JP2000166857A - 視野移動内視鏡システム - Google Patents
視野移動内視鏡システムInfo
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- JP2000166857A JP2000166857A JP10345395A JP34539598A JP2000166857A JP 2000166857 A JP2000166857 A JP 2000166857A JP 10345395 A JP10345395 A JP 10345395A JP 34539598 A JP34539598 A JP 34539598A JP 2000166857 A JP2000166857 A JP 2000166857A
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Abstract
の処置具に簡単且つ固定的に設けることができ、これに
よって、体腔内に挿入された処置具の移動に追従して内
視鏡の視野を変更することができる低コストな視野移動
内視鏡システムの提供を目的としている。 【解決手段】本発明のシステムは、内視鏡1と;内視鏡
の観察像を撮像する撮像手段7と、観察像の変倍を行な
う変倍光学系5と、撮像手段の撮像範囲を移動させる撮
像範囲移動手段8と、変倍光学系を移動させる変倍光学
系移動手段6とを備えたTVカメラ4と;処置具12
と;先端部に色マーカー14が設けられ、処置具の挿入
部22に着脱自在に被装される外套部材18と;外套部
材の色マーカーの位置を検出する位置検出手段と、位置
検出手段からの位置情報に基づいて撮像範囲移動手段を
駆動する制御手段と、変倍光学系移動手段を駆動する手
段とを備えた視野移動制御手段15と;を具備すること
を特徴とする。
Description
に体腔内に挿入された処置具の移動に追従して内視鏡の
視野を変更することができる視野移動内視鏡システムに
関する。
別個に患者の体腔内に挿入するとともに、体腔内に挿入
した処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内に捕
らえ、処置具による患部の処置状態を内視鏡によって観
察しながらその処置作業を行なう内視鏡下外科手術が知
られている。
持って処置を行なうため、助手が内視鏡を持つこととな
る。この場合、助手は、手術のしやすい視野が得られる
ように、術者の指示にしたがって内視鏡の保持位置を変
更している。しかし、この内視鏡の操作には習熟が必要
であるため、なかなか術者の望む視野が得られず、手術
が円滑に進行しないという問題がある。
は、内視鏡下の手術中に体腔内に挿入された処置具の移
動に追従して内視鏡の視野を変更することができる視野
移動内視鏡システムを開示している。具体的には、色マ
ーカーが設けられた処置具で処置対象組織を指し示し、
この時の画像中の色マーカーの位置を画像処理により検
出し、検出位置に基づいて内視鏡を保持している電動マ
ニピュレータを移動させて、色マーカーが画面中央に位
置するように視野移動を行なうものである。
8663号公報に開示されている。この公報に開示され
た内視鏡装置において、色マーカーの位置検出手段は登
録特許第2575586号と同一であるが、視野移動手
段は内視鏡像を撮像するTVカメラに備えられている。
視野移動を行なうために、色マーカーが設けられている
専用の処置具が必要となる。しかし、各メーカーによっ
て製造される処置具は多種多様であるため、これらの処
置具に色マーカーを設けて専用化することは、コストの
上昇を招く。また、複数のメーカーの異なる材質の処置
具に色マーカーを設けることは、技術的な困難を伴う。
したがって、簡易的な手段として、色の付いたテープを
処置具の先端に貼り付けることも考えられるが、この場
合には、腹腔内でテープが剥がれる可能性がある。
であり、その目的とするところは、視野移動を行なうた
めの色マーカーを多種多様の処置具に簡単且つ固定的に
設けることができ、これによって、体腔内に挿入された
処置具の移動に追従して内視鏡の視野を変更することが
できる低コストな視野移動内視鏡システムを提供するこ
とにある。
に、本発明の視野移動内視鏡システムは、患者の体腔内
に挿入される挿入部を有する内視鏡と; 内視鏡の観察
像を撮像する撮像手段と、観察像の変倍を行なう変倍光
学系と、撮像手段の撮像範囲を移動させる撮像範囲移動
手段と、変倍光学系を移動させる変倍光学系移動手段と
を備え、内視鏡の接眼部に取り付けられるTVカメラ
