JP2003018434A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003018434A
JP2003018434A JP2001196951A JP2001196951A JP2003018434A JP 2003018434 A JP2003018434 A JP 2003018434A JP 2001196951 A JP2001196951 A JP 2001196951A JP 2001196951 A JP2001196951 A JP 2001196951A JP 2003018434 A JP2003018434 A JP 2003018434A
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English (en)
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Kazuhiro Haneda
和寛 羽田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動物体や肌色物体等を自動的に検出し、その
画像を表示装置を用いて常に表示し続けることで効率的
な撮影動作を実行し得る撮像装置を提供する。 【解決手段】撮影レンズ11による光学像を光電変換し
て得た画像信号を出力する撮像素子12を備えた撮像装
置1において、撮像素子の全画素の画素信号を得る第1
の駆動形態と、撮像素子の一部領域の画素(ブロック画
素信号)を得る第2の駆動形態と、撮像素子の全画素を
対象として所定の間引き率による走査でスキップ画像信
号を得る第3の駆動形態とのいずれかの形態で動作する
よう撮像素子を制御する撮像素子制御手段16と、各種
の画像信号処理を行なう画像信号処理手段16と、画像
信号処理手段の出力情報からブロック画像領域の位置と
大きさとを自動的に設定する位置設定手段16と、ブロ
ック画像とスキップ画像とを同時に表示し得る表示手段
とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮像装置、詳し
くは撮影レンズによって結像される光学像を受けて光電
変換を行ない、その結果得られる画像信号を出力する撮
像素子を備えた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影レンズによって結像される光
学像を受けて光電変換を行なう撮像素子等を備え、この
撮像素子等から出力される電気信号等に対して所定の信
号処理を施すことによって所定の形態のデジタル画像信
号を生成する一方、当該デジタル画像信号を所定の表示
装置へと出力することで、当該表示装置を利用してデジ
タル画像信号に対応する画像を表示させ、これと同時に
生成されたデジタル画像信号を所定の形態で所定の記録
媒体に記録し得るように構成される撮像装置が一般的に
実用化されている。
【0003】従来の一般的な撮像装置において採用され
る撮像素子としては、二次元平面の撮像面(受光面とも
いう)上において複数の画素等を行列状(マトリクス
状)に配置したもの等がある。
【0004】このような撮像素子12を用いて所望の被
写体像を含む画像を表わすデジタル画像信号等を取得す
る際には、当該撮像素子の有する全ての画素のうちデジ
タル画像信号等を取得するのに寄与する全ての有効画素
(以下、全画素と略記する)を駆動させて走査を行なう
全画素駆動形態や、当該撮像素子の全ての画素のうちの
一部の画素を駆動させて走査を行なうブロック駆動形態
等の複数の駆動形態によって動作させることができるよ
うにものがある。複数の駆動形態によって撮像素子を駆
動させ得るようにした撮像装置については、従来より、
例えば特開平9−214836号公報等によって種々の
提案がなされている。
【0005】上記特開平9−214836号公報によっ
て開示されている撮像装置は、上述の全画素駆動形態・
ブロック駆動形態に加え、撮像素子の撮像面に配置され
る複数の画素のうち一部の画素を間引いて走査するいわ
ゆる間引き走査を行なうスキップ駆動形態の三つの駆動
形態で動作し得るように構成したものである。そのため
に、当該撮像装置には、撮像素子を形成している複数の
画素のそれぞれを各別に駆動制御し得るようにした撮像
素子、つまり個々の画素を任意(ランダム)に利用(ア
クセス)し得るようにした撮像素子であるCMD(Cha
rge Modulation Device)型撮像素子が採用されて
いる。
【0006】そして、このCMD型撮像素子を任意の駆
動形態で駆動させることで、単一の表示装置の表示画面
上において、全体表示の画像と部分拡大表示の画像との
二つの画像を同時に表示させることができるようにして
いる。
【0007】この場合において、全体表示の画像は、ス
キップ駆動形態で撮像素子を駆動することによって得ら
れる画像信号に基づいて表示し、部分拡大表示の画像
は、ブロック駆動形態で撮像素子を駆動することによっ
て得られる画像信号に基づいて表示するようにしてい
る。
【0008】一般的な撮像装置において、撮影動作を実
行するのに先立って行なう操作としては、例えば画角設
定や構図決定の各種の操作、所望の被写体に対する焦点
調節や露出調節等の各操作等がある。この場合におい
て、画角調整や構図決定の操作は、主に全体表示の画像
を観察しながら行なわれるものである。また、精密な焦
点調節操作を行なうには、部分拡大表示の画像を観察し
ながら行なうのが望ましい。
【0009】したがって、上記特開平9−214836
号公報に開示されている撮像装置によれば、全体表示の
画像と部分拡大表示の画像との二つの画像を同時に表示
させるようにしたので、表示を切り換えることなく、撮
影前に行なう複数の操作を迅速に実行することができる
というものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
9−214836号公報によって開示されている手段で
は、スキップ駆動形態で撮像素子を駆動させる際の間引
き率等の条件設定や、ブロック駆動形態で撮像素子を駆
動させる際のブロック画像領域の位置設定等について
は、当該撮像装置の使用者がその都度任意に設定するよ
うにしている。
【0011】このように、各種の設定を使用者が任意に
設定するようにしたものでは、微妙な設定を行なうこと
ができるという利点はあるが、その反面、操作が複雑で
煩雑なものとなる傾向にある。
【0012】また、手動操作による設定手段では、例え
ば非常に高速に移動する被写体(いわゆる移動物体又は
単に動体)等に対して的確に応じることができない場合
もあり得る。
【0013】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、所望の被写体
が、例えば移動物体や所定の色情報を含む被写体等であ
る場合に、その被写体を自動的に検出すると共に、その
所望の被写体の画像を表示装置の表示部に常に表示し続
けるようにすることで、効率的な撮影動作を実行するこ
とのできる撮像装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による撮像装置は、撮影レンズによって
結像される光学像を受けて光電変換を行ない、これによ
り得られる画像信号を出力する撮像素子を備えた撮像装
置において、上記撮像素子における全画素を対象とする
走査によって画像信号を取得する第1の駆動形態と、上
記撮像素子における全画素のうちの一部の領域の画素を
対象とする走査によってブロック画像信号を取得する第
2の駆動形態と、上記撮像素子における全画素を対象と
