JPH10243919A - 内視鏡装置 - Google Patents
内視鏡装置Info
- Publication number
- JPH10243919A JPH10243919A JP9053366A JP5336697A JPH10243919A JP H10243919 A JPH10243919 A JP H10243919A JP 9053366 A JP9053366 A JP 9053366A JP 5336697 A JP5336697 A JP 5336697A JP H10243919 A JPH10243919 A JP H10243919A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- imaging device
- read
- pixels
- range
- Prior art date
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- Pending
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】撮像部を複雑化することなしに撮像素子の任意
の画素から信号を効率よく読み出すことができる内視鏡
装置を提供する。 【解決手段】任意の画素からランダムに信号を読み出す
ことが可能な撮像素子を有する内視鏡装置において、前
記撮像素子に対する任意の読み出し範囲を設定するフッ
トスイッチ33と、フットスイッチ33によって設定さ
れた読み出し範囲に対応する前記撮像素子の画素から信
号を読み出すべく前記撮像素子を制御、駆動する駆動手
段(読み出し制御部37、ドライバ38)とを具備す
る。
の画素から信号を効率よく読み出すことができる内視鏡
装置を提供する。 【解決手段】任意の画素からランダムに信号を読み出す
ことが可能な撮像素子を有する内視鏡装置において、前
記撮像素子に対する任意の読み出し範囲を設定するフッ
トスイッチ33と、フットスイッチ33によって設定さ
れた読み出し範囲に対応する前記撮像素子の画素から信
号を読み出すべく前記撮像素子を制御、駆動する駆動手
段(読み出し制御部37、ドライバ38)とを具備す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体腔内に挿入された
内視鏡を用いて体腔内を観察する内視鏡装置に関する。
内視鏡を用いて体腔内を観察する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】処置具と内視鏡とをそれぞれ別個に患者
の体腔内に挿入し、体腔内に挿入された処置具の先端領
域を患部とともにCCD等の撮像素子によって撮像して
モニタ装置に表示し、この表示された画像を観察しなが
ら処置具によって患部の処置作業を行なうことが行われ
ている。
の体腔内に挿入し、体腔内に挿入された処置具の先端領
域を患部とともにCCD等の撮像素子によって撮像して
モニタ装置に表示し、この表示された画像を観察しなが
ら処置具によって患部の処置作業を行なうことが行われ
ている。
【0003】このような内視鏡装置において、特願平7
−312930号明細書や特願平8−80169号明細
書は、内視鏡を体腔内に挿入した後、撮像素子としての
CCDを拡大光学系の光軸方向と直交する方向に移動さ
せて処置すべき患部を探しあてて処置作業を行ってい
た。
−312930号明細書や特願平8−80169号明細
書は、内視鏡を体腔内に挿入した後、撮像素子としての
CCDを拡大光学系の光軸方向と直交する方向に移動さ
せて処置すべき患部を探しあてて処置作業を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た内視鏡装置においては、撮像素子を移動させているの
で撮像素子を移動させるための駆動源や駆動制御回路が
必要であり撮像部が大型かつ複雑になるとともに、駆動
ノイズが撮像された画像に悪影響を与えてしまうという
問題があった。
た内視鏡装置においては、撮像素子を移動させているの
で撮像素子を移動させるための駆動源や駆動制御回路が
必要であり撮像部が大型かつ複雑になるとともに、駆動
ノイズが撮像された画像に悪影響を与えてしまうという
問題があった。
【0005】本発明の内視鏡装置はこのような課題に着
目してなされたものであり、撮像部を複雑化することな
しに撮像素子の任意の画素から信号を効率よく読み出す
ことができる内視鏡装置を提供することにある。
目してなされたものであり、撮像部を複雑化することな
しに撮像素子の任意の画素から信号を効率よく読み出す
ことができる内視鏡装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の内視鏡装置は、任意の画素からランダム
に信号を読み出すことが可能な撮像素子を有する内視鏡
装置において、前記撮像素子に対する任意の読み出し範
囲を設定する設定手段と、この設定手段によって設定さ
れた読み出し範囲に対応する前記撮像素子の画素から信
号を読み出すべく前記撮像素子を駆動する駆動手段とを
具備する。
めに、本発明の内視鏡装置は、任意の画素からランダム
に信号を読み出すことが可能な撮像素子を有する内視鏡
装置において、前記撮像素子に対する任意の読み出し範
囲を設定する設定手段と、この設定手段によって設定さ
れた読み出し範囲に対応する前記撮像素子の画素から信
号を読み出すべく前記撮像素子を駆動する駆動手段とを
具備する。
【0007】すなわち、本発明の内視鏡装置は、任意の
画素からランダムに信号を読み出すことが可能な撮像素
子を有する内視鏡装置において、まず、設定手段によっ
て前記撮像素子に対する任意の読み出し範囲を設定し、
次に、この設定手段によって設定された読み出し範囲に
対応する前記撮像素子の画素から信号を読み出すべく駆
動手段によって前記撮像素子を駆動するようにする。
画素からランダムに信号を読み出すことが可能な撮像素
子を有する内視鏡装置において、まず、設定手段によっ
て前記撮像素子に対する任意の読み出し範囲を設定し、
次に、この設定手段によって設定された読み出し範囲に
対応する前記撮像素子の画素から信号を読み出すべく駆
動手段によって前記撮像素子を駆動するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は内視鏡装置全体の概略
構成を示すものである。この内視鏡装置には患者の体腔
内を観察する例えば腹腔鏡等の直視型の硬性鏡(内視
鏡)1が設けられている。
施形態を詳細に説明する。図1は内視鏡装置全体の概略
構成を示すものである。この内視鏡装置には患者の体腔
内を観察する例えば腹腔鏡等の直視型の硬性鏡(内視
鏡)1が設けられている。
【0009】この硬性鏡1には患者の体腔内に挿入され
る挿入部2と、この挿入部2の基端部に配設された接眼
部3とが設けられている。さらに、この硬性鏡1には図
2に示すように挿入部2の先端面に対物レンズ4、接眼
部3に接眼レンズ5がそれぞれ配設されているととも
に、挿入部2を形成する円筒状の筒体6内には複数のリ
レーレンズ7がそれぞれ適宜の間隔をもたせて対物レン
ズ4と接眼レンズ5との間に並設されている。なお、硬
性鏡1の光学系には図示しない歪み除去レンズが設けら
れている。
る挿入部2と、この挿入部2の基端部に配設された接眼
部3とが設けられている。さらに、この硬性鏡1には図
2に示すように挿入部2の先端面に対物レンズ4、接眼
部3に接眼レンズ5がそれぞれ配設されているととも
に、挿入部2を形成する円筒状の筒体6内には複数のリ
レーレンズ7がそれぞれ適宜の間隔をもたせて対物レン
ズ4と接眼レンズ5との間に並設されている。なお、硬
性鏡1の光学系には図示しない歪み除去レンズが設けら
れている。
【0010】また、硬性鏡1の挿入部2は予め例えば患
者の腹壁部8等に穿刺されたトラカール9内に挿通さ
れ、体腔内に挿入されている。ここで、硬性鏡1の挿入
部2の接眼部3側は多関節構造のスコープホルダー10
によって移動可能に保持されている。
者の腹壁部8等に穿刺されたトラカール9内に挿通さ
れ、体腔内に挿入されている。ここで、硬性鏡1の挿入
部2の接眼部3側は多関節構造のスコープホルダー10
によって移動可能に保持されている。
【0011】さらに、硬性鏡1の挿入部2内には図示し
ない照明用ライトガイドファイバが配設されている。こ
の照明用ライトガイドファイバにはライトガイドケーブ
ル11の一端部が連結されている。このライトガイドケ
ーブル11の他端部は照明光を供給する外部の光源装置
12に接続されている。
ない照明用ライトガイドファイバが配設されている。こ
の照明用ライトガイドファイバにはライトガイドケーブ
ル11の一端部が連結されている。このライトガイドケ
ーブル11の他端部は照明光を供給する外部の光源装置
12に接続されている。
【0012】また、患者の腹壁部8等には硬性鏡1の挿
入場所とは別の挿入場所から第2のトラカール9′が穿
刺されている。そして、このトラカール9′を通して処
置具である鉗子13が体腔内に挿入されている。
入場所とは別の挿入場所から第2のトラカール9′が穿
刺されている。そして、このトラカール9′を通して処
置具である鉗子13が体腔内に挿入されている。
【0013】この鉗子13には体腔内に挿入される挿入
部14の先端部に処置部15が配設されている。さら
に、挿入部14の基端部には手元側のハンドル部16が
配設されている。そして、このハンドル部16の開閉操
作にともない処置部15が遠隔的に開閉操作されるよう
になっている。
部14の先端部に処置部15が配設されている。さら
に、挿入部14の基端部には手元側のハンドル部16が
配設されている。そして、このハンドル部16の開閉操
作にともない処置部15が遠隔的に開閉操作されるよう
になっている。
【0014】また、鉗子13の処置部15の先端には色
マーカー17が設けられている。この色マーカー17は
生体適合性を有する塗料であり、その色には臓器にはな
い色、例えば緑、黄等が適する。なお、処置具としては
鉗子13の代わりに剥離鉗子、ハサミ、レーザープロー
ブ、縫合器、電気メス、持針器、超音波吸引器等の他の
構成の処置具を使用してもよい。
マーカー17が設けられている。この色マーカー17は
生体適合性を有する塗料であり、その色には臓器にはな
い色、例えば緑、黄等が適する。なお、処置具としては
鉗子13の代わりに剥離鉗子、ハサミ、レーザープロー
ブ、縫合器、電気メス、持針器、超音波吸引器等の他の
構成の処置具を使用してもよい。
【0015】また、硬性鏡1の接眼部3にはこの硬性鏡
1の観察像を撮像するTVカメラユニット18が着脱可
能に取付けられている。このTVカメラユニット18の
ケーシング19内には硬性鏡1の接眼部3の接眼レンズ
5から出射される光学像を結像する結像レンズ24と、
この結像レンズ24によって光学像がほぼ全画素に入射
される位置に配置された576万画素からなるMOS型
撮像素子25とが設けられている。このMOS型撮像素
子25は本実施形態では固定されている。
1の観察像を撮像するTVカメラユニット18が着脱可
能に取付けられている。このTVカメラユニット18の
ケーシング19内には硬性鏡1の接眼部3の接眼レンズ
5から出射される光学像を結像する結像レンズ24と、
この結像レンズ24によって光学像がほぼ全画素に入射
される位置に配置された576万画素からなるMOS型
撮像素子25とが設けられている。このMOS型撮像素
子25は本実施形態では固定されている。
【0016】また、TVカメラユニット18は、ケーブ
ル27または29を介してCCU28に接続されてい
る。また、CCU28にはTVモニタ32と、設定手段
としてのフットスイッチ33とが接続されている。この
フットスイッチ33には画素の読み出し位置を設定する
ためのスイッチ33aと、ズーム広角、拡大時の倍率を
設定するためのスイッチ33bとが設けられている。
ル27または29を介してCCU28に接続されてい
る。また、CCU28にはTVモニタ32と、設定手段
としてのフットスイッチ33とが接続されている。この