と;患者の体腔内に挿入される挿入部を有する処置具
と;先端部に色マーカーが設けられ、処置具の挿入部に
着脱自在に被装される外套部材と;外套部材の色マーカ
ーの位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段によ
って検出された位置情報に基づいて撮像範囲移動手段を
駆動する制御手段と、変倍光学系移動手段を駆動する手
段とを備えた視野移動制御手段と;変倍光学系移動手段
と撮像範囲移動手段の動作指令を行なう動作指令入力手
段と;を具備することを特徴とする。
の実施形態について説明する。
している。図1の(a)に示されるように、本実施形態
に係る視野移動内視鏡システムは、患者の体腔内を観察
する例えば腹腔鏡等の直視型の硬性内視鏡1を有してい
る。内視鏡1は、患者の体腔内に挿入される挿入部2
と、この挿入部2の基端部に配設された接眼部3とを有
している。また、内視鏡1には、挿入部2の先端面に図
示しない対物レンズ、接眼部3に図示しない接眼レンズ
がそれぞれ配設されているとともに、挿入部2内には複
数のリレーレンズ(図示せず)がそれぞれ適宜の間隔を
存して前記対物レンズと前記接眼レンズとの間に並設さ
れている。
の挿入部2は、術中、例えば患者の腹壁部11に穿刺さ
れたトラカール10aを介して(トラカール10a内に
挿通されて)、 体腔内に挿入される。この場合、内視
鏡1の挿入部2の接眼部3側は、多関節構造(本実施形
態では3関節構造)の内視鏡保持具9によって移動可能
に保持される。
者の腹壁部11に穿刺されたトラカール10bを介し
て、内視鏡1の挿入場所とは別の挿入場所から体腔内に
挿入される。鉗子12は、体腔内に挿入される挿入部2
2と、挿入部22の先端部に配設された処置部21と、
挿入部22の基端部に設けられたハンドル部23とを備
えており、ハンドル部23の開閉操作に伴って処置部2
1が遠隔的に開閉されるようになっている。
12の挿入部22には、先端に色マーカー14が設けら
れているアウターシース(外套部材)18が着脱自在に
被嵌される。図1の(a)に示されるように被嵌された
状態では、アウターシース18は鉗子12の処置部21
の基端側まで延在する。鉗子12の挿入部22の径はメ
ーカによらず標準の値があるため(5mm,10m
m)、鉗子12の径に合わせたアウターシース18であ
れば、メーカや処置部21の種類( 把持・はさみ等)
を問わずに、挿入部22に被嵌することができる。な
お、本実施形態では、処置具として鉗子12が使用され
ているが、 ハサミ、レーザープローブ、縫合器、電気
メス、持針器、超音波吸引器等を処置具として使用して
も良い。
像の一部または全部を撮像するTVカメラ(視野移動カ
メラ)4が取付けられている。このTVカメラ4のケー
シング内には、ズーム光学系(変倍光学系)5と、ズー
ム光学系5を構成するレンズを光軸方向に移動させてズ
ームを行なう変倍光学系移動手段としてのズームレンズ
駆動ユニット(アクチュエータ)6と、固体撮像素子で
あるCCD( 撮像手段)7と、CCD7を駆動する
(CCD7による撮像範囲を移動させる)撮像範囲移動
手段としてのCCD駆動ユニット(アクチュエータ)8
とが配設されており、これによって、内視鏡1の接眼部
3で得られる内視鏡1の観察像の一部または全部をズー
ム光学系5を介してCCD7で撮像できるようになって
いる。
置(視野移動制御手段)15が接続されている。この処
置具追尾制御装置15には、鉗子12のハンドル部23
に設けられた視野移動制御スイッチ(動作指令入力手
段)13とカメラコントロールユニット16とがそれぞ
れ接続されている。また、カメラコントロールユニット
16には表示モニタ17が接続されている。なお、視野
移動制御スイッチ13には、図示しない処置具追尾スイ
ッチとズームスイッチとが設けられている。
置15は、映像信号回路40と、A/Dコンバータ41
と、画像演算処理回路42と、アクチュエータ制御回路
43とを備えている。映像信号回路40には、CCD7
および表示モニタ17がそれぞれ接続されている。な
お、表示モニタ17は、図1の(a)に示されるように
カメラコントロールユニット16を介して処置具追尾制
御装置15に接続されるが、図3では簡単のためカメラ
コントロールユニット16が図示されていない。映像信
号回路40は、CCD7からの映像信号をNTSCやR
GB等の映像信号に変換して表示モニタ17およびA/
Dコンバータ41に出力する。A/Dコンバータ41
は、映像信号回路40から送られるアナログの映像信号
をデジタル信号に変換して画像演算処理回路42に出力
する。また、画像演算処理回路42は、A/Dコンバー
タ41からの出力信号に基づいて画像演算処理を行な
い、鉗子12の先端の位置を求めるとともに、CCD7
の位置および移動量を求めて、CCD駆動ユニット(ア
クチュエータ)8の位置および移動量に関する指令をア
クチュエータ制御回路43に送る。すなわち、鉗子12
の位置を検出する位置検出手段を形成している。
式としては、図4に示すようにアウターシース18の先
端に設けた色マーカー14(図1の(a)および図2参
照)の重心位置を検出する方式(後述する)や、鉗子1
1の形状を抽出し、モデルマッチングにより鉗子11の
先端位置を検出する方式等がある。
アクチェータであるズームレンズ駆動ユニット6および
CCD駆動ユニット8と、視野移動制御スイッチ13と
がそれぞれ接続されている。このアクチュエータ制御回
路43は、画像演算処理回路42で求められた位置およ
び移動量に関する指令通りにCCD駆動ユニット8の動
作を制御する。これにより、画像演算処理回路42によ
り検出された鉗子12の先端位置が表示モニタ17の概
ね中央に配置されるように、鉗子12の先端位置に追従
してCCD7の移動位置が制御される(図1の(b)参
照)。 すなわち、このアクチュエータ制御回路43
は、画像演算処理回路42により検出された位置情報に
基づいてCCD駆動ユニット8を制御してTVカメラ4
の撮像範囲を変更する制御手段が形成されている。な
お、アクチュエータ制御回路43は、視野移動制御スイ
ッチ13の処置具追尾スイッチがONされると、前述し
たようにCCD駆動ユニット8の動作を制御するが、視
野移動制御スイッチ13のズームスイッチがONされる
と、ズームレンズ駆動ユニット6の動作を制御してズー
ム光学系5を構成するレンズを光軸方向に移動させる。
の動作について説明する。
うに予め例えば患者の腹壁部11に穿刺されたトラカー
ル10a内に内視鏡1の挿入部2が挿通され、 これに
よって、体腔内に内視鏡1が挿入される。この場合、内
視鏡1の挿入部2の接眼部3側は、内視鏡保持具9によ
って移動可能に保持される。また、処置具である鉗子1
2も、患者の腹壁部11に穿刺されたトラカール10b
を介して、内視鏡1の挿入場所とは別の挿入場所から体
腔内に挿入される。この場合、鉗子12の挿入部22に
は、その径に合ったアウターシース18が予め被せられ
ている。また、鉗子12の先端の処置部21が内視鏡1
の接眼部3による視野範囲R1 内に挿入される状態にセ
ットされる。
に取付けられたTVカメラ4によって内視鏡1の観察像
の一部が撮像され、 表示モニタ17に表示される。
ここで、TVカメラ4のズーム光学系5を経てCCD7
に撮像される観察像の視野範囲R2 は、内視鏡1の接眼
部3による視野範囲R1 よりも小さくなっており、内視
鏡1の接眼部3による視野範囲R1 の一部の観察像がC
CD7によって撮像される。
撮像中、鉗子12の先端で処置対象組織を指し示した状
態で、視野移動制御スイッチ13に設けられた処置具追
尾スイッチをONすると、処置具追尾制御装置15は、
CCD駆動ユニット8に対して、鉗子12の先端で指し
示された組織を表示モニタ17の画面中の設定位置(例
えば画面中心)に移動させる信号を出力する。すなわ
ち、処置具追尾制御装置15は、撮像画面が鉗子12の
先端位置に追尾するような視野移動を行なうための制御
信号をCCD駆動ユニット8に出力する。また、視野移
動制御スイッチ13に設けられているズームスイッチを
ONすると、 処置具追尾制御装置15は、ズームレン
ズ駆動ユニット6に対して、ズームレンズを光軸方向に
進退させるための制御信号を出力し、ズーム動作を行な
わせる。
追尾スイッチをONした場合の追尾制御動作について詳
しく説明する。
中、視野移動制御スイッチ13の処置具追尾スイッチが
ONされると、処置具追尾制御装置15による鉗子12
の先端の追尾機能が作動する。この鉗子追尾機能の作動
時には、CCD7の映像信号が映像信号回路40とA/
Dコンバータ41とを順次介して画像演算処理回路42
に送られ、この画像演算処理回路42でA/Dコンバー
タ41からの出力信号に基づいて図4のフローチャート
に示す画像演算処理が行なわれ、鉗子12の先端の位置
が求められる。
の観察画像の取り込みが行なわれる(ステップS1)。
この画像はビデオ信号に変換された後、画像演算処理回
路42の色相関演算回路に入力される。この色相関演算
回路では、TVカメラ4で撮像されたアウターシース1
8の先端の色マーカー14の色の抽出が行なわれ(ステ
ップS2)、 アウターシース18の先端の色マーカー
