JPH10118050A - 減圧採血管 - Google Patents

減圧採血管

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JPH10118050A
JPH10118050A JP8299771A JP29977196A JPH10118050A JP H10118050 A JPH10118050 A JP H10118050A JP 8299771 A JP8299771 A JP 8299771A JP 29977196 A JP29977196 A JP 29977196A JP H10118050 A JPH10118050 A JP H10118050A
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JP
Japan
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polyester resin
blood collection
collection tube
weight
ethylene
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Application number
JP8299771A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kato
義夫 加藤
Yoshinao Matsui
義直 松井
Mitsuhiro Harada
光弘 原田
Yoshitaka Eto
嘉孝 衛藤
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時的な採血量の変化が少ないガスバリヤ
ー性と優れた透明性とを有する減圧採血管を提供する。 【解決手段】 密封部材を開口部に有する有底管体から
なる減圧採血管において、有底管体がエチレンテレフタ
レート系共重合ポリエステル樹脂(A)95〜50重量
%及びエチレンナフタレート系共重合ポリエステル樹脂
(B)5〜50重量%を含有するポリエステル樹脂組成
物からなり、該有底管体のランダム度(R)が 0.10≦R≦0.80 ヘイズが ヘイズ≦15% であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液検査等に用い
られる血液試料を採取するための減圧採血管に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、減圧採血管は生化学検査、血
清学検査、血液学検査、血糖測定、血液凝固検査等の臨
床検査の際に用いられる。この減圧採血管の内部は、検
査に必要な量、例えぱ、数ccから数十ccの血液を採
血できるようにあらかじめ減圧状態になっている。
【0003】従来から、減圧採血管としては減圧度を長
期間にわたって維持出来るのでガラス製のものが使用さ
れていたが、破損しやすいこと、重量が重いので取り扱
いにくいこと等の理由より、最近ではプラスチック製の
ものに切り替わりつつある。減圧採血管用プラスチック
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等が挙げられる。ポリエチレンは透
明性、ガスバリヤー性が悪く減圧採血管用素材としては
満足のいくものではない。ポリプロピレンは透明性は良
いが、ポリエチレンと同様にガスバリヤー性が悪く減圧
採血管用素材としては満足の行くものではない。ポリエ
チレンテレフタレートは成形性、透明性に優れるが、ガ
スバリヤー性が十分でなく、このため種々の改良がなさ
れている。
【0004】特開平2−45040号公報にはポリエチ
レンテレフタレートとポリエチレンイソフタレート共重
合体との混合物からの減圧採血管が提案されている。し
かし、この共重合体のモノマー成分の1つである1、3
−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンは高価なた
め得られた共重合体も高くつくこと、また、この共重合
体は耐衝撃特性が悪いため、ポリエチレンテレフタレー
トとのブレンド組成物からの有底管体の耐衝撃強度や落
下強度が悪くなる。また、特開平3一222942号公
報にはポリエチレンテレフタレートと、イソフタル酸及
びテレフタル酸並びに1、3−ビス(2−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン及びエチレングリコールとからのポリ
エステルとの混合物からの真空採血管が提案されている
が、上記の特許と同様に得られた有底管体の耐衝撃性等
が十分でない。
【0005】特開平3−234241号公報には極限粘
度が0.6〜0.9のポリエチレンー2,6−ナフタレ
ートからの真空採血管が提案されている。この樹脂のガ
スバリヤー性は優れているので、採血前の真空採血管内
部の減圧状態を長期間にわたり保つことが可能である
が、成形された有底管体の底部近辺、特に、ゲート部が
白化し易いこと、また、樹脂の価格が高い等の問題があ
る。