し予め設定される間引き率による走査によってスキップ
画像信号を取得する第3の駆動形態とのいずれかの駆動
形態で動作するように上記撮像素子を制御する撮像素子
制御手段と、スキップ画像信号に対して画像信号処理を
行なう画像信号処理手段と、この画像信号処理手段から
出力される情報に基づいてブロック画像信号の取得領域
の位置を自動的に設定する位置設定手段と、ブロック画
像信号により表わされるブロック画像とスキップ画像信
号により表わされるスキップ画像とを表示する表示手段
とを具備してなることを特徴とする。
【0015】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る撮像装置において、上記画像信号処理手段から出力さ
れる情報に基づいてブロック画像信号の取得領域の大き
さを自動的に設定するブロック領域設定手段を、さらに
具備してなることを特徴とする。
【0016】そして、第3の発明による撮像装置は、撮
影レンズによって結像される光学像を受けて光電変換を
行ない、これにより得られる画像信号を出力する撮像素
子を備えた撮像装置において、上記撮像素子における全
画素を対象とする走査によって画像信号を取得する第1
の駆動形態と、上記撮像素子における全画素のうちの一
部の領域の画素を対象とする走査によってブロック画像
信号を取得する第2の駆動形態と、上記撮像素子におけ
る全画素を対象とし予め設定される間引き率による走査
によってスキップ画像信号を取得する第3の駆動形態と
のいずれかの駆動形態で動作するように上記撮像素子を
制御する撮像素子制御手段と、ブロック画像信号に対し
て画像信号処理を行なう画像信号処理手段と、この画像
信号処理手段から出力される情報に基づいてスキップ画
像信号の間引き率を自動的に設定する間引き率設定手段
と、ブロック画像信号により表わされるブロック画像と
スキップ画像信号により表わされるスキップ画像とを表
示する表示手段とを具備してなることを特徴とする。
【0017】第4の発明による撮像装置は、撮影レンズ
によって結像される光学像を受けて光電変換を行ない、
これにより得られる画像信号を出力する撮像素子を備え
た撮像装置において、上記撮像素子における全画素を対
象とする走査によって画像信号を取得する第1の駆動形
態と、上記撮像素子における全画素のうちの一部の領域
の画素を対象とする走査によってブロック画像信号を取
得する第2の駆動形態と、上記撮像素子における全画素
を対象とし予め設定される間引き率による走査によって
スキップ画像信号を取得する第3の駆動形態とのいずれ
かの駆動形態で動作するように上記撮像素子の駆動制御
を行なう撮像素子制御手段と、ブロック画像信号により
表わされるブロック画像とスキップ画像信号により表わ
されるスキップ画像とを表示する表示手段とを具備し、
上記撮像素子制御手段は、通常の動作時には、ブロック
画像信号とスキップ画像信号とを交互に取得するように
上記撮像素子を駆動する一方、所望の被写体に変化が生
じた際には、ブロック画像信号とスキップ画像信号とを
取得するための走査順序を変更して上記撮像素子を駆動
するのと同時に、所望の被写体の位置及び/又は大きさ
の情報を取得し得るように上記撮像素子の駆動制御を自
動的に切り換えるようにしたことを特徴とする。
【0018】第5の発明は、上記第1の発明又は上記第
3の発明又は上記第4の発明のうちのいずれか一つによ
る撮像装置において、上記画像信号処理手段は、上記撮
像素子により取得されたブロック画像信号に基づいて焦
点検出処理と露出検出処理とを行ない得るように構成さ
れ、さらに、上記画像信号処理手段による焦点検出処理
の結果得られる距離情報に基づいて上記撮影レンズを駆
動制御する撮影レンズ駆動制御手段と、上記画像信号処
理手段による露出検出処理の結果得られる露出情報に基
づいて上記撮影レンズ又は上記撮像素子を駆動する駆動
制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0019】第6の発明は、上記第1の発明又は上記第
3の発明又は上記第4の発明のうちのいずれか一つによ
る撮像装置において、上記画像信号処理手段によって得
られるブロック画像の最適な焦点状態及び露出状態で走
査が行なわれた結果得られる上記撮像素子の全画素信号
に対して所望する画像信号処理を加えた後、記録し得る
状態にする記録手段を、さらに具備してなることを特徴
とする。
【0020】第7の発明は、上記第1の発明又は上記第
3の発明又は上記第4の発明のうちのいずれか一つによ
る撮像装置において、上記情報を選択し指定する手段を
備えてなることを特徴とする。
【0021】第8の発明は、上記第1の発明又は上記第
3の発明又は上記第4の発明のうちのいずれか一つによ
る撮像装置において、上記画像処理手段は、複数種類の
画像信号処理を実行し得ると共に、上記情報毎に最適と
なる画像信号処理を実行するようにしたことを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態の撮像
装置を構成する主要部材を示すブロック構成図である。
【0023】本実施形態の撮像装置1は、被写体からの
光束(以下、被写体光束という)を透過させて所定の光
学像(被写体像ともいう)を形成し所定の撮像面(受光
面)上に結像させる撮影光学系の一部を構成する撮影レ
ンズ11と、複数の画素からなる撮像面を備え、撮影レ
ンズ11を透過して形成され撮像面に結像される被写体
像を受けて光電変換を行ない、その結果取得される電気
信号をアナログ画像信号として出力する撮像素子12
と、この撮像素子12から出力されるアナログ画像信号
を増幅するための増幅回路(図示せず)や、この増幅回
路の出力信号をデジタル信号へと変換するアナログ−デ
ジタル変換回路(図示せず。A/D変換回路という)等
を含むアナログ信号処理回路15と、このアナログ信号
処理回路15からの出力(アナログ又はデジタルの画像
信号)を受けて、これに対して色変換処理・ガンマ補正
処理・輪郭強調処理・圧縮処理等、各種の画像信号処理
を実行する画像信号処理手段であると共に、各種の構成
部材等を制御する制御手段でもあるデジタル信号処理回
路16と、このデジタル信号処理回路16から出力され
るデジタル画像信号を受けて対応する画像を視覚的に視
認し得る形態で表示させる表示手段である表示装置17
と、各種の記録媒体を含みデジタル信号処理回路16か
らの出力(デジタル画像信号)を受けて記録媒体に記録
するのに最適な形態の画像データを生成し、生成した画
像データを所定の記録媒体に記録する記録手段である画
像信号記録部18と、各種の操作部材等(図示せず)に
連動し、操作に応じた指示信号をデジタル信号処理回路
16に向けて発生させるスイッチ部(以下、SWと略記
する)19と、駆動形態に応じて撮像素子12を駆動す
るためのタイミング信号等を発生させるタイミング発生
部(タイミングジェネレータ。以下、TGと略記する)
13と、デジタル信号処理回路16からの指示信号を受
けて撮影レンズ11の駆動制御を行なうレンズ制御部1
4等の各種の構成部材によって構成されている。
【0024】撮影レンズ11は、複数の光学要素等から
なる撮影光学系と、この撮影光学系の少なくとも一部の
光学要素を光軸Oに沿う方向へと移動させることで焦点
調節動作を行なう焦点調節機構及び変倍動作を行なう変
倍機構と、露出を調節するための絞り機構及びシャッタ
機構等によって構成されていろ。これらの各駆動機構等
は、レンズ制御部14からの指示信号によって駆動制御
されるようになっている。
【0025】撮像素子12は、XYアドレス方式の固体
撮像素子、例えばCMD(ChargeModulation Devic
