JPH0337207Y2 - - Google Patents

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JPH0337207Y2
JPH0337207Y2 JP1984196733U JP19673384U JPH0337207Y2 JP H0337207 Y2 JPH0337207 Y2 JP H0337207Y2 JP 1984196733 U JP1984196733 U JP 1984196733U JP 19673384 U JP19673384 U JP 19673384U JP H0337207 Y2 JPH0337207 Y2 JP H0337207Y2
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JP
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insulating substrate
slider
sliding contact
variable resistor
fixed variable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、例えば電気回路の組立時や組立後に
抵抗値の微調整を行うことができる半固定可変抵
抗器に係り、特に、チツプ型の半固定可変抵抗器
に関する。
〔考案の背景〕
従来のチツプ型の半固定可変抵抗器の平面図な
らびに断面図を、第3図、第4図に示す。これら
の図において、絶縁基板1上には略馬蹄形の抵抗
層2が形成されており、該絶縁基板1の中心孔1
aには導電性の支軸3が挿通されている。そし
て、支軸3の先端を摺動子4の内周部にかしめつ
けてかしめ部3aとなし、該かしめ部3aと絶縁
基板1とに挾着された前記摺動子4は、絶縁基板
1上で回動可能に支持された状態になつている。
この摺動子4は導電性と可撓性とを有する材料か
らなるもので、孔4aや中央凹所4bなどを設け
た円椀状部分と、調整用切欠4c等の各種切欠
や、絶縁基板1側へ折り曲げ加工されて前記抵抗
層2に接触している摺動接点4dなどを設けたツ
バ状部分とで構成されている。
かかる半固定可変抵抗器は、プリント基板(図
示せず)上にマウントした後、抵抗値の調整を行
う。その際、調整用切欠4cに治具をあてて摺動
子4を回動操作し、それによつて摺動接点4dを
抵抗層2上に摺動させて両者の接触位置を変更
し、所望の抵抗値が設定できるようになつてい
る。
ところで、チツプ型の半固定可変抵抗器は直径
が数ミリメートル程度で高さにも厳しい制約があ
るという極めて小さいものであつて、このような
小型の部品に対しては、これをバキユーム吸着に
より拾い上げてプリント基板上の所定位置に設置
するという自動マウント方式が近年広く採用され
るようになつてきている。このため、チツプ型の
半固定可変抵抗器の場合、摺動子の上面が吸着面
として適していることが望ましいとされている。
しかしながら、上述した従来の半固定可変抵抗
器における摺動子4は、摺動接点4dにばね性を
付与するためかなりの部分を絶縁基板1側へ傾け
てあるなど、摺動子4の上面に平坦面が少なく、
しかも各種の切欠が露出した形状となつているた
め、バキユーム吸着しても空気の漏れが多く、そ
の結果、吸着不良を検知して拾い直しを行うオー
トリカバリー機構により作業効率が著しく劣化し
たり、所望の吸着力を得ることが困難になつたり
するなどの不都合があつた。また、摺動子4は、
その両面にかしめ部3aと絶縁基板1とが圧接し
た状態で挾着されているので、調整時の回転トル
クにバラツキが出やすいという問題もあつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、上記従来技術の欠点を解消
し、自動マウントが確実かつ効率よく行え、しか
も摺動子の回転トルクの安定化が図れ、抵抗値の
調整作業が簡単かつ確実に行える、チツプ型の半
固定可変抵抗器を提供するにある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案は、摺動子
を、絶縁基板に対向する不面板と該下面板の大部
分を覆う平板状の上面板とからなる2つ折り形状
となし、前記下面板には支軸を挿通するための孔
と摺動接点とを設け、かつ前記上面板には同じく
支軸を挿通するための孔と外周部に位置する調整
用切欠とを設けて、支軸のかしめ部が上面板の前
記孔周辺と係合していることを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図、第2図に基づ
いて説明する。
第1図は本考案に係るチツプ型の半固定可変抵
抗器の平面図、第2図はその断面図であつて、図
中の符号10は絶縁基板、11は抵抗層、12は
支軸、13は摺動子、14,15は該摺動子13
の上面板と下面板、16,17は端子部である。
絶縁基板10はセラミツク等の絶縁性材料から
なるもので、その略中央には中心孔10aが穿設
され、裏面中央部には凹所10bが設けられてい
る。この絶縁基板10の表面には、略馬蹄形の抵
抗層11が印刷形成されており、該抵抗層11の
両端部はそれぞれ端子部16,17に接続してい
る。
支軸12は銅等の金属材料からなるもので、か
しめ部12aやフランジ部12bや端子部12c
を有している。この支軸12は絶縁基板10の前
記中心孔10aに挿通され、フランジ部12bが
前記凹所10bに係合している。また、支軸12
の先端をかしめてなるかしめ部12aは、後述す
る摺動子13を絶縁基板10上に回動可能に支持
している。
摺動子13はリン青銅等の可撓性を有する金属
材料からなるもので、第2図に明らかなように、
上面板14と下面板15とからなる2つ折り形状
に構成されている。上面板14は、略中央に孔1
4aを穿設し外周部の一部に調整用切欠14bを
設けた平坦な略円板状をしており、前記絶縁基板
10に対してほぼ平行に位置し、下面板15の大
部分を覆つている。一方、下面板15は、先に示
した従来の摺動子とほぼ同様の形状をして絶縁基
板10に対向しており、略中央に穿設した孔15