【0006】さらに、従来のプラスチック製減圧採血管
はガラス製に比べてガスバリヤー性が不十分なため減圧
採血管内部の減圧度が経時とともに低下し、採血量が少
なくなるという問題点を有している。このため減圧採血
管をガスバリヤー性が優れた包装材料により包んで真空
包装し長期間保管しておく必要がある場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の欠点
を解決するものであり、ポリエチレンテレフタレート樹
脂とポリエチレンナフタレート樹脂とのブレンド物から
なり、経時的な採血量の変化が少ないガスバリヤー性と
優れた透明性とを有する減圧採血管を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の減圧採血管は、密封部材を開口部に有する
有底管体からなる減圧採血管において、有底管体が主た
る繰り返し単位がエチレンテレフタレートからなる熱可
塑性ポリエステル樹脂(A)95〜50重量%及び主た
る繰り返し単位がエチレンナフタレートからなる熱可塑
性ポリエステル樹脂(B)5〜50重量%を含有するポ
リエステル樹脂組成物からなり、該有底管体のランダム
度(R)が 0.10≦R≦0.80 ヘイズが ヘイズ≦15% であることを特徴とする。
【0009】なお、ランダム度(R)はNMR法で求め
た値であり、成形した医薬品用容器の胴部より試料を切
り取り、Mark E. Stewart, A James Cox, D. Mark Nayl
or:Polymer 34.p4060(1993)記載の方法に準じてエチレ
ングリコール鎖のエチレンプロトンを測定し、次式の計
算により求めた。
【0010】 ランダム度(R)={1/Ln(PET)+1/Ln(PEN)} 式中の記号の意味は次の通りである。
【0011】Ln(PET):エチレンテレフタレート
のエステル結合の数平均連鎖長 Ln(PEN):エチレンナフタレートのエステル結合
の数平均連鎖長 ランダム度(R)の好ましい範囲は0.12〜0.7
5、更に好ましい範囲は0.15〜0.70である。
【0012】上記の構成からなる本発明の減圧採血管は
経時的な採血量の変化が少ないガスバリヤー性と、優れ
た透明性とを有する。
【0013】この場合において、減圧採血管は、有底管
体の極限粘度が0.45〜0.80であることができ
る。
【0014】上記の構成からなる本発明の減圧採血管
は、十分な透明性と機械的強度を有する。
【0015】また、本発明の減圧採血管は、密封部材を
開口部に有する有底管体からなる減圧採血管において、
有底管体が主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレー
トからなる熱可塑性ポリエステル樹脂(A)95〜50
重量%及び主たる繰り返し単位がエチレンナフタレート
からなる熱可塑性ポリエステル樹脂(B)5〜50重量
%を総量で100重量部と、エチレンテレフタレート単
位が75〜25モル%である共重合ポリエステル(C)
及び/又はエチレンナフタレート単位が75〜25モル
%である共重合ポリエステル(D)を総量で1〜30重
量部とを含有するポリエステル樹脂組成物からなり、該
有底管体のランダム度(R)が 0.10≦R≦0.80 ヘイズが ヘイズ≦15% であることを特徴とする。
【0016】上記の構成からなる本発明の減圧採血管は
経時的な採血量の変化がより少ないガスバリヤー性と、
より優れた透明性とを有する。
【0017】この場合において、減圧採血管は、有底管
体の極限粘度が0.45〜0.80であることができ
る。
【0018】上記の構成からなる本発明の減圧採血管は
十分な透明性と機械的強度を有する。
【0019】また、減圧採血管は、透明度(Qma
x)、透明化時間(Qmax(t))が、それぞれ Qmax≦40000 Qmax(t)≦250秒 のポリエステル樹脂組成物からなることができる。
【0020】上記の構成からなる本発明の減圧採血管は
より優れた透明性を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の減圧採血管の実施
の形態を詳細に説明する。
【0022】本発明の減圧採血管は、密封部材を開口部
に有する有底管体からなる構造であるが、さらに具体的
には、一端が開口し他端が閉塞した有底管体と該有底管
体の開口部を密封するとともに採血器具の穿刺針により
刺通可能な構造の密封部材とからなり、内部が減圧され
た減圧採血管である。この有底管体は、例えば、管外直
径がl0〜20mmφ、管長が60〜170mm及び肉
厚が約1〜2mmの寸法のものである。
【0023】本発明で用いる有底管体は、主たる繰り返
し単位がエチレンテレフタレートからなる熱可塑性ポリ
エステル樹脂(A)95〜50重量%及び主たる繰り返
し単位がエチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエ
ステル樹脂(B)5〜50重量%を含有するポリエステ
ル樹脂組成物からなる有底管体である。
【0024】本発明において、「主たる繰り返し単位が
