JPH10111874A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH10111874A
JPH10111874A JP8282913A JP28291396A JPH10111874A JP H10111874 A JPH10111874 A JP H10111874A JP 8282913 A JP8282913 A JP 8282913A JP 28291396 A JP28291396 A JP 28291396A JP H10111874 A JPH10111874 A JP H10111874A
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JP
Japan
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keyword
data
image
character string
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Pending
Application number
JP8282913A
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English (en)
Inventor
Shin Mikuni
伸 三国
Kazumasa Yamada
和正 山田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信したデータを出力する際に、そのデータ
の理解を助けるために注釈を付して出力する。 【解決手段】 FM文字多重放送を受信した際に、その
文字列情報の中に検索文字列メモリ2−5に設定されて
いるキーワードが含まれている場合に、CPU1はその
キーワードを注釈するための画像データを画像メモリ2
−4から読み出し、表示装置7に表示出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データを受信
し、その受信データに予め決められているキーワードが
含まれていれば所定の出力を行なうようにしたデータ処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM文字多重放送を受信すると、
受信した文字列情報を表示画面にリアルタイムで表示出
力するようにした文字多重放送受信装置が知られてい
る。一方、FM文字多重放送をバックグランド処理によ
って受信しながら受信した文字列情報を解析したり、デ
ータベースとして蓄積するようにしたものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信し
た文字列情報をそのまま単に表示出力したとしても、そ
の内容の理解は、読み手の知識によるため、誰でも正確
に理解できるとは限らず、文字列の中に知らない語句等
が含まれていると、情報自体の価値が半減してしまう。
このような場合、百科辞典等でその内容を調べること
は、極めて面倒なものとなる。この発明の課題は、受信
したデータを出力する際に、そのデータの理解を助ける
ために注釈を付して出力できるようにすることである。
一方、現在放送されているラジオ番組に関する情報が文
字列情報として放送されて来た際に、この文字列情報を
解析し、それが予め設定しておいた所望の番組内容であ
れば、その旨をアラーム音(ブザー音)によって報知す
るようにしたものが知られているが、所望する番組内容
が複数設定されているような場合には、どの番組内容が
現在放送されているかをアラーム音からでは知ることは
できず、最も必要とする放送内容を取りのがしてしまう
おそれがあった。また、放送内容をバックグランドとし
て受信するものにおいては、現在実行中の作業、例え
ば、FM放送受信機能付きワードプロセッサにおいて
は、文書作成中にアラーム音が発生されると、その作業
が中断され、思考を妨げるおそれがあった。この発明の
課題は、どのような種類のデータを受信したかを直感的
に分かり易く報知できると共に、別の作業を行っている
ときでも、その作業を妨げず、効果的にその旨を報知で
きるようにすることである。更に、別の作業を行いなが
らバックグランドでFM文字多重放送を受信してそれを
データベースとして蓄積してゆくものにおいては、現
在、どれ位のデータ量が蓄積されたかを知ることはでき
ず、ファイルの残容量が少なくなった場合には有効な放
送内容を取りのがしてしまうことがあった。この場合、
データベースファイルをオープンさせて現在のデータ量
を確認することもできるが、現在実行中の作業を中断さ
せることになり、しかも特別な操作を必要とする。この
発明の課題は、受信データの蓄積量を可視的にかつ直感
的に分かり易く報知できると共に、別の作業を行ってい
るときでもその思考を妨げず、効果的にデータの蓄積量
を報知できるようにすることである。また、FM文字多
重放送を受信して表示出力させるものにおいて、ラジオ
放送のみを聞いているときにも表示装置に電力を供給し
て表示画面をオン状態にしておくと、電力消費が大きく
なる。そこで、ラジオ放送のみを聞く場合には、表示装
置をオフするようにすれば、電池を電源とするものにお
いては無駄な電力消費を防止することができるために、
極めて有効なものとなるが、FM文字多重放送によって
送信されて来る文字列情報を取り逃がしてしまうおそれ
がある。この発明の課題は、消費電力を節電するために
表示画面がオフされている状態であっても、所望するデ
ータを受信したときにはそれを即座に確認できるように
することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、データを受信する受
信手段と、この受信手段によって受信されたデータの中
に予め決められているキーワードが含まれているか否か
を判別する判別手段と、予め各種のキーワードに対応し
てそれを注釈するための解説情報を記憶する解説記憶手
段と、前記判別手段によってキーワードが含まれている
ことが判別された際に、当該キーワードに対応する解説
情報を前記解説記憶手段から検索する検索手段と、この
検索手段によって検索された解説情報と前記受信手段に
よって受信された当該キーワードを含むデータとを対応
付けて出力する出力手段とを具備するものである。な
お、前記解説情報を配置出力するための配置領域として
予め複数の配置領域が用意されている場合に、前記出力
手段は前記検索手段によって検索された解説情報に基づ
いてそれに適した配置領域を選択すると共に、選択した
配置領域内に当該解説情報を出力するようにしてもよ
い。また、前記解説情報を配置出力するための配置領域
として予め複数の配置領域が用意されている場合に、前
記出力手段は前記検索手段によって検索された解説情報
が最も大きく出力される配置領域を選択するようにして
もよい。請求項1記載の発明によれば、受信手段によっ
て受信されたデータの中に予め決められているキーワー
ドが含まれていることが判別手段によって判別された場
合に、検索手段は当該キーワードに対応する解説情報を
解説記憶手段から検索する。この場合、解説記憶手段に
はキーワードに対応してそれを注釈するための解説情報
として例えば、画像、文字列等が記憶されており、出力
手段はこの検索手段によって検索された解説情報と前記
受信手段によって受信された当該キーワードを含むデー
タとを対応付けて出力する。したがって、受信したデー
タを出力する際に、そのデータの理解を助けるために注
釈を付して出力することにより、情報としての価値を損
わず、誰でも容易にそれを活用することができる。
【0005】請求項4記載の発明は、データを受信する
受信手段と、この受信手段によって受信されたデータの
中に予め決められているキーワードが含まれているか否
かを判別する判別手段と、予め各種のキーワードに対応
してその種類を示す画像情報を記憶する画像記憶手段
と、前記判別手段によってキーワードが含まれているこ
とが判別された際に、当該キーワードに対応する画像情
報を前記画像記憶手段から検索する検索手段と、この検
索手段によって検索された画像情報を表示出力させる表
示制御手段とを具備するものである。なお、前記表示制
御手段は、現在実行中の作業表示域に対して背景となる
背景表示域に、前記検出手段によって検索された画像情
報を表示出力させるようにしてもよい。請求項4記載の
発明によれば、受信手段によって受信されたデータの中
に予め決められているキーワードが含まれていることが
判別手段によって判別された場合に、検索手段は当該キ
ーワードに対応する画像情報を前記画像記憶手段から検
索する。すると、出力手段はこの検索手段によって検索
された解説情報と前記受信手段によって受信された当該
キーワードを含むデータとを対応付けて出力する。した
がって、どのような種類のデータを受信したかを直感的
に分かり易く報知できると共に、別の作業を行っている
ときでも、その作業を妨げず、効果的にその旨を報知す
ることができる。
【0006】請求項6記載の発明は、データを受信する
受信手段と、この受信手段によって受信されたデータの
中に予め決められているキーワードが含まれているか否
かを判別する判別手段と、この判別手段によってキーワ
ードが含まれていることが判別された際に、当該キーワ
ードを含む受信データを蓄積する受信データ記憶手段
と、この受信データ記憶手段に蓄積された蓄積量に応じ
て所定の画像を表示出力させる表示制御手段とを具備す
るものである。なお、前記表示制御手段は、現在実行中
の作業表示域に対して背景となる背景表示域に、前記所
定の画像を表示出力させるようにしてもよい。請求項6
記載の発明によれば、受信手段によって受信されたデー
タの中に予め決められているキーワードが含まれている
ことが判別手段によって判別された場合に、当該キーワ
ードを含む受信データは受信データ記憶手段に蓄積され
る。すると、表示制御手段はこの受信データ記憶手段に
蓄積された蓄積量に応じて所定の画像を表示出力させ
る。したがって、受信データの蓄積量を可視的にかつ直
感的に分かり易く報知できると共に、別の作業を行って
いるときでもその思考を妨げず、効果的にデータの蓄積
量を報知することができる。
【0007】請求項8記載の発明は、表示画面の駆動を
停止させる表示オフ手段と、データを受信する受信手段
と、この受信手段によって受信されたデータの中に予め
決められているキーワードが含まれているか否かを判別
する判別手段と、この判別手段によってキーワードが含
まれていることが判別された際に、前記表示オフ手段に
よって表示画面の駆動が停止されている状態にあれば、
表示画面を駆動可能な状態にオンさせて当該キーワード
を含む受信データを表示出力させる表示制御手段とを具
備するものである。請求項8記載の発明によれば、受信
手段によって受信されたデータの中に予め決められてい
るキーワードが含まれていることが判別手段によって判
別された場合、表示制御手段は現在、表示画面がオフさ
れていれば、表示画面をオンさせて当該キーワードを含
む受信データを表示出力させる。したがって、消費電力
を節電するために表示画面がオフされている状態であっ
ても、所望するデータを受信したときにはそれを即座に
確認することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、この発明の第1実施形態を図1
〜図6を参照して説明する。図1(A)はFM文字多重
放送を受信する受信機能付き文書処理装置を示したブロ
ック構成図である。CPU1はRAM2に格納されてい
る各種プログラムにしたがってこの文書処理装置の全体
動作を制御する中央演算処理である。記憶媒体3は着脱
自在に装着可能なフロッピーディスク、光ディスク、R
AMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導体メモリ
によって構成され、プログラムやデータが格納されてい
る。この記憶媒体3がその制御部4を介して文書処理装
置本体に装着されている状態において、記憶媒体3内の
