面を45゜づつ8方向に分割して、a、b、c、d、e、f、g、hの8つの領域37a〜37hを形成する点である。そして、形成されたそれぞれの領域に対応する画素カウンタで画素数をカウントしこのカウント値に応じて、それぞれの領域37a乃至37hに対応する移動ベクトルVa〜Vhの方向に画面を移動させる。図7では、色マーカ25は領域37aのみに存在するので、操作スイッチ5により追尾操作を指示した場合には、図9に示すように、移動ベクトルVa39の方向、すなわち、色マーカ25の存在する方向に画面が移動する。
【0031】
上記した第2実施形態によれば、画面を細かく分割して制御することにより、簡単な構成で容易に色マーカへの移動軌跡を円滑にでき、これによって、滑らかな追尾機能を実現することが可能となる。
【0032】
以下に、本発明の第3実施形態を説明する。図8は本発明の第3実施形態の構成を示す図である。図8において、スコープ2は追尾カメラ40に接続されるとともに、その一部に取り付けられた自在ジョイント41を介して3自由度ロボット42に接続されている。また、スコープ2は体壁9に設けられた孔に刺されたトラカール10を介して体腔内に挿入されている。また、体腔内には鉗子11が挿入され、鉗子11の先端には、特定の波長の光を発する蛍光マーカ57が設けられている。
【0033】
3自由度ロボット42は軸方向の回転移動43及び上下移動44及び進退移動45が可能である。追尾カメラ40は、画像を撮影する部分と追尾のための情報を得る部分とに分かれている。撮影のための部分は、結像レンズ46及びTVカメラ47で構成され、スコープ2の画像が結像レンズ46によってTVカメラ47に結像される。退尾のための情報を得る部分は、スコープ2からの光の一部分を取り出すプリズム48及び49と、結像レンズ50と、色フィルタ51と、フォトトランジスタ52a、b、c、dとから構成される。スコープ2の光線の一部分がプリズム48及び49によって取り出され、結像レンズ50により、フォトトランジスタ52a、b、c、d上に結像される。
【0034】
上記した色フィルタ51は蛍光マーカ57が発する波長以外の光をカットする機能を有しているので、フォトトランジスタ52a、b、c、dでは蛍光マーカ57の明るさだけが検出される。このフォトトランジスタ52a、b、c、dの出力はX方向速度決定手段53及びY方向速度決定手段54に入力され、ここで決定された速度がロボット制御装置55に入力される。ロボット制御装置55には追尾スイッチ56が接続され、この追尾スイッチ56を操作した時に、ロボット制御装置55により3自由度ロボット42が駆動される。
【0035】
図10は上記したフォトトランジスタ52a、b、c、dの配置を示している。フォトトランジスタ52a、b、c、dの位置は画面の上下左右の分割領域に対応している。従って、それぞれのフォトトランジスタ52a、b、c、dの出力を図10に示すように結線することにより、移動マーカの画面上部での明るさIU 58a、画面下部での明るさID 58b、画面右側での明るさIR 58d及び画面左側での明るさIL 58cに関する情報が得られる。そして、画面右側での明るさIR 58d及び画面左側での明るさIL 58cの比によって、X方向の移動速度を決定し、また、画面上部での明るさIU 58a及び画面下部での明るさID 58bの比によってY方向の移動速度を決定する。
【0036】
ロボット制御装置55は以上の決定に基づいて3目由度ロボット42を制御することで、蛍光マーカ57が画面の中央、即ち,明るさIU 58a、ID 58b、IR 58c、IL 58dが等しくなるような方向に移動し、その結果、鉗子11の先端に設けられた蛍光マーカ57が画面の中央に移動する。
【0037】
上記第3実施形態によれば、色抽出手段などの画像処理手段を用いることなしに、簡便に追尾装置を構成することができる。
以下に本発明の第4実施形態を説明する。図11は本発明の第4実施形態の構成を示す図である。図11において、第1実施形態で示した視野変換カメラ1の出力がカメラコントロールユニット16に接続されている。カメラコントロールユニット16は、スーパーインポーザ61及び特徴領域検出手段59に接続されている。スーパーインポーザ61の出力はTVモニタ6に接続されている。特徴領域検出手段59の出力はスーパーインポーザ61と、視野変換カメラ1に接続された視野変換カメラ制御手段23に接続されている。さらに、特徴領域検出手段59の入力には選択手段60が接続されている。
【0038】
以下に、上記した構成の作用を説明する。視野変換カメラ1からの映像信号はカメラコントロールユニット16によってビデオ信号として出力される。特徴領域検出手段59ではこのビデオ信号から複数の特徴領域を検出する。ここで検出された特徴領域はスーパーインポーザ61によってビデオ信号と合成されてTVモニタ6に表示される。特徴領域検出手段59によって得られた複数の特徴領域は選択手段60によってその内の一つまたはそれ以上を選択することができる。選択手段60で選択された特徴領域の位置及び大きさに関する情報が視野変換カメラ制御手段23に入力される。
【0039】
視野変換カメラ制御手段23は、特徴領域の中央部が画像の中央になるように視野変換カメラ11を駆動する。また、特徴領域が画面全体に拡大されるように、特徴領域の大きさに応じて視野変換カメラ11のズームレンズを駆動することも可能である。
【0040】
上記した特徴領域検出手段59はハードウェアまたはソフトウェアを用いた画像処理によって構成されているが、図12はこの画像処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャートである。図12において、まず、選択手段60に設けられたスタートボタンを検出すると、ビデオ信号が画像として特徴領域検出手段59に取り込まれて、以下の3通りの方法で並列に処理される。
【0041】
1つ目は最初にエッジ抽出を行い(F3)、抽出されたエッジの強さ及びエッジの密度を画像の濃淡に変換する(F4)。2つ目は、取り込まれた画像を色相及び彩度の画像に変換し(F6)、その情報に基づいて、画像を色毎に領域分割する(F7)。3つ目は、取り込まれた画像をローパスフィルタを用いて強くぼやし(F9)、その明度に基づいて画像の領域分割を行う(F10)。
【0042】
上記した3通りの処理の重要度に基づく重み付けをそれぞれ行い(F5、F8、F11)、特徴の重要度の高い順から候補領域として複数の候補領域を表示する(F12)。ここで、選択手段60に設けられた選択ボタンにより複数の候補領域の内の1つが選択されると(F13)、選択領域の位置及び大きさに関するデータが出力される(F14)。
【0043】
以下に、上記した第4実施形態を実際の手術に応用した場合の動作を図13乃至図17を参照して説明する。図13は取り込まれた画像を示しており、この取り込まれた画像には、鉗子62及び鉗子ジョー63及び出血部64及び病変部65及び縫合器66及び縫合器66の先端部67が写されている。図14(A)はエッジ抽出を行った後の画像を示しており、鉗子62の先端部や縫合器66の先端部など、エッジ強度が大きく細かい領域が候捕領域68a及び68bとして選択されている。
【0044】
また、図14(B)は色の領域分割を行った結果を示している。一般に体腔内では、組織や血液など赤色が中心となるが、鉗子62や縫合器66、さらに病変部65などは赤とは異なった色を有している。その結果、鉗子62全体が候補領域68cとして、また病変部65が候補領域68dとして、縫合器66全体が候補領域68eとして選択される。
【0045】
また、図14(C)は明度分割の結果を示す図である。画面の中では、出血部64は非常に暗く、また、縫合器66などは金属類であるため非常に強い反射を持ち、明るく描出される。その結果、出血部64は候補領域68fとして、縫合器66全体は候補領域68gとして選択される。
【0046】
図15は、図14(A)、(B)、(C)で示したそれぞれ3種類の処理の結果に重み付けを行なって候補領域を得た図である。この結果の最も重要な特徴として、縫合器66の先端が候補領域1(69a)として、鉗子62の先端部としての鉗子ジョー63が候補領域69b(2)として、病変部65が候補領域69c(3)として、出血部64が候補領域(4)69dとして表示されている。
【0047】
図16は上記した候補領域を選択するための選択手段としての選択スイッチ70を示しており、図16に示すように鉗子11のハンドル14の近くに設けられている。選択時はこの選択スイッチ70をシングルクリックすることにより、候補領域を1、2、3、4の順に移動させることができる。また、ダブルクリックすることにより、その候補領域を選択することができる。
【0048】
図17は、4番目の候捕領域である69dを選択したようすを示す図である。この選択の結果、選択領域の位置及び大きさが視野変換カメラ制御手段23に送られ、選択領域が画面中央に来るように視野変換カメラ1により視野が移動される。
【0049】
上記した第4実施形態によれば、処置具などで見たい領域を示すことなしに、内視鏡画像中の特徴領域を直接指示することができる。
以下に、本発明の第5実施形態を説明する。図18は第5実施形態を説明するための図である。第5実施形態では、画面61をタイル状領域71に分割し、各タイル上領域71内のウィンドウごとにエッジ抽出及び色相変換及び明度変換を行なう。そして、各ウィンドウ毎にエッジの密度の高いもの、色や明度の変化の大きいものを候捕ウィンドウとして、それぞれの変化や重要度の順(72a、72b、72c、72d)に表示する。また、候補領域の選択は音声認識により各ウィンドウに表示された番号を認識することによって行われる。
【0050】
また、第4実施形態で説明したように、視野変換カメラによって選択されたウィンドウを画面の中央に移動するようにすることも可能である。
上記した第5実施形態によれば、ウィンドウ毎に画像処理を行い、その結果を比較するだけなので、第4実施形態に比ベて計算量が比較的少なくで済む利点がある。また、タイル状のウィンドウを選択する方法として行や列を指定する方法に比べると、素早く選択できる利点がある。
【0051】
また、第4実施形態または第5実施形態の方法で選択された候補領域に対して視野変換を行うのみでなく、血管強調などの画像処理を行うことも可能である。この場合、全体を処理する場合に比べて必要な部分だけを処理すれば良いため、処理時間を大幅に短縮することができる。また、第3実施形態で示したような3自由度ロボットにスコープの代わりに鉗子類を把持させることにより、選択された候補領域に処置具を移動させるなどの制御に応用することも可能である。
【0052】
以下に、本発明の第6実施形態を説明する。第6実施形態では、第1実施形態の撮像素子8(図1)を平行移動する代わりに、撮影した画像の一部分をフレームメモリなどに記憶させ、電気的に切り出し・拡大することで視野を変換する。特に、CMD(Charge Modulation Device)を用いた撮像素子は、メモリを用いず、読み出し方法を変更するだけで撮像素子上の一部分を切り出し表示できる。
【0053】
