JP2555073Y2 - パネルシャッターの安全装置 - Google Patents
パネルシャッターの安全装置Info
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- panels
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の開口などに設置
されるパネルシャッターのパネル上昇時における安全装
置に関するものである。
されるパネルシャッターのパネル上昇時における安全装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネルシャッターは、複数枚のパネルを
両端でチェーン等によって各々連結するとともに、この
チェーンによってパネルの両端上部を支持し、駆動機構
によってこれらチェーンを上下させることで、パネルの
連続によるシャッターを開閉させる構成になっており、
各パネルは建物の開口の両側に配設される一対のガイド
レールに沿って案内されている。そして、ガイドレール
の上方に位置されている駆動機構によってチェーンを巻
き上げ、各パネルを上部の収納ボックス内に前後方向に
重ねて収納する構成となっている。
両端でチェーン等によって各々連結するとともに、この
チェーンによってパネルの両端上部を支持し、駆動機構
によってこれらチェーンを上下させることで、パネルの
連続によるシャッターを開閉させる構成になっており、
各パネルは建物の開口の両側に配設される一対のガイド
レールに沿って案内されている。そして、ガイドレール
の上方に位置されている駆動機構によってチェーンを巻
き上げ、各パネルを上部の収納ボックス内に前後方向に
重ねて収納する構成となっている。
【0003】このパネルシャッターを構成する複数枚の
パネルは、シャッターの閉鎖時には建物開口のガイドレ
ール間に上下方向に連続して略一体に連結されるが、こ
の連結は各パネルの上下の枠が互いに嵌合しあうことで
独立した各パネルが略一体に連結し、このシャッターの
閉鎖時には容易にその嵌合が解けないようになってい
る。
パネルは、シャッターの閉鎖時には建物開口のガイドレ
ール間に上下方向に連続して略一体に連結されるが、こ
の連結は各パネルの上下の枠が互いに嵌合しあうことで
独立した各パネルが略一体に連結し、このシャッターの
閉鎖時には容易にその嵌合が解けないようになってい
る。
【0004】このパネル1の上下の枠2,3の形状は、
上枠2では、図4に示すように例えば断面が略H字状に
形成され、略中央の基板4に対し上方に延出した長短一
対の突片5,6と、これら突片5,6に連続して下方に
延出した取付縁7と、が形成された形状となっており、
また、下枠3は、この上枠2と対称に上下および前後の
方向が逆とされた断面形状に形成されている。そしてこ
れら上枠2,下枠3の各々の取付縁7,7間にパネル板
8が固定されて、1枚のパネル1となっている。
上枠2では、図4に示すように例えば断面が略H字状に
形成され、略中央の基板4に対し上方に延出した長短一
対の突片5,6と、これら突片5,6に連続して下方に
延出した取付縁7と、が形成された形状となっており、
また、下枠3は、この上枠2と対称に上下および前後の
方向が逆とされた断面形状に形成されている。そしてこ
れら上枠2,下枠3の各々の取付縁7,7間にパネル板
8が固定されて、1枚のパネル1となっている。
【0005】このパネル1が前述したように建物開口の
ガイドレール間に上下に連続すると、各パネル1の上下
の枠2,3が図3に示すように互いに噛み合うように嵌
合しあい、独立した各パネル1が略一体に形成され、こ
れにより各パネル1の前後(表裏)方向のブレを抑えて
建物開口を閉鎖するようになっている。
ガイドレール間に上下に連続すると、各パネル1の上下
の枠2,3が図3に示すように互いに噛み合うように嵌
合しあい、独立した各パネル1が略一体に形成され、こ
れにより各パネル1の前後(表裏)方向のブレを抑えて
建物開口を閉鎖するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のパネルシャッターは、建物開口を閉鎖した状
態、つまり各パネルがガイドレール間にて互いに嵌合し
て略一体に形成された状態での強度を表示するが、各パ
ネルが上昇している間や、下降時、中途で停止している
時などは各パネルが互いに嵌合していないために、表示
された強度には満たないという欠点がある。
た構成のパネルシャッターは、建物開口を閉鎖した状
態、つまり各パネルがガイドレール間にて互いに嵌合し
て略一体に形成された状態での強度を表示するが、各パ