プログラムやデータは、CPU1に取り込まれ、記憶装
置5に格納される。記憶装置5はROM、ハードディス
ク、光ディスク等によって構成され、オペレーティング
システムや各種のアプリケーションプログラム、データ
ファイル、文字フォントデータ等を記憶するもので、C
PU1は通信回線等を介して他の機器からプログラムや
データが送信されて来た際には、それを取り込んで記憶
装置5に格納する。また、CPU1にはその入出力周辺
デバイスとして入力装置6、表示装置7、印刷装置8が
接続されており、CPU1はそれらの入出力動作を制御
する。
【0009】入力装置6は文書データを入力する文字キ
ーや各種のコマンドを入力するファンクションキー等を
備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイス
を有し、入力装置6から入力された文書データは表示装
置7に表示出力されたり、RAM2内にテキストデータ
として格納される。表示装置7は液晶表示装置やCRT
表示装置であり、現在実行中の作業表示域(例えばテキ
スト表示域)に対して背景となる背景表示域には、常に
風景等の装飾用の画像が表示出力される。この場合、文
書作成等の作業を行っていない場合には、表示画面全体
に上述の画像表示が行われる。なお、RAM2内のテキ
ストデータは入力装置6からの外部指令に応答して読み
出され、サーマルプリンタ等の印字装置8によって印刷
出力される。
【0010】FM放送受信装置9はFM文字多重放送を
受信するもので、予めセットされた受信周波数に応じた
FM放送を受信すると、その信号はAF(オーディオ周
波数)増幅器10に送られ、スピーカ11から音声出力
される。この場合、文字多重レコーダ12によって文字
列情報が取り出され、この文字列情報は文字バッファ1
3に一時記憶される。ここで、CPU1は文字バッファ
13内に文字列情報がセットされているか、つまり、放
送データを受信したかを監視しており、文字列情報が有
ればそれを取り込み、文字列情報の中に予め決められて
いるキーワードが含まれていれば、このキーワードに対
応する画像を表示出力させる。
【0011】ここで、RAM2は図1(B)に示すよう
に、ワークメモリ2−1、辞書メモリ2−2、文書メモ
リ2−3、画像メモリ2−4、検索文字列メモリ2−
5、表示領域メモリ2−6を有する構成となっている。
ワークメモリ2−1は記憶装置5からロードされたプロ
グラムを一時記憶したり、入力装置6から入力されたデ
ータやコマンドを一時記憶する場合等に使用され、また
辞書メモリ2−2はかな漢字変換時等の場合に使用され
る。文書メモリ2−3はテキストデータを文字コード形
式で記憶するテキストメモリである。画像メモリ2−4
は各種の画像データ(例えば、ビットマップイメージデ
ータ)とその画像ファイル名とを1:1に対応付けて記
憶するもので、FM文字多重放送の受信データの中に、
予め決められているキーワードが含まれている場合に、
画像メモリ2−4内の画像データは当該キーワードを注
釈する解説情報として表示出力されるデータである。検
索文字列メモリ2−5は各種のキーワード(検索文字
列)に対応付けてそれを注釈する画像データをアクセス
するためのファイル名を記憶するもので、キーワード/
画像変換テーブルとして機能する。なお、キーワードと
しては、例えば、地名や人名等の固有名詞である。表示
領域メモリ2−6はキーワードを注釈する画像データを
表示するための画像表示領域を複数記憶すると共に、F
M文字多重放送の受信文字列を表示するための文字列表
示領域およびその領域内に配置される表示枠等の表示パ
ターンを記憶するもので、各表示領域はユーザによって
任意に設定され、その位置、大きさ、形状を示す領域情
報として表示領域メモリ2−6に格納されている。
【0012】次に、この文書処理装置における文字多重
放送によって文字列情報を受信した際の動作を図2およ
び図3に示すフローチャートにしたがって説明する。な
お、このフローチャートに記述されている各機能を実現
するためのプログラムは、CPU1が読み取り可能なプ
ログラムコードの形態で記憶媒体3や記憶装置5に記憶
されており、その内容がRAM2内のワークメモリ2−
1にロードされている。いま、表示領域メモリ2−6に
は複数の画像表示領域と共に文字列表示領域が予め任意
に設置されているものとする。ここで、図4はこの場合
の領域設定画面を示したもので、図中、HはFM文字多
重放送の受信文字列を表示させるための文字列表示領域
であり、この領域H内にはその表示枠等を示す表示パタ
ーンが配置される。なお、この表示パターンは、表示枠
の他、“選曲”、“番組選択”の文字列をガイド表示す
る構成となっている。また、図中、、、、は画
像表示領域を示し、図4の例は、画像表示域、、
を指定したのち、表示領域、に被さるようにやや大
き目の正方形に近い表示領域(図中破線部分)を設定
しようとしている状態である。一方、FM放送受信装置
9は常時、文字多重放送を受信可能な状態にあり、文字
多重放送を受信すると、文字多重レコーダ12によって
取り出された文字列情報は文字バッファ13に一時記憶
される。
【0013】この状態において、CPU1は所定のタイ
ミング毎にインタラプトによって図2に示したフローチ
ャートにしたがった動作を実行する。すなわち、CPU
1は文字バッファ13をアクセスし、文字列情報の有無
を調べ(ステップA1)、無ければ、この図2の処理は
この時点で終了するが、有れば、ステップA2に進み、
表示領域メモリ2−6内に文字列表示領域が設定されて
いるかをチェックする。ここで、文字列表示領域が設定
されていなければ、図2の処理は終了するが、設定され
ていれば、この文字列表示領域内にその表示パターンを
表示出力させると共に、文字バッファ13内の文字列情
報を表示出力させる(ステップA3)。そして、この文
字列情報と検索文字列メモリ2−5の内容とを比較し、
当該文字列情報の中に検索文字列メモリ2−5に設定さ
れているキーワードが含まれているかをチェックする
(ステップA4)。ここで、キーワードが含まれていな
ければ、この時点で図2の処理は終了する。図5(A)
はこの場合の表示画面例を示したもので、文字列表示領
域Hにはその表示パターンの他、FM受信した文字列情
報が表示出力される。この場合、風景画像をバックとし
て文字列情報が表示されるが、この画像は文字列情報と
は何ら関係せず、現在の作業表示領域に対して背景とな
る背景画面を単に装飾するためのものである。また、こ
のような放送受信画面に切り替わると、図5(A)に示
すように各ファンクションキー(タッチキー)F1〜F
6の機能も切り替わり、ファンクションキーF1はプラ
ス選曲キー、F2はマイナス選曲キー、F3は番組選択
キー……として機能するようになる。一方、受信文字列
情報の中に所定のキーワードが含まれていることが検出
されると(A4でYES)、このキーワードに対応する
ファイル名を検索文字列メモリ2−5から読み出すと共
に、このファイル名で画像メモリ2−4をアクセスし、
対応する画像データを画像メモリ2−4から読み出す
(ステップA5)。この場合、受信文字列情報の中に一
致するキーワードが複数存在しているデータがそれぞれ
読み出される。そして、この画像データを表示出力させ
る画像表示処理に移る(ステップA6)。
【0014】図3はこの画像表示処理を示したフローチ
ャートである。先ず、画像メモリ2−4から読み出した
画像の縦横比を求めると共に、この縦横比に近似してい
る画像表示領域を選択する(ステップB1)。この場
合、表示領域メモリ2−6には予め複数の画像表示領域
が設定されており、各画像表示領域のうち、画像メモリ
2−4から読み出した画像の縦横比に近似している画像
表示領域が選択される。そして、次のステップB2では
一致したキーワードが受信文字列の中に複数存在してい
たかをチェックする。ここで、キーワードが1つであれ
ば、ステップB1で選択された画像表示領域うち、最大
の面積を持つ表示領域を選び出す(ステップB3)。こ
のようにして選び出した画像表示領域内に画像全体が収
まるように画像データを拡大/縮小すると共に(ステッ
プB4)、表示領域の中央に画像の中心が合うように画
像を配置する開始位置を算出し(ステップB5)、この
開始位置を基準として画像データを表示領域内に配置出
力させる(ステップB6)。
【0015】図5(B)はこの場合の表示画面例を示し
ている。ここで、受信文字列の中にキーワード(ベトナ
ム)が含まれている場合に、このキーワードを注釈する
ための画像データ(世界地図によってベトナムの位置を
示す画像データ)が受信文字列に対応付けて表示される
が、画像表示領域としては、画像の縦横比に近似し、最
も大きい表示領域が選択された場合を示している。
【0016】他方、受信文字列の中に複数のキーワード
が含まれている場合には(ステップB2でYES)、各
キーワードに対応する画像がそれぞれ最大面積で表示さ
れるような組み合わせの画像表示領域が選び出される
(ステップB7)。すなわち、図6(A)に示すように
受信文字列の中にキーワード(東京都)のみが含まれて
いる場合には上述と同様に画像表示領域が選択される
が、図6(B)に示すように、第1のキーワードとして
「東京都」の他に、第2のキーワードとして「羽村市」
が含まれている場合に、この第1のキーワードに対応す
る画像を図6(A)に示すように画像表示領域に割り
当ててしまうと、第2のキーワードに対応する画像は画
像表示領域に配置出力されることになり、この2つの
画像の面積の和は、画像表示領域ととを組み合わせ
たものよりも小さくなってしまう。そこで、このような
場合には、図6(B)に示すように第1のキーワードに
対応する画像を領域に配置し、第2のキーワードに対
応する画像を領域に配置すれば、各画像の表示面積の
和は最大なものとなる。このような表示面積の和を求め
る計算は、全ての組み合わせを計算したのち、その中か
ら最大面積となる領域の組み合わせを選択すればよい。
このようにして各画像の表示面積の和が最大なものとな
る表示領域の組み合わせを選択したら、以下、同様の処
理(ステップB4〜B6)が実行される結果、図6
(B)に示すような画像表示が行なわれる。
【0017】以上のようにFM文字多重放送を受信した
受信文字列の中にキーワードが含まれていれば、このキ
ーワードを注釈する画像データが受信文字列と共に表示
出力されるので、誰でも容易に受信文字列を即座に理解
することが可能となる。この場合、キーワードが1つか
2以上かに拘らず、画像は最大面積で示されるので、画
像という特質と共に直感的な理解の助けとなる。なお、
キーワードを注釈する情報として画像を表示する場合に
限らず、解説文字列を表示するようにしてもよい。この
場合、画像と共に解説文字列を表示するようにすれば、
受信文字列の理解を更に深めることが可能となる。ま
た、FM文字多重放送からの文字列情報を受信する場合
を例に挙げたが、パソコン通信と呼ばれるコンピュータ
通信システムによって得られた文字列情報を受信する場
合であってもよい。更に、、受信情報は文字列の他、画
像や音声情報であってもよい。
【0018】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態を図7〜図11を参照して説明する。なお、第1
実施形態においては、FM文字多重放送を受信した際
に、その受信文字列をリアルタイムで表示出力するよう
にしたが、この第2実施形態は、FM文字多重放送のう
ち所望する情報のみを出力するようにしたものである。
すなわち、AFM文字多重放送を受信し、交通情報や歌
番組等、必要な情報が得られたときのみその文字列情報
を表示出力させたり、聞きたい曲が流れたときのみそれ
を音声出力するようにしたものであり、文書作成等のよ
うな作業を行ないながら、バックグランド処理でFM文
字多重放送を受信し、必要な情報かを監視するようにし
たものである。この第2実施形態においても、FM文字
多重放送を受信する受信機能付き文書処理装置に適用し
たもので、図1と略同様の構成となっているため、以下
その相違点のみを説明する。
【0019】図7はRAM2の主要構成を示したもの
で、このRAM2には図1(B)で示したワークメモリ
2−1、辞書メモリ2−2、文書メモリ2−3の他、第
2実施形態特有の画像メモリ2−10、検索文字列メモ
リ2−11、表示領域メモリ2−12、データ退避メモ
リ2−13を有している。画像メモリ2−10は現在実
行中の作業表示域(例えば、現在、文書作成を実行して
いる場合にはテキスト表示域)に対して背景となる背景
画面に映し出される画像データを記憶する。検索文字列
メモリ2−11は各種のキーワードと、このキーワード
に対応して画像メモリ2−10内の画像を設定する画像
ファイル名とを1:1に対応付けて記憶するもので、キ
ーワード/画像変換テーブルとして機能する。なお、キ
ーワードとして例えば、曲名が設定されていれば、この
キーワードとその歌手を表現した画像との対応関係が検
索文字列メモリ2−11に設定されている。表示領域メ
モリ2−12はキーワードを含む受信文字列を表示出力
させるための文字列表示領域やその表示パターンを記憶
する。データ退避メモリ2−13は、現在実行中の処理
結果や表示データを一時退避するためのメモリである。
すなわち、FM文字多重放送を受信し、その受信文字列
にキーワードが含まれているときに、その受信文字列は
表示出力されるが、その際、現在、文書作成等を実行中
であれば、その作業表示域に表示されているデータ等は
データ退避メモリ2−13に一時退避される。
【0020】次に、この第2実施形態の動作を図8、図
9に示すフローチャートを参照して説明する。図8は現
在実行中の処理と並行し、バックグランド処理として実
行されるFM文字多重放送の受信処理を示すフローチャ
ートである。先ず、CPU1は文字バッファ13内に受
信文字列が有り(ステップC1)、かつ表示領域メモリ
2−12内に文字列表示領域が設定されていれば(ステ
ップC2)、検索文字列メモリ2−11をアクセスし、
この検索文字列メモリ2−11に設定されているキーワ
ードが受信文字列の中に含まれているかを調べる(ステ
ップC3)。ここで、現在放送されている番組内容がキ
ーワードと一致しない所望するものでなければ、この図
8の処理から抜け、当該放送をキャンセルするが、キー
ワードと一致するものであれば、AF増幅器10を作動
させる(ステップC4)。ここで、音声出力は予めAF
増幅器10のゲインを“0”にして遮断してあり、キー
ワードを含む文字列を受信した場合に、そのゲインを通
常状態に戻すことにより音声出力を得るようにしてい
る。このため、ステップC4でAF増幅器10のゲイン
を通常状態に戻すようにしており、これにより聞き逃し
がなくなり、所望する情報の受信アラームとして作用さ
せることが可能となる。この場合、音声ボリュームで音
が絞られているときにはその効果を発揮することができ
なくなるため、所望する情報を受信したことを画像表示
によって報知するようにしている(ステップC5、ステ
ップC6)。すなわち、キーワードに対応する画像ファ
イル名で画像メモリ2−10をアクセスすることにより
画像データを読み出し(ステップC5)、表示画面上に
表示出力させる(ステップC6)。この場合、現在実行
中の作業表示領域に対して背景となる背景表示領域全体
に画像表示が行なわれる。
【0021】図9はこの場合の表示処理を示したフロー
チャートである。いま、図10(A)に示すように現在
文書作成の実行中において、その作業表示域には、作業
中の文書データが表示され、その背景表示域には所定の
風景画像が表示されているものとする。この状態におい
て、キーワードを含む放送を受信すると、その背景表示
域全体には当該キーワードに対応する画像が表示出力さ
れる(ステップD1)。図10(B)はこの場合の表示
画面例を示し、例えばキーワードとして曲名が設定され
ているときに、この曲が放送された際には、その歌手の
顔を散点状に配置した画像が背景表示域全体に表示出力
される。この場合、音声ボリュームが絞られていれば、
ボリューム操作によって即座にその曲を聞くことができ
る。
【0022】一方、受信文字列を見たい場合には、強制
表示キーを操作する(ステップD2)。すると、現在実
行中の処理結果や表示データをデータ退避メモリ2−1
3に一時退避させると共に(ステップD3)、表示領域
メモリ2−12内の文字列表示領域とその表示パターン
とを読み出し、表示画面上の所定位置に文字列表示用の
パターンを表示させる(ステップD4)。そして当該パ
ターンの中に文字バッファ13内の受信文字列を表示出
力させると共に(ステップD5)、各ファンクションキ
ーF1〜F6の機能を切り替えてその機能名を変更表示
させる(ステップD6)。図11はこの場合の表示画面
を示している。
【0023】以上のようにこの第2実施形態において
は、文書作成等の処理を行ないながらFM文字多重放送
を受信し、予め設定されているキーワードを含む情報を
受信したときのみ、そのキーワードに対応した画像を現
在実行中の作業表示域に対する背景画像として表示する
ようにしたから、文書作成等の作業を行なっているとき
でも所望する放送が送信されて来たことを直感的に知る
ことができる。すなわち、アラーム音によって報知した
り、文字によってメッセージ表示する場合に比べ、文書
作成の思考を妨げず、また背景画像を切り替えるという
視覚的にインパクトの強い報知によって直感的に情報の
到来を知ることができる。したがって、音声ボリューム
を絞っていても、それを手動操作によって上げることが
でき、聞きたい曲を聞き逃すようなこともない。更に背
景画像はキーワードに応じて切り替え表示されるので、
どのキーワードの放送が送信されて来たかを画像の種類
によって直感的に知ることができる。なお、上記第2実
施形態においては背景画像の全体を切り替えるようにし
たが、その一部の画像を切り替えるようにしてもよい。
【0024】(第3実施形態)以下、図12〜図14を
参照してこの発明の第3実施形態を説明する。なお、上
述した第1および第2実施形態においてはキーワードと
画像とを対応付けるようにしたが、この第3実施形態に
おいては、文書作成等の他の処理を行ないながらバック
グランド処理で受信した文字列情報の中にキーワードが
含まれていれば、このキーワードを含む受信文字列をデ
ータベースとして蓄積してゆき、その蓄積量に応じて所
定の画像を表示出力するようにしたものである。この第
3実施形態においても、FM文字多重放送を受信する受
信機能付き文書処理装置に適用したもので、図1と略同
様の構成となっているため、以下、その相違点のみを説
明する。
【0025】図12はRAM2の主要構成を示したもの
で、このRAM2には図1で示したワームメモリ2−
1、辞書メモリ2−2、文書メモリ2−3の他、検索文
字列メモリ2−21、データベースファイル2−22、
情報量カウンタ2−23、画像メモリ2−24を有して
いる。検索文字列メモリ2−21は各種のキーワードを
記憶するキーワードテーブルである。また、データベー
スファイル2−22は受信文字列の中に検索文字列メモ
リ2−21に設定されているキーワードが含まれる場合
に、当該キーワードを含む受信文字列を蓄積するための
ファイルメモリである。この場合、一般にFM文字多重
放送では一定量(n×m文字分)の文字列情報を送信す
るようにしているため、データベースファイル2−22
に蓄積された情報量は、その蓄積回数に相当するものと
なる。情報量カウンタ2−23はデータベースファイル
2−22に蓄積された情報量を計数するもので、キーワ
ードが含まれる受信文字列がデータベースファイル2−
22に蓄積されるためにその値がインクリメントされ
る。画像メモリ2−24は情報量カウンタ2−23の値
に対応する画像データを記憶するもので、この画像デー
タは現在実行中の作業表示域に対して背景となる背景表
示域に表示出力される。
【0026】次に、この第3実施形態の動作を図13に
示すフローチャートにしたがって説明する。図13は現
在実行中の処理と並行し、バックグランド処理として実
行されるFM文字多重放送の受信処理を示したフローチ
ャートである。先ず、CPU1は文字バッファ13内に
受信文字列が有れば(ステップE1)、検索文字列メモ
リ2−21に設定されているキーワードがその文字列の
中に含まれているかをチェックする(ステップE2)。
ここで、キーワードが含まれていなければ、当該文字列
をキャンセルするが、キーワードが有れば、その文字列
をデータベースファイル2−22に格納すると共に(ス
テップE3)、情報量カウンタ2−23の値をインクリ
メントする(ステップE4)。そして、この情報量カウ
ンタ2−23の値を取り込み、情報量表示の変更を必要
とするかをチェックし(ステップE5)、必要があれば
情報量カウンタ2−23の値にしたがってこれに対応す
る画像データを読み出すと共に(ステップE6)、この
画像を背景画像として表示出力させる(ステップE
7)。
【0027】図14はこの場合の表示画面例を示し、受
信文字列の情報蓄積量にしたがって人の顔を表わした画
像の数を増すようにしたものである。ここで、情報量が
3件分に達したら顔が1つ含まれた画像が表示され、2
0件分に達したら顔が8個含まれた画像……というよう
に段階的に顔の数が増大されてゆく。この場合、顔の数
が「1」、「2」、「4」、「8」、「16」のように
大まかな画像を切り替え表示するようにすれば、顔を数
えなくても、画像全体の印象によって蓄積情報量を感覚
的に知ることができる。
【0028】このようにバックグランド処理によって所
望する文字列情報のみがデータベースファイル2−22
に蓄積されてゆくが、その情報の蓄積量は背景画像によ
って表現されるため、直感的に捕らえやすくなり、デー
タベースファイル2−22の容量オーバーで有効な情報
を取り損なう前に対処することが可能となる。また、文
書作成中であってもその思考を妨げることはない。な
お、図14の表示例では顔の数で情報蓄積量を表わした
が、風景画の種類を変えることで蓄積量を表わしたり、
あるいは同一画像であっても全体が青、黄、赤色のよう
にその表示色を切り替えることによって蓄積量を表わし
てもよい。また、FM文字多重放送からの文字列情報
は、上述したようにn×m文字分の一定量が送信されて
来るが、有効実データの文字数が少ない場合には、それ
以降はスペースが埋め込まれている。この場合、スペー
スをそのままデータベースファイル2−22に格納せ
ず、スペースを除いて格納するようにしてもよいが、こ
の場合、スペース数をカウントし、その値から情報量カ
ウンタ2−23の値を補正するようにしてもよい。
【0029】(第4実施形態)以下、図15〜図17を
参照してこの発明の第4実施形態を説明する。この第4
実施形態においても、FM文字多重放送を受信する受信
機能付き文書処理装置に適用したものである。また、こ
の第4実施形態においては特定のキー操作によって表示
装置7への電力供給を遮断して表示画面をオフするよう
にしている。すなわち、FMラジオ放送のみを聞きたい
場合に、表示装置7に電力を供給して表示画面をオン状
態にしておくと、電力消費が大きくなるため、キー操作
によって表示装置7への電力供給を遮断して表示画面を
オフするようにしている。そして、FM文字多重放送を
受信し、その文字列情報の中に予め決められているキー
ワードが含まれているときには、表示装置7へ電力を供
給して受信文字列を表示出力させるようにしている。
【0030】図15はRAM2の主要構成を示し、この
RAM2には図1で示したワークメモリ2−1、辞書メ
モリ2−2、文書メモリ2−3の他、検索文字列メモリ
2−31、モードレジスタ2−32、受信周波数/放送
局名変換テーブル2−33、を有している。検索文字列
メモリ2−31は各種のキーワードを記憶するキーワー
ドテーブルである。モードレジスタ2−32は表示装置
7への電力供給が遮断されている表示画面オフモード
か、通常のノーマルモードかを示すモードフラグを記憶
する。受信周波数/放送局名変換テーブル2−33は受
信周波数に対応付けてその放送局名を記憶するもので、
選局された現在の放送局名を音声出力させるために設け
られたものである。
【0031】次に、この第4実施形態の動作を図16、
図17に示すフローチャートにしたがって説明する。図
16は全体動作の概要を示したフローチャートであり、
先ず、入力装置6から何れらかの入力があると、その入
力解析が行われる(ステップF1)。ここで、画面ON
/OFFキー(モード切り替えキー)が操作されると、
表示画面のオン/オフ状態を調べる(ステップF2)。
いま、画面オン状態であれば、ステップF3に進み、表
示装置7への電力供給を遮断して表示画面をオフすると
共に、画面オフモードに切り替え、そのモードフラグを
モードレジスタ2−32にセットするが、画面オフ状態
であれば、表示画面をオンしてノーマルモードに切り替
え、そのモードフラグをモードレジスタ2−32にセッ
トする(ステップF4)。いま、画面オフモードにおい
て、FM放送受信装置9を駆動させるラジオ受信ONキ
ーが操作されると、ステップF5に進み、画面オフ時の
文字多重処理に移る。
【0032】図17はこの場合における文字多重処理を
示したフローチャートである。この場合、ラジオONキ
ーの操作でFM放送受信装置9が駆動され、FMラジオ
放送はスピーカ11から音声出力されているが、CPU
1はこのラジオ受信状態において、図17の文字多重処
理を実行する。先ず、キー操作によって選局切り替えが
行われた場合には(ステップG1)、選局された放送局
名を音声出力させる(ステップG2)。すなわち、CP
U1は現在の受信周波数に基づいて受信周波数/放送局
名変換テーブル2−33をアクセスし、それに対応する
放送局名を読み出して音声データに変換し、それをスピ
ーカ11から音声出力させる。次に、CPU1は文字バ
ッファ13をアクセスし、文字バッファ13内に文字列
情報が有るかによってFM文字多重放送の受信有無を調
べ(ステップG3)、無ければ、この図17のフローか
ら抜けるが、有れば、文字バッファ13から文字列情報
を取り込み(ステップG4)、この受信文字列の中に、
検索文字列メモリ2−31に設定されているキーワード
が含まれているかをチェックする(ステップG5)。こ
こで、キーワードが含まれていなければ所望する文字列
ではないので、図17のフローから抜け、それをキャン
セルするが、キーワードが有れば、その旨をアラーム音
によって報知する(ステップG6)。そして、表示画面
をオンさせて受信文字列を表示出力させる(ステップG
7)。
【0033】ここで、表示画面より受信文字列を確認し
たら、画面ON/OFFキーを操作する。すると、図1
6のステップF2で画面のオン/オフ状態が検出される
が、この場合、画面オン状態が検出されるため、表示画
面は再びオフされる(ステップF3)。他方、ノーマル
モードにおいて、文書作成等が指示されると、それに応
じて通常処理に移るが(ステップF6)、この場合、C
PU1は文字バッファ13内に文字列情報があれば(ス
テップF7)、それを表示画面に表示出力させる通常の
文字多重処理を行う(ステップF8)。
【0034】以上のように、FMラジオ放送のみを聞き
たい場合には、表示画面をオフ状態に切り替えておくこ
とができるので、無駄な電力消費を防止することができ
る。このように節電対策を図ったとしても、キーワード
に該当する所望の文字多重放送が送信されて来た際に
は、自動的に表示画面がオン状態に切り替わり、受信文
字列を表示出力させることができるので、自分が知りた
い情報や緊急放送等を見逃すことはなく、それを確実に
知ることが可能となる。この場合、キーワードに該当す
る所望の文字多重放送を受信したときには、その旨がア
ラーム音によって報知されるので、更に確実なものとな
る。なお、FMラジオ放送のみを聞く場合には、自動的
に表示画面をオフするようにしてもよい。また、選局時
にその放送局名を音声出力するようにしたが、受信周波
数を音声出力するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、受信したデータを出
力する際に、そのデータの理解を助けるために注釈を付
して出力することができるので、情報としての価値を損
わず、誰でも容易にそれを活用することができる。この
場合、画像によって注釈するようにすれば、感覚的な理
解が可能となる。また、この発明によれば、どのような
種類のデータを受信したかを画像によって報知するよう
にしたから、データの種類を直感的に分かり易く理解で
きると共に、現在実行中の作業表示域に対する背景画像
として表示するようにすれば、更に分かり易いものとな
り、また、文書作成等の作業を行っている場合でも思考
を妨げず、効果的な報知が可能となる。更に、この発明
によれば、受信データのうち所望するデータを蓄積して
ゆく場合に、その蓄積量を画像によって報知するように
したから、直感的に分かり易い報知が可能となると共
に、別の作業を行っているときでも、その思考を妨げ
ず、効果的な報知が可能となる。また、この発明によれ
ば、消費電力を節電するために表示画面がオフされてい
る状態であっても、所望するデータを受信したときには
それを即座に確認することができるので、受信データの
見逃しを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はFM文字多重放送を受信する受信機能
付き文書処理装置を示したブロック構成図、(B)はR
AM2の主要構成を示した図。
【図2】FM文字多重放送によって文字列情報を受信し
た際の動作を示したフローチャート。
【図3】図2のステップA2(画像表示処理)を詳細に
示したフローチャート。
【図4】受信文字列表示領域および画像表示領域を設定
する際の設定画面を示した図。
【図5】FM文字多重放送を受信した際の表示画面例
で、(A)はキーワードが含まれていない場合、(B)
はキーワードが含まれている場合の表示画面を示した
図。
【図6】(A)はキーワードが1つの場合の表示画面例
を示した図、(B)はキーワードが2つある場合の表示
画面例を示した図。
【図7】第2実施形態におけるRAM2の主要構成を示
した図。
【図8】第2実施形態において、FM文字多重放送によ
って文字列情報を受信した際の動作を示したフローチャ
ート。
【図9】図8のステップC6(画像表示処理)を示した
フローチャート。
【図10】第2実施形態における表示画面例で、(A)
は文書作成時の表示画面を示した図、(B)は所望する
文字列情報を受信した際の表示画面を示した図。
【図11】第2実施形態における表示画面例で、受信文
字列情報を強制表示させた場合の表示画面を示した図。
【図12】第3実施形態におけるRAM2の主要構成を
示した図。
【図13】第3実施形態において、FM文字多重放送に
よって文字列情報を受信した際の動作を示したフローチ
ャート。
【図14】第3実施形態における表示画面例で、(A)
は情報蓄積量が少ない場合の表示画面、(B)は多い場
合の表示画面を示した図。
【図15】第4実施形態におけるRAM2の主要構成を
示した図。
【図16】第4実施形態における全体動作の概要を示し
たフローチャート。
【図17】図16のステップF5(画面オフ時の文字多
重処理)を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 2−4、2−10、2−24 画像メモリ 2−5、2−11、2−21、2−31 検索文字列メ
モリ 2−6、2−12 表示領域メモリ 2−22 データベースファイル 2−23 情報量カウンタ 2−32 モードレジスタ 3 記憶媒体 4 記憶媒体制御部 5 記憶装置 6 入力装置 7 表示装置 8 印字装置 9 FM放送受信装置 10 AF増幅器 12 文字多重レコーダ 13 文字バッファ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信されたデータの中に予め決め
    られているキーワードが含まれているか否かを判別する
    判別手段と、 予め各種のキーワードに対応してそれを注釈するための
    解説情報を記憶する解説記憶手段と、 前記判別手段によってキーワードが含まれていることが
    判別された際に、当該キーワードに対応する解説情報を
    前記解説記憶手段から検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された解説情報と前記受信手
    段によって受信された当該キーワードを含むデータとを
    対応付けて出力する出力手段とを具備したことを特徴と
    するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】前記解説情報を配置出力するための配置領
    域として予め複数の配置領域が用意されている場合に、
    前記出力手段は前記検索手段によって検索された解説情
    報に基づいてそれに適した配置領域を選択すると共に、
    選択した配置領域内に当該解説情報を出力するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】前記解説情報を配置出力するための配置領
    域として予め複数の配置領域が用意されている場合に、
    前記出力手段は前記検索手段によって検索された解説情
    報が最大サイズで出力される配置領域を選択するように
    したことを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信されたデータの中に予め決め
    られているキーワードが含まれているか否かを判別する
    判別手段と、 予め各種のキーワードに対応してその種類を示す画像情
    報を記憶する画像記憶手段と、 前記判別手段によってキーワードが含まれていることが
    判別された際に、当該キーワードに対応する画像情報を
    前記画像記憶手段から検索する検索手段と、 この検索手段によって検索された画像情報を表示出力さ
    せる表示制御手段とを具備したことを特徴とするデータ
    処理装置。
  5. 【請求項5】前記表示制御手段は、現在実行中の作業表
    示域に対して背景となる背景表示域に、前記検出手段に
    よって検索された画像情報を表示出力させるようにした
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信されたデータの中に予め決め
    られているキーワードが含まれているか否かを判別する
    判別手段と、 この判別手段によってキーワードが含まれていることが
    判別された際に、当該キーワードを含む受信データを蓄
    積する受信データ記憶手段と、 この受信データ記憶手段に蓄積された蓄積量に応じて所
    定の画像を表示出力させる表示制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】前記表示制御手段は、現在実行中の作業表
    示域に対して背景となる背景表示域に、前記所定の画像
    を表示出力させるようにしたことを特徴とする請求項6
    記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】表示画面の駆動を停止させる表示オフ手段
    と、 データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信されたデータの中に予め決め
    られているキーワードが含まれているか否かを判別する
    判別手段と、 この判別手段によってキーワードが含まれていることが
    判別された際に、前記表示オフ手段によって表示画面の
    駆動が停止されている状態にあれば、表示画面を駆動可
    能な状態にオンさせて当該キーワードを含む受信データ
    を表示出力させる表示制御手段とを具備したことを特徴
    とするデータ処理装置。
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