14の3軸(x軸,y軸,z軸)の位置と方位とが検出
される。この位置情報に基づいて、回転・並進の座標変
換演算が行なわれ、2値化(ステップS3)、 重心演
算(ステップS4)、鉗子12の先端位置の推定(ステ
ップS5)の各ステップが順次行なわれた後、拡大率、
座標軸の補正演算が行なわれ(ステップS6)、鉗子1
2の先端位置が算出される。この処理により算出された
鉗子12の先端位置の算出データから、CCD7の移動
量の演算が行なわれ(ステップS7)、CCD7の移動
量のデータが出力される(ステップS8)。
力される信号がアクチュエータ制御回路43に入力され
る。そして、アクチュエータ制御回路43は、画像演算
処理回路42で求められた鉗子12の先端位置およびC
CD7の移動量に関する指令通りにCCD駆動ユニット
8が動作するように、CCD駆動ユニット8に制御信号
を出力する。したがって、処置具追尾制御装置15によ
る鉗子12の先端の追尾機能の作動中は、TVカメラ4
によって撮像される鉗子12の先端の処置部21を追尾
する状態でTVカメラ4の撮像範囲を変更する鉗子12
の先端の追尾動作が行なわれる。この鉗子12の先端の
追尾動作中は、処置具追尾制御装置15により検出され
た鉗子12の先端の処置部21の位置が表示モニタ17
の概ね中央に表示されるように制御される。
動内視鏡システムによれば、処置具の挿入部に色マーカ
ー14付きのアウターシース18を挿通するだけで、多
種多様なメーカの処置具に簡単且つ固定的に色マーカー
14を設けることができる。したがって、色マーカー1
4が設けられている専用の処置具に限定されずに、視野
移動(処置具追尾)を低コストで行なうことができる。
は、一般に、図2に示される処置具よりも径の大きい超
音波処置具19(図5参照)が使用される。したがっ
て、この場合には、超音波処置具19の挿入部の径に合
わせた超音波処置具用アウターシース20を超音波処置
具19に被嵌して腹腔内に挿入すれば、前述したと同様
な処置・視野移動を行なうことができる。
る。なお、本実施形態において第1の実施形態と共通の
構成要素については、以下、同一符号を付してその説明
を省略する。
移動内視鏡システムでは、第1の実施形態における処置
具挿通用のトラカール10bとアウターシース18とを
一体化することによって形成されたアウターシース付き
トラカール31を用いて鉗子12が体腔内に挿入され
る。このアウターシース付きトラカール31のシース部
の先端には色マーカー14が設けられている。また、色
マーカー14が設けられるシース部の先端側部位の径
は、鉗子12の挿入部22の径と同じ程度に細く設定さ
れている。したがって、鉗子12をアウターシース付き
トラカール31内に挿入して、鉗子12の先端部をシー
ス部の先端から突出させれば、色マーカー14が鉗子1
2の先端に固定され、鉗子12をトラカール31内に挿
通した状態で進退させても、色マーカー14を鉗子12
の先端部に位置させることができる。なお、それ以外の
構成は第1の実施形態と同一である。
行なう前にアウターシースを処置具に挿脱する必要がな
く、腹腔内に処置具を挿入するのみで処置具追尾を行な
うことができる。
を示している。なお、本実施形態において第1の実施形
態と共通の構成要素については、以下、同一符号を付し
てその説明を省略する。
移動内視鏡システムは、視野移動制御スイッチ13のに
代わりに、音声コマンドを入力するためのマイク50
と、マイク50に入力された音声コマンドを認識するた
めの音声リモコン22とを有している。音声リモコン2
2は処置具追尾制御装置15に接続されている。なお、
それ以外の構成は第1の実施形態と同一である。
なフローチャートにしたがって処置具追尾制御が行なわ
れる。すなわち、まず、第1の音声コマンドであるキー
ワードがマイク50を通じて入力される(ステップS
1)。音声リモコン22は、このキーワードを認識する
(ステップS2)と、第2の音声コマンドの認識へと移
行する。この第2の音声コマンドはアウターシース18
の先端に設けられた色マーカー14の色の名前である。
この第2の音声コマンドがマイク50を通じて入力され
る(ステップS3)と、マーカーの色を音声リモコン2
2が認識し(ステップS4)、第1の実施形態で説明し
た視野移動(処置具追尾)動作を行なわせる信号が音声
リモコン22から処置具追尾制御装置15に出力される
(ステップS5)。なお、その後の制御動作は第1の実
施形態と同一である。
の実施形態の効果に加えて、音声入力により処置具追尾
を行なわせることができるため、鉗子12のハンドル部
23に設けられていた視野移動制御スイッチ13をなく
すことができ、 これに伴って、スイッチケーブルもな
くすことができる。そのため、スイッチケーブルによっ
て処置具の操作性が制限されるようなことがない。ま
た、本実施形態では、複数の処置具にアウターシース1
8を介して各々異なる色マーカーを設けることにより、
それぞれの処置具に対して個別に処置具追尾を行なうこ
とが可能となる。図9は先端の処置部24に反射色マー
カー部25が設けられた処置具を示している。反射色マ
ーカー部25の断面は図10に示されるようになってい
る。すなわち、処置部24には凹部30が形成されてお
り、この凹部30には、着色面27を有するカバーガラ
ス26と、ガラスビーズ28と、断熱層29とが設けら
れている。断熱層29は、例えば耐熱性接着剤によって
形成されており、処置部24が電気メスとして機能して
焼灼処置が行なわれるような場合に、電気メスから出力
される処置電流によって生ずる高熱が着色面27に伝達
されることを防止する。すなわち、熱による着色面27
の色変化を防止する。したがって、このような構成によ
れば、安定した色抽出・処置具追尾を行なうことが可能
となる。
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。
する内視鏡と、内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、
観察像の変倍を行なう変倍光学系と、撮像手段の撮像範
囲を移動させる撮像範囲移動手段と、変倍光学系を移動
させる変倍光学系移動手段とを備え、内視鏡の接眼部に
取り付けられるTVカメラと、患者の体腔内に挿入され
る挿入部を有する処置具と、先端部に色マーカーが設け
られ、処置具の挿入部に着脱自在に被装される外套部材
と、外套部材の色マーカーの位置を検出する位置検出手
段と、位置検出手段によって検出された位置情報に基づ
いて撮像範囲移動手段を駆動する制御手段と、変倍光学
系移動手段を駆動する手段とを備えた視野移動制御手段
と、変倍光学系移動手段と撮像範囲移動手段の動作指令
を行なう動作指令入力手段と、を具備することを特徴と
する視野移動内視鏡システム。
脱可能なアウターシースであることを特徴とする第1項
に記載の視野移動内視鏡システム。 3.前記処置具は体壁に穿刺されるトラカールを通じて
体腔内に挿入され、前記外套部材がトラカールと一体に
形成されていることを特徴とする第1項または第2項に
記載の視野移動内視鏡システム。
置具において、前記挿入部を備えた処置具本体と、先端
部に色マーカーが設けられ且つ前記挿入部に着脱自在に
被装される外套部材とからなり、前記色マーカーの位置
を検出することにより色マーカーの移動に追従した内視
鏡視野の変更を行なう視野移動内視鏡システムとともに
使用されることを特徴とする処置具。 5.前記外套部材は、処置具本体の挿入部に挿脱可能な
アウターシースであることを特徴とする第4項に記載の
処置具。
内視鏡システムは、視野移動を行なうための色マーカー
を多種多様の処置具に簡単且つ固定的に設けることがで
き、これにより、低いコストで、体腔内に挿入された処
置具の移動に追従して内視鏡の視野を変更することがで
きる。
視鏡システムの概略構成図、(b)は(a)のシステム
を構成する表示モニタの表示画面を示す図である。
である。
る。
る分解側面図である。
システムの概略構成図である。
システムの概略構成図である。
る。
処置具の斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 患者の体腔内に挿入される挿入部を有す
る内視鏡と、 内視鏡の観察像を撮像する撮像手段と、観察像の変倍を
行なう変倍光学系と、撮像手段の撮像範囲を移動させる
撮像範囲移動手段と、変倍光学系を移動させる変倍光学
系移動手段とを備え、内視鏡の接眼部に取り付けられる
TVカメラと、 患者の体腔内に挿入される挿入部を有する処置具と、 先端部に色マーカーが設けられ、処置具の挿入部に着脱
自在に被装される外套部材と、 外套部材の色マーカーの位置を検出する位置検出手段
と、位置検出手段によって検出された位置情報に基づい
て撮像範囲移動手段を駆動する制御手段と、変倍光学系
移動手段を駆動する手段とを備えた視野移動制御手段
と、 変倍光学系移動手段と撮像範囲移動手段の動作指令を行
なう動作指令入力手段と、 を具備することを特徴とする視野移動内視鏡システム。
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