ネルが上昇している間や、下降時、中途で停止している
時などは各パネルが互いに嵌合していないために、表示
された強度には満たないという欠点がある。
【0007】これはパネルシャッターが、建物開口の上
部の収納ボックスへ収納される際に、パネルが各ガイド
レール間を上昇するが、この上昇時に各パネルを連結す
るチェーンは各パネル間同士の嵌合を解くために、各パ
ネル間の長さよりやや長尺に設定されており、そのた
め、両側のガイドレール間を上昇する際は、各パネルは
このガイドレールの溝間を摺動する左右両端の縁部のみ
が支持された状態で上昇移動するためである。
部の収納ボックスへ収納される際に、パネルが各ガイド
レール間を上昇するが、この上昇時に各パネルを連結す
るチェーンは各パネル間同士の嵌合を解くために、各パ
ネル間の長さよりやや長尺に設定されており、そのた
め、両側のガイドレール間を上昇する際は、各パネルは
このガイドレールの溝間を摺動する左右両端の縁部のみ
が支持された状態で上昇移動するためである。
【0008】そしてこのパネルが上下に移動するとき
に、シャッターの各パネルに風などの外力が加わると、
独立している状態の左右に長尺なパネルは、その略中央
部分がほぼ水平方向(前後方向)に撓んでしまうという
問題があり、特に各パネルを上方の収納ボックス内に収
納する際、すなわち、パネルシャッターを開放する際
に、風などの外力が加わると左右に長尺なパネルは、そ
の略中間部分が前後いづれかの方向に撓み、収納ボック
スのパネルの入り口であるまぐさ部分にパネルの上枠が
衝突し、パネルの上昇移動とともに、互いに損傷すると
いう問題がある。
に、シャッターの各パネルに風などの外力が加わると、
独立している状態の左右に長尺なパネルは、その略中央
部分がほぼ水平方向(前後方向)に撓んでしまうという
問題があり、特に各パネルを上方の収納ボックス内に収
納する際、すなわち、パネルシャッターを開放する際
に、風などの外力が加わると左右に長尺なパネルは、そ
の略中間部分が前後いづれかの方向に撓み、収納ボック
スのパネルの入り口であるまぐさ部分にパネルの上枠が
衝突し、パネルの上昇移動とともに、互いに損傷すると
いう問題がある。
【0009】そこで本考案は、上記問題点を解消するた
めに、パネルシャッターにおける開放作動の際、すなわ
ち、パネルが上昇移動する際に、パネルが上部の収納ボ
ックスの開口縁に衝突した際に、その上昇を停止させ、
パネルおよび開口縁を損傷させないことができるパネル
シャッターの安全装置を提供することを目的としてい
る。
めに、パネルシャッターにおける開放作動の際、すなわ
ち、パネルが上昇移動する際に、パネルが上部の収納ボ
ックスの開口縁に衝突した際に、その上昇を停止させ、
パネルおよび開口縁を損傷させないことができるパネル
シャッターの安全装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】次に、上記の目的を達成
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この考案のパネルシャッターの安全装置は、複
数枚のパネル1を上下に連結吊持したパネルシャッター
10において、前記各パネル1を収納する上部に配設さ
れた収納ボックス13の開口縁13aの下面に検知手段
18,22を設け、上昇移動する前記パネル1が撓んだ
際に、該パネル1が前記開口縁13aに当接したことを
検知し、該パネル1の上昇を停止させることを特徴とし
ている。
するための手段を、実施例に対応する図面を参照して説
明する。この考案のパネルシャッターの安全装置は、複
数枚のパネル1を上下に連結吊持したパネルシャッター
10において、前記各パネル1を収納する上部に配設さ
れた収納ボックス13の開口縁13aの下面に検知手段
18,22を設け、上昇移動する前記パネル1が撓んだ
際に、該パネル1が前記開口縁13aに当接したことを
検知し、該パネル1の上昇を停止させることを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】パネルシャッター10のパネル1開放時、すな
わちパネル1の上昇移動時に、このパネル1に風などの
外力が加わると、このパネル1は略中央付近が撓む。こ
の状態でパネル1が上昇して、パネル1の上枠2が収納
ボックス13の開口縁13aに当接すると、この開口縁
13aに設けられている検知手段18,22がこれを検
知し、パネル1の上昇を停止させる。
わちパネル1の上昇移動時に、このパネル1に風などの
外力が加わると、このパネル1は略中央付近が撓む。こ
の状態でパネル1が上昇して、パネル1の上枠2が収納
