JP3941038B2 - 家庭用エレベータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、二階、三階建て等の一般住宅に設けられる家庭用エレベータの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、一般住宅に家庭用のエレベータを設け、高齢者や障害のある人が階下と階上のあいだを自由に行き来できるようにして、快適な生活環境が得られるようにすることが提唱されている。ところで、このような家庭用エレベータは、各階を連通状に設けられる昇降路と、該昇降路を上下昇降する昇降体とを備えて構成され、昇降体への出入りのためには、昇降体側に設けられる内扉と、昇降路の各階に設けられる外扉とが必要になる。そして、これら内扉と外扉とは同時に開閉揺動する必要があることから、これら内扉と外扉とのあいだには、昇降体が所定の停止位置に達することに伴い自動的に係合する係合手段が設けられている。このような係合手段としては種々の形状のものが提唱されており、例えば、外扉の内側面に上下方向を向くピンの一方の端部を固定する一方、該ピンの先端部を左右方向移動自在に内嵌するピン受け体を内扉の外側面に設けるようにしたものがあり、この場合では、昇降体が所定の停止位置に達することに伴いピンの先端部がピン受け体に内嵌することで、内扉と外扉との一体的な揺動が可能となるような構成となっており、これによって、昇降体が所定の停止位置に停止して内扉または外扉の何れか一方を開閉操作することにより、これら両扉が一体開閉揺動するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、昇降体の内扉は昇降体本体に対して閉鎖状態でロックされる構成のものもあるが、構造の簡略化や操作性の向上のためロックされない構成のものもあり、この場合では、内扉は軽係合された状態で閉鎖状態を維持するようになっている。このため、後者の場合では昇降体の上下昇降時においては、昇降体自体の振れの他に、固定されていない内扉の戸先側部位が前後方向に揺動するようなガタつきが生じることがあり、前記係合手段のピンをピン受け体に確実に係合させるには、ピン受け体の嵌合スペースを前後方向に大きく確保しておく必要がある。これに対し、昇降路と昇降体とのあいだの隙間はなるべく狭くすることがスペースユーティリティーの立場からは望まれ、特に家庭用にこのようなエレベータを設ける場合では、少しでも小型化が計られることが要望される。そして、このような小型化を実現するためには、昇降路と昇降体とのあいだの隙間をできるだけ小さくする必要があるが、前述したように、内扉にロック手段がない場合では、係合手段を確実に作動させるために内扉と外扉とのあいだのスペースを余計に確保しなければならず、このままでは小型化を実現できないという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、住宅内の階下と階上とを連絡する家庭用エレベータを、階下と階上とを連通するボックス状の昇降路と、該昇降路をガイドレールを介して上下昇降動する昇降体とで構成した家庭用エレベータにおいて、出入り口となる昇降体の内扉と昇降路の各階に設けられる外扉とを、蝶番を介して枢支され、戸先側が昇降体前方に向けて開放するように開閉揺動するものとし、内扉と外扉とのあいだに、昇降体が所定の停止位置に位置することに伴い係合して両扉を一体的に開閉揺動するための係合手段を設けると共に、内扉の戸先と昇降路とのあいだに、昇降体の上下昇降時において内扉の揺動規制をするための規制手段を設けるにあたり、規制手段は、閉扉したとき昇降体の左右側面部より前側に位置する内扉戸先側端面の上下から出入り口の左右幅方向外方に向けて突出するようにして設けた複数のガイドローラと、昇降路に設けられ、前記ガイドローラを遊嵌して移動案内するガイドレールとで構成されている家庭用エレベータである。
そして、このようにすることによって、上下昇降動する昇降体の内扉の位置決めがなされて、係合手段を精度良く係合できながら、昇降体と昇降路とのあいだのクリアランスを小さくすることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、係合手段は、外扉の内側面に上下方向を向いて配したピンと、内扉の外側面に設けられ、前記ピンの先端部を左右方向移動自在に内嵌するピン受け体とで構成されている家庭用エレベータである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第一の実施の形態を図1〜図8の図面に基づいて説明する。
図面において、1は二階建住宅室内の例えば居室コーナー部に設けられた家庭用のエレベータであって、該エレベータ1は、最大乗員二名のコンパクト化された構成となっている。前記エレベータ1を構成する昇降路2は、一、二階を連通する上下方向に長いボックス形状に形成されているが、該昇降路2は一階対応ユニットF、一階と二階のあいだの天井対応ユニットM、二階対応ユニットSとに分割可能に構成されており、これによって、既存の住宅に後付け工事することで容易に取付けられるように配慮されている。
【0006】
このように、一階対応ユニットF、天井対応ユニットM、二階対応ユニットSからなる昇降路2は、それぞれ前後の側面部2a、2bと左右の側面部2c、2dと上下の側面部2e、2fとを備えており、左右の側面部2c、2dはそれぞれ四周の枠材2gとガラス板材2hとにより構成されている。さらに、前記昇降路2の一階対応ユニットFと二階対応ユニットSとの前側面部2aは、開閉用の扉である外扉3F、3Sとして構成されており、これら各外扉3F、3Sは四周の枠材3aとガラス板材3bとで構成され、図1(A)の図面において向かって右側の枠材3aが昇降路右側面部2dの前側枠材2gにそれぞれ蝶番3cを介して枢支されており、これによって、各外扉3F、3Sは左端縁部である戸先が前後方向に開閉揺動するように設定されている。尚、3dは、各外扉3F、3Sの外側面における左端側の上下方向中間部にそれぞれ設けられた把手である。
【0007】
一方、4は昇降路2のボックス内を上下昇降する昇降体(エレベータケージ)であって、該昇降体4は前後の側面部4a、4b、左右の側面部4c、4d、上下の側面部4e、4fにより囲繞されるボックス形状となっており、前記前後そして左右の側面部4a、4b、4c、4dはそれぞれ昇降路2の前後そして左右の側面部2a、2b、2c、2dに近接対向するべく寸法設定されている。そして、左右の側面部4c、4dは枠材4gとガラス板材4hとでそれぞれ構成されている。また、昇降体4への出入り口部となる前側面部4aは内扉5に構成されており、該内扉5は、四周および上下方向中間部の横枠等の枠材5aとガラス板材5bとで構成され、右側の枠材5aが昇降体右側面部4dの前側枠材4gに蝶番5cを介して枢支されることによって、左端縁部である戸先側が前後方向に開閉揺動するように設定されている。尚、5dは、内扉5の内側面における左端側の上下方向中間部に設けられた把手、5eは左側面部4c内面に取付けられた手摺、5fは操作スイッチである。
【0008】
さらに、昇降体4後部の左右二箇所のコーナー部の上下方向複数箇所(本実施の形態では上下二箇所であって、都合四箇所)には、後部ローラ取付けブラケット6が一体的に取付けられ、これら各後部ローラ取付けブラケット6に、後方に突出するローラ軸7aを備えた第一ローラ7と、左右外方に突出するローラ軸8aを備えた第二ローラ8との二つのローラ7、8がそれぞれ転動自在に軸承されている。
また、左右の側面部4c、4d前側の各枠材4gの上下二箇所(都合四箇所)には、それぞれ前部ローラ取付けブラケット9が一体的に取付けられ、これら前部ローラ取付けブラケット9の前端面に、前方に突出するローラ軸10aを備えた第三ローラ10がそれぞれ転動自在に軸承されている。
【0009】
これに対し、昇降路2の左右側面部2b、2c後側の枠材2gは上下方向に長い後部レールブラケット11に形成されており、該レールブラケット(枠材2g)11の後方には、左右方向内側に向けて突出する突出部11aが形成され、該突出部11aの突出端面に第一凹部11bが形成されている。そして、この第一凹11bに樹脂材等で形成され走行面を形成するローラ受け体11cが嵌め込まれており、これによって、該第一凹部11b部位が、前記昇降体4の後方に突出する第一ローラ7が転動するための第一ガイドレール12に構成されている。因みに、第一ガイドレール12はローラ受け体11cが第一ローラ7の左右方向外側への振れ止め(位置決め)をしており、この状態での移動案内を行うように設定されている。
また、後部レールブラケット11の突出部11aの前面と、その前方には、互いに反対向方向に向けて凹設された第二、第三凹部11d、11eが形成されており、これら第二、第三凹部11d、11eに前記同様のローラ受け体11cが嵌め込まれている。これによって、これら第二、第三凹部11d、11eとのあいだが、前記昇降体2の左右外方に突出する第二ローラ8が転動するための第二ガイドレール13に構成され、第二ローラ8は、前後方向の振れ止め(位置決め)がなされる状態で移動案内されるように設定されている。
【0010】
一方、昇降路2の左右側面部2b、2c前側の枠材2gは、前部レールブラケット14に形成されており、該前部レールブラケット14の前後方向中間位置に、左右方向に並列する一対の第一、第二凹部14a、14bが反対向する側に向けて凹設されている。そして、これら第一、第二凹部14a、14bには前記同様のローラ受け体14cが嵌め込まれており、これら第一、第二凹部14a、14bとにより、前記昇降体2の前方に突出する第三ローラ9が転動するための第三ガイドレール15が構成され、該第三ガイドレール15により、第三ローラ10は左右方向の振れ止め(位置決め)がなされる状態で移動案内されるように設定されている。
【0011】
また、昇降路2の上側面部2e上面には、二階天井扉上側面部2eとのあいだに位置して駆動ユニット16が組込まれており、該駆動ユニット16には、巻取り装置16aと電動モータ16b等の駆動用部材が組込まれている。そして、前記巻取り装置16aに、第一ベルト17が二本と、これら第一ベルト17とのあいだに位置する第二ベルト18との都合三本のベルト17、18の一端部が巻装されている。一方、これらベルト17、18の他端部は、昇降路上側面部2eを移動自在に貫通して昇降体4の上側面部4eに連結固定されている。そして、これら三本のベルト17、18のうち、第一ベルト17は昇降体4を吊持しており、駆動ユニット16の電動モータ16bの駆動に伴い第一ベルト17が巻取り装置16aに巻取り、巻出しされ、これによって、昇降体4の上下昇降動を行うように設定されている。
尚、前記第二ベルト18は第一ベルト17に対し予め緩みのある状態で昇降体4に連結されており、通常の昇降体4の作動時において昇降体4を吊持することがなく、負荷がかからない状態に設定されている。
【0012】
このように、昇降体4は第一、第二ベルト17、18の巻取り装置16aへの巻取り、巻出しに基づいて昇降体4を上下昇降動させることになるが、このとき、昇降体4は、前記第二、第三ローラ8、10が昇降路2に上下方向連通状に設けられた第二、第三ガイドレール13、15に嵌合しているとともに、第一ローラ7は第一ガイドレール12に対向している。そして、これら第一、第二、第三ローラ7、8、10は、第一、第二、第三ガイドレール12、13、15に移動案内を受ける状態で転動するように設定されている。これによって、昇降体4は、四周に分散された各ガイドレール12、13、15の移動案内を受けながらの上下昇降動を行うことになって、円滑かつ振れ止めがなされた状態での上下昇降動がなされるようになっている、しかして、昇降路2と昇降体4との対向間(対向クリアランス)を小さくすることが可能となって、小型化を果せるようになっている。
【0013】
さて、前記内扉5は、一階での停止位置においては一階対応ユニットFの外扉3Fとともに、二階での停止位置においては二階対応ユニットSの外扉3Sとともに一体的に開閉作動することになるが、このように構成にするため、内扉5と一階外扉3Fとのあいだ、内扉5と二階外扉3Sとのあいだにはそれぞれ係合手段Rが設けられている。
即ち、内扉5の外側(外扉3Fまたは3S側)面には、係合手段Rを構成するピン受け体19が枠材(横枠)5a部位(上下方向中間部)に一体的に設けられている。前記ピン受け体19は、後述するピン20の先端部20aが抜き差し自在に挿入するのに充分な前後幅と、ピン先端部20aが後述する所定の移動を許容するのに充分な左右(横)幅を有した空隙部19aが形成された部材となっている。尚、ピン受け体19の空隙部19aを形成するべく配される前後片19b、19cには、上下端部に位置して互いに拡開する方向に折曲された案内片19dがそれぞれ設けられており、ピン先端部20aの空隙部19aへの誘導を行うように構成されている。
【0014】
一方、一階外扉3Fと二階外扉3Sとの内扉5側面である内側面には、係合手段Rを構成するピン20がそれぞれ固定されるが、該ピン20は上下方向を向いて設けられやや鋭利になるよう加工された先端部20aと基端部20bとを備えている。そして、一階外扉3Fのピン20は、基端部20bが下方、先端部20aが上方を向く姿勢となり、基端部20bがブラケット20cを介して一階外扉3Fに固定されている。尚、一階側ピン20の取付け位置は、昇降体4が一階に達する少し前の段階で先端部20aが内扉5のピン受け体空隙部19aの下側から挿入を開始し、昇降体4の停止でピン先端部20aが空隙部19aに入り込んで係合する(図8参照)ような位置関係となる位置に設定されている。
また、二階外扉3Sの内側面にもピン20が固定されるが、二階側のものは、先端部20aが下方を向き、基端部20bが上方を向く姿勢となり、基端部20bがブラケット20cを介して二階外扉3Sに固定されている。そして、該二階外扉3S用のピン20の取付け位置についても、昇降体4が二階に達する少し前の段階で先端部20aが内扉5のピン受け体空隙部19aの上側から挿入を開始し、昇降体4の停止でピン先端部20aが空隙部19aに入り込んで係合するような位置関係となる位置に設定されている。
【0015】
そして、このように、外扉3Fまたは3Sと内扉5とは、昇降体4が一階または二階の所定の停止位置において停止することにより、ピン20がピン受け体空隙部19aに嵌入係合する係合手段Rを介して一体化されるように設定されている。この状態において、これら両扉3Fと5、または3Sと5とを、それぞれの蝶番3c、5cを介して開放揺動した場合、これら扉体3Fと5、または3Sと5同志は、図7に示すように、互いに相対移動しながら昇降体4の外方に向けて開放揺動することになり、該相対移動は、ピン受け体空隙部19aの前記左右幅の範囲で行われるが、該左右幅は、両扉体3Fと5または3Sと5とが所定の開放位置にまで開放するのを許容するのに必要な寸法に設定されている。
【0016】
さらに、内扉5の戸先側端面には第四ローラ21のローラ軸21aが左右方向外方に向けて突出しており、該ローラ軸21aの突出端部にローラ部21bが転動自在に軸承されている。この場合において、図4、6、7から明らかなように、内扉5が閉扉している状態で、第四ローラ21が突出する戸先側端面は昇降体4の左右側面部4c、4dより前側に位置し、ここから第四ローラ21が突出している。一方、昇降路2の左側面部2cの前側枠材2gは、前述したように前部レールブラケット14に形成され、該前部レールブラケット14に第三ローラ10用の第三ガイドレール15が形成されているが、この前部レールブラケット14には、第三ガイドレール15の前方に位置して第三凹部14dが形成され、該第三凹部14dと第三ガイドレール15の溝底片15aとにより第四ガイドレール22が構成されている。そして、第四ガイドレール22に、前記第四ローラ21が遊嵌して移動案内を受けるが、このとき、第三凹部14dにはローラ受け体14eが嵌め込まれており、該ローラ受け体14eによって第四ローラ21の前方への振れ止め(位置決め)状の移動案内を行うように設定されている。
また、第四ガイドレール22を構成する第三凹部14dは一、二階を連通するよう上下方向に長く形成されているものであるが、該第三凹部14dの、昇降体4が一階対応ユニットF部位または二階対応ユニットS部位において停止したとき第四ローラ21が対向する箇所においては、該第四ローラ21が前方に移動することを許容するための切欠き部14fが形成されている。これによって、内扉5は、各階の停止位置において第四ローラ21が第四ガイドレール22から出入り自在となって、外扉3Fまたは3Sとともに一体的な開閉作動できるように設定されている。
【0017】
