JPH10314104A - 内視鏡の視野変換装置 - Google Patents

内視鏡の視野変換装置

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JPH10314104A
JPH10314104A JP9124287A JP12428797A JPH10314104A JP H10314104 A JPH10314104 A JP H10314104A JP 9124287 A JP9124287 A JP 9124287A JP 12428797 A JP12428797 A JP 12428797A JP H10314104 A JPH10314104 A JP H10314104A
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章弘 堀井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で精密な鉗子追尾機能を実現するこ
とができる内視鏡の視野変換装置を提供する。 【解決手段】内視鏡画像の視野を変換する視野変換カメ
ラ1と、内視鏡画像中の特徴を判別する特徴判別手段と
しての色検出手段17と、この色検出手段17によって
検出された色が、複数に分割された画像領域のどれに含
まれるかを判別する画像領域判別手段18と、色検出手
段17によって検出された色が、画像領域判別手段18
による判別により選択された画像領域に含まれる量を計
測する画素カウンタ20a乃至20dと、このときの計
測値に基づいて視野変換カメラ1を制御して内視鏡画像
の視野を移動させる視野変換カメラ制御手段23とを具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の視野変換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡下の手術において、処置具と内視
鏡とをそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入し、この体腔
内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察
視野内に捉え、処置具による患部の処置状態を内視鏡に
よって観察しながらその処置作業を行う方法が従来より
知られている。
【0003】例えば、特表平7−509637号公報
は、このような内視鏡下手術に用いられる内視鏡装置を
開示している。この公報によれば、ロボットアームによ
り内視鏡を保持し、術者がフットスイッチを操作するこ
とで内視鏡の位置や内視鏡の視野を変えることができ
る。これにより、助手は内視鏡を保持する業務から解放
され、また術者は自分の思う方向に自在に視野を変える
ことができる。
【0004】また、特開平6−30896号公報は、鉗
子の先端に設けられた複数のマーカにより体腔内の構造
を指し示し、この構造の3次元位置を画像処理によって
特定し、特定された3次元位置にロボットアームにより
内視鏡を誘導することを開示している。これにより、術
者は手術器具から手を離すことなく関心のある領域を指
示することができる。
【0005】また、特開平5−337118号公報は、
磁気を用いた位置センサを鉗子に設けて鉗子先端の3次
元位置を検出し、この検出された3次元位置にロボット
アームによって内視鏡を誘導することを開示している。
【0006】一方、特願平7−214824号公報は、
ロボットアームを用いずに内視鏡の視野を自在に変換す
る方法を開示している。この方法では、内視鏡の画像の
撮像範囲を撮像光学系の一部分をアクチュエータで移動
することで変更している。可動部分は装置内部に設けら
れているので、装置が動作することによる危険性が少な
く、安全性が高い。また、小型で、通常の内視鏡とTV
カメラの組み合わせに置き換えて用いられるので取扱が
容易である。また、鉗子の先端に設けられた色マーカの
画像中の位置を検出して視野を変換する鉗子自動追尾機
能を実現でき、術中に術者が視野を変換することが容易
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特表平7−509637号公報では、内視鏡の視野の
移動をフットスイッチの操作で行なっているが、足の操
作のみによって術者の見たい位置に正確に視野を移動す
ることは操作性が悪く困難を伴うという問題があった。
【0008】また、特開平6−30896号公報では、
鉗子に設けられた複数のマーカの3次元位置を得るため
に、高価な画像処置装置を必要とする。また、特開平5
−337118号公報では、高価な磁気を用いた位置セ
ンサが必要であるという欠点を有する。また、周囲の電
磁場と干渉しないような対策が必要である。
【0009】また、特願平7−214824号公報で
は、ロボットアームを用いずに内視鏡の視野の一部分を
切り出すため、視野変更のために必要な情報は、モニタ
画像内の相対的な2次元位置のみであり、上記の従来技
術と違って対象物の3次元的な位置情報を得る必要がな
い。しかしながら、鉗子先端の色マーカの位置を特定す
るのに高価な画像処理装置を必要とする。
【0010】本発明の内視鏡の視野変換装置はこのよう
な課題に着目してなされたものであり、その目的とする
ところは、簡単な構成で精密な鉗子追尾機能を実現する
ことができる内視鏡の視野変換装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の内視鏡の視野変換装置は、内視鏡画像の
視野を変換する視野変換手段と、内視鏡画像中の特徴を
判別する特徴判別手段と、この特徴判別手段によって判
別された特徴が、複数に分割された画像領域のどれに含
まれるかを判別する領域判別手段と、前記特徴判別手段
によって判別された特徴が、前記領域判別手段による判
別により選択された画像領域に含まれる量を計測し、こ
のときの計測値に基づいて前記視野変換手段を制御して
内視鏡画像の視野を移動させる制御手段とを具備する。
【0012】すなわち、本発明の内視鏡の視野変換装置
は、まず、内視鏡画像中の特徴を特徴判別手段によって
判別し、この特徴判別手段によって判別された特徴が、
複数に分割された画像領域のどれに含まれるかを領域判
別手段によって判別する。次に、前記特徴判別手段によ
って判別された特徴が、前記領域判別手段による判別に
より選択された画像領域に含まれる量を計測し、このと
きの計測値に基づいて前記視野変換手段を制御して内視
鏡画像の視野を移動させるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施形態を詳細に説明する。図1(A)は本発明の第1
実施形態が適用される内視鏡下手術システムの構成を示
す図である。図1(A)において、視野変換カメラ(視
野変換手段)1は接眼部3を介してスコープ2に接続さ
れており、スコープ2は患者の体壁9に設けられた孔に
刺されたトラカール10を通して体腔内に挿入されてい
る。視野変換カメラ1は鉗子追尾装置4に接続されてお
り、鉗子追尾装置4には表示モニタ6と操作スイッチ5
とが接続されている。また、体腔内には鉗子11が挿入
されている。鉗子11はシャフト12と、ハンドル14
と、先端部13とから構成され、先端部13のジョーに
は色マーカ15が設けられている。
【0014】上記した視野変換カメラ1は、電動で駆動
されるズームレンズ7及び撮像素子8から構成されてい
る。撮像素子8は鉗子追尾装置4によってスコープ2の