第6実施形態では、図19に示すように、このCMDに結像された画面上の内視鏡像73を16分割してウィンドウ74を得、さらに、ウィンドウ74からその右下のウィンドウを図のように9分割してウィンドウ77を得る。ここで、上記した第1実施形態のように自動追尾機能を選択すると、内視鏡像73を分割するウィンドウの合計25個の内で、鉗子先端の色マーカ75が最も中央に近いウィンドウ74が選択され、モニタに表示される。また色マーカ75が76の位置まで移動した場合には、ウィンドウの合計25個の内で、色マーカ75が最も中央に近いウィンドウ77が選択される。
【0054】
また、第1実施形態のズーム倍率を下げるのと同様にモニタでの観察範囲を広げるには、図20に示すように、隣合う複数(図20では4個)のウィンドウの範囲をモニタに拡大表示する。ここで自動追尾機能を選択すると、鉗子先端の色マーカ80が最も中央に近いウィンドウ78が選択され、モニタに表示される。ここで色マーカ80が位置81に移動するとウィンドウ79が選択されてモニタに表示される。
【0055】
また、色マーカによる目動追尾機能を用いずに、手動でもウィンドウを選択することができる。すなわち、図21に示すようにCMD画面73を25個のウィンドウに分割し、各ウィンドウをウィンドウ固有の番号で音声認識を用いて選択する。例えば操作者が“17”と発音するとウィンドウ[17番]82が選択される。また、ジョイスティックのような手段で上下・左右・斜め方向のウィンドウを選択表示することも可能である。
【0056】
上記した第6実施形態によれば、簡単な構成で、素早く観察視野を可変して観察しやすい画面を選択することができる。また、単なる分割画面の選択と異なり、画面の端に見たい対象がくることが少なくなる。さらに、マニュアルでも素早く適切な画面が選択できる。
【0057】
以下に、本発明の第7実施形態を説明する。図22は本発明の第7実施形態に係る内視鏡下手術システムの構成を示す図である。図22に示すように、患者の体内を観察する硬性の内視鏡101が設けられている。内視鏡101は患者の腹壁102に穿刺されたトラカール103内を挿通され、患者体内に挿入されている。ここで、内視鏡101は多関節構造の内視鏡ホルダー104によって位置を固定されている。内視鏡101の内部には、患者体内の画像を体外に伝送するための画像伝送用レンズと、患者体内に照明光を伝送するための照明用ライトガイドファイバが設けられている(図示しない)。
【0058】
また、患者の腹壁102には内視鏡101の挿入場所とは別の位置にトラカール105が穿刺され、そこから処置具である鉗子106が患者体内に挿入されている。鉗子106は手元側のハンドル部107を開閉操作することにより、先端の処置部108を開閉させることができる。なお処置具としては、鉗子106の代わりにハサミ鉗子、レーザープローブ、縫合器、電気メス、持針器、超音波吸引器等を使用してもよい。
【0059】
内視鏡101の手元側にある接眼部109には、内視鏡101によって伝送される患者体内の画像を撮像するTVカメラ110が着脱可能に取り付けられている。TVカメラ110内部には、内視鏡101の光軸方向に進退することにより患者体内の画像を拡大するズームレンズ111と、内視鏡101により伝送される画像に対して水平な平面上を移動可能なステージに保持されたCCD112とが設けられている。ズームレンズ111とCCD112を移動させるアクチュエータ(図示しない)としては、小型ステッピングモータやDCモータ等が適する。
【0060】
TVカメラ110は、移動制御装置113とTVモニタ114とに接続されている。TVモニタ114のスクリーン部には、スクリーンへの人間の指の接触位置(2次元座標)を検出するタッチパネル115が備えられている。このタッチパネル115としては、パネルにマトリックス状に圧力センサが内蔵されているものやマトリックス状に静電容量センサが内蔵されているものが用いられる。タッチパネル115の出力は移動制御装置113に入力される。鉗子106のハンドル部107には、視野変換動作を制御するためのハンドスイッチ116が着脱自在に取り付けられており、その出力は移動制御装置113に接続されている。
【0061】
同様に視野変換の制御を行うものとして、図示しないフットスイッチやリモコンもまた、移動制御装置113に接続されている。
上記した移動制御装置113は図23に示すように、タッチパネル115からの出力を受けて視野変換指令値を算出するCCD指令位置算出回路117と、ハンドスイッチ116や図示せぬフットスイッチ、リモコンのON/OFF状態を検出するスイッチ検出回路118と、CCD指令位置算出回路117とスイッチ検出回路118からの信号を受けて、TVカメラ110に備えられたアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路119とから構成される。
【0062】
以下に上記した構成の作用を説明する。内視鏡101でとらえられた患者体内の画像は、TVカメラ110内部のズームレンズ111によりCCD112のサイズよりも大きく投影される(図22のR1)。CCD112は、この拡大投影された画像R1の一部分R2を撮像し、その撮像画像はTVモニタ114に表示される。CCD112を撮像面に対して水平な平面上で移動させることにより、投影画像の撮像される部分を変えることができる。すなわち内視鏡101を固定した状態で観察視野の変換が行える。
【0063】
