JP4048977B2 - シャッター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物等の構造物の開口に配設されるシャッターであって、このシャッターを構成するシャッターカーテンが下降する際の、シャッターカーテンの下降位置にある障害物を検知する障害物感知装置を備えたシャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物等の開口部に設置される電動シャッターは、シャッターを構成するシャッターカーテンが建物開口部の閉鎖のために上縁から下縁に下降するが、このシャッターカーテンの降下する真下に物品等がある場合、この物品等が障害物となり、この障害物がシャッターカーテンと床面との間に挟まれ、損傷する虞がある。
【0003】
これを未然に防ぐために、電動シャッターには、シャッターカーテンの降下動作中に障害物を感知したとき、シャッターカーテンの動作を停止させるように制御させる障害物感知装置が設けられている。
【0004】
この障害物感知装置を設けたシャッターは種々あるが、その一つにテープスイッチ式障害物感知装置を設けたシャッターがある。このようなシャッターは、例えば、下記特許文献1に開示されるように、シャッターカーテンの降下中に、感知スラットの上半部に吊下状態に設けられた下半部が障害物に当接して下降を停止され、下降を続ける上半部と停止した下半部との間でリンク結合されている連結部材が回動する。これにより連結部材に固定されている回転部材が回動してガイドレール内のテープスイッチを押圧することで障害物を感知し、シャッターカーテンの降下を停止させたり、また反転上昇等を行なうようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2985812公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のテープスイッチ式障害物感知装置を設けた電動シャッターでは、シャッターの全閉状態で感知状態とならないように、通常、ガイドレールの最下端付近にはテープスイッチを設けていない。そのため、シャッターの全閉状態においてもシャッターカーテンが地面と当接することで回転部材が回動して傾斜した状態となっている。このようなシャッターを、例えば寒冷地等にて使用した際に、シャッターカーテンが全閉状態となると、この回転部材は傾斜した状態で凍結してしまう場合がある。そして、この凍結状態で電動シャッターを開放作動させてしまったり、あるいは手動によってシャッターカーテンを持ち上げたりしてしまうと、回転部材が傾斜した状態であることからシャッターカーテンの上昇に伴い回転部材にてテープスイッチを損傷させてしまう虞があった。
【0007】
また、押圧部材がシャッターカーテンの移動軌跡から外方へ突出することでテープスイッチを押圧する感知装置において、例えば、長期間使用しなかった場合、錆や埃などによる動作不良により押圧部材が突出したままの状態となり、その状態で電動シャッターを開放作動させたり、手動でシャッターカーテンを持ち上げたりしてしまっても上記と同様の不具合を引き起こす虞があった。
【0008】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、シャッターの障害物感知装置に用いられるテープスイッチ等のセンサ手段の損傷を防止することができるシャッターを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
次に、上記課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載のシャッターによれば、開口部の側縁部に配設されて、シャッターカーテン3の端縁部を支持するガイドレール2,2の内面に位置し、該ガイドレール2,2の長手方向にわたって前記シャッターカーテン3の移動軌跡L外に配設されるセンサ手段5と、
前記シャッターカーテン3を構成する部材6に設けられ、前記ガイドレール2,2内を移動するとともに、前記シャッターカーテン3の降下時における障害物への当接に伴い前記ガイドレール2,2内にて前記移動軌跡Lの外方に突出し、前記センサ手段5を押圧する押圧部材24と、
を備えた障害物感知装置7が設けられたシャッター1において、
前記シャッターカーテン3の全閉状態における前記ガイドレール2,2内の前記押圧部材24に対応する位置に設けられ、該押圧部材24の前記移動軌跡Lの外方への突出を規制する突出規制部材40を具備することを特徴とする。突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴としている。
【0010】
このような構造では、シャッターカーテン3の降下中にその移動軌跡Lである下方に障害物Xがある場合、シャッターカーテン3が障害物Xに当接することで降下が停止され、押圧部材24がガイドレール2,2内にてセンサ手段5を押圧することとなり、障害物Xとの接触後、速やかにこれに対処する動作、すなわちシャッターカーテン3の下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0011】
また、シャッターカーテン3の全閉状態において、押圧部材24と対応する位置に突出規制部材40を設けることによって、押圧部材24のシャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方への突出が規制される。これにより、例えば、寒冷地などに設けられている電動シャッター1のシャッターカーテン3の上昇動作時に、傾斜した押圧部材24が凍結して固まっても移動軌跡Lの外方へ突出することが規制されていることから、センサ手段5の破損を防ぐことが可能となる。また、長期間使用していない電動シャッター1のシャッターカーテン3の上昇動作時に、錆や埃などにより動作不良を起こしている押圧部材24によるセンサ手段5の破損が防止される。
【0012】
また、請求項2記載のシャッターによれば、開口部の側縁部に配設されて、シャッターカーテン3の端縁部を支持するガイドレール2,2の内面に位置し、該ガイドレール2,2の長手方向にわたって前記シャッターカーテン3の移動軌跡L外に配設されるセンサ手段5と、
前記シャッターカーテン3を構成する複数の部材6のうち少なくとも一つの部材6が上半部9と下半部13とに分割された感知部材8と、