光軸に対して垂直な方向に上下左右に平行移動すること
が可能である。
【0015】以下に上記した構成の作用を説明する。ま
ず、スコープ2によってR1領域が撮影される。図1
(B)に示すように、このR1の領域はズームレンズ7
によって拡大される。この拡大された一部の領域R2が
撮像素子8に撮影され、撮影された部分が図1(B)に
示すように表示モニタ6に表示される。
【0016】ここで、撮像素子8を上下左右に移動する
ことによって、スコープ2で観察される先端部13にお
けるR2の範囲が変化する。これに応じて表示モニタ6
に表示される画像の位置が変更され、あたかもスコープ
2を上下左右に動かしたかのような画像を得ることがで
きる。また、ここでズームレンズ7の拡大率を変更する
ことにより、スコープ2を近づけたり、遠ざけたりした
のと同じような画像を得ることができる。
【0017】次に、鉗子追尾装置4における鉗子追尾機
能について説明する。鉗子追尾装置4は鉗子11の先端
部13に設けられた色マーカ15の画像を処理し、画像
上における色マーカ15の位置を検出する。ここで、操
作スイッチ5により追尾指令を入力すると、鉗子追尾装
置4で得られた色マーカ15の画像中の位置に基づいて
撮像素子8が上下左右に駆動されて色マーカ15が画像
の中心にくるように制御される。これにより、術者は自
分の見たい方向に鉗子11の先端部13を挿入して操作
スイッチ5を押す事により、自動的に所望の視野を得る
ことができる。
【0018】図2は視野変換カメラ1と操作スイッチ5
とに接続された鉗子追尾装置4の構成を示す図である。
図2において、視野変換カメラ1はカメラコントロール
ユニット16に接続され、カメラコントロールユニット
16からはビデオ信号が出力される。このビデオ信号
は、特徴判別手段としての色検出手段17及び画像領域
判別手段18に入力される。
【0019】画像領域判別手段18は左右判別手段19
aと上下判別手段19bとから構成されている。画像領
域判別手段18には、ビデオ信号の同期信号からの時間
から、画像の画像中の位置を知るためのクロック手段2
4が設けられている。色検出手段17で検出された画素
の色がこの左右判別手段19aによって画像の右にある
か左にあるかが判断されて、画素カウンタPR 20a及
びPL 20bに蓄積される。同様に、色検出手段17で
検出された画素の色が上下判別手段19bによって画像
の上にあるか下にあるかが判断されて、画素カウンタP
U 20c 及びPD 20d に蓄積される。
【0020】X方向速度決定手段21は、上記した画素
カウンタPR 20a、PL 20bからの出力値に基づい
てX方向の速度を決定する。また、Y方向速度決定手段
22は、上記した画素カウンタPU 20c、PD 20d
の出力値に基づいてY方向の速度を決定する。
【0021】視野変換カメラ制御手段23は、操作スイ
ッチ5によって追尾指令が出された時に、これら2つの
速度決定手段21、22からの速度値に基づいて視野変
換カメラ1を駆動する。
【0022】以下に、図3、4、5、6を用いて上記し
た図2に示す構成の作用を詳細に説明する。図3(A)
は左右判別手段19aの作用を説明するための図であ
る。図3(A)に示すように、内視鏡画像26は左右方
向の中央位置64を境にして右領域28と左領域29と
に分割されており、同図は右領域28に色マーカ25
(図1の色マーカ15に対応)が全て入っている状態を
示している。色マーカ25の画素の色は、色検出手段1
7で検出され、走査線27上の画面左端からこの検出さ
れた位置までの時間をクロック手段24を用いて算出す
ることにより、当該検出された位置が右領域28に入っ
ているか、左領域29に入っているかが判別される。図
3(A)では色マーカ25が全て右領域28に入ってい
るために、画素カウンタPR 20aには色マーカ25の
全ての画素数が入っており、それに対して画素カウンタ
PL 20bの値は0になる。このような場合には、X方
向の移動ベクトルVx32は、X軸の正方向に絶対値V
0の速度を有しているとみることができる。
【0023】次に図3(B)を参照して上下判別手段1
9bの作用を説明する。色マーカ25の位置が上下方向
の中央位置131を境にして上領域30に入っているか
下領域31に入っているかは、画素カウンタPU 20c
及び画素カウンタPD 20dから出力される画素数によ
って決定される。すなわち、色検出手段17により抽出
された色マーカ25の上下の位置は、走査線27の画面
上部からの本数により決定され、例えば、画面上部から
の本数が131本以下であれば上領域30、131本よ
り多ければ下部領域31として判定される。図3(B)
の例では、色マーカ25が全て上領域30にあるため色
マーカ25の画素数の全てが画素カウンタPU 20cに
入り、画素カウンタPD 20dからの画素数は0とな
る。このような場合のY方向の移動ベクトルVy33は
Y方向速度決定手段22によって絶対値V0の速度で上
方向に移動するものと判別される。
【0024】この様に、X方向の速度及びY方向の速度
が決定され操作スイッチ5により追尾入力があった場合
には、図4のように、X方向の移動ベクトル及びY方向
の移動ベクトルが合成された移動ベクトルV34の方向
に表示モニタ6の画面が移動する。
【0025】この結果、画面が右斜め上45゜の方向に
移動することになり、色マーカ25がよりモニタ画像の
中心に近づく方向に画面が移動する。ここで、操作スイ
ッチ5を押し続けて追尾操作を続行すると、画面は斜め
上方に移動し、色マーカ25が画面の上下方向の中央ま
たは左右方向の中央に掛かる位置まで移動する。
【0026】図5(A)は、色マーカ25が左右方向の
中央位置64に掛かる位置まで移動した状態を示してい
る。この場合は、色マーカ25の画素数は右領域28及
び左領域29に掛かっているため、X方向の移動ベクト
ルVx32の値は、画素カウンタPR 20aからの出力
値と画素カウンタPL 20bからの出力値との比を用い
て、Vx =V0 ×(PR −PL )/(PR +PL )の式
によって求めることができる。
【0027】同様にして、図5(B)に示すように、色
マーカ25が画面の上下方向の中央位置131に掛かる
場合には、Y方向の移動ベクトルVyは、画素カウンタ
PU20cの出力値と、画素カウンタPD 20dの出力
値との比を用いて、VY =V0 ×(PU −PD )/(P
U +PD )の式によって求めることができる。
【0028】さらに、図6に示すように、色マーカ25
が画像の右上の領域にあった場合には、色マーカ25
は、上下方向の境界131に達するまでの間(移動区間
A35の間)は斜め右上45゜の方向に移動する。そし
て、色マーカ25が上下方向の境界131に達した時に
はY方向の速度が減速され、移動区間B36で示すよう
に色マーカ25は画面の中央にくるように移動する。
【0029】上記した第1実施形態によれば、画面の上
下及び左右を判別する手段を設けたので、簡単な構成で
鉗子11の先端の色マーカ25を容易に画面の中央に移
動させる鉗子自動追尾機能を実現できる。
【0030】以下に、本発明の第2実施形態を説明す
る。第2実施形態の構成が第1実施形態の構成と異なる
のは、図2に示す画像領域判別手段18によって、図7
に示すように、1画面を45゜づつ8方向に分割して、
a、b、c、d、e、f、g、hの8つの領域37a〜
37hを形成する点である。そして、形成されたそれぞ
れの領域に対応する画素カウンタで画素数をカウントし
このカウント値に応じて、それぞれの領域37a乃至3
7hに対応する移動ベクトルVa〜Vhの方向に画面を
移動させる。図7では、色マーカ25は領域37aのみ
に存在するので、操作スイッチ5により追尾操作を指示
した場合には、図9に示すように、移動ベクトルVa3
9の方向、すなわち、色マーカ25の存在する方向に画
面が移動する。
【0031】上記した第2実施形態によれば、画面を細
かく分割して制御することにより、簡単な構成で容易に
色マーカへの移動軌跡を円滑にでき、これによって、滑
らかな追尾機能を実現することが可能となる。
【0032】以下に、本発明の第3実施形態を説明す
る。図8は本発明の第3実施形態の構成を示す図であ
る。図8において、スコープ2は追尾カメラ40に接続
されるとともに、その一部に取り付けられた自在ジョイ
ント41を介して3自由度ロボット42に接続されてい
る。また、スコープ2は体壁9に設けられた孔に刺され
たトラカール10を介して体腔内に挿入されている。ま
た、体腔内には鉗子11が挿入され、鉗子11の先端に
は、特定の波長の光を発する蛍光マーカ57が設けられ
ている。
【0033】3自由度ロボット42は軸方向の回転移動
43及び上下移動44及び進退移動45が可能である。
追尾カメラ40は、画像を撮影する部分と追尾のための
情報を得る部分とに分かれている。撮影のための部分
は、結像レンズ46及びTVカメラ47で構成され、ス
コープ2の画像が結像レンズ46によってTVカメラ4
7に結像される。退尾のための情報を得る部分は、スコ
ープ2からの光の一部分を取り出すプリズム48及び4
9と、結像レンズ50と、色フィルタ51と、フォトト
ランジスタ52a、b、c、dとから構成される。スコ
ープ2の光線の一部分がプリズム48及び49によって
取り出され、結像レンズ50により、フォトトランジス
タ52a、b、c、d上に結像される。
【0034】上記した色フィルタ51は蛍光マーカ57
が発する波長以外の光をカットする機能を有しているの
で、フォトトランジスタ52a、b、c、dでは蛍光マ
ーカ57の明るさだけが検出される。このフォトトラン
ジスタ52a、b、c、dの出力はX方向速度決定手段
53及びY方向速度決定手段54に入力され、ここで決
定された速度がロボット制御装置55に入力される。ロ
ボット制御装置55には追尾スイッチ56が接続され、
この追尾スイッチ56を操作した時に、ロボット制御装
置55により3自由度ロボット42が駆動される。
【0035】図10は上記したフォトトランジスタ52
a、b、c、dの配置を示している。フォトトランジス
タ52a、b、c、dの位置は画面の上下左右の分割領
域に対応している。従って、それぞれのフォトトランジ
スタ52a、b、c、dの出力を図10に示すように結
線することにより、移動マーカの画面上部での明るさI
U 58a、画面下部での明るさID 58b、画面右側で
の明るさIR 58d及び画面左側での明るさIL 58c
に関する情報が得られる。そして、画面右側での明るさ
IR 58d及び画面左側での明るさIL 58cの比によ
って、X方向の移動速度を決定し、また、画面上部での
明るさIU 58a及び画面下部での明るさID 58bの
比によってY方向の移動速度を決定する。
【0036】ロボット制御装置55は以上の決定に基づ
いて3目由度ロボット42を制御することで、蛍光マー
カ57が画面の中央、即ち,明るさIU 58a、ID 5
8b、IR 58c、IL 58dが等しくなるような方向
に移動し、その結果、鉗子11の先端に設けられた蛍光
マーカ57が画面の中央に移動する。
【0037】上記第3実施形態によれば、色抽出手段な
どの画像処理手段を用いることなしに、簡便に追尾装置
を構成することができる。以下に本発明の第4実施形態
を説明する。図11は本発明の第4実施形態の構成を示
す図である。図11において、第1実施形態で示した視
野変換カメラ1の出力がカメラコントロールユニット1
6に接続されている。カメラコントロールユニット16
は、スーパーインポーザ61及び特徴領域検出手段59
に接続されている。スーパーインポーザ61の出力はT
Vモニタ6に接続されている。特徴領域検出手段59の
出力はスーパーインポーザ61と、視野変換カメラ1に
接続された視野変換カメラ制御手段23に接続されてい
る。さらに、特徴領域検出手段59の入力には選択手段
60が接続されている。
【0038】以下に、上記した構成の作用を説明する。
視野変換カメラ1からの映像信号はカメラコントロール
ユニット16によってビデオ信号として出力される。特
徴領域検出手段59ではこのビデオ信号から複数の特徴
領域を検出する。ここで検出された特徴領域はスーパー
インポーザ61によってビデオ信号と合成されてTVモ
ニタ6に表示される。特徴領域検出手段59によって得
られた複数の特徴領域は選択手段60によってその内の
一つまたはそれ以上を選択することができる。選択手段
60で選択された特徴領域の位置及び大きさに関する情
報が視野変換カメラ制御手段23に入力される。
【0039】視野変換カメラ制御手段23は、特徴領域
の中央部が画像の中央になるように視野変換カメラ11
を駆動する。また、特徴領域が画面全体に拡大されるよ
うに、特徴領域の大きさに応じて視野変換カメラ11の
ズームレンズを駆動することも可能である。
【0040】上記した特徴領域検出手段59はハードウ
ェアまたはソフトウェアを用いた画像処理によって構成
されているが、図12はこの画像処理のアルゴリズムの
詳細を示すフローチャートである。図12において、ま
ず、選択手段60に設けられたスタートボタンを検出す
ると、ビデオ信号が画像として特徴領域検出手段59に
取り込まれて、以下の3通りの方法で並列に処理され
る。
【0041】1つ目は最初にエッジ抽出を行い(F
3)、抽出されたエッジの強さ及びエッジの密度を画像
の濃淡に変換する(F4)。2つ目は、取り込まれた画
像を色相及び彩度の画像に変換し(F6)、その情報に
基づいて、画像を色毎に領域分割する(F7)。3つ目
は、取り込まれた画像をローパスフィルタを用いて強く
ぼやし(F9)、その明度に基づいて画像の領域分割を
行う(F10)。
【0042】上記した3通りの処理の重要度に基づく重
み付けをそれぞれ行い(F5、F8、F11)、特徴の
重要度の高い順から候補領域として複数の候補領域を表
示する(F12)。ここで、選択手段60に設けられた
選択ボタンにより複数の候補領域の内の1つが選択され
ると(F13)、選択領域の位置及び大きさに関するデ
ータが出力される(F14)。
【0043】以下に、上記した第4実施形態を実際の手
術に応用した場合の動作を図13乃至図17を参照して
説明する。図13は取り込まれた画像を示しており、こ
の取り込まれた画像には、鉗子62及び鉗子ジョー63
及び出血部64及び病変部65及び縫合器66及び縫合
器66の先端部67が写されている。図14(A)はエ
ッジ抽出を行った後の画像を示しており、鉗子62の先
端部や縫合器66の先端部など、エッジ強度が大きく細
かい領域が候捕領域68a及び68bとして選択されて
いる。
【0044】また、図14(B)は色の領域分割を行っ
た結果を示している。一般に体腔内では、組織や血液な
ど赤色が中心となるが、鉗子62や縫合器66、さらに
病変部65などは赤とは異なった色を有している。その
結果、鉗子62全体が候補領域68cとして、また病変
部65が候補領域68dとして、縫合器66全体が候補
領域68eとして選択される。
【0045】また、図14(C)は明度分割の結果を示
す図である。画面の中では、出血部64は非常に暗く、
また、縫合器66などは金属類であるため非常に強い反
射を持ち、明るく描出される。その結果、出血部64は
候補領域68fとして、縫合器66全体は候補領域68
gとして選択される。
【0046】図15は、図14(A)、(B)、(C)
で示したそれぞれ3種類の処理の結果に重み付けを行な
って候補領域を得た図である。この結果の最も重要な特
徴として、縫合器66の先端が候補領域1(69a)と
して、鉗子62の先端部としての鉗子ジョー63が候補
領域69b(2)として、病変部65が候補領域69c
(3)として、出血部64が候補領域(4)69dとし
て表示されている。
【0047】図16は上記した候補領域を選択するため
の選択手段としての選択スイッチ70を示しており、図
16に示すように鉗子11のハンドル14の近くに設け
られている。選択時はこの選択スイッチ70をシングル
クリックすることにより、候補領域を1、2、3、4の
順に移動させることができる。また、ダブルクリックす
ることにより、その候補領域を選択することができる。
【0048】図17は、4番目の候捕領域である69d
を選択したようすを示す図である。この選択の結果、選
択領域の位置及び大きさが視野変換カメラ制御手段23
に送られ、選択領域が画面中央に来るように視野変換カ
メラ1により視野が移動される。
【0049】上記した第4実施形態によれば、処置具な
どで見たい領域を示すことなしに、内視鏡画像中の特徴
領域を直接指示することができる。以下に、本発明の第
5実施形態を説明する。図18は第5実施形態を説明す
るための図である。第5実施形態では、画面61をタイ
ル状領域71に分割し、各タイル上領域71内のウィン
ドウごとにエッジ抽出及び色相変換及び明度変換を行な
う。そして、各ウィンドウ毎にエッジの密度の高いも
の、色や明度の変化の大きいものを候捕ウィンドウとし
て、それぞれの変化や重要度の順(72a、72b、7
2c、72d)に表示する。また、候補領域の選択は音
声認識により各ウィンドウに表示された番号を認識する
ことによって行われる。
【0050】また、第4実施形態で説明したように、視
野変換カメラによって選択されたウィンドウを画面の中
央に移動するようにすることも可能である。上記した第
5実施形態によれば、ウィンドウ毎に画像処理を行い、
その結果を比較するだけなので、第4実施形態に比ベて
計算量が比較的少なくで済む利点がある。また、タイル
状のウィンドウを選択する方法として行や列を指定する
方法に比べると、素早く選択できる利点がある。
【0051】また、第4実施形態または第5実施形態の
方法で選択された候補領域に対して視野変換を行うのみ
でなく、血管強調などの画像処理を行うことも可能であ
る。この場合、全体を処理する場合に比べて必要な部分
だけを処理すれば良いため、処理時間を大幅に短縮する
ことができる。また、第3実施形態で示したような3自
由度ロボットにスコープの代わりに鉗子類を把持させる
ことにより、選択された候補領域に処置具を移動させる
などの制御に応用することも可能である。
【0052】以下に、本発明の第6実施形態を説明す
る。第6実施形態では、第1実施形態の撮像素子8(図
1)を平行移動する代わりに、撮影した画像の一部分を
フレームメモリなどに記憶させ、電気的に切り出し・拡
大することで視野を変換する。特に、CMD(Charge
Modulation Device)を用いた撮像素子は、メモリを用
いず、読み出し方法を変更するだけで撮像素子上の一部
分を切り出し表示できる。
【0053】第6実施形態では、図19に示すように、
このCMDに結像された画面上の内視鏡像73を16分
割してウィンドウ74を得、さらに、ウィンドウ74か
らその右下のウィンドウを図のように9分割してウィン
ドウ77を得る。ここで、上記した第1実施形態のよう
に自動追尾機能を選択すると、内視鏡像73を分割する
ウィンドウの合計25個の内で、鉗子先端の色マーカ7
5が最も中央に近いウィンドウ74が選択され、モニタ
に表示される。また色マーカ75が76の位置まで移動
した場合には、ウィンドウの合計25個の内で、色マー
カ75が最も中央に近いウィンドウ77が選択される。
【0054】また、第1実施形態のズーム倍率を下げる
のと同様にモニタでの観察範囲を広げるには、図20に
示すように、隣合う複数(図20では4個)のウィンド
ウの範囲をモニタに拡大表示する。ここで自動追尾機能
を選択すると、鉗子先端の色マーカ80が最も中央に近
いウィンドウ78が選択され、モニタに表示される。こ
こで色マーカ80が位置81に移動するとウィンドウ7
9が選択されてモニタに表示される。
【0055】また、色マーカによる目動追尾機能を用い
ずに、手動でもウィンドウを選択することができる。す
なわち、図21に示すようにCMD画面73を25個の
ウィンドウに分割し、各ウィンドウをウィンドウ固有の
番号で音声認識を用いて選択する。例えば操作者が“1
7”と発音するとウィンドウ[17番]82が選択され
る。また、ジョイスティックのような手段で上下・左右
・斜め方向のウィンドウを選択表示することも可能であ
る。
【0056】上記した第6実施形態によれば、簡単な構
成で、素早く観察視野を可変して観察しやすい画面を選
択することができる。また、単なる分割画面の選択と異
なり、画面の端に見たい対象がくることが少なくなる。
さらに、マニュアルでも素早く適切な画面が選択でき
る。
【0057】以下に、本発明の第7実施形態を説明す
る。図22は本発明の第7実施形態に係る内視鏡下手術
システムの構成を示す図である。図22に示すように、
患者の体内を観察する硬性の内視鏡101が設けられて
いる。内視鏡101は患者の腹壁102に穿刺されたト
ラカール103内を挿通され、患者体内に挿入されてい
る。ここで、内視鏡101は多関節構造の内視鏡ホルダ
ー104によって位置を固定されている。内視鏡101
の内部には、患者体内の画像を体外に伝送するための画
像伝送用レンズと、患者体内に照明光を伝送するための
照明用ライトガイドファイバが設けられている(図示し
ない)。
【0058】また、患者の腹壁102には内視鏡101
の挿入場所とは別の位置にトラカール105が穿刺さ
れ、そこから処置具である鉗子106が患者体内に挿入
されている。鉗子106は手元側のハンドル部107を
開閉操作することにより、先端の処置部108を開閉さ
せることができる。なお処置具としては、鉗子106の
代わりにハサミ鉗子、レーザープローブ、縫合器、電気
メス、持針器、超音波吸引器等を使用してもよい。
【0059】内視鏡101の手元側にある接眼部109
には、内視鏡101によって伝送される患者体内の画像
を撮像するTVカメラ110が着脱可能に取り付けられ
ている。TVカメラ110内部には、内視鏡101の光
軸方向に進退することにより患者体内の画像を拡大する
ズームレンズ111と、内視鏡101により伝送される
画像に対して水平な平面上を移動可能なステージに保持
されたCCD112とが設けられている。ズームレンズ
111とCCD112を移動させるアクチュエータ(図
示しない)としては、小型ステッピングモータやDCモ
ータ等が適する。
【0060】TVカメラ110は、移動制御装置113
とTVモニタ114とに接続されている。TVモニタ1
14のスクリーン部には、スクリーンへの人間の指の接
触位置(2次元座標)を検出するタッチパネル115が
備えられている。このタッチパネル115としては、パ
ネルにマトリックス状に圧力センサが内蔵されているも
のやマトリックス状に静電容量センサが内蔵されている
ものが用いられる。タッチパネル115の出力は移動制
御装置113に入力される。鉗子106のハンドル部1
07には、視野変換動作を制御するためのハンドスイッ
チ116が着脱自在に取り付けられており、その出力は
移動制御装置113に接続されている。
【0061】同様に視野変換の制御を行うものとして、
図示しないフットスイッチやリモコンもまた、移動制御
装置113に接続されている。上記した移動制御装置1
13は図23に示すように、タッチパネル115からの
出力を受けて視野変換指令値を算出するCCD指令位置
算出回路117と、ハンドスイッチ116や図示せぬフ
ットスイッチ、リモコンのON/OFF状態を検出する
スイッチ検出回路118と、CCD指令位置算出回路1
17とスイッチ検出回路118からの信号を受けて、T
Vカメラ110に備えられたアクチュエータを駆動する
アクチュエータ駆動回路119とから構成される。
【0062】以下に上記した構成の作用を説明する。内
視鏡101でとらえられた患者体内の画像は、TVカメ
ラ110内部のズームレンズ111によりCCD112
のサイズよりも大きく投影される(図22のR1)。C
CD112は、この拡大投影された画像R1の一部分R
2を撮像し、その撮像画像はTVモニタ114に表示さ
れる。CCD112を撮像面に対して水平な平面上で移
動させることにより、投影画像の撮像される部分を変え
ることができる。すなわち内視鏡101を固定した状態
で観察視野の変換が行える。
【0063】タッチパネル115は当該パネルが指で押
された時の指のXY座標を検出する。検出された座標値
は、移動制御装置113に備えられたCCD指令位置算
出回路117に入力され、TVカメラ110内のCCD
112を移動させるアクチュエータを駆動する信号に変
換される。タッチパネルの座標系とCCDを移動させる
座標系はスケールの異なる2次元平面であり、座標系の
変換はスケール変換のみでよい。CCD指令位置算出回
路117は、タッチパネルで検出した座標値からモニタ
画面で設定された位置座標値を減算し、その値にタッチ
パネル座標系からCCD座標系へのスケール変換係数を
かけて指令値を算出し、アクチュエータ駆動回路119
に出力する。指令値が出力された状態で、ハンドスイッ
チ116に備えられている視野変換スイッチをONする
と、アクチュエータ駆動回路119は算出された指令位
置をモータ駆動信号に変換し、CCD112を移動させ
るアクチュエータに駆動信号を出力する。すると、パネ
ル上の指で押した観察対象があらかじめ設定されたTV
モニタ114の画面位置に来るように視野を変換するこ
とができる。
【0064】TVモニタ114画面上の設定位置を画面
中央にすると、図24に示すように助手あるいは看護婦
がTVモニタ114上のタッチパネル15内の観察対象
組織を指で押して、術者が視野変換スイッチをONする
ことによって、押された観察対象をモニタ画面の中央に
移動させることができる。このほかに、タッチパネル1
15をある時間押し続けた場合に視野変換を行うように
移動制御装置113に設定することより、視野変換スイ
ッチなしでスクリーンへの不意の接触による誤動作を避
けることができる。
【0065】また、TVモニタ114に小型液晶ディス
プレイを用い、手術台に取り付けて術者が上述の操作を
してもよい。また、タッチパネル115の代わりにペン
入力パネルを用いることで、より細かく観察対象物の位
置を指定することができる。
【0066】さらに、鉗子106のハンドル部107に
着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ116を
はじめ、フットスイッチやリモコンには上述の視野変換
スイッチの他に上下左右方向の視野変換、ズームイン・
アウトの指令を行うスイッチが設けられており、術者は
観察範囲内での患部の探索、観察対象組織の拡大観察、
全撮像範囲の観察をこれらのスイッチ操作により行うこ
とができる。
【0067】観察対象組織が撮像範囲(図1のR1)の
外にある場合は、内視鏡ホルダ104を動かして撮像範
囲を再設定し、内視鏡101の位置を固定して再び観察
/処置を行う。
【0068】上記した第7実施形態によれば、TVモニ
タに映し出された観察対象を、モニタ上で指し示すこと
で所望の位置への視野変換を行うことができるため、従
来のように位置検出手段を備えた特殊な処置具を用いて
観察対象を指し示すことや、モニタ表示画面にスーパー
インポーズされたカーソルを移動させて観察対象を指し
示すことに比べて、シンプルな構成かつ簡単な操作で視
野変換を行うことができる。
【0069】以下に本発明の第8実施形態を説明する。
第7実施形態との構成の違いは、図25に示すように、
内視鏡101の保持固定手段が、5自由度(ベース部:
3自由度、内視鏡保持部:2自由度)を有し、内部にア
クチュエータ(ACサーボモータ等)を備えた電動マニ
ピュレータ120であること、内視鏡101の接眼部1
09に着脱自在に取り付けられているのが視野変換機能
を持たない通常のTVカメラ121であること、移動制
御装置122は図26に示すように、タッチパネル11
5からの出力を受け視野変換指令値を算出するマニピュ
レータ指令位置算出回路123と、スイッチ検出回路1
18と、マニピュレータ指令位置算出回路123とスイ
ッチ検出回路118からの信号を受けて、電動マニピュ
レータ120に備えられたアクチュエータを駆動するア
クチュエータ駆動回路124とから構成されることであ
る。
【0070】以下に上記した構成の作用を説明する。タ
ッチパネル115から出力されたスクリーン上の指の位
置情報(XY座標)は移動制御装置122内のマニピュ
レータ指令位置算出回路123に入力される。電動マニ
ピュレータに設定されている座標系は、ある点(例えば
マニピュレータベース部)を基準とした3次元座標系で
あり、タッチパネルの座標系データはそのままではマニ
ピュレータ指令位置には使えず、3次元座標系に座標変
換をする必要がある。マニピュレータ指令位置算出回路
123はこの座標変換を行い、マニピュレータの指令値
を算出してアクチュエータ駆動回路124に出力する。
指令値が出力された状態で、ハンドスイッチ116に備
えられている視野変換スイッチをONすると、アクチュ
エータ駆動回路124は算出された指令位置をモータ駆
動信号に変換し、電動マニピュレータ120を移動させ
るアクチュエータに駆動信号を出力する。ここでタッチ
パネル115を押して視野変換スイッチをONすること
で、指で押した観察対象があらかじめ設定されたモニタ
画面位置に来るように電動マニピュレータ120を移動
させる。設定位置を画面中央にすれば、センタリングを
行うことができる。また、鉗子106のハンドル部10
7に着脱自在に取り付けられているハンドスイッチ11
6をはじめ、フットスイッチやリモコンに、視野変換ス
イッチの他に設けられている上下左右方向の視野変換、
ズームイン・アウトの指令を行うスイッチにより、電動
マニピュレータ120を内視鏡101の視野範囲が上下
左右に変換されるように移動すること、内視鏡101を
その光軸方向に進退させること(ズームイン・アウト)
が行える。その他の作用は第7実施例と同一である。
【0071】上記した第8実施形態によれば、術野が広
範囲に渡っており、頻繁に大きく視野を変換することが
必要な場合には、より迅速かつ簡便に視野変換を行うこ
とができる。
【0072】以下に本発明の第9実施形態を説明する。
図27は本発明の第9実施形態の構成を示す図である。
第7実施形態との構成の違いは、内視鏡101の接眼部
109に着脱自在に取り付けられているのがランダムア
クセス機能を有する撮像素子である高解像タイプのCM
D125を搭載したTVカメラ126であること、移動
制御装置1 27が図28に示すように、タッチパネル1
15からの出力を受けCMDのアクセスエリアの制御を
行うアクセスエリア制御回路128と、スイッチ検出回
路118を有することである。
【0073】以下に上記した構成の作用を説明する。T
Vカメラ126に備えられているCMD125は、ハイ
ビジョンレベル(200万画素程度)の解像度を有す
る。このCMD125にR1の範囲の光学像が入射す
る。この全撮像範囲のうちの一部分(R2)を読み出
し、TVモニタ114に表示する。この読み出しエリア
のサイズを一定に保って読み出し位置を変化させること
で観察視野の変換が可能であり、読み出しエリアのサイ
ズを変化させることで観察視野の拡大/広角観察が可能
である。
【0074】タッチパネル115から出力されたスクリ
ーン上の指の位置情報(XY座標)は移動制御装置12
7のアクセスエリア制御回路128に入力される。アク
セスエリア制御回路128は、検出された位置座標から
TVモニタ114の画面上に設定された位置座標を減算
し、その値をCMD125の画素アドレスに変換する。
この画素アドレス値が、CMD125の読み出しエリア
を変更する指令値である。タッチパネル115を押して
視野変換スイッチをONすることで、指で押した観察対
象があらかじめ設定されたモニタ画面位置に来るように
CMD125の読み出し位置を移動させる。設定位置が
画面中央であれば、センタリングを行うことができる。
また、鉗子106のハンドル部107に着脱自在に取り
付けられているハンドスイッチ116をはじめフットス
イッチやリモコンに、視野変換スイッチの他に設けられ
ている上下左右方向の視野変換、ズームイン・アウトの
指令を行うスイッチにより、CMD125の読み出しエ
リアを上下左右に移動することや、CMD125の読み
出しエリアを縮小/拡大(ズームイン・アウト)するこ
とが可能である。また、ハイビジョンレベルの解像度を
有するCCD(電荷結合素子)からの映像信号を高速・
大容量の画像メモリに入力し、画像メモリに画像読み出
し位置制御信号・読み出しエリアサイズ制御信号を入力
することでも同様の作用が得られる。その他の作用は第
7実施形態と同一である。
【0075】上記した第9実施形態によれば、機構部を
もたずに視野変換が行えるため、より装置の信頼性・耐
久性を高めることができる。以下に、本発明の第10実
施形態を説明する。図29は本発明の第10実施形態の
構成を示す図である。第7実施形態との構成の違いは、
患者体内に挿入される内視鏡が、先端にCCDと湾曲部
129を有し、手元側に内視鏡挿入部104方向に配設
されたアングルワイヤー(図示しない)を牽引して湾曲
部129を湾曲させる電動湾曲駆動部(図示しない)を
有する電動湾曲内視鏡130であること、移動制御装置
131がタッチパネル115からの出力を受けて電動湾
曲駆動部を駆動制御する湾曲制御回路(図示しない)を
有すること、ハンドスイッチ116やフットスイッチ、
リモコンにはズームイン・アウトの指令を行うスイッチ
がないことである。
【0076】以下に上記した構成の作用を説明する。タ
ッチパネル115から出力されたスクリーン上の位置情
報(XY座標)は、移動制御装置131内の湾曲制御回
路に入力される。湾曲制御回路は、入力された2次元座
標を湾曲部129の湾曲角度に変換し電動湾曲駆動部へ
の指令値を算出して出力する。タッチパネル115を押
して視野変換スイッチをONすることで、指で押した観
察対象があらかじめ設定されたモニタ画面位置に来るよ
うに湾曲部129を湾曲させ、視野変換を行うことがで
きる。また、鉗子106のハンドル部107に着脱自在
に取り付けられているハンドスイッチ116をはじめ、
フットスイッチやリモコンに視野変換スイッチの他に設
けられている、上下左右方向の視野変換の指令を行うス
イッチにより、上下左右方向の視野変換を行うことがで
きる。
【0077】上記した第10実施形態によれば、電動マ
ニピュレータのような大がかりな装置を用いずに、広い
範囲に渡る視野変換が行える。 A.なお、上記した具体的実施形態から以下の構成を有
する発明が導きだされる。 (1)内視鏡の視野変換装置であって、内視鏡画像の視
野を変換する視野変換手段と、内視鏡画像中の特徴を判
別する特徴判別手段と、この特徴判別手段によって判別
された特徴が、複数に分割された画像領域のどれに含ま
れるかを判別する領域判別手段と、前記特徴判別手段に
よって判別された特徴が、前記領域判別手段による判別
により選択された画像領域に含まれる量を計測し、この
ときの計測値に基づいて前記視野変換手段を制御して内
視鏡画像の視野を移動させる制御手段と、を具備する。 (1-1)(1)において、上記特徴判別手段が手術器具に
設けられた色標識と、この色標識の特定の色を検出する
ものである。 (1-1-1)(1-1) において、上記色を検出する画像処理装
置を有する。 (1-1-2)(1-1) において、前記色標識が特定の波長の色
を発生し、この色標識が発生する波長のみを選択通過さ
せる光学的フィルタを有する。 (1-2)(1)において、上記分割された画像領域が、前
記内視鏡画像の中央を基準に分割されている。 (1-2-1)(1-2) において、前記内視鏡画像は、少なくと
も画像の上下および左右に分割されている。 (1-3)(1)において、上記視野変換手段が前記内視鏡
画像の一部分を切り出して表示する表示手段で構成され
ている。 (1-3-1)(1-3) において、ズームレンズによる手段と、
撮像素子を光軸に対して垂直に移動する手段とを有す
る。 (1-3-2)(1-3) において、前記内視鏡画像の一部を電子
的に拡大する手段を有する。 (1-4)(1)において、上記視野変換手段が内視鏡およ
び撮像手段を移動するマニピュレータにより構成され
る。 (1-5)(1)において、上記計測値によって画像視野の
移動速度を制御する手段を有する。 (1-6)内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段と、前
記内視鏡画像中の画素の特徴を判別する特徴判別手段
と、前記画素が複数に分割された画像領域のどれに含ま
れるか判別する領域判別手段と、前記特徴判別手段によ
って判別された画素の特徴に基づいて、前記領域判別手
段で選択された画像領域の画素数を計数し、このときの
計数値に基づいて前記視野変換手段を制御して画像視野
を移動させる制御手段と、を具備することを特徴とする
内視鏡の視野変換装置。 (2)内視鏡の視野変換装置であって、内視鏡画像の撮像
手段と、内視鏡画像の特徴パラメータによって画像中の
複数の特徴領域を検出する画像処理装置と、この画像処
理装置によって検出された複数の特徴領域の内から特定
の領域を選択する選択手段を有する画像領域指定手段
と、を具備する。 (2-1)(2)において、上記特徴パラメータが色であ
る。 (2-2)(2)において、上記特徴パラメータが明るさで
ある。 (2-3)(2)において、上記特徴パラメータが、形状で
ある。 (2-4)(2)において、上記特徴パラメータより複数の