エチレンテレフタレートからなる熱可塑性ポリエステル
樹脂」(A)とは、エチレンテレフタレート単位を10
0〜75モル%含むポリエチレンテレフタレート及び共
重合ポリエチレンテレフタレート樹脂である。好ましく
は、エチレンテレフタレート単位を98〜80モル%、
さらに好ましくはエチレンテレフタレート単位を96〜
85モル%含む共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂
がよい。
【0025】エチレンテレフタレート単位が75モル%
未満である共重合エチレンテレフタレート樹脂を主成分
として用いた場合には、溶融混合すると短時間で、透明
・均一な混合体とすることができるが、溶融混合するの
に先立つ乾燥あるいは固相重合時に融着あるいはブロッ
キングを引き起こすうえにランダム度(R)またはヘイ
ズが本発明で規定する範囲外となる。
【0026】なお、前記共重合ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂中のエチレンテレフタレート単位以外の単位を
形成する共重合成分としてのカルボン酸成分としてはテ
レフタル酸、イソフタル酸、2,6ーナフタレンジカル
ボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、、ジフェノ
キシエタンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸またはこれらのエステル
形成性誘導体、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、ア
ゼライン酸等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエス
テル形成性誘導体、シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキ
サヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の
脂環族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘導
体、p−オキシ安息香酸、オキシカプロン酸等のオキシ
酸叉はこれらのエステル形成性誘導体が例示でき、好ま
しいジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、またはヘキサヒドロテレフタル酸等を挙げることが
できる。
【0027】また、前記共重合ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂中のエチレンテレフタレート単位以外の単位を
形成する共重合成分としてのグリコール成分としては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメ
チレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサ
メチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチ
レングリコール等の脂肪族グリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付
加物等の芳香族グリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコ
ール等のポリグリコール等が例示でき、好ましいグリコ
ールとしては、1,4−シクロヘキサンジメタノール、
1,3−プロピレングリコールまたはテトラメチレング
リコールを挙げることができる。
【0028】さらに、前記共重合ポリエチレンテレフタ
レート樹脂中のエチレンテレフタレート単位以外の単位
を形成する共重合成分としての多官能化合物成分として
は、酸成分として、トリメリット酸、ピロメリット酸等
を挙げることができ、グリコール成分としてグリセリ
ン、ペンタエリスリトール等を挙げることができる。以
上の共重合成分の使用量は、共重合ポリエチレンテレフ
タレート樹脂が実質的に線状を維持する程度であればよ
い。
【0029】前記の共重合ポリエチレンテレフタレート
樹脂は、従来公知の製造方法によって製造することがで
きる。即ち、テレフタール酸とエチレングリコール及び
/又は第三成分を直接反応させて水を留去しエステル化
した後、減圧下に重縮合を行う直接エステル化法、又
は、テレフタル酸ジメチルとエチレングリコール及び/
又は第三成分を反応させてメチルアルコールを留去しエ
ステル交換させた後、減圧下に重縮合を行うエステル交
換法により製造される。更に極限粘度を増大させ、アセ
トアルデヒド(AA)含量を低下させるため固相重合を
行ってもよい。
【0030】本発明で使用される「主たる繰り返し単位
がエチレンテレフタレートからなる熱可塑性ポリエステ
ル樹脂」(A)の極限粘度は、通常0.45〜0.85
デシリットル/g、好ましくは、0.50〜0.80、
より好ましくは0.52〜0.75デシリットル/gの
範囲である。
【0031】上記のエステル交換反応叉はエステル化反
応及び重縮合反応時には、触媒および安定剤を使用する
ことが好ましい。
【0032】エステル交換触媒としては、Mg化合物、
Mn化合物、Ca化合物、Zn化合物等が使用され、例
えばこれらの酢酸塩、モノカルボン酸塩、アルコラー
ト、酸化物等が挙げられる。また、エステル化反応は触
媒を添加せずに、テレフタール酸、エチレングリコール
及び/又は他の共重合成分のみで実施することが可能で
あるが、後述の重縮合触媒の存在下に実施することも出
来る。
【0033】重縮合触媒としては、Ge化合物、Ti化
合物、Sb化合物等が使用可能であり、例えば、二酸化
ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウム、ゲルマニウムアル
コラート、チタンテトラブトキサイド、チタンテトライ
ソプロポキサイド、蓚酸チタン等が挙げられる。また、
安定剤としてリン化合物を用いることが好ましい。好ま
しいリン化合物としては、リン酸およびそのエステル、
亜燐酸およびそのエステル、次亜燐酸およびそのエステ
ル等が挙げられる。また、エステル化反応時には、ジエ
チレングリコールの副生を抑制する為にトリエチルアミ
ン等の第3級アミン、水酸化テトラエチルアンモニウム
等の水酸化第4級アンモニウム、炭酸ナトリウム等の塩
基性化合物を添加することも出来る。
【0034】本発明において、「主たる繰り返し単位が
エチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエステル樹
脂」(B)とは、エチレンナフタレート単位を100〜
75モル%含むポリエチレンナフタレート及び共重合ポ
リエチレンナフタレート樹脂である。好ましくは、エチ
レンナフタレート単位を98〜80モル%、さらに好ま
しくは96〜85モル%含む共重合ポリエチレンナフタ
レート樹脂である。
【0035】エチレンナフタレート単位が75モル%未
満である共重合ポリエチレンナフタレート樹脂を多く用
いた場合には、溶融混合すると短時間で、透明・均一な
混合体とすることができるが、溶融混合するのに先立つ
乾燥あるいは固相重合時に融着あるいはブロッキングを
引き起こすうえにランダム度(R)またはヘイズが本発
明で規定する範囲外となる。
【0036】なお、前記共重合ポリエチレンナフタレー
ト樹脂中のエチレンナフタレート単位以外の単位を形成
する共重合成分としては、酸成分としてはテレフタル
酸、イソフタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸、
2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェノキシエタン
ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸等の
芳香族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性誘導
体、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、アゼライン酸
等の脂肪族ジカルボン酸またはこれらのエステル形成性
誘導体、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソ
フタル酸等の脂環族ジカルボン酸またはこれらのエステ
ル形成性誘導体、p−オキシ安息香酸、オキシカプロン
酸等のオキシ酸叉はこれらのエステル形成性誘導体が例
示でき、好ましいジカルボン酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、またはヘキサヒドロテレフタル酸等
を挙げることができる。
【0037】また、前記共重合ポリエチレンナフタレー
ト樹脂中のエチレンナフタレート単位以外の単位を形成
する共重合成分としてのグリコール成分としては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレ
ングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレン
グリコール等の脂肪族グリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタノール等の脂環族グリコール、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物
等の芳香族グリコール、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
等のポリグリコール等が例示でき、好ましいグリコール
としては、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,
3−プロピレングリコールまたはテトラメチレングリコ
ールを挙げることができる。
【0038】さらに、前記共重合ポリエチレンナフタレ
ート樹脂中のエチレンナフタレート単位以外の単位を形
成する共重合成分としての多官能化合物成分としては、
酸成分として、トリメリット酸、ピロメリット酸等を挙
げることができ、グリコール成分としてグリセリン、ペ
ンタエリスリトール等を挙げることができる。以上の共
重合成分の使用量は、共重合ポリエチレンナフタレート
樹脂が実質的に線状を維持する程度であればよい。
【0039】前記の共重合ポリエチレンナフタレート樹
脂は、従来公知の製造方法によって製造することができ
る。即ち、2,6−ナフタレンジカルボン酸とエチレン
グリコール及び/又は第三成分を直接反応させて水を留
去しエステル化した後、減圧下に重縮合を行う直接エス
テル化法、又はジメチル−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレートとエチレングリコール及び/又は第三成分を
反応させてメチルアルコールを留去しエステル交換させ
た後、減圧下に重縮合を行うエステル交換法により製造
される。更に、極限粘度を増大させ、AA含量を低下さ
せるために固相重合を行ってもよい。
【0040】本発明で用いるポリエチレンナフタレート
樹脂(B)は、上記のポリエチレンテレフタレート樹脂
(A)を製造する場合と同様の触媒や安定剤を用いて製
造することが出来る。
【0041】本発明で使用される前記「主たる繰り返し
単位がエチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエス
テル樹脂」(B)の極限粘度は、通常0.40〜0.8
5デシリットル/g、好ましくは0.42〜0.80デ
シリットル/g、さらに好ましくは0.45〜0.75
デシリットル/gの範囲である。
【0042】本発明の減圧採血管の有底管体は、「主た
る繰り返し単位がエチレンテレフタレートからなる熱可
塑性ポリエステル樹脂」(A)95〜50重量%、好ま
しくは93〜50重量%、さらに好ましくは90〜50
重量%と、「主たる繰り返し単位がエチレンナフタレー
トからなる熱可塑性ポリエステル樹脂」(B)5〜50
重量%、好ましくは7〜50重量%、さらに好ましくは
10〜50重量%とを含有するポリエステル樹脂組成物
から構成される。「主たる繰り返し単位がエチレンナフ
タレートからなる熱可塑性ポリエステル樹脂」(B)が
5重量%未満の場合は減圧採血管のガスバリヤー性が不
十分であり、採血管を長期保管した場合経時的な採血量
の低下が大きくなる。
【0043】また、本発明の減圧採血管の有底管体は、
「主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートからな
る熱可塑性ポリエステル樹脂」(A)95〜50重量%
と「主たる繰り返し単位がエチレンナフタレートからな
る熱可塑性ポリエステル樹脂」(B)5〜50重量%を
総量で100重量部と、エチレンテレフタレート単位が
75〜25モル%の共重合ポリエステル樹脂(C)及び
/又はエチレンナフタレート単位が75〜25モル%の
共重合ポリエステル樹脂(D)を総量で1〜30重量
部、好ましくは1〜25重量部、さらに好ましくは1か
ら20重量部とを含有するポリエステル樹脂組成物から
構成される。これらのポリエステル樹脂組成物を使用す
る場合は、より短時間の溶融混合で均一透明な有底管体
が得られる。上記共重合ポリエステル樹脂(C)及び
(D)の量を総量で30重量部を越えた場合は減圧採血
管のガスバリヤー性、耐衝撃性、成形性等が悪くなる。
【0044】本発明において、エチレンテレフタレート
単位が75〜25モル%の共重合ポリエステル樹脂
(C)の他の共重合成分、製造法及び極限粘度は、前記
の「主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレートから
なる熱可塑性ポリエステル樹脂」(A)の場合と同じで
ある。また、エチ レンナフタレート単位が75〜25
モル%の共重合ポリエステル樹脂(D)の他の共重合成
分、製造法及び極限粘度は、前記の「主たる繰り返し単
位がエチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエステ
ル樹脂」(B)の場合と同じである。
【0045】本発明を構成するポリエステル樹脂組成物
には熱安定剤、熱酸化安定剤、帯竈防止剤、耐候性安定
剤、滑剤、顔料、染料、あるいは顔料分散剤などを本発
明の目的を損なわない範囲で添加することができる。ま
た、ポリメタキシリレンアジパミド等のポリアミド樹脂
及び/又は有機酸のコバルト塩等の遷移金属化合物を添
加することもできる。
【0046】また、本発明の減圧採血管の有底管体のラ
ンダム度(R)は、0.10〜0.80の範囲であり、
好ましい範囲は0.12〜0.75、更に好ましい範囲
は0.15〜0.70である。
【0047】本発明の減圧採血管の有底管体のランダム
度(R)は後述する如くNMR法で求めるが、0.10
未満では相容化度が小さいため、減圧採血管の透明性が
悪く商品価値がない。また、0.80以上になるとガス
バリヤー性が悪くなる。
【0048】ランダム度(R)は次式で表され、ポリエ