e)型撮像素子等が用いられている。この方式の撮像素
子は、撮像面上に配列された複数の画素のうち任意の位
置の画素を選択して、その選択した画素からの画素信号
のみを取り出し得るように構成されているものである。
【0026】したがって、本実施形態の撮像装置は、撮
像素子12の駆動を制御することによって、全画素駆動
形態・ブロック駆動形態・スキップ駆動形態の三つの種
類の駆動形態で動作することができるようになってい
る。この撮像素子12の駆動形態の制御は、撮像素子制
御手段としてのデジタル信号処理回路16によって行な
われるようになっている。
【0027】ここで、全画素駆動形態とは、撮像素子1
2の有する全ての画素のうちデジタル画像信号等を取得
するのに寄与する全ての有効画素(全画素)を対象とす
る走査によって画像信号を取得する第1の駆動形態であ
る。
【0028】ブロック駆動形態とは、撮像素子12にお
ける全画素のうちの一部の領域の画素を対象とする走査
によって画像信号を取得する第2の駆動形態である。こ
のブロック駆動形態で撮像素子12を駆動することで取
得した画像信号をブロック画像信号というものとする。
【0029】スキップ駆動形態とは、撮像素子12にお
ける全画素を対象とし予め設定される間引き率による走
査によって画像信号を取得する第3の駆動形態である。
このブロック駆動形態で撮像素子12を駆動することで
取得した画像信号をブロック画像信号というものとす
る。
【0030】そして、撮像素子12の出力は、上述した
ようにアナログ信号処理回路15へと出力されるように
なっている。
【0031】デジタル信号処理回路16には、TG13
・レンズ制御部14・アナログ信号処理回路15・表示
装置17・画像信号記録部18・SW19等が電気的に
接続されている。また、デジタル信号処理回路16は、
SW19から出力される指示信号をTG13やレンズ制
御部14等へと伝送するための回路を備えて構成されて
いる。
【0032】表示装置17としては、例えばCRT(C
athod Ray Tube)型表示装置や液晶表示(LCD;
Liquid Crystal Display)装置・プラズマディスプ
レイ(Plasma Display)装置・電子蛍光ディスプレイ
(Electro Luminescent Display;ELディスプレ
イ)装置等が適用される。
【0033】そして、本実施形態の撮像装置1における
表示装置17は、上述した従来の手段、例えば特開平9
−214836号公報によって開示されている手段等と
同様の手段によって画像の表示を行ない得るようになっ
ている。即ち、撮像素子12をスキップ駆動形態で駆動
させた場合に得られる画像信号に基づいて表示される画
像(以下、スキップ画像という)と、撮像素子12をブ
ロック駆動形態で駆動させた場合に得られる画像信号に
基づいて表示される画像(以下、ブロック画像という)
とを、単一の表示装置17の表示画面上において、それ
ぞれ別の画像として同時に表示し得るようになっている
(詳細は後述する。図2・図3参照)。
【0034】なお、本実施形態の表示装置17は、デジ
タル信号処理回路16から出力されるデジタル画像信号
を受けて、当該画像信号に応じた画像を所定の形態で表
示するのに最適となる電気信号、例えば標準的な方式の
テレビジョン信号(NTSC(National Television
System Committee)方式の画像信号)へと変換処理
して出力するための同期信号付加回路・D/A変換回路
(いずれも図示せず)等の表示信号処理回路等を含んで
構成されている。
【0035】画像信号記録部18は、所定の記録媒体
と、この記録媒体を駆動する駆動機構等を含んで構成さ
れている。なお、本撮像装置1の画像信号記録部18に
おいて使用される記録媒体としては、例えば磁気ディス
ク媒体・光ディスク媒体・光磁気ディスク媒体・半導体
型記録媒体等である。
【0036】本実施形態の撮像装置1における撮像素子
12は、上述したようにXYアドレス方式の固体撮像素
子(例えばCDM撮像素子等)が用いられている。本実
施形態においては、撮像素子12の撮像面に配置される
画素のうち画像を形成するのに有効となる画素(全画
素)の全てを含む領域、即ち撮像素子12を全画素駆動
形態で駆動した場合における走査領域は、例えば、縦×
横=2000画素×2000画素に設定されているもの
とする。
【0037】また、この撮像素子12をブロック駆動形
態で駆動した場合における走査領域(ブロック画像領域
という)は、例えば、 縦×横=1000画素×1000画素 =500画素×500画素 =100画素×100画素 の三種類の領域を適宜切り換えて設定し得るようになっ
ているものとする。ここで、ブロック駆動形態において
撮像素子12を駆動させる場合のブロック領域の設定の
切り換えは、ブロック領域設定手段としてのデジタル信
号処理回路16が担っている。
【0038】そして、撮像素子12をスキップ駆動形態
で駆動した場合におけるスキップ画像の間引き率は、4
画素間引き・8画素間引き・16画素間引きの三種類の
間引き率を適宜設定し得るようになっているものとす
る。ここで、スキップ駆動形態において撮像素子12を
駆動させる場合の間引き率の設定の切り換えは、間引き
率設定手段としてのデジタル信号処理回路16が担って
いる。
【0039】このように構成された本撮像装置1の作用
は、次に示す通りである。即ち、本撮像装置1の主電源
(図示せず)が開状態(オン状態)となっているときに
は、デジタル信号処理回路16の指示によって制御され
るタイミング発生部13は、撮像素子12を駆動するた
めのタイミング信号を発生させる。このタイミング信号
は、そのとき設定されている本撮像装置1の動作形態
(詳細は後述する)に応じた撮像素子12の駆動形態に
対応するタイミング信号となる。これによって撮像素子
12は、所定の駆動形態によって駆動されて、駆動形態
に応じた走査を実行する。
【0040】この場合において被写体光束は、撮影レン
ズ11を透過して撮像素子12の撮像面上に照射されて
おり、所定の光学像が当該撮像面上に結像している。こ
の光学像を受けて撮像素子12は、光電変換処理を行な
い、その結果取得される画像信号をアナログ信号処理回
路15へと出力する。
【0041】アナログ信号処理回路15の内部では、撮
像素子12から入力されるアナログ画像信号を増幅回路
(図示せず)によって増幅し、この増幅された画像信号
をA/D変換回路(図示せず)によってデジタル信号へ
と変換する。その結果、生成されるデジタル信号は、デ
ジタル信号処理回路16へと出力される。
【0042】デジタル信号処理回路16では、色変換処
理・ガンマ補正処理・輪郭強調処理・圧縮処理等の各種
の画像信号処理が実行される。ここで所定の信号処理が
施された後の画像信号は、表示装置17及び画像信号記
録部18へと出力される。
【0043】これを受けて表示装置17は、表示するの
に最適となる電気信号(例えばNTSC方式の画像信
号)となるように同期信号付加回路(図示せず)による
変換処理を施した後、これを自己の内部に有する表示部
(図示せず)へと出力する。これによって表示装置17
の表示部の表示画面上には、生成された画像信号に基づ
く所定の画像が表示される。
【0044】なお、表示装置17の表示部(図示せず)
がアナログ信号を扱う装置である場合には、表示装置1
7の内部に設けられるD/A変換回路(図示せず)によ
って信号変換処理が施された後の表示用アナログ画像信
号が表示部へと出力され、これに基づいて表示画面上に
所定の画像が表示される。
【0045】また、デジタル信号処理回路16から画像
