JP2553975Y2 - コネクタの固定構造 - Google Patents
コネクタの固定構造Info
- Publication number
- JP2553975Y2 JP2553975Y2 JP1992000730U JP73092U JP2553975Y2 JP 2553975 Y2 JP2553975 Y2 JP 2553975Y2 JP 1992000730 U JP1992000730 U JP 1992000730U JP 73092 U JP73092 U JP 73092U JP 2553975 Y2 JP2553975 Y2 JP 2553975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- panel
- mounting opening
- shell
- fixing structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、インターフェイスコネ
クタ等の固定構造に関するものである。
クタ等の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コネクタをパネルに固定する場合の従来
例を図5、図6に示す。この従来例において、コネクタ
4はコンタクト部を内蔵した端子受容突部3を先端に有
し、パネル2に固定される。パネル2はコネクタ取付開
口1を有し、コネクタ4は、背面側から端子受容突部3
をコネクタ取付開口1に挿通させた後、ビス8により固
定される。
例を図5、図6に示す。この従来例において、コネクタ
4はコンタクト部を内蔵した端子受容突部3を先端に有
し、パネル2に固定される。パネル2はコネクタ取付開
口1を有し、コネクタ4は、背面側から端子受容突部3
をコネクタ取付開口1に挿通させた後、ビス8により固
定される。
【0003】また、端子受容突部3の外表面は金属製の
シェル5により覆われており、その基端部に設けられた
フランジ7をコネクタ取付開口1の裏面周縁に当接させ
ることにより、シェル5とコネクタ取付開口1との隙間
からの電波放出が防止される。
シェル5により覆われており、その基端部に設けられた
フランジ7をコネクタ取付開口1の裏面周縁に当接させ
ることにより、シェル5とコネクタ取付開口1との隙間
からの電波放出が防止される。
【0004】しかし、上述した構造の下では、近年のコ
ネクタ4のダウンサイジングの進行に伴って図6におけ
るW寸法が小さくなり、電気的な接触が不確実となり、
シールド性能が不安定であるという問題が指摘されるに
至っている。
ネクタ4のダウンサイジングの進行に伴って図6におけ
るW寸法が小さくなり、電気的な接触が不確実となり、
シールド性能が不安定であるという問題が指摘されるに
至っている。
【0005】かかる問題を解決するために、図7に示す
ように、パネル2裏面とコネクタ4のフランジ7との間
に金属製のワッシャ体9を介在させることも提案されて
いるが、この場合には、部品点数の増加を招来するだけ
でなく、組立が繁雑になるという欠点を有するものであ
った。
ように、パネル2裏面とコネクタ4のフランジ7との間
に金属製のワッシャ体9を介在させることも提案されて
いるが、この場合には、部品点数の増加を招来するだけ
でなく、組立が繁雑になるという欠点を有するものであ
った。
【0006】なお、図6、図7において10はコネクタ
4が実装されるプリント基板を示す。
4が実装されるプリント基板を示す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、以上の欠点
を解消すべくなされたものであって、構造が簡単で、し
かもシールド性能を向上させることのできるコネクタの
固定構造を提供することを目的とする。
を解消すべくなされたものであって、構造が簡単で、し
かもシールド性能を向上させることのできるコネクタの
固定構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案によれば上記目的
は、コネクタ取付開口1を開設したパネル2と、前記コ
ネクタ取付開口1に挿通され、表面がシェル5により覆
われた端子受容突部3を備えたコネクタ4とを有し、前
記シェル5には、基端部に向かって拡開し、かつ、幅方
向に所定ピッチで配列される適数個の圧接片6、6・・
を設け、該圧接片6をコネクタ取付開口1の内周縁に圧
接させてパネル2にコネクタ4を固定するコネクタの固
定構造を提供することにより達成される。
は、コネクタ取付開口1を開設したパネル2と、前記コ
ネクタ取付開口1に挿通され、表面がシェル5により覆
われた端子受容突部3を備えたコネクタ4とを有し、前
記シェル5には、基端部に向かって拡開し、かつ、幅方
向に所定ピッチで配列される適数個の圧接片6、6・・
を設け、該圧接片6をコネクタ取付開口1の内周縁に圧
接させてパネル2にコネクタ4を固定するコネクタの固
定構造を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】コネクタ4は端子受容突部3を覆うシェル5を
有し、該シェル5には基端部に向かって拡開する適数個
の圧接片6が設けられる。各圧接片6は、コネクタ4の
装着状態においてコネクタ取付開口1の内周縁に圧接さ
れ、パネル2との導通が取られる。
有し、該シェル5には基端部に向かって拡開する適数個
の圧接片6が設けられる。各圧接片6は、コネクタ4の
装着状態においてコネクタ取付開口1の内周縁に圧接さ
れ、パネル2との導通が取られる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。コネクタ4の固定状態を図1
に示す。この実施例において、コネクタ4は、絶縁材料
からなるケース4aの裏面に突出される複数の端子4
b、4b・・をスルーホールに挿入してプリント基板1
0上に実装される。上記コネクタ4は、ケース4a前方
に突出し、実装状態においてパネル2のコネクタ取付開
口1から外部に突出する端子受容突部3を有し、該コネ
クタ4にプラグイン接続されるケーブルコネクタを受容
する。なお、図1におい11てはハンダフィレットを示
す。
基づいて詳細に説明する。コネクタ4の固定状態を図1
に示す。この実施例において、コネクタ4は、絶縁材料
からなるケース4aの裏面に突出される複数の端子4
b、4b・・をスルーホールに挿入してプリント基板1
0上に実装される。上記コネクタ4は、ケース4a前方
に突出し、実装状態においてパネル2のコネクタ取付開
口1から外部に突出する端子受容突部3を有し、該コネ
クタ4にプラグイン接続されるケーブルコネクタを受容
する。なお、図1におい11てはハンダフィレットを示
す。
【0011】コネクタ4の詳細構造を図2に示す。ケー
ス4aは上記パネル2に当接する固定面12に穿孔され
たパネル取付孔12aと、プリント基板10への当接面
13に穿孔された基板取付孔13aとを有し、パネル取
付孔12a、および基板取付孔13aに挿通されるビス
8によりパネル2、およびプリント基板10に固定され
る。端子受容突部3は、各端子4bに接続され、ケーブ
ルコネクタ4のコンタクトを受容するコンタクトを内蔵
しており、パネル2のコネクタ取付開口1と略同一の正