特徴領域を検出する。 (2-5)(2)において、上記特徴パラメータの強度に応
じて特徴領域を順位付けする。 (2-5-1)(2-5) において、上記選択手段によって特徴領
域を順位にしたがって選択する。 (2-6)(2)において、上記選択手段が処置具に設けら
れたスイッチである。 (2-7)(2)において、上記選択手段が音声認識による
ものである。 (2-8)前記内視鏡画像の視野を変換する視野変換手段を
さらに有し、指定された画像領域が画面中の予め指定さ
れた位置になるように制御される。 (2-8-1)(2-8) において、前記予め指定された位置が画
像の略中央である。 (2-8-2)(2-8) において、前記指定された画像領域が画
面上で予め指定された大きさまたは位置で表示されるよ
うに視野変換手段が操作される。 (3)レンズ系により得られた内視鏡画像を複数枚に分割
してその内の一枚を選択的に表示する内視鏡用撮像装置
において、上記分割した各画像は少なくとも他の一枚の
画像の表示領域を共有し、撮像手段と、上記分割した各
画像により上記レンズ系により得られた内視鏡画像全て
を表示する表示手段と、上記撮像手段の撮像領域の少な
くとも一部を切り出す切り出し手段と、を具備する。 (3-1)(3)において、上記切り出し手段による切り出
しは、上記撮像手段が観察領域の中をレンズ系の光軸に
対して垂直に平行移動することによる。 (3-1-1)(3-1) において、上記撮像手段がCCDであ
る。 (3-2)(3)において、上記切り出し手段はCMDの読
み出し方法を変更する。 (3-3)(3)において、上記切り出し手段は映像信号を
記録したメモリの一部分を読みだす。 (3-4)(3)において、処置具に設けられた指示手段が
より中心に近い分割画面を表示する。 (3-4-1)(3-4) において、指示手段が色マーカによる。 (3-5)(3)において、隣接した複数の画面を同時に表
示する。 (4)患者の体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を
保持する内視鏡保持手段と、前記内視鏡によってとらえ
られた画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段を移動
させて撮像画像の視野を移動させる視野移動手段とを備
えたTVカメラと、撮像画像の視野移動のための指令位
置検出手段を備えた画像表示手段と、前記指令位置検出
手段によって検出された指令位置に基づいて、前記TV
カメラに備えられた視野移動手段を制御する制御手段
と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。 (5)患者の体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を
保持し、前記内視鏡の視野範囲を移動させる電動マニピ
ュレータと、前記内視鏡によってとらえられた画像を撮
像するTVカメラと、撮像画像の視野移動のための指令
位置検出手段を備えた画像表示手段と、この指令位置検
出手段によって検出された指令位置に基づいて、前記電
動マニピュレータを制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする内視鏡装置。 (6)患者体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を保
持する内視鏡保持手段と、撮像された画像の任意の領域
を出力可能な撮像素子を備え、前記内視鏡によってとら
えられた画像をこの撮像素子により撮像するTVカメラ
と、撮像画像の視野移動のための指令位置検出手段を備
えた画像表示手段と、前記指令位置検出手段によって検
出された指令位置に基づいて、前記TVカメラに備えら
れた撮像素子の出力領域を制御する制御手段と、を具備
することを特徴とする内視鏡装置。 (7)挿入部先端部に湾曲部を、手元部に湾曲駆動手段
を有し、患者体内に挿入される内視鏡と、この内視鏡を
保持する内視鏡保持手段と、撮像画像の視野移動のため
の指令位置検出手段を備えた画像表示手段と、前記指令
位置検出手段によって検出された指令位置に基づいて、
前記内視鏡に備えられた前記湾曲駆動手段を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とする内視鏡装置。 (8)構成(4)乃至(7)において、前記指令位置検
出手段は、圧力センサを2次元マトリックス状に配した
タッチパネルよりなる。 (9)構成(4)乃至(7)において、前記指令位置検
出手段は、静電容量センサを2次元マトリックス状に配
したタッチパネルよりなる。 B.上記した構成(1)乃至(3−5)の従来の技術は
以下の通りである。 1. 構成(1)乃至(1−6)については前記した[従
来の技術]と同様である。 2.構成(2)乃至構成(2−8−2) 特開平6−30896号公報では、鉗子の先端に複数の
マーカを設けて、体腔内の構造を指し示し、その3次元
位置を画像処理より特定し、関心のある領域を指示して
いる。また、特開平6−205766号公報には、操作
者の視線を検出し、画面上の位置を特定する医用操作装
置が開示されている。 3.構成(3)乃至(3−5) 特開平8−164148号公報には、全体像を記録した
画像メモリより鉗子先端の位置に基づいて内視鏡画像の
一部分を切り出して表示させることが開示されている。
また、画面に分割画面を表示し、そのうちの一つを選択
し拡大表示をする装置が公知である。
【0078】さらに、画像情報インダストリアル199
6/6、p35〜38、「高精細ランダムカメラHR
C」には、CMDを用いて、撮像素子に結像した像の一
部分を画像メモリを用いずに切り出し、表示可能なカメ
ラが開示されている。 4.構成(4)乃至(9) 特開平6−30896号公報には、患者体内に挿入され
た、先端にビジュアルマーカの設けられた処置具やTV
モニタにスーパーインポーズされたグラフィックオブジ
ェクトによって観察対象組織を示し、その位置を検出
し、検出位置に基づいて内視鏡を保持している電動マニ
ピュレータを動かし、観察対象組織が術者の所望の位置
に来る様に視野変換を行うシステムが開示されている。
【0079】また特願平7−214824号公報には、
処置具先端に設けられたビジュアルマーカの位置を画像
処理によって検出し、検出位置に基づいて視野変換機能
を有するTVカメラの制御を行い、内視鏡を固定した状
態で視野変換を行うシステムが開示されている。 C.上記した構成(1)乃至(3−5)の発明が解決し
ようとする課題は以下の通りである。 1. 構成(1)乃至(1−6)については前記した[発
明が解決しようとする課題]と同様である。 2.構成(2)乃至構成(2−8−2) 上記した特開平6−30896号公報では、患部組織な
どの体腔内の特徴物に対して、術者が手術器具で指し示
す事が必要である。関心のある特徴領域は、患部や、手
術器具の操作位置、手術対象などに限定されているの
に、術者はわざわざそれを指示しなければならないとい
う手間がかかる。また、術者が手術器具を操作して手術
している際には当然指し示すことができない。また、手
術器具の届かない場所は当然指し示すことができない。
【0080】また、上記した特開平6−205766号
公報では、視線の位置により画面上の正確な位置決めを
するのに熟練が必要である。 3.構成(3)乃至(3−5) 上記した特開平8−164148号公報では、自由な切