ボックス13の開口縁13aに当接すると、この開口縁
13aに設けられている検知手段18,22がこれを検
知し、パネル1の上昇を停止させる。
【0012】
【実施例】まず、本考案の安全装置が配設されるパネル
シャッター10の構造について説明する。パネルシャッ
ター10は、図2に示すように、建物開口などに配設さ
れ、複数枚のパネル1と、ガイドレール11と、駆動機
構と、収納ボックス13とで大略構成されている。な
お、以下に説明する実施例において、上述した従来例と
同一または同等部分には同一符号を付して説明する。
シャッター10の構造について説明する。パネルシャッ
ター10は、図2に示すように、建物開口などに配設さ
れ、複数枚のパネル1と、ガイドレール11と、駆動機
構と、収納ボックス13とで大略構成されている。な
お、以下に説明する実施例において、上述した従来例と
同一または同等部分には同一符号を付して説明する。
【0013】パネル1は、従来の技術においても説明し
たが、基本的に上下左右の枠2,3,9と、これら枠
2,3,9に縁取られるパネル板8とで構成されてい
る。このパネル1の上下の枠2,3の形状は、上枠2で
は、図3および図4に示すように例えば断面が略H字状
に形成され、略中央の基板4に対し上方に延出した長短
一対の突片5,6と、これら突片5,6に連続して下方
に延出した取付縁7と、が形成された形状となってお
り、また、下枠3は、この上枠2と対称に上下および前
後の方向が逆とされた断面形状に形成されている。そし
てこれら上枠2,下枠3の各々の取付縁7間にパネル板
8が固定されて、1枚のパネル1となっている。
たが、基本的に上下左右の枠2,3,9と、これら枠
2,3,9に縁取られるパネル板8とで構成されてい
る。このパネル1の上下の枠2,3の形状は、上枠2で
は、図3および図4に示すように例えば断面が略H字状
に形成され、略中央の基板4に対し上方に延出した長短
一対の突片5,6と、これら突片5,6に連続して下方
に延出した取付縁7と、が形成された形状となってお
り、また、下枠3は、この上枠2と対称に上下および前
後の方向が逆とされた断面形状に形成されている。そし
てこれら上枠2,下枠3の各々の取付縁7間にパネル板
8が固定されて、1枚のパネル1となっている。
【0014】各パネル1は、両端の上部が支持されるよ
うに一対のチェーン12で各々が連結されており、これ
らチェーン12は上方に設置される図示しない駆動機構
によって巻き取られたり、繰り出されたりされるように
なっている。また、このパネルシャッター10が配設さ
れる建物開口の両側には、一対のガイドレール11が垂
直にかつ互いに平行に設けられている。
うに一対のチェーン12で各々が連結されており、これ
らチェーン12は上方に設置される図示しない駆動機構
によって巻き取られたり、繰り出されたりされるように
なっている。また、このパネルシャッター10が配設さ
れる建物開口の両側には、一対のガイドレール11が垂
直にかつ互いに平行に設けられている。
【0015】各ガイドレール11は断面が略コ字状に形
成され、互いに開口が対向して設置され、前記各チェー
ン12が案内されて移動できるようになっているととも
に、前述した各パネル1の左右両端が案内され、これら
ガイドレール11間を摺動移動できるようになってい
る。
成され、互いに開口が対向して設置され、前記各チェー
ン12が案内されて移動できるようになっているととも
に、前述した各パネル1の左右両端が案内され、これら
ガイドレール11間を摺動移動できるようになってい
る。
【0016】次に、これらガイドレール11の上端に
は、建物開口の上縁に突出して収納ボックス13が設け
られている。この収納ボックス13内には前記駆動機構
が配設され、前記ガイドレール11内を移動するチェー
ン12の一端が連結されているとともに、この収納ボッ
クス13の内部には、前記各パネル1の両端を支持する
レール14が設けられ、前記各パネル1を図1に示すよ
うに前後方向に重ねて収納するようになっている。
は、建物開口の上縁に突出して収納ボックス13が設け
られている。この収納ボックス13内には前記駆動機構
が配設され、前記ガイドレール11内を移動するチェー
ン12の一端が連結されているとともに、この収納ボッ
クス13の内部には、前記各パネル1の両端を支持する
レール14が設けられ、前記各パネル1を図1に示すよ
うに前後方向に重ねて収納するようになっている。
【0017】収納ボックス13の底面に開口して設けら
れているパネル1の出入口15は、左右両端が前記ガイ
ドレール11の上端に連結されているとともに、このガ