タッチパネル115は当該パネルが指で押された時の指のXY座標を検出する。検出された座標値は、移動制御装置113に備えられたCCD指令位置算出回路117に入力され、TVカメラ110内のCCD112を移動させるアクチュエータを駆動する信号に変換される。タッチパネルの座標系とCCDを移動させる座標系はスケールの異なる2次元平面であり、座標系の変換はスケール変換のみでよい。CCD指令位置算出回路117は、タッチパネルで検出した座標値からモニタ画面で設定された位置座標値を減算し、その値にタッチパネル座標系からCCD座標系へのスケール変換係数をかけて指令値を算出し、アクチュエータ駆動回路119に出力する。指令値が出力された状態で、ハンドスイッチ116に備えられている視野変換スイッチをONすると、アクチュエータ駆動回路119は算出された指令位置をモータ駆動信号に変換し、CCD112を移動させるアクチュエータに駆動信号を出力する。すると、パネル上の指で押した観察対象があらかじめ設定されたTVモニタ114の画面位置に来るように視野を変換することができる。
【0064】
TVモニタ114画面上の設定位置を画面中央にすると、図24に示すように助手あるいは看護婦がTVモニタ114上のタッチパネル15内の観察対象組織を指で押して、術者が視野変換スイッチをONすることによって、押された観察対象をモニタ画面の中央に移動させることができる。このほかに、タッチパネル115をある時間押し続けた場合に視野変換を行うように移動制御装置113に設定することより、視野変換スイッチなしでスクリーンへの不意の接触による誤動作を避けることができる。
【0065】
また、TVモニタ114に小型液晶ディスプレイを用い、手術台に取り付けて術者が上述の操作をしてもよい。また、タッチパネル115の代わりにペン入力パネルを用いることで、より細かく観察対象物の位置を指定することができる。
【0066】
さらに、鉗子106のハンドル部107に着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ116をはじめ、フットスイッチやリモコンには上述の視野変換スイッチの他に上下左右方向の視野変換、ズームイン・アウトの指令を行うスイッチが設けられており、術者は観察範囲内での患部の探索、観察対象組織の拡大観察、全撮像範囲の観察をこれらのスイッチ操作により行うことができる。
【0067】
観察対象組織が撮像範囲(図1のR1)の外にある場合は、内視鏡ホルダ104を動かして撮像範囲を再設定し、内視鏡101の位置を固定して再び観察/処置を行う。
【0068】
上記した第7実施形態によれば、TVモニタに映し出された観察対象を、モニタ上で指し示すことで所望の位置への視野変換を行うことができるため、従来のように位置検出手段を備えた特殊な処置具を用いて観察対象を指し示すことや、モニタ表示画面にスーパーインポーズされたカーソルを移動させて観察対象を指し示すことに比べて、シンプルな構成かつ簡単な操作で視野変換を行うことができる。
【0069】
以下に本発明の第8実施形態を説明する。第7実施形態との構成の違いは、図25に示すように、内視鏡101の保持固定手段が、5自由度(ベース部:3自由度、内視鏡保持部:2自由度)を有し、内部にアクチュエータ(ACサーボモータ等)を備えた電動マニピュレータ120であること、内視鏡101の接眼部109に着脱自在に取り付けられているのが視野変換機能を持たない通常のTVカメラ121であること、移動制御装置122は図26に示すように、タッチパネル115からの出力を受け視野変換指令値を算出するマニピュレータ指令位置算出回路123と、スイッチ検出回路118と、マニピュレータ指令位置算出回路123とスイッチ検出回路118からの信号を受けて、電動マニピュレータ120に備えられたアクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動回路124とから構成されることである。
【0070】
以下に上記した構成の作用を説明する。タッチパネル115から出力されたスクリーン上の指の位置情報(XY座標)は移動制御装置122内のマニピュレータ指令位置算出回路123に入力される。電動マニピュレータに設定されている座標系は、ある点(例えばマニピュレータベース部)を基準とした3次元座標系であり、タッチパネルの座標系データはそのままではマニピュレータ指令位置には使えず、3次元座標系に座標変換をする必要がある。マニピュレータ指令位置算出回路123はこの座標変換を行い、マニピュレータの指令値を算出してアクチュエータ駆動回路124に出力する。指令値が出力された状態で、ハンドスイッチ116に備えられている視野変換スイッチをONすると、アクチュエータ駆動回路124は算出された指令位置をモータ駆動信号に変換し、電動マニピュレータ120を移動させるアクチュエータに駆動信号を出力する。ここでタッチパネル115を押して視野変換スイッチをONすることで、指で押した観察対象があらかじめ設定されたモニタ画面位置に来るように電動マニピュレータ120を移動させる。設定位置を画面中央にすれば、センタリングを行うことができる。また、鉗子106のハンドル部107に着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ116をはじめ、フットスイッチやリモコンに、視野変換スイッチの他に設けられている上下左右方向の視野変換、ズームイン・アウトの指令を行うスイッチにより、電動マニピュレータ120を内視鏡101の視野範囲が上下左右に変換されるように移動すること、内視鏡101をその光軸方向に進退させること(ズームイン・アウト)が行える。その他の作用は第7実施例と同一である。
【0071】
上記した第8実施形態によれば、術野が広範囲に渡っており、頻繁に大きく視野を変換することが必要な場合には、より迅速かつ簡便に視野変換を行うことができる。
【0072】
以下に本発明の第9実施形態を説明する。図27は本発明の第9実施形態の構成を示す図である。第7実施形態との構成の違いは、内視鏡101の接眼部109に着脱自在に取り付けられているのがランダムアクセス機能を有する撮像素子である高解像タイプのCMD125を搭載したTVカメラ126であること、移動制御装置1 27が図28に示すように、タッチパネル115からの出力を受けCMDのアクセスエリアの制御を行うアクセスエリア制御回路128と、スイッチ検出回路118を有することである。