フットスイッチ33には画素の読み出し位置を設定する
ためのスイッチ33aと、ズーム広角、拡大時の倍率を
設定するためのスイッチ33bとが設けられている。
【0017】図3は上記したMOS型撮像素子25の構
成を示す図であり、フォトダイオード50aと垂直スイ
ッチMOSトランジスタ50bとから構成される画素5
0を水平、垂直の2次元方向に多数配列してなる受光部
100と、2次元に配列された画素を水平方向に走査す
る水平走査回路101と、2次元に配列された画素を垂
直方向に走査する垂直走査回路102と、飛び越し走査
を可能にするインタレース回路103と、水平スイッチ
MOSトランジスタ104とから構成されている。MO
S型撮像素子25はX−Yアドレス方式によりフォトダ
イオード50aからの信号を読み出すタイプのデバイス
であり、任意の画素にランダムアクセスが可能である。
成を示す図であり、フォトダイオード50aと垂直スイ
ッチMOSトランジスタ50bとから構成される画素5
0を水平、垂直の2次元方向に多数配列してなる受光部
100と、2次元に配列された画素を水平方向に走査す
る水平走査回路101と、2次元に配列された画素を垂
直方向に走査する垂直走査回路102と、飛び越し走査
を可能にするインタレース回路103と、水平スイッチ
MOSトランジスタ104とから構成されている。MO
S型撮像素子25はX−Yアドレス方式によりフォトダ
イオード50aからの信号を読み出すタイプのデバイス
であり、任意の画素にランダムアクセスが可能である。
【0018】図4は上記したCCU28の概略構成を示
すものであり、MOS型撮像素子25からの信号を映像
信号化するTV信号化回路39と、このTV信号化回路
39からの映像信号が入力される色空間変換部34と、
この色空間変換部34からの出力信号が入力される抽出
画像生成部35と、この抽出画像生成部35からの出力
信号が入力される重心位置演算部36と、この重心位置
演算部36あるいはフットスイッチ33からの設定情報
が入力される読み出し制御部37と、この読み出し制御
部37からの制御信号に基づいてMOS型撮像素子25
を駆動するドライバ38とが設けられている。ここで、
読み出し制御部37とドライバ38とは、設定手段とし
てのフットスイッチ33によって設定された読み出し範
囲に対応する画素から信号を読み出すべくMOS型撮像
素子25を駆動する駆動手段を構成する。
すものであり、MOS型撮像素子25からの信号を映像
信号化するTV信号化回路39と、このTV信号化回路
39からの映像信号が入力される色空間変換部34と、
この色空間変換部34からの出力信号が入力される抽出
画像生成部35と、この抽出画像生成部35からの出力
信号が入力される重心位置演算部36と、この重心位置
演算部36あるいはフットスイッチ33からの設定情報
が入力される読み出し制御部37と、この読み出し制御
部37からの制御信号に基づいてMOS型撮像素子25
を駆動するドライバ38とが設けられている。ここで、
読み出し制御部37とドライバ38とは、設定手段とし
てのフットスイッチ33によって設定された読み出し範
囲に対応する画素から信号を読み出すべくMOS型撮像
素子25を駆動する駆動手段を構成する。
【0019】上記した構成において、以下に本発明の第
1実施形態の作用を説明する。第1実施形態は読み出し
制御部37による撮像データの読み出し制御に関してお
り、以下にその具体的方法について説明する。前記した
ようにMOS型固体撮像素子25は、x方向の画素数を
2400、y方向の画素数を2400とする2400×
2400=576万画素から構成されている(図5)。
本実施形態ではMOS型の撮像素子を用いるので読み出
し画素を任意に設定可能であり、ここでは読み出すべき
画素を、 x方向の画素x=Sx+Mx×Nx、y方向の画素y=
Sy+My×Ny の式に従って決定する。ここで、Sxはx方向のスター
ト画素であり、1〜1800の値をとる。また、Syは
y方向のスタート画素であり、1〜1800の値をと
る。Mxはx方向の倍率であり、1〜4(1:拡大方
向、4:縮小方向)の値をとる。また、Myはy方向の
倍率であり、1〜4(1:拡大方向、4:縮小方向)の
値をとる。さらに、Nxは0〜599の値をとるx方向
のカウンタ変数であり、1づつインクリメントされる
(Nx←Nx+1)。同様にして、Nyは0〜599の
値をとるy方向のカウンタ変数であり、Nxが599に
達するごとに1づつインクリメントされ、これによって
次のラインのx方向の画素の読み出しが行われる。ま
た、読み出し時間は、Nx=0、Ny=0から読み出し
を開始してからNx=599、Ny=599で読み出し
を終了するまでの1サイクルで1/60秒に設定され
る。すなわち、1/60秒で600×600=36万画
素が読み出される。ここで、読み出す画素を36万画素
としたのは、このレベルの画素であれば十分解像度の良
い画像が得られることと、リアルタイムでの表示を可能
にするためである。
1実施形態の作用を説明する。第1実施形態は読み出し
制御部37による撮像データの読み出し制御に関してお
り、以下にその具体的方法について説明する。前記した
ようにMOS型固体撮像素子25は、x方向の画素数を
2400、y方向の画素数を2400とする2400×
2400=576万画素から構成されている(図5)。
本実施形態ではMOS型の撮像素子を用いるので読み出
し画素を任意に設定可能であり、ここでは読み出すべき
画素を、 x方向の画素x=Sx+Mx×Nx、y方向の画素y=
Sy+My×Ny の式に従って決定する。ここで、Sxはx方向のスター
ト画素であり、1〜1800の値をとる。また、Syは
y方向のスタート画素であり、1〜1800の値をと
る。Mxはx方向の倍率であり、1〜4(1:拡大方
向、4:縮小方向)の値をとる。また、Myはy方向の
倍率であり、1〜4(1:拡大方向、4:縮小方向)の
値をとる。さらに、Nxは0〜599の値をとるx方向
のカウンタ変数であり、1づつインクリメントされる
(Nx←Nx+1)。同様にして、Nyは0〜599の