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、家庭用エレベータ1を構成する昇降体4は昇降路2内を上下昇降動することになるが、この場合に、昇降体4は、左右側面部2c、2dに設けられた第一、第二、第三ローラ7、8、10が、昇降路2側に設けられた第一、第二、第三ガイドレール12、13、15に移動案内を受けることによって、第一、第三ローラ7、10とを介して左右方向の振れ止めおよび位置決めが、第二ローラ8を介して前後方向の振れ止めおよび位置決めがなされることになって、昇降体4の円滑で振れ止め状かつ位置決め状の上下昇降動を実現することができ、この結果、昇降路2と昇降体4との左右方向および後方における対向間隔を小さくすることが可能となる。
さらに、このものでは、内扉5と昇降路2の各階に設けられた外扉3Fまたは3Sとのあいだにおいて、ピン受け体19とピン20とによる係合手段Rが設けられており、これらが昇降体4の各階での停止状態で係合することにより両扉5と3Fまたは5と3Sとが一体的に開閉されることになるが、この場合に、内扉5の戸先側には第四ローラ22が設けられ、該第四ローラ22が昇降路2側に設けた第四ガイドレール21にガイドされるようになっている。このため、内扉5の昇降体2に蝶着されるのとは反対側の戸先側での振れ止めや位置決めがなされて、昇降路2側のピン20に対するピン受け体19の位置を安定したものにできる。この結果、ピン受け体19の空隙部19aの前後方向幅を大きくとることなく、ピン20とピン受け体19との係合が確実になって、精度良く係合手段の係合が行えるものでありながら、昇降路2と昇降体4との前方におけるクリアランスについても小さくすることが可能となって、家庭用エレベータ1のさらなる小型化が実現され、一般住宅のようにスペースを確保しにくい場所でも取付けやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)、(B)はそれぞれエレベータの全体正面図、側面図である。
【図2】図2(A)、(B)はそれぞれ昇降体の全体正面図、側面図である。
【図3】図1(A)のX−X断面図である。
【図4】図1(A)のY−Y断面図である。
【図5】エレベータ後部における一部断面図である。
【図6】エレベータ前部における一部断面図である。
【図7】内扉と外扉との開閉を説明するエレベータ前部における一部断面図である。
【図8】係合手段を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 エレベータ
2 昇降路
3F 一階用外扉
3S 二階用外扉
4 昇降体
5 内扉
6 後部ローラ取付けブラケット
7 第一ローラ
8 第二ローラ
10 第三ローラ
11 後部レールブラケット
12 第一ガイドレール
13 第二ガイドレール
14 前部レールブラケット
15 第三ガイドレール
16 駆動ユニット
19 ピン受け体
19a 空隙部
20 ピン
21 第四ローラ
22 第四ガイドレール
Claims (2)
- 住宅内の階下と階上とを連絡する家庭用エレベータを、階下と階上とを連通するボックス状の昇降路と、該昇降路をガイドレールを介して上下昇降動する昇降体とで構成した家庭用エレベータにおいて、出入り口となる昇降体の内扉と昇降路の各階に設けられる外扉とを、蝶番を介して枢支され、戸先側が昇降体前方に向けて開放するように開閉揺動するものとし、内扉と外扉とのあいだに、昇降体が所定の停止位置に位置することに伴い係合して両扉を一体的に開閉揺動するための係合手段を設けると共に、内扉の戸先と昇降路とのあいだに、昇降体の上下昇降時において内扉の揺動規制をするための規制手段を設けるにあたり、規制手段は、閉扉したとき昇降体の左右側面部より前側に位置する内扉戸先側端面の上下から出入り口の左右幅方向外方に向けて突出するようにして設けた複数のガイドローラと、昇降路に設けられ、前記ガイドローラを遊嵌して移動案内するガイドレールとで構成されている家庭用エレベータ。
- 請求項1において、係合手段は、外扉の内側面に上下方向を向いて配したピンと、内扉の外側面に設けられ、前記ピンの先端部を左右方向移動自在に内嵌するピン受け体とで構成されている家庭用エレベータ。
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