【0073】
以下に上記した構成の作用を説明する。TVカメラ126に備えられているCMD125は、ハイビジョンレベル(200万画素程度)の解像度を有する。このCMD125にR1の範囲の光学像が入射する。この全撮像範囲のうちの一部分(R2)を読み出し、TVモニタ114に表示する。この読み出しエリアのサイズを一定に保って読み出し位置を変化させることで観察視野の変換が可能であり、読み出しエリアのサイズを変化させることで観察視野の拡大/広角観察が可能である。
【0074】
タッチパネル115から出力されたスクリーン上の指の位置情報(XY座標)は移動制御装置127のアクセスエリア制御回路128に入力される。アクセスエリア制御回路128は、検出された位置座標からTVモニタ114の画面上に設定された位置座標を減算し、その値をCMD125の画素アドレスに変換する。この画素アドレス値が、CMD125の読み出しエリアを変更する指令値である。タッチパネル115を押して視野変換スイッチをONすることで、指で押した観察対象があらかじめ設定されたモニタ画面位置に来るようにCMD125の読み出し位置を移動させる。設定位置が画面中央であれば、センタリングを行うことができる。また、鉗子106のハンドル部107に着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ116をはじめフットスイッチやリモコンに、視野変換スイッチの他に設けられている上下左右方向の視野変換、ズームイン・アウトの指令を行うスイッチにより、CMD125の読み出しエリアを上下左右に移動することや、CMD125の読み出しエリアを縮小/拡大(ズームイン・アウト)することが可能である。また、ハイビジョンレベルの解像度を有するCCD(電荷結合素子)からの映像信号を高速・大容量の画像メモリに入力し、画像メモリに画像読み出し位置制御信号・読み出しエリアサイズ制御信号を入力することでも同様の作用が得られる。その他の作用は第7実施形態と同一である。
【0075】
上記した第9実施形態によれば、機構部をもたずに視野変換が行えるため、より装置の信頼性・耐久性を高めることができる。
以下に、本発明の第10実施形態を説明する。図29は本発明の第10実施形態の構成を示す図である。第7実施形態との構成の違いは、患者体内に挿入される内視鏡が、先端にCCDと湾曲部129を有し、手元側に内視鏡挿入部104方向に配設されたアングルワイヤー(図示しない)を牽引して湾曲部129を湾曲させる電動湾曲駆動部(図示しない)を有する電動湾曲内視鏡130であること、移動制御装置131がタッチパネル115からの出力を受けて電動湾曲駆動部を駆動制御する湾曲制御回路(図示しない)を有すること、ハンドスイッチ116やフットスイッチ、リモコンにはズームイン・アウトの指令を行うスイッチがないことである。
【0076】
以下に上記した構成の作用を説明する。タッチパネル115から出力されたスクリーン上の位置情報(XY座標)は、移動制御装置131内の湾曲制御回路に入力される。湾曲制御回路は、入力された2次元座標を湾曲部129の湾曲角度に変換し電動湾曲駆動部への指令値を算出して出力する。タッチパネル115を押して視野変換スイッチをONすることで、指で押した観察対象があらかじめ設定されたモニタ画面位置に来るように湾曲部129を湾曲させ、視野変換を行うことができる。また、鉗子106のハンドル部107に着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ116をはじめ、フットスイッチやリモコンに視野変換スイッチの他に設けられている、上下左右方向の視野変換の指令を行うスイッチにより、上下左右方向の視野変換を行うことができる。
【0077】
上記した第10実施形態によれば、電動マニピュレータのような大がかりな装置を用いずに、広い範囲に渡る視野変換が行える。
A.なお、上記した具体的実施形態から以下の構成を有する発明が導きだされる。
(1)内視鏡の視野変換装置であって、内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段と、内視鏡画像中の特徴を判別する特徴判別手段と、この特徴判別手段によって判別された特徴が、複数に分割された画像領域のどれに含まれるかを判別する領域判別手段と、前記特徴判別手段によって判別された特徴が、前記領域判別手段による判別により選択された画像領域に含まれる量を計測し、このときの計測値に基づいて前記視野変換手段を制御して内視鏡画像の視野を移動させる制御手段と、を具備する。
(1-1)(1)において、上記特徴判別手段が手術器具に設けられた色標識と、この色標識の特定の色を検出するものである。
(1-1-1)(1-1) において、上記色を検出する画像処理装置を有する。
(1-1-2)(1-1) において、前記色標識が特定の波長の色を発生し、この色標識が発生する波長のみを選択通過させる光学的フィルタを有する。
(1-2)(1)において、上記分割された画像領域が、前記内視鏡画像の中央を基準に分割されている。
(1-2-1)(1-2) において、前記内視鏡画像は、少なくとも画像の上下および左右に分割されている。
(1-3)(1)において、上記視野変換手段が前記内視鏡画像の一部分を切り出して表示する表示手段で構成されている。
(1-3-1)(1-3) において、ズームレンズによる手段と、撮像素子を光軸に対して垂直に移動する手段とを有する。