前記感知部材8の前記上半部9と前記下半部13とにわたって連結されるリンク機構よりなり、前記上半部9に対し前記下半部13を吊下状態に連結するとともに、前記上半部9に対し前記下半部13が接離自在に連結され、前記シャッターカーテン3の降下時における障害物Xへの当接に伴い前記移動軌跡Lの外方に突出する押圧部29を備え、該押圧部29が前記センサ手段5を押圧する押圧部材24と、
を備えた障害物感知装置7が設けられたシャッター1において、
前記シャッターカーテン3の全閉状態における前記ガイドレール2,2内の前記押圧部材24に対応する位置に設けられ、該押圧部材24の押圧部29が前記移動軌跡Lの外方へ突出することを規制する突出規制部材40を具備することを特徴とする。突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴としている。
【0013】
このような構造では、シャッターカーテン3の降下中にその移動軌跡Lである下方に障害物Xがある場合、シャッターカーテン3が障害物Xに当接することとなる。この当接により、感知部材8の上半部9に対して吊下状態の下半部13は、その降下が停止され、押圧部材24の押圧部29がガイドレール2,2内にて突出し、センサ手段5を押圧することとなり、上述した請求項1記載のシャッターと同様にシャッターカーテン3の下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0014】
そして、シャッターカーテン3の全閉状態において、押圧部材24と対応する位置に突出規制部材40を設けることによって、押圧部材24のシャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方への突出が規制される。これにより、上述した請求項1記載のシャッターと同様に押圧部材24によるセンサ手段5の破損が防止される。
【0015】
さらに、請求項3記載のシャッターによれば、開口部の側縁部に配設されて、複数の部材6にて構成されるシャッターカーテン3の端縁部を支持する断面略コ字形状のガイドレール2,2の対向する内面の少なくともいずれか一方に位置し、該ガイドレール2,2の長手方向にわたって前記シャッターカーテン3の移動軌跡L外に配設されるセンサ手段5と、
前記シャッターカーテン3を構成する複数の部材6のうち少なくとも一つの部材6が上半部9と下半部13とに分割された感知部材8と、
前記感知部材8の前記上半部9の前面側11bと前記下半部13の後面側17b、または前記上半部9の後面側11aと前記下半部13の前面側17aに位置するように両端がそれぞれ枢着され、前記上半部9に対して前記部材6の厚み方向となる前後方向に前記下半部13が揺動自在とされて吊下状態に互いをリンク結合し、前記両端の各枢着部分を回転中心として、前記上半部9および前記下半部13の間にて回転自在となる連結部材19と、
前記感知部材8の前記上半部9に対して前記下半部13が吊下状態とされている際に、該吊下状態を前記シャッターカーテン3の昇降方向となる垂直線に沿わせ、前記連結部材19を、前記垂直線に対して前記シャッターカーテン3の前後方向に所定角度傾斜した状態に支持するストッパ23と、
前記感知部材8の端部に位置し、前記連結部材19に固定されて、前記ガイドレール2,2内を移動するとともに、前記シャッターカーテン3の降下時における障害物Xへの当接に伴い前記連結部材19が傾斜状態から水平方向へと回動する際に、該連結部材19に伴って回動し、前記ガイドレール2,2内にて前記部材6の厚さ方向の前方およびまたは後方となる前記移動軌跡Lの外方に突出する押圧部29を有し、該押圧部29が前記センサ手段5を押圧する押圧部材24と、
を備えた障害物感知装置7が設けられたシャッター1において、
前記シャッターカーテン3の全閉状態における前記ガイドレール2,2内の前記押圧部材24に対応する位置とされるとともに、前記センサ手段5の配設される前記ガイドレール2,2の内面に配設され、該押圧部材24の押圧部29が前記移動軌跡Lの外方への突出することを規制し、前記センサ手段5への押圧を阻止する突出規制部材40を具備することを特徴とする。突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴としている。
【0016】
このような構造では、シャッターカーテン3の降下中にその移動軌跡Lである下方に障害物Xがある場合、シャッターカーテン3が障害物Xに当接することとなる。この当接により、感知部材8の上半部9に対して吊下状態の下半部13は、その降下が停止される。そして、下降を続ける上半部9と停止した下半部13との間でリンク結合されている連結部材19が回動し、この連結部材19に固定されている押圧部材24がガイドレール2,2内にてストッパによって傾斜状態に支持されることとなる。これにより、押圧部材24の押圧部29がセンサ手段5を押圧することとなり、上述した請求項1又は請求項2記載のシャッターと同様にシャッターカーテン3の下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0017】
また、シャッターカーテン3の全閉状態において、押圧部材24と対応する位置に突出規制部材40を設けることによって、押圧部材24のシャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方への突出が規制される。これにより、上述した請求項1又は請求項2記載のシャッターと同様に押圧部材24によるセンサ手段5の破損が防止される。
【0018】
また、請求項4記載のシャッターによれば、前記感知部材8は、前記シャッターカーテン3の最下部に位置することを特徴とする。
【0019】
このような構造では、最下部に位置する感知部材8の下半部13が直接障害物Xに接触することとなる。したがって、障害物Xを速やかに感知でき、また障害物Xに対してかかる荷重がこの下半部13と連結部材19のみとなり、障害物Xの損傷を緩和することとなる。
【0020】
さらに、請求項5記載のシャッターによれば、前記押圧部材24の前記押圧部29は、前記センサ手段5上を転動自在なローラー25にて構成されることを特徴とする。
【0021】
このような構造では、ローラー25がセンサ手段5を押圧しながらセンサ手段5上を転動する。これにより、シャッターカーテン3の下降の停止または反転上昇などの障害物回避動作の際に生じるスリップ動作によるセンサ手段5と押圧部材24との摩擦抵抗を低減し、センサ手段5の耐用時間を向上させることが可能となる。
【0022】