ステル樹脂のブロック性を示す。
【0049】 R=1/Ln(PET)+1/Ln(PEN) Ln(PET):エチレンテレフタレートのエステル結
合の数平均連鎖長 Ln(PEN):エチレンナフタレートのエステル結合
の数平均連鎖長 ランダム度(R)は0から2の間であり、本式から以下
のことがわかる。
【0050】 ランダム度0:完全ブロック共重合体 ランダム度1:完全ランダム共重合体 ランダム度2=完全交互共重合体
【0051】主としてエチレンナフタレート単位を繰返
し単位とする樹脂と主としてエチレンテレフタレート単
位を繰返し単位とする樹脂とをブレンドする場合、溶融
混合によるエステル交換反応の程度によって完全プロッ
ク共重合体から完全ランダム共重合体まで、つまりラン
ダム度(R)は0〜1の範囲となる。Rの値が大きい
程、それだけエステル交換反応が進んだ事を意昧し、樹
脂間の相容性が進み有底管体の透明性が向上することに
なる。
【0052】また、本発明の減圧採血管の有底管体のへ
イズは15%以下、好ましくは12%以下、更に好まし
くは8%以下である。へイズが15%より大きくなると
減圧採血管は白濁したパール様光沢を呈し、商品価値が
無くなる。
【0053】本発明の有底管体の極限粘度は、0.45
から0.80、好ましくは0.48〜0.75、更に好
ましくは0.50〜0.73の範囲である。極限粘度が
0.45以下の場合は、該有底管体の透明性や機械的強
度が不十分な傾向になる。また、0.80以上の場合は
有底管体の底部が白化するなど成形状態が不安定とな
る。
【0054】また、本発明の減圧採血管において、使用
されるポリエステル樹脂組成物の透明度(Qmax)、
透明化時間(Qmax(t))が、それぞれ Qmax≦40000 Qmax(t)≦250秒 であることを特徴とする。ここで、透明度(Qma
x)、透明化時間(Qmax(t))はそれぞれ光散乱
法で求めた値であり、詳細な測定法は後述するが、Qm
ax、Qmax(t)の定義、および、意味は下記の通
りである。
【0055】(1)Qmax、Qmax(t)の定義 後述の方法により作成した試料を光散乱測定装置の30
0℃に温度設定したホットステージ上に置き光散乱測定
を行う。散乱角に対する散乱光の強度は、加熱時間と共
に大きくなり、ある時間(t)で最大となる。この時の
InvariantQ(散乱強度)をQmax、Qma
xに到達するのに要した時間(t)をQmax(t)と
定義する。主としてエチレンテレフタレート単位を繰返
し単位とする樹脂と、主としてエチレンナフタレート単
位を繰返し単位とする樹脂の溶融混合の場合には、加熱
時間の経過と共に相分離による白化が進行し、ある時間
で白化(相分離)が最大となる。従って、Qmaxは白
化の最大点、Qmax(t)はそれに要した時間といえ
る。さらに時間が経過すると共に、急速に相容化が進行
して白化が減少し、終わりには透明となる。
【0056】(2)Qmaxの意味 透明性を表わす指標で、数字が小さい方が透明性の良好
なことを意味する。
【0057】(3)Qmax(t)の意味 相容化(透明化)に要する時間の指標で、その値が小さ
ければ小さいほどそれだけ早く透明体となる。Qmax
の好ましい範囲は、0〜35000、さらに好ましい範
囲は、0〜30000である。Qmax(t)の好まし
い範囲は、0〜200秒、さらに好ましい範囲は0〜1
50秒である。
【0058】本発明の減圧採血管は一端が開口し、他端
が閉塞した有底管体と、有底管体の開口部を密封すると
ともに採血器具の穿刺針により刺通可能な構造の密封部
材とからなり、内部が減圧された減圧採血管である。こ
の有底管体は、例えば、管外径がl0〜20mmφ、管
長が60〜170mm及び肉厚が約1〜2mmのもので
ある。
【0059】上記の構成からなる本発明の減圧採血管
は、優れた透明性、ガスバリヤー性を有しいる。
【0060】Qmaxが40000を越えると、白化の
程度が大きく、相容化(透明化)の促進を行うためには
溶融混合成形時に高温度、長時間のより厳しい条件が必
要となり、このため熱劣化による着色や機械的性質の低
下を引き起こす。また、生産性の低下によるコストアッ
プ要因となる。
【0061】Qmax(t)が250秒を越えると、透
明な容器を得る為には溶融混合時に高温度、長時間のよ
り厳しい条件が必要となる。その拮果、熱劣化による着
色、機械的物性の低下、オリゴマー含量の増加による金
型汚れ、AA含量の増加等の間題が発生する。また、生
産性低下によるコストアップ要因となる。
【0062】本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂
(A)とポリエチレンナフタレート樹脂(B)等を均一
に混合する方法として公知の種々の方法を用いることが
出来るが、例えばダブルコーンブレンダー、リボンブレ
ンダー等による方法が適用出来る。また、このような方
法で混合した両樹脂を一軸押出機、二軸押出機、ベント
式押出機等により溶融混練し造粒することも出来る。
【0063】有底管体は上記のポリエステル樹脂組成物
を射出成形、押出成形、二軸延伸成形、真空成形、圧縮
成形、パイプ押出成形、共射出成形等により作られる。
【0064】このようにして成形された減圧採血管は生
化学検査、血清学検査、血液学検査、血糖測定等の臨床
検査において有用に用いる事ができる。また、有底管体
の内面に、親水性物質をコーテイングする親水化処理、
血液坑凝固剤や血液凝固促進剤を付着させる処理等を行
なっても良い。
【0065】以下に、本明細書中に用いる特性値を説明
する。
【0066】(1)有底管体及び熱可塑性ポリエステル
樹脂(A)の極限粘度(IV) 1,1,2,2−テトラクロルエタン/フェノール
(2:3重量比)混合溶媒中30℃での溶液粘度から求
めた。
【0067】(2)熱可塑性ポリエステル樹脂(B)、
共重合ポリエステル樹脂(C)及び熱可塑性ポリエステ
ル樹脂(D)の極限粘度(IV) 1,1,2,2−テトラクロルエタン/p−クロルフェ
ノール(1:3重量比)混合溶媒中30℃での溶液粘度
から求めた。
【0068】(3)ランダム度(R) 有底管体の胴部より試料を切り取り、NMR法により測
定する。
【0069】1)測定装置 バーリアン社製 unity−500
【0070】2)測定方法 Mark E. Stewart, A James Cox, D. Mark Naylor: Poly
mer 34.p4060(1993)記載の方法に準じて、エチレングリ
コール鎖のエチレンプロトンを測定し、計算により求め
た。
【0071】3)ランダム度(R)の計算 ブロック性(ランダム度)は、次式によって示される。
【0072】 R={1/Ln(PET)+1/Ln(PEN)} Ln(PET):エチレンテレフタレートのエステル結
合の数平均連鎖長 Ln(PEN):エチレンナフタレートのエステル結合
の数平均連鎖長
【0073】(4)ヘイズ(%) 有底管体より試料を切り取り、東洋精機製作所製ヘイズ
メーターでヘイズ(%)を測定した。
【0074】(5)透明度(Qmax)、透明化時間
(Qmax(t)) 光散乱法により求める。
【0075】1)測定装置、測定方法、計算方法は下記
の文献に準じて行った。
【0076】M.Okamoto,T.Inoue Polymer: 35.p257(199
4)
【0077】2)Qmax及びQmax(t)測定試料
の作成 ポリエステル樹脂組成物を池貝鉄工(株)製二軸押出し
機PCM−30で、温度280℃、90秒間溶融混合し
て20℃の冷水中ヘストランド状で押し出した。このス
トランドから小片を切り取り、その小片を2枚のカバー
グラスの間に挟み、300℃で1分間溶融させて、30
μm程度のフィルム状測定試料に急冷して作成した。
【0078】3)光散乱の測定 前記文献第1図に示す光散乱測定装置に準じた装置を用
い、300℃に温度設定したホットステージ上に測定試
料を置き、He−Neレーザ光を照射し、散乱角に対す
る散乱光の加熱時間に対する強度変化を測定した。
【0079】(6)吸水量の経時変化 1)減圧採血管 射出成形により作成した有底管体(肉厚1.5mm、容
量l0cc)を合成ゴム製の密封部材で密栓する。
【0080】2)吸水量の経時変化測定 上記の減圧採血管の内部減圧度は吸水量が6ccになる
ように設定した。この減圧採血管を室温に保管し、所定
期間保管後の吸水量の変化を測定した。
【0081】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明する
が本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0082】(実施例1〜5及び比較例1)以下の実施
例、比較例において使用するポリエステル樹脂は次のよ
うにして製造した。
【0083】2,6一ジメチルナフタレート、ジメチル
テレフタレート及びエチレングリコールの所定量をエス
テル交換触媒、重縮合触媒の存在下でエステル交換反応
させる。その後、燐酸を添加し減圧下に重縮合反応を行
い、所定の極限粘度(IV)で溶融重合を終了しペレッ
トにする。必要な場合はこれを引き続き固相重合し、所
定のIVの樹脂を得た。
【0084】表1に実施例、比較例に使用したポリエス
テル樹脂を示す。
【0085】
【表1】
【0086】(実施例1)ポリエステル樹脂(A)(N
o.1)90重量部とポリエステル樹脂(B)(No.
3)l0重量部を用いて東芝機械(株)の射出成形機に
て10ccの有底管体を成形した。この樹脂組成物のQ
maxは24,000、Qmax(t)は19秒であっ
た。表2に使用したポリエステル樹脂組成物の透明度
(Qmax)、透明化時間(Qmax(t))を示す。
得られた有底管体のランダム度は0.19、極限粘度は
0.55、へイズは5.2%で透明であった。
【0087】(実施例2〜5)使用したポリエステル樹
脂、同組成物の特性を表2に示す。これらの組成物を使
用して、実施例1と同一の成形機で有底管体を成形し
た。得られた有底管体の特性を表3に示す。いずれも透
明性は良好であった。
【0088】(比較例1)ポリエステル樹脂(A)(N
o.1)98重量部とポリエステル樹脂(B)(No.