(1-3-2)(1-3) において、前記内視鏡画像の一部を電子的に拡大する手段を有する。
(1-4)(1)において、上記視野変換手段が内視鏡および撮像手段を移動するマニピュレータにより構成される。
(1-5)(1)において、上記計測値によって画像視野の移動速度を制御する手段を有する。
(1-6)内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段と、前記内視鏡画像中の画素の特徴を判別する特徴判別手段と、前記画素が複数に分割された画像領域のどれに含まれるか判別する領域判別手段と、前記特徴判別手段によって判別された画素の特徴に基づいて、前記領域判別手段で選択された画像領域の画素数を計数し、このときの計数値に基づいて前記視野変換手段を制御して画像視野を移動させる制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡の視野変換装置。
(2)内視鏡の視野変換装置であって、内視鏡画像の撮像手段と、内視鏡画像の特徴パラメータによって画像中の複数の特徴領域を検出する画像処理装置と、この画像処理装置によって検出された複数の特徴領域の内から特定の領域を選択する選択手段を有する画像領域指定手段と、を具備する。
(2-1)(2)において、上記特徴パラメータが色である。
(2-2)(2)において、上記特徴パラメータが明るさである。
(2-3)(2)において、上記特徴パラメータが、形状である。
(2-4)(2)において、上記特徴パラメータより複数の特徴領域を検出する。
(2-5)(2)において、上記特徴パラメータは複数種類からなり、この複数種類のパラメータに関して行った各画像処理の重要度に基づいて複数の特徴領域について重み付けを行う。
(2-5-1)(2-5) において、上記選択手段によって特徴領域を順位にしたがって選択する。
(2-6)(2)において、上記選択手段が処置具に設けられたスイッチである。
(2-7)(2)において、上記選択手段が音声認識によるものである。
(2-8)前記内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段をさらに有し、指定された画像領域が画面中の予め指定された位置になるように制御される。
(2-8-1)(2-8) において、前記予め指定された位置が画像の略中央である。
(2-8-2)(2-8) において、前記指定された画像領域が画面上で予め指定された大きさまたは位置で表示されるように視野変換手段が操作される。
(3)レンズ系により得られた内視鏡画像を複数枚に分割してその内の一枚を選択的に表示する内視鏡用撮像装置において、上記分割した各画像は少なくとも他の一枚の画像の表示領域を共有し、撮像手段と、上記分割した各画像により上記レンズ系により得られた内視鏡画像全てを表示する表示手段と、上記撮像手段の撮像領域の少なくとも一部を切り出す切り出し手段と、を具備する。
(3-1)(3)において、上記切り出し手段による切り出しは、上記撮像手段が観察領域の中をレンズ系の光軸に対して垂直に平行移動することによる。
(3-1-1)(3-1) において、上記撮像手段がCCDである。
(3-2)(3)において、上記切り出し手段はCMDの読み出し方法を変更する。
(3-3)(3)において、上記切り出し手段は映像信号を記録したメモリの一部分を読みだす。
(3-4)(3)において、処置具に設けられた指示手段がより中心に近い分割画面を表示する。
(3-4-1)(3-4) において、指示手段が色マーカによる。
(3-5)(3)において、隣接した複数の画面を同時に表示する。
(4)患者の体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を保持する内視鏡保持手段と、前記内視鏡によってとらえられた画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段を移動させて撮像画像の視野を移動させる視野移動手段とを備えたTVカメラと、撮像画像の視野移動のための指令位置検出手段を備えた画像表示手段と、前記指令位置検出手段によって検出された指令位置に基づいて、前記TVカメラに備えられた視野移動手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
(5)患者の体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を保持し、前記内視鏡の視野範囲を移動させる電動マニピュレータと、前記内視鏡によってとらえられた画像を撮像するTVカメラと、撮像画像の視野移動のための指令位置検出手段を備えた画像表示手段と、この指令位置検出手段によって検出された指令位置に基づいて、前記電動マニピュレータを制御する制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
(6)患者体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を保持する内視鏡保持手段と、撮像された画像の任意の領域を出力可能な撮像素子を備え、前記内視鏡によってとらえられた画像をこの撮像素子により撮像するTVカメラと、撮像画像の視野移動のための指令位置検出手段を備えた画像表示手段と、前記指令位置検出手段によって検出された指令位置に基づいて、前記TVカメラに備えられた撮像素子の出力領域を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
(7)挿入部先端部に湾曲部を、手元部に湾曲駆動手段を有し、患者体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を保持する内視鏡保持手段と、撮像画像の視野移動のための指令位置検出手段を備えた画像表示手段と、前記指令位置検出手段によって検出された指令位置に基づいて、前記内視鏡に備えられた前記湾曲駆動手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
(8)構成(4)乃至(7)において、前記指令位置検出手段は、圧力センサを2次元マトリックス状に配したタッチパネルよりなる。
(9)構成(4)乃至(7)において、前記指令位置検出手段は、静電容量センサを2次元マトリックス状に配したタッチパネルよりなる。
B.上記した構成(1)乃至(3−5)の従来の技術は以下の通りである。
1. 構成(1)乃至(1−6)については前記した[従来の技術]と同様である。
2.構成(2)乃至構成(2−8−2)
特開平6−30896号公報では、鉗子の先端に複数のマーカを設けて、体腔内の構造を指し示し、その3次元位置を画像処理より特定し、関心のある領域を指示している。また、特開平6−205766号公報には、操作者の視線を検出し、画面上の位置を特定する医用操作装置が開示されている。
3.構成(3)乃至(3−5)
特開平8−164148号公報には、全体像を記録した画像メモリより鉗子先端の位置に基づいて内視鏡画像の一部分を切り出して表示させることが開示されている。また、画面に分割画面を表示し、そのうちの一つを選択し拡大表示をする装置が公知である。
【0078】
さらに、画像情報インダストリアル1996/6、p35〜38、「高精細ランダムカメラHRC」には、CMDを用いて、撮像素子に結像した像の一部分を画像メモリを用いずに切り出し、表示可能なカメラが開示されている。
4.構成(4)乃至(9)
特開平6−30896号公報には、患者体内に挿入された、先端にビジュアルマーカの設けられた処置具やTVモニタにスーパーインポーズされたグラフィックオブジェクトによって観察対象組織を示し、その位置を検出し、検出位置に基づいて内視鏡を保持している電動マニピュレータを動かし、観察対象組織が術者の所望の位置に来る様に視野変換を行うシステムが開示されている。
【0079】
また特願平7−214824号公報には、処置具先端に設けられたビジュアルマーカの位置を画像処理によって検出し、検出位置に基づいて視野変換機能を有するTVカメラの制御を行い、内視鏡を固定した状態で視野変換を行うシステムが開示されている。
C.上記した構成(1)乃至(3−5)の発明が解決しようとする課題は以下の通りである。
1. 構成(1)乃至(1−6)については前記した[発明が解決しようとする課題]と同様である。
2.構成(2)乃至構成(2−8−2)
上記した特開平6−30896号公報では、患部組織などの体腔内の特徴物に対して、術者が手術器具で指し示す事が必要である。関心のある特徴領域は、患部や、手術器具の操作位置、手術対象などに限定されているのに、術者はわざわざそれを指示しなければならないという手間がかかる。また、術者が手術器具を操作して手術している際には当然指し示すことができない。また、手術器具の届かない場所は当然指し示すことができない。
【0080】
また、上記した特開平6−205766号公報では、視線の位置により画面上の正確な位置決めをするのに熟練が必要である。
3.構成(3)乃至(3−5)
上記した特開平8−164148号公報では、自由な切り出し位置が得られるが、画像メモリを自由な位置で切り出す回路が必要になる。また、単純な分割画面の表示および拡大では容易に回路を構成できるが、分割画面の端に対象があった場合には観察しにくい。
4.構成(4)乃至(9)
上記した視野変換を行なうシステムは、処置具やグラフィックオブジェクトを用いて観察対象を指し示すことで、観察対象を術者の所望の画面上の位置に移動させることができ、内視鏡を保持・操作していた助手の省人化が可能であるとともに、観察対象を指定することで所望の視野変換を行うことができるため、視野を上下左右方向に動かして観察対象を所望の位置まで移動させる場合に比べて、操作がより簡便であるといった利点を有している。
【0081】
その反面、ビジュアルマーカを用いるシステムの場合、ビジュアルマーカが設けられている専用の処置具が必要となるため、汎用性に欠ける。また、グラフィックオブジェクトを用いるシステムの場合は、オブジェクトを対象組織まで持っていく操作が必要であり、ダイレクトに観察対象を指し示すものに対して操作が煩雑である。
D.上記した構成(1)乃至(3−5)の発明の目的は以下の通りである。
【0082】
構成(1) :簡単な構成で鉗子自動追尾機能を実現する。
構成(1-1-2) :色抽出手段を光学的に簡易に構成する。
構成(2) :画面中の特徴領域を直接指定する。
【0083】
構成(2-5) :重要な順から選択することで選択時間を短くする。
構成(2-8) :興味領域を観察しやすくする。
構成(2-8-2) :興味領域全体が拡大表示されるようにする。
【0084】
構成(3) :簡単な構成で観察し易い画面を選択する。
構成(3-5) :スコープと対象物の距離を変えた画像を得る。
構成(4)乃至(9):専用の処置具を用いる必要がなく、視野変換のための操作がより簡便である内視鏡装置を提供する。
E.上記した構成(1)乃至(3−5)の作用は以下の通りである。
【0085】
構成(1) :内視鏡画像の領域を複数に分割し、その領域内にある手術器具に設けられた標識の特徴の量に基づいて内視鏡の視野方向を移動する。
構成(1-1-2) :特定の波長を発する色マーカとその波長を透過する光学的フィルタを用いる。
【0086】