値をとるy方向のカウンタ変数であり、Nxが599に
達するごとに1づつインクリメントされ、これによって
次のラインのx方向の画素の読み出しが行われる。ま
た、読み出し時間は、Nx=0、Ny=0から読み出し
を開始してからNx=599、Ny=599で読み出し
を終了するまでの1サイクルで1/60秒に設定され
る。すなわち、1/60秒で600×600=36万画
素が読み出される。ここで、読み出す画素を36万画素
としたのは、このレベルの画素であれば十分解像度の良
い画像が得られることと、リアルタイムでの表示を可能
にするためである。
【0020】撮像データの読み出しモードとしては主と
して、撮像されたほぼ全画素から信号を読み出してCC
U28のTV信号化回路39で映像信号化した後、TV
モニタ32の画面全体に表示するズーム広角モードと、
MOS型撮像素子25の任意の一部の画素(ここでは3
6万画素)から信号を読み出してTVモニタ32の画面
全体に拡大表示するズーム拡大モードとがある。第1実
施形態ではまず患者の体腔内に挿入された鉗子13の処
置部15を探しあてるために、ズーム広角モードによっ
て広範囲(図1のR1で示す範囲)の画像をTVモニタ
32に表示する。処置部15が表示された時点で、今度
はズーム拡大モードにより処置部15を中心とする範囲
(図1のR2で示す範囲)を撮像してMOS型固体撮像
素子25から信号を読み出してTVモニタ32に拡大表
示する。これによって患者の患部及び処置部15のよう
すが詳細に示され手術が行ない易くなる。
して、撮像されたほぼ全画素から信号を読み出してCC
U28のTV信号化回路39で映像信号化した後、TV
モニタ32の画面全体に表示するズーム広角モードと、
MOS型撮像素子25の任意の一部の画素(ここでは3
6万画素)から信号を読み出してTVモニタ32の画面
全体に拡大表示するズーム拡大モードとがある。第1実
施形態ではまず患者の体腔内に挿入された鉗子13の処
置部15を探しあてるために、ズーム広角モードによっ
て広範囲(図1のR1で示す範囲)の画像をTVモニタ
32に表示する。処置部15が表示された時点で、今度
はズーム拡大モードにより処置部15を中心とする範囲
(図1のR2で示す範囲)を撮像してMOS型固体撮像
素子25から信号を読み出してTVモニタ32に拡大表
示する。これによって患者の患部及び処置部15のよう
すが詳細に示され手術が行ない易くなる。
【0021】また、照明の配光の関係やレンズ周辺の解
像度が低下するなどの理由により、内視鏡の対物光学系
には種々のマスクが用いられている。ここでは、説明を
容易にするために、MOS型撮像素子25の例えば前面
に四角のマスクを配置した場合を想定すると、実際にM
OS型固体撮像素子25に入射される光学像は図6の2
5bで示される範囲に制限され、ズーム拡大モード時の
読み出し範囲は例えば25a、ズーム広角モード時の読
み出し範囲は例えば25cで示される範囲となる。
像度が低下するなどの理由により、内視鏡の対物光学系
には種々のマスクが用いられている。ここでは、説明を
容易にするために、MOS型撮像素子25の例えば前面
に四角のマスクを配置した場合を想定すると、実際にM
OS型固体撮像素子25に入射される光学像は図6の2
5bで示される範囲に制限され、ズーム拡大モード時の
読み出し範囲は例えば25a、ズーム広角モード時の読
み出し範囲は例えば25cで示される範囲となる。
【0022】以下にまずMx=My=4が設定されてズ
ーム広角モードが選択された場合(25cで示される部
分を読み出したい場合)の具体的な読み出し方法につい
て説明する。ここではスタート画素をSx=Sy=1す
る。
ーム広角モードが選択された場合(25cで示される部
分を読み出したい場合)の具体的な読み出し方法につい
て説明する。ここではスタート画素をSx=Sy=1す
る。
【0023】このとき、カウンタ変数(Nx,Ny)
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
【0024】したがって、実際に読み出される画素
(x,y)は、(1,1)、(5,1)、(9,1)、
(13,1)、…、(2397,1)、(1,5)、
(5,5)、(9,5)、(13,5)、…、(239
7,2397)、(1,1)、(5,1)、(9,
1)、(13,1)、となる。
(x,y)は、(1,1)、(5,1)、(9,1)、
(13,1)、…、(2397,1)、(1,5)、
(5,5)、(9,5)、(13,5)、…、(239
7,2397)、(1,1)、(5,1)、(9,
1)、(13,1)、となる。
【0025】このようにズーム広角モード時は全画素
(ここでは576万画素)のうち、x及びy方向の画素
を所定の倍率(ここではMx=My=4)に応じて間引
くことによりほぼ全画素に渡って36万画素分の信号を
読み出して、TVモニタ32に相対的に縮小表示する。
(ここでは576万画素)のうち、x及びy方向の画素
を所定の倍率(ここではMx=My=4)に応じて間引
くことによりほぼ全画素に渡って36万画素分の信号を
読み出して、TVモニタ32に相対的に縮小表示する。
【0026】次に、Mx=My=1が設定されてズーム
拡大モードが選択され、全画素の中央部(図25の25
a)を拡大表示する場合について説明する。この場合は
スタート画素をSx=Sy=901とする。
拡大モードが選択され、全画素の中央部(図25の25
a)を拡大表示する場合について説明する。この場合は
スタート画素をSx=Sy=901とする。
【0027】このとき、カウンタ変数(Nx,Ny)
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
【0028】したがって、実際に読み出される画素
(x,y)は、(901,901)、(902,90
1)、(903,901)、(904,901)、…、
(1500,901)、(901,902)、(90
2,902)、(903,902)、(904,90
2)、…、(1500,1500)、(901,90
1)、(902,901)、(903,901)、(9
04,901)、となる。
(x,y)は、(901,901)、(902,90
1)、(903,901)、(904,901)、…、
(1500,901)、(901,902)、(90
2,902)、(903,902)、(904,90
2)、…、(1500,1500)、(901,90
1)、(902,901)、(903,901)、(9
04,901)、となる。
【0029】次に、Mx=My=1が設定されてズーム
拡大モードが選択され、全画素の左上部を拡大表示する
場合について説明する。この場合はスタート画素をSx
=Sy=1とする。
拡大モードが選択され、全画素の左上部を拡大表示する
場合について説明する。この場合はスタート画素をSx
=Sy=1とする。
【0030】このとき、カウンタ変数(Nx,Ny)
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
は、(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,
0)、…、(599,0)、(0,1)、(1,1)、
(2,1)、(3,1)、…、(599,599)、
(0,0)、(1,0)、(2,0)、(3,0)、…
のように変更され、電源がOFFされるまで継続され
る。
【0031】したがって、実際に読み出される画素
(x,y)は、(1,1)、(2,1)、(3,1)、
(4,1)、…、(600,1)、(1,2)、(2,
2)、(3,2)、(4,2)、…、(600,60
0)、(1,1)、(2,1)、(3,1)、(4,
1)、となる。
(x,y)は、(1,1)、(2,1)、(3,1)、
(4,1)、…、(600,1)、(1,2)、(2,
2)、(3,2)、(4,2)、…、(600,60
0)、(1,1)、(2,1)、(3,1)、(4,
1)、となる。
【0032】上記した第1実施形態によれば、撮像素子
の前面に配置した四角のマスクに応じて任意の画素から
信号を読み出すことができる。また、ズーム拡大モード
の場合は間引くことなしに、ズーム広角モードの場合は
画素を間引くことにより全画素の一部(36万画素)を
読み出すので、十分な解像度を得ながら効率よく読み出
しを行なうことができる。さらに、ズーム広角モード時
は画素を間引くことにより、ズーム拡大モード時と同じ
画素数(36万画素)を読み出すようにしたので同一の
解像度が得られ、かつ、読み出し時のクロック数が一定
で良いので読み出し処理を簡略化することができる。
の前面に配置した四角のマスクに応じて任意の画素から
信号を読み出すことができる。また、ズーム拡大モード
の場合は間引くことなしに、ズーム広角モードの場合は
画素を間引くことにより全画素の一部(36万画素)を
読み出すので、十分な解像度を得ながら効率よく読み出
しを行なうことができる。さらに、ズーム広角モード時
は画素を間引くことにより、ズーム拡大モード時と同じ
画素数(36万画素)を読み出すようにしたので同一の
解像度が得られ、かつ、読み出し時のクロック数が一定
で良いので読み出し処理を簡略化することができる。
【0033】さらに、撮像素子としてランダムアクセス
が可能なMOS型撮像素子を用い、上記した第1実施形
態の方法で画素を読み出すようにすれば撮像素子を移動
させる必要がなくなるので、撮像手段を移動させるため
の駆動源や駆動制御回路が不要となりその分撮像部の構
成を小型化することができる。
が可能なMOS型撮像素子を用い、上記した第1実施形
態の方法で画素を読み出すようにすれば撮像素子を移動
させる必要がなくなるので、撮像手段を移動させるため
の駆動源や駆動制御回路が不要となりその分撮像部の構
成を小型化することができる。
【0034】以下に、本発明の第2実施形態の作用を説
明する。上記した図4の構成において、X−Yアドレス
方式によりMOS型撮像素子25から読み出された信号
はCCU28のTV信号化回路39に入力されて映像信
号化され、色空間変換部34に入力される。色空間変換
部34では、入力された映像信号から、各画素毎の色成
分を抽出し、それぞれの色空間(色差HSI、L*a*
b*等)のデータに変換する。
明する。上記した図4の構成において、X−Yアドレス
方式によりMOS型撮像素子25から読み出された信号
はCCU28のTV信号化回路39に入力されて映像信
号化され、色空間変換部34に入力される。色空間変換
部34では、入力された映像信号から、各画素毎の色成
分を抽出し、それぞれの色空間(色差HSI、L*a*
b*等)のデータに変換する。
【0035】ここで、映像信号のフォーマットがNTS
Cであれば、Y,EQ ,EI 信号から色差信号(Y,B
−Y,R−Y)や、この色差信号から算出したRGB信
号に基いて算出可能な3刺激値(X,Y,Z)を用いた
HSI(色相:Hue、彩度Saturation、明
度:Intensity)空間、L*a*b*空間等の
色空間に変換して出力する。また、映像信号のフォーマ
ットがRGBであれば同様に色差、HSI、L*a*b
*等の色空間に変換して出力する。
Cであれば、Y,EQ ,EI 信号から色差信号(Y,B
−Y,R−Y)や、この色差信号から算出したRGB信
号に基いて算出可能な3刺激値(X,Y,Z)を用いた
HSI(色相:Hue、彩度Saturation、明
度:Intensity)空間、L*a*b*空間等の
色空間に変換して出力する。また、映像信号のフォーマ
ットがRGBであれば同様に色差、HSI、L*a*b
*等の色空間に変換して出力する。
【0036】この出力は、抽出画像生成部35に入力さ
れる。この抽出画像生成部35は、入力された色空間の
信号が、あらかじめ設定されている抽出対象色の範囲に
入っているかどうかを各画素毎に比較する。そして、入
力信号が、設定範囲に入っていればその画素を明度0
に、設定範囲外であればその画素の明度を1にして無彩
色で出力する。この結果、設定された色の部分が黒、そ
れ以外の部分が白である2値画像が出力される。なお、