信号記録部18へと出力されるデジタル画像信号は、画
像信号記録部18において、記録するのに最適な形態の
記録用の画像データに変換され、こうして生成された記
録用画像データは、所定の記録媒体に記録される。
【0046】一方、撮像素子12は、上述したように本
撮像装置1の動作形態に応じた駆動形態で駆動する。
【0047】本撮像装置1における動作形態は、一般的
な撮像装置における通常の動作形態に加えて、さらに移
動物体検出動作形態と肌色検出動作形態とによって動作
し得るようになっている。
【0048】移動物体検出動作形態とは、スキップ画像
において移動する物体(以下、移動物体という)に着目
し、この移動物体を含む所定の範囲内の領域をブロック
画像領域として指定し、さらに、このブロック画像領域
の指定位置を移動物体の移動に追従させて変位させるこ
とで、当該移動物体を含む領域の画像をブロック画像と
して常に表示し得ると共に、この移動物体を任意の時点
でいつでも撮影し得るようにする動作形態である。
【0049】また、肌色検出動作形態とは、スキップ画
像において肌色成分を有する物体(以下、肌色物体とい
う)に着目し、この肌色物体を含む所定の範囲内の領域
をブロック画像領域として指定することで、当該肌色物
体を含む領域の画像をブロック画像として常に表示し得
ると共に、この肌色物体を任意の時点でいつでも撮影し
得るようにする動作形態である。
【0050】本撮像装置1における表示装置17は、上
述したようにスキップ画像とブロック画像とを単一の表
示装置17の表示画面上に、それぞれ別の画像として表
示し得るようになっている。
【0051】したがって、移動物体検出動作形態が設定
されている時には、図2に示すように移動物体を含むス
キップ画像17aと、移動物体を含む領域の拡大表示と
なるブロック画像17bとが、単一の表示装置17の表
示画面上に表示されることになる。
【0052】図2は、本撮像装置1が移動物体検出動作
形態に設定されて動作している場合における表示装置1
7の表示形態の一例を示す図である。
【0053】本撮像装置1の表示装置17は、一連の撮
影動作中に撮影対象とする被写体を観察するためのファ
インダ装置としての役目をしている。この場合における
表示装置17の表示画面上には、図2に示すようにスキ
ップ画像17aとブロック画像17bとが並べて表示さ
れている。これらの画像は、撮像素子12によって取得
される画像信号に基づいて表示される動画像である。
【0054】なお、単一の表示装置17の表示画面上に
スキップ画像とブロック画像とを各別に同時に表示させ
る手段については、上述の特開平9−214836号公
報によって開示されている手段等が用いられる。つま
り、撮像素子制御手段であるデジタル信号処理回路16
は、通常の動作時においてブロック画像信号とスキップ
画像信号とを交互に取得するように撮像素子12を駆動
する制御がなされる。
【0055】図2に示す例では、移動物体21を含むス
キップ画像17aが表示装置17の表示画面における所
定の領域に表示されている。ここで、スキップ画像17
aの範囲内に示される符号A・符号B・符号C・符号D
はブロック画像領域の指標を示している。
【0056】このスキップ画像17aの表示範囲内にお
いて、移動物体21は、所望する撮影対象であり、符号
Aから符号B・符号Cを経て符号Dへと矢印X方向に移
動するものとしている。
【0057】なお、図2においては、移動物体21が符
号Aの位置から符号Dの位置へと移動したことを示すた
めに、各時点における移動物体を全て図示している。し
かし、実際の表示画面には、それぞれの時点において対
応する画像のみが表示されることになっている。つま
り、図2の状態は、符号Dの位置に移動物体がある状態
であって、表示画面上において、符号A・符号B・符号
Cで示す像は、この時点においては実際には表示されな
い。
【0058】一方、上述のスキップ画像17aに並べて
表示されるブロック画像17bは、上述のスキップ画像
17aの符号A〜Dの各位置に対応する画像である。図
2に示す状態においては、符号Dの位置に対応する拡大
画像がブロック画像17bとして表示されている。
【0059】本撮像装置1において、移動物体検出動作
形態が設定されている時には、ブロック画像17bを表
示させるためのブロック画像領域が、移動物体21の移
動に追従して変位するようになっている。
【0060】つまり、本撮像装置1においては、スキッ
プ画像17aに表示中の画像のうち撮影対象とする所望
の移動物体21に対して、予め当該装置1の使用者が所
定の操作を行なってブロック画像領域の領域範囲及び位
置を設定すると、その移動物体21の移動量及び移動方
向が、当該スキップ画像17aを形成する画像信号に基
づいてデジタル信号処理回路16等によって検出され、
当該移動物体21を自動的に追尾する。そして、所望の
被写体(移動物体21)を含むブロック領域に設定され
た範囲内の画像は、常にブロック画像17bとして拡大
表示され得るようになっている。
【0061】一方、肌色検出動作形態が設定されている
時には、図3に示すように肌色物体を含むスキップ画像
17aと、肌色物体を含む領域の拡大表示となるブロッ
ク画像17bとが、単一の表示装置17の表示画面上に
表示されることになる。
【0062】図3は、本撮像装置1が肌色検出動作形態
に設定されて動作している場合における表示装置17の
表示形態の一例を示す図である。
【0063】図3に示す例では、肌色領域22を含むス
キップ画像17aが表示装置17の表示画面における所
定の領域に表示されている。このスキップ画像17aの
範囲内において、肌色領域22が所望する撮影対象であ
るものとする。そして、このスキップ画像17aの範囲
内に示される符号Eは、ブロック画像領域の指標であ
る。ブロック画像17bは、上述のスキップ画像17a
の符号Eの位置に対応する領域の拡大画像である。
【0064】本撮像装置1においては、肌色検出動作形
態に設定されると、スキップ画像17aに表示中の画像
のうちの肌色領域22が自動的に検出されて、所望の被
写体となる肌色領域22の位置及び範囲に応じて適切な
ブロック画像領域が設定され、当該肌色領域22の画像
がブロック画像17bとして拡大表示されるようになっ
ている。
【0065】次に、本実施形態の撮像装置1が移動物体
検出動作形態に設定された際の作用を図4・図5に基づ
いて、以下に詳しく説明する。
【0066】本撮像装置1の主電源が開状態(オン状
態)にされて、撮影動作を行ない得る状態にされると、
撮像素子12がスキップ駆動形態で駆動されて、表示装
置17の表示画面の所定の領域には、スキップ画像17
aが表示される。
【0067】この時点におけるスキップ画像17aは、
図4に示すような状態となっている。即ちスキップ画像
17aには、中心位置12cを中心点とするブロック画
像領域を示す三つの指標23が表示されている。
【0068】ここで、スキップ画像17aの表示領域
は、上述したように撮像素子12を全画素駆動形態で駆
動して得られる画素信号に基づいて表示される領域であ
り、縦×横=2000画素×2000画素となってい
る。
【0069】また、ブロック画像領域を示す指標は、上
述したように撮像素子12をブロック駆動形態で駆動し
て得られる画素信号に基づいて表示される領域に対応
し、図4に示す指標23のうち外側から順に、 縦×横=1000画素×1000画素 =500画素×500画素 =250画素×250画素 の領域を示すようになっている。
【0070】したがって、この時点においては、スキッ
プ画像17aを中心とする所定の領域がブロック画像領
域として指定され、これに応じた拡大画像がブロック画
像17bとして、スキップ画像17aと並べて表示され
ている。なお、この時点においてはブロック画像領域を
示す指標23が特定されていない状態にある。したがっ
て、このときブロック画像17bとして拡大表示される
画像は、例えばブロック画像領域の最大範囲を示す指標
23の範囲内の画像となっている。
【0071】この状態において、本撮像装置1の使用者
は、当該撮像装置1の動作形態を移動物体検出動作形態
となるように設定する(図5のステップS1)。ここ
で、動作形態の設定の選択及び切り換えは、本撮像装置
1の外装部等に配設される所定の操作部材(図示せず)
を用いて行なわれる。この動作形態設定用の操作部材
は、SW19に連動しており、動作形態設定用操作部材
を用いて所定の操作をすることで、SW19は所定の指
示信号、即ち移動物体検出動作形態を設定するための指
示信号を発生させる。そして、この指示信号は、デジタ
ル信号処理回路16へと伝達される。
【0072】ステップS2及びステップS3において、
デジタル信号処理回路16は、上述の指示信号を受けて
タイミング発生部13を介して撮像素子12を制御し
て、所定の駆動形態、即ちスキップ駆動形態及びブロッ
ク駆動形態による画素信号の取得を行なう。その結果、
撮影レンズ11によって形成される光学像の全範囲の画
像、即ち撮影レンズ11の全画角の画像が、表示装置1
7の表示部の表示画面上の所定の位置領域においてスキ
ップ画像17aとして表示される。
【0073】これと同時に、表示装置17の表示部の表
示画面上の所定の位置であって、上述のスキップ画像1
7aの表示位置とは異なる位置に、当該スキップ画像1
7aのうち中心部の一部の領域の画像、即ちブロック画
像領域を示す指標23(図4参照)の範囲内の画像がブ
ロック画像17bとして拡大表示される。
【0074】なお、ステップS2・S3において行なわ
れるデジタル信号処理回路16及び撮像素子12等によ
る画像の表示作用については、特開平9−214836
号公報によって開示されている手段に準じるものとし
て、その詳細な説明は省略する。
【0075】次に、ステップS4において、本撮像装置
1の使用者は、表示中のスキップ画像17aの表示範囲
内でのブロック画像領域を示す指標23の大きさを設定
する。ここで、設定する指標23の大きさは、撮影を所
望する被写体(撮影対象物体像)の表示画面上における
大きさを考慮して任意に設定する。
【0076】ここで行なわれる指標23の大きさの設定
は、本撮像装置1の外装部等に配設される所定の操作部
材(図示せず)を用いて行なわれる。ブロック画像領域
の指標23の大きさ設定用操作部材は、SW19に連動
しており、当該操作部材を用いて所定の操作をすること
で、SW19は所定の指示信号、即ち選択された指標2
3の大きさを設定するための指示信号を発生させる。そ
して、この指示信号は、デジタル信号処理回路16へと
伝達される。その結果は、表示装置17の表示画面上に
即座に反映され、スキップ画像17aには設定された指
標23が表示され、ブロック画像17bには、当該指標
23に対応する領域の画像が拡大表示される。
【0077】続けて、本撮像装置1の使用者は、ステッ
プS5において、表示中のスキップ画像17aの表示範
囲内でのブロック画像領域を示す指標23の位置を設定
する。ここで設定する指標23の位置は、撮影を所望す
る被写体像(撮影対象物体像)であって、移動中の物体
か又は移動を開始する以前の状態にある移動物体の表示
画面上における位置に合致するように任意に設定する。
その設定は、例えば本撮像装置1の外装部等に配設され
る所定の操作部材(図示せず)を用いて行なわれる。ブ
ロック画像領域の指標23の位置設定用の操作部材は、
SW19に連動しており、当該操作部材を用いて所定の
操作をすることで、SW19は所定の指示信号、即ち指
標23の位置を設定するための指示信号を発生させる。
【0078】そして、この指示信号は、デジタル信号処
理回路16へと伝達される。その結果は、表示装置17
の表示画面上に即座に反映され、スキップ画像17aに
は、指標23が設定した位置に表示され、ブロック画像
17bには、当該指標23に対応する領域の画像が拡大
表示される。したがって、デジタル信号処理回路16
は、ブロック画像領域の位置を自動的に設定するための
位置設定手段の役目をしている。
【0079】ステップS4・S5の処理において上述し
たように、ブロック画像領域を示す指標23は、所定の
操作部材(図示せず)を用いることでスキップ画像17
aの範囲内における位置を自在に移動させて表示させる
ことができると共に、予め設定されている三つの大きさ
のうちの一つを適宜選択することができるようになって
いる。
【0080】この場合において、設定された指標23の
範囲内の被写体像が移動物体である場合には、次のよう
な処理がなされる。
【0081】即ち、ステップS6において、デジタル信
号処理回路16は、スキップ画像17aのフレーム間相
関を利用して所望の被写体像の動きベクトル及び移動速
度を演算するフレーム相関処理等を実行する。これらの
信号処理の結果、スキップ画像17aの表示範囲内にお
ける指標23の範囲内の所望の被写体が移動物体である
か否かが判断されることになる。
【0082】また、デジタル信号処理回路16は、スキ
ップ画像17aのフレーム間相関を利用して、指標23
の中心位置、即ち所望の被写体像の中心点等を算出す
る。これと同時に、指標23の中心位置が所望の被写体
像の中心点となるように指標23の位置を既定するため
の画素アドレス、例えばブロック画像領域を示す指標2
3の四隅部のうちの少なくとも一つの画素アドレスが決
定される。そして、これらの演算結果に基づいて所望の
被写体像(移動物体像)の自動追尾処理が開始される。
【0083】このことは、次のステップS7の処理、即
ち指標23の位置の自動設定処理に反映される。即ち、
このステップS7では、表示装置17に表示中のステッ
プ画像17aの表示画面上を移動する移動物体像に追従
して、指標23の位置が自動的に変位する処理が開始さ
れる。
【0084】これを受けて、ステップS8においては、
指標23により示されるブロック画像領域の範囲内の画
像、即ち所望の被写体像が常にブロック画像17bとし
て拡大表示される。
【0085】これと同時に、ステップS9において、デ
ジタル信号処理回路16は、ブロック画像17bを表示
するのに寄与する画素信号、即ち指標23の範囲内の画
素信号に基づいて、自動焦点検出処理(AF処理)や自
動露出検出処理(AE処理)等の信号処理を実行する。
これにより所望の被写体像の焦点状態やブロック画像1
7bの範囲内の露出値等が算出される。
【0086】次いで、ステップS10においては、上述
のステップS9の処理で算出された結果を撮影レンズ1
1に対して饋還(きかん;フィードバック)する。つま
り、デジタル信号処理回路16は、レンズ制御部14を
介して撮影レンズ11を駆動制御して、所望の被写体を
撮影するのに最適となる焦点状態及び露出値等の撮影条
件を設定する。また、デジタル信号処理回路16は、T
G13を介して撮像素子12を駆動して露出の制御を行
なういわゆる電子シャッターの撮影条件を設定する。
【0087】したがって、ここでデジタル信号処理回路
16は、上述のステップS9における焦点検出処理の結
果得られる距離情報に基づいて撮影レンズ11を駆動制
御する撮影レンズ駆動制御手段の役目をしていると共
に、上述のステップS9における露出検出処理の結果得
られる露出情報に基づいて撮影レンズ11及び撮像素子
12を駆動する駆動制御手段の役目をしている。
【0088】このようにして撮影レンズ11は、所望の
被写体を撮影するのに最適な状態に設定されるが、この
とき、その設定状態は、表示装置17を用いて表示され
るスキップ画像17a及びブロック画像17bに反映す
ることになるので、本撮像装置1の使用者は、常に所望
の被写体像の焦点状態や露出値等を視認し得ることにな
る。
【0089】なお、この時点において設定されている焦
点状態や露出値等の撮影条件、例えば被写体までの距離
や絞り値及びシャッター速度値等の数値等を、表示装置
17の表示画面中の所定の位置に目視によって確認し得
る形態で表示するようにしてもよい。
【0090】さらに、使用者は、これらの表示情報を確
認しながら各設定値等を任意に変更し得るようにもなっ
ている。この設定値等の変更は、所定の操作部材(図示
せず)を手動操作することによって実行する。
【0091】次に、ステップS11において、所望の被
写体が移動することによって指標23の範囲内に対する
当該被写体像の面積が大きく変化するような場合、具体
的には例えば被写体が本撮像装置1に対して近付く方向
又は遠ざかる方向、即ち撮影レンズ11の光軸に沿う方
向に移動する場合には、その旨の変化をデジタル信号処
理回路16が検出する。これは、所定の面積を有するス
キップ画像17aに対して所望の被写体像の面積が極端
に変化することによって検出されることである。
【0092】このような場合には、デジタル信号処理回
路16は、スキップ画像17aの面積に対する所望の被
写体像の面積の比較判断を行なって、その判断結果に基
づいてブロック画像領域の大きさを適宜変更する制御を
実行する。なお、このときにも所望の被写体の自動追尾
処理は継続して行なわれている。
【0093】そして、所望の被写体像の追尾処理が可能
な状態に維持されている場合には、ステップS13にお
いて、引き続き表示装置17の表示部の所定の領域に指
標23の範囲内の画像がブロック画像17bとして拡大
表示される。
【0094】以降、実際の撮影動作であるシャッターレ
リーズ操作が実行されるまで、上述のステップS9から
ステップS13までの処理が繰り返される。
【0095】一方、上述のステップS11において、所
望の被写体の自動追尾処理が不可能な状態になった場合
には、デジタル信号処理回路16は、その旨の判断を行
なって、ステップS12の処理に移行する。
【0096】例えば移動物体である所望の被写体の移動
速度が充分に速い場合には、自動追尾処理が対応するこ
とができずに、その結果、表示中のブロック画像17b
の範囲内から所望の被写体像が外れてしまうことも考え
られる。
【0097】このような場合には、ステップS12にお
いて、デジタル信号処理回路16は、スキップ画像17
aを表示する際の表示条件のうちフレームレートが低い
と判断する。つまり、移動物体の相関をとるフレーム数
が少ないために表示中のスキップ画像17aの範囲内に
おける所望の被写体像の位置を正確に捉えることができ
なかったものと、デジタル信号処理回路16は判断す
る。
【0098】この場合においてデジタル信号処理回路1
6は、その判断結果に基づいてスキップ画像17aの間
引き率の条件を、例えば4画素間引きを行なうような設
定から8画素間引きを行なう設定に変更する、即ちスキ
ップ画像17aのフレームレートを高くする設定に変更
する。これをもって所望の被写体の位置の検出精度を高
めるようにしている。
【0099】なお、スキップ画像17aの間引き率の条
件を変更する代わりに、ブロック画像領域の大きさの設
定を大きくなるように変更するようにしてもよい。
【0100】このようにすれば、再度所望の被写体像の
追尾を可能にすることができるので、次のステップS1
3の処理において、引き続き表示装置17の表示部の所
定の領域に指標23の範囲内の画像がブロック画像17
bとして拡大表示される。
【0101】このように、所望の被写体に変化が生じた
際には、デジタル信号処理回路16は、ブロック画像信
号とスキップ画像信号とを交互に取得するための撮像素
子12の駆動制御と、所望の被写体の位置や大きさの情
報を取得するための撮像素子12の駆動制御とを自動的
に切り換えるようにしている。
【0102】そして、使用者が所定の操作部材(図示せ
ず)を操作して、実際の撮影動作であるシャッターレリ
ーズ操作を実行すると、その操作を実行した時点におい
て表示装置17に表示中のブロック画像領域を形成して
いる画像信号が取得され、上述した種々の信号処理が施
された後、画像信号記録部18の記録媒体に所定の形態
で記録がなされる。
【0103】次に、本実施形態の撮像装置1が肌色検出
動作形態に設定された際の作用を図6に基づいて、以下
に詳しく説明する。なお、上述の移動物体検出駆動形態
で動作する場合と同様の作用がなされる場合には、その
詳細な説明は省略する。また、この場合における肌色領
域とは、肌色成分を有する被写体等、例えば人物等が占
有する領域を示すものである。
【0104】本撮像装置1の主電源が開状態(オン状
態)にされて、撮影動作を行ない得る状態にされると、
上述のステップS1(図5参照)と同様に撮像素子12
がスキップ駆動形態で駆動されて、表示装置17の表示
画面には、スキップ画像17aとブロック画像17bと
が、それぞれ所定の位置に表示される。この時点におけ
るスキップ画像17aには、ブロック画像領域を示す三
つの指標23が、表示画面の中心部分に表示されている
点は、上述した通りである。
【0105】この状態において、本撮像装置1の使用者
は、当該撮像装置1の動作形態を肌色検出動作形態とな
るように設定する(図6のステップS21)。ここで行
なう動作形態の設定の選択及び切り換えは、上述した通
り所定の動作形態設定用の操作部材(図示せず)を用い
て行なう。動作形態の設定を行なう際の作用は、上述し
た通りである。
【0106】次に、ステップS22及びステップS23
において、デジタル信号処理回路16は、タイミング発
生部13を介して撮像素子12を駆動制御し、スキップ
駆動形態及びブロック駆動形態による画素信号の取得を
行なう。その結果、得られた画像信号に基づく画像が、
表示装置17の表示部の表示画面上の所定の位置領域に
スキップ画像及びブロック画像としてそれぞれ表示され
る。なお、このステップS22及びステップS23は、
上述の図5に示すステップS2及びステップS3の作用
と全く同様の処理が行なわれる。
【0107】ステップS24において、デジタル信号処
理回路16は、スキップ画像17aとして表示されてい
る画像を形成する画素信号に基づいて,当該画像におけ
る肌色領域を検出する。そして、当該デジタル信号処理
回路16は、検出した肌色領域のスキップ画像17aの
表示範囲内における位置と面積とを考慮して、所定の位
置に所定の大きさのブロック画像領域を自動的に設定す
る。これにより、スキップ画像17aには、対応する大
きさの指標23が当該肌色領域の位置に合致するように
表示される(図3参照)。
【0108】これを受けて、表示装置17には、設定さ
れた指標23の範囲内の画像がブロック画像17bとし
て拡大表示される(図6のステップS25)。
【0109】なお、スキップ画像17aに表示中の画像
の範囲内において、肌色領域として検出される領域が複
数存在するような場合には、検出された複数の肌色領域
のそれぞれの面積を算出し、そのうち最大の面積を有す
ると判断した肌色領域を、ブロック画像領域に設定す
る。
【0110】上述したように肌色検出動作形態では、ス
テップS24・S25の処理を本撮像装置1が自動的に
行なうようにしている。したがって、上述のように肌色
領域の自動検出動作がなされて、表示装置17に表示さ
れた画像、即ち肌色領域を含むブロック画像17bが、
使用者が撮影を所望する被写体では無い場合もあり得
る。
【0111】そこで、ステップS26においては、上述
のステップS24の処理で検出された肌色領域が撮影を
所望する被写体であるか否かの判断を行なう。この判断
は、使用者によって行なわれる。つまり、当該撮像装置
1の使用者は、上述のステップS24の処理で検出さ
れ、ステップS25の処理において表示されている画像
を観察し、これが所望の被写体であるか否かの判断を行
なう。
【0112】例えば上述のステップS25の処理におい
て、ステップS24の処理による検出結果がブロック画
像17bとして表示装置17に表示される際に、当該ブ
ロック画像17bの所定の領域に表示中の画像が所望の
被写体か否かの選択を促す所定の表示を同時に行うよう
にする。使用者は、所定の操作部材(図示せず)を用い
て、所望の被写体か否かの選択を行なう。
【0113】ここで、ブロック画像17bの所定の領域
に表示中の画像が所望の被写体である旨の選択が使用者
によってなされた場合には、ステップS28の処理に進
む。
【0114】また、上述のステップS26において、ブ
ロック画像17bの所定の領域に表示中の画像が所望の
被写体では無い旨の選択がなされた場合には、ステップ
S27の処理に進む。
【0115】ステップS27においては、スキップ画像
17aに表示中の画像のうちの異なる肌色領域の検出動
作を実行する。これは、使用者が再度所定の動作形態設
定用の操作部材を操作することにより実行される。そし
て、ステップS28の処理に進む。
【0116】そして、次のステップS28において、所
望の肌色領域がブロック画像として表示される。
【0117】また、上述のステップS24において検出
される肌色領域が複数存在するような場合であって、デ
ジタル信号処理回路16によって自動的に設定された肌
色領域を含むブロック画像が所望の所望のものではない
場合においては、次のような処理を行うようにしても良
い。
【0118】即ち、上述のステップS24において検出
された複数の肌色領域のそれぞれ位置を、表示画面上に
おいて使用者が目視によって識別し得るように、例えば
所定の指標等を表示させる。使用者は、表示される複数
の肌色領域の中から撮影を所望する肌色領域を選択す
る。この選択設定は、所定の操作部材を用いて行なう。
このようにして、使用者によって選択設定された肌色領
域をブロック画像領域に設定するような制御を行なう。
そして、ステップS28の処理へと進む。この手段で
は、領域の選択手順を手動にすることで肌色領域の再検
出動作を不要とすることができるという利点がある。
【0119】次のステップS29において、デジタル信
号処理回路16は、上述の図5のステップS9の処理と
同様に、設定されている指標23の範囲内の画素信号に
基づいて、自動焦点検出処理(AF処理)や自動露出検
出処理(AE処理)等の信号処理を実行し、被写体像の
焦点状態や露出値等を算出する。
【0120】次いで、ステップS30においては、上述
のステップS29の処理の算出結果を撮影レンズ11及
び撮像素子12に対して饋還(きかん;フィードバッ
ク)する。これを受けて、デジタル信号処理回路16
は、レンズ制御部14及びTG13を介して撮影レンズ
11及び撮像素子12を駆動制御する。これにより、そ
の時点で設定されている焦点状態や露出値等の撮影条件
(例えば被写体までの距離や絞り値及びシャッター速度
値等)は、表示装置17における表示画面に反映され
る。したがって、表示装置17の表示部には、所望の被
写体像を含むスキップ画像17aと、指標23の範囲内
の拡大画像としてのブロック画像17bが表示される。
【0121】このようにして、所望の被写体を撮影する
のに最適となる焦点状態及び露出値等の撮影条件が設定
されて、所望の被写体の撮影準備が完了する。したがっ
て、本撮像装置1の使用者は、表示装置17の表示部に
表示中のスキップ画像17a及びブロック画像17bを
観察しながら、所望する時に所定の操作部材(図示せ
ず)を操作して、実際の撮影動作であるシャッターレリ
ーズ操作を実行することで、その操作を実行した時点に
おいて表示装置17に表示中のブロック画像領域を形成
している画像信号が取得され、上述した種々の信号処理
が施された後、画像信号記録部18の記録媒体に所定の
形態で記録がなされる。
【0122】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、撮像素子12をスキップ駆動形態で駆動して得られ
るスキップ画像17aと、撮像素子12をブロック駆動
形態で駆動して得られるブロック画像17bとを単一の
表示装置17によって表示させるようにした撮像装置1
において、スキップ画像17a及びブロック画像17b
のうちの一方の画像情報を利用して、他方の画像が最適
な形態で表示されるように制御しているので、撮影を所
望する被写体像を適切な形態で表示装置17の表示部に
常に表示し続けることができる。
【0123】例えば、本撮像装置1を移動物体検出動作
形態に設定して動作させた場合には、予め設定したブロ
ック画像領域の範囲内の画像がブロック画像17bとし
て拡大表示されると共に、設定したブロック画像領域の
範囲内における所望の被写体に変化が生じたときに、そ
の変化が検出されてブロック画像領域を示す指標23の
位置及び大きさの設定が自動的に変更される。つまり、
スキップ画像17aに表示中の画像のうち所望の被写体
(移動物体等)に関する画像情報に基づいてブロック画
像領域を自動的に変位させるようにしたので、常に所望
の被写体を表示し続けることができる撮像装置1を提供
することができる。
【0124】また、撮影を所望する被写体が高速で移動
する等により移動量が多い場合には、使用者が手動で操
作することによってブロック画像領域の設定を行うのは
困難である。しかし、本実施形態においては、撮影を所
望する被写体が高速で移動する場合には、ブロック画像
17bを形成する画素信号に基づいてその旨を検知し、
被写体に応じた間引き率の条件設定を自動的に変更し
て、スキップ画像17aのフレイムレイトを調整するよ
うにしたので、高速に移動する被写体をも自動的に追尾
し、これを撮影することができる。
【0125】さらに、ブロック画像17bを形成する画
素信号に基づいて撮影を所望する被写体(ブロック画像
領域に設定されている被写体像)の撮影情報、即ち焦点
状態及び露出状態等野情報を取得し、この取得した情報
を撮影レンズ11及び撮像素子12へと饋還(きかん;
フィードバック)するようにしたので、所望の被写体像
を常に最適な状態で表示させ続けることができる。した
がって、いつでも最適な状態の画像を取得することがで
きる。
【0126】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所望
の被写体が、例えば移動物体や所定の色情報を含む被写
体等である場合に、その被写体を自動的に検出すると共
に、その所望の被写体の画像を表示装置の表示部に常に
表示し続けるようにすることで、効率的な撮影動作を実
行することのできる撮像装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の撮像装置を構成する主要
部材を示すブロック構成図。
【図2】図1の撮像装置が移動物体検出動作形態に設定
されて動作している場合における表示装置の表示形態の
一例を示す図。
【図3】図1の撮像装置が肌色検出動作形態に設定され
て動作している場合における表示装置の表示形態の一例
を示す図。
【図4】図1の撮像装置の表示装置において表示される
スキップ画像を示し、このスキップ画像中に表示される
ブロック画像領域を示す指標の表示形態の一例を示す
図。
【図5】図1の撮像装置が移動物体検出動作形態に設定
された際の作用の流れを示す流れ図。
【図6】図1の撮像装置が肌色検出動作形態に設定され
た際の作用の流れを示す流れ図。
【符号の説明】
1……撮像装置 11……撮影レンズ 12……撮像素子 13……タイミング発生部(TG) 14……レンズ制御部 15……アナログ信号処理回路 16……デジタル信号処理回路 17……表示装置 17a……スキップ画像 17b……ブロック画像 18……画像信号記録部 19……スイッチ(SW) 21……移動物体 22……肌色領域 23……指標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/235 G02B 7/11 Z 5/335 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 DB06 DB29 DB31 2H011 AA01 BB04 DA01 2H051 AA01 BA45 BA47 EB01 5C022 AA00 AB06 AB28 AB31 AB68 AC13 AC42 AC69 5C024 CY43 CY50 GY01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズによって結像される光学像
    を受けて光電変換を行ない、これにより得られる画像信
    号を出力する撮像素子を備えた撮像装置において、 上記撮像素子における全画素を対象とする走査によって
    画像信号を取得する第1の駆動形態と、上記撮像素子に
    おける全画素のうちの一部の領域の画素を対象とする走
    査によってブロック画像信号を取得する第2の駆動形態
    と、上記撮像素子における全画素を対象とし予め設定さ
    れる間引き率による走査によってスキップ画像信号を取
    得する第3の駆動形態とのいずれかの駆動形態で動作す
    るように上記撮像素子を制御する撮像素子制御手段と、 スキップ画像信号に対して画像信号処理を行なう画像信
    号処理手段と、 この画像信号処理手段から出力される情報に基づいてブ
    ロック画像信号の取得領域の位置を自動的に設定する位
    置設定手段と、 ブロック画像信号により表わされるブロック画像とスキ
    ップ画像信号により表わされるスキップ画像とを表示す
    る表示手段と、 を具備してなることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記画像信号処理手段から出力される
    情報に基づいてブロック画像信号の取得領域の大きさを
    自動的に設定するブロック領域設定手段を、さらに具備
    してなることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 撮影レンズによって結像される光学像
    を受けて光電変換を行ない、これにより得られる画像信
    号を出力する撮像素子を備えた撮像装置において、 上記撮像素子における全画素を対象とする走査によって
    画像信号を取得する第1の駆動形態と、上記撮像素子に
    おける全画素のうちの一部の領域の画素を対象とする走
    査によってブロック画像信号を取得する第2の駆動形態
    と、上記撮像素子における全画素を対象とし予め設定さ
    れる間引き率による走査によってスキップ画像信号を取
    得する第3の駆動形態とのいずれかの駆動形態で動作す
    るように上記撮像素子を制御する撮像素子制御手段と、 ブロック画像信号に対して画像信号処理を行なう画像信
    号処理手段と、 この画像信号処理手段から出力される情報に基づいてス
    キップ画像信号の間引き率を自動的に設定する間引き率
    設定手段と、 ブロック画像信号により表わされるブロック画像とスキ
    ップ画像信号により表わされるスキップ画像とを表示す
    る表示手段と、 を具備してなることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮影レンズによって結像される光学像
    を受けて光電変換を行ない、これにより得られる画像信
    号を出力する撮像素子を備えた撮像装置において、 上記撮像素子における全画素を対象とする走査によって
    画像信号を取得する第1の駆動形態と、上記撮像素子に
    おける全画素のうちの一部の領域の画素を対象とする走
    査によってブロック画像信号を取得する第2の駆動形態
    と、上記撮像素子における全画素を対象とし予め設定さ
    れる間引き率による走査によってスキップ画像信号を取
    得する第3の駆動形態とのいずれかの駆動形態で動作す
    るように上記撮像素子の駆動制御を行なう撮像素子制御
    手段と、 ブロック画像信号により表わされるブロック画像とスキ
    ップ画像信号により表わされるスキップ画像とを表示す
    る表示手段と、 を具備し、 上記撮像素子制御手段は、通常の動作時には、ブロック
    画像信号とスキップ画像信号とを交互に取得するように
    上記撮像素子を駆動する一方、所望の被写体に変化が生
    じた際には、ブロック画像信号とスキップ画像信号とを
    取得するための走査順序を変更して上記撮像素子を駆動
    するのと同時に、所望の被写体の位置及び/又は大きさ
    の情報を取得し得るように上記撮像素子の駆動制御を自
    動的に切り換えるようにしたことを特徴とする撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 上記画像信号処理手段は、上記撮像素
    子により取得されたブロック画像信号に基づいて焦点検
    出処理と露出検出処理とを行ない得るように構成され、 さらに、上記画像信号処理手段による焦点検出処理の結
    果得られる距離情報に基づいて上記撮影レンズを駆動制
    御する撮影レンズ駆動制御手段と、 上記画像信号処理手段による露出検出処理の結果得られ
    る露出情報に基づいて上記撮影レンズ又は上記撮像素子
    を駆動する駆動制御手段と、 を具備してなることを特徴とする請求項1又は請求項3
    又は請求項4のいずれか一つに記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記画像信号処理手段によって得られ
    るブロック画像の最適な焦点状態及び露出状態で走査が
    行なわれた結果得られる上記撮像素子の全画素信号に対
    して所望する画像信号処理を加えた後、記録し得る状態
    にする記録手段を、さらに具備してなることを特徴とす
    る請求項1又は請求項3又は請求項4のいずれか一つに
    記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記情報を選択し指定する手段を備え
    てなることを特徴とする請求項1又は請求項3又は請求
    項4に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記画像処理手段は、複数種類の画像
    信号処理を実行し得ると共に、上記情報毎に最適となる
    画像信号処理を実行するようにしたことを特徴とする請
    求項1又は請求項3又は請求項4に記載の撮像装置。
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