構成(2) :内視鏡画像中の特徴領域を色・形状・明るさなどのパラメータを用いて複数抽出し、選択手段によって希望の領域を指定する。
構成(2-5) :重要な順から選択させる。
【0087】
構成(2-8):興味領域を中央に表示するように内視鏡視野を制御する。
構成(2-8-2) :興味領域全体が拡大表示する。
構成(3) :分割画面において、隣合った分割画面と一部分を共有する。
【0088】
構成(3-5) :表示される領域を拡大縮小し、画面の見かけ上の拡大率を可変する。
構成(4)乃至(9):視野移動のための指令位置検出手段を画像表示手段に備え、指令位置検出手段上で直接、観察対象組織を指定することにより、指定した組織が術者の所望の位置にくるように視野変換を行なう。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で精密な鉗子追尾機能が実現できる内視鏡の視野変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される内視鏡下手術システムの構成を示す図である。
【図2】視野変換カメラと操作スイッチとに接続された鉗子追尾装置の構成を示す図である。
【図3】(A)は左右判別手段の作用を説明するための図であり、(B)は上下判別手段の作用を説明するための図である。
【図4】表示モニタの画面が、X方向の移動ベクトル及びY方向の移動ベクトルが合成された移動ベクトルVの方向に移動するようすを示す図である。
【図5】(A)は、色マーカが左右方向の中央位置に掛かる位置まで移動した状態を示しており、(B)は、色マーカが画面の上下方向の中央位置に移動した状態を示す図である。
【図6】色マーカが画像の右上の領域にあった場合の色マーカの移動の詳細を説明するための図である。
【図7】本発明の第2実施形態の構成を説明するための図である。
【図8】本発明の第3実施形態の構成を示す図である。
【図9】色マーカが図7に示す位置に存在する場合の画面の移動のようすを示す図である。
【図10】図8に示すフォトトランジスタ52a、b、c、dの配置を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態の構成を示す図である。
【図12】第4実施形態に係る画像処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャートである。
【図13】第4実施形態を実際の手術に応用した場合の動作を説明するにあたって、取り込まれた画像を示す図である。
【図14】(A)はエッジ抽出を行った後の画像を示す図であり、(B)は色の領域分割を行った結果を示す図であり、(C)は明度分割の結果を示す図である。
【図15】図14(A)、(B)、(C)で示したそれぞれ3種類の処理の結果に重み付けを行なって候補領域を得た図である。
【図16】候補領域を選択するための選択手段としての選択スイッチを示す図である。
【図17】4番目の候捕領域である69dを選択したようすを示す図である。
【図18】本発明の第5実施形態の作用を説明するための図である
【図19】本発明の第6実施形態の作用を説明するための図である。
【図20】モニタでの観察範囲を広げるために、隣合う複数のウィンドウの範囲をモニタに拡大表示した状態を示す図である。
【図21】目動追尾機能を用いずに、手動によってウィンドウを選択する方法を説明するための図である。
【図22】本発明の第7実施形態に係る内視鏡下手術システムの構成を示す図である。
【図23】図22に示す移動制御装置の構成を示す図である。
【図24】観察対象を手で押してモニタ画面の中央に移動させるときのようすを説明するための図である。
【図25】本発明の第7実施形態の構成を示す図である。
【図26】図25に示す移動制御装置の構成を示す図である。
【図27】本発明の第9実施形態の構成を示す図である。
【図28】図27に示す移動制御回路の構成を示す図である。
【図29】本発明の第10実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…視野変換カメラ、
4…鉗子追尾装置、
5…操作スイッチ、
6…表示モニタ、
16…カメラコントロールユニット、
17…色検出手段、
18…画像領域判別手段、
19a…左右判別手段、
19b…上下判別手段、
20a乃至20d…画素カウンタ、
21…X方向速度決定手段、
22…Y方向速度決定手段。

Claims (1)

  1. 内視鏡の視野変換を行う装置であって、
    内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段と、
    内視鏡画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された内視鏡画像の複数種類のパラメータに関してそれぞれ画像処理を行うことにより複数の特徴領域を検出する特徴領域検出手段と、
    前記複数種類のパラメータに関して行った各画像処理の重要度に基づいて、前記検出された複数の特徴領域について重み付けを行う重み付け手段と、
    前記重み付け手段によって重み付けされた結果にしたがって表示された前記複数の特徴領域から所望の特徴領域を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された特徴領域に関する位置及び大きさに基づいて前記視野変換手段を制御して前記内視鏡画像の視野を移動させる制御手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の視野変換装置。
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