JPH10112402A - 半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構造 - Google Patents
半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構造Info
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- JPH10112402A JPH10112402A JP28319696A JP28319696A JPH10112402A JP H10112402 A JPH10112402 A JP H10112402A JP 28319696 A JP28319696 A JP 28319696A JP 28319696 A JP28319696 A JP 28319696A JP H10112402 A JPH10112402 A JP H10112402A
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- cylindrical portion
- hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 摺動子の取り付け強度が強く、また部品点数
を増加しなくても真空吸着ヘッドによる吸着が確実に行
なえる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構
造を提供する。 【解決手段】 摺動子10の支持台13に筒状部15を
設けて筒状部15を基板50の貫通孔51内に挿入す
る。筒状部15の下端外周辺を筒状部15の外周よりも
外側に突出するように2重折りに折り曲げ、折り曲げた
部分を基板50の貫通孔51内に設けた係止部53に係
止する。筒状部15には底面16を設けておく。
を増加しなくても真空吸着ヘッドによる吸着が確実に行
なえる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構
造を提供する。 【解決手段】 摺動子10の支持台13に筒状部15を
設けて筒状部15を基板50の貫通孔51内に挿入す
る。筒状部15の下端外周辺を筒状部15の外周よりも
外側に突出するように2重折りに折り曲げ、折り曲げた
部分を基板50の貫通孔51内に設けた係止部53に係
止する。筒状部15には底面16を設けておく。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半固定可変抵抗器に
関し、特に半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付
け構造に関するものである。
関し、特に半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の半固定可変抵抗器の一例を
示す側断面図である。同図に示すようにこの半固定可変
抵抗器は、基板210と、弾性金属板からなり基板21
0上に載置される摺動子220と、金属板からなり基板
210の裏面に配置される中端子板230とを具備し、
前記中端子板230に設けた筒状突起231を前記基板
210に設けた貫通孔211内に挿入し、一方摺動子2
20の中央に設けた筒状部221を前記筒状突起231
の上端面に設けた円形孔の外周辺で構成される係止部2
35内に挿入して該筒状部221を係止部235の下側
の部分で外側に向けて折り曲げ、これによって摺動子2
20を基板210上に回動自在に取り付けると同時に、
摺動子220と中端子板230とを電気的に導通させて
いる。
示す側断面図である。同図に示すようにこの半固定可変
抵抗器は、基板210と、弾性金属板からなり基板21
0上に載置される摺動子220と、金属板からなり基板
210の裏面に配置される中端子板230とを具備し、
前記中端子板230に設けた筒状突起231を前記基板
210に設けた貫通孔211内に挿入し、一方摺動子2
20の中央に設けた筒状部221を前記筒状突起231
の上端面に設けた円形孔の外周辺で構成される係止部2
35内に挿入して該筒状部221を係止部235の下側
の部分で外側に向けて折り曲げ、これによって摺動子2
20を基板210上に回動自在に取り付けると同時に、
摺動子220と中端子板230とを電気的に導通させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の半固定可変抵抗器には以下のような問題点があった。 摺動子220はその筒状部221を中端子板230の
係止部235の部分で外側に折り曲げるだけで固定され
ているので、その取り付け強度はそれほど強くなく、摺
動子220に強い外力が加わると外れてしまう恐れがあ
った。
の半固定可変抵抗器には以下のような問題点があった。 摺動子220はその筒状部221を中端子板230の
係止部235の部分で外側に折り曲げるだけで固定され
ているので、その取り付け強度はそれほど強くなく、摺
動子220に強い外力が加わると外れてしまう恐れがあ
った。
【0004】摺動子220に設けた筒状部221には
開口225があるため、この半固定可変抵抗器を摺動子
220の上から真空吸着ヘッドで吸着して取り上げる場
合は、該開口225から空気が吸引されないように該開
口225を別途図示しない封止材で塞がなくてはならな
い。このため部品点数が増加し、また組み立て工数も増
加してしまう。
開口225があるため、この半固定可変抵抗器を摺動子
220の上から真空吸着ヘッドで吸着して取り上げる場
合は、該開口225から空気が吸引されないように該開
口225を別途図示しない封止材で塞がなくてはならな
い。このため部品点数が増加し、また組み立て工数も増
加してしまう。
【0005】半固定可変抵抗器は基板210と摺動子
220と中端子板230の三部品によって構成されてお
り、さらなる部品点数の削減が図れなかった。
220と中端子板230の三部品によって構成されてお
り、さらなる部品点数の削減が図れなかった。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、摺動子の取り付け強度が強く、また部
品点数を増加しなくても真空吸着ヘッドによる吸着が確
実に行なえる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り
付け構造を提供することにある。
ありその目的は、摺動子の取り付け強度が強く、また部
品点数を増加しなくても真空吸着ヘッドによる吸着が確
実に行なえる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り
付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、支持台と該支持台の外側に配置されてその
所定位置に摺動接点を形成したアーム部とを有する摺動
子を、基板の貫通孔を設けた部分の上に回動自在に取り
付けてなる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付
け構造において、前記摺動子の支持台に筒状部を設けて
該筒状部を前記基板の貫通孔内に挿入し、該筒状部の下
端外周辺を該筒状部の外周よりも外側に突出するように
2重折りに折り曲げ、該折り曲げた部分を前記基板の貫
通孔内に設けた係止部に係止せしめることとした。
め本発明は、支持台と該支持台の外側に配置されてその
所定位置に摺動接点を形成したアーム部とを有する摺動
子を、基板の貫通孔を設けた部分の上に回動自在に取り
付けてなる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付
け構造において、前記摺動子の支持台に筒状部を設けて
該筒状部を前記基板の貫通孔内に挿入し、該筒状部の下
端外周辺を該筒状部の外周よりも外側に突出するように
2重折りに折り曲げ、該折り曲げた部分を前記基板の貫
通孔内に設けた係止部に係止せしめることとした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる半固定可変抵抗器を示す図であり、同図(a)は
平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面矢視図、
同図(c)は左側面図、同図(d)は裏面図である。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかる半固定可変抵抗器を示す図であり、同図(a)は
平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面矢視図、
同図(c)は左側面図、同図(d)は裏面図である。
【0009】同図に示すようにこの半固定可変抵抗器
は、摺動子10と基板50の二部品によって構成されて
いる。以下各構成部品について説明する。
は、摺動子10と基板50の二部品によって構成されて
いる。以下各構成部品について説明する。
【0010】図2は摺動子10の展開図であり、同図
(a)は展開平面図、同図(b)は側断面図である。こ
の摺動子10は1枚の弾性金属板で構成されており、略
円板状の下板11と上板31とを連結部49で連結して
形成されている。
(a)は展開平面図、同図(b)は側断面図である。こ
の摺動子10は1枚の弾性金属板で構成されており、略
円板状の下板11と上板31とを連結部49で連結して
形成されている。
【0011】そして下板11の中央には浅いすり鉢状の
支持台13が設けられ、且つ該支持台13の底部中央に
は下方向に向かって突出する筒状部15が形成されてい
る。この筒状部15は支持台13の何ら孔を設けていな
い面をコップ状に湾曲させて構成されており、従って円
筒状であって何ら開口のない底面16を有している。
支持台13が設けられ、且つ該支持台13の底部中央に
は下方向に向かって突出する筒状部15が形成されてい
る。この筒状部15は支持台13の何ら孔を設けていな
い面をコップ状に湾曲させて構成されており、従って円
筒状であって何ら開口のない底面16を有している。
【0012】支持台13の外周にはスリット21,23
を介して円弧状のアーム部17,17が設けられてお
り、アーム部17,17の中央にはそれぞれ摺動接点1
9,19が形成されている。
を介して円弧状のアーム部17,17が設けられてお
り、アーム部17,17の中央にはそれぞれ摺動接点1
9,19が形成されている。
【0013】一方上板31は略円板状であり、その中央
には操作治具(マイナスドライバ)挿入用の治具挿入孔
33が設けられ、且つ該治具挿入孔33の周囲全体に
は、上板31の面から所定高さ上方向に突出する側壁3
5が折り曲げ形成されている。
には操作治具(マイナスドライバ)挿入用の治具挿入孔
33が設けられ、且つ該治具挿入孔33の周囲全体に
は、上板31の面から所定高さ上方向に突出する側壁3
5が折り曲げ形成されている。
【0014】そして図2に示す接続部49で180°折
り曲げ加工を行なって下板11の上に上板31を重ね合
わせれば、図1に示すような摺動子10が完成する。
り曲げ加工を行なって下板11の上に上板31を重ね合
わせれば、図1に示すような摺動子10が完成する。
【0015】次に図1に示す基板50は、ほぼ四角形状
に形成された絶縁板からなり、その上面にはほぼ馬蹄形
状の抵抗体パターン59が形成され、またその両端部に
は導電パターンからなる端子部52,52が形成されて
いる。
に形成された絶縁板からなり、その上面にはほぼ馬蹄形
状の抵抗体パターン59が形成され、またその両端部に
は導電パターンからなる端子部52,52が形成されて
いる。
【0016】また同図(b)に示すように、基板50の
中央には貫通孔51が設けられている。貫通孔51は前
記摺動子10の筒状部15を挿入できる寸法形状に形成
されている。この貫通孔51内は、その上部の径をその
下部の径よりも小さくすることで段状の係止部53を設
けている。係止部53の部分には下方向に広がるテーパ
ー面55を設けている。
中央には貫通孔51が設けられている。貫通孔51は前
記摺動子10の筒状部15を挿入できる寸法形状に形成
されている。この貫通孔51内は、その上部の径をその
下部の径よりも小さくすることで段状の係止部53を設
けている。係止部53の部分には下方向に広がるテーパ
ー面55を設けている。
【0017】一方基板50の下面から貫通孔51の内部
を介して基板50上面の貫通孔51の周囲にわたる部分
には、中端子パターン61が銀ペーストの印刷・焼成に
よって形成されている。
を介して基板50上面の貫通孔51の周囲にわたる部分
には、中端子パターン61が銀ペーストの印刷・焼成に
よって形成されている。
【0018】そしてこの半固定可変抵抗器の組み立て
は、基板50の貫通孔51内に摺動子10の筒状部15
を挿入し、該貫通孔51の下側から治具を挿入して筒状
部15を押し潰すことによって筒状部15の下端外周辺
を該筒状部15の外周よりも外側に突出するように2重
折りに折り曲げ、該折り曲げた部分を貫通孔51の内周
に設けた係止部53に係止せしめることによって行なわ
れる。
は、基板50の貫通孔51内に摺動子10の筒状部15
を挿入し、該貫通孔51の下側から治具を挿入して筒状
部15を押し潰すことによって筒状部15の下端外周辺
を該筒状部15の外周よりも外側に突出するように2重
折りに折り曲げ、該折り曲げた部分を貫通孔51の内周
に設けた係止部53に係止せしめることによって行なわ
れる。
【0019】そして組み立てられた半固定可変抵抗器の
摺動子10の治具挿入孔33にドライバ(図示せず)を
挿入してこれを回動すれば、摺動子10が回転し、摺動
接点19,19が基板50上の抵抗体パターン59上を
摺接し、これによって端子部52,52と中端子パター
ン61間の抵抗値が変化するのである。
摺動子10の治具挿入孔33にドライバ(図示せず)を
挿入してこれを回動すれば、摺動子10が回転し、摺動
接点19,19が基板50上の抵抗体パターン59上を
摺接し、これによって端子部52,52と中端子パター
ン61間の抵抗値が変化するのである。
【0020】本実施形態によれば、筒状部15の下端外
周辺を2重折りに折り曲げた部分を貫通孔51の係止部
53に係止せしめたので、該係止強度が強く、たとえ摺
動子10に強い外力が加わっても外れる恐れはない。
周辺を2重折りに折り曲げた部分を貫通孔51の係止部
53に係止せしめたので、該係止強度が強く、たとえ摺
動子10に強い外力が加わっても外れる恐れはない。
【0021】ここで図3は前記筒状部15と係止部53
の係合部分の拡大側断面図である。同図に示すように筒
状部15の2重折り曲げ部分は、係止部53のテーパー
面55とその下側の面とに密接している。
の係合部分の拡大側断面図である。同図に示すように筒
状部15の2重折り曲げ部分は、係止部53のテーパー
面55とその下側の面とに密接している。
【0022】本実施形態においてテーパー面55を設け
たのは以下の理由による。即ち、筒状部15の高さ方向
の寸法は、プレス加工上の観点からできるだけ短い方が
好ましい。そのためには貫通孔51の上面から係止部5
3までの距離Lを短くする必要がある。しかしながら筒
状部15の2重折り曲げ部分は強い力で係止部53に固
定されるので、貫通孔51の上面から係止部53までの
距離Lを短くすると、係止部53の部分が破壊されてし
まう恐れが生じるという強度上の問題が生じる。そこで
係止部53にテーパー面55を設けることによって、該
テーパー面55で受ける力を略上方向と略円周方向の2
つの方向に分散することとし、これによって貫通孔51
の上面から係止部53までの距離Lを短くしても、係止
部53の強度が保てるようにしているのである。
たのは以下の理由による。即ち、筒状部15の高さ方向
の寸法は、プレス加工上の観点からできるだけ短い方が
好ましい。そのためには貫通孔51の上面から係止部5
3までの距離Lを短くする必要がある。しかしながら筒
状部15の2重折り曲げ部分は強い力で係止部53に固
定されるので、貫通孔51の上面から係止部53までの
距離Lを短くすると、係止部53の部分が破壊されてし
まう恐れが生じるという強度上の問題が生じる。そこで
係止部53にテーパー面55を設けることによって、該
テーパー面55で受ける力を略上方向と略円周方向の2
つの方向に分散することとし、これによって貫通孔51
の上面から係止部53までの距離Lを短くしても、係止
部53の強度が保てるようにしているのである。
【0023】ところでこの半固定可変抵抗器は、二部品
のみで構成されているので、部品点数の削減が図れるば
かりか、その組み立ても容易になり、組み立て時間の短
縮が図れる。
のみで構成されているので、部品点数の削減が図れるば
かりか、その組み立ても容易になり、組み立て時間の短
縮が図れる。
【0024】一方この半固定可変抵抗器を真空吸着によ
って搬送する場合、摺動子10の上板31が真空吸着ヘ
ッドによって吸着されることとなるが、上板31は下板
11に密着しており、しかも下板11の筒状部15の底
面16には何ら開口がないので、空気漏れはほとんどな
く、吸着が確実となり、吸着不良は生じない。
って搬送する場合、摺動子10の上板31が真空吸着ヘ
ッドによって吸着されることとなるが、上板31は下板
11に密着しており、しかも下板11の筒状部15の底
面16には何ら開口がないので、空気漏れはほとんどな
く、吸着が確実となり、吸着不良は生じない。
【0025】ところで上記実施形態の場合、中端子パタ
ーン61は銀ペーストによって形成されているので、摺
動子10を回動した際に、筒状部15によって貫通孔5
1内部の銀ペーストが剥ぎ取られ、摺動子10と中端子
パターン61間の抵抗値が増大する恐れがある。
ーン61は銀ペーストによって形成されているので、摺
動子10を回動した際に、筒状部15によって貫通孔5
1内部の銀ペーストが剥ぎ取られ、摺動子10と中端子
パターン61間の抵抗値が増大する恐れがある。
【0026】図4はこの欠点を解消するために考案され
た基板50−2の貫通孔51−2を示す図であり、同図
(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のB−B
断面図である。なお前記実施形態と同一部分には同一符
号を付してその詳細な説明は省略する。
た基板50−2の貫通孔51−2を示す図であり、同図
(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のB−B
断面図である。なお前記実施形態と同一部分には同一符
号を付してその詳細な説明は省略する。
【0027】同図に示す貫通孔51−2の内周面には、
縦方向に延びる4本の縦溝63が設けられている。これ
によってたとえ摺動子10を回動しても、該溝63内に
付着した銀ペーストが剥げる恐れはなく、従って摺動子
10と中端子パターン61間の抵抗値が増大する恐れは
なくなる。
縦方向に延びる4本の縦溝63が設けられている。これ
によってたとえ摺動子10を回動しても、該溝63内に
付着した銀ペーストが剥げる恐れはなく、従って摺動子
10と中端子パターン61間の抵抗値が増大する恐れは
なくなる。
【0028】図5は本発明のさらに他の実施形態を示す
側断面図である。この実施形態は前記図1に示す実施形
態と相違し、中端子パターン61の代わりに金属板製の
中端子板65を使用している。そして中端子板65に設
けた上方向に凸となる筒状突起67を基板70に設けた
貫通孔71内に挿入し、一方前記図2に示すと同一の摺
動子10に設けた筒状部15を前記筒状突起67の上端
面に設けた円形孔の外周辺で構成される係止部69内に
挿入して該筒状部15の下端外周辺を係止部69の下側
の部分で該筒状部15の外周よりも外側に突出するよう
に2重折りに折り曲げて係止せしめることとした。
側断面図である。この実施形態は前記図1に示す実施形
態と相違し、中端子パターン61の代わりに金属板製の
中端子板65を使用している。そして中端子板65に設
けた上方向に凸となる筒状突起67を基板70に設けた
貫通孔71内に挿入し、一方前記図2に示すと同一の摺
動子10に設けた筒状部15を前記筒状突起67の上端
面に設けた円形孔の外周辺で構成される係止部69内に
挿入して該筒状部15の下端外周辺を係止部69の下側
の部分で該筒状部15の外周よりも外側に突出するよう
に2重折りに折り曲げて係止せしめることとした。
【0029】このように構成した場合、半固定可変抵抗
器を構成する部品は三部品になるが、それ以外の点では
上記図1に示す実施形態と同一の効果を生じる。
器を構成する部品は三部品になるが、それ以外の点では
上記図1に示す実施形態と同一の効果を生じる。
【0030】なお摺動子の基板への取り付け強度を強化
することのみを目的とするのであれば、筒状部15の底
面16に開口を設けた構造としても良い。
することのみを目的とするのであれば、筒状部15の底
面16に開口を設けた構造としても良い。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 摺動子の筒状部の下端外周辺を2重折りに折り曲げ、
該折り曲げた部分を貫通孔内に設けた係止部に係止せし
めたので、摺動子の取り付け強度が強く、たとえ摺動子
に強い外力が加わっても外れる恐れはない。
ば以下のような優れた効果を有する。 摺動子の筒状部の下端外周辺を2重折りに折り曲げ、
該折り曲げた部分を貫通孔内に設けた係止部に係止せし
めたので、摺動子の取り付け強度が強く、たとえ摺動子
に強い外力が加わっても外れる恐れはない。
【0032】摺動子の筒状部には何ら孔のない底面を
設けているので、この半固定可変抵抗器を真空吸着によ
って搬送する場合、別途部品を増加しなくても、空気漏
れはほとんどなく、吸着が確実となり、吸着不良が生じ
なくなる。
設けているので、この半固定可変抵抗器を真空吸着によ
って搬送する場合、別途部品を増加しなくても、空気漏
れはほとんどなく、吸着が確実となり、吸着不良が生じ
なくなる。
【図1】本発明の一実施形態にかかる半固定可変抵抗器
を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同
図(a)のA−A断面矢視図、同図(c)は左側面図、
同図(d)は裏面図である。
を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同
図(a)のA−A断面矢視図、同図(c)は左側面図、
同図(d)は裏面図である。
【図2】摺動子10の展開図であり、同図(a)は展開
平面図、同図(b)は側断面図である。
平面図、同図(b)は側断面図である。
【図3】筒状部15と係止部53の係合部分の拡大側断
面図である。
面図である。
【図4】他の貫通孔51−2を示す図であり、同図
(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のB−B
断面図である。
(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のB−B
断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態を示す側断面図で
ある。
ある。
【図6】従来の半固定可変抵抗器の一例を示す側断面図
である。
である。
10 摺動子 13 支持台 15 筒状部 16 底面 17 アーム部 19 摺動接点 50 基板 51 貫通孔 53 係止部 51−2 貫通孔 69 係止部
Claims (2)
- 【請求項1】 支持台と該支持台の外側に配置されてそ
の所定位置に摺動接点を形成したアーム部とを有する摺
動子を、基板の貫通孔を設けた部分の上に回動自在に取
り付けてなる半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り
付け構造において、 前記摺動子の支持台に筒状部を設けて該筒状部を前記基
板の貫通孔内に挿入し、該筒状部の下端外周辺を該筒状
部の外周よりも外側に突出するように2重折りに折り曲
げ、該折り曲げた部分を前記基板の貫通孔内に設けた係
止部に係止せしめたことを特徴とする半固定可変抵抗器
用摺動子の基板への取り付け構造。 - 【請求項2】 前記筒状部は、支持台の何ら孔を設けて
いない面を下方向に湾曲せしめて構成されていることを
特徴とする請求項1載の半固定可変抵抗器用摺動子の基
板への取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28319696A JPH10112402A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28319696A JPH10112402A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10112402A true JPH10112402A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17662386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28319696A Pending JPH10112402A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 半固定可変抵抗器用摺動子の基板への取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10112402A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008028003A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Alps Electric Co Ltd | 回転型電気部品 |
CN101800103A (zh) * | 2010-04-02 | 2010-08-11 | 王淑婧 | 双面导通的电位器基板 |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP28319696A patent/JPH10112402A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008028003A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Alps Electric Co Ltd | 回転型電気部品 |
CN101800103A (zh) * | 2010-04-02 | 2010-08-11 | 王淑婧 | 双面导通的电位器基板 |
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