aの周辺に中央凹所15bを設け、外周部の一部
で前記調整用切欠14bと対向する位置には絶縁
基板1側へ折り曲げ加工されて前記抵抗層11に
接触している摺動接点15cが設けてある。かか
る摺動子13の相対応する2つの孔14a,15
aには前記支軸12が挿通され、該支軸12の先
端をかしめてなるかしめ部12aによつて、上面
板14の孔14a周辺は絶縁基板10側へ若干撓
んだ状態になつている。そのため、上面板14の
孔14a周辺には復元力が生じてかしめ部12a
との係合が確実になつているとともに、摺動子1
3を回動させる際には上面板14のこのばね性が
クツシヨンの役目を果たすので回転トルクが安定
したものとなる。
なお、摺動子13の板厚は極めて薄いものであ
るから、このような2つ折り形状にしても部品の
高さは従来品と殆ど変わらず、チツプ型の半固定
可変抵抗器の高さ制約に抵触する惧れはない。
さて、上記構成からなる半固定可変抵抗器をプ
リント基板(図示せず)上に自動マウントする際
には、摺動子13の上面板14をバキユーム吸着
するわけであるが、該上面板14には切欠や傾き
のない比較的広い平坦面が形成されているので、
従来品に比べて吸着時の空気の漏れが大幅に減少
してバキユーム吸着が容易に行えるようになつて
おり、そのため確実かつ効率のよい自動マウント
が可能となつている。
そしてマウント終了後の抵抗値の調整時には、
上面板14の調整用切欠14bに治具をあてて摺
動子13を回動操作し、それによつて摺動接点1
5cを抵抗層11上に摺動させて両者の接触位置
の変更を行い、所望の抵抗値に設定する。このと
き、摺動子13の回転トルクは、前述したように
バラツキがなく安定したものになつているので、
従来品に比べて調整が容易になつている。また、
上面板14の調整用切欠14bを通して下面板1
5の摺動接点15cが見えるため、抵抗層11上
における摺動接点15cの接触位置、換言する
と、抵抗値が概ねどの程度の値にあるかを目視す
ることができ、それ故、抵抗値の調整に際して、
摺動子13を正・逆いずれの方向へ回動すべきか
を瞬時に確認することができる。さらに、このよ
うに摺動接点15cが調整用切欠14bの内方に
位置しているため、上面板14と摺動接点15c
間に調整用治具の先端の挿入を許容する充分な空
間が確保され、調整作業を簡単かつ確実に行うこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、摺動子
を2つ折り形状となし、その上面板に切欠や傾き
のない比較的広い平坦面を形成してあるので、バ
キユーム吸着時の空気の漏れが大幅に減少して確
実かつ効率のよい自動マウントを行うことができ
るとともに、摺動子を支持する支軸のかしめ部
が、若干撓んだ上面板の孔周辺と係合しているの
で、該上面板のばね性により調整時の摺動子の回
転トルクを安定したものにすることができる。さ
らに、上面板の外周部に設けた調整用切欠内に下
面板に設けた摺動接点が位置しているため、調整
前の概ねの抵抗値を目視により確認できるととも
に、調整用治具を挿入するための充分な空間が確
保され、抵抗値の調整作業を簡単かつ確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るチツプ型の半固定可変抵
抗器を示す平面図、第2図はその断面図、第3図
は従来のチツプ型の半固定可変抵抗器を示す平面
図、第4図はその断面図である。 10……絶縁基板、11……抵抗層、12……
支軸、12a……かしめ部、13……摺動子、1
4……上面板、14a……孔、14b……調整用
切欠、15……下面板、15a……孔、15c…
…摺動接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 抵抗層を形成した絶縁基板と、該絶縁基板に挿
    通されてかしめ部を形成した支軸と、前記抵抗層
    に接触する摺動接点ならびに回動操作するための
    調整用切欠を有し前記かしめ部により前記絶縁基
    板上で回動可能に支持されている摺動子とを備え
    た半固定可変抵抗器において、前記摺動子を、前
    記絶縁基板に対向する下面板と該下面板の大部分
    を覆う平板状の上面板とからなる2つ折り形状と
    なし、前記下面板には前記支軸を挿通するための
    孔と前記摺動接点とを設け、かつ前記上面板には
    同じく支軸を挿通するための孔と外周部に位置し
    て前記摺動接点を臨む前記調整用切欠とを設け、
    前記支軸の前記かしめ部が上面板の前記孔周辺と
    係合していることを特徴とする半固定可変抵抗
    器。
JP1984196733U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0337207Y2 (ja)

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JP1984196733U JPH0337207Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61114804U JPS61114804U (ja) 1986-07-19
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JPS6388805A (ja) * 1986-10-01 1988-04-19 株式会社村田製作所 可変抵抗器

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JPS56104111U (ja) * 1980-01-14 1981-08-14
JPS58140602U (ja) * 1982-03-16 1983-09-21 北隆電気工業株式会社 チップ状小形半固定可変抵抗器

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JPS61114804U (ja) 1986-07-19

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