また、請求項6記載のシャッターによれば、前記センサ手段5が、前記シャッターカーテン3の全閉状態における前記押圧部材24に対応した位置以外の前記ガイドレール2,2内に配設され、前記突出規制部材40が、前記シャッターカーテン3の全閉状態における前記押圧部材24に対応した位置の前記ガイドレール2,2内に配設されることを特徴とする。
【0023】
このような構造では、センサ手段5と突出規制部材40が長手方向に直列になる。これにより、ガイドレール2,2内にてセンサ手段5と突出規制部材40が混在することによる嵩張りを防ぐことが可能となる。
【0024】
さらに、請求項7記載のシャッターによれば、前記突出規制部材40は、板状部材よりなり、前記センサ手段5を覆うことを特徴とする。
【0025】
このような構造では、センサ手段5の配置位置を限定する必要がなくなり、押圧部材24の構成に合わせ、ガイドレール2,2のどの内面にもセンサ手段5を設けることが可能となる。
【0026】
また、請求項8記載のシャッターによれば、前記突出規制部材40は、上端およびまたは下端に、傾斜面を備えることを特徴とする。
【0027】
このような構造では、突出規制部材40の上端およびまたは下端が拡幅され、シャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方へ突出して下降してきた押圧部材24は、突出規制部材40内へ容易に誘導される。また、突出規制部材40を誤りなく取り付けることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明によるシャッターの一実施の形態を示す概略斜視図、図2は同実施の形態の一部拡大側断面図、図3は同一部拡大平断面図、図4は同実施の形態のシャッターの要部における分解斜視図、図5は同実施の形態の一部拡大側面図、図6は同一部拡大正面図、図7は同一部拡大平断面図である。
【0029】
本発明のシャッターは、例えば、電動モータを駆動源とし、シャッターカーテン3を昇降させる電動シャッター1であり、建物の窓部などの構造物の開口部に配設されるものである。
【0030】
図1に示すように、このシャッター1は、開口部の左右両側縁部にそれぞれガイドレール2,2が配設され、これらガイドレール2,2間をシャッターカーテン3が昇降するとともに、開口部の上方に水平に配設されているシャッターケース4内にこのシャッターカーテン3が巻回されて収納されるようになっている。また、シャッターカーテン3の昇降を行う駆動源である図示しない電動モータを介し、商用電源などに接続されている。
【0031】
シャッターカーテン3の昇降時の案内を行う前述した左右のガイドレール2,2は、図3に示すように、断面略コ字状に形成されており、シャッターカーテン3の左右端縁部が挿入された状態で支持するようになっている。なお、本実施の形態では、図1に示すように、シャッターカーテン3は、複数の部材6によって構成されている。また、この部材6には略短冊板状のスラット6が用いられている。
【0032】
これらガイドレール2,2の一方のガイドレール2には、対向する内面の一方の面、本実施の形態では、図3に示すように、シャッターとしての前面側の内面2aに位置し、シャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方に、垂直な長手方向にわたって後述する障害物感知装置7を構成するセンサ手段5が配設されている。なお、本実施の形態では、センサ手段としてのテープスイッチ5が用いられている。
【0033】
次に、本実施の形態のシャッター1に設けられる障害物感知装置7の構造について説明する。この障害物感知装置7は、上述したセンサ手段としてのテープスイッチ5と、感知部材8(以下感知スラット)と、連結部材19と、押圧部材24とで大略構成されている。なお、障害物感知装置7は、上記した構成要素以外にも図示しない制御部や駆動部などを備えている。
【0034】
テープスイッチ5は、可撓性を有した柔軟な中空の管状に形成されているとともに、内部に接点が対向配設されているもので、外側より押圧しその側面を変形させることで内部の接点が接触するようになっており、前述した電動モータに接続される制御部に接続されている。なお、このテープスイッチ5が設けられるのは、左右のガイドレール2,2のうち制御部に近接した一方のガイドレール2になる。また、このテープスイッチ5は、ガイドレール2に沿って上下に連続して設けられているが、ガイドレール2の最下端、すなわち地面Yに近接する位置には設けられていない。
【0035】
感知スラット8は、スラット6より構成されるシャッターカーテン3の最下端に連結されており、座板を構成するようになっている。
【0036】
この感知スラット8は、中空な角形パイプ形状で、左右に長尺なアルミ型材より形成されるスラットを、図4に示すように、上下に分割した形状に略形成されており、上半部9と下半部13とで構成されている。
【0037】
感知スラット8の上半部9は、下向きに開口した断面略コ字状に形成されるとともに、上端に連結カール部10が設けられている。この連結カール部10は、シャッターカーテン3を構成する他のスラット6と連結されるようになっている。また、この上半部9は、厚み方向となる前後方向の後面側となる、下向きの開口の一側縁11aに枢着部12が形成されている。この枢着部12は、断面略C字状に形成されており、開口部分の向きは他側縁11bすなわち前面側に設定されている。
【0038】
また、感知スラット8の下半部13は垂直な本体部14と、この本体部14の下縁に感知スラット8の前後方向へと略鐔状にそれぞれ延設される水平部15とで構成され、断面略逆T字状に形成されている。
【0039】
本体部14は、上部が上向きに開口した断面略コ字状に形成されているとともに、図4に示すように中途部に水平板16が設けられており、厚み方向となる前後方向の前面側となる、上向きの開口の一側縁17aに枢着部18が形成されている。この枢着部18は、断面略C字状に形成され、開口部分の向きは他側縁17b、すなわち後面側に設定されている。
【0040】
なお、この下半部13の水平部15は垂直な本体部14に対して、左右の長さ、すなわちシャッターカーテン3としての幅方向の長さがやや短く形成されるとともに、前記左右ガイドレール2,2内に挿入されないようになっている。
【0041】
連結部材19は、前記感知スラット8と同等の長さに形成されるとともに、断面略X字状に形成されたアルミ合金型材などよりなり、捩じり方向および撓み方向に対して十分な剛性をもつ材質よりなる。
【0042】
この連結部材19は、図4および図5に示すように、対角方向の斜め上方および斜め下方、すなわち後面側の上部と前面側の下部となる各位置に条片20が延出形成されるとともに、その先端に軸状に形成されている断面円形の枢軸部21A,21Bがそれぞれ形成され、また、前面側の上部と後面側の下部となる対角な各位置には側部の一部が開放形成されている取付穴22がそれぞれ形成されている。また、この連結部材19の両取付穴22には、それぞれ互いに外方向へ延出するストッパとしての支持片23が斜めに突出形成されている。
【0043】
そして、この連結部材19は、図4および図5に示すように、上部の枢軸部21Aが感知スラット8の上半部9の枢着部12に嵌合されて回動自在となるように取り付けられるとともに、下部の枢軸部21Bが下半部13の枢着部18に嵌合されて回動自在となるように取り付けられる。すなわち上半部9と下半部13とが各枢着部分にてリンク結合され、上半部9と下半部13とを互いに揺動自在とさせる。これにより、感知スラット8が他のスラット6に連結され、シャッターカーテン3を構成すると、上半部9に対して下半部13が揺動自在となるように吊下状態となる。
【0044】
また、図4および図5に示すように、上下の支持片23が、上半部9および下半部13の開口内に位置し、各支持片23の先端がその内面に当接するようになっており、これにより連結部材19は、上半部9と下半部13との間にて、略X字状に、すなわち上部の枢着部分(12,21A)と下部の枢着部分(18,21B)とを結ぶ仮想線が、シャッターカーテン3の昇降方向となる垂直線に対してこのシャッターカーテン3の前後方向に所定角度、例えば約40°傾斜した状態となり、感知スラット8の上半部9に対する下半部13の吊下状態がシャッターカーテン3の昇降方向となる垂直線に沿うようになる。
【0045】
押圧部材24は、図4に示すように、縦方向に長尺で、この縦方向の長さが前述したガイドレール2の対向する内面間の距離よりやや長尺に設定されるとともに、横幅が感知スラット8の前後幅の長さに略設定されて、略矩形板状に形成され、その各角部は円弧状に形成されている。
【0046】
この押圧部材24の一方の側縁24aの上部と、他方の側縁24bの下部における連結部材19の端部側の一方の面には、図5および図6に示すように、連結部材19および押圧部材24の回動軸線方向と同方向の軸線となって回動自在に軸支されるローラー25,26がそれぞれ設けられている。
【0047】
また、各ローラー25,26は、図5に示すように、その周縁部の一部を除いた周縁部が、略矩形状に形成されている押圧部材24の円弧状の角部より突出するように設けられている。
【0048】
なお、押圧部材24の各ローラー25,26が設けられる一方の板面には、図5および図6に示すように、連結部材19の端部と当接し、この端部と一方の板面との間に間隙を形成させるための凸部24cが形成されている。
【0049】
また、図6に示すように、感知スラット8を構成する上半部9と下半部13との各板面は、上半部9の後面側と下半部13の前面側とに位置して、各ローラー25,26が略収容される切欠溝9a,13aが形成されている。
【0050】
そして、押圧部材24の他方の側縁24bの下部に配設されるローラー25がテープスイッチ5を押圧する押圧部29とされている。
【0051】
次に、本発明の要部である突出規制部材40について説明する。この突出規制部材40は、図2および図3に示すように、平行な一対の板部41,42と連結部43とで略構成され、断面略コ字状に形成されている。
【0052】
板部41,42および連結部43は、それぞれ略矩形状の短冊板状に形成され、各板部41,42の板面41a,42aが互いに対向して平行とされ、これら板部41,42の長手方向に沿う一側縁を連結するように連結部43にて一体に構成される。また、各板部41,42のそれぞれの他側縁には互いに外方向に延出する鍔部44,45が設けられている。なお、これら鍔部44,45の幅長は、ガイドレール内面2aから上記したテープスイッチ5の表面5aまでの距離(高さ)と同等若しくは大きくなるよう設定される。
【0053】
本実施の形態では、各板部41,42は、図2に示すように、上縁および下縁が湾曲形成され、それぞれ湾曲部41b,41c,42b,42cとされている。そして、これら湾曲部に41b,41c,42b,42cより各板部41,42の対向する板面41a,42aの間隔幅を上縁と下縁とで拡幅するようになっている。
【0054】
そして、この突出規制部材40は、図2及び図3に示すように、ガイドレール2内に設けられる。本実施の形態では、シャッターカーテン3が全閉状態のときの上記した感知スラット8の設けられる位置に対応する位置であるガイドレール2の最下端に、突出規制部材40が配設される。
【0055】
ガイドレール2に配設された突出規制部材40は、ガイドレール2の底面2cに連結部43が当接し、ガイドレール2の対向する内面2a,2bに沿って各板部41,42が位置し、すなわち、ガイドレール2の各内面2a,2b,2cを覆うように固定される。図3に示すように、突出規制部材40の各鍔部44,45は、ガイドレール2の各内面2a,2bに当接し、各板部41,42を支持するように配置される。また、図2に示すように、湾曲部41b,41c,42b,42cは、それぞれガイドレール2の内面2a,2b側に湾曲することとなる。なお、ガイドレール2と突出規制部材40とを互いに固定する手段としては、溶接や接着、或いはネジやボルト,リベットなどの固定手段が用いられる。
このように設けられた突出規制部材40は、図2及び図3に示すように、各板部41,42の上縁に位置する湾曲部41b,42bがガイドレール2の上方を向いて拡幅し、各板部41,42の各板面41a,42aがガイドレール2の各内面2a,2bに対してテープスイッチ5の表面5より内方に位置しており、かつ、図3に示すように、シャッターカーテン3の移動軌跡Lの外側に位置している。
【0056】
次に、上述した構成のシャッター1の動作について説明する。
まず、通常のシャッターカーテン3の昇降時においては、感知スラット8はその上半部9に対して下半部13が連結部材19を介して自重によってシャッターカーテン3の昇降方向である垂直線に沿って吊下状態である。
【0057】
このとき連結部材19は、各支持片23,23によって、シャッターカーテン3の昇降方向である垂直線に対して前後方向に所定角度傾斜した状態となっている。
また、この通常の昇降時では、押圧部材24は、長手方向が垂直線に沿ってこの感知スラット8の端部に位置しており、ガイドレール2内を移動する。
【0058】
次に、シャッターカーテン3の降下中に、その下方に障害物Xがある場合では、シャッターカーテン3の最下端である座板、すなわち感知スラット8の下半部13の水平部15が当接する。
【0059】
水平部15が障害物Xに当接した感知スラット8は、その下半部13が下降を停止されてしまい、これにより下降を続ける上半部9との間の連結部材19が、上下の各枢着部分を回転中心として、これら上半部9と下半部13との間を傾斜状態から水平方向へと回動(図8中時計回り方向)する。
【0060】
そして、この連結部材19の回動に伴い、押圧部材24がガイドレール2内にて回動し、上下各両端が、図9に示すように、シャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方へ突出する。
【0061】
すると、この押圧部材24の下端の押圧部29であるローラー25がガイドレール2内のテープスイッチ5を押圧し、その外側を変形させ、これによりシャッターカーテン3の降下の停止、あるいは反転上昇の制御が行われる。
【0062】
そして、シャッターカーテン3が上昇し、感知スラット8の下半部13が障害物Xから離脱すると、この下半部13は自重で初期の状態、すなわち連結部材19を介して吊下状態となり、この連結部材19は略水平状態から傾斜状態に回動し、同時に押圧部材24も上下両端の突出状態から垂直な状態に回動して、押圧部29(ローラー25)がテープスイッチ5より離脱し、初期状態に戻る。
【0063】
なお、ローラー25がテープスイッチ5を押圧する際には、押圧部材24の上端に配設されるローラー26がガイドレール2内のテープスイッチ5と対向する内面に当接することとなり、このガイドレール2内にて両ローラー25,26を介して押圧部材24が突っ張る状態となる。
【0064】
そして、ローラー25がテープスイッチ5を押圧している状態において、ローラー26共々転動が可能とされることから、障害物Xが動く物体である場合にも対応でき、すなわち、テープスイッチ5の押圧状態を維持したまま、このテープスイッチ5を損傷させることなく、障害物Xの検知を行うことが可能となる。
【0065】
次に、シャッターカーテン3が降下し、シャッターカーテン3が全閉状態となる際は、シャッターカーテン3の最下端の感知スラット8では、図5に示すように押圧部材24は略垂直な状態を保ったまま両板部41,42の向かい合う各面41a,42bの間へと降下し、水平部15が地面Yへと接地する。
そして、水平部15が地面Yに当接した感知スラット8は、その下半部13が下降を停止される。これにより下降を続ける上半部9との間の連結部材19が、上下の各枢着部分を回転中心として回動しようとする。しかし、押圧部材24のローラー25が両板部41,42の各面41a,42aに当接して、連結部材19の上半部9と下半部13との間を傾斜状態から水平方向へと回動することを抑制する。すなわち押圧部材24は略垂直な状態のままシャッターカーテン3は全閉状態となる。
【0066】
また、シャッターカーテン3が降下し、シャッターカーテン3が全閉状態となる際、図10に示すように、例えば風に煽られたりして押圧部材24が傾斜してしまった場合、ガイドレール2内の突出規制部材40上部に形成されている湾曲部41b,42bに押圧部材24のローラー25(26)が湾曲部41b,42bの湾曲面上を転動する。これにより、押圧部材24は両板部41,42の向かい合う各面41a,42bの間へ誘導される。
そして、上記同様に、水平部15が地面Yに当接した感知スラット8は、その下半部13が下降を停止され、押圧部材24のローラー25,26が両板部41,42の各板面41a,42aに当接して、押圧部材24は略垂直な状態のままシャッターカーテン3が全閉状態となる。
【0067】
このように、ガイドレール2の最下端に突出規制部材40を設けることによって、シャッターカーテン3の全閉状態において、押圧部材24は常に略垂直方向を向いており、シャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方へ突出することがない。そのため、電動シャッター1が寒冷地等に設置されている場合に、押圧部材24が凍結した状態でシャッター1を開放作動させても、シャッターカーテン3の上昇時の押圧部材24によるテープスイッチ5には緩衝することがなく、このテープスイッチ5の破損を防ぐことができる。
【0068】
なお、本実施の形態では、シャッターカーテン3の降下中にその下方に障害物Xがある場合、シャッターカーテン3に設けられた感知部材8の下半部13以下が障害物Xに当接することとなる。その際、感知スラット8の上半部9に対して吊下状態の下半部13は、障害物Xに当接することでその降下が停止される。そして、図8に示すように、下降を続ける上半部9と停止した下半部13との間でリンク結合されている連結部材19が回動し、この連結部材19に固定されている押圧部材24がガイドレール2,2内にて支持片23によって傾斜状態に支持されることとなる。これにより、押圧部材24のローラー25がセンサ手段5を押圧することとなり、障害物Xとの接触後、速やかにこれに対処する動作、すなわちシャッターカーテン3の下降の停止もしくは反転上昇の動作を行なうことが可能となる。
【0069】
また、図2に示すように、シャッターカーテン3の全閉状態において、感知スラット8と対応する位置に突出規制部材40を設けることによって、押圧部材24の傾斜が防止され、この押圧部材24のシャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方への突出が規制される。これにより、例えば、寒冷地などに設けられている電動シャッター1のシャッターカーテン3の上昇動作時に、傾斜した押圧部材24が凍結して固まっても移動軌跡Lの外方へ突出しないことから、センサ手段5の破損を防ぐことが可能となる。また、長期間使用していない電動シャッター1のシャッターカーテン3の上昇動作時に、錆や埃などにより動作不良を起こしている押圧部材24の押圧部29によるセンサ手段5の破損を防ぐことが可能となる。
【0070】
さらに、感知スラット8をシャッターカーテン3の最下部に設けることで、この下半部13が直接障害物Xに接触することとなり、障害物Xに対してかかる荷重が、この下半部13と連結部材19のみとなり、障害物Xの損傷を緩和することとなる。
【0071】
また、押圧部29をローラー25にて構成することで、ローラー25がテープスイッチ5を押圧しながらテープスイッチ5上を転動することが可能となる。これにより、シャッターカーテン3の下降の停止又は反転上昇の際に生じるスリップ動作によるテープスイッチと押圧部材24との摩擦抵抗をなくし、テープスイッチ5の耐用時間を向上させることが可能となる。
【0072】
さらに、テープスイッチ5がシャッターカーテン3の全閉状態における押圧部材24に対応した位置以外に配置され、シャッターカーテン3の全閉状態における押圧部材24に対応した位置のガイドレール2,2内に配設されることによって、テープスイッチ5と突出規制部材40が長手方向に直列になる。これにより、ガイドレール2,2内にてセンサ手段5と突出規制部材40が混在することによる嵩張りを防ぐことが可能となる。
【0073】
また、突出規制部材40を板状部材とし、テープスイッチ5を覆う構成とすることで、テープスイッチ5の配置位置を限定する必要がなくなり、押圧部材24の構成に合わせ、ガイドレール2,2のどの内面にでもテープスイッチ5を配設することが可能となる。
【0074】
さらに、図2に示すように、突出規制部材40の上端およびまたは下端に傾斜面を備える構成とすることにより、この突出規制部材40の上端およびまたは下端は拡幅される。これにより、傾斜した状態で下降してきた押圧部材24は、突出規制部材40内へ確実に誘導される。また、上端および下端に同形状の傾斜面を備える構成とすることで突出規制部材40が上下対称な形状となる。これにより、突出規制部材40を上下どちらを向けて取り付けてもよく、この突出規制部材40を誤りなく取り付けることが可能となる。
【0075】
なお、上述した実施の形態では、左右のガイドレール2の一方のみにテープスイッチ5を設ける構成とし、このテープスイッチ5を押圧する押圧部材24を感知スラット8の一端のみに設ける例について述べたが、左右の各ガイドレール2にテープスイッチ5をそれぞれ設けるとともに、感知スラット8の両端にそれぞれ押圧部材24を設け、ガイドレール2の最下端にもそれぞれ突出規制部材40を設ける構成としてもよい。
【0076】
また、上述した実施の形態では、ガイドレール2の一方の内面2aのみテープスイッチ5を設けた構成としたが、このガイドレール2の対向する両内面2a,2bにそれぞれ設ける構成としてもよい。この場合、押圧部材24の上下両端が押圧部29となり、上述の実施の形態によれば、ローラ25とローラ26がそれぞれ押圧部29となって、各テープスイッチ5を押圧することとなる。そして、このような構成の場合、突出規制部材40は、上述した実施の形態にて示したように、ガイドレール2の両内面2a,2bに沿って板部41,42を備える構成であることで、シャッターカーテン3全閉時の押圧部材24の回転を抑止でき、押圧部材24の移動軌跡Lの外方への突出を規制できる。
【0077】
さらに、テープスイッチ5がシャッターカーテン3の移動軌跡Lの外方のいずれの位置に設けられていても、そのテープスイッチ5が設けられているガイドレール2の内面に突出規制部材40が設けられればよく、上記した各例に限定されるものではない。
【0078】
また、上述した実施の形態では、感知スラット8をシャッターカーテン3の最下端に位置する座板として構成させた例について述べたが、シャッターカーテン3を構成する各スラット6のいずれのスラットを感知スラット8として、すなわち押圧部材24を備えるスラットとして構成することとしてもよい。この場合、シャッターカーテン3を全閉状態とした際の、押圧部材24が位置する高さ位置に対応するガイドレール2内に突出規制部材40を配置する構成となる。すなわち、シャッターカーテン3の全閉時には、押圧部材24がシャッターカーテン3の移動軌跡L外に突出しないようになり、上記同様の効果を得ることができる。なお、このような構成とすると、障害物Xに対してその感知スラット8の連結部分19より下方のスラット6の荷重がかかることとなるが、電動モータのシャッターカーテン3を下降させようとする負荷が発生する以前にその感知が行われるので、障害物Xに対してはその荷重以上の負荷はかからず、障害物Xの損傷を緩和することができる。
【0079】
さらに、上述した実施の形態では、押圧部材24が、スラット8の前後方向(表裏方向)に突出する構成とした例について述べたが、この押圧部材24がスラット8の長手方向と同方向に突出してテープスイッチ5を押圧する構成であってもよい。例えば、感知スラットを上半部と下半部とで構成し、上半部に対し下半部が吊下状態で連結され、かつ、これらをリンク機構に連結して、上半部に対し下半部が、近接及び離間する構成として、この近接及び離間の動作に伴い、リンク片が突出及び後退を行うような構成として、ガイドレール2の底面2cにテープスイッチ5を設ける構成としてもよい。この場合では、突出規制部材40がガイドレール2の底面2cに設けられることとなる。
【0080】
また、上述した実施の形態では、押圧部材24の押圧部29をローラー25とする構成としたが、押圧部材24を矩形板状に形成し、一方の側縁の上部と他方の側縁の下部との各位置に押圧部材24本体の板面に対して直交する突片がそれぞれ設けられている構成としてもよい。この場合、この押圧部材24の他方の側縁の下角部およびこの側縁に設けられている突片を押圧部29とする。これにより、押圧部材24を一体形成することができ、部品点数を減らすことができる。
【0081】
さらに、上述した実施の形態では、突出規制部材40の構成を、一対の板部41,42を備える構成としたが、テープスイッチ5がガイドレール2の内面2a,2bのいずれか一方の面のみに設けられている構成とした場合、突出規制部材40の板部は、そのテープスイッチ5の設けられるガイドレール内面側のみとなる一枚の板状にて構成されることとしてもよい。
【0082】
また、上述した実施の形態では、突出規制部材40が断面略コ字状に形成され一対の板部41,42を備える構成としたので、テープスイッチ5の配置位置を限定することがなく、押圧部材24の構成に合わせ、いずれの内面にテープスイッチ5があることとしてもよい。
【0083】
さらに、上述した実施の形態では、突出規制部材40とテープスイッチ5とは、互いに重なるような構成ではなく、ガイドレール2の長手方向に直列した構成とされているが、突出規制部材40を平板状に構成し、テープスイッチ5の表面5aを覆い隠すような構成として、押圧部材24のテープスイッチ5の押圧状態を規制、すなわちシャッターカーテン3の全閉時における押圧部材24の回転を抑止することが可能となる。
【0084】
また、上述した実施の形態では、突出規制部材40の上端およびまたは下端が湾曲形成された湾曲部を備える構成としたが、傾斜面によって構成されていてもよい。これにより、上記同様の効果を得ることができる。なお、下端に湾曲部や傾斜面を備えたことで、この突出規制部材40をガイドレール2の高さ位置における中途位置に設けた構成としても、押圧部材24を各板部41,42間に導くことが可能となる。
【0085】
さらに、上述した実施の形態では、センサ手段としてテープスイッチ5を用いた構成としたが、液体または気体などの流体の圧力を検出する圧力センサを使用したエアチューブなどの流体チューブや、光電効果を応用する光電センサを使用した光電チューブなど、その他のセンサを使用したものをセンサ手段としてもよい。
【0086】
また、上述した実施の形態では、シャッターカーテン3を短冊板状のスラット6より構成する例について述べたが、パイプ状部材で構成されるシャッターカーテンや、パネル材で構成されるシャッターカーテン、シート材で構成されるシャッターカーテン、さらに、これら種々のシャッターカーテンを複合させて構成されるシャッターカーテンなど、その他の構成のシャッターカーテンとしてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による請求項1記載のシャッターでは、シャッターカーテンの降下中にその移動軌跡である下方に障害物がある場合、シャッターカーテンが障害物に当接することで降下が停止され、押圧部材がガイドレール内にてセンサ手段を押圧することとなり、障害物との接触後、速やかにこれに対処する動作、すなわちシャッターカーテンの下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0088】
また、シャッターカーテンの全閉状態において、押圧部材と対応する位置に突出規制部材を設けることによって、押圧部材のシャッターカーテンの移動軌跡の外方への突出が規制される。これにより、例えば、寒冷地などに設けられている電動シャッターのシャッターカーテンの上昇動作時に、傾斜した押圧部材が凍結して固まっても移動軌跡の外方へ突出することが規制されていることから、センサ手段の破損を防ぐことが可能となる。また、長期間使用していない電動シャッターのシャッターカーテンの上昇動作時に、錆や埃などにより動作不良を起こしている押圧部材によるセンサ手段の破損が防止される。
【0089】
さらに、本発明による請求項2記載のシャッターでは、シャッターカーテンの降下中にその移動軌跡である下方に障害物がある場合、シャッターカーテンが障害物に当接することとなる。この当接により、感知部材の上半部に対して吊下状態の下半部は、その降下が停止され、押圧部材の押圧部がガイドレール内にて突出し、センサ手段を押圧することとなり、上述した請求項1記載のシャッターと同様にシャッターカーテンの下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0090】
そして、シャッターカーテンの全閉状態において、押圧部材と対応する位置に突出規制部材を設けることによって、押圧部材のシャッターカーテンの移動軌跡の外方への突出が規制される。これにより、上述した請求項1記載のシャッターと同様に押圧部材によるセンサ手段の破損が防止される。
【0091】
さらに、本発明による請求項3記載のシャッターでは、シャッターカーテンの降下中にその移動軌跡である下方に障害物がある場合、シャッターカーテンが障害物に当接することとなる。この当接により、感知部材の上半部に対して吊下状態の下半部は、その降下が停止される。そして、下降を続ける上半部と停止した下半部との間でリンク結合されている連結部材が回動し、この連結部材に固定されている押圧部材がガイドレール内にてストッパによって傾斜状態に支持されることとなる。これにより、押圧部材の押圧部がセンサ手段を押圧することとなり、上述した請求項1又は請求項2記載のシャッターと同様にシャッターカーテンの下降の停止もしくは反転上昇などの障害物回避動作を行うことが可能となる。
【0092】
また、シャッターカーテンの全閉状態において、押圧部材と対応する位置に突出規制部材を設けることによって、押圧部材のシャッターカーテンの移動軌跡の外方への突出が規制される。これにより、上述した請求項1又は請求項2記載のシャッターと同様に押圧部材によるセンサ手段の破損が防止される。
【0093】
さらに、本発明による請求項4記載のシャッターでは、最下部に位置する感知部材の下半部が直接障害物に接触することとなる。したがって、障害物を速やかに感知でき、また障害物に対してかかる荷重がこの下半部と連結部材のみとなり、障害物の損傷を緩和することとなる。
【0094】
また、本発明による請求項5記載のシャッターでは、ローラーがセンサ手段を押圧しながらセンサ手段上を転動する。これにより、シャッターカーテンの下降の停止または反転上昇などの障害物回避動作の際に生じるスリップ動作によるセンサ手段と押圧部材との摩擦抵抗を低減し、センサ手段の耐用時間を向上させることが可能となる。
【0095】
さらに、本発明による請求項6記載のシャッターでは、センサ手段がシャッターカーテンの全閉状態における押圧部材に対応した位置以外のガイドレール内に配置され、突出規制部材がシャッターカーテンの全閉状態における押圧部材に対応した位置のガイドレール内に配設されることによって、センサ手段と突出規制部材が長手方向に直列になる。これにより、ガイドレール内にてセンサ手段と突出規制部材が混在することによる嵩張りを防ぐことが可能となる。
【0096】
また、本発明による請求項7記載のシャッターでは、突出規制部材を板状部材とし、センサ手段を覆う構成とすることで、センサ手段の配置位置を限定することがなく、押圧部材の構成に合わせ、ガイドレールのいずれの内面においてもセンサ手段を設けることができる。
【0097】
さらに、本発明による請求項8記載のシャッターでは、突出規制部材の上端およびまたは下端が拡幅され、シャッターカーテンの移動軌跡の外方へ突出して下降してきた押圧部材は、突出規制部材内へ容易に誘導される。また、突出規制部材を誤りなく取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッターの一実施の形態を示す概念斜視図である。
【図2】同シャッターの一実施の形態を示す一部拡大側断面図である。
【図3】同シャッターの一実施の形態を示す一部拡大平断面図である。
【図4】同シャッターの一実施の形態の要部における分解斜視図である。
【図5】同シャッターの一実施の形態を示す一部拡大側面図である。
【図6】同シャッターの一実施の形態を示す一部拡大正面図である。
【図7】同シャッターの一実施の形態を示す一部拡大平断面図である。
【図8】同シャッターの一実施の形態の動作を示す一部拡大側断面図である。
【図9】同シャッターの一実施の形態の動作を示す一部拡大平断面図である。
【図10】同シャッターの一実施の形態の動作を示す一部拡大側断面図である。
【符号の説明】
1…シャッター
2…ガイドレール
3…シャッターカーテン
5…センサ手段(テープスイッチ)
6…部材(スラット)
7…障害物感知装置
8…感知部材(感知スラット)
9…上半部
11a…後面側(一側縁)
11b…前面側(他側縁)
13…下半部
17a…前面側(一側縁)
17b…後面側(他側縁)
19…連結部材
23…ストッパ(支持片)
24…押圧部材
25…ローラー
29…押圧部
40…突出規制部材
L…移動軌跡
X…障害物

Claims (8)

  1. 開口部の側縁部に配設されて、シャッターカーテンの端縁部を支持するガイドレールの内面に位置し、該ガイドレールの長手方向にわたって前記シャッターカーテンの移動軌跡外に配設されるセンサ手段と、
    前記シャッターカーテンを構成する部材に設けられ、前記ガイドレール内を移動するとともに、前記シャッターカーテンの降下時における障害物への当接に伴い前記ガイドレール内にて前記移動軌跡の外方に突出し、前記センサ手段を押圧する押圧部材と、
    を備えた障害物感知装置が設けられたシャッターにおいて、
    前記シャッターカーテンの全閉状態における前記ガイドレール内の前記押圧部材に対応する位置に設けられ、該押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制する突出規制部材を具備し、
    前記突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴とするシャッター。
  2. 開口部の側縁部に配設されて、シャッターカーテンの端縁部を支持するガイドレールの内面に位置し、該ガイドレールの長手方向にわたって前記シャッターカーテンの移動軌跡外に配設されるセンサ手段と、
    前記シャッターカーテンを構成する複数の部材のうち少なくとも一つの部材が上半部と下半部とに分割された感知部材と、
    前記感知部材の前記上半部と前記下半部とにわたって連結されるリンク機構よりなり、前記上半部に対し前記下半部を吊下状態に連結するとともに、前記上半部に対し前記下半部が接離自在に連結され、前記シャッターカーテンの降下時における障害物への当接に伴い前記移動軌跡の外方に突出する押圧部を備え、該押圧部が前記センサ手段を押圧する押圧部材と、
    を備えた障害物感知装置が設けられたシャッターにおいて、
    前記シャッターカーテンの全閉状態における前記ガイドレール内の前記押圧部材に対応する位置に設けられ、該押圧部材の押圧部が前記移動軌跡の外方へ突出することを規制する突出規制部材を具備し、
    前記突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴とするシャッター。
  3. 開口部の側縁部に配設されて、複数の部材にて構成されるシャッターカーテンの端縁部を支持する断面略コ字形状のガイドレールの対向する内面の少なくともいずれか一方に位置し、該ガイドレールの長手方向にわたって前記シャッターカーテンの移動軌跡外に配設されるセンサ手段と、
    前記シャッターカーテンを構成する複数の部材のうち少なくとも一つの部材が上半部と下半部とに分割された感知部材と、
    前記感知部材の前記上半部の前面側と前記下半部の後面側、または前記上半部の後面側と前記下半部の前面側に位置するように両端がそれぞれ枢着され、前記上半部に対して前記部材の厚み方向となる前後方向に前記下半部が揺動自在とされて吊下状態に互いをリンク結合し、前記両端の各枢着部分を回転中心として、前記上半部および前記下半部の間にて回転自在となる連結部材と、
    前記感知部材の前記上半部に対して前記下半部が吊下状態とされている際に、該吊下状態を前記シャッターカーテンの昇降方向となる垂直線に沿わせ、前記連結部材を、前記垂直線に対して前記シャッターカーテンの前後方向に所定角度傾斜した状態に支持するストッパと、
    前記感知部材の端部に位置し、前記連結部材に固定されて、前記ガイドレール内を移動するとともに、前記シャッターカーテンの降下時における障害物への当接に伴い前記連結部材が傾斜状態から水平方向へと回動する際に、該連結部材に伴って回動し、前記ガイドレール内にて前記部材の厚さ方向の前方およびまたは後方となる前記移動軌跡の外方に突出する押圧部を有し、該押圧部が前記センサ手段を押圧する押圧部材と、
    を備えた障害物感知装置が設けられたシャッターにおいて、
    前記シャッターカーテンの全閉状態における前記ガイドレール内の前記押圧部材に対応する位置とされるとともに、前記センサ手段の配設される前記ガイドレールの内面に配設され、該押圧部材の押圧部が前記移動軌跡の外方への突出することを規制し、前記センサ手段への押圧を阻止する突出規制部材と、
    を具備し、
    前記突出規制部材は、前記ガイドレールの対向する内面に沿って設けられた一対の板状部材よりなる板部により形成され、該一対の板部の内面により前記押圧部材の前記移動軌跡の外方への突出を規制するようにしたことを特徴とするシャッター。
  4. 前記感知部材は、前記シャッターカーテンの最下部に位置することを特徴とする請求項2又は3記載のシャッター。
  5. 前記押圧部材の前記押圧部は、前記センサ手段上を転動自在なローラーにて構成されることを特徴とする請求項2又は3又は4記載のシャッター。
  6. 前記センサ手段が、前記シャッターカーテンの全閉状態における前記押圧部材に対応した位置以外の前記ガイドレール内に配設され、前記突出規制部材が、前記シャッターカーテンの全閉状態における前記押圧部材に対応した位置の前記ガイドレール内に配設されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5のいずれか1つに記載のシャッター。
  7. 前記突出規制部材は、板状部材よりなり、前記センサ手段を覆うことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6のいずれか1つに記載のシャッター。
  8. 前記突出規制部材は、上端およびまたは下端に、傾斜面を備えることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7のいずれか1つに記載のシャッター。
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