イドレール11に対して屋内側または屋外側に収納ボッ
クス13が奥行きを持つように片持状に設けられてお
り、すなわち、ガイドレール11間に連続している各パ
ネル1が、この収納ボックス13内に収納される際に
は、このガイドレール11に対して図中矢線A方向の一
方向に連続して収納されるようになっている。また、こ
の出入口15の左右両端間の長尺な両縁部には、それぞ
れまぐさ16,17が渡設され、建物開口の上縁を構成
し、この収納ボックス13の開口縁13aとされてい
る。
れているパネル1の出入口15は、左右両端が前記ガイ
ドレール11の上端に連結されているとともに、このガ
イドレール11に対して屋内側または屋外側に収納ボッ
クス13が奥行きを持つように片持状に設けられてお
り、すなわち、ガイドレール11間に連続している各パ
ネル1が、この収納ボックス13内に収納される際に
は、このガイドレール11に対して図中矢線A方向の一
方向に連続して収納されるようになっている。また、こ
の出入口15の左右両端間の長尺な両縁部には、それぞ
れまぐさ16,17が渡設され、建物開口の上縁を構成
し、この収納ボックス13の開口縁13aとされてい
る。
【0018】収納ボックス13の開口縁13aとなる両
まぐさ16,17の一方のまぐさ16、本実施例ではガ
イドレール11に対して収納ボックス13が配設される
側と反対の方向(各パネルが収納される方向と反対の方
向側、図1において左側)の下面には、安全装置を構成
するとともに、検知手段を構成するスイッチ18が設け
られている。このスイッチ18は、まぐさ16の長手方
向に連続して設けられており、テープ状に形成されたス
イッチである。
まぐさ16,17の一方のまぐさ16、本実施例ではガ
イドレール11に対して収納ボックス13が配設される
側と反対の方向(各パネルが収納される方向と反対の方
向側、図1において左側)の下面には、安全装置を構成
するとともに、検知手段を構成するスイッチ18が設け
られている。このスイッチ18は、まぐさ16の長手方
向に連続して設けられており、テープ状に形成されたス
イッチである。
【0019】また、このパネルシャッター10が設置さ
れる建物開口の近傍にはパネル1の開閉を操作するスイ
ッチボックス19が設けられている。このスイッチボッ
クス19には、パネル1を開放する「開」ボタン23
と、パネルを閉鎖する「閉」ボタン24と、パネル1を
所望の位置で停止させる「停」ボタン25とを有してい
る。このスイッチボックス19は、図5に示すような回
路に組み込まれ、パネル1の開閉の際に駆動する駆動機
構と図示しない電源との間に接続されている。
れる建物開口の近傍にはパネル1の開閉を操作するスイ
ッチボックス19が設けられている。このスイッチボッ
クス19には、パネル1を開放する「開」ボタン23
と、パネルを閉鎖する「閉」ボタン24と、パネル1を
所望の位置で停止させる「停」ボタン25とを有してい
る。このスイッチボックス19は、図5に示すような回
路に組み込まれ、パネル1の開閉の際に駆動する駆動機
構と図示しない電源との間に接続されている。
【0020】さて、前述したまぐさ16に設けられてい
るスイッチ18は、図5に示される回路図の開動作回路
部20、および閉動作回路部21と並列に設けられた安
全装置を構成するとともに検知手段を構成する緊急停止
回路部22に具備されている。
るスイッチ18は、図5に示される回路図の開動作回路
部20、および閉動作回路部21と並列に設けられた安
全装置を構成するとともに検知手段を構成する緊急停止
回路部22に具備されている。
【0021】次に、上述した構成のパネルシャッター1
0の動作を説明するとともに、このパネルシャッター1
0の安全装置の動作について図5の回路図を参照して説
明する。まず、スイッチボックス19の閉スイッチ24
をオンにすると、閉動作回路部21が形成され、駆動機
構が作動してチェーン12が繰り出され、パネルシャッ
ター10を構成する複数枚のパネル1は、収納ボックス
13からガイドレール11間を下降して、建物開口を閉
鎖する。各パネル1が全てガイドレール11間に繰り出
されると、常閉スイッチである下限リミットスイッチ2
6が働き、閉動作回路部21が切断され、パネル1の下
降動作は停止し、このガイドレール11間にて各パネル
1が上下方向に連続して略一体に連結される。
0の動作を説明するとともに、このパネルシャッター1
0の安全装置の動作について図5の回路図を参照して説
明する。まず、スイッチボックス19の閉スイッチ24
をオンにすると、閉動作回路部21が形成され、駆動機
構が作動してチェーン12が繰り出され、パネルシャッ