3)2重量部を用いて東芝機械(株)の射出成形機にて
実施例1と同一の成形条件で、同一の有底管体を成形し
た。
【0089】この樹脂組成物のQmaxは42,50
0、Qmax(t)は280秒であった。得られた有底
管体のランダム度は0.08と低く、また透明性は1
9.3と悪かった。
【0090】この有底管体を下記の吸水量経時変化試験
に使用した。
【0091】
【表2】
【0092】
【表3】
【0093】(比較例2)ポリエステル樹脂(A)(N
o.7)90重量部とポリエステル樹脂(B)(No.
3)10重量部を用いて東芝機械(株)の射出成形機に
て実施例1と同一条件で、同一の有底管体を成形した。
この樹脂組成物のQmax23,500、Qmax
(t)は18秒であった。有底管体の胴部中央のランダ
ム度(R)は0.25であったが、極限粘度が0.42
で、へーズは18%と高く、特にゲート部近辺の白化の
度合がひどく商品価値のないものであった。
【0094】(比較例3)ポリエステル樹脂(A)(N
o.8)90重量部とポリエステル樹脂(B)(No.
9)10重量部を用いて東芝機械(株)の射出成形機に
て実施例1と同一条件で、同一の有底管体を成形した。
この樹脂組成物のQmax22,000、Qmax
(t)は18秒であった。有底管体の胴部中央のランダ
ム度(R)は0.27、極限粘度が0.83、へーズは
4.2%であったが、ゲート部近辺は樹脂の流動方向に
白い筋状が入り、商品価値がないと判断された。
【0095】(吸水量の経時変化測定)実施例2と比較
例1で得られた有底管体の減圧採血管を用いて吸水量の
経時変化を測定した。
【0096】表4に結果を示す。初期における吸水量は
6ccである。
【0097】
【表4】
【0098】
【発明の効果】請求項1記載の発明の減圧採血管は、経
時的な採血量の変化が少なくガスバリヤー性が優れ、か
つ透明性も優れている。
【0099】請求項2記載の発明の減圧採血管は、経時
的な採血量の変化がより少なくガスバリヤー性が優れ、
かつ透明性もより優れている。
【0100】請求項3記載の発明の減圧採血管は、透明
性と機械的強度がより優れている。
【0101】請求項4記載の発明の減圧採血管は、透明
性がより優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 衛藤 嘉孝 滋賀県滋賀郡志賀町高城248番地の20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封部材を開口部に有する有底管体から
    なる減圧採血管において、有底管体が主たる繰り返し単
    位がエチレンテレフタレートからなる熱可塑性ポリエス
    テル樹脂(A)95〜50重量%及び主たる繰り返し単
    位がエチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエステ
    ル樹脂(B)5〜50重量%を含有するポリエステル樹
    脂組成物からなり、該有底管体のランダム度(R)が 0.10≦R≦0.80 ヘイズが ヘイズ≦15% であることを特徴とする減圧採血管。
  2. 【請求項2】 密封部材を開口部に有する有底管体から
    なる減圧採血管において、有底管体が主たる繰り返し単
    位がエチレンテレフタレートからなる熱可塑性ポリエス
    テル樹脂(A)95〜50重量%及び主たる繰り返し単
    位がエチレンナフタレートからなる熱可塑性ポリエステ
    ル樹脂(B)5〜50重量%を総量で100重量部と、
    エチレンテレフタレート単位が75〜25モル%である
    共重合ポリエステル(C)及び/又はエチレンナフタレ
    ート単位が75〜25モル%である共重合ポリエステル
    (D)を総量で1〜30重量部とを含有するポリエステ
    ル樹脂組成物からなり、該有底管体のランダム度(R)
    が 0.10≦R≦0.80 ヘイズが ヘイズ≦15% であることを特徴とする減圧採血管。
  3. 【請求項3】 有底管体の極限粘度が0.45〜0.8
    0であることを特徴とする請求項1叉は2記載の減圧採
    血管。
  4. 【請求項4】 透明度(Qmax)、透明化時間(Qm
    ax(t))が、それぞれ Qmax≦40000 Qmax(t)≦250秒 のポリエステル樹脂組成物からなることを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の減圧採血管。
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