この逆の出力でもよい。
れる。この抽出画像生成部35は、入力された色空間の
信号が、あらかじめ設定されている抽出対象色の範囲に
入っているかどうかを各画素毎に比較する。そして、入
力信号が、設定範囲に入っていればその画素を明度0
に、設定範囲外であればその画素の明度を1にして無彩
色で出力する。この結果、設定された色の部分が黒、そ
れ以外の部分が白である2値画像が出力される。なお、
この逆の出力でもよい。
【0037】ここで出力される2値画像は重心位置演算
部36に入力される。この重心位置演算部36では、設
定色が抽出されている部分である黒色部分の面積重心を
算出して重心位置情報を出力する。読み出し制御部37
はこの重心位置情報に基づいて読み出し制御信号を生成
してドライバ38に供給する。ドライバ38はこの供給
された読み出し制御信号に基づいてMOS型撮像素子2
5の所定領域から撮像データとしての信号を読み出す。
読み出された信号はCCU28のTV信号化回路39に
より映像信号化された後、TVモニタ32に供給されて
画像として表示される。
部36に入力される。この重心位置演算部36では、設
定色が抽出されている部分である黒色部分の面積重心を
算出して重心位置情報を出力する。読み出し制御部37
はこの重心位置情報に基づいて読み出し制御信号を生成
してドライバ38に供給する。ドライバ38はこの供給
された読み出し制御信号に基づいてMOS型撮像素子2
5の所定領域から撮像データとしての信号を読み出す。
読み出された信号はCCU28のTV信号化回路39に
より映像信号化された後、TVモニタ32に供給されて
画像として表示される。
【0038】第2実施形態では例えばズーム拡大モード
において、設定範囲内の色を有する色マーカー17の重
心位置を重心位置演算部36で算出し、求めた重心位置
を中心に、上記した第1実施形態の読み出し方法を用い
て読み出し制御部37で信号の読み出しを制御する。す
なわち、処置部15が移動した場合には、これに追尾し
て画素の読み出し範囲も例えば図7の点線部分R2から
実線部分R2′へと移動するように制御する。これによ
って、処置部15が移動しても常に処置部15を追尾し
てTVモニタ32に拡大表示することができる。なお、
処置部15の色マーカー17を検出できない場合には、
ズーム広角モードにて撮像素子の全画素を所定の間引き
率、例えば1/10程度に間引いて読み出しを行ない、
色マーカー17が検出された時点でズーム拡大モードに
切り替えて色マーカー17を中心に36万画素分の読み
出しを行って拡大表示するようにする。
において、設定範囲内の色を有する色マーカー17の重
心位置を重心位置演算部36で算出し、求めた重心位置
を中心に、上記した第1実施形態の読み出し方法を用い
て読み出し制御部37で信号の読み出しを制御する。す
なわち、処置部15が移動した場合には、これに追尾し
て画素の読み出し範囲も例えば図7の点線部分R2から
実線部分R2′へと移動するように制御する。これによ
って、処置部15が移動しても常に処置部15を追尾し
てTVモニタ32に拡大表示することができる。なお、
処置部15の色マーカー17を検出できない場合には、
ズーム広角モードにて撮像素子の全画素を所定の間引き
率、例えば1/10程度に間引いて読み出しを行ない、
色マーカー17が検出された時点でズーム拡大モードに
切り替えて色マーカー17を中心に36万画素分の読み
出しを行って拡大表示するようにする。
【0039】なお、第2実施形態では円形のマスクを用
いているので、読み出される領域は図7に示すようにズ
ーム広角モードでもズーム拡大モードでも円形になる。
図8は第2実施形態ではズーム拡大時の読み出し範囲R
2とズーム広角時の読み出し範囲R1との間の任意の読
み出し範囲Rで読み出しが可能であることを示してい
る。図8に示すように第2実施形態ではズーム広角モー
ド時でも読み出し範囲がMOS型撮像素子25の全画素
には渡っていないので、この範囲内でズーム拡大モード
時に読み出される範囲はさらに小さくなり、読み出し速
度が短時間で済む効果がある。
いているので、読み出される領域は図7に示すようにズ
ーム広角モードでもズーム拡大モードでも円形になる。
図8は第2実施形態ではズーム拡大時の読み出し範囲R
2とズーム広角時の読み出し範囲R1との間の任意の読
み出し範囲Rで読み出しが可能であることを示してい
る。図8に示すように第2実施形態ではズーム広角モー
ド時でも読み出し範囲がMOS型撮像素子25の全画素
には渡っていないので、この範囲内でズーム拡大モード
時に読み出される範囲はさらに小さくなり、読み出し速
度が短時間で済む効果がある。
【0040】なお、上記した実施形態では第1実施形態
では四角のマスクを用い、第2実施形態では円形のマス
クを用いたがこれに限定されず、図9に示すような8角
形のマスクを用いてもよい。
では四角のマスクを用い、第2実施形態では円形のマス
クを用いたがこれに限定されず、図9に示すような8角
形のマスクを用いてもよい。
【0041】また、上記した実施形態では第1、第2実
施形態ともMOS型撮像素子25の前面に機械的なマス
クが配置されていることを前提にしたがこれに限定され
ず、読み出しアドレスを制御することによって電気的な
マスクを生成して機械的なマスクと同等の機能を実現す
ることが可能である。また、上記した実施形態では内視
鏡として硬性鏡を用いたが、軟性鏡を用いることも可能
である。
施形態ともMOS型撮像素子25の前面に機械的なマス
クが配置されていることを前提にしたがこれに限定され
ず、読み出しアドレスを制御することによって電気的な
マスクを生成して機械的なマスクと同等の機能を実現す
ることが可能である。また、上記した実施形態では内視
鏡として硬性鏡を用いたが、軟性鏡を用いることも可能
である。
【0042】さらに、上記した実施形態ではMOS型撮
像素子を用いて撮像したが、CMD(Charge Modulation
Device)を撮像素子として用いてもよい。なお、上記し
た実施形態には以下の構成を有する発明が含まれてい
る。 1.任意の画素からランダムに信号を読み出すことが可
能な撮像素子を有する内視鏡装置において、前記撮像素
子に対する任意の読み出し範囲を設定する設定手段と、
この設定手段によって設定された読み出し範囲に対応す
る前記撮像素子の画素から信号を読み出すべく前記撮像
素子を駆動する駆動手段と、を具備することを特徴とす
る内視鏡装置。 2.前記設定手段はフットスイッチであることを特徴と
する構成1に記載の内視鏡装置。 3.前記撮像素子はX−Yアドレス方式(ランダムアク
セス方式)の撮像素子であることを特徴とする構成1に
記載の内視鏡装置。 4.前記撮像素子による撮像の範囲を制限するマスクを
具備し、このマスクの形状に応じて画素が読み出される
ことを特徴とする構成1に記載の内視鏡装置。 5.前記マスクは四角、円形、8角形のうちのいずれか
であることを特徴とする構成4に記載の内視鏡装置。 6.ズーム広角モードとズーム拡大モードの読み出しモ
ードを有し、前記ズーム広角モード時には所定の画素を
間引いて読み出しを行なうことを特徴とする構成1に記
載の内視鏡装置。 7.ズーム広角モードとズーム拡大モードの読み出しモ
ードを有し、これら読み出しモードの間で同じ画素数の
画素から読み出しを行なうことを特徴とする構成1に記
載の内視鏡装置。 8.処置具の先端の移動を検出する検出手段を有し、前
記読み出し範囲はこの検出手段によって検出された処置
具の先端に追尾して移動されることを特徴とする構成1
に記載の内視鏡装置。 9.前記撮像素子上に結像される光学像と同じ領域に含
まれる画素からの読み出しが可能な構成1に記載の内視
鏡装置。 10.撮像素子の出力から処置具の位置を検出してこの
処置具が画面内に表示されるように処置具を追尾するT
Vカメラ装置において、X−Yアドレス方式の撮像素子
と、この撮像素子の撮像データから前記処置具の位置を
検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基
づいて画素の読み出し範囲を制御する読み出し範囲制御
手段と、この読み出し範囲制御手段により指示された画
素を読み出すドライバと、を具備することを特徴とする
TVカメラ装置。 11.前記検出手段によって前記処置具を検出できない
場合には、前記撮像素子の全画素を所定の間引き率で間
引いて読み出しを行なうことを特徴とする構成10に記
載のTVカメラ装置。 12.前記検出手段は処置具に設けられた色マーカーの
色を抽出する色抽出手段を具備することを特徴とする構
成10に記載のTVカメラ装置。 13.前記撮像素子はCMDである構成10に記載のT
Vカメラ装置。 14.前記撮像素子はMOS型の撮像素子である構成1
0に記載のTVカメラ装置。
像素子を用いて撮像したが、CMD(Charge Modulation
Device)を撮像素子として用いてもよい。なお、上記し
た実施形態には以下の構成を有する発明が含まれてい
る。 1.任意の画素からランダムに信号を読み出すことが可
能な撮像素子を有する内視鏡装置において、前記撮像素
子に対する任意の読み出し範囲を設定する設定手段と、
この設定手段によって設定された読み出し範囲に対応す
る前記撮像素子の画素から信号を読み出すべく前記撮像
素子を駆動する駆動手段と、を具備することを特徴とす
る内視鏡装置。 2.前記設定手段はフットスイッチであることを特徴と
する構成1に記載の内視鏡装置。 3.前記撮像素子はX−Yアドレス方式(ランダムアク
セス方式)の撮像素子であることを特徴とする構成1に
記載の内視鏡装置。 4.前記撮像素子による撮像の範囲を制限するマスクを
具備し、このマスクの形状に応じて画素が読み出される
ことを特徴とする構成1に記載の内視鏡装置。 5.前記マスクは四角、円形、8角形のうちのいずれか
であることを特徴とする構成4に記載の内視鏡装置。 6.ズーム広角モードとズーム拡大モードの読み出しモ
ードを有し、前記ズーム広角モード時には所定の画素を
間引いて読み出しを行なうことを特徴とする構成1に記
載の内視鏡装置。 7.ズーム広角モードとズーム拡大モードの読み出しモ
ードを有し、これら読み出しモードの間で同じ画素数の
画素から読み出しを行なうことを特徴とする構成1に記
載の内視鏡装置。 8.処置具の先端の移動を検出する検出手段を有し、前
記読み出し範囲はこの検出手段によって検出された処置
具の先端に追尾して移動されることを特徴とする構成1
に記載の内視鏡装置。 9.前記撮像素子上に結像される光学像と同じ領域に含
まれる画素からの読み出しが可能な構成1に記載の内視
鏡装置。 10.撮像素子の出力から処置具の位置を検出してこの
処置具が画面内に表示されるように処置具を追尾するT
Vカメラ装置において、X−Yアドレス方式の撮像素子
と、この撮像素子の撮像データから前記処置具の位置を
検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基
づいて画素の読み出し範囲を制御する読み出し範囲制御
手段と、この読み出し範囲制御手段により指示された画
素を読み出すドライバと、を具備することを特徴とする
TVカメラ装置。 11.前記検出手段によって前記処置具を検出できない
場合には、前記撮像素子の全画素を所定の間引き率で間
引いて読み出しを行なうことを特徴とする構成10に記
載のTVカメラ装置。 12.前記検出手段は処置具に設けられた色マーカーの
色を抽出する色抽出手段を具備することを特徴とする構
成10に記載のTVカメラ装置。 13.前記撮像素子はCMDである構成10に記載のT
Vカメラ装置。 14.前記撮像素子はMOS型の撮像素子である構成1
0に記載のTVカメラ装置。
【0043】
【発明の効果】上記した本発明によれば、撮像部を複雑
化することなしに撮像素子の任意の画素から信号を効率
よく読み出すことができる内視鏡装置を提供することが
できる。
化することなしに撮像素子の任意の画素から信号を効率
よく読み出すことができる内視鏡装置を提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る内視鏡装置全体の概
略構成を示す図である。
略構成を示す図である。
【図2】図1に示す内視鏡とTVカメラの主な構成要素
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図2に示すMOS型撮像素子の構成を示す図で
ある。
ある。
【図4】図1に示すCCUの構成を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態を説明するために用いら
れるMOS型撮像素子の画素の構成を示す図である。
れるMOS型撮像素子の画素の構成を示す図である。
【図6】四角のマスクに基づいてズーム広角モード及び
ズーム拡大モードにおいて読み出される画素の範囲を示
す図である。
ズーム拡大モードにおいて読み出される画素の範囲を示
す図である。
【図7】本発明の第2実施形態を説明するための図であ
る。
る。
【図8】円形のマスクに基づいてズーム広角モード及び
ズーム拡大モードにおいて読み出される画素の範囲を示
す図である。
ズーム拡大モードにおいて読み出される画素の範囲を示
す図である。
【図9】8角形のマスクを用いて撮像した場合のズーム
広角モード及びズーム拡大モードにおいて読み出される
画素の範囲を示す図である。
広角モード及びズーム拡大モードにおいて読み出される
画素の範囲を示す図である。
1…内視鏡、13…鉗子、15…処置部、17…色マー
カー、18…TVカメラユニット、25…MOS型撮像
素子、28…CCU、32…TVモニタ、33…フット
スイッチ、34…色空間変換部、35…抽出画像生成
部、36…重心位置演算部、37…読み出し制御部、3
8…ドライバ、39…TV信号化回路。
カー、18…TVカメラユニット、25…MOS型撮像
素子、28…CCU、32…TVモニタ、33…フット
スイッチ、34…色空間変換部、35…抽出画像生成
部、36…重心位置演算部、37…読み出し制御部、3
8…ドライバ、39…TV信号化回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 任意の画素からランダムに信号を読み出
すことが可能な撮像素子を有する内視鏡装置において、 前記撮像素子に対する任意の読み出し範囲を設定する設
定手段と、 この設定手段によって設定された読み出し範囲に対応す
る前記撮像素子の画素から信号を読み出すべく前記撮像
素子を駆動する駆動手段と、を具備することを特徴とす
る内視鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9053366A JPH10243919A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9053366A JPH10243919A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 内視鏡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243919A true JPH10243919A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=12940826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9053366A Pending JPH10243919A (ja) | 1997-03-07 | 1997-03-07 | 内視鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10243919A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003018434A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Olympus Optical Co Ltd | 撮像装置 |
JP2011147707A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Olympus Corp | 撮像装置、内視鏡システム及び撮像装置の制御方法 |
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WO2012165203A1 (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置 |
JP2013192803A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Hoya Corp | 内視鏡システム |
WO2015190443A1 (ja) * | 2014-06-13 | 2015-12-17 | オリンパス株式会社 | 固体撮像装置及び撮像方法 |
US9801531B2 (en) | 2011-05-27 | 2017-10-31 | Olympus Corporation | Endoscope system and method for operating endoscope system |
-
1997
- 1997-03-07 JP JP9053366A patent/JPH10243919A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5932173B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2016-06-08 | オリンパス株式会社 | 固体撮像装置及び撮像方法 |
US9661284B2 (en) | 2014-06-13 | 2017-05-23 | Olympus Corporation | Solid state imaging apparatus and imaging method |
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