り出し位置が得られるが、画像メモリを自由な位置で切
り出す回路が必要になる。また、単純な分割画面の表示
および拡大では容易に回路を構成できるが、分割画面の
端に対象があった場合には観察しにくい。 4.構成(4)乃至(9) 上記した視野変換を行なうシステムは、処置具やグラフ
ィックオブジェクトを用いて観察対象を指し示すこと
で、観察対象を術者の所望の画面上の位置に移動させる
ことができ、内視鏡を保持・操作していた助手の省人化
が可能であるとともに、観察対象を指定することで所望
の視野変換を行うことができるため、視野を上下左右方
向に動かして観察対象を所望の位置まで移動させる場合
に比べて、操作がより簡便であるといった利点を有して
いる。
【0081】その反面、ビジュアルマーカを用いるシス
テムの場合、ビジュアルマーカが設けられている専用の
処置具が必要となるため、汎用性に欠ける。また、グラ
フィックオブジェクトを用いるシステムの場合は、オブ
ジェクトを対象組織まで持っていく操作が必要であり、
ダイレクトに観察対象を指し示すものに対して操作が煩
雑である。 D.上記した構成(1)乃至(3−5)の発明の目的は
以下の通りである。
【0082】構成(1) :簡単な構成で鉗子自動追尾機能
を実現する。 構成(1-1-2) :色抽出手段を光学的に簡易に構成する。 構成(2) :画面中の特徴領域を直接指定する。
【0083】構成(2-5) :重要な順から選択することで
選択時間を短くする。 構成(2-8) :興味領域を観察しやすくする。 構成(2-8-2) :興味領域全体が拡大表示されるようにす
る。
【0084】構成(3) :簡単な構成で観察し易い画面を
選択する。 構成(3-5) :スコープと対象物の距離を変えた画像を得
る。 構成(4)乃至(9):専用の処置具を用いる必要がな
く、視野変換のための操作がより簡便である内視鏡装置
を提供する。E.上記した構成(1)乃至(3−5)の
作用は以下の通りである。
【0085】構成(1) :内視鏡画像の領域を複数に分割
し、その領域内にある手術器具に設けられた標識の特徴
の量に基づいて内視鏡の視野方向を移動する。 構成(1-1-2) :特定の波長を発する色マーカとその波長
を透過する光学的フィルタを用いる。
【0086】構成(2) :内視鏡画像中の特徴領域を色・
形状・明るさなどのパラメータを用いて複数抽出し、選
択手段によって希望の領域を指定する。 構成(2-5) :重要な順から選択させる。
【0087】構成(2-8):興味領域を中央に表示するよ
うに内視鏡視野を制御する。 構成(2-8-2) :興味領域全体が拡大表示する。 構成(3) :分割画面において、隣合った分割画面と一部
分を共有する。
【0088】構成(3-5) :表示される領域を拡大縮小
し、画面の見かけ上の拡大率を可変する。 構成(4)乃至(9):視野移動のための指令位置検出
手段を画像表示手段に備え、指令位置検出手段上で直
接、観察対象組織を指定することにより、指定した組織
が術者の所望の位置にくるように視野変換を行なう。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で精密な鉗
子追尾機能が実現できる内視鏡の視野変換装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用される内視鏡下手
術システムの構成を示す図である。
【図2】視野変換カメラと操作スイッチとに接続された
鉗子追尾装置の構成を示す図である。
【図3】(A)は左右判別手段の作用を説明するための
図であり、(B)は上下判別手段の作用を説明するため
の図である。
【図4】表示モニタの画面が、X方向の移動ベクトル及
びY方向の移動ベクトルが合成された移動ベクトルVの
方向に移動するようすを示す図である。
【図5】(A)は、色マーカが左右方向の中央位置に掛
かる位置まで移動した状態を示しており、(B)は、色
マーカが画面の上下方向の中央位置に移動した状態を示
す図である。
【図6】色マーカが画像の右上の領域にあった場合の色
マーカの移動の詳細を説明するための図である。
【図7】本発明の第2実施形態の構成を説明するための
図である。
【図8】本発明の第3実施形態の構成を示す図である。
【図9】色マーカが図7に示す位置に存在する場合の画
面の移動のようすを示す図である。
【図10】図8に示すフォトトランジスタ52a、b、
c、dの配置を示す図である。
【図11】本発明の第4実施形態の構成を示す図であ
る。
【図12】第4実施形態に係る画像処理のアルゴリズム
の詳細を示すフローチャートである。
【図13】第4実施形態を実際の手術に応用した場合の
動作を説明するにあたって、取り込まれた画像を示す図
である。
【図14】(A)はエッジ抽出を行った後の画像を示す
図であり、(B)は色の領域分割を行った結果を示す図
であり、(C)は明度分割の結果を示す図である。
【図15】図14(A)、(B)、(C)で示したそれ
ぞれ3種類の処理の結果に重み付けを行なって候補領域
を得た図である。
【図16】候補領域を選択するための選択手段としての
選択スイッチを示す図である。
【図17】4番目の候捕領域である69dを選択したよ
うすを示す図である。
【図18】本発明の第5実施形態の作用を説明するため
の図である
【図19】本発明の第6実施形態の作用を説明するため
の図である。
【図20】モニタでの観察範囲を広げるために、隣合う
複数のウィンドウの範囲をモニタに拡大表示した状態を
示す図である。
【図21】目動追尾機能を用いずに、手動によってウィ
ンドウを選択する方法を説明するための図である。
【図22】本発明の第7実施形態に係る内視鏡下手術シ
ステムの構成を示す図である。
【図23】図22に示す移動制御装置の構成を示す図で
ある。
【図24】観察対象を手で押してモニタ画面の中央に移
動させるときのようすを説明するための図である。
【図25】本発明の第7実施形態の構成を示す図であ
る。
【図26】図25に示す移動制御装置の構成を示す図で
ある。
【図27】本発明の第9実施形態の構成を示す図であ
る。
【図28】図27に示す移動制御回路の構成を示す図で
ある。
【図29】本発明の第10実施形態の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…視野変換カメラ、 4…鉗子追尾装置、 5…操作スイッチ、 6…表示モニタ、 16…カメラコントロールユニット、 17…色検出手段、 18…画像領域判別手段、 19a…左右判別手段、 19b…上下判別手段、 20a乃至20d…画素カウンタ、 21…X方向速度決定手段、 22…Y方向速度決定手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡画像の視野を変換する視野変換手
    段と、 内視鏡画像中の特徴を判別する特徴判別手段と、 この特徴判別手段によって判別された特徴が、複数に分
    割された画像領域のどれに含まれるかを判別する領域判
    別手段と、 前記特徴判別手段によって判別された特徴が、前記領域
    判別手段による判別により選択された画像領域に含まれ
    る量を計測し、このときの計測値に基づいて前記視野変
    換手段を制御して内視鏡画像の視野を移動させる制御手
    段と、を具備することを特徴とする内視鏡の視野変換装
    置。
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