JPH10102949A - 開閉体の障害物感知装置 - Google Patents

開閉体の障害物感知装置

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JPH10102949A
JPH10102949A JP25277996A JP25277996A JPH10102949A JP H10102949 A JPH10102949 A JP H10102949A JP 25277996 A JP25277996 A JP 25277996A JP 25277996 A JP25277996 A JP 25277996A JP H10102949 A JPH10102949 A JP H10102949A
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Satoshi Sato
聡 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドレールに沿って昇降するスラットカー
テンの閉鎖動作時における障害物の感知を、ガイドレー
ル内においても行う。 【解決手段】 建物開口2の両縁に配設される一対のガ
イドレール15間の間隔長さと略同等の長さに形成され
るとともに、スラットカーテン4の下端に設けられ、溝
開口10が形成される枠体5と、枠体5と同等の長さに
形成され、枠体5の溝開口10を閉塞するとともに、溝
開口10に対して進退自在となる感知片16と、枠体5
の両端5aに配設され、枠体5の端縁5aよりガイドレ
ール15の溝底部15c近傍へ延出するとともに、溝開
口10と連続する凹溝部29を有するガイド枠26と、
感知片16の両端16aに配設され、感知片16の端縁
16aより感知片16の長手方向に延長してガイドレー
ル15の溝底部15c近傍へ延出する延出片31とを具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動シャッターな
どの住宅や店舗などの建物の開口部分に付設される開閉
体の安全機構として用いられる開閉体の障害物感知装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅や店舗などの建物の開口、例えば窓
部や出入口などに付設される電動シャッターなどは、シ
ャッターを構成するスラットカーテンが開口の閉鎖のた
めに上方より降下する構成とされているが、その降下動
作中にスラットカーテンの真下に物品あるいは人などが
ある場合、この物品や人が障害物となり、この障害物が
スラットカーテンと床面との間に挟まれてしまい、損傷
事故を起こす危険がある。
【0003】このような事故を未然に防ぐために、シャ
ッター装置には、障害物感知装置が備えられており、こ
の障害物感知装置としては、、実公平1−37111号
公報や、実開平4−95996号公報などに開示されて
いるような種々の障害物感知装置が案出されている。
【0004】前者の障害物感知装置は、スラットカーテ
ンの最下端の水切となる座板部分に、下面が開口する断
面略コ字形状の化粧カバーと、この化粧カバーの下面に
上下動自在に懸垂された可動底板と、その内空に配設さ
れたマイクロスイッチとを構成させ、このマイクロスイ
ッチによって障害物に当接した可動底板の浮き上がりを
検出する構造となっている。
【0005】また、後者の障害物感知装置は、スラット
カーテンの最下端の座板部分に、底面が開口する化粧カ
バーと、この化粧カバーの開口の一側縁に一方の縁部が
枢着され他方の縁部が揺動端となっている片持ち状の可
動底板と、化粧カバーの内部に揺動自在に配設される中
空パイプ状の回転体とで構成され、可動底板が障害物に
当接して揺動すると、化粧カバー内の回転体が回転揺動
を起こし、この回転体の回動をマイクロスイッチが検出
する構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の各障害物感知装置は、スラットカーテンの左右
幅長よりも短い長さに設定されて構成され、すなわち、
スラットカーテンはその左右両縁が建物開口の左右両縁
部に立設される一対のガイドレールに挿入されて昇降移
動が案内されるようになっているが、このスラットカー
テンの最下端に設けられる前記障害物感知装置は、スラ
ットカーテンを構成するスラットより表裏面方向の厚さ
幅が大きく形成されることから、スラット、すなわちス
ラットカーテンよりも左右幅方向の長さが短尺に形成さ
れ、左右ガイドレール間の間隔長さよりやや短い長さに
設定されている。
【0007】このような構造とされていることから、建
物開口におけるスラットカーテンの下方の床面との間の
障害物は、上記障害物感知装置によって感知でき、安全
性を確保することが可能であるが、スラットカーテンの
昇降を案内するガイドレール溝部内におけるスラットカ
ーテンの下縁とガイドレール下端の間に障害物があった
場合には、これを感知することができず、すなわち障害
物感知装置が備えられていない従来以前の問題、例えば
スラットカーテンが閉鎖状態を検知できずに、駆動源で
ある電動モータに過負荷がかかるなどの問題が発生して
しまうという欠点があった。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、ガイドレールに沿って案内され昇降するスラット
カーテンなどの開閉体が、閉鎖動作時における障害物の
感知を、開閉体の全幅において、すなわち、両ガイドレ
ールの各溝底部間において行うことができる開閉体の障
害物感知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の開閉体の障害物感知装置1は、
建物開口2の対向する両縁に配設される一対のガイドレ
ール15に形成される奥拡がりな各溝部15a内に、両
縁部がそれぞれ挿入されて移動を案内される開閉体4に
備えられる障害物感知装置において、前記開閉体4の移
動端に設けられ、前記両ガイドレール15間の間隔長さ
と略同等の長さに形成されるとともに、前記建物開口2
の縁部2aと対向する端面に長手方向に全通した溝開口
10が形成される枠体5と、前記枠体5に沿い、該枠体
5と同等の長さに形成され、該枠体5の溝開口10を閉
塞するとともに、該溝開口10に対して進退自在となる
感知片16と、前記感知片16の両端16aに配設さ
れ、該感知片16の端縁16aより該感知片16の長手
方向に延長して前記ガイドレール15の溝底部15c近
傍へ延出する延出片31と、を具備することを特徴とし
ている。
【0010】なお、前記枠体5の両端5aには、該枠体
5の端縁5aより前記ガイドレール15の溝底部15c
近傍へ延出するとともに、前記溝開口10と連続する凹
溝部29を有するガイド枠26が配設され、前記延出片
31には、前記ガイド枠26の凹溝部29内に延出する
凸部34が設けられている構成としてもよい。
【0011】このような構成により、開閉体4がガイド
レール15に沿って移動する際に、この開閉体4の移動
端と建物開口2の縁部2aとの間におけるガイドレール
15内に障害物Xがあった場合に、感知片16に延設さ
れた延出片31がこの障害物Xを感知でき、これにより
開閉体4の移動を停止、若しくは反転動作させる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明による開閉体の障害
物感知装置が配設されるシャッターの概略正面図、図2
は本発明による開閉体の障害物感知装置の実施の形態を
示す分解斜視図、図3は同実施の形態による障害物感知
装置の概略正面図である。
【0013】この開閉体の障害物感知装置1は、図1に
示すように、建物開口2に配設される電動シャッター3
などに設けられる。
【0014】この電動シャッター3は、開閉体としての
スラットカーテン4より構成される軽量シャッターや、
開閉体としてパネル板より構成されるパネルシャッター
(図示せず)などで、開閉体(スラットカーテン)4の
移動端となる最下端である水切部分に、本発明の障害物
感知装置1が配設される。
【0015】この障害物感知装置1は、枠体5と、感知
片16と、ガイド枠26と、延出片31とで大略構成さ
れている。
【0016】枠体5は、図2に示すように、スラットカ
ーテン4と係合される連結板6が固定される垂直な係合
片7を有した上板8と、上板8の両端縁より垂直下方に
延出するとともに互いに対向する一対の側板9とを有
し、下方(床面)となる建物開口の縁部2aに向かうと
ともに、建物開口2の幅方向を長手方向として連続する
溝開口10が形成された断面略コ字状に形成されてい
る。
【0017】この枠体5の溝開口10には、この溝開口
10の両縁部をなす各側板9の下端より、この枠体5の
溝開口10の互いに内方向へ延出して、この溝開口10
の開口幅を狭めるように、一対の支持条片11が枠体5
と一体に形成され設けられている。
【0018】また、この枠体5の両側板9の内側面に
は、図2及び図5に示すように、互いに対向する中途位
置に、枠体5の内方向に水平に延出するように一対の片
部12,13が、枠体5の長手方向に連続して設けられ
ている。これら片部12,13の一方の内側面に設けら
れる一方の片部12は、先端に断面円形の軸部14が膨
出形成されている。
【0019】なお、この枠体5に固定される連結板6
は、スラットカーテン4の左右幅長と同等の長さに形成
され、図2に示すように、枠体5の両端5aから突出す
るように、この枠体5に固定されるようになっている。
すなわち、枠体5の長さは、スラットカーテン4の長さ
より短尺で、図3に示すように建物開口2の左右側縁に
立設される一対のガイドレール15,15間の間隔長さ
よりやや短い長さに設定され形成されている。
【0020】次に感知片16は、前記枠体5の長手方向
に沿い、この枠体5と同等の長さに形成され、この枠体
5の溝開口10を閉塞可能な平板状の基板17を有する
とともに、図2及び図5に示すように、幅方向両縁部に
断面ロ字状の空洞部18がそれぞれ形成され、かつこの
基板17より上面方向に延出する一対の摺動側板19が
垂直上方向に突出形成されている。
【0021】これら摺動側板19の先端である上縁に
は、幅方向の外方向に延出するフランジ状の突条20
が、各摺動側板19と一体に設けられ、この摺動側板1
9とともに略L字状に形成されている。
【0022】そして、この感知片16は、図5に示すよ
うに、一対の突条20が、前記枠体5の各支持条片11
に掛かって懸垂状態となるように、枠体5に取り付け支
持され、これら支持条片11間に上縁側が枠体5の内部
に位置し、枠体5の溝開口10に対して出入り自在、す
なわち支持条片11間を両摺動側板19が上下動自在と
なるように設けられるようになっている。
【0023】また、この感知片16の上部には、図5に
示すように、作動片21が枠体5内に配設されている。
この作動片21は、前記感知片と同様に枠体の長手方向
に全通する長尺な部材で、基端部に断面C字状の軸受部
22が形成され、この基端部から中空な中途部25を介
して先端に長短一対の当接部23,24が延出形成され
ている。
【0024】本実施の形態では、中途部の中空部25の
形状が、図5に示すように、径の異なる1/4円弧より
なる扇形状を2つ組み合わせて連続した空間部分を形成
した略S字状に形成され、軸受部22を略中心とする上
向き湾曲面と、この上向き湾曲面と逆向きの下向き湾曲
面とを有しており、各当接部23,24の一方の当接部
23は、基端部の軸受部22に対して中空部25を介
し、かつ上向き湾曲面を介して真直に延出する平板状に
形成され、また、他方の当接部24は、一方の当接部2
3より下方に位置し、中空部25の下向き湾曲面に連続
する湾曲した短尺な板状に形成されている。
【0025】そして、この作動片21は、基端部の軸受
部22が、前記枠体5の一方の内側面に突設された軸部
14に嵌合されて軸支され、この枠体5内にて先端側の
各当接部23,24が上下方向に揺動自在とされ、一方
の当接部23が、感知片16の一方の突条20側の上縁
に当接し、また、他方の当接部24が、感知片16の他
方の突条20側の上縁に当接する。
【0026】なお、本実施の形態では、図5に示すよう
に、一方の当接部23は、その先端縁が、作動片21の
基端部から離れた位置の一方の突条20(図5中左側)
上面に当接し、他方の当接部24は、その先端側外側面
が、作動片21の基端部に近い位置の他方の突条20
(図5中右側)の角部分に当接するようになっている。
【0027】次に、ガイド枠26は、図2に示すよう
に、前記枠体5の両側板9間の幅長より短幅で、図6に
示すように、スラットカーテン4を構成するスラットの
前後方向の厚さTと略同等の幅長とされ、一対の垂直な
側板27と上板28とで下向きに開口する凹溝部29を
有した断面略コ字状に形成されている。
【0028】また、このガイド枠26の一方の端部26
aは、両側板27に対してそれぞれ外方向に折曲形成さ
れ、一対の閉塞板30が設けられている。これら閉塞板
30の各先端縁間の長さは、前記枠体5の幅長と同等に
形成されている。
【0029】なお、このガイド枠26の各側板27及び
各閉塞板30の高さは、枠体5の側板27の高さと同等
に形成されており、またガイド枠26自体の凹溝部29
に沿う長手方向の長さは、スラットカーテン4に連結さ
れた状態の前記枠体5の端部5aからスラットカーテン
4の端部4aまでの長さ、すなわち、スラットカーテン
4の昇降を案内するガイドレール15の奥行き長さと略
同等の長さに設定されこのガイド枠26がガイドレール
15の溝底部15c近傍へ向かうように形成される。
【0030】そして、このガイド枠26は、枠体5の両
端5aに、この枠体5の溝開口10と凹溝部29とが連
続するように固定される。
【0031】この固定状態においては、図4及び図6に
示すように、ガイド枠26の閉塞板30により、凹溝部
29に連続しない溝開口10の両側板9側の端部を閉塞
するようになる。
【0032】また、この固定状態では、図3及び図6に
示すように、ガイド枠26の上板28の上面が、枠体5
の係合片7に固定される連結板6の下縁に当接状態とさ
れる。
【0033】次に、延出片31は、図2及び図6に示す
ように、細幅な略短冊板状に形成される水平な基部32
と、この基部32の一側縁より斜行する屈曲部33を介
して垂直上方向に延出する板状の凸部34とで、断面略
7字状に形成されている。
【0034】この延出片31の基部32は、その幅長
が、前述した感知片16の基板17における両縁の各空
洞部18の間の間隔幅であり一対の摺動側板19間の間
隔幅に設定されている。
【0035】また、この延出片31の長さは、本実施の
形態では、前述したガイド枠26より長尺に設定されて
形成されている。
【0036】そして、この延出片31は、基端部31a
が感知片16の両端16aにおける基板17上にそれぞ
れ固定され、この感知片16の両端縁より先端部31b
側がその長手方向に延長するようになっているととも
に、凸部34が垂直上方向となり各摺動側板19間に位
置し、かつその上縁となる先端縁が感知片16の各摺動
側板19と同等の位置となるように固定される。
【0037】なお、この延出片31の感知片端縁16a
からの延出長さは、前記ガイド枠26の長さと略同等に
設定され、すなわち延出片31の先端部31bがガイド
レール15の溝底部15c近傍へ向かうようになってい
る。
【0038】また、この感知片16に固定された状態の
延出片31は、図6に示すように、凸部34の上縁が、
ガイド枠26の凹溝部29内方向に延出するようになっ
ている。
【0039】なお、図示しないが、この障害物感知装置
1には、マイクロスイッチなどの検知手段が設けられる
ようになっており、例えば、枠体5の内部に配設され
て、前述した作動片21の状態を検出することで、障害
物Xの検知を行い、図示しない制御装置などに接続され
て、スラットカーテン4の昇降の制御が行われるように
なっている。
【0040】次に、上記のような構成による障害物感知
装置1の動作について説明する。まず、スラットカーテ
ン4が閉鎖動作で降下する際に、その下方に障害物Xが
ある場合、感知片16の基板17がその障害物Xに当接
する。
【0041】感知片16は、この障害物Xにより、枠体
5に対して上昇し、この感知片16の上縁側が枠体5の
内方向へと進入を始める。
【0042】これにより、図7に示すように、この感知
片16の上縁に当接状態の各当接部23,24を介し
て、作動片21が、基端部の軸支部分を中心に上方へ揺
動(回動)を開始する。
【0043】同時に、揺動するこの作動片21を図示し
ないマイクロスイッチがこれを感知し、これにより、マ
イクロスイッチが検出信号を出力して、制御装置へ送ら
れる。
【0044】この制御装置は、スラットカーテン4の昇
降を行う駆動モータ40(図1参照)の停止、あるいは
この駆動モータ40の反転駆動を行い、スラットカーテ
ン4の下降を停止、あるいは反転上昇の動作が行われ
る。
【0045】そして、スラットカーテン4が上昇し、感
知片16が障害物Xから離脱すると、感知片16は自重
で初期の状態に戻る(図5参照)。
【0046】さて、上述した障害物Xが、下降するスラ
ットカーテン4の感知片16の下方ではなく、このスラ
ットカーテン4の昇降を案内するガイドレール15の内
部(溝部15a)にある場合は、感知片16の端部16
aに延設された延出片31の基部32が、その障害物X
に当接する。
【0047】そして、この延出片31が、障害物Xによ
ってガイド枠26に対して上昇し、凸部34が凹溝部2
9内に進入してその上昇がガイドされ、同時に延出片3
1が固定されている感知片16が枠体5の内方向に進入
を始める。
【0048】これにより、上記同様に作動片21を揺動
(回動)させ、マイクロスイッチが検出信号を出力し
て、制御装置を介し駆動モータ40の停止、あるいは反
転駆動が行われる。そして、スラットカーテン4が上昇
し、延出片31が障害物Xから離脱すると、延出片31
は感知片16とともに自重で初期の状態に戻る(図6参
照)。
【0049】従ってこのように構成された障害物感知装
置1では、スラットカーテン4が降下中に、その下方に
ある障害物Xを感知片16が感知するとともに、この障
害物Xがガイドレール溝部15a内にあっても、感知片
16に延設された延出片31によってこのガイドレール
15内の障害物Xを感知することができることとなる。
【0050】すなわち、この障害物感知装置1によれ
ば、スラットカーテン4の全幅に対応してその移動軌道
上における建物開口2の下部の障害物Xを感知すること
が可能となる。そして、このことから、駆動モータ40
への過負荷を防ぐことが可能となり、シャッター装置3
の損傷などが発生しないこととなる。
【0051】また、この障害物感知装置1によれば、ガ
イド枠26と延出片31とが、枠体端部5a及び感知片
端部16aよりガイドレール溝部15a内方に延出する
ように設ける構成であるので、従来、隙間が生じていた
枠体5及び感知片16の各端部5a,16aとガイドレ
ール15の溝部開口縁部15bとの間を、図8に示すよ
うに、これらガイド枠26と延出片31とが閉塞状態と
させることとなり、スラットカーテン4が閉鎖された際
に隙間が生じないこととなって、屋内側への風や塵埃の
進入、光の進入を防止することが可能となる。
【0052】なお、上述した実施の形態では、感知片1
6に延設される延出片31を、感知片16とは別体構成
とし、この延出片31を感知片16の端部16aに固定
させる構成とした例について述べたが、この延出片31
は、感知片16と一体成形により得られる一体構造の構
成としてもよい。この場合、感知片16の基板17と延
出片31の基部32とが面一に形成することができ、こ
れにより、スラットカーテン4の閉鎖時における隙間が
完全に塞がれることとなる効果が得られる。
【0053】また、上述した実施の形態では、延出片3
1の形状を図2に示すような、略7字状に形成させた例
について述べたが、この形状に限定されることはなく、
例えば逆T字状に形成させた構成としてもよく、また、
この延出片31の基部32の先端側31bを、図9に示
すように、拡幅に形成させ、ガイドレール15内におけ
る奥拡がりな溝部15aの空間部分に対応させる形状と
してもよい。
【0054】さらに、上述した実施の形態では、延出片
31に凸部34を設け、この凸部34が進入されるガイ
ド枠26を枠体5の端部5aに設ける構成とした例につ
いて述べたが、延出片31が感知片16に延設されるの
みの構成としてもよい。この場合に、延出片31の形状
を、容易に撓まない形状、例えば図10に示すようにリ
ブ片35を形成させるなどの構造とするとよい。
【0055】また、上述した実施の形態では、開閉体と
してのスラットカーテン4が上方から下降する電動シャ
ッター装置3として説明したが、例えば、左右方向に開
閉体としてのスラットカーテンが移動する横引きシャッ
ター装置や、建物開口の下縁から開閉体としてのスラッ
トカーテンが上昇するシャッター装置、パネル板で構成
されるパネルシャッター装置など、種々の開閉体を備え
る装置に適用でき、かつ上記のような効果を得ることが
可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明による開閉体
の障害物感知装置では、開閉体がガイドレールに案内さ
れて移動する際に、その移動軌道上に障害物がある場
合、感知片がこの障害物を感知するとともに、この障害
物がガイドレールの溝部内にあっても、感知片の端部に
ガイドレール内方に延設される延出片が備えられている
ことによってこのガイドレール内の障害物を感知するこ
とができることとなる。
【0057】すなわち、この障害物感知装置によれば、
両ガイドレールの各溝底部間における開閉体の全幅に対
応してその開閉体の移動軌道上における建物開口の縁部
側にある障害物を感知することが可能となる。
【0058】そして、このことから、開閉体を移動させ
るための駆動源となる駆動モータへの過負荷を防止する
ことが可能となり、シャッター装置の損傷などを発生さ
せることがないという効果が得られる。
【0059】また、この障害物感知装置においてガイド
枠と延出片とを備えた構成とすることにより、このガイ
ド枠と延出片とが、枠体端部及び感知片端部よりガイド
レール溝部内方に延出するように設けられる構成となる
ので、枠体及び感知片の各端部とガイドレールの溝部開
口縁部との間隙を、これらガイド枠と延出片とが閉塞状
態とさせることとなり、開閉体にて建物開口を閉塞した
状態とした際に隙間を生じさせない構造とすることが可
能となる。そしてこのことから、屋内側への風や塵埃の
進入、光の進入を防止することが可能となる効果を得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による開閉体の障害物感知装置が配設さ
れるシャッターの概略正面図
【図2】本発明による開閉体の障害物感知装置の実施の
形態を示す分解斜視図
【図3】同障害物感知装置の概略正面図
【図4】図3におけるIV−IV線断面図
【図5】図3におけるV−V線断面図
【図6】図3におけるVI−VI線断面図
【図7】同障害物感知装置による障害物の感知状態を示
す側断面図
【図8】同障害物感知装置が配設されるシャッターの閉
鎖状態を示す概略正面図
【図9】他の実施の形態の障害物感知装置の一部を示す
分解斜視図
【図10】他の実施の形態の障害物感知装置の一部を示
す斜視図
【符号の説明】
1…障害物感知装置 2…建物開口 2a…縁部 4…開閉体(スラットカーテン) 5…枠体 5a…端部 10…溝開口 15…ガイドレール 15a…溝部 15c…溝底部 16…感知片 16a…端部 26…ガイド枠 29…凹溝部 31…延出片 34…凸部 X…障害物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物開口の対向する両縁に配設される一
    対のガイドレールに形成される奥拡がりな各溝部内に、
    両縁部がそれぞれ挿入されて移動を案内される開閉体に
    備えられる障害物感知装置において、 前記開閉体の移動端に設けられ、前記両ガイドレール間
    の間隔長さと略同等の長さに形成されるとともに、前記
    建物開口の縁部と対向する端面に長手方向に全通した溝
    開口が形成される枠体と、 前記枠体に沿い、該枠体と同等の長さに形成され、該枠
    体の溝開口を閉塞するとともに、該溝開口に対して進退
    自在となる感知片と、 前記感知片の両端に配設され、該感知片の端縁より該感
    知片の長手方向に延長して前記ガイドレールの溝底部近
    傍へ延出する延出片と、 を具備することを特徴とする開閉体の障害物感知装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体の両端には、該枠体の端縁より
    前記ガイドレールの溝底部近傍へ延出するとともに、前
    記溝開口と連続する凹溝部を有するガイド枠が配設さ
    れ、前記延出片には、前記ガイド枠の凹溝部内に延出す
    る凸部が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の開閉体の障害物感知装置。
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