JPH0428852Y2 - - Google Patents

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JPH0428852Y2
JPH0428852Y2 JP1986036221U JP3622186U JPH0428852Y2 JP H0428852 Y2 JPH0428852 Y2 JP H0428852Y2 JP 1986036221 U JP1986036221 U JP 1986036221U JP 3622186 U JP3622186 U JP 3622186U JP H0428852 Y2 JPH0428852 Y2 JP H0428852Y2
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JP
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luggage
floorboard
board
rear board
front board
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、自動車の車室内後部を上下に仕切る
車両用ラゲージフロアボードに関する。
《従来の技術》 従来ハツチバツクタイプ等の2ボツクス車にお
いては、第6図に示すように、車室内後部aはラ
ゲージフロアボードgによつて上下に仕切られ、
ラゲージフロアボードgの下方のスペースには大
型で重量が重いスペアタイヤeなどは収納され、
上方には一般の荷物が載置される。また、ラゲー
ジフロアボードgは、第7図に示すように単一の
ボードで形成されるか、或いは第8図に示すよう
にフロントボードjおよびリヤボードkで形成さ
れ、これらのボードj,kは通常は図示したよう
に蝶番lで屈折可能に連結されている。ラゲージ
フロアボードg下部に収容されているスペアタイ
ヤeなどは、ラゲージフロアボードg後部を持ち
上げてひもf等で懸吊した状態で取出される。な
お、符号bはフロントパネルを、cはバツクドア
を、dはリヤシートを、それぞれ示す。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、従来のラゲージフロアボードg
は、2枚のボードj,kで構成されている場合
は、第8図に示すように、それぞれのボードj,
kが蝶番lで連結されているためラゲージフロア
ボードgがその懸吊時に屈折されてフロントボー
ドjが持ち上げられず、タイヤeの収納、取出し
に困難を来すものであつた。一方単一のボードで
構成するラゲージフロアボードgの場合には、第
7図に示すように、ラゲージフロアボードgの懸
吊時にはラゲージフロアボードgの前端部側を支
点として傾斜状態を持ち上げられ、タイヤeの収
納、取出しは第8図のものに対し多少の容易さを
持つものの、開口状態が未だ充分でないのでタイ
ヤeの収納、取出し操作をスムーズに行うことが
できず、またラゲージフロアボードgが屈折され
ないために、車両が追突された場合、ラゲージフ
ロアボードgがリヤボードd方向に突進してしま
うことがあつた。
したがつて、本考案の目的は、ラゲージフロア
ボードの下部のある荷物の出し入れ時にラゲージ
フロアボードが全面的に且つ広く持ち上げられ、
しかも衝突時などにラゲージフロアボードが容易
に屈折されて衝突エネルギーが吸収される車両用
ラゲージフロアボードを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この目的を達成するために、本考案車両用ラゲ
ージフロアボードは、フロントボードとリヤボー
ドとをヒンジを介して屈折可能に連結したラゲー
ジフロアボードであつて、該ラゲージフロアボー
ドは、フロントボードの前端部を支点として回動
する車体側の回動部に軸支され、かつ上方に回動
した時、前記リヤボードを前記フロントボードに
対して荷物収納部側に折曲可能にすべく、前記ヒ
ンジが、互いに係合されるようフロントボードお
よびリヤボードに設けた切欠き部および突片に形
成したそれぞれの軸穴に連結棒を挿通し、捩りコ
イルばねが前記切欠き部と前記突片との隙間にお
いて前記連結棒に挿通介装し、かつ前記捩りコイ
ルばねの両端部をそれぞれ前記フロントボードお
よびリヤボードに挿着して構成し、かつ前記ラゲ
ージフロアボードの折曲状態を保持しつつその開
動状態を保持する保持具を車体ハツチ側と前記ラ
ゲージフロアボードの間に設けたことを特徴とす
る。
《作用》 ラゲージフロアボードを回動させると、リヤボ
ードがフロントボードに対してヒンジを介して荷
物収納部側に折曲された状態で持ち上げられるの
で、ラゲージフロアボードの下方が全面的にしか
も広く開放される。また追突時などにおいても、
ラゲージフロアボードは前記ヒンジにより屈折さ
れるので、衝突時のエネルギーが吸収される。
《実施例》 以下、この考案の一実施例について添付図面を
参照して説明する。
第1図は本考案による車両用ラゲージフロアボ
ードを車室内後部に装着した状態を示す。なお、
前述の従来例と同一部位には同一符号が付されて
おり、ここでは、その説明を省略する。ここで、
符号1が本考案に係るラゲージフロアボードを示
すものである。ラゲージフロアボード1は、フロ
ントボード2とリヤボード3がヒンジ12を介し
て連結されて形成されたもので、フロントボード
2側の回動部13により回動自在に軸支され、リ
ヤボード側3のロツク部14によりロツク係止さ
れている。前記ボード2,3は通常は合成樹脂を
用いて成形され、重量を軽く強度を強くするため
内部を中空にするか或いはリブで補強された薄板
で形成している。このラゲージフロアボード1
は、上方へ回動されると同図の二点鎖線で示す屈
折状態に折曲可能に構成されており、ラゲージフ
ロアボード1の保持手段をなす紐状の保持具15
が、その両端部をリヤボード3の側面並びに車体
ハツチ部に係止され、ラゲージフロアボード1を
前述の屈曲状態に保持するようになつている。
ヒンジ12は第2図に示すように、互いに係合
されるフロントボード2の切欠き部2aとリヤボ
ード3の突片3aに設けられたそれぞれの軸穴2
b,3bに連結軸4が挿通され、捩りコイルばね
5が切欠部2aと突片3aとの隙間において連結
軸4に挿通介装されて構成されている。なお、捩
りコイルばね5は、第3図に詳しく示されている
ように、その両端部5a,5aをそれぞれボード
2,3の装着溝2c,3c内に装着され、両端部
5a,5aをもつて両ボード2,3に矢印M,M
で示される捩りをモーメントを作用させている。
また、リヤボード3の突片3aの端面の一部3
a′ならびにフロントボード2の切欠き部2aを除
く端面の一部2a′は円弧状に形成されており、ボ
ード2,3は、捩りモーメントMにより上方へ向
けて回動可能であるが、反対方向への回動は規制
されている。
また、回動部13は第4図に示すように、フロ
ントボード2の前端部ブラケツト2dに取付けら
れた支持軸6が、フロアーパネルmにブラケツト
8を介して取付けられた開口軸受7に挿入軸支さ
れ、フロントボード2したがつてラゲージフロア
ボード1を回動自在に軸支している。
ロツク部14は第5図に示すように、リヤボー
ド3の後端部ブラケツト3dに回転軸9を介して
取付けられたフツク10が、車体パネルnに取付
けられた係止片11に係合されるように構成され
ている。フツク10はボード3の開口3eから操
作部10bを引上げることによりフツク係止部1
0aと係止片11との係合が二点鎖線で示される
ように解除される。
ラゲージフロアボード1は、通常はロツク部1
4のフツク10がロツクされて第1図に示す装着
位置に装着されているが、スペヤータイヤeの取
出し或いは収納時にはフツク10のロツクが解除
される。これによりラゲージフロアボード1は、
捩りコイルばね5の前記捩りモーメントMにより
両ボード2,3同志が上方に向けて自動的に屈折
される。そして、ラゲージフロアボード1が回動
すると、リヤボード3がヒンジ12を介してフロ
ントボード2に対して荷物収納部側に屈曲される
と同時にフロントボード2が回動部13を介して
回動され、ラゲージフロアボード1は図示に点鎖
線で示す形状と位置にまで持上げられる。この状
態でラゲージフロアボード1は該ラゲージフロア
ボード1および車体ハツチ側の間に設けた保持具
15により保持される。なお、保持具15は実施
例に限られず、例えばリヤボード3の側面に保持
片をピンを介して回動自在に保持しておき、この
保持片を車体ハツチ側に設けた保持具に回動係止
するようにしてもよい。ここで、符号gは従来の
単一ボードの持上げ位置を参考に示したものであ
るが、本考案によるラゲージフロアボード1は単
一ボードgの場合より開口が広く開放されてい
る。また、本考案によるラゲージフロアボード1
は追突時などには両ボード2,3同志が屈曲され
るので、衝突時のエネルギーが吸収される。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案の車両用ラゲージ
フロアボードは、ラゲージフロアボードの回動に
よつて形成される開口部が従来のものに対しより
大きくなるので、ラゲージフロアボード下方の荷
物スペースへの荷物の出し入れが容易に行われ
る。また、衝突などの事故時においてもラゲージ
フロアボードのリヤシートへの突進がヒンジによ
り阻止されて衝突エネルギーが吸収され、乗員の
安全が確保される。
さらに、フロントボードとリヤボードとは、ヒ
ンジを介して屈折可能に連結されており、このヒ
ンジは、上方に回動した時、前記リヤボードを前
記フロントボードに対して荷物収納部側に折曲可
能にすべく、互いに係合されるようフロントボー
ドおよびリヤボードに設けた切欠き部および突片
に形成されたそれぞれの軸穴に連結棒を挿通し、
捩りコイルばねを前記切欠き部と前記突片との隙
間において前記連結棒に挿通介装し、かつ前記捩
りコイルばねの両端部をそれぞれ前記フロントボ
ードおよびリヤボードに挿通して構成しているの
で、両ボードの折曲時にも突起物とならず、スペ
ヤー体やなどの出し入れの邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるラゲージフロ
アボードを装着した2ボツクス車の車体後部の概
略側面図、第2図は第1図に示すラゲージフロア
ボードのヒンジの概略斜視図、第3図は第2図の
X−X線に沿つた断面図、第4図は第1図に示す
ラゲージフロアボードの回動部の概略斜視図、第
5図は第1図に示すラゲージフロアボードのロツ
ク部の概略斜視図、第6図は2ボツクス車のバツ
クドアおよびラゲージフロアボードが持ち上げら
れた状態における車体後部の概略斜視図、第7図
は従来の単一のラゲージフロアボードを装着した
2ボツクス車の車体後部の概略側面図、第8図は
従来の連結ラゲージフロアボードを装着した2ボ
ツクス車の車体後部の概略側面図である。 1……ラゲージフロアボード、2……フロント
ボード、3……リヤボード、4……連結棒、5…
…捩りコイルばね、12……ヒンジ、13……回
動部、14……ロツク部、15……保持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントボードとリヤボードとをヒンジを介し
    て屈折可能に連結したラゲージフロアボードであ
    つて、該ラゲージフロアボードは、フロントボー
    ドの前端部を支点として回動する車体側の回動部
    に軸支され、かつ上方に回動した時、前記リヤボ
    ードを前記フロントボードに対して荷物収納部側
    に折曲可能にすべく、前記ヒンジが、互いに係合
    されるようフロントボードおよびリヤボードに設
    けた切欠き部および突片に形成したそれぞれの軸
    穴に連結棒を挿通し、捩りコイルばかが前記切欠
    き部と前記突片との〓間において前記連結棒に挿
    通介装し、かつ前記捩りコイルばねの両端部をそ
    れぞれ前記フロントボードおよびリヤボードに挿
    着して構成し、かつ前記ラゲージフロアボードの
    折曲状態を保持しつつその開動状態を保持する保
    持具を車体ハツチ側と前記ラゲージフロアボード
    の間に設けたことを特徴とする車両用ラゲージフ
    ロアボード。
JP1986036221U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0428852Y2 (ja)

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JPS62148447U JPS62148447U (ja) 1987-09-19
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JP5002297B2 (ja) 2007-03-28 2012-08-15 盟和産業株式会社 ヒンジ機構及びそれを利用した自動車のラゲッジボード構造
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