ター10を構成する複数枚のパネル1は、収納ボックス
13からガイドレール11間を下降して、建物開口を閉
鎖する。各パネル1が全てガイドレール11間に繰り出
されると、常閉スイッチである下限リミットスイッチ2
6が働き、閉動作回路部21が切断され、パネル1の下
降動作は停止し、このガイドレール11間にて各パネル
1が上下方向に連続して略一体に連結される。
【0022】各パネル1の連結状態は、各パネル1の上
下の枠が図3に示すように長短の突片5,6が互いに噛
み合うように嵌合しあい、独立した各パネル1が略一体
に形成され、これにより各パネル1の前後(表裏)方向
のブレを抑えて建物開口を閉鎖するようになっている。
なお、この閉動作回路部21が形成されると、図5に示
すようにリレーRDが作動し、自己保持が成立するとと
もに、開動作回路部20、および緊急停止回路部22の
常閉スイッチRDSがオフとなり、各回路部20,22
を形成させないようになっている。また、この閉動作回
路部21には、チェーンリミットスイッチ27が設けら
れており、パネル1下降中に障害物等によりパネル1の
下降を妨害された場合にこのスイッチ27が切れ、この
回路が形成されないようになっており、すなわちパネル
1の下降を中途で停止させるようになっている。
下の枠が図3に示すように長短の突片5,6が互いに噛
み合うように嵌合しあい、独立した各パネル1が略一体
に形成され、これにより各パネル1の前後(表裏)方向
のブレを抑えて建物開口を閉鎖するようになっている。
なお、この閉動作回路部21が形成されると、図5に示
すようにリレーRDが作動し、自己保持が成立するとと
もに、開動作回路部20、および緊急停止回路部22の
常閉スイッチRDSがオフとなり、各回路部20,22
を形成させないようになっている。また、この閉動作回
路部21には、チェーンリミットスイッチ27が設けら
れており、パネル1下降中に障害物等によりパネル1の
下降を妨害された場合にこのスイッチ27が切れ、この
回路が形成されないようになっており、すなわちパネル
1の下降を中途で停止させるようになっている。
【0023】次に、閉鎖状態のパネル1を開放する際
は、スイッチボックス19の開スイッチ23をオンとす
る。これにより、開動作回路部20が形成され、駆動機
構が前述した閉動作とは逆に作動し、ガイドレール11
に繰り出されているチェーン12を巻き上げ始め、各パ
ネル1の嵌合状態を解き、各パネル1を上昇させ建物の
開口を開放する。なおパネル1がガイドレール11間を
上昇している際は、各パネル1の上下の枠2,3は完全
には嵌合しておらず、各パネル1はチェーン12によっ
て吊下されている状態である。各パネル1が全てガイド
レール11間から上昇し、収納ボックス13内に収納さ
れると、常閉スイッチである上限リミットスイッチ28
が働き、開動作回路部20が切れ、パネル1の上昇動作
は停止する。
は、スイッチボックス19の開スイッチ23をオンとす
る。これにより、開動作回路部20が形成され、駆動機
構が前述した閉動作とは逆に作動し、ガイドレール11
に繰り出されているチェーン12を巻き上げ始め、各パ
ネル1の嵌合状態を解き、各パネル1を上昇させ建物の
開口を開放する。なおパネル1がガイドレール11間を
上昇している際は、各パネル1の上下の枠2,3は完全
には嵌合しておらず、各パネル1はチェーン12によっ
て吊下されている状態である。各パネル1が全てガイド
レール11間から上昇し、収納ボックス13内に収納さ
れると、常閉スイッチである上限リミットスイッチ28
が働き、開動作回路部20が切れ、パネル1の上昇動作
は停止する。
【0024】この各パネル1を収納する際は、各パネル
1が上下に連続している状態から容易に分離できる方
向、本実施例では上方のパネル1の下枠3側の短尺突片
6が下方のパネル1の上枠2側の短尺突片6の上方を通
過する方向(図1中矢線A)に上部のパネル1から順次
収納される。パネル1の収納状態は、各パネル1の左右
両端が支持された状態で前後方向に重なって収納され
る。なお、この開動作回路部20が形成されると、リレ
ーRUが働き、自己保持が成立するとともに、閉動作回
路部21の常閉スイッチRUSがオフとなり、この閉動
作回路部21を形成させないようになっている。
1が上下に連続している状態から容易に分離できる方
向、本実施例では上方のパネル1の下枠3側の短尺突片
6が下方のパネル1の上枠2側の短尺突片6の上方を通
過する方向(図1中矢線A)に上部のパネル1から順次
収納される。パネル1の収納状態は、各パネル1の左右
両端が支持された状態で前後方向に重なって収納され
る。なお、この開動作回路部20が形成されると、リレ
ーRUが働き、自己保持が成立するとともに、閉動作回
路部21の常閉スイッチRUSがオフとなり、この閉動
作回路部21を形成させないようになっている。
【0025】次に、上述したパネル1の開動作時、すな
わちパネル1の収納動作状態の際に、この上昇移動中の
パネル1が外力、特に風によって煽られた場合での動作
について説明する。パネル1が上昇移動中は、各パネル
1間は完全には嵌合されていない状態であるため、この
パネル面に外力が加わると、パネル1は撓む。このパネ
ル1の撓みは、各パネル1が左右の両端縁のみをガイド
レールに案内されている状態であるために、各パネル1
の上縁近傍で、幅方向の略中央に外力が加わると最も大
きく撓み、特に、前述した各パネル1が容易に分離でき
る方向とされている収納方向側より風などの外力(図4
中矢線B)が加わると、図4に示すようにパネル1の上
縁中央付近の上枠2が正規の軌道を外れ、まぐさ16の
下面に衝突する。
わちパネル1の収納動作状態の際に、この上昇移動中の
パネル1が外力、特に風によって煽られた場合での動作
について説明する。パネル1が上昇移動中は、各パネル
1間は完全には嵌合されていない状態であるため、この
パネル面に外力が加わると、パネル1は撓む。このパネ
ル1の撓みは、各パネル1が左右の両端縁のみをガイド
レールに案内されている状態であるために、各パネル1
の上縁近傍で、幅方向の略中央に外力が加わると最も大
きく撓み、特に、前述した各パネル1が容易に分離でき
る方向とされている収納方向側より風などの外力(図4
中矢線B)が加わると、図4に示すようにパネル1の上
縁中央付近の上枠2が正規の軌道を外れ、まぐさ16の
下面に衝突する。
【0026】すると、このまぐさ16の下面に取り付け
られたスイッチ18にパネル上枠2の長尺突片5が当接
し、このスイッチ18をオンとする。スイッチ18がオ
ンとなると、図5に示すように緊急停止回路部22が形
成され、リレーREが働き、自己保持が成立するととも
に、開動作回路部20の常閉スイッチRESをオフとす
る。これにより、開動作回路部20は形成が切断され、
すなわち駆動機構を停止させ、パネル1の上昇を停止さ
せる。
られたスイッチ18にパネル上枠2の長尺突片5が当接
し、このスイッチ18をオンとする。スイッチ18がオ
ンとなると、図5に示すように緊急停止回路部22が形
成され、リレーREが働き、自己保持が成立するととも
に、開動作回路部20の常閉スイッチRESをオフとす
る。これにより、開動作回路部20は形成が切断され、
すなわち駆動機構を停止させ、パネル1の上昇を停止さ
せる。
【0027】この停止状態を解除するには、上述した閉
操作を行い緊急停止回路部22および開動作回路部20
の常閉スイッチRDSをオフとしてこれら回路部20,
22を初期状態に戻すことで解除され、その後に、再び
開操作を行うことでパネル1の上昇移動を続行させる。
操作を行い緊急停止回路部22および開動作回路部20
の常閉スイッチRDSをオフとしてこれら回路部20,
22を初期状態に戻すことで解除され、その後に、再び
開操作を行うことでパネル1の上昇移動を続行させる。
【0028】従ってこのように構成されたパネルシャッ
ターの安全装置では、ガイドレール11間を上昇中のパ
ネル1が、収納方向側から風などによって煽られ、撓ん
だ状態で上昇を続けてまぐさ16に衝突した場合には、
このまぐさ16の下面に設けられた検知手段を構成する
スイッチ18にパネル1の上枠2が当接し、これによっ
て開動作回路部20を切断して上昇駆動を停止させるの
で、正規の軌道を外れたままパネル1が上昇することが
なくなり、このパネル1の上枠2部分およびまぐさ16
の破損を未然に防止することができる。
ターの安全装置では、ガイドレール11間を上昇中のパ
ネル1が、収納方向側から風などによって煽られ、撓ん
だ状態で上昇を続けてまぐさ16に衝突した場合には、
このまぐさ16の下面に設けられた検知手段を構成する
スイッチ18にパネル1の上枠2が当接し、これによっ
て開動作回路部20を切断して上昇駆動を停止させるの
で、正規の軌道を外れたままパネル1が上昇することが
なくなり、このパネル1の上枠2部分およびまぐさ16
の破損を未然に防止することができる。
【0029】本実施例では、検知手段としてまぐさ16
に設けたスイッチを、テープ状のスイッチで構成した例
について説明したが、このまぐさ16の下面に中空なエ
アチューブを配設し、その一方の端部にスイッチ部を設
けて構成されるエアチューブスイッチを検知手段として
もよい。
に設けたスイッチを、テープ状のスイッチで構成した例
について説明したが、このまぐさ16の下面に中空なエ
アチューブを配設し、その一方の端部にスイッチ部を設
けて構成されるエアチューブスイッチを検知手段として
もよい。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるパネル
シャッターの安全装置は,開放動作の際、すなわちパネ
ルがガイドレール間を上昇移動する際に、この上昇移動
中のパネルに風などの外力が加わると、この外力によっ
てパネルは撓み、収納ボックスの開口縁に設けた検知手
段にパネルの上枠が当接するが、この検知手段によって
パネルの上昇を停止させるため、開口縁とパネルとの衝
突による互いの損傷を防ぐことができるという効果があ
る。
シャッターの安全装置は,開放動作の際、すなわちパネ
ルがガイドレール間を上昇移動する際に、この上昇移動
中のパネルに風などの外力が加わると、この外力によっ
てパネルは撓み、収納ボックスの開口縁に設けた検知手
段にパネルの上枠が当接するが、この検知手段によって
パネルの上昇を停止させるため、開口縁とパネルとの衝
突による互いの損傷を防ぐことができるという効果があ
る。
【図1】本考案によるパネルシャッターの安全装置の一
実施例を示す側断面図
実施例を示す側断面図
【図2】同実施例によるパネルシャッターの全体を表す
正面図
正面図
【図3】同実施例によるパネルの嵌合状態を示す側断面
図
図
【図4】同実施例によるパネル上昇時のパネルが撓んだ
状態を示す側断面図
状態を示す側断面図
【図5】同実施例によるパネルシャッターの動作回路図
1…パネル 10…パネルシャッ
ター 13…収納ボックス 13a…開口縁 18,22…検知手段(スイッチ,緊急停止回路部)
ター 13…収納ボックス 13a…開口縁 18,22…検知手段(スイッチ,緊急停止回路部)
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚のパネルを上下に連結吊持したパ
ネルシャッターにおいて、前記各パネルを収納する上部
に配設された収納ボックスの開口縁の下面に検知手段を
設け、上昇移動する前記パネルが撓んだ際に、該パネル
が前記開口縁に当接したことを検知し、該パネルの上昇
を停止させることを特徴とするパネルシャッターの安全
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186391U JP2555073Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | パネルシャッターの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9186391U JP2555073Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | パネルシャッターの安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535994U JPH0535994U (ja) | 1993-05-18 |
JP2555073Y2 true JP2555073Y2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14038396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9186391U Expired - Fee Related JP2555073Y2 (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | パネルシャッターの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555073Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4543281B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2010-09-15 | 三和シヤッター工業株式会社 | シャッター装置における障害物検知用テープスイッチの構造 |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP9186391U patent/JP2555073Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0535994U (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |