JPH10102893A - 車両ドアの上下開き構造 - Google Patents

車両ドアの上下開き構造

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JPH10102893A
JPH10102893A JP8277058A JP27705896A JPH10102893A JP H10102893 A JPH10102893 A JP H10102893A JP 8277058 A JP8277058 A JP 8277058A JP 27705896 A JP27705896 A JP 27705896A JP H10102893 A JPH10102893 A JP H10102893A
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  • Hinge Accessories (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用のドアにおいて、開けた時にもそのド
ア自体が何らかの機能を有するドアを提供する。 【解決手段】 円筒の周面の一部を軸方向に貫通して設
けられた挿入部を有するメス型ヒンジと、該メス型ヒン
ジの該挿入部から挿通されその内周面に沿って回転する
回転体と該回転体を支持する支持体より成るオス型ヒン
ジとによって構成した一対のヒンジ構成体を、該開口部
周辺と該ドアの上部及び下部の間に介在させると共に、
上部及び下部の該開口部周辺と該ドアの間には上部及び
下部に設けられた各該ヒンジ構成体の回転軸の延長上に
回転軸を有し、各該ヒンジ構成体の該メス型ヒンジの内
部で該オス型ヒンジの該回転体を回転状態に保持させる
ロック機構を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に設けられた開口
部を覆うドアを上下開きに支持するための構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両、特にライトバン、ワゴン、1ボッ
クス、2ボックスなどの自動車や荷物運搬用のトラッ
ク、バスなどの後部や側部に設けられた開口部は、開閉
可能に支持されたドアで覆われ、人の乗降や荷物の出し
入れに供されている。従来のドアは、一般的に開口部の
左右いずれか一方、或いは上部に設けられたヒンジによ
って開閉可能に取り付けられている。この他、スライド
ドアや観音開き、中央開きで上下分割式などの開閉構造
のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両に
開閉可能に設けられた従来のドアは、開閉方向が不変で
用途によって支障が生じる場合があった。しかも、一般
的に車両に設けられているドアは、これを閉じたときに
車両自体の強度を高めることを目的としてドア自体の強
度もかなり高く設計されているにも拘わらず、実際上は
開口部の単なる蓋に過ぎず、開けたときにおけるドアの
存在自体全く無意味なものとなっていた。例えば、1ボ
ックスカーの後部ドアはヒンジが上部に設けられた下開
きのものがほとんどであり、これを上に撥ね上げて開け
た後は、実用に何ら寄与しない存在となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであ
り、その特徴とするところは、車両に設けられた開口部
を覆うためのドアを該開口部の上部と下部を支点として
上開き或いは下開きさせることによって該開口部を開閉
させるための構造であって、円筒の周面の一部を軸方向
に貫通して設けられた挿入部を有するメス型ヒンジと、
該メス型ヒンジの該挿入部から挿通されその内周面に沿
って回転する回転体と該回転体を支持する支持体より成
るオス型ヒンジとによって構成した一対のヒンジ構成体
を、該開口部周辺と該ドアの上部及び下部の間に介在さ
せると共に、上部及び下部の該開口部周辺と該ドアの間
には上部及び下部に設けられた各該ヒンジ構成体の回転
軸の延長上に回転軸を有し、各該ヒンジ構成体の該メス
型ヒンジの内部で該オス型ヒンジの該回転体を回転状態
に保持させるロック機構を設けたことにある。
【0005】ここで、本明細書中でいう「ドア」とは、
車両に設けられた開口部を開閉可能に覆うための部材を
いう。車両の開口部とは、通常後部に設けられた開口部
を指すが、バスなどにおいては側部に設けられた開口部
でもよい。ここでいう車両とは前述した1ボックスカー
などの自動車の他、キャンピングカーなどのように牽引
若しくは載置されて移動する種類のものも含むものとす
る。ドアの形状や構造については特に限定するものでは
ない。ただ、本発明においてはこのドアを上下開きとす
るため、特に上開きとしたときにおいて、該ドアをフロ
ア、スロープ、ステップなどとして使用する場合を考慮
するのが好ましい。
【0006】また、一般的な車両においては視界を確保
するために、ドアに窓ガラスが設けられる。この場合、
窓ガラスを保護することを目的としてガラス保護板を設
けるのが好ましい。ガラス保護板は、例えばドア本体の
内面側にスライド可能に設け、ドアを開けたときに重力
で摺動して窓ガラスを覆い、逆にドアを閉めたときには
重力で自動的に収納位置に復帰するようにしてもよい。
勿論、一般的なパワーウインドウのように電動としても
よく、手動で開閉操作する構造でもよい。
【0007】「メス型ヒンジ」とは、円筒の周面の一部
に軸方向に貫通して形成された挿入孔が設けられたヒン
ジ部材をいう。挿入孔は円筒部材の軸方向の端から端ま
で設ける他、両端若しくは一端を残して設けたものでも
よい。また、メス型ヒンジは基本的に円筒状であるが、
ここで必要なのは内周面が断面円形状であればよいこと
から、外周面の形状は特に限定するものではなく、例え
ば四角柱に円形の穴を穿設したものでもよい。
【0008】「オス型ヒンジ」とは、上記メス型ヒンジ
の挿入孔から挿通されその内周面に沿って回転する回転
体と、該回転体を支持する支持体とによって構成したも
のをいう。回転体はメス型ヒンジの内部からは挿入孔以
外の部分で放射方向に外れない構造のものであればよ
い。支持体による回転体の支持は、該回転体の両端、一
端、若しくは中央部分に支持体を固着させることによっ
て行う。この支持体が設けられる位置によっては、メス
型ヒンジの挿入孔から周方向に該支持体を通過させる溝
を設ける必要がある。このオス型ヒンジとメス型ヒンジ
を一対としたものがヒンジ構成体であって、ヒンジ構成
体を車両後部に設けられた開口部周辺とドアとの間の上
部と下部に介在させることによって、該ドアを回動によ
る開閉可能に支持させる。
【0009】「ロック機構」とは、開口部周辺とドアと
の間の上部と下部に設けられたヒンジ構成体の、夫々の
回転軸方向の側方に設けることによって、各ヒンジ構成
体のメス型ヒンジの内部でオス型ヒンジの回転体を回転
状態に保持させる構造のものをいう。つまり、オス型ヒ
ンジの回転体をメス型ヒンジの挿入孔から離脱させるこ
となくしかも回転できるように保持することで、ドアを
開口部から離反しないようにロックするものである。従
って、上下のロック機構をロックすればドアが締まった
状態に保持され、上下いずれか一方のロックを解除すれ
ばロックされた方を回転軸として解除した方からドアを
開けることができ、上下開きを任意に選択することが可
能となる。
【0010】ロック機構の解除は、ワイヤによる遠隔操
作や電磁石による電動などで行うようにすればよく、操
作方法については特に限定するものではない。ロック機
構の構造としては、例えば車両本体の開口部側にピンを
設け、ドア側に該ピンに係合させる係合部材を設ければ
よい。また、車両が大型の場合においてはドアを上開き
に開閉させることが困難となるため、例えばドアの上部
にワイヤを連結して該ワイヤで開閉させるようにしても
よい。この場合、ワイヤを引張してドアを閉めた状態を
ロック状態として、ドアを下開きさせるようにしてもよ
い。ワイヤによるドアの開閉手段としては、ワイヤ巻き
上げ機を車両本体に設けて電動で行うようにしてもよ
く、勿論手動で行うようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す発明の
実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1(a)(b)は本発明に係る車両ドア
の上下開き構造1の実施の形態の一例を示すもので、メ
ス型ヒンジ2とオス型ヒンジ3より構成されるヒンジ構
成体4を、車両Cの後部に設けられた開口部5と該開口
部5を開閉可能に覆うドア6の間の上部及び下部に夫々
2つづつ設けたものである。そして、上部及び下部の中
央部にはロック機構7を設けている。
【0013】ヒンジ構成体4は図2(a)に示すよう
に、円筒体8の周面の一部を軸方向に開口させることに
よって形成した挿通孔9を設けたメス型ヒンジ2と、該
挿通孔9から該円筒体8の内部に挿通され内周面に沿っ
て回転する回転体10及び該回転体10を支持する支持
体11より成るオス型ヒンジ3、とによって組み合わせ
られた一対のものである。ヒンジ構成体4としては、同
図(b)乃至(d)のような構造としてもよく、同図
(d)に示すものはドア6の荷重を円筒体8の内周面の
底部で受けるようにしたものである。
【0014】ロック機構7は同図(e)に示すようにピ
ン12と、該ピン12を軸として回動可能に係合する係
合部材13とによって構成したものである。係合部材1
3はバネで挟み付ける方向に付勢した2つの挟持部材に
よって構成されたもので、ワイヤによる遠隔操作で該バ
ネに抗してロックが解除され、ピン12に係合するとき
はその先端部分が該ピン12の通過によってバネに抗し
て開いて係合するもので、現在広く利用されているドア
のロック機構と同様のものである。ロック機構7として
は、同図(f)のような構造としてもよく、要はロック
した状態で回動できるものであればよい。
【0015】このようなヒンジ構成体4とロック機構7
を車両Cの開口部5とドア6との間に介在させることに
より、図3(a)に示すようにドア6を閉じた状態で
は、ロック機構7のピン12と係合部材13が係合して
メス型ヒンジ2の円筒体8の内部にオス型ヒンジ3の回
転体10が嵌まり込んだ状態に支持している。即ち、ロ
ック機構7によって回転体10が挿入孔9から抜けない
ように、しかも円筒体8の内部で回転可能な状態に支持
している。従って、例えば同図(b)のように上部のロ
ック機構7のロック状態を解除させることにより、回転
体10を円筒体8の内部から挿入孔9を通じて離反させ
てドア6を開けることができる。この場合、他方はヒン
ジ構成体4及びロック機構7によって回転軸を形成させ
ている。ヒンジ構成体4の内、メス型ヒンジ2とオス型
ヒンジ3のいずれを開口部5かドア6側に設けるかは、
特に限定するものではない。ただ、本例のようなロック
機構7の場合には、ワイヤによる操作レバー等をドア6
側に設けるため、ピン12を開口部5側に、係合部材1
3をドア6側に設けるのが好ましい。
【0016】図4は本発明に係る車両ドアの上下開き構
造1の実施の形態の他の例を示すものである。これは、
ドア6を上開きするときの開閉をワイヤ14の引張繰出
によって行う場合において、ロック機構7として該ワイ
ヤ14をオス型ヒンジ3の回転体10と同じ回転軸を有
する可回転に支持されたコマ15に取り付けたものであ
る。本例ではコマ15はオス型ヒンジ3に一体的に設け
ているが、独立してドア6に設けてもよい。つまり、ワ
イヤ14を引張してドア6を閉めてロックした状態にお
いて、回転体10をメス型ヒンジ2の円筒体8内部で回
転可能に支持するものである。
【0017】ワイヤ14によるドア6の開閉状態は図5
(a)のように行われる。図の実線はドア6をフロアと
してしようする状態、点線は車イスを乗降させる場合な
どのスロープとしてしようする状態を示している。ワイ
ヤ14は同図(b)のように開口部5上方の両端部分か
ら夫々繰り出され、車両本体内部を通って床面に設けら
れたワイヤ巻上装置16に接続されている。このワイヤ
巻上装置16により、ワイヤ14を巻き上げてドア6を
閉めると共にドア6をロック状態に保持する。そして、
ワイヤ14を巻き戻すことによってドア6が開けられ
る。この機構は大型車両でドア6が大きく重い場合に非
常に有効である。
【0018】また、開口部5の両側部に設けたものは、
ドア押出装置17でありワイヤ巻上装置16を巻き戻し
てワイヤ14を繰り出してドア6を開けようとする場合
に作動させるものである。つまり、ドア6の重心が外方
にある場合は問題ないが、車両C側にある場合はワイヤ
14を繰り出してもドア6が開かないため、ワイヤ巻上
装置16の巻き戻しに連動して作動させるもので、ドア
6が自重で開くまで押し出す装置である。ドア押出装置
17としては、例えば図6のようにラックアンドピニオ
ン機構によって押出ピン18を突出させるようにする。
ドア押出装置17としては、この他単にバネ部材で構成
してもよい。
【0019】ドア6は図7に示すようにガスダンパ19
を設けてドア6を開けた状態に支持させたり、開けると
きの補助とするのが好ましい。また、図8に示すように
ドア6に設けられた窓ガラス20を保護するガラス保護
板21を設けてもよい。このガラス保護板21は、ドア
6の内部に収納されドア6をフロアやスロープとしてし
ようする場合に、このガラス保護板21を引き出して窓
ガラス20を覆って保護するものである。
【0020】さらに、図9はドア6と開口部5との連結
部分に扇状のジャバラテント22を設けた例を示すもの
で、本発明に係る上下開き構造1でドア6を上開きによ
って該ドア6をフロアとし、該ジャバラテント22を居
住空間とすればキャンプ場などで極めて有効となる。こ
の場合、図のような階段状の支持具23でドア6の自由
端側を支持させるようにすれば、この部分からジャバラ
テント22に出入りし易くなる。このようなテントを組
み込んでも、ドア6を下開きにする場合でも何ら支障な
く使用できる。また、ジャバラテント22を使用しない
ときは、これを取り外さなくてもドア6との連結を外す
だけで、通常の上下開きのドア6をすることができる。
さらに、床フラット板24を設ければ車両Cとドア6の
隙間部分をフラットにすることが可能となる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明に係る車両ドアの上
下開き構造は、車両に設けられた開口部を覆うためのド
アを該開口部の上部と下部を支点として上開き或いは下
開きさせることによって該開口部を開閉させるための構
造であって、円筒の周面の一部を軸方向に貫通して設け
られた挿入部を有するメス型ヒンジと、該メス型ヒンジ
の該挿入部から挿通されその内周面に沿って回転する回
転体と該回転体を支持する支持体より成るオス型ヒンジ
とによって構成した一対のヒンジ構成体を、該開口部周
辺と該ドアの上部及び下部の間に介在させると共に、上
部及び下部の該開口部周辺と該ドアの間には上部及び下
部に設けられた各該ヒンジ構成体の回転軸の延長上に回
転軸を有し、各該ヒンジ構成体の該メス型ヒンジの内部
で該オス型ヒンジの該回転体を回転状態に保持させるロ
ック機構を設けたことにより、極めて簡単な構造でしか
も安価に車両に設けられたドアを上下開き構造とするこ
とが可能となる。
【0022】従って、従来何ら実用性に寄与していなか
った車両のドアを上開きさせることによってフロア、ス
ロープ、ステップ等として利用することができ、車イス
の乗降や足の不自由な人の乗降が極めて簡単となる。し
かも、一般的な下開きとしての使用も従来通り行うこと
ができ、実用性を犠牲にすることなく幅広い用途に対応
させることが可能となる。また、本発明の特徴であるヒ
ンジ体とロック機構を別体としているため、ドアを軸支
する部分の強度を高くでき、ロック機構部分にはドア開
閉時にほとんど負荷がかからず現在広く利用されている
ような簡易な構造のものでも利用できるなど、実用上極
めて有益な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る車両ドアの上下開き構造
の実施の形態の一例を示す概略側面図、(b)は(a)
の概略背面図である。
【図2】図1に示した上下開き構造の(a)はヒンジ構
成体の斜視図、(b)はヒンジ構成体の実施の形態の他
の例を示す斜視図、(c)はヒンジ構成体の実施の形態
のさらに他の例を示す斜視図、(d)はヒンジ構成体の
実施の形態のさらに他の例を示す斜視図、(e)はロッ
ク機構の斜視図、(f)はロック機構の実施の形態の他
の例を示す斜視図である。
【図3】図1に示した上下開き構造の(a)ドアを閉じ
た状態の概略図、(b)は上部のロック機構を解除して
ドアを上開きする状態の概略図である。
【図4】ロック機構の実施の形態のさらに他の例を示す
平面図である
【図5】(a)は図4に示したロック機構によってドア
を上開きして開けた状態を示す側面図、(b)はワイヤ
等の配設状態を示す概略背面図である。
【図6】ドア押出装置の実施の形態の一例を示す側面図
である
【図7】ドアにガスダンパを取り付けた状態を示す側面
図である
【図8】ドアにガラス保護板を取り付けた状態を示す横
断面図である
【図9】ドアに車両に設けられたジャバラテントを連結
した状態を示す側面図である
【符号の説明】
C 車両 1 車両ドアの上下開き構造 2 メス型ヒン
ジ 3 オス型ヒンジ 4 ヒンジ構成
体 5 開口部 6 ドア 7 ロック機構 8 円筒体 9 挿通孔 10 回転体 11 支持体 12 ピン 13 係合部材 14 ワイヤ 15 コマ 16 ワイヤ巻
上装置 17 ドア押出装置 18 押出ピン 19 ガスダンパ 20 窓ガラス 21 ガラス保護板 22 ジャバラ
テント 23 支持具 24 床フラッ
ト板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた開口部を覆うためのド
    アを該開口部の上部と下部を支点として上開き或いは下
    開きさせることによって該開口部を開閉させるための構
    造であって、円筒の周面の一部を軸方向に貫通して設け
    られた挿入部を有するメス型ヒンジと、該メス型ヒンジ
    の該挿入部から挿通されその内周面に沿って回転する回
    転体と該回転体を支持する支持体より成るオス型ヒンジ
    とによって構成した一対のヒンジ構成体を、該開口部周
    辺と該ドアの上部及び下部の間に介在させると共に、上
    部及び下部の該開口部周辺と該ドアの間には上部及び下
    部に設けられた各該ヒンジ構成体の回転軸の延長上に回
    転軸を有し、各該ヒンジ構成体の該メス型ヒンジの内部
    で該オス型ヒンジの該回転体を回転状態に保持させるロ
    ック機構を設けたことを特徴とする車両ドアの上下開き
    構造。
  2. 【請求項2】 ドアは、これに設けられている窓ガラス
    を内側から覆うガラス保護板が、スライド可能に設けら
    れたものである請求項1記載の車両ドアの上下開き構
    造。
  3. 【請求項3】 ロック機構は、ピンと該ピンを中心とし
    て回動可能に係合する係合部材の組み合わせである請求
    項1記載の車両ドアの上下開き構造。
  4. 【請求項4】 上部側のロック機構は、ヒンジ構成体の
    ドア側に設けられた一方のヒンジの側方のドア側に該一
    方のヒンジの回転軸の延長上を回転軸として可回転に設
    けられたコマに、車両本体から引張繰出されるワイヤを
    固定したものである請求項1記載の車両ドアの上下開き
    構造。
  5. 【請求項5】 車両本体に、ワイヤ巻上装置が設けられ
    たものである請求項4記載の車両ドアの上下開き構造。
  6. 【請求項6】 開口部周辺に、ワイヤ繰り出し時に作動
    させるドア押出装置が設けられたものである請求項4記
    載の車両ドアの上下開き構造。
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