面視形状に形成される。
ス4aは上記パネル2に当接する固定面12に穿孔され
たパネル取付孔12aと、プリント基板10への当接面
13に穿孔された基板取付孔13aとを有し、パネル取
付孔12a、および基板取付孔13aに挿通されるビス
8によりパネル2、およびプリント基板10に固定され
る。端子受容突部3は、各端子4bに接続され、ケーブ
ルコネクタ4のコンタクトを受容するコンタクトを内蔵
しており、パネル2のコネクタ取付開口1と略同一の正
面視形状に形成される。
【0012】上記端子受容突部3にはシェル5が被冠さ
れている。シェル5は、例えば、表面にニッケルメッキ
を施した青銅薄板材に絞り加工を施して形成され、図
3、図4に示すように、端子受容突部3を覆うカバー部
14と、上記ケース4aのパネル固定面12に対応する
フランジ7と、このフランジ7の材端から後方に延設さ
れ、ケース4a側の突起が嵌合する嵌合孔15が開設さ
れた固定片16とを有し、例えば、端子受容突部3にカ
シメ固定される。
れている。シェル5は、例えば、表面にニッケルメッキ
を施した青銅薄板材に絞り加工を施して形成され、図
3、図4に示すように、端子受容突部3を覆うカバー部
14と、上記ケース4aのパネル固定面12に対応する
フランジ7と、このフランジ7の材端から後方に延設さ
れ、ケース4a側の突起が嵌合する嵌合孔15が開設さ
れた固定片16とを有し、例えば、端子受容突部3にカ
シメ固定される。
【0013】また、上記シェル5には、カバー部14の
先端近傍から材端にかけて複数のスリット17、17・
・が切られ、各スリット17対の間に圧接片6、6・・
が形成される。この圧接片6は、材端側が外方に傾斜状
に拡開されている。
先端近傍から材端にかけて複数のスリット17、17・
・が切られ、各スリット17対の間に圧接片6、6・・
が形成される。この圧接片6は、材端側が外方に傾斜状
に拡開されている。
【0014】以上の構成の下、コネクタ4は端子受容突
部3をパネル2のコネクタ取付開口1から外方に突出さ
せて装着され、この状態において、シェル5の圧接片6
は上記コネクタ取付開口1の内周縁に強圧され、パネル
2との接触が確保されてコネクタ4のシールドが行わ
れ、同時に、圧接片6のフランジ7部は、パネル2の裏
面に当接し、圧接片6がコネクタ取付開口1から外方に
飛び出すことが防止される。
部3をパネル2のコネクタ取付開口1から外方に突出さ
せて装着され、この状態において、シェル5の圧接片6
は上記コネクタ取付開口1の内周縁に強圧され、パネル
2との接触が確保されてコネクタ4のシールドが行わ
れ、同時に、圧接片6のフランジ7部は、パネル2の裏
面に当接し、圧接片6がコネクタ取付開口1から外方に
飛び出すことが防止される。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によるコネクタの固定構造によれば、シェルの幅方向に
複数の圧接片を形成してパネルのコネクタ取付開口の内
周に圧接させるようにしたので、シェルとパネルとの導
通が確実にとられ、シールド性能を向上させることがで
きる。
によるコネクタの固定構造によれば、シェルの幅方向に
複数の圧接片を形成してパネルのコネクタ取付開口の内
周に圧接させるようにしたので、シェルとパネルとの導
通が確実にとられ、シールド性能を向上させることがで
きる。
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】コネクタを示すもので、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
(b)は正面図である。
【図3】シェルを示すもので、(a)は正面図、(b)
は平面図である。
は平面図である。
【図4】図3の断面図で、(a)はA−A線断面図、
(b)はB−B線断面図である。
(b)はB−B線断面図である。
【図5】従来例を示す図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】他の従来例を示す図である。
1 コネクタ取付開口 2 パネル 3 端子受容突部 4 コネクタ 5 シェル 6 圧接片 7 フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】コネクタ取付開口(1)を開設したパネル
(2)と、 前記コネクタ取付開口(1)に挿通され、表面がシェル
(5)により覆われた端子受容突部(3)を備えたコネ
クタ(4)とを有し、前記シェル(5) には、基端部に向かって拡開し、か
つ、幅方向に所定ピッチで配列される適数個の圧接片
(6、6・・)を設け、 該圧接片(6)をコネクタ取付開口(1)の内周縁に圧
接させてパネル(2)にコネクタ(4)を固定するコネ
クタの固定構造。 - 【請求項2】前記圧接片(6)の自由端縁には前記パネル
(2)の裏面に当接するフランジ(7)が曲成される請求項
1記載のコネクタの固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992000730U JP2553975Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | コネクタの固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992000730U JP2553975Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | コネクタの固定構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557782U JPH0557782U (ja) | 1993-07-30 |
JP2553975Y2 true JP2553975Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=11481854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992000730U Expired - Fee Related JP2553975Y2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | コネクタの固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553975Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6352278U (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-08 |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP1992000730U patent/JP2553975Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0557782U